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 今回の『奢らせて頂きます!』ですが、今月の半ばに沖縄ツアーに行っていたという状況を生かし、フルートの西仲美咲さんを、沖縄にて奢る…という状況にさせて頂きました!…西仲さんの登場は、一昨年11月〔竹内大輔の『奢らせて頂きます!』6.(西仲美咲編)参照〕以来、丁度2年振りですが、この間、自分達を取り巻く環境は結構な変化があったように思います…。まだ西仲さんは東京に住んでいましたし、また、この時点では西仲さんのCDアルバムというのは1枚も作られていませんでした。そう考えると現時点で既に2枚のCDを発表し、自分を沖縄に何度も呼んで頂けたりと、音楽に対する姿勢が、常に前に前に向いていた証拠でしょう。今回はそんな変化も含めて、そして西仲さんの出身の沖縄で『奢らせて頂きます!』を開催出来るという事で、より深い部分の話しに持っていけるかもしれません。また、今回は沖縄ツアー中に行われましたが、日にち的に、沖縄本島でのライブを全て終え、次の日から宮古島、石垣島という離島に向かう…という状況でもありました。ツアーも振り返りつつ、今後の展望の話しも出るかもしれません。…では、どうぞ御覧下さい!

  沖縄のエンジニアの方に教えて貰ったお店でもありました  小ぢんまりながらも、味のあるお店でした


 ●日時…2012年11月13日(火) ●場所…那覇 ●お店…上海雲呑楼


西仲(以下、赤で表示)「凄いね、持ってきたんだね。“奢らせ”の為に。」

竹内(以下、緑で表示)「このレコーダーですか?…まあ、大した労力じゃないし(笑)。」

「ふふ、“奢らせ”の為に…(笑)。」

「…て言うか、勝手に略されてる(笑)。」

「瓶のオリオンもイイよね?」

「そうですね。元々自分、瓶ビールの方が好きですしね。」

「……。」

「何を…話しましょうかね…(笑)。」

「何を話しましょうかねぇ~。えへへ、えへ…みたいな。」

「ええと、じゃあ…。今回の沖縄ツアー、半分終わったわけじゃないですか。」

「え…、あー、半分終わったねぇ。あと3日間、宮古と石垣と…。」

「そうですね、前半戦が終わりましたね。どうですか、手応えは(笑)。」

「手応えねぇ…。その、何て言うんだろ…。新しく聴く人とか、初めて聴いて
 ビックリして貰う人が多いのが嬉しい…。初めてお会いする人が多いし。」


「…そうですよね。先日の平敷屋での演奏なんて、西仲さんの
 演奏自体を初めて聴いた人が殆どだったんじゃないですか?」


「殆どだと思う。フルートが吹ける事さえ知らないと思うから。」

「うんうん。」

「なんかね、実家に帰ったら、『皆が喜んでくれたよ』って、お母さんが御機嫌だった。」

「ああ…、いいですね。」

「なんか、『2,3歳、若返ったさぁ~』…みたいな(笑)。」

「…さぁ~(笑)。お母さん、お幾つなんですか?」

「いくつだったっけな、70ー…。」

「70越えてるんですか?」

「うん、辰年だから、72とか73かな。」

「お、じゃあそうですよ。うちの父親も辰年で、
 今年還暦だったから。…へー、元気ですね。」


「元気でしょ?見えないでしょ?」

「見えないです。まあでも、喜んで貰えて良かったですね。」

「うん、良かったー。その…、CDも売れたしね。」

「…CDの売れ行きは凄かったですよね。」

「人生初だね(笑)。」

「あははは(笑)。」

「あの勢い、凄いよね~。」

「ね、あんなに…。だって、演奏が始まる前から、来る人来る人が買っていってたから…。
 ここはそういう所なのかなって(笑)。たぶん、演奏前の時点で15枚は売れてましたよ。」


「嬉しかった~。」

「逆に、最後にサインコーナーを設けますから…みたいな。」

「うんうん。確か、全部で56枚売れた。」

「素晴らしい。」

「しかも、今日私のクリニックに来てた人、平敷屋で聴いてたんだって。」

「え、そうなんですか?…たまたま来たって事ですか?」

「今日のフルート吹いてた方の、クラシックのお弟子さんで、
 平敷屋にも行ってて、それで今日来る事に繋がったんだって。」


「成程ー。」

「だから、それも嬉しいなって。また新しい出会いだからさぁ。」

  瓶のオリオンも良いです♪

「…そのー、平敷屋って、遠いじゃないですか。那覇から見て…。」

「遠いね。」

「車だと、大体1時間ぐらいで着いちゃいますけど、車しか移動手段が無いし。
 あ、路線バスはありますけど、それだと2時間強は掛かっちゃうわけで…。」


「うん。」

「そうすると、あれですかね。別世界みたいなものなんですかね。」

「別世界だと思う。」

「あまり、そういった状況が東京では置き換えられなくて…。」

「ああー、そっかー。」

「ただ単に1時間で着くような場所…とは違うような感じがしてて。
 実際の所要時間のイメージより、もっと遠いような気がしますね。」


「え、大ちゃん(西仲さんは自分の事をこう呼びます)的にはどうなの?」

「だから逆に、遠くて世界観も違う…みたいな雰囲気が
 あるから、地元感が凄く出ているような気がしてて。」


「そうだね、那覇とかに比べればね。」

「東京の人って、あまり地元感が無くて…。地元に対する誇りとか…あまり無い(笑)。」

「えー、無いんだ~(笑)。それがよく分からんさ。」

「無いんですよ。ピンと来ないんですよね…。帰ってきたー!…って感じもしないし。」

「ふーん。」

「でも、東京の人って、そういうのは多いと思いますよ。」

「なんか生まれた場所…っていうか、住んでる場所って、
 結構人生の中で、左右するよね。比重が高いと言うか。」


「いやー、そうですよね。」

「今思うもん、凄く…。どんなに不便でも、2時間掛けても…、まあ、免許を
 取れって話しなんだけど(笑)、やっぱ平敷屋がいいなって思う。」


「凱旋ライブってあるじゃないですか。地方から都会に出てきて、
 頑張って、成功して、そしてまた地元に帰ってライブを行う…。」


「うん。」

「ああいうのって、東京出身者だとあまり出来ないかも。」

「あーー。」

「帰ってきた感が無いから(笑)。気持ちの問題が大きいとは思うんですけど。」

「あー、しないんだろうねぇ。」

「だから…、地元があるって良いなって話しです(笑)。」

「うん、良いよね。地元の応援って強いしね。ホント頑張ろうと思うもん。」

「自分は、板橋の成増って所の出身者ですけど、成増出身の!
 …って言われても…って感じがどこかしてしまいます(笑)。」


「え、成増って板橋区だったの?…埼玉県だと思ってた。」

「あ、まあ良く言われますけど(笑)。今日はなかなか深い話しをしてますね。」

「え、これって深い話しなの?」

「ええっ!?(笑)」

「でも、なんかタイミングだよね。今年はなんか、既に沖縄に戻ってきてて、
 CDも作ってて、たぶん、やらせて下さいって頼めば、やらせてくれたと思う。」


「ん?…平敷屋の公民館でのライブですか?」

「そうそう。今年ほど、地元の人に聴いて貰いたいと思った事は無かったから。」

「そっかー、じゃあやっぱりタイミングなんですね。地元の人の心強い事(笑)。」

「そうだね、同級生は…嬉しかったなぁ。あと、お母さんの友達とか?…恐らく私の事とか
 あまり知らないかもしれないんだけど、CDを買ってくれたりとか…、有難いよね。」


「もう、CDを買ってくれてる時点で、地元の人が応援してくれてる証拠ですよ。
 そんな50何枚もCDを買ってくれる人が地元にいるなんて…素晴らしいですよ。」


「もっともっと頑張ろうって思うよね。友達から『これ、うちの地元のやつなんだぜ』って
 思われるような人になりたいって、頑張ろうって思うよね。分かりやすく言うと。」


「いいと思います。やはり、今回はタイミングが良かった感じがありますね。
 CDを出したタイミングと、沖縄に戻ってきて約1年経ったぐらいのタイミング。」


「そうだね、あれ、今日何日?…ちょうど1年じゃないよね。」

「今日は13日です。」

「13日かぁ。じゃあ、あと2日だ。確か15日だった。」

「丁度ボジョレー解禁も15日ですよね(笑)。」

「あははは(笑)、そうだね、ボジョレー解禁よね。」

「宮古島でもボジョレー解禁とか、あるんですよね?」

「あるよーそれは…。ちょっとー(笑)!」

「いや、やっぱ“しま(泡盛)”だろ…って(笑)。」


-----2年前を振り返る-----


竹内「前にやったのが2年前だったんですよね。」

西仲「奢らせ?」

「奢らせ…(笑)。」

「あはははー(笑)。あ、そうだよね、今“奢らせ”中なんだよね。
 お腹空き過ぎて忘れてた。テンションが“奢らせ”じゃなかった(笑)。」


「いや、大丈夫です(笑)。自然な方が良いので。」

「リサーチしてさぁ、桜台のお店を。あの日以来、行ってないや(笑)。」

「まあ、沖縄に帰ってきちゃいましたし、仕方無いですよね(笑)。だからあれが
 2年前の11月にやってて、その2ヶ月後にレコーディングをするんですよ。」


「あー、そうだね。レコーディングの話しもした気がする。そして、その年に行った
 沖縄ツアー
西仲美咲、沖縄ツアー(2010.2.24~2.28)参照〕の話しもした。」

「あー、4人で回った時のやつですね。」

「懐かしいねー。」

「…そうですね(笑)。あはは。」

「なんかあの時、2回目の“奢らせ”出演を交渉してた気がする。」

「あー、してましたね(笑)。あの時、西仲さんの次がベースの池田君の予定に
 なっていて、それにも私行く!…みたいな事を言ってたんですよ。」


「そう、それで『駄目です』ってなってブログは終わってたよね。」

「そりゃ駄目でしょ(笑)!」

「あははは(笑)!…あー、でも、念願の“奢らせ”2回目出演。ありがとうございます!」

「ははは、念願なんですか(笑)?」

「あははは!…じゃあちょっと今、ツイッターで“奢らせ”中って書こうね。」

「はい。」

「いいよね、“奢らせ”って。」

「まあ、一度も言われた事無いですけど。…って言うか、“奢らせ”中…だと、
 どっちが奢っているのか、分からなくなるような気もするけど(笑)。」


「でも、あれって結構読んだ人が多くて、なんか反響が多かった。」

「あ、そうですよ。あの、ブログに拍手って機能があるんですけど…。」

「うん、知ってる知ってる。」

「あれの拍手数、史上2位とか3位ですよ。」

「嘘ーー!!…何回?」

「あー、何回だったかな…。20とか…。」

「凄ーーい。…え、1位は何回?誰なの?」

「確か、TRI4TH の何かのライブだったと思うんですけど。あと、
 西仲さんの2作目のレコーディングの記事も、近い拍手数なんです。」


「え、“奢らせ”の中だけじゃなくて、全体で…なの?…オーマイガッツ(笑)!」

「そうですよ。誰かが何回も押したんじゃないかって…(笑)。」

「え、何回も押せるの(笑)?」

「あ、どうだろう。やった事が無いから分からないです」 【※確認したら不可能でした】

「嬉しーー。」

「一時期は1位だったんですよ。それで、TRI4TH の、わりと最近のライブの記事が
 出来上がった時に、そっちが抜いたんだと思います。だから、今は1位ではないんですよ。」


「でも2位なんでしょ?」

「そう…だったと思うけどなぁ。レコーディングの記事の方が上だった気もしたけど。」

「凄ーい、何か嬉しいんだけど、ちょっとー(笑)。」

「あれはブログに表示されないですからね。どれが何位とかまでは…。
 ブログの管理ページの所に、拍手が多い順に出てくるページがあるんです。」


「えーー、でも TRI4TH には負けたか。でも、こっちは1人だからな(笑)。」

「メンバー1人1人のファンが押した…みたいな(笑)。」

  美味しそうです!

「それにしても、まさか“奢らせ”in 沖縄になるとは思わなかったなあ。」

「やっぱね。やっておきたいですよね。」

「でも、面白いよね。沖縄でやるのって。」

「こっちこそ念願でしたから(笑)。」


-----外に向けて…-----


西仲「来年は海外だね、私達。」

竹内「ああ、行けたら良いですね。なんか、台湾でやろうとかやらないとか…。」

「そうね、台湾は、、、。」

「何故に台湾?…って部分もありますけど。」

「近いから?」

「あー…(笑)。近い海外だからって感じですか?」

「うん。近いのと、シーンがまだ開拓されてない感じがして…。日本と…というか、
 沖縄とも仲が良いらしいから、その辺りにも注目してみたいっていうか…。」


「そういえば台湾って、たまに沖縄みたいな建物があったりしますよね。瓦屋根の。」

「ホント?」

「あー、でも、色がちょっと違うのかな…。あと、お寺の門にも屋根があったりするし。」

「あ、でも、沖縄は中国の影響が強いからね。」

「成程。あと、緯度も似たような感じですもんね。やっぱ近いんだな。」

「そうだね。あと、例えばアメリカとか…英語圏とかの場所だと、自分の
 スタイルはウケない…と思うわけ(笑)。でも、ある程度のオリジナリティを
 持って挑みたいから、そしたら別にニューヨークじゃないでしょ…って。」


「今のスタイルを崩さずに…って事ですかね。」

「うん…。分からないけどね。来年のスケジュールが、まだピンと来ないね。」

「うーん。」

「あのね、最近私のHPから仕事の依頼とかのメールが来るんだけど、
 “フルート”、“沖縄民謡を吹く人”、“ジャズ”で検索して、ヒットした
 …みたいな。そういう依頼がね、3件も来た、今まで。」


「へー。」

「求められてるんだなって。そういうイメージを持っている人がいるんだなって。」

「そうですね。“沖縄民謡”、“ジャズ”までは沢山ありそうな気もしますけど、
 その先の“フルート”となると、…そうですね、他の方は知らないですね(笑)。」


「知らないよねー(笑)。」

「自分の周りには…いないです。」

「あはははー、いたらちょっとウケるんですけどー(笑)。」

「いや、いたら参考にしたりとか、アドバイス出来たりしますから。…いないからなぁ。」

「アドバイスとか(笑)。」

「そうですね。だから西仲さんには、その道を作って貰わなければいけないですよね。」

「道?」

「今後そういう人が出てくるかもしれないじゃないですか。」

「うんうん…。そうだね。」

「……。」

「あれ、『aka is. funky』がヨナミネハウスで50枚売れた話し、したっけ?」

「……?…した…ような、してないような(笑)?」

「適当男だねー!…興味無いと、こうなんだよね大ちゃんって。大丈夫なの(笑)?」

「した…んじゃないですかね(笑)。」

「いや、それはしてないよー。いや、したけど覚えて
 なかったって事は、興味無いって事だよ、それ!」


「え、このツアー中に話しませんでした?」

「たぶん、したような…。したような気はするけど、…でも覚えてないでしょ?」

「いやいや…。したかもしれない…ってぐらいまでは覚えています(笑)。」

「適当過ぎるー、ビックリするわー(笑)。」

「あははは(笑)。」

「50枚ー、ヨナミネハウスで売れてー、この間マスターと
 バッタリ会った時に発注して貰ったっていう話し…したよね?」


「……、…したと思います(笑)。」

「いや、それ絶対覚えてない(笑)。…でも50枚が、自分の目の
 届いていない所で誰かの手に渡っているって、凄いよね。」


「うーん、それはそうですよ。」

「ホント、CDって凄い。」

「自分の子供が巣立っていくみたいな…。」

「そうそう、そんな気持ちになった。…来年はまたCD出したいなー。」

「今度はオリジナルですか?」

「うーん、そうだね。」

「でも、曲数とかまだ足りないですよね(笑)。」

「そう、足りないの(笑)。今、作れないんだ、鍵盤が無いから…。」

「そうなんですか。でも、鍵盤は無いなら無いで、新鮮な曲が作れそうですけど(笑)。」

「それは分からんさ。」

「手癖とか…。普段やらない楽器で作ったら、面白い事になりそうなイメージはあります。」

「そっか。でも、シンプルなメロディでも、ハーモニーとかでさ、
 凄く感動的になったり、お洒落になったりするじゃない?」


「なりますねー。」

「だから、ハーモニーって凄いよね!」

「あはは(笑)。まあ、そうですね。」

「単旋律じゃん、フルートって。だから1回、フワーーってのを味わいたいわけ。」

「コード・トーンで…って事ですか?」

「…っていうのは、“赤田首里殿内”のサビのところの、3回目の
 コードがDmだっけ?…あれが鳴るところがとーっても好きなわけ!」


「あれ俺のアイデアじゃないですか。」

「そう(笑)、知ってるよ。知ってるよー(笑)。」

「いや、俺のアイデアというか…。」

「手直しして貰ったじゃない?」

「確か、最初は全部Dmだったんですよ。」

「そっか、それで、ここだけにして…。」

「そうそう、サビの4小節、同じメロディが4回出てくるところの頭のコードが
 全部Dmになってて、たぶん響き的に好きだからそうしたんでしょうけど、
 好きなハーモニーは、ここぞ!という時に出てきた方が効果的だと
 思ったから、他の頭のコードは普通の感じに聴こえるB♭にして、
 3回目だけDmにした。…ような気がします。もうだいぶ前ですよね。」


「そう、4月だよあれ。あの時は、アレンジして貰ったのに、更に
 アドバイスまで頂いて…。あのコードの雰囲気って、フルートでは
 味わえないんだよね。自分の心の中では鳴っているんだけど。」


「そうなんですか?…まあ、メロディは一緒ですもんね。
 でも、いずれ味わえる日が来ますよ!」


「また適当な…(笑)。」


-----今の自分と未来の自分-----


西仲「今年1年間は、結構駆け抜けたなぁ、これでも…。リラックスしつつも(笑)。」

竹内「そうですよね。もう、行ったり来たり…でしたもんね。」

「うん、楽しかったー。でも、生きていく所?住む所?
 …っていうのは、東京じゃないって思ってたから。」


「あ、もう東京に住み始めてた時から…って事ですか?」

「そう、いつか沖縄に絶対に帰ろう…っていうのが目標だったから、だから
 今は沖縄を拠点にして、あちこちに行けるっていうのは、夢のようだよね。」


「そうですねぇ。」

「そんなの出来ないって思ってたからね。」

「うんうん。」

「まあ、それが儲かってるか、儲かってないか…っていうと
 別の話しなんだけどさ…。心の豊かさって事ね。」


「成程。まあ、会社勤めに関しても同じ事ですからね。」

「そうだね、台湾も近いし(笑)。」

「うーん、まあ確かに、そいういった台湾とか、色々な所に外に向けて
 頑張りたいってなると、CDは新しく作った方が良いですよね(笑)。」


「うん…、曲が無いけど(笑)。」

「やっぱり原動力的に違いますよね。新たなプロジェクトに向けて既存のCDを
 持っていくってなっても、そのCDでのプロジェクトは1回やっちゃってますからね。」


「今回のCD『あかばなーのうた』は、なんか、自分のCDです、聴いて下さいー!
 …って言うのが凄く推しやすかったというか…。沖縄民謡をやってるから、色々と
 “The Flute”にしても、“Coralway”にしても、取り上げてくれる人も多かったし。」


「そうですね。」

「その、ターゲットじゃないけど、テーマってものが決まっているから。」

「分かりやすいですしね。」

「そう、分かりやすくて、媒体も受け止めやすいっていうか…。」

「それは分かる。」

「訳の分からないフルート奏者西仲美咲が、訳の分からない
 オリジナルを吹いてるのとは、違うじゃん(笑)?」


「あははは(笑)。…まあ、それよりは勧めやすいですよね。」

「そうそう(笑)。だから、我ながら良いアルバムが仕上がったなと
 思ってる。…それで、大ちゃん覚えてる?…1月に沖縄に来た時に、
 友達と夜中に御飯食べに行ったじゃない?…あの時に、もう沖縄民謡の
 アルバム、出せるんじゃないですか?…みたいな話しをしてて、でも
 私は、いやいや、まだ考えられないよ…みたいな事を言ってたんだよ。」


「はいはい、そうだったかもしれない。」

「でも、ある日、急にスイッチが入ったんだよね。今年出さなきゃいけない…って。」

「1月にその話しをして、、、早いっすね(笑)。」

「そう、早くない?(笑)…それで5月にレコーディングしたよね。」

「…って事は、3月辺りには決めてますよね。」

「そう、我ながら早いな…と思って(笑)。それで、あの時はまだ“赤田首里殿内”が
 無くて、アルバムにするには1曲足りないな…と思ったから、持ってきたのね。」


「そうかそうか。」

「でも、まあ狙ったわけじゃなくて、本当に大好きな曲だったから、これを
 8分の6拍子とかでやった格好良いんじゃないかな…って考えは前からあった。」


「成程、頭の中にはあったと。」

「そうそう。だからオリジナルCDにしても、出すぞ!
 …ってなったら出来るんじゃないかと思う。」


「“赤田首里殿内”は、自分は元のバージョンのも1,2回聴いたんですけど…。」

「元のバージョン?…もう忘れてしまったさね。自分のばっかり聴いてるから(笑)。」

「そもそも3拍子じゃないですもんね。あれは凄く、化けたな…と思います。」

「格好良いよね。」

「なんか、キャッチーになったな…って。」

「キャッチーだよね!…実は私もそう思ってたんだー(笑)♪超キャッチーだよ…って。」

「あはは(笑)。でも、それは大事ですよ。民謡とか、多くの人に
 知られてはいるけど、やはり沖縄の人に知られているわけで、それを
 他の地域の人に、ひとまずは聴きやすくする媒体を作ってあげる…って
 いう意味で、キャッチーというのは凄く大きな部分だと思います。」


「うんうんうん。」

「それで、この曲って、元はどんな感じなのかな…とか
 思える切っ掛けになれば良いなと思うし。だからキャッチー
 であれば、結構雰囲気は変わっても良いとは思います。」


「うんうん、自分でもキャッチーだなと思いながら…酔いしれてる(笑)。 
 まあ、だいぶアレンジの面では、大ちゃんのお世話になっちゃって…。」


「そうですね。」

「そうですね…って(笑)!…まあ、大ちゃんは無くてはならない存在ですかね(笑)。」

「あざっす(笑)!」

「…そう、だから言ったじゃん、大ちゃん。あれは4月だっけ、覚えてる?美咲の目標。」

「はあ…。」

「覚えてないの?また(笑)…。那覇の Stir で飲んだ時に、
 目標というか、これくらいに美咲はなりたいって言ったんだけど。」


「あの、大きな外人が居たところでしょ(笑)?」

「そうそう(笑)、ジョ…なんだっけ?…ジェイソン(笑)?」

「流石にジェイソンではないと思うな(笑)。ジョンとか…?」

「ジョン…かな。それで、具体的な目標があるって…、言ったじゃーん、覚えてないの?」

「具体的な目標…。」

「結構適当な奴なんだな。あははは(笑)。」

「…根が不真面目なもので…(笑)。」

「美咲が大ちゃんに払うギャラを、ゼロ1つ増やしたいって言ったんだよ。」

「…言ってた!!」

「嘘ー(笑)!」

「…いや、それは言ってましたよ。覚えてます。」

「そんな仕事をしたいわけ。」

「はいはい…。あれでしょ、100円が1000円でしょ(笑)?」

「そうそう(笑)、100円が1000円(笑)!」

「しましたねー、それは。確かに。」

「その気持ちは、今でも変わらない…。」

「そうなると、結構な覚悟が要りますよね。」

「覚悟って程でも無いんだけど。思ってれば実現出来る…って
 感じ。勿論、私はその倍は貰おうと思ってるけどね(笑)。」


「それは…当然じゃないですか。やはり発案者の存在って大きいですから。」

「経費も掛かるからさ…。それも踏まえて、ゼロが1つ増えしたいって話し。」

「そうですね。そう思ってるって事は、実現出来るんじゃないですか(笑)?」

「なんだその言い方はー(笑)!」


-----締めに向かいます------


西仲「じゃあ大ちゃん、明日から宮古、よろしくね。」

竹内「はい、じゃあ締めの一言でもを頂いて…。」

「締めの一言?…こんなに喋っているのに何を締めるの(笑)?」

「あははは(笑)。じゃあ、明日以降の意気込みを…。」

「意気込みって言ったって、これブログにするときにはもう終わってるんでしょ?」

「確かに(笑)。しかも完成とかは翌年になりそうな気もします(笑)。」

「ええ~!?」

「確かに、リアルに伝わらないかもなあ…。じゃ、いっか…(笑)。」

「ん。」

「どんな終わりだ…っていう(笑)。新しいですね。」

「まあ、いつでもフレッシュさを保っていきたいよね、私達は。」

「はは(笑)、そうですね。歳をとると、どうしても新鮮さが鈍ってきてしまう…。」

「そうだよね。だって、初めての感覚って、その時しか味わえないじゃん。」

「そうなんですよ。だから初めてって言うんですけど(笑)、大切にしたいですよね。」

「これから何度、フレッシュ感を味わえるのかなって。」

「だからやっぱりオリジナルの曲とか、大切にしなきゃなって思いますよね。自分で
 作った曲だから、どの時点で初めてか…っていう線引きは難しいですけど、
 やはり初めて人前で演奏した場…っていうのは覚えていた方が良さそうです。」


「あー。」

「その時のインスピレーションとか、独特のものだと思うんです。
 2回目以降だと、まあ、悪い意味で慣れちゃうって言うか…。」


「勉強になった今の言葉ー。」

「あはは(笑)。やっぱ、1回目の大事さってやつですよね。オリジナルでなくても、
 人前で初めて取り上げる曲とか、大きく捉えた方が良いと思います。」


「うんうん。」

「今度の月末、自分のトリオでカバー曲ばかりのレコーディングを行うんですけど、
 今のところ、曲が足りてないから、色々とアレンジをしているんですよ。…で、
 この前の自分のライブで、何曲か初めて演奏した曲があって…。なんか、
 その時の事を忘れないでレコーディングに望みたいなって思いました。」


「おお~。」

「勿論、慣れたいは慣れたいんですけどね…、演奏的にも。ただ、
 初めて演奏した感覚って、忘れたくない感じがするんですよ。」


「いやー、本当に良いミュージシャンですね、竹内君は。」

「ありがとうございます。今の言葉、締めの物に使って宜しいでしょうか(笑)?」

「あはは、締めてみた(笑)。」

「結構、綺麗な感じでしたよね(笑)。」

「ね。旅はしやすいし。放置してても勝手にどこかに行くし…。」

「え、そこ(笑)!?」

  この翌日、自分達は宮古島へ…


 ☆本日の注文品

・瓶ビール中(550円×2点)…1650円
・ピータン…300円
・焼き雲呑(420円×2点)…840円
・冷やし雲呑…630円
・チャーハン…580円
・お通し(300円×2点)…600円


 計4600円!…奢らせて頂きました!!


 そして恒例の、2012年の軌跡です…。


・1月、木村創生…9100円
・3月、海野あゆみ…8460円
・5月、寺岡佑…12720円
・7月、川上彬子…5348円
・9月、織田祐亮、陽子…10170円
・11月、西仲美咲…4600円



6人に計50398円も奢らせて頂きました!!


 月によって額に差が出る結果になりましたね。1年目と同じく、また5万円台です(笑)。

 ☆西仲美咲さんのHP…misakinishinaka.com/

 ☆那覇上海雲呑楼のブログ…http://wtrou.ti-da.net/

拍手[25回]

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 奇数月恒例の『奢らせて頂きます』ですが、今回は初めての試みとして、自分対2人…という状況でやってみました。お相手は、TRI4TH のリーダーであり、トランぺッターでもある織田祐亮君と、その嫁でもある織田陽子さんです。つまりは夫婦との対談だったわけですが(笑)、こちらから頼んでもないのに、2人で御揃いの TRI4TH Tシャツを着て出向いていて、気合いの入れようを感じさせてくれました(笑)。…ちなみに、どうしても今回は皆の時間を調整するのが難しく、深夜24:00~と、初の深夜時間帯の飲みとなっています。

  幻の写真となりました(笑)

 当初、織田夫妻が住む練馬近辺にしようと、色々なお店をあたってみたのですが、お客が沢山で入れなかったり、クローズが思ったより早かった等、なかなかお目当てのお店が見付けられないでいました(左上の写真は、結局入れなかった練馬のお店の前にて…笑)。…そんな時、実は第一候補に決めていたという、野方のお店の提案が織田君から出され、一路タクシーで野方へ向かったのです。
 練馬と野方はそんなに離れてないので、タクシーだとすぐ…という感じですが、ここでついにお店に入る事が出来ました。野方は織田君にとって、東京に出てきて初めて1人暮らしを始めた場所らしく、ある意味で一番縁のある地域との事。入ったお店も、昔は本当によく飲みに来ていたという事で、確かに第一候補であった事も頷けるというものでした。…という事で、織田夫妻を迎えて色々な話しをしてきました。どうぞ御覧下さいませ!

  同じポーズ…(笑)  渋めの店内


 
●日時…2012年9月29日(28日深夜) ●場所…野方 ●お店…備長


竹内(以下、緑で表示)「よろしくお願いします。」


織田祐亮(以下、濃い青で表示)「よろしくお願いしまーす!」

織田陽子(以下、濃い赤で表示)「よろしくお願いしまーす!」

「いやいやいや…。生ビール、旨いっすね。」

「2人を相手にする…っていうのは初めてなので…、どういう記事に
 なるのか楽しみです。
このお店はよく来てたんですか?」


「結婚する前に、野方に住んでたんですよ。ここから歩いて5分くらいの所に。」

「ああ、そうなんですか。」

「僕、出身が大宮じゃないですか。…で、東京に出てきて最初に
 住んだのが野方だったんです。だから、しょっちゅう
来てましたよ。
 TRI4TH の練習後とかも、よく来てました。」


「へー、それって何年くらい前ですか?」

「だから…、結婚する前だから、1年前くらいは野方に住んでました。」

「ふーん、結構最近まで…って事ですよね。」

「ちょうど竹うっちゃん(織田君は竹内の事をこう呼びます)
 
出会うくらいに引っ越しをしたので…。」


「成程。じゃあ、最初に宇都宮でやった時は、まだこの辺りに住んでたって事ですかね。」

「そうですね。…で、このお店が一番来てたんですけど、
 
何でかって言うと、今は無きレバ刺しがあって…。」


「あー、はいはい…。」

「このメニューにあるやつ、“ちょいレバ”っていって、
 
ちょっと炙ってあるんですよ。これが…やばいです。…ね?」


「…これが…好き。」

「そう、やばいんですよ。」

「へー、、、。」

「……。」

「……。」

「陽子ちゃん、凄い大人しいですねぇ(笑)。」

「確かに…。」

「ええ、失言しそうで…(笑)。」

「そういうのは全部書きますから(笑)。」

「でしょ(笑)?…だから、今日はクレバーな感じでいこうかと…。」

「クレバー…。」

「レバーだけに!?」

「ヒューーーーーー!!」

「あらららら…。」

「失言1ですな(笑)。」

「ええっ??」

「今の竹うっちゃんじゃないですか(笑)。」

「今の竹内さんじゃないですか(笑)!」

「凄い、総一致…。」

「…で、TRI4TH でニューヨークに行ったじゃないですか。
 
その時のお祝いも、その都度、ここで行っていたんですよ。」


「へー。」

「だから、地元は大宮ですけど、東京で一番縁があるのは、ここだと思う。」

「ホント大好きだよねー。」

「今回は久々で…?」

「久々ですね。」

「何度も来ようと思って、挫折しました。」

「野方と練馬って微妙な距離なんで、歩くとキツいし…。」

「…かと言って、電車で行こうとすると、相当な大回りですものね。」

「そうなんですよね。西武新宿線に乗り換えて…とか…。当時は、用事が
 あると、高円寺まで自転車で行って、そこから中央線で行ったものです。」


「それは賢いかもしれませんね。」

「あと、じゅんじゅん(藤田淳之介君)が当時、高円寺に住んでたんで…。」

「あ、そっか。それは近いわ。」

「もう、やたらと飲みに行ってて。ホントに、週に3、4回とか…。」

「それは…、結構な飲み代になりそうですな。」

「高円寺がまた楽しいんですよ。」

「ふーん。」

「…あの、皆、どんな話ししてるの、これ(笑)?」

「あれ、見てないですか?」

「見てますよ。あの、海野(海野あゆみさん)のやつとか、じゅんじゅんのとか…。」

「あ、海野さんのは、全く参考にならないです(笑)。」

「ふふふふ(笑)。」

「じゅんじゅんは、わりと音楽寄りとか…、普通な感じの話題だったかな。
 まあ、あまり決めなくて良いですよ。自然に、自然に♪」


「そうですか。」

「別に、自分から質問があるわけでもなく…(笑)。」

「あとは、竹うっちゃんのセンスで拾われていくと…。」

「そうですね。」

「……。」

「……。」

「あははは、喋らないですね(笑)。」

「…だって、ここに来る前に、私いったん、今日はどのキャラでいこうかなって…。」

「キャラ?」

「ははははは(笑)。」

「あ、竹内さん、食べて下さい。これが食べたくて食べたくて…。」

「おおー、これは…、いくらでもイケますな…♪」

「レバ刺し、平気?」

「全然平気です。」

  Tシャツ…  合わせてくる(笑)


「ここは、焼鳥も美味しいんですよ。」

「お酒に合うやつとか、いっぱいあります。」

「焼鳥とか…、俺は好きだけど、陽子ちゃんが
 
嫌いなやつ…、何だっけ、シロとかもお勧めです。」


「あー。」

「好き嫌いとかあります?」

「僕は…、鳥皮と…、フキノトウですね。」

「あははははは(笑)。」

「ははは(笑)、焼鳥からまた変化球が来た(笑)。」

「その2つですね。」

「えー、俺、鳥皮とか凄い好きなんですけど…。」

「いや、焼鳥の鳥皮は好きなんですけど、あの、鳥のトマト煮とかで鳥皮があると、
 皮の部分が柔らかくなって
いるじゃないですか。あれがちょっと苦手です。」


「香ばしいなら良いんだ。」

「そう。」

「…と言うか、そもそも焼鳥の中の話しじゃなかったんですね(笑)。」

「あと、冷凍グリーンピース。」

「あ、増えた(笑)。」

「いや、今のはわりと美味しいんですよ。」

「じゃあ、いいじゃん(笑)!」

「あの、僕が小学校ぐらいの時は冷凍技術が悪かったから、
 
ミックス・ベジタブルとか、みんな嫌いだったんですよ。」


「あー、分かるかも。回りでも結構いましたわ。人参とか…。」

「そうなんですよ。ミックス・ベジタブルで大丈夫なのはコーンだけです。」

「はは、それ分かる、それ分かる(笑)。」

「唯一アンパイな…(笑)。」

「そうそう。コーンだけ入れてれば良いだろ!…っていう。」

「それじゃあ“ミックス”にならないですよ(笑)。」

「あははは(笑)。」

「え、好き嫌い、あります?」

「ありますよ。このシリーズで何度も言ってますが、
 ドライフルーツ全般です。その王者がレーズンです。」


「へー、まあ、俺もあまり好きではないけど…。」

「レーズンなんか、見たくもないくらいですけど。」

「相当嫌いじゃないですか!」

「色々聞いておこう。今後、うちに招待する時の参考になるかもしれないし…。」


-----嫁、喋り始める-----



織田陽子「いつも何を食べてるんですか?」

竹内「は?」

織田祐亮「ふふふふふ(笑)。」

「なんか、凄いの食べてそうじゃない?」

「何、朝からフレンチとか(笑)?」

「まあ、あれだよね。竹うっちゃんは、生活感があまり無いというか…。」

「そう、無いの。分かんないの。謎めいてるよね?」

「そうですかね。まあ、和食が基本的に好きですけどね。」

「なんか、ラーメンとかオプションで食べてる気がするよね。皆に合わせて。」

「いや、ラーメン好きですよ。特に豚骨系が。家系とか…。」

「なんか…見直したわ。」

「自分の住んでる要町にも、ラーメン屋が何軒かあって、
 
別に特段美味いわけでもないんですよ。…でも、行っちゃうんですよ。」


「あははは、好きなんだ(笑)。」

「でも分かる。なんか、現代のラーメン屋にない
 魅力みたいなのが、そういう所にはあったりしますよね。」


「この会は、私が竹内さんに質問しても良いんですか?」

「まあ、良いんじゃないですか?」

「カットされるかどうかは、竹うっちゃん次第だしね。」

「なんか、部活動とか、そういった事はやってましたか?」

「部活?」

「おー。」

「ジャズ研究会。軽音楽部。」

「軽音楽部?」

「そう、大学の時。ジャズ研究会は高校の時。」

「中学の時は?」

「写真部。」

「な…、今と同じじゃないですか!」

「凄いね。」

「そうなんだー!…筋、通ってるね。」

「そう言われれば、そうですね。」

「へー、変わらないもんですね。」

「鉄道研究会…っていうのにも入ってましたしね(笑)。」

「それこそ筋が通ってますね(笑)。」


-----織田祐亮君がトイレに行く-----


竹内「なんか、お2人の馴れ初めとか…聞きたいですねえ。」

織田陽子「え、興味無いじゃないですか!」

「いやいや、聞きたいですよ(笑)。」

「野暮な話しですよ。それより、竹内さんに音楽の話し、して貰いたいわ。」

「まあまあ、そういった話しは、わりと他でもしてますから…。」

「馴れ初めって言うか…、私がソルフェージュを習ってて…。
 あ、
竹内さん、ソルフェージュってやってましたか?」

「いや、特には通ってないですね…。」

「え、それであんなに弾けるんですか?」

「いやいや…。まあ、理論は習ってなくもなかったけど、
 それを演奏に生かしてる方向にしてた意識はなかったかも…。」


「どういう頭の構造になっているか知りたいです。」

「……。」

織田祐亮「どんな話しになってますか?」

「全然話してくれないですね、2人の馴れ初め(笑)。」

「なんで?」

「恥ずかしいんですかね。」

「やっぱり、もう1杯ビール飲んだ方が、良いんじゃない?」

「いやいや、食べれなくなっちゃうよ…。ちょっと、一緒に飲みましょうよー。」

「すみませんー。生ビールを…2つ下さい。」

「…竹内さんが沢山飲むなんて知らなかったから…。凄い…良かった。」

「いや、そんなに飲まないけど。」

「飲むよー(笑)。なんか、潰れる人が好きなんだよね?」

「大好き!…そう、優しくなっちゃう(笑)。」

「あまり、この前はそんな感じじゃなかったですよね。」

「ええっ?…竹内さんにはそんなに…。」

「そんなに…だね。俺にだけ…ね。」

「祐亮さんはヒドイじゃーん。」

「そうだね、ごめんなさい、ごめんなさい(笑)。」

「もう、何をやってるの~?…みたいな目で見てきたから…。」

「あははは(笑)。あれはもう地獄だったからなあ。」

「じゃあ、音楽の話しでもしますか。」

「え、馴れ初めを聞いてないんですけど!?」

「ああ、それは…。うちのお袋にソルフェージュを習ってたから…。」

「あ、そうなんですか!…なんでまた。偶然?」

「あのー、マリンバの先生…、あ、私、マリンバやってるんですけど。」

「知ってます!」

「そのマリンバの先生とオリパパが、吹奏楽コンクールの審査員で一緒で…。」

「ふーん。」

「…で、私、ソルフェージュとか全然知らなかったけど…、
 そのー…、高校の授業に全然付いていけなくて…。
 急に、楽典全部知ってるでしょ?から始まった感じがあったから。」


「高校で…、そんなのやるんですか?」

「音楽高校だったんだよね。埼玉の方の…。」

「成程。それでソルフェージュを、オリママに習いに行ったと…。」

「その時はまだ会わなかったけどね。その時は僕は愛知に行ってましたから。」

「教え方が凄い上手だったんですよ。これは1つの手段よ…っていう感じ
 だったから。だから凄いエイコ先生が好きで。なんだか大きくて、存在が…。」


「ふーん、そして…知り合ったと。」

「そうですね。」

「でも、知り合っただけなら、結婚には結びつかないですよね。」

「…私、結構、劣等感と、変なプライドの狭間でですね…。」

「劣等感!?…どういう…。」

「…要は、私も陽子ちゃんも、第1志望の大学には入れて
 ないんですよ。東京芸術大学を受けていたんですけど…。」


「もう、その話し、いいよー!」

「なんで!…まあ、今となっては…なんですけど。
 当時はやっぱり、クラシックをやっていたから…。」


「はいはい。」

「俺がトランペットを始めたのが中学2年生の頃で、それまでは
 野球をやっていたり…、卓球部にいたりとかで…。」


「何だか面白いですね(笑)。」

「まあ、それで、大学に4年間行って、それらが終わった頃かな…。
 一緒にコンサートに出る機会があって、そこで出会ったんですよ。
 まあ、その時はそんなまだ…仲良くないんですけど。」


「仲良くない…って言うか、まだお互い知らないって事ね…。言い方、言い方(笑)!」

「…で、実は TRI4TH の前身の時…まだ友貴もいなくて…。」

「淳之介さんもいなかった。」

「あれ、それはまさかのフィッシュカッターの時ですか?」

「いや、TRI4TH です(笑)。…で、その時3人編成
 だったんですけど、凄くライブに来てくれたんですよ。」


「え、それは、知ってた…って事?」

「いや、オリママに聞いて…。」

「はいはい。なんか、ここからが面白い話しになるって感じですかね(笑)。」

  美味しいものばかりでした♪


「まあ…、お開きになるんじゃないかって時間かもしれませんけど…(笑)。」

「いやいや(笑)。」

「それで、その後にじゅんじゅんが入って4人になって、大宮で
 夢祭りっていうイベントがありまして…。そこに TRI4TH が
 誘って貰って出まして、陽子ちゃんの“ざくろ”ってバンドも
 出てまして…。それで仲良くなって、付き合うようになったんです。」


「へー、じゃあ長いですね。」

「いや、でも1度別れてるんですよ。」

「ええっ!?」

「そう、1年も経たず…だったよね。」

「でも、その後に復活するって事ですよね。うわー、そういう経験無いからなあ…。」

「たぶん理由として、要は僕が、陽子ちゃんの師匠の息子なわけじゃないですか。」

「あー、成程ね。」

「だらしない所とか、酔っ払った所とか見せられない…みたいな。」

「まあ、結果見せてますけどね(笑)。」

「それで、2年ぐらい間をあけて…。」

「へー。でも、2年も間をあけていたら…、ライブとか来ないですよね。」

「それが、行ってて…。」

「え?マジか…。来てたの?どういう事?」

「あのー(笑)、やっぱりどうしても、エイコ先生に似てらっしゃるじゃないですか。」

「体格が?」

「失礼ですよ(笑)!」

「体格というか、言う言葉というか、やはり流れている血が一緒だから…ってのも
 あるかもしれないんですけど。私、基本的に、自分で悩んでいる事の答えって、
 最低でも、自分が悪かった、頑張ろ!…っていうのが結果にしているんですよ。」


「成程。」

「でも、誰かのせいにしたいし、あの人が悪かった…とか、言いたいけど、最終的に
 そこに落ち着くっていうのが分かっている時に、一番近い所で相談に乗ってくれ
 たのが、エイコ先生と祐亮さんだったんです。…で、何か被っちゃって…。」


「うんうん。」

「…で、祐亮さんの場合は、付き合っている時に、自分らしさを全開に出したら
 引かれるだろうなって…。だって、こんなんじゃ…引くでしょ?」


「最初って事ですか?」

「いや、いつもです。…今だって引かれてるかもしれないし。」

「…かもしれないですね。」

「ふふふふ(笑)。」

「失礼だよねー、この人はー(笑)。ははは、豪快(笑)。ホントあの人、豪快!」

「そうですかね(笑)。」

「なんか竹内さんって、普通にしてたらさ、イケメンだしさ、なんか音楽も
 凄いし、モテるのにー、なんかポロっとSっ気を出してきてさ…。」


「それは性格だから仕方ない。」

「それなのに、どんな人なのかー、って興味持っちゃうじゃない。なんかズルいわ。」

「それは、そっち次第の話しでしょ!」

「なんか、つっけんどんなラーメン屋みたいだよね(笑)。」

「あはは、だまって食え…みたいな(笑)。」

「なんかズルいよね~。」

「はいはい。じゃあ、馴れ初めは分かりましたから…(笑)。」


-----今後の展望をお願いします-----


織田陽子「あのー、前に竹内さんにお話しした事があるのですが…。」

竹内「はいはい。」

「たぶん、竹内さんが覚えてらっしゃるかは、私がうる覚えで…分からないけどー…。」

「ん?酔ってますか(笑)?」

織田祐亮「大丈夫ね?」

「いつも酔ってますから(笑)。」

「確かに。」

「やっぱり、音楽って、作っていくメンバー同士で決まっていくじゃないですか。」

「そうですね。人間同士でやりますからね。」

「祐亮さんはたぶん…、竹内さんに出会えて良かったと思う、私は。」

「うんうん。」

「何ですか突然(笑)。」

「まず、賢いし。」

「いやいや…。」

「賢さっていうのが、学問的な賢さもあるけど、音楽に対しての賢さもあるっていうか…。」

「そうですかね。」

「祐亮さんもやりそうで、ちょっと実直な感じもするけど、
 それはそれで、いつも近道を探しているタイプなんですよ。」


「…苦い顔してますけど(笑)。」

「ふふふふ(笑)。」

「やっぱ、そういう時にメンバーっていうものが重要になってきて、近道が
 良いんですけど、なかなかそうはいかなくて…。それでも人間だから、
 やっぱり最短を探していくんですよね、きっと…。大回りし過ぎない、一番
 折り合いの付く所…っていう時に、メンバーの力量が重要になっていくって
 私は思ってて…って、これは本当に載せて貰わなくて良いんですけど。」


「いや、載せます(笑)。」

「あはは、だって竹内さん、べた褒めになっちゃうから(笑)。」

「ははは、書き辛い…みたいな(笑)。」

「いやいや全然(笑)。どうぞ続けて下さいな。」

「いや、まあ…、だから、いい人に出会ったよな…って、特に落とし所もなく、
 ただシンプルに言ってしまうと、どうもありがとうございます、…って事です。」


「ぇえ~!?」

「ふふふふふ(笑)。」

「なので、今後ともよろしくで…。」

「まあ、織田君との今後との関わりは、やはり
 TRI4TH が基本になっていくでしょうから…。」


「そうですよね、バンドですもんね。」

「やはりバンドの今後の展望性とか…。ちょっと言って頂けると…。」

「え、それを書くんですか(笑)?」

「うん、やはり書いた方が…。」

「これ、すっごい今回深い話しじゃないですかー!?」

「まあ、あるなら書きたいですねぇ。」

「でも確かに、そういうのがあるなら私も聞きたい。」

「そうですよね。なかなかこういうのって、公にならない話しですから…。別に、
 実現しなくても良いんですよ。ただ、こういう思いは持ってるぞ…みたいな。」


「はい。いま俺が、やっぱりこういう気持ちでいるっていうのは、竹うっちゃんが
 TRI4TH に入って、俺、このままじゃいかんな…と、正直思ったんですよ。」


「…というのは。」

「やっぱり、音楽面。TRI4TH って確かにバンドなんだけど、こうやって色々と
 ツアーを回って、対バンとかも多く組んで貰ったりとかして、このバンドは
 やはり、ジャズというフォーマットに置きたいな…って思ったんですね。」


「うんうん。」

「でも、置きたいな…って思うからには、自分が今よりも
 もっともっと凄くならなければいけないなと思ったんですよ。」


「演奏面で…って事ですか?」

「演奏面でも、まあ、全てですけどね…。パフォーマンス全般。
 そして人間性も然り。ただ、ジャズをやる人達が集まって、
 セッションぽくなった…って感じにはしたくないんですよね。」


「バンドですしね。」

「そう。それで、ジャズの言葉を使って、もっと喋れるようになりたいな…って、
 竹うっちゃんのピアノを聴いたからってわけでもないんだけど…(笑)。」


「まー、それはあるよね。」

「…あの、竹うっちゃんが入って…。」

「刺激されちゃった?」

「まあ、まず最初は、竹うっちゃんが入るまでは、それも出来なかったからね。
 それで、竹うっちゃんが入った事によって、凄くパッと伸びた部分もあるし、
 実は逆に、不恰好になった部分もあるんですよ…。」


「うんうん。」

「それは、ハッキリ言ってしまうと、実力の差があるからなんです。」

「うまい!」

「いやいやいや…。」

「…と、僕は思うんです。」

「でもそれは、実力の差とかじゃなくて、自分で言うのもなんですけど、
 如何にこう、自分を出しているか!…だと思うんです。」


「いや勿論、それも思います。それも含めてと言うか…。」

「だって、あまり出さないで弾く事も、一応出来ますし…。」

「でも、その出すバランスが良いんだよね~。」

「ホントにべた褒めですね(笑)。書こうかなー、どうしようかなー(笑)。」

「だから、書かなくても良いんですって(笑)!」

「まあ、でもそういう事です。だから僕も、ジャズの
 レッスンに通おうかなって考えているわけで…。」


「成程。でも最終的には、音と音だけの判断でやっていきたいですよね。」

「そうですね、ツイッターのマイルス bot を見て、研究しておきます(笑)。」

「じゃあ、締めの一言でも貰って良いですか?」

「はい!…え、いつも皆、どうやって締めてるの?」

「締めてないです(笑)。」

「ふふふふふ(笑)。では、まあ、…まだ付き合いで言えば、浅いじゃないですか。」

「浅い…ですねえ。」

「今後とも、色々と迷惑をお掛け過ぎると思うんですけど…、頑張りますんで。」

「頑張りますんで…って(笑)。…じゃあ、嫁に締めて貰います(笑)?」

「いやー、それ違うなー、駄目だ私ー。竹内さんを持ち上げ過ぎて終わっちゃう。」

「じゃあ、下げて下さい。」

「下がんない!」

「下がらない!?…あははは(笑)。」

「でもー、迷惑を掛け過ぎるっ俺ですが…って言うところを、全然、
 『そんな事ないぜ!』って言って、カバーしてくれる人な気が
 しちゃってるの。迷惑掛かってごめんなさい!…って私は言うけど、
 あんたが言ってても、そんな事は俺は関係無いんだから…って言う
 くらい、『迷惑掛けた?いつ?』…みたいなぐらい、余裕な感じが…。」


「…あの、もういいっすか(笑)?」

「ちょちょ…言わせて下さい。余裕な感じがあって、、、」

「…帰ろうか(笑)。」

  楽しい会を提供して頂けました♪


 ☆本日の注文品

・生ビール(500円×7点)…3500円
・レモンサワー…380円
・ハイボール…350円
・トマト肉巻き(200円×3点)…600円
・冷やしトマト…300円
・塩辛(300円×2点)…600円
・砂肝…90円
・ハツ…90円
・皮…90円
・つくね(200円×2点)…400円
・中落ち(150円×3点)…450円
・ナスの肉詰め(280円×6点)…1680円
・ちょいレバ中皿(580円×2点)…1160円
・外税…484円
・端数丸め…-4円


 計10170円!…奢らせて頂きました!!

 ☆織田祐亮君のブログ…http://ameblo.jp/oritayusuke

 ☆織田陽子さんのブログ…http://ameblo.jp/yoko-ubu-zakuro/

拍手[11回]



 今回の『奢らせて頂きます!』は、当初はボーカルの加藤望(のんきち)さんを予定していたのですが、本人が急に都合がつかなくなってしまいました。日を改めて、来月辺りにでもやろうとも思ったのですが、一応“隔月”というルールは守りたかったので(以前、延期してしまった事はありますが…)、今回初めての試みとして、トラを頼んでみました(笑)。そしてそれに抜擢させたのは、加藤さんとも非常に結び付きの強い、お馴染み?の川上彬子さんです。…川上さんは(このブログでは普段、“彬子”さんと記していますが、自分が普段「川上さん」と呼んでいるので、今回はこの呼び名で通させて頂きます)今回、2回目の登場となっており、実は以前から「リベンジ」を行いたいという希望があった事や(笑)、現在、バンドでレコーディングを行おうとしている渦中でもあるので、タイミング的にはバッチリだとも思いました。時間帯は今回はお昼にし、場所は加藤さんが最初に指定してきた代々木にしています。ここは、自分達が初めて出会った場所でもあるからでしょう。別に、川上さん的にはあまり関係はないのですが(笑)、せっかくの指定場所でもあったので、そこだけは生かそうという事になり、そしてタイ料理屋がどうこう…と言っていたので、何となく探して行ってみました。ただ、HP上では見付けられたものの、そのお店は日曜日が休みで行けず(笑)。…ではアジア的な料理を…と探していると、インド・ネパール的な料理屋を見付けました。お店の前に立つと、すぐさまインド系の店員が客引きをしてきたので、これはもう、ここにするしかない流れではないですか(笑)。…何だか、当初の予定とはだいぶ雰囲気が変わってきましたが、インド音楽が流れる中、川上さんと2度目の『奢らせて頂きます!』が始まったのです。

  半地下に位置するお店でした  意外に綺麗な店内


 ●日時…2012年7月29日 場所…代々木 お店…SWEKREETI


川上(以下、オレンジで表示)「これ、前の時って、、、」

竹内(以下、緑で表示)「あれ?…のんきちさんの感じでやるんじゃないの?」


「あ、すみません。前…とか無いですよね…。大丈夫かな。加藤望です(笑)」

「代々木はあれですよね、うちらが初めて出会った場ですよね。」

「そうですね。そして、なんでネパール料理になってるのか…っていう…。」


「いや、向こうが、美味しいタイ料理屋がある…って言うから!
 …で、そこを調べたら今日は休みで、探し回ったら…こうだ(笑)。」


「成程、タイに行ってますからね、あの人、…いや、私。」

「はあ。」

「像も乗りましたから。遺跡も行きましたから!…行った行った。」

「像…いるよね。遺跡ってあれ?…アユタヤ?」

「そう…いう感じなんじゃないですか(笑)?」

「首だけの仏像がさ、木の根っこに埋まってるみたいな遺跡とか…。」

「首が?…木の根っこ?…どういう事?」

「顔だけが木の根っこにあってさ。そこより上で写真を一緒に撮っちゃいけないの。」

「いや…、ピラミッド…ですね。」

「は?」

「いや、ピラミッドがあった気がするんだよな…、写真に。」

「あー、古い感じのがあったかなぁ…。」

「あとね、買い物も一杯したんですよ。激安で!」

「タイシルク?」

「…買ってないです。タイシルク?…そんなの買う?普通。」

「え、それが有名なんじゃないの。」

「いや、そんな本格的なやつとかじゃなくて、もうワンピースとか、超安いから…。
 日本じゃ、そんなに買い物しないんですけど、ここぞとばかりに沢山。」

「ほうほう。」

「…で、交渉も、値切り交渉も、バンバンやりました。」

「やった方が良いもんね。」

「、、、こんな感じで良いですか、加藤さん…。」

「このお店も交渉しておいてくれない?」

「出来ません(笑)。ここ日本なんで、出来ません!」

「…のんきちさん、アユタヤに行ってたよ。」

「ふふふ、行ってた!?…知ってたんかい!言えや、泳がすなや!!」

「はははは(笑)。ブログの写真を見る限り、アユタヤだったもん。」

「ピラミッド、あったでしょ?」

「あったかなあ…、覚えてないや。」

「あの、ワンピースを着てたやつでしょ?ピンクみたいな。」

「それこそ覚えてないわ(笑)。…って言うか、完全にのんきちさんじゃなくなってるし。」

「だって無理でしょ(笑)。逆に、のんきちさんと何を話すのか気になるわ。」

「ホントだよね。会話が続くのか、一抹の不安は覚えてた。」

「むしろ、その場に居たかったもん(笑)。」

「駄目でしょ、そりゃ(笑)。」

「うーん、、、。」


「……。」

「……。」

「…じゃあ、今日はリベンジって事で(笑)。」

「えーー、そっちで良いんですか(笑)!?…私、そっちの要素も考えてきたんですけど。」

「ほうほう。」

「だって、加藤さんの話しで続くわけないもん!…まあ、むしろ
 リベンジの方が上手く話せない気がしますけど、大丈夫ですか?」

「あははは(笑)。」



-----近年の『奢らせて頂きます!』論-----


竹内「最近はね、ランチも多いんですよ。」


川上「へーー!…そうなんですか。」

「特に女性の方に。」

「ふーん、何で?何で?」

「あまり飲めないからじゃないの?」

「そういう問題なんすか?」

「分かんない。あと、若干面倒臭く感じてるか(笑)。」

「ははは(笑)、…あ~あ、回ってきたよ~…って(笑)?」

「そうそう(笑)。」

「えー?おっかしーなー…。昔、私がやってた頃
 竹内大輔の『奢らせて頂きます!』4.(川上彬子編)参照〕は、
 『あの企画がついに!』みたいな感じだったのに(笑)。」

  昼のビールは…美味い!

「ははは、確かに(笑)。」

「いや、でも私、加藤さんに回ってきたって言うのは、ちょっとウケたけどね。」

「あ、そう?」

「だったら、そろそろ卓さん(相澤卓也さん)辺りに
 来るんじゃないですか?…あ、もう考えてる?」


「うーん、でも、似たような界隈で続けるのは、あんまり…。」

「あ、まあ、確かに確かに。そーき君(木村創生君)
 寺岡さん…って続いてますからね。」

「そうそう、…って、寺岡、そっち界隈じゃないだろ(笑)。」

「(笑)!…そっか。あたし的には、こっち界隈
 なんだけど(笑)。川上バンドのメンバー♪」

「一応、俺目線でやらせて貰ってるんだけど(笑)。」

「そうっすよね、付き合い、古いですもんね(笑)。」



-----いよいよ本題へ?-----


川上「未だ、取り留めの無い話しが続いているっていう…。」

竹内「まあ、そうだね。」

「ちょっと、竹内さん、話し振って下さいよ!」

「え、じゃあレコーディングの話しする?」

「いやー、でも、ここじゃ載せられないよね~。」

「いや、それは俺の腕で何とか(笑)。」

「流石です(笑)。」

「前回がね、寺岡の回って事もあったからね。」


「あ、前回からの今回ですか。じゃあ、ますますこっち寄りの…(笑)。」

「いや、だから違うから(笑)。俺的には、やはり寺岡は学校関係と言うか…。」

「でも寺岡さん、川上バンドに、凄く新しい風を吹き込んだ…って感じがします。」

「そうっすね。」

「でも私、寺岡さんとも話したし、そーき君とも話したんですけど、、」

「レコーディングのね。オケを寺岡に作って貰ってるからね。」

「やっぱり私、打ち込みに慣れてないのかな…って。」

「ふむ。」

「だから、やっぱ軽く聴こえちゃうっていうか…。そーき君とか、
 いつも渋くとか、重めに叩いてたりするじゃないですか。」

「なんか、そのまま言われた事を言ってない(笑)?」

「ちがうー!…って言うか、去年のワンマン
Feel our soul !! 参照〕
 
考え方がから考え方が変わってきたと言うか…。音が。」


「へえ…。」

「なんか、盛り上がらろう!…とか、可愛い♪…とか、
 違うのかなって。まあ、たまには良いと思うんですけど。」


「年齢じゃないですか。」

「…年齢なの(笑)?…でも、何か違和感と言うか。その場は
 楽しいんですけど、後になって楽しくないんですよね。」


「あー、何か、自分の殻を破りたい的な…。」

「いや、私、自分の事を本能型とは思ってなかったんですけど。」


「へ?」

「ちょっと(笑)あなた、ちゃんと興味持って聞いてます?」


「聞いてる聞いてる(笑)。」

「これ、取材ですよね?」


「取材じゃないし(笑)!」

「取材じゃないの?…やりたくなかったら、こうだから私、違う…とかじゃ
 なくて、もっと、感覚的に、、、…っていうか、バカだからかな。」


「はあ!?…何言ってるんだ(笑)。」

「いや、だから(笑)、考えてみたら、何でそうなんだろう…って。
 あ、やりたい事と違うからだ!…って。…みたいな。」


「あー、やり終わった後に、相手はどう思ってたのかって?」

「なんか、感情が先に…って言うか…。理論的じゃないんでしょうね。」


「そうなの?…なんか思考型な気もするけどなあ。」

「えーー、逆に?…考えているっていう記憶が無い。」


「でもまあ、直感型の性格って、考えてる考えてる…って言って、
 結局前の事とか振り返ったりしないからなあ。川上さんは、してるじゃん。」


「へー、そうなんですか。どうなのかな…。例えば
 “Game”って曲が明るく聴こえてしまうって言うのは、、、」


「それは直感じゃないですか?」

「ふーん。じゃあ、感覚的…って言うのは?」


「…うーん、何だろうなあ。感覚的って、もうちょっと職人気質な捉え方って言うかさ…。」

「あー。じゃあ直感だわ。」


「何だそりゃ(笑)。自分にとっては、それが自然って感じのような…。」

「へー、じゃあ、竹内さんは感覚型って事ですか?」


「いや、俺は思考型でしょ。」

「あー…。」


「で、俺は音楽じゃない部分…って言うか、元々の性格が思考型なのよ。
 でも、演奏とか、音楽に関わる時に、そういう考えになっちゃっているのが
 嫌で、その時はあまり考えないようにしてる。ここ5、6年ぐらいは…。」


「それはクラシックで、ここにフォルテがあって、ここにデクレッシェンドがあって…とか?」


「いや、それは関係無いでしょ。そもそも、自分の性格が思考型…って事だから。」

「ふーーーん。そうなんだ。でも、ちょっと私、
 言いますけど。ちょっと良い事、言いますけど!」


「あん?…そんなのカットだ!」

「いやいや(笑)。何か、社会勉強、人間勉強してると思いません?…音楽って。」


「そりゃ、そうでしょ。何を今更。」

「え、そうなの(笑)?…もう気付いてたって事?」


「だってそうじゃん。音楽って、コミュニケーションのツールの1つでもあるんだからさ、
 それはそのまま人間の性格が反映されて、社会勉強の一環になるでしょ。」


「それは…、」


「それはホラ、自分も口が得意な方じゃないから(笑)、…だったら、
 特に外国の人とか、お互いの表現をし合う方が、早かったりするわけよ。」


「…そっちなんだ。でも竹内さん、人に興味が無いって言うじゃないですか。」


「そうですね。」

「全然そんな風に見えないんですけど。」


「そう、超興味ありそうに見てる?」

「いや、そんな感じは無いけど(笑)、なんか凄い高い所から、
 望遠鏡とかでこっそり覗いているような感じがする。」


「ああ、俯瞰するのはちょっと好きかもな(笑)。」

「俯瞰って何ですか。」


「…帰れ!!」

「ひい…。まあ、天邪鬼って感じですよ。」


「それは言えなくもない。でも、それはお互い様じゃないの?」

「私の方が、人に興味無いと思う。」


「それこそ、どうなんだ?」

「でも、何か…、やっと皆と少し距離を置けた気がします。」


「うん?」

「良い意味でですよ?…何か、頼ってたし…。」


「川上さんの場合、荒治療な感じがしなくもないんだけど。」

「いや、もう荒治療じゃないと駄目なんじゃないですか(笑)。皆に頼らないで…。」


「…どこまで出来るかと。まあ、元はね、そうやってやってきたんだもんね。」

「まあ、それは弾き語りでずっとやってきてたから、どういう風にかは…。
 何かこう、こうしなきゃいけない!…みたいのがあったんですよ。」


「はいはい。」

「何か、これやっちゃうと、ダサい…みたいな。」


「ダサい…。」

「ダサい…って言うか、ナンセンス!…みたいな。」


「はあ(笑)。」

「だから、自分がやる事は分かってないから、ナンセンス…みたいな。…で、
 皆のやってる事は、理論をやっていたからか分かっているから、ここを
 こうして盛り上げたい!…ってなった時に、私は曲の頭から盛り上げたい
 ように思っちゃうから、そうすると、肝心な所が盛り上がらなくなっちゃうから、
 …っていう風に言われて、まあ、そうやって勉強するから良いんですけど。」


「よく起こる話しだよね。」

「そう、…で、そういう所から自信が無くなる…って言うか。
 でも、それで良いじゃん!…ってなった、って感じです、つい最近。」


「あー。」

「だって、頼もしいじゃないですか。…で、今までそれでやってこれたけど、今回の
 レコーディングでそれが浮き彫りになって…。私の迷いと言うか…。それで私は自分が
 ナンセンスって思ってたから、もう、こんな…グチャグチャになってるって感じで…。」


「グチャグチャになってるんですか?」

「グチャグチャって言うか、進まないし、喧嘩になるし、泣くし、みたいな。」


「喧嘩は別にしてないでしょ(笑)。」

「…してないけど、私は卓さんが怒ったのが怖かった(笑)。」


「ええっ?…怒ってたっけ?」

「怒ってないけど…、卓さんが呆れてる…っていうのが一番怖かった。」


「はははは(笑)!…それに気付けた…と(笑)。」

「なんか、それが一番大きかったかも。何か、そーき君や竹内さんとか、普段から
 言ってくれる人からじゃなくて、卓さんが、『お前もういい加減にしろよ!』みたいな
 事を言ってて、もう目が血走ってる…みたいになってて…。皆は気付かなかった
 かもしれないけど、私はその時、ああ、普段優しい卓さんが…って感じになって…。」


「それでリハーサル後に泣いた…と(笑)。」

「そう、殆どそれですよ。今思えばね、たぶん。」


「やれやれ…。卓さんに怒らせるなよ。先輩なんだから(笑)。」

「嘘ー!…全然、敬ってるところ、見た事ない。」


「いやいや、そうですよ。」

「それで吹っ切れちゃったって言うか。どうでも良くなったって言うか。」


「どうでも良くなっちゃ駄目でしょ(笑)。」

「まあ、吹っ切れたって事です。ダサくても良いか…とか。」


「それが自信に繋がれば良いですな。だって、前のCDとか聴いて、どう思う?」

「どう…って。」


「全然違うと思わない?」

「まあ、違うとは思います。」


「音そのものはそうなんだけどさ。何か、自分の曲に対する向き合い方と言うか…。
 やっぱ前のって、どことなくバックに乗っかっちゃっている感じなんだよなあ。」


「それは…、性格でしょうね(笑)。」


「ははは(笑)。でも、今ではもっと曲にのめりこめてるって言うか…、
 その向き合い方の姿勢が、少しでも今度のCDに残せればと思うけど。」


「成程。」

「そうそう、結果も大事だけど、その姿勢が大事でしょ。」

「じゃあ、ちょっと先の事なんでまだ分からないですけど、私、
 これからも色々な人に便乗していくと思うんです。」

「ああ、それは良いんじゃないの?」

「その時に、じゃあ自分の音楽って何?…って聞かれたら、どうするんですか?」

「あー。」

「じゃあ、ジャズです…みたいな感じですか。」

「俺はジャズ…って言うか、ピアノ!って感じだもん。」

「なっっっとく!」

「あと、それに即興性の強い音楽かな。その辺りは遣り甲斐も感じるし。」

「じゃあ…、ですよ。実際、レコーディングはどう進めれば良いかと。」

  2種類のカレーが美味しかった♪

「それはやっぱ…。また別の場所で話しましょう(笑)。
 なんか、ナンとか食べてたら苦しくなってきたし…。」


「ええーー!」



-----きっかけ-----


川上「そもそも、なんで自分でもやってみたくなった…って思ってきたかというと…。」

竹内「ちょっと待って、自分でもやってみたい…って、何?」

「まあまあ、最後まで聞きなさいって(笑)。自分だけでどこまで出来るか…って
 話ですよ。実は、あの加藤のんきちさんに、曲を書いたんですよ。」


「ほおほお。」

「仕事として、ちゃんと…って事で。…で、どういう感じの曲?…って聞いて、
 じゃあアップテンポな感じ、…って言われて…。」

「仕事してますね(笑)。」

「そう(笑)。…で、のんちゃんっぽい曲にした方が良いのか、…あ、勿論
 参考になるような曲は送って貰ったんですけど。…でも、作ってると
 結局、自分で作ったみたいの感じの曲になっちゃうんですよ。」

「成程。」

「…で、途中から迷ったんですよ。のんきちさんっぽい曲を作った方が良いのか、
 それとも、のんきちさんに無い感じの曲を提供した方が良いのか…って。」

「まあ…ね。」

「そう、それで、せっかくだから、ワンマンとかでも私と一緒にやりそうだから、
 違うテイストを入れた方が良いのかと思いつつ、作ったんですよ。」

「川上さんっぽい曲をね。」

「はい。だから、今回は竹内さんにアレンジして貰うわけでもないし、
 ある程度は考えてやったんです。竹内ノウハウを生かして…。」

「俺のノウハウなの?」

「いや、分かんないけど(笑)、ここはこう…、ここはこう動いて…とか、
 一応、ある程度は考えて、それで、のんきちバンドで試したんです。」

「ふーん、一応ね(笑)。」

「…で、バンドで試したって言っても、私がリハに参加する前に既に、私がいない状態で
 その曲をやってたみたいなので、ある程度は形になってたんですよ。だから、1から
 ここをこうやって…ってやれてなくて、ある程度やってきた状態で私が参加して、
 色々手直して…って感じになって、曲を考える切っ掛けになったんです。」

「はいはい、成程ね。」

「自分のバンドでは出来なかった事というか…。あの時は既にアレンジが
 出来上がってたから。…で、この時は、まず最初に聴いた時に違和感が
 あったというか…。何だか分からない…じゃなくて、この違和感は
 何なんだろうなー…って思えたんですよ。ほら、自分のバンドの時は、
 …うーん、分からないから、それで良いんじゃないですか(笑)って感じ
 だったんですけど、“何でだろう”って考えられる切っ掛けになったというか。」


「ふんふん。それは良い事かもしれないですね。」

「ですよね(笑)。でも、そう考えられる事ができて、面白かったんですよね。」

「へー。考えてきてるね、今回話す事を…(笑)。」

「いや、全然考えてないですよ(笑)。むしろあの時が考えなさ過ぎてて…。」

「まあ、時が経てば…ってやつですかね。」

「そうですね、成長しましたね、私(笑)。」


「まあ、真面目な話し、違和感が生まれてる…って事は、自分の中に
 “こうしたら違和感が無くなる論”があるわけじゃん、少なくとも1つとは。
 それが無かったら違和感さえ感じないんだからさ。だから、自分の
 中に絶対、これだ!…っていう道があるんだよ。きっと。
 それが今回、生まれたって事は…、だいぶね。進歩を…。」


「ありがとうございます(笑)。」

「…(笑)。じゃ、この話しはこの辺で。」


-----あとは取り留めの無い話しで?-----


竹内「もう、大体の事は話しちゃったかな。」

川上「えー、そうなんですか。ちょっと、話しを振って下さいよ。」

「いいよ。じゃあ、川上さんにとって、お酒とは?」

「何それ(笑)。」

「お酒って、いつから飲んでるの?」

「えーと、大学…、、、これ、言ったら駄目だよね(笑)?」

「ははははは(笑)。」

「大学3年生からって言わなきゃ駄目だよね(笑)。」

「まあまあ、浪人してる可能性もあるから。」

「いや、私、エスカレーター式です(笑)。」

「最初からそんなに飲んでたの?」

「いやいやいやいや、全然。梅酒ロックでベロベロだったし。」

「ロックだったのか(笑)。」

「私、初めて飲んだ時は、こういうビール・ジョッキで、
 グレープ・フルーツ・サワーを飲んでたんですけど。」

「あー、サワーね。いくよね、学生は(笑)。」

「1,2杯飲んで、倒れたんです私。立ち上がったらそのまま…。」

「あらら。」

「超面白い、ビックリした。何これ~~!…って(笑)。」

「面白い(笑)?」

「そうそう、それで、、、」

「ちょっと待って!…この話し、あまり盛り上がらないかもしれん(笑)。」

「えー?…でもまあ、そうだよね(笑)。じゃあ竹内さんは、何でお酒を飲むんですか?」

「ん?」

「味が好きなんですか?」

「まあ、ビールは好きだね。」

「味が?…酔っ払うからじゃなくて?」

「うーん、でも、この味が欲しかった!…って思って飲むからなぁ。」

「ホントに?…雰囲気とかじゃなくて?」

「雰囲気も無くは無いけど…、最初の1,2杯は絶対に味だな。」

「ふーん…。何か他に面白い話し無いんですか(笑)。」

「かなり、なあなあになってる気はしますね。もう全部話せた?」

「え、音楽の事?」

「いや、全部ですよ。川上さんの言いたい事は全部話せたか…と。」

「いや、それを言ったらまだまだ出てきちゃいますけど、レコーディングとか…。」

「あ、そうなの。」

「どうなんですか?…何か、分からないまま進んじゃってるんですけど。」

「あ、やっぱり分からないの?」

「いや、この答えに関しては、こっちがいい、あっちが良い…とか言えるんですけど、
 もっと大きい括りで考えた時に、今のこの進み方で良いのかが分からない。」


「あー、そういう事か。でも、レコーデイングのやり方なんて人それぞれだからさ…。
 例えば、今の状況だったら、寺岡にとってはやりやすい状況なんだと思うよ。
 スタジオに1回1回入るよりも、まず打ち込みで基本音源を作って…って。」


「まあ、絶対そうだと思う。…じゃなきゃ絶対進まなかった思うし、
 感謝はしてるし、だからこういう考えが出てきたのだとも思うし…。
 何だろ、私、無いものねだり…とかなんですかね。」


「まあ、それは少しあるかもね。普通にスタジオ入って、バンドらしい音源を残そう
 …ってやったところで、また今みたいに、進め方に疑問を持つのかもしれないし。」


「そうかもしれないです。だから、今のでも良いとは思うんです。否定された方が
 楽かもしれないですね。…だから分かった、自信が無いんだと思います。」

「だから、それは最初から言ってるじゃん(笑)!」

「…(笑)。だから、『これでオッケー!』ってゴー・サインを出すのって、
 結構、力量が要る話しだと思うんですよ。そうすると、もっとなんとかって、
 …って思っちゃうと、別に悪くなかった物まで掘り下げるというか、、、」


「どうかな、川上さんの場合、またちょっと違う気が
 するんだけどなあ。周りとのバランスをとってる…とか。」


「、、、…とってるねえー(笑)。」


「それは、周りがうちらだから…だと思うんだよね。これが、例えばのんきちさんの
 バンドとかだったら、また状況が違ってくるんだと思う。もっと口出しが増えたりとか。」


「確かに、言うかもしれない。」

「うん、だからバランスなんじゃないかね。」

「そうだね、所詮アリンコなんですよ。私達なんて。」

「おいおい、何だ“達”って!…一緒にすんな(笑)!」

「いやいや、頑張りましょうよ(笑)。」


「とりあえず、今はだいぶゆっくり過ごしてるもんね。」

「そうですね。だいぶ羽は伸ばさせて頂いております。なんか、
 結構偏ってて良いのかなって。無理に音楽を出していかなくても
 良いのかなって…。むしろ、生活の延長くらいの考えの方が…。」


「あー。」

「マズい?」


「マズい…とは言わないけど。花開かなそうだな(笑)。
 まあ、そういう意見は、よくある話しだからね。」


「でも、それは全部レコーディングとリンクしてるんですよ。
 じゃあ、どんな音楽をやりたいの?…って言われた時に。」


「成程。」

「後は運任せ。」

「まあ、まだ時間はあるっちゃあるからね。環境も
 恵まれてる方だし。やっぱ川上さん、音楽が好きなんだよ。」


「そりゃ好きですよ。」

「いや、何ていうか…。オーディエンス抜きというか…。ピュアに好き。」

「あー、そうなんですかね。」

「俺はやっぱ音楽は、聴いてくれる人がいる故の…って部分が少しあるからなあ…。」

「そうだね。」

「…でも、1人で家でピアノを弾いてるのも好きなんだよなあ。何だろうなあ(笑)。
 まあ、俺の場合、音楽が好きと言うより、ピアノが好きなだけだから(笑)。」


「それはありますね。」

「あ、ちょっと真面目な話しになってきたな。まだまだ続きそうですね。」

「私、まだ飲み足りないんですけど。」

「ちなみに、第3回目は無いですよね。」

「え?無いんですか。いやいや、いつでもどうぞ。トラ要因でも(笑)。」

  店員が消えてたので、セルフ・タイマー(笑)



 ☆本日の注文品

・生ビール・セット(399円×2点)…798円
・キング・フィッシャー・ビール…550円
・シンハー・ビール…550円
・日替わりランチセット…1000円
・チキンガーリックテッカ4P…800円
・白ワイン・デキャンタ…950円
・白ワイン・グラス(350円×2点)…700円


 計5348円!…奢らせて頂きました!!

 ☆川上彬子さんのHP…http://www.akiranochikara.com/

拍手[5回]



 今回の『奢らせて頂きます!』は、ギターリストの寺岡佑を迎えてお送りします。彼は学生時代の軽音楽部の後輩(1つ下)にあたり、その時はそんなに一緒に演奏する…という感じではなかったのですが、今現在では Generation Gap(以下 GG)や、ボーカルの彬子さんのバンドで、準定期的に共演の機会がある等、自分にとっては最も身近なギターリストでしょう。…とは言え今まで1対1で飲みに行った事は無かったように思います…。今更、学生時代の先輩・後輩で飲みに行くのも照れてしまう性格(特に自分が…笑)だからに他なりませんが、今回はそんな状況の中、良い機会でもありました。

 …彼のブログでも発表されていましたが、先日、彼は結婚を果たしました。奥さんも同じく、自分の学生時代の後輩にあたる為、本当に嬉しい限りでした。勿論、披露宴には自分も参加させて頂きましたが(…と言うか、2次会、3次会までも…笑)、ここでも改めてお祝いの言葉を掛けさせて頂きます。結婚おめでとう!!

 …という事で?行われた今回の『奢らせて頂きます!』。場所は、最初は小田急線の生田駅近くにあるお店にしようかと言っていたのですが、先客による、まさかの貸し切り状態となっていた為に(笑)、隣りの読売ランド前駅に移動…。少し遅れての始まりとなりました。折りしも、前日行われた〔2012年初の Generation Gap ライブ〕の次の日という状況でもありまして、何を先輩・後輩で2日連続で会っているんだという感じでしたが(笑)、熱く、楽しい夜でもありました。どうぞ御覧下さいませ。

  マンションの一角にお店はありました  お店は大盛況!


 ●日時…2012年5月27日 ●場所…読売ランド前 ●お店…おんば


寺岡(以下、薄茶で表示)「オフレコがオフレコじゃないかの判断は…お任せします。」

竹内(以下、緑で表示)「え、俺の判断でいいの?…知らないよ(笑)。」

「信じてますんで(笑)。」

「…ちなみに、カットって言っても、前の海野さんの時
 〔
竹内大輔の『奢らせて頂きます!』14.(海野あゆみ編)参照〕は、、、」

「あ、海野さんの記事、見ましたよ。」

「あれ、まだ出来てないんだよね。だぶん、4時間近く話してて、
 どこを切り取って良いんだか、分からなくなってきてる(笑)。」


「なんか、創生君の時竹内大輔の『奢らせて頂きます!』13.(木村創生編)参照〕
 は比較的真面目な話しをしてたというか…。海野さんのは、いま出来上がっている所を
 読む感じだと、取り留めの無い話しをしているな…って感じですね(笑)。」


「ホントにね…、たわいも無い…。」

「あれ、ケン(永井健)もやってましたよね。」

「そう、仙台まで行ってね(笑)。あれもたわいも無い話しだったと思うけど
 〔竹内大輔の『奢らせて頂きます!』9.(永井健編)参照〕…(笑)。」

「まあ、今日は僕、何時まででも大丈夫なんで(笑)。」

「はははは(笑)。いや、俺が奢るのは、ここまでだからね!」

「はは、大丈夫大丈夫(笑)。」

「家、ここから近いから良いよなあ…。」

「しかも、この辺だったら、そこそこ豪遊しても額はいかないと思います。」

「成程。」

「何の話し、するかね。」

「まあ、あまり決めないで進めた方が良いかなと…。」

「いや、俺今日、GG の譜面でも持ってきてー、
 1曲ずつアナライズして貰おうかと思ってて…(笑)。」


「あははは(笑)!…つまらない回になっちゃうじゃん!」

「楽譜見て、ここではこういうスケールやるんですね…みたいなのを聞こうかなと。」

「音楽雑誌の対談みたいな感じかね(笑)。そんなの、言われても出来ないし!」


-----2人は同じ、立教出身-----


寺岡「竹うっちゃん(寺岡は竹内の事をこう呼びます)って、高校の講師やってるって…」

竹内「あ、コーチね。そうそう、立教高校ジャズ研究会に行ってるねえ。」

「ちょっと俺それ…行きたいなあ(笑)。」

「え、どういう事?」

「レッスンされに行こうかなって…(笑)。」

「あはは、されに行くのかよ(笑)。レッスンしてやってよ。」


「それって、黒板とかを使って、こういう時にこういうスケールが
 使えるんですよって…、そういう事もやるの?」


「いやー、あまりやらないけど…。基本は、定期演奏会的なライブがあって、曲を選んで、
 それを俺が出向いた時に聴かせて貰って、俺があーだこーだ言う…みたいな。」


「なんか、竹うっちゃんの曲をやったって噂を…。」

「…ああ、あったあった(笑)。何故に俺の曲を…と。」

「結構チャレンジングですよね。普通に“枯葉”とかやったら良いのに。」

「いや、そういうのもやってるんだよ。まあ、嬉しいっちゃあ、嬉しいけど…(笑)。」

「僕、竹うっちゃんの演奏を初めて聴いたのって、たぶん大学1年生なんですけど。」

「俺が2年って事ね。大学はお互いに軽音楽部だったからねぇ。」

「その前は、要は、高校のジャズ研にいたわけじゃないですか。
 その時って、もうああいう演奏をしてたんですか?」


「ああいう…ってどういう…(笑)。でも、高校の時って俺、殆どアドリブって
 ものを知らなかったから。とりあえず習ってはいたけどね。」


「ジャズを?…へー!…ツー・ファイブとは何ぞや…と。」

「うーん、でもその時は理論って感じじゃなくて、ほぼコピーだったなあ…。
 その…“レッド・ガーランド”とかさあ、“ウィントン・ケリー”とかさあ…(笑)。
 たぶん、ジャズの中でも入りやすいやつだよね。いわゆる黒人の…。」


「うんうん。」

「おお、こういう指使いをするのかぁ…とか。こんな左手の押さえ方があるのかぁ…とか。
 それまで、ずっとクラシックをやってたから、その辺りが新鮮で新鮮で…(笑)。」


「え、じゃあ、高校の時にジャズ研でライブをやるってなった時に、その時は
 アドリブじゃなくて、書き譜みたいな感じでやったんですか?」


「いや、たぶん書き譜はやってなくて、アドリブの1コーラス目は、
 記憶にある限りだけど(笑)譜面をそのまま弾いてて、2コーラス目
 以降から、何かよく分からないけど頑張って弾いて…とか。」


「自分の知っているフレーズを弾いてみたり…とか。」

「そんな感じだね。」

「…いや~、竹うっちゃんにもそんな時代があったとは!」

「あるでしょ(笑)!」

「僕はすっかり、ピアノを前にした瞬間に、あんな感じで弾いてたんだと…(笑)。」

「あははは(笑)。」

「でも、大学に入って聴いた時に、既にアドリブ・マスターになってた気がしましたけど。」

「いやいや、なってないって!…あの時、寺岡だって駆け出し
 だったんだから、きっと良い感じに聴こえちゃったんだよ。」


「あの時、聞く耳すら持ってなかった(笑)。」

「そんなもんだよ。指が速い!…とか、音数が多い!…とかで
 感動しちゃう…時期と言いますかね。分かりやすいよね(笑)。」


「…まあ、そうですよね。」

「あの時の寺岡って、相当ストイックだったような感じがしたけどなあ…。」

「いやいやいや…。」

「流石、元陸上部!…みたいな。」

「いや~、でも、軽音楽部に入って、ちょっと人間性を考えさせられた。」

  ビールが美味い!

「人間性…?」

「それまでは男子校で、体育会系で、ストイックに主将を務めれば良かったわけですよ。」

「成程。」

「出来ない奴は叱咤して。…まあ、そこまでじゃないかもしれない
 けど(笑)、やっぱ実力で引っ張っていけば良い時代で…。」


「うんうん。」

「それで、軽音楽部に入ったら女の子もいて、文化系で、それこそ関東七大学の
 軽音祭みたいなやつに、うちらの学年で出る時に、立教大学軽音楽部の
 総力を用いて、最高の演奏をしましょう!…って言って人選をしたら
 女の子達が皆、泣いちゃって…(笑)。私も出たい…みたいな。」


「あははは、青春だね(笑)。」

「若干ハブられている感じもしたし(笑)。」

「それって、もう寺岡が3年の時の話しだよね。」

「そうです。それまで、2年までの時は、男子の奴らと楽しくストイックに音楽を
 やっていれば良かったんですけど、3年になって主将になった時に…こうです。」


「そっかー。」

「あん時はショックだったね(笑)。」

「はははは(笑)!…そっか、それで全員で出たんだっけね。」

「そうですね。でも、俺も曲げたくなかったから…、1年で2回あるじゃないですか。
 春は、一番上手いメンツでやって、秋は全員でやろう…と。そういう感じです。」


「成程。でも、見てる側からすると、秋の方が印象が強いんだよね(笑)。」

「そうなんですよね。そこが音楽の難しいところですよね。ストイックに
 やれば響くか…って言ったらそうでもないし、皆で楽しくやってる
 雰囲気が伝わる方が、結果的にに良いものが残せた…と。」


「まあ、自分1人でやってるわけじゃないからね。皆の気持ちも大事だよね。」

「たぶん、細かいキメとかは、春でやってた時の方がバッチリ
 合ってると思いますけど…。まあ、大学生だから、半年も経てば
 楽器が上手くなってるって部分もあるでしょうけどね。」


「でも、良い経験だよね。」


-----やっぱり2人は同じ学校出身-----


竹内「寺岡って、ツイッターはやってないんだっけ?」

寺岡「やってないです、やってないです。」

「やれば良いのに。」

「いやー、ブログも更新出来ないのに、ツイッターなんか出来ないですよ。」

「いやいや、ツイッターなんか、一言でも良いわけじゃん。」

「いや、でも、ツイッターを始めてしまったら、ブログは一切更新しなくなると思う。」

「あー、ちょっとあるかもな…。」

「結構、周りの人を見てると、その傾向があるかなって。」

「そうね…、頻度が…。」

「ツイッターを始めたミュージシャンの人は、確実にブログの更新頻度が下がってる。」

「まあ、元からブログをツイッターみたいに、一言系で済ませている人はそうだよね。」

「……、あれ、今ツイッターにアップしてるんですか?」

「そう…、呟いてみています。」

「昨日
一緒にライブをやっていて、それで今、一緒に
 呑んでるって呟いたら…、どういう関係だって(笑)。」


「なんで(笑)。別に大丈夫でしょ!」

「でも、大学時代から考えると、竹うっちゃんと
 こんなに色々あるとは、思わなかったですよね。」


「確かに…。」

「あんまり…、別に仲が悪かったわけじゃないけど(笑)、仲が良い
 グループでもなかったですもんね。別グループでしたもんね。」


「そうだね。」

「今度、竹うっちゃんに1回レッスンして貰おうかな…(笑)。」

「いやいや、辞めておいた方が良いよ(笑)。」

「あはは(笑)。まあ、あれですよ。細かいフレーズを教えて!…とかじゃなくて、
 ここの時は、、、こうやって弾いてるんだよ、このやろう!…これですよ(笑)。」


「あ。俺、こうやってます…みたいな?」

「そうですそうです。こういうコードだから、こういうスケール系
 を考えて…とか。しかも、GG とか
彬子さんとか、一緒に
 やってるバンドの、俺もよく知ってる曲を使って解説してほしい。」


「かなり実践的な(笑)。そんな難しい事をしてるつもりもないけどなあ…。」

「どうですかねぇ…。難しいと思うけど(笑)。まあ、ピアノで
 弾いてる事をギターにそのまま置き換えても出来ないから…。」


「そりゃあ、ギターからピアノだってそうだよ。」

「勿論。だから、どういう風に考えて弾いてるのか…ってのを教えてほしい。」

「うーん、難しいなあ…。」

「…って言うか、それをこの企画みたいにして、ブログに連載した方が良いですよ。」

「あはは(笑)、疲れちゃうよ!」

「ライブ後とかに、音源を載せて、何分何十秒の時に、こんなコード進行だったんですけど、
 ソロが回ってきたので、こんなスケールを使ってみて、こんフレーズを弾きました…。」


「その連載、続く気がしないです(笑)。」

「面白いと思うな。ミュージシャンがよく見ますよ!」

「そもそも、あまり振り返りたくないし。」

「振り返ってるんじゃないんです。教えてるんです(笑)。」

「いやー、苦手だわ~(笑)。」


-----いつしか音楽の話しに…-----


寺岡「僕、今、セミプロみたいな状況じゃないですか。」

竹内「まあ、他に仕事をしてるから、そんな感じなのかね。」


「セミプロになってからよく思うのが、プロの人は毎日演奏しているじゃないですか。
 だから、演奏に疲れちゃってる…ってのもあるし、緊張も当然しないし…。」


「まあ、日課的な感じ…って事かねえ。」

「緊張しない分、楽しさも半減していると思うし。」

「緊張って、楽しいからね、実は…。」

「そうそう。自分らが大学の時に初めてライブとかをやった時なんて、もう滅茶苦茶
 緊張したけど、その分、終わったら、失敗したら泣くほど悔しかったし、それこそ
 成功したら、もう、超~嬉しかった!…ってくらいになってたけど…。」


「感情の起伏がね…、激しいんだよね。」

「…っていう感覚が、最近ちょっと取り戻せつつある。」

「おお、成程!」

「たぶん、ライブが少ない分…だと思う。」

「あー、1つのライブに、凄く集中して力を注げるから…。」

「まあ流石に、1つの曲を何十時間も練習する…って事は無いけど(笑)。でも、
 久々のライブだなーって思って、気持ちも入りやすくなってるし、練習も色々と
 し始めていて、こんなフレーズ弾いたろう!…とか試してみて、そして
 それがライブでガシッとハマった時には、あー、俺、成長したなって!!」


「いやー、凄い良い事だと思うわ。」

「ハマらなかったら、また今度頑張ろうって思えるし。」

「非常に音楽的で楽しいです♪」

「で、ギターのソロを弾く時に3段階構成みたいなのがあって、単音からオクターブ、
 そしてコード・ソロ…みたいな感じになるんですけど、自分はそのパターンが1つしか
 無いから、例えば GG のライブでソロが回ってきた時に、また寺岡、同じような
 ソロを弾いてるなー…とか思われてるんじゃないかって、不安になる(笑)。」


「あー、同じようなソロ構成なんじゃないか…って?」

「そうそう、ドリアンから入ってー…とか。」

「うーん、でも寺岡に関しては、そんな感じでは見られてないと
 思うよ。…って言うか、少なくとも俺は見てない。」


「気持ちで押してる感じ?」

「気持ちで…って言うか、まあ、考えてるのは分かるけど、恐らく色々と考えて
 きたんだろうけど、結局、そっちに行っちゃうじゃん!…みたいな(笑)。
 そういのがライブに結果的に出ちゃってる…っていうのが俺は良いと思うけどね。」


  極旨でした♪

「なんか自分でも、メンバーの皆が、自分のソロ中に楽しそうにしてくれてると、
 ライブ後に凄い楽しい気分に(自分が)なっている気がします。」


「寺岡、結構顔に出るっていうか、演奏に表情が出てるもんね(笑)。
 それを見てるこっちも楽しい気分になってくるから…相乗効果ね。」


「そうです、僕はソロを弾いてる時は、目を瞑るか指板を見てるか
 …なんですけど、やっぱ顔に出やすいみたいですね。」


「でも、GG のライブで寺岡に回るソロって、尺が決まってないパターンが多いよね。」

「それは、雄一君(上杉雄一)が、ギター頑張れよって
 言ってくれてるんだと、毎回思ってます(笑)。」


「あははは(笑)。」

「だから、その分、上手く弾けた時には、期待に応えた…じゃないけど、気持ち良く
 帰れるけど…。上手く弾けなかった時には、本当に辛い気持ちで帰りますよ(笑)。」


「芸人か(笑)!」

「笑いをとれなかった…みたいな(笑)。」

「まあ、そのスタンスは大事だよね。」

「なんか GG のライブに関しては、1年くらい前までは、1回1回毎に成長感を出せてた
 かなって感じだったんですけど、最近ちょっと行き詰ってて、ヤバいな…って。」


「えー?…毎回成長って…、難しいでしょ。」

「それは、毎日ライブをやっている人から見たら、そうかもしれないけど…。言ったって、
 僕はポップス・バンドの人間だから、ライブなんて、月に10本やれば多い方で…。
 それこそ年に100本って言ったら、相当な数だと思うわけで…。そうすると、練習する
 時間だってあるんだから、何か新しいフレーズ覚えてこいよ(笑)…って思いますね。」


「ふふふ…(笑)。」

「最近悩んでいるのは、なんか、窮地に追いやられた時に出るフレーズって、
 中学生ぐらいの時に覚えた、くそフレーズ…だったわけですよ。」


「へー…、窮地って何(笑)。周りも何をやってるか分からないような…って感じ?」

「そうそう。周りのリズムとかも攻めてて、グワーン!ってなってて(笑)、
 もうここが何拍目かも分からないような状態…って時に、少し安定させるような
 フレーズを!…って思うんですけど、それがやっぱ、手に馴染みきったフレーズ?」


「あ~、あの時、何時間も練習したようなフレーズが…と。」

「そう、ギターリストとしては、もうどうしようもないフレーズ…(笑)。」

「はははは(笑)!!」

「…を、どうしても連発しちゃうので、ちょっとこれらを無くそうと。
 自分がいま練習しているフレーズにチェンジしていこうと…。」


「…って言ってもねえ、窮地だからねえ…。それらにチェンジしていこう!
 …って思えるって事は、まだ窮地に至ってないのかもしれないしねぇ。(笑)。」


「まあ、手癖って事です。」

「難しそうだなあ。」

「しかも、それは具体的に分かってるんですよ。だから、ライブの音源を
 聴き直す度に、あ~、またやっちゃった…。あ~ダセェ…とか思う。」


「あ、具体的にあるんだね。流石だね…。」

「キーがDなのに、ソレレー…とかで終わっちゃうとか。」

「まあ、ルート終わり…だからねえ。一般的には良くないのかな(笑)。」

「ロックで長年やってきましたからね。こう弾こう!…とか思っても、
 やっぱ昔やってきた事が、そのまま出ちゃいますよね。」


「まあ、俺はそもそも、『こう弾こう!』…なんて思ってないもんなぁ(笑)。
 たぶん、そういう事を決めると、逆に弾けなくなっちゃうような気がする…。
 特に GG のライブなんて、自分の想像範囲内で終わる事がまず無いし、
 だったら、決めて臨むより、その場の対応力を磨いた方が良い気がするもん。」


「まあ、それはそうかもしれない…。僕が良くないのは、
 こう弾かなきゃいけない!…って部分が多かったりするから。」


「俺は、基本は乗っかりますから(笑)。」


-----緊張ってするのか-----


寺岡「僕も、色んな会場で演奏はしてきてたんですけど。」

竹内「そうだよね。The Linda って、結構ライブをやっていたイメージが…。」

「Linda にしても、それ以外でも、ライブハウスのホールでもやったし、
 本当のホールでもやったし、それこそ…20~30人ぐらいのキャパの所も
 やったけど、やっぱり一番緊張感があるのは、20~30人ぐらいの所だった。


「まあ、人数は関係無いでしょ。」

「ホールなんて、お客さん見えないし。」

「人数が多いとか少ないとか…って言うより、俺は、いかに自分が
 そのライブに関わってきたか…で、緊張の度合いが違うと思うなあ。」


「あと、一番ミュージックってのを感じられるのが、20~30人キャパの、
 いわゆる“生音”でやれる範囲のライブハウス。全員の音が、マイクを
 通したんじゃなくて、そのまま生で聴こえてくるぐらいの環境。」


「でも、俺なんて、そういう状況の方が数的に多いからなあ…。」

「ホールの緊張って、慣れれば大丈夫だと思うんですよ。やり方を見付けるとか。
 でも、20~30人の所って、お客さんが近いから、手元とか見られたりして、
 本当にドキドキする(笑)。エフェクターとかも、結構すごい勢いで見られるし。」


「あははは(笑)。でも、どちらかって言うと、やはり自分の問題かなあ。」

「緊張しないでしょ?」

「基本はしないよ。でも、自分が企画したライブって、いつまで経っても緊張するわ。」

「あー、それ、分かるなあ。上手く弾けるか…とかじゃ、ないんでしょ?」

「そうそう、そこじゃない。」

「お客さんに楽しく帰って貰うとか…。」

「そう、それもあるし、お店の方に対してもそうだし、勿論、
 演奏してくれてるミュージシャンに対してもそう思うし…。」


「やっぱり、Linda の初めてのワンマンって、すごく緊張したもん。」

「いや、当然でしょう。俺、3歳から習ってるクラシックのピアノの先生に言われた事が
 あって。発表会での時なんだけど、俺が中学生ぐらいで…。それで、自分の出番を待つ
 時間があって、自分の1人前の人が弾いてる時に、先生の横に座って、その時間を
 過ごすのね。…で、たぶん俺がその時に緊張してたんだと思うんだけど、それを
 見た先生が、『緊張は、よく練習した証なのよ』…って言ってくれて。まあ、何気無く
 言ったとは思うんだけど(笑)、何だか楽になれた気がしたんだよね。中学生、且つ
 男子校でピアノ…っていう微妙な時期でもあったしさ(笑)、その時期は。」


「うーん、そうだね。緊張しない、する…って言うのは、それだけ準備をしたからだよね。」

「そうそう、誇って良い事っていうか…。」

「普段は、プレイをする事には緊張しないけど、たぶん竹うっちゃんが自分のライブで
 緊張するっていうのは、自分でブッキングして、お客さんを呼んで、ライブ等の
 タイムテーブルを組んで、…っていう、“準備”に対して感じている事だもんね。」


「それで、演奏が上手くいけば、尚良いんだけど(笑)。」

「成程ね。」

「あとね、笑っていいともでタモさんが言ってた事で、たぶんテレホン・ショッキングで
 AKBがゲストで出てきた時に、誰かがタモさんに質問してたのね。『私は、テレビや
 舞台の上に出ると緊張してしまうのですが、タモリさんは緊張しますか?…そして、
 どのように緊張をほぐしてますか』…みたいな感じで…。そしたらタモリさんは、
 『緊張しなくなる方法なんて、無い!』…ってハッキリ言ったのね(笑)。」


「はははは(笑)!」

「…で、その後、『むしろ、緊張の場を与えてくれたって事に感謝すべきだね』…って。」

「うわ!…それ、凄い良い言葉。」

「ホントだよね。」

「だって、最近、緊張出来ない事の方が、病気だと思う。」

「分かる分かる。慣れすぎちゃってるんだよな…。」

「まあ、緊張して間違えちゃうっていう、悪いサイクルもあるけど、
 やっぱ皆、緊張しなさ過ぎ…とは思う(笑)。最近、僕も
 その方向に呑まれてきているような感覚はあるけど…。」


「バランスが難しいよね(笑)。」


-----締めに向かう-----


竹内「いやー、今日は良い話しが出来た気がする。」

寺岡「そう言われると、俺、何も出てこないですけど(笑)。」

「でも、寺岡の音楽に対するスタンスって、現状の事だもんね。」

「うーん、ある意味、音楽をやりたい若者に近いかも。」

「あー、成程。」

「演奏する機会も欲しいし…。ちょっと違うのは、酸いも甘いもを知ってはいる。」

「そうだね、一応経験はしちゃったっていう…。」

「大きなステージも立ったし、小さなステージでもやったし。
 どっちの楽しさも知ってるけど…、言ってみればやっぱり…。」


「ふんふん。」

「自分、主役じゃないですか。ステージに立てば。」

「そうだね。」

「だから、そんな機会があるって事の幸せを、最近特に感じます。
 だって俺、本当に次回があるのか不安な中、やってますし(笑)。」


「はははは(笑)。」

「ポップス系はともかく、インスト系は本当にそうです。だから、自分のベストを
 尽くしてやってるけども…、まあ、上手く出来る日も出来ない日もあるし…。」


「まあ、そういうものだって…。」

「ポップスはもう別物ですね。曲の構成とかで、ギターがあるべき所に、
 ちゃんとギターが入れられているか…とか。…どっちかって言うと、
 こっちの方がクレバーにやれてるのかもしれない。きっと Linda の
 お陰ですね。だから、彬子さんのバンドでは、俺はもっともっと貢献出来ると
 思う。プリプロをするって言ってけど、他にも良いやり方はあると思うし…。」


「いや、頼もしいよ。つまりは、これからもよろしくお願いします…って感じだね。」

「はい、後は良い按配に編集して頂いて…。誰かと飲んでる時も、
 熱くなりすぎてウザがられている時もあるので…(笑)。」


  先輩・後輩のお話しでした(笑)♪



 ☆本日の注文品

・生ビール(550円×7点)…3850円
・白ワイン、デカンタ…920円
・トマトの肉巻き(200円×4点)…800円
・エリンギ肉巻き(200円×4点)…800円
・青唐辛子串…300円
・ユッケ…500円
・大根のハリハリサラダ…420円
・ブタバラ(170円×2点)…340円
・ぼんぼち(140円×2点)…280円
・かわ(160円×2点)…320円
・砂肝(120円×2点)…240円
・ぎんなん(170円×2点)…340円
・おもち肉巻き(200円×2点)…400円
・ハイボール…390円
・ジントニック(500円×3点)…1500円
・焼きおにぎり…420円
・手羽先(200円×2点)…400円
・三種チーズ…500


 計12720円!…奢らせて頂きました!!

 ☆寺岡佑のブログ…http://www.my-cosmos.jp/mypage/weblog/blog/269

拍手[14回]



 またも月末の更新となってしまいましたが、奇数月恒例の『奢らせて頂きます!』をやらせて頂きます。今回は、サックス・プレイヤーの海野あゆみさんを取り上げ、横浜に縁があるという事で、中華街に繰り出してしまいました(笑)。しかもお店が、以前、自分が家族で寄った事のあるお店でもあり、ブログにも出していたので〔黒バリトン登場参照〕驚いたものでした。海野さんはバイクで来たので、お酒を交わしながら…という状況ではありませんでしたが(そもそも飲まないらしいので…)、中身があるような、無いような話しを延々としておりました(笑)。では、どうぞ御覧下さいませ!

  海野さん、お勧めです  途中から混んできました


 ●日時…2012年3月26日 ●場所…横浜中華街 ●お店…福満園新館


竹内(以下、緑で表示)「じゃ、お願いします。」

海野(以下、濃いピンクで表示)「よろしくお願いします。ここから録り始めるんですか?」

「そうですね。」

「ここから全部録って、ここから全部書くんですか?」

「そんなわけ無いでしょう。」

「面倒臭いところは飛ばすわけですか?」

「…まあ、そうですね。祐子ちゃん(山上祐子さん)の時に、色々な流れで旅行の話しに
 なったんだけど
竹内大輔の『奢らせて頂きます!』10.(山上祐子編)参照〕

 全部カットしましたし…。終わりが見えないと思って…(笑)。」


「旅行の話し…。成程、旅行好きですもんね。」

「でも、書いてどうすんだ…的なところもあるじゃないですか。」

「あー…。じゃあ、何を話せば書かれるんですか?
 何か…、インタビューみたいな事をされるんですかね。」


「いや、しないですね(笑)。」

「しない…ですよね(笑)。あくまでも普通に…。」

「普通に…。」

「そしたら私、放送禁止用語しか喋らないかもしれないです。」

「あー、前にあったかもしれないですな。」

「そうですか(笑)。あ、食事、お取りしますよ…。鳥だけにね…。」

「…あ、そういうのを書いていきたいと思います(笑)。」

「え?…あ、いや、やめて下さい(笑)。…まあ、書いて貰っても
 良いですけど、竹内さんの品格が疑われますよね(笑)。」


「…は?」

「…え(笑)?」

「品格が疑われるのは、俺じゃないでしょう。」

「いやいや、何ですかね…。」

「あ、何をこんなの書いてるんだか…って事?」

「そうです。」


「いや、良いんじゃないですかね、こんな調子で…。」

「そうなんですか。あ、これも食っちゃって下さい。…あ、『食っちゃって…』とか言うと、
 これも書かれて私の品格が疑われるかもしれない…、気を付けないと。」


「まあ…でも、そういう事を目的とした場でもありますからねぇ…。」

「ははは…成程(笑)。人の本性を暴こうと…。まあ、MCとかで
 出しちゃってますからね(笑)。あー、お腹空いたーー。」


「早速、本性が出てますよね(笑)。」

  海野さんの持ってるビールは、自分(竹内)のです

「しかし、面白い事を考えましたよね。」

「このシリーズって事?…そうですかね。」

「はい。人に興味が無さそうなのに、意外と人に興味があるって事ですよね。」

「そういう事になりますね(笑)。お客さんの為でもあったし、自分の為でもあったと…。」

「自分の為…。」

「…もっと人に興味を持とう!…みたいな。」

「あー!…じゃあ、元々は人に興味は無いですよね。」

「無いですね(笑)。」

「凄いそういう感じします。やっていくうちに、人に興味は持てたんですか?」

「いや、どうなんでしょうね…。」

「あはは(笑)。持ててないんだ(笑)。」

「でも…まあ、この企画を始めた当初よりは、興味を持てたんじゃないですか?」

「ふーん…。」

「まあ、基本的に、質問が無いんですよね…、人に(笑)。休みの日、何してる?…とか、
 聞いても良いんですけど、それを聞いてどうするんだ、俺…みたいになっちゃう(笑)。」


「でも、お客さん的には、知りたいかもしれないって事ですよね。」

「まあ、そうですね。自分で聞いてよ!…とも思っちゃうけど(笑)。」

「ははは(笑)。でも、お客さんにいきなり、休みの日って
 何してるんですか?…って聞かれても…っていう気はしますけど(笑)。」


「…って言うか、この企画をやっておいて、『自分で聞いてよ』は無いよね(笑)。」


「そうですよ。全然意味無いですよ(笑)。」


-----若干、不安な空気が流れつつ…続けます-----


海野「…で、休みの日は何してるんですか(笑)?…って、私が聞いちゃう。」

竹内「ははは(笑)。」

「…って言うか、休みとか、休みじゃないか…とか、分かんなくないですか?」

「あ、何をもって休みとするかって事?…確かに…。休みは休みで、
 色々と出来る事ってあるもんね。譜面を書いたりとか…。」


「そうなんですよね。なんか、休みの日…って言われても困りますよね。
 別に、夜だけ仕事がある日とかでも、朝起きて、昼とか夕方までは
 休みの日みたいなものじゃないですか。普通の人からしたら…。」


「休みですね。」

「休みですよ。…って言うか、人生が休みですよ(笑)。
 年がら年中、夏休みみたいなものですよ。」


「ぁあらっ…。言ってしまいましたね(笑)。」

「…いや、でも最近なんかホントに…休みって…、、、。
 働いているって感覚あります?…ライブとかやってて。」


「それは難しい質問ですね。」

「そうですよね?」

「いや…、あるとは思うんですけど…、あの、自分達のデュオ
 〔デュオでライブハウスやります!参照〕の時とかは、、、(笑)。」

「あっはははは(笑)。」

「あれは、どう捉えたら良いんだ…っていう(笑)。」

「あれは、本気で遊んでいる感じですよね(笑)。」

「あの遊びに、お客さんはお金を払って見に来るっていう…(笑)。」

「でも、仕事だから…って言って、BGMみたいにヴァ~、、ってやってるのを
 聞きたいかって言ったら、そんな事は無いだろうから、良いんですよ!
 遊んでるのを…、楽しく演奏しているのを見てる方が楽しいじゃないですか。」


「それもありますね。どうなんだろう…。
 良い意味で、遊んでいるって事ですもんね。」


「だって本当に、仕事してます…みたいに思ってるだけで
 演奏してたら、絶対にそういう演奏になっちゃいますよね。」


「まあ、仕事をどう捉えるか…ってところもありますね。」

「そうですね、難しいですね。」

「うーん、何かこれ、前にも誰かと似たような話しをした事がある気がするなあ…。」

「ふーん。」

「営業的な…、いわゆる結婚式とかの演奏でのBGMと、人に呼ばれて…例えば
 自分だったら、
Generation Gap とかのライブで演奏する時のスタンスの違い…ね。」

「…でも、違いますよね?」

「違うんですかね。なんか…、色々と考えてたら、
 結局は違わないんじゃないかなって思ってて。」


「それは…、素晴らしい事だと思います。」

「何だよ、どっちだよ(笑)。」

「だから(笑)、変わらないくらい、パーティーとかブライダルとかの演奏を、
 ちゃんと自分も楽しく演奏出来るって事じゃないですか…。逆の人が
 いるわけですよ。それは、ちょっと良くないんじゃないかって…。」


「成程。…じゃあ海野さんはどうなんですか?」

「え?…私はちょっと…よく分かんないです。…今、食べてるんで(笑)、あははは!」

「あはははは(笑)。ちょっと食べてるから話しかけないでくれって(笑)?」

「まあ、そんなところですよね(笑)。」

「食べ終わるまで何も進まんわ(笑)!」


-----まだまだこの空気は続きます-----


海野「今のところ、まだ書ける事を話してないですよね。」

竹内「大丈夫ですよ。そのセリフ、この企画の“あるある”ですね。皆が聞きます。」

「そっか、じゃあ私、そろそろちゃんとしよ(笑)。竹内さん、食べるの遅いですね。」

「そうですか?…まあ、飲んでるかじゃないですか?」

「成程。じゃあ、うちの家族が早いんだ。こんなの出そうもんなら、一瞬で無くなります。」

「そりゃ、1人じゃないでしょ?」

「まあ、4人ですけど…。4人分あっても…ですよ。…あ、それ全部食っちゃって下さい。」

「また本性出てますよ(笑)。」

「……。」

「……。」

「…文章を書くのが好きなんですか?」

「それ、よく言われるんですけど…。たぶんそんな事は全然無いと思う…。」

「……。…人に、何かを伝えるのが…好きなんですか?」

「何言ってんだ(笑)。」

「あっはははは(笑)。だってブログとか…、あ、じゃあ自己満足なんだ。」

「うーん、よく分からないけど…。」

「私なんか、なるべくならブログとか書きたくないんですけど…。」

「はあ…。じゃあ、書かなきゃいいじゃん。」

「だから最近書いてないです(笑)。…でも、なんか書かなきゃなあ…と。」

「あーだこーだ言う人がいる…と。」

「……。」

「……。」

「GG(Genration Gap)のメンバーとか、やらないんですか?」

「…ん?…ああ、この企画の事?…やりましたよ。副田君
 
竹内大輔の『奢らせて頂きます!』3.(副田整歩編)参照〕。」

「あ、やったんですか?…見てみよう。」

「わりと初期の頃だけど。」

「でも、普段から喋っているのに、今更話す事とかあるんですか?」

「えーとね…、後半にかけてどんどん無口になっていった(笑)。」

「あははははは(笑)!」

「まあ、その時、もう1人ゲストで来ましてね。まあ、ブログを見てみて下さい(笑)。」

「町田でやったんですか?」

「勿論、町田 Herbie で。」

「ああ、あたし行った事ありますよ。」

「あ、そうなんだ。何で?」

「○○の○○が私の○○で、よく行ってたんです。あ、ここカットで!」


「あんた、企画を潰す気か。」

「え?…そしたらここの食事を1品1品紹介する会にすれば良いじゃない
 ですか(笑)。海野さんは美味しそうに食べていました…って。」


「食べていました。…って、子供の日記か!…しかし、それでよく太らないよね。」

「太ってますよ。それ、よく言われるんですけど…。私、凄いデブでは
 ないって事は自分では分かってるんですけど、一般の女性…、まあ、
 一応標準体重ではあるんですけど、昨今の若い女性から比べたら…、」


「別にもう若くないじゃですか(笑)。」

「はは…(笑)、一応まだ20代なんですけど。…まあ、若い事にしておいて(笑)、
 みんな痩せてるじゃないですか。だから、それなりに太ってますよ、やっぱ。」


「…と、食べながら言う(笑)。」

「あはははは(笑)。それと、一応毎日ジムに行ってるんですけど、それを知ってる
 人は、何でジムにそんだけ行ってるのに、痩せてないの?…とは言われますね。」


「あー、成程。ゼロにしてるんだ。」

「そーです、プラマイゼロです(笑)。」

「じゃあ、どっちかが無くなったら大変なんだ。ジムが無くなったら…、」

「はい。アケボノです(笑)。」

「曙…、強かったじゃん(笑)。」

「そっかあ…、じゃあ、ただのデブです(笑)。」

「はははは(笑)、口が悪いわ。」

「はー、お腹空いたなー。」

「はい、食べて食べて(笑)!」

  美味なる料理ばかり♪



-----それぞれの知り合いの話しに…-----


海野「竹内さんって、誰と一緒なんでしたっけ?…歳。」

竹内「誰って…、副田君とか?」

「あ、じゃあ2コ上なんですか?」

「つまりは海野さんは29って事?…で、すぐに30…(笑)。」

「あれ、副田センパイってどっちでしたっけ?」

「どっちって何(笑)。」


「…いや、私の大学の、1コ上の先輩と、2コ上の先輩がいるんですよ、GG には。
 でも1コ上の先輩で一浪しているから、皆、上杉さんと一緒なんです。
 あ…、じゃあ皆、2コ上になるんだ。だから、竹内さんも…そっちか。」


「だから、秋航(立山秋航)が1コ上でしょ?」

「そうか、立山さんが真ん中だ。…で、立山さんのお兄ちゃんが…、」

「俺の1コ上。」

「もう1コ上なんだ。…で、押越さんがそのもう1コ上…。」

「…あの泣き虫…。」

「はっはっはっはっは(笑)!」

「あははは…(笑)。」

「泣き虫…(笑)。超可哀想…(笑)。いや、でも、泣いて良かった
 ですよね、あのライブ
押越雪彦セッション参照〕は。」

「あははは!…そんなに、蒸し返す話しでもない気がする!」

「いや、私はちょっと面白かったですよ、あの時。」

「まあ、面白かったでけど…(笑)。」

「だって、普通のセッション・ライブみたいにやってたじゃないですか。」

「ふふ(笑)。それはそれで俺はなかなか…(笑)。これ、10年後とかに
 振り返ったら、凄く面白いライブだったなぁ…って思える気がしたもん。」


「はは(笑)。だって、何事も無かったかのように…。」

「そうそう、何かこう…、シレッと物事が運ぶ感じ(笑)?…凄いなって。」

「普通に、月1でやってます…って感じでしたもんね。」

「だってさ、よく考えたら…いや、よく考えなくてもさ、お客さんは
 その時に何を見に来ているか…って言ったらさ…。」


「押越さんの…元気なお姿を…(笑)。」

「そうそう(笑)。前日に夜行列車で来てさ。前日にリハーサルをしてさ…。」

「ね。そんなまでして来たのに、普通にセッション・ライブやってましたからね(笑)。」

「お馴染みの人か!…っていう(笑)。」

「でも、押越さんの話し書いちゃったら…、ちょっとアレですよね。」

「そうかね。」

「カットで!!…はい、じゃあここから!」

「それは無理ですね(笑)。」

「押越さんの悪口しか言ってないじゃないですか。」

「別に悪口じゃないでしょう。…よく泣いた!…っていう(笑)。」

「成程。よくぞ、涙を…と(笑)。」

「…収拾がつきませんな(笑)。」

「じゃあ、真面目な話しをしましょう。」


-----海野さんにとって、真面目な話し-----


海野「好きな食べ物はなんですか。あはは(笑)」

竹内「まあ…それは海野さんにとって、真面目な質問という事ですね。」

「そうなんです。」

「人の好きな食べ物を聞く事によって、その人の人間性が分かる…と。」

「そう…それと、その人と合うか合わないか。」

「成程…。」

「はい……。」

「……。」

「……。」

「…蕎麦ですよ。」

(1発、手を叩いてからの…)!!…イイ♪♪」

「あははは(笑)。まあ、広く言えば麺類だけど…。やはり日本蕎麦かなあ。」

「蕎麦は奥が深いですからね。」

「…でも海野さん、蕎麦なの?…食った気がしないんじゃないの?」


「食った気はしないですよ。この前、仕事の賄いがかき揚げ蕎麦だったんですけど、
 もう1杯じゃ足りなくて足りなくて…。もう、イライラしてましたもん。」


「絵に浮かぶわ(笑)。」

「だいたい蕎麦屋に行ったら、温かいのか冷たいのか、
 迷うじゃないですか。あ…、両方食べれば良いんですね。」


「ちゃんとした蕎麦屋に行ったら、俺は冷たいのですね。
 駅にあるような立ち食い系だと、ほぼ温かいやつをいきますね。」


「そうですよね。駅にあるやつは、あまり冷たいのが美味くない…。」

「そうね。コシが無いというか…。温かいやつは、
 そんなにコシが無くても食べれるもんね。」


「そうですね、冷たいやつには、やっぱりコシが無いと…。
 これ、真面目な話し、してますねー!」


「はあ…(笑)。まあ、俺が蕎麦で好きな理由の半分以上は、タレだけどね。」

「良いですよね。私は、黒っぽい色をして、ちょっとトロみがあるのが好きなんです。
 蕎麦をタレに付けてから出した時に、蕎麦に色味が付いているのが…良いです。」


「あー、いいですねー。」

「大丈夫ですか、これくらいで、真面目な話しは…。」

「はい、大丈夫です。お疲れ様でした(笑)。」

「あははは(笑)。」

「うどんか、蕎麦って言ったら?」

「両方です(笑)。」

「はは(笑)。じゃあ、蕎麦かラーメンかと言ったら?」

「…あ、蕎麦です。」

「おお。成程、じゃあ、蕎麦かパスタは?」

「うーん…、蕎麦か…なあ。…いや、パスタも捨て難い。
 でも、ちゃんとした構えのお店だったら、、、」


「えーと、この辺で良いですか(笑)?」


-----食べ物の話し、終了…-----


海野「なんか、ホントに全然、身の無い会話してますけど、大丈夫ですか。」

竹内「そうだね…。」

「なんか一瞬、音楽の話しになりそうだったけど…、」

「戻っちゃった。」

「はい。しかも、音楽の話し、何をしてたかって言われても、覚えてないです。」


「まあ、ちゃんと録ってるから(笑)。じゃあ、音大の話しとかは?…サックスを
 やる人って、なんで楽器をサックスにするもの…なんですかね。…いつから?」


「私は中1からです。」

「吹奏楽部?」

「まあ、中学から吹奏楽部に入りましたけど…、」

「その時に初めて?」

「はい。でも、ピアノはずっとやってて…、」

「まあ、そうか。お母さんがやってるんだもんね。」

「はい、悦子が…(笑)。でも何か、ずっと座ってなきゃいけないのが嫌だったんです。」

「成程、それでピアノは辞めちゃって…、」

「辞めてないです。そのままずっと続けてはいて、音大行くにもピアノを弾けなきゃ
 いけなかったし、なんか大学の時も、ピアノはずっとやってたんですけど。」


「クラシック・ピアノですよね。」

「そうです。」

「イメージ付かないですねえ(笑)。」

「そうですか?」

「いや、サックスだったとしてもイメージ付かないけど…。」

「どういう事ですか(笑)?…サックス吹いてる姿が?」

「いやいや、クラシックのサックスを吹いているのが。」

「あー、あんなに見てるのに(笑)…って思った。そうですかねえ。でもあたし、
 クラシックのサックスも、ちゃんとしたクラシックの曲はやってなかったと思います。」


「どういう事?」

「クラシックの中でも、変な曲…っていうか。」

「モダンな感じとか?」

「モダン…何て言うんだろう…。新しめの曲が多いんですよね。」

「そうなの?」

「サックス自体が新しいので。一番古くて、ドビュッシーとかなんですよ。」

「成程ね。ドビュッシーだと、ピアノ的には若干新しい感じだもんなあ…。
 そっか、そうなると、サックスでクラシックって、変な話しだね。
 それを大学でやってきてたと…。4年間。」


「そうですね。…て言うか、大学時代はあまり練習してなかったですね。
 大体、コンビニ行って…、何か食ってましたね(笑)。」


「あー…。まあ、今と変わらない(笑)。」

「そういう事ですね(笑)。なんかあいつ、よく練習棟にいるけど、
 何もしてないよね…とか。『もう1回コンビニ行ってくるねー!』
 …って言って、更にもう1回行きますから(笑)。」


「食べ終わっちゃってね。」

「食べ終わっちゃった…んですね…。」

「……。そういう大学生活を…。」

「…送ってましたね、…何だこれ(笑)。」

「よく…続けたよね(笑)。サックスを食べ物だと思ってるんじゃないの(笑)?」

「あははは(笑)。まあ、似たようなものはありますよね(笑)。」

「あ、分かった。サックスを仕事にすると、物が食えるからだ!」

「ははは(笑)。…逆なんですよ。今あたし、サックスを吹いてるから…。
 サックスを吹いてる時って、口が塞がってるから食べれないじゃないですか。
 これが、ピアノとかギターとかドラムとか…、口が開いているやつだったら、
 絶対リハ中とかライブ中とかに、口寂しくなっちゃうんですよ!」


「成程、はいはい。」

「だから、サックスをやっているって事で、ちょっとはまともな人生送れてるのかな…と。」

「確かに、他の楽器だったら、いつまでも食べてしまう…と。」

「なんで皆、口寂しくなってないのかな…って思います。また、話しが逸れましたかね。」

「いや、今度のは良いんじゃないの(笑)。なんか、ちょっとは開けた気が…。」

「有意義ですよね。」

「…いや、そこまでは…(笑)。まあ、後付けにしても、よく出来た話しですよ(笑)。」

「いや、最近気付いたんですよ。あ、サックスでバランスを取ってるんだ…って。」

「成程ね。サックスで良かったな…と。」

「そうですね。まあ、あと悦子がピアノやってたんで、何か一緒に演奏が
 出来るのないかな…って言ってて、サックスになったっていうのもあります。」


「他の楽器にいかず?」

「そもそも、他の楽器があまり興味無かったですね。ドラムとかウッドベースとか…。」

「ウッドベースは、その状況じゃ、そもそも興味の対象にならないでしょう(笑)。」

「そうですね、ギターとかは家にあったんですけど、全然弾けなくて…。
 なんかこう、弦が6本もあって、それを見てると、、、」


「食べたくなっちゃう(笑)。」

「(笑)。そう、蕎麦かな…って(笑)。」

「やっぱね。蕎麦好きからするとね。」

「そう、だから、鍵盤もね。ホワイト・チョコと、ブラック・チョコみたいに見えちゃう。」

「しかも、鍵盤の奥の方を見ると…、」

「やっぱり蕎麦かと(笑)!」

「いやー、ホント、サックスで良かったわ。」

「ちょっとは真面目な話しになりましたね。」

「…いや、俺、途中からふざけてるんじゃないかと思ったけど(笑)。」

「えー、あたし、結構真面目に…(笑)!」


-----最後は押越さんの話しで締める-----


竹内「楽器の話しは分かった。そうなると、ジャンルとかはどんなのが良いとか。」

海野「好きなジャンルですか?」

「食べ物以外ね(笑)。」

「なんだ~、食べ物の事かと思った(笑)。生パスタが良いとか…。」

「それたぶん、さっき聞いたよね(笑)。…まあ、
 どうでも良いっちゃあ、どうでも良いんだけど(笑)。」


「元々、中学の時は、ジャズの先生に習ってて…。」

「え?…あ、学校以外でって事?」

「そうです。そこの、桜木町にある、ジャム音楽院って所で…、」

「ジャム…。それ、名前に騙されたんじゃないの(笑)。」

「ははは(笑)。そう、苺ジャムかと思ったら、ジャズ・スクールだった。」

「何だよ!…って(笑)。」

「そうだよ。ジャムは、バターと合わせる事によって、美味しさが倍増するんだよ…って。」

「あ、出た出た。」

「違います(笑)?」

「小学校までは好きだった。それ以降は、もう甘過ぎて…。」

「ぇえ~!?…そう言えば、大晦日のライブ2012年、一発目!参照〕で皆で
 ジョナサン行った時も、ホットケーキに山盛りの生クリームをトッピングしたら、
 先輩達に、うわ、気持ち悪い…って言われて…。大人って怖いなって(笑)。」


「センパイ達ね。怖いね(笑)。」

「いや、あたしにとって GG の方々っていうのは、もう、“センパイ!”って感じで…、」

「当たり前じゃないか(笑)。」

「…怖いんですよ(笑)。もう、卒業してますけど。」

「センパイ…って感じねぇ…。」

「大学1年の頃、あたし結構やんちゃだったんで、先輩達にすっごい嫌われてたんです。」

「押越さんだって、本当は年上なんだからね。」

「いや、押越さんは同期なんですよ。」

「分かってますよ!…でも、年齢でいったら…、」

「まあ、4つ上ですよね。どちらかと言ったらおじさん…(笑)。おじ越えさんです。」

「…泣き虫おじさん(笑)。」

「あははは、泣き虫おじさん(笑)。それ書いて下さい!…はは、絶対怒られる(笑)。」

「怒られるわー。」

「もう、お前らとはやらない…って言われる(笑)。押越さんは全然怖くないんですけどね。」

「おかしいよ、それ(笑)。人柄なのかなあ…。昔は、
 GG と言えば!…みたいなところもあったけど。」


「いや、それは無いんじゃないですか。」

「いや、でも…。押越さん、上手かったなあ…。なんか、大晦日でライブをやって、
 GG のサウンドって、やっぱり押越さんが合ってるんだな…って思っちゃった。」


「あー…。」

「その…、押越さんがやってなかった曲もあったじゃん。
 ほら、メインとなる曲も変わってきたし…。」


「殆どやってないんじゃないですか。」

「あー、そうなのかな。でも、実際に曲を一緒にやった時、ああ、
 こうなるんだ…って。こういうベース・ラインの曲だったのか…って。」


「GG のカラーを理解してるんですね。」

「それが GG だったのか…って感じ、しない?」

「押越=GG…みたいな。」

「まあ、そう言われると、嘘くさくなっちゃうけど(笑)。でも、あの大晦日のライブの後に、
 副田君と車で帰ってて…。押越さん、良かったよね。みたいな話しになったんだよね。」


「えー、それ絶対、言ってあげて下さいよ。泣いちゃうかもしれないけど(笑)。」

「あははは、だって泣いちゃうんだもん(笑)。」

「絶対バカにしてる(笑)。…でも、今のは書いておきましょうよ。
 さっきの泣き虫おじさんの件はカットして、途中から…(笑)。」


「話しの流れが不自然でしょうが(笑)。まあ、大丈夫でしょ♪
 なんか今回、押越さんの回…みたいになっちゃったな(笑)。」


  長丁場の会でした…


 ☆本日の注文品

・四川&上海料理スペシャルコース(2980円×2人)…5960円
・青島ビール(600円×3点)…1800円
・アイスウーロン茶(350円×2点)…700円


 計8460円!…奢らせて頂きました!!

 ☆海野あゆみさんのHP…http://ayumi-unno.com/

 ☆横浜福満園のHP…http://fukumanen.jp/japanese/

拍手[14回]



 奇数月恒例の『奢らせて頂きます!』ですが、2012年も張り切ってやっていきたいと思います。1月ギリギリになってしまいましたが、今回はドラマーである木村創生君に出演して頂きました。このシリーズ始まって以来のドラマーでもありましたが、何と言っても実行日であった1月30日という日が彼の誕生日だった事は特筆すべきでしょう。そしてその前日の1月29日が自分の誕生日だったわけでして、誕生日が近いもの同士…という括りではないですが(笑)、そんな日に集まるのも悪くないと思いました。忙しい中を縫っての参加だったとは思いますが、彼が以前住んでいた西武池袋線の保谷付近のお店にて、今回の飲みは実行されました。自分も以前の創生君の家には何度か足を運んでおり、その度に保谷駅は使わせて貰っていたので、自分的にも懐かしい感じで保谷駅に降り立ちました。さて、どんな話しが飛び出すのでしょうか?

  ビルの1階の奥に位置していました  お店は43周年だったとの事!


 ●日時…2012年1月30日 ●場所…保谷 ●お店…韓流焼肉なかやま


木村(以下、深緑で表示)「おめでとうございます。」

竹内(以下、緑で表示)「お互いに(笑)…。おめでとうございます。」

「1日違いですからね。」

「このお店は…よく来てたの?」


「ここで、1回食いに来て…、そして旨過ぎて、
 感動して…、そんで働き始めてちゃったんすよ。」


「え?ここで!?…あ、そうなんだ。働いたんだ。」

「短い間…、ランチタイムだけ。」

「へー。ここに越してから?」

「…ん、まあちょっと経ってからですね。俺、保谷に3年…、4年…、いや、5年…?」

「まあ、何年でも良いけど(笑)。」

「確か4年でしたかね…。ここは半年くらいやってました。ランチに来て、
 仕事して、そしてそのまま飯食って…。ここで自分で作ってたんですけど。」


「ほおほお。」

「…って言うのが日課になってましたね。週2,3のペースで。
 そん時によく食ってたのが、石焼ビビンパとかです。」


「おお、今日の締め的なものを感じるね(笑)。楽しみにしておこう♪
 …って言うか、既にキムチから美味しかったからなあ…。」


「旨いですよね。」

「なんか、タレっぽいのが付けてあるのが良いな。俺、好きな食べ物が醤油だから(笑)。」

「タレっぽいって言うか…、まあ味付けは濃いめですよね。
 だから、好みはあると思うけど、俺はヒットだったっていう…。」


「俺も好みだな。」

「でも、タレの作り方…肉にタレが付いてくるんですけど、これは作り方を教えて
 くんなかったんすよ。10回くらい挑戦してみたんですけど…、駄目だったなあ。」


「へー、諦めないね(笑)。」

「チラチラ小出しにはしてたんですけどね(笑)。」

「真似てみたりしなかったの?」

「いや、もう全然真似なんか出来ないですよ。」

「久々に、本当にお勧めしたいお店が登場した気がするな…(笑)。」

「週末とか、ホント予約とかしないと入れないですから。」

「じゃあ、もう肉を頼んじゃいますか。奢りだから…カルビでも上とかいってみる(笑)?」

  創生君自身も、2年振りに来たのだとか

「こういう感じのお店、好きですか?」

「好き好き!…雰囲気もあるしね。」

「おー、良かった。」

「…そう言えば創生君、なんかハングル語喋れたり…するじゃないですか。」

「はあ、まあ、そういう事になってますね…。もう大分忘れましたけどね。」

「何で喋れたの?」

「いや、このお店を始める前に、韓国人の彼女と付き合ってたんですよ。」

「そうかー、そういうのが一番喋れるよなあ…。」

「その当時…、1年くらいでしたけど、ちゃんと勉強した時期があって…。
 でも彼女が困らなくなっちゃったから、やめちゃったんですけど。」


「へー、そっかー。あれ、これ書いて良いんすか?」

「…いや、駄目でしょ(笑)!」

「そうか…。」

「いや、まあ…、過去の話しだからもう良いですけどね(笑)。」

「はい♪…あ、肉が来た。」

「どうぞ食べて下さい。」

「おお、うまーー!…つゆだくな感じじゃないですか(笑)。」

「ははは、つゆだく(笑)。あ、旨い~~!」

「これ、ハラミだよね。素晴らし美味さだ。でも、韓国ともまた違うような…。」

「いや、たぶん日本人向けにアレンジされていると思いますよ。
 そして、竹内さんとか、俺とかの好みにヒットしてるのかと思います。」


「甘辛…って味が好きだわ(笑)。」

「ああ、いいですね。ハラミ、外側がカリカリになる感じの
 焼き方…どうすか?…お作りしますよ!」


「あ、いいね。ありがとう♪」


-----自分達の馴れ初めの話しに…-----


木村「
川上彬子の最初のアルバム名…何でしたっけ?」

竹内「あれでしょ?…ファースト、、、マッサージ(笑)。」

「あはははは(笑)。最初に…マッサージされるやつ(笑)。」

「そうそう(本当は“First Message”です…笑)。」

「あれ、うちで録りましたよね。」

「録ったね。わざわざ足を運んだもん(笑)。懐かしい…。」

「マッサージと言えば…頭に針を刺されていた事…ありましたよね?」

「あれ、創生君の実家(針治療)での話しじゃないか!…もっと懐かしいわ(笑)。」

「…ですね。」

「そう言えば、創生君とさ、今でこそ川上さんのサポート等で月に1回以上は
 顔を合わせたりするけど、うちらの最初って、そういうやつじゃないよね(笑)?」


「ハハハハ(笑)。」

「副田君副田整歩君)を介してさ、紹介されて…。」

「そうだ、インストバンドの。小山だ小山…。」

「そう…、たまに忘れがちだよね。どれだけ“Suite Sandrin”の楽譜を使っているか(笑)。」

「ハハハハ(笑)。あれ、ミストーンまで取ってますから!

「あれは書き直しする気にならないもんなあ…。如何にあの譜面を出回すかと…(笑)。」

「なんかね、譜面に厳しい人が周りにいたんですよ。それでです。」

「まあ、とにかく使わせて貰ってます♪」

「竹内さん、俺と出会った頃って、今の俺くらいですか?」

「創生君って、いくつになったの?」

「28です。」

「…どうなんだろう…。2007年ぐらいだったら、それぐらいかな…。」

「じゃあ、俺は22か23辺りって事か…。
 フェローズ
小山 Fellowsの歴史を辿れば良いんすよ。」

「それが分からんもん(笑)。」

「フェローズの歴史と共に…、俺のあのバンドは動いてましたから。」

「…そんな事を言われてもさ…。家に帰ってブログを見返せば分かるけど。」

「または、小山遊園地が潰れた翌年とか…です。」

「ググってくれ!」

「はははは(笑)。」

「待って待って…。全然分かんないなぁ…。確か、俺が川上さんのライブを
 初めて手伝ったのが、2007年の夏過ぎだと思ったんだけど…。」


「じゃあ、その前ですね。」

「その年の冬過ぎくらいかな…。なんかあの時は寒かったようなイメージが…。」

「あ、確かに。車とか出し入れしてたけど、寒かったかも。」

「だって、夏なんかに温泉に行こうとか思わないもん。」

「あ!…うちの親父が診療所を開業した年だ。」

「え?…あ、そうか。あの時、温泉に着いた瞬間、自分は
 家の手伝いがあるとか行って、どこかに行ってたもんなあ。」


「そうそう、めっちゃ手伝いがあって、片付けたりとか…。
 未だに副田さんとかから、あれは無いでしょ…って言われる。」


「いや、だってあれは無いでしょ(笑)。」

「あらら(笑)!?」

「ナメンナヨ、華の…79年度生まれを(笑)!」

「あっはははは(笑)。」

「副田君とは、どういう馴れ初め…?」

「うーんと…。」

「まあ、質問的には安牌な内容だけど。」

「…うーん、いや、そういうの弱い。全然すぐに思い出せない。」

「あれ、そうなの?…副田君、悲しむな(笑)。」

「はは(笑)。…あのねぇ、あの~…、あれだ…、ある歌手がいて…。」

「ほぉ。」

「当時、中野駅でよく路上やってたんです。ジャズ。」

「へ~、副田君と?」

「いや…。まあ、そういうグループがあって、そんでそのリーダーが、
 1人の女の子をプロデュースする…みたいな事になって、それで
 最初にスタジオに入った時に副田さんがいた。」


「ふ~ん。まあ、それにしても、時間が経つのは早いよなあ…。」

※調べたところ、創生君と自分の出会った頃にやってた小山 Fellows でのライブは
 〔竹内大輔の写真日記(~2009)、小山温泉湯巡りライブ〕と、2007年3月の事でした。


-----現在の話しへ-----


竹内「ヨーロッパ行くんだよね(笑)?」

木村「はっはっは(笑)。佳境に向かいそうな話し!?」

「何回目っすか?」

「ヨーロッパ…3回目っすね。」

「今回、凄く長いでしょ?」

「いや、初年度が一番長くて、あれは1ヶ月半ですよ。」

「あ、そうなんだ。でも今回も1ヶ月強でしょ?…そんな長く海外に居た事がないや。」


「でも、あれっすよ。大きなスーツケースとかに、1ヶ月半分の着替えとか
 荷物とかを全部入れて出掛ける…とかじゃないんすよ?」


「そりゃ無理でしょ。…ん?…どういう事?」

「機内手荷物…ってあるじゃないですか。あれに全部1ヶ月半分の
 服とかを入れて、あとの大きな荷物は楽器とか物販に回されちゃうんですよ。」


「あ、そっかー、確かにな~。楽器ってお金掛かるからなぁ…。」

「個人では絶対に無理ですもん。あと、トラブルの多さとか…(笑)。」

「中国でも結構トラブルはあったなあ(笑)。」

「楽器が無いとか?」

「楽器が無い…と言うか、PAが無い…とかね(笑)。
 あ、この前はキーボードのペダルが無い…があった(笑)。」


「ツアーでトラブルは付き物ですよ。帰ったら部屋が無かった…とか。」

「ほおほお(笑)。誰かが使ってたとか?」

「そうです。メンバー全員分。だから、皆で下のコインランドリーの部屋で寝てた。」

「え、マジで!?…それは大変だなあ…。」

「ホテルが閉まっちゃんですよ。遅くても24時くらいになっちゃうと。」

「そうなの?…なんか、ずっと開いているようなイメージもあるけどな。」

「いや…、たぶん、観光客が泊まるような所と、自分達が
 泊まる所は、ちょっと違うのかもしれないですけど…。」


「人数も多いからねぇ…。実際に行かないと分からない苦労話しは多そうだ…。」

「アムステルダムとか…ぷかぷかプカプカやってますし(笑)。」

「まあ、一応合法っちゃあ合法だしね…。」

  カルビも最高!

「竹内さん、俺と最初に出会った頃が、今の俺くらいだったじゃないですか。」

「はいはい。」

「どんな感じでした?…音楽性とか、それに対するスタンスとか…。」

「えー、変わってないんじゃない?」

「そうか…。」

「まあ、しいて言えば、…5年前でしょ?…たぶんね、自分のピアノトリオを
 始めた頃だから、その“やり始めた”っていうのが大きな変化だったかもね。
 それまでサポートばかりしかやってこなかった自分が、自ら進んでメンバーを
 集めて、お店をブッキングして、そしてライブをやるようになったんだからさ。」


「ふーん。」

「まあ、環境的には大きい変化だよ。逆に言えば、変化はそこだけかもだけど。」

「じゃあ、あまり仕事仕事してるのは、もうやってなかったとか?」

「いや…、してたんじゃ…ないかな。…って言うか、仕事仕事…って何なの(笑)。」

「そう言われると難しいな…(笑)。」

「まあ、トラとかね…。元々完成してる所に演奏で自分が入るのは大変だよね…。」

「そうですね。」

「知らぬ間に、自分の好きなような方向のものにしている部分はあるかもな。」

「あの、今週、先週、久し振りに週に3回ライブがあったんすよ。」

「はいはい。」

「竹内さんだったら普通の本数でしょ?」

「まあ…、そうかなあ…。」

「俺、キツくて…。」

「へえー!?」

「いや、思い返せば昔はやってたかもしれないんですけど。
 パートの違いもあるかもしれないんですけど…。」


「ドラムとかってさ…、難しいよね。バーみたいな所に置いてないしさ。
 もしあったとしても、ブラシとかで、音量をセーブして叩いて…とか。
 そいういう所って、本領発揮って感じにはなりにくいもんねえ…。
 じゃあ、そんなにライブってやってないんだ。」


「うーん、やってない…。いや、やれてない…。」

「そういう時って、どうすんの?」

「まあ、レッスンとかですよね。」

「そうか。何人くらい教えてんの?」

「えーと、ひと月に1回とかって人も合わせれば、15~20人くらいですかね…。」

「ふーん。でも、それはそれで大変だよね。」



-----恒例の話しになってくる-----


竹内「創生君は、今後どうするんですか?」

木村「うーん、来ましたか…(笑)」

「まあ、これ言ったら、締めみたいになってくると思うけど(笑)。」

「楽器の問題もあると思うんですけど、ドラムって基本的に、
 誰かに呼ばれないと演奏するチャンスが無いじゃないですか。」


「そう?…自分がリーダーになれば話しは別じゃないの?」

「…とは言え、たかが知れてるじゃないですか。」

「いや、それは自分次第でしょ(笑)。」

「まあ、それも音楽的に面白くないと、出来ない事かなと…。」

「いや、違う違う…。何て言うの?…今後やってくスタンス…って言うと難しいけど。」

「結果で言うと、自分が何かこう提案して、リーダーとしてやっていく、
 …というよりは、ある音楽性があって、それを良いという
 メンバーが集まって、それに向けて、運営とかあまり考えずに…、」


「いい音楽をやっていく…?」

「…の方が好きですね。まずは。」

「はいはい。」

「それか、もう1つ欲を言えば、もっとスタイルを追求していって、日本で
 このスタイルで言えば“木村創生”だ…みたいに言われるようになりたいと。」


「成程。」

「…で、あればなあ…とか、そうでなきゃなあ…と言うか。」

「…うーんと、じゃあ更に聞くと、何故にそう思うかが俺は知りたくなるんだけど。」

「そうでしょ?」

「あはははは(笑)。そうそう。やっぱね、元から来る何かが
 あるから、そう思うんだもんね?…何なんだろうね。」

「そうですね。」

「まあ単純に、上手くなりたいから…ってのはあると思うけどさ。」

「いや、上手さは…、何を基準にするかで全然違うじゃないですか。」

「まあそうだね。」

「だから、上手さはまずは置いといて、普通に気持ち良くならないといけない…とは
 思います。その気持ち良いレベルを、どんどん上げてかなきゃいけないと…。」


「好きなドラマーって誰なの?」

「ドラムを始めた切っ掛けが X JAPAN なんですよ。
 だから、YOSHIKI さんは今でも好きですね(笑)。」


「へー。唯一無二感が漂ってるね。そこまで行くと、ドラマー以上の
 カリスマ性があるもんなあ。スティーブ・ガットとか、好き?」

「いや、めっちゃ好きですよ。唯一無二感ありますしね。でも、
 よくよく考えるとガットも、出来るジャンルって限られてるんですよね。」


「まあ、ガットらしくなっちゃう…って感じかね。でもさあ、当たり前だけど、
 本人は“そうやろう!”って思っては叩いてない筈なんだよねぇ。結果を
 自分達リスナーが、“ガットらしい”…って言っているだけでさ(笑)。」

「あ、そうですよね。これっぽくやろう…とは思ってないですよね。」

「うん。…で、ドラマー的にどうなりたいかは分かったので(笑)、
 何でそういう考えに至ったかを…聞きたいかなあ…。」


「まあ、ある時、格好良いな…と思ったんでしょうね。」

「お、来た来た!…やっぱ、そういう単純な理由が一番良いよね♪」

「ははは(笑)。」

「いや、…って言うのはさ…、あれ、創生君って、ドラムいつから始めた?」

「12歳…かな?」

「つまり、思春期頃でしょ?…やっぱその時ってさ、格好良くなりたいから
 始めたりするわけじゃん。目立ちたい…とか、モテたい…とかさ。普通に
 考えて、そういった強い想いって、原動力的に大きいと思うのよ。」


「うんうん。」

「でも、俺ってピアノを3歳から始めてるから、そういった思いが一切無いのよ。」

「へぇ~…。」

「むしろ、こうやってピアノを何年もやってきたから、
 どこかで誰かの役に立てないかな…、とかなのよ。」


「成程。」

「だから、上手くなりたい!…とか、格好良くなりたい!…とかで
 音楽をやり始められた人…っていうのは、羨ましくてしょうがない。」


「へー、そうなんだ…。それは、それは凄い…。」

「たぶん高校の頃とか、モテたくて楽器始めたやつとかも周りで多かったけど、
 何となく温度差はあったもんね…(笑)。ただ、幸いな事に、高校でジャズって
 いう、クラシックとは全然違う音楽に出会えたから、どうやったらこんな風に
 弾けるのだろう…とか、これは誰なんだろう…とか、また知らない事に対して、
 明確な目標が出来始めたのは良かったのかもね。」


「ここで、結構俺が、また竹内さんと違うんだろうな…と思った事が、 
 …これもドラムだから…なのかな。タイコって、間の伸び具合とか、
 そっちを考えるのがメインなんすよ。ピアニストって、どうなんですか?」


「うーん、ピアノって、どっちもじゃない?…いや、これは人によっては
 『ちげーよ!』って言われるかもしれないけど、ピアノって、俺が思うに、
 オルガンとか、シンセとかって言うより、ドラムに近いと思うんだよね。」


「あー…。」

「だから、俺はきっと、オルガンをやるより、ドラムをやる方が向いてると思う(笑)。」

「それは、そうなのかもしれないですね…。いや、でも俺は、竹内さんが
 そこまでドラマー的なリズムには興味無いかな…とも思ってて…、」


「そんな事は無いけど、リズムだけ…とも言えないんだよな…。これがまた、
 小さい頃からクラシックをやってた…って言う頭が回ってきて…(笑)、
 何だかんだでメロディー有りきな考え方は変えられないかも…。」


「良いバランスでやっていくしか無いですよね。」

「俺が言ってる事、若干矛盾しちゃってるよね。ピアノはドラムみたいだとか
 言っておきながら、メロディー有りき…みたいな話しをしてるしさ(笑)。」


「いや、ドラムもメロディーっちゃあ、メロディーですよ。」

「あ、そうなのか…。成程なあ。名言出ちゃったかもなあ(笑)。
 …で、何だっけ?…何になりたいんだっけ(笑)!?…あれ、違う?」


「まあ(笑)、唯一無二の人って、格好良いなあ…と。」

「そういう人になれたらな…って事か。」

「あとは、めっちゃ踊れるビートを出せる人…とか。」

「ふーん、何て言うんだろ…。人の役に立ちたい…って事?」

「あー、それはありますね。何かやりたい…とか。こういうジャンルを…とか。」

「…っていう人の…助けになってあげたい
 …とかって事だよね。でも、それは分かるわ。」


「そうそう。」

「いや、俺がそうとかって事じゃなくて、創生君って、そういう性格じゃん。
 今回の肉でもさ、よく作ってくれるし、さっきもおしぼり渡してくれるし、
 あと打ち上げの時とかでも、沢山、人の為に動いて働くじゃん。
 まあ、年上が多い現場だからかもしれないけど(笑)、納得だわ。
 つまり、性格の延長がそのまま音楽に結び付いているんだよ、きっと。」


「ああー、、音楽性に…。」

「そう、音楽性に。性格の延長の風景が見えるもん(笑)。」

「そっかぁ…。」

「そういう話しが聞きたかった(笑)。」

「あはははは(笑)。回り道してしまった…っていう…(笑)。」

「え!?…まあまあまあ…、それも性格の延長ですわ(笑)。」

  今回も良い話しが聞けました!  せっかくなので創生君、お店の方々と♪

※今回はせっかっくなので、お店の方々(右上写真参照)にも写って頂きました♪


 ☆本日の注文品

・生ビール(630円×6点)…3300円
・盛り合わせキムチ…800円
・蒸し豚カルパッチョ…650円
・ハラミ…840円
・タン塩…950円
・上カルビ…1300円
・冷麺(小)…630円
・ビビンパ(小)…630


 計9100円!…奢らせて頂きました!!

 ☆木村創生(soki)君のHP…http://www7a.biglobe.ne.jp/~dr_musuko/

拍手[6回]



 12月の更新となってしまいましたが、今回の『奢らせて頂きます!』はボーカルの折井敦子さんを取り上げたいと思います。…と言うのも、本来は11月末に行われる予定だったのは勿論なのですが、本人がまさかのインフルエンザに罹ってしまい(笑)、ひとまず12月に延期という状態に…。その後、それが長引いてしまったのか、なかなか機会が得られなかったのですが、ついに実現する運びになりました。
 お互い、時間もあまり取れなかったので、昼間の設定とさせて頂きましたが、そもそも自分達は昼間に会う事自体が今まで無いくらいだったので、少し新鮮な時間にも映ったくらいでした。折井さんとは赤坂 Kuro でたまに御一緒しますが、逆に言うと、そこ以外では会った事が無く、そろそろこの企画も、Kuro メンバーの中から誰か…と考えていたので(笑)、その意味では今が一番面白いタイミングかなと思ったのです…。インフルエンザという理由でも、代理の方を考えなかったのはその為でもあります。まだまだ病み上がりに近い状態の折井さんでしたが、お酒も入り(笑)、初めて長く話せた時間でもありました。どうぞ御覧下さいませ!

  とてもお洒落な感じです!  サロンのような雰囲気を持つ店内(2階部分)


 ●日時…2011年12月22日 ●場所…高円寺 ●お店…Bake Crowns Cafe


折井(以下、赤紫で表示)「1日振りの飯にありつけます(笑)。」

竹内(以下、緑で表示)「今でも全然完治してないんですよね…?」

「ホントに、インフルエンザを起こしてから体調を崩しちゃって。」

「だって、先月末からだから…。」


「かなり長いですよね。…なんか1回治って、その後普通に赤坂 Kuro に行って…、
 それで、Kuro に行ったら何故か悪寒がして…(笑)。なんか、Kuro に何かが
 いるのかなってぐらい悪寒がして。…で、家に行ったら具合が良くなって…。」


「はは…。繰り返し…。」

「そう。…で、先週になって今度は咳が酷くて…、倒れちゃって…。
 そのまま寝込んじゃって、今に至る…みたいな。」


「熱は?」

「熱は出なかったんですけど、ホントに咳が酷くて…。
 腹筋割れてますね、たぶん。シックス・パックスって感じです(笑)。」


「ふっ…。」

「…なんか、高円寺に竹内さんがいるのが妙な感じです。」

「いや、俺、よく来ますよ?」

「ホントですか?…だったらもう…、他にも美味しい
 お店があるから是非行ってほしい…。」


「そう言えば、第1候補のお店は休みでしたよね(笑)。」

「そう、なんで今日に限って…。ホントお勧めなんですから。」

「高円寺って、いつから住んでるんですか?」

「4年前。…くらい経つのかな?」

「へー。それまでは?」

「千葉。」

「千葉?」

「千葉の、実家暮らしでした。」

「成程…。千葉のどこですか?」

「絶対知らないと思うんですけど。千葉人でも知らないんですよ…(笑)。」

「ほぉほぉ…。」

「あの、ヤチマタって知ってます?」

「ああ、あの八街って書くところでしょ?」

「そうそう、まあ八街はまだ有名なんですけど…。」

「あ、そこからの…(笑)。」

「そう、…からの~(笑)。日向って駅で…、、」

「あ~、はいはいはい!」

「ええっ!?知ってます?…嘘ー、レアキャラなんですけど(笑)。」

「あの辺、そんな駅ありますよね。ええと、総武線?」

「総武本線ですね。日向、無人駅なんですよ。」

「そんな感じしますね。成東とか、あっちの方ですよね?」

「そうですそうです。八街、成東はまだ良いんですけど、
 その中間駅…みたいな。もう、な~んにも無いんですよ。」


「成田とか、近いですよね(笑)。」

「元々は東京だったんですけど、あっちの方が一軒家になれる…、マイホームを
 買おう!…みたいな感じになって…、値段を考えるとそこしかない…って(笑)。」


「シンプル(笑)。」

「…で、私も最初は、一軒家いいじゃん!…とか言ってたんですけど、
 駅から1時間掛かるんですよ…歩いて。自転車だと30分。」


「確かにそれは…。」

「車でも15分ぐらいですかね。なんか、途中に坂が一杯あって…。」

「なんか大変そうですね。」

「はい、コンビニも21:30で閉まる…みたいな。訳分かんない(笑)。」

「ははは。」

「一番ビックリしたのが、なんか“野菜ボックス”みたいなのがあって、隣りに貯金箱
 みたいな物も付いていて…、御自由にお取り下さいとかって書いてあるんですよ。」


「あー、あるある(笑)。」

「あと、地元の中学生とか、自転車で登校する時には、必ず
 ジャージにヘルメット…みたいな。何これー!?…って(笑)。」


「あ、じゃあ中学生くらいの話しですか、それ。」

「いや、、、大学の時ぐらいです。友達、周りに1人もいないんですけど…(笑)。」

「大学の時か…。じゃあ、それまでは東京で?」

「そうですね、まあ東京と言っても下町で…、小岩が長かったんですけど。」

「へー。やはり総武線沿線ですね(笑)。」

「離れられないみたいな(笑)。まあ、60歳ぐらいになったら住みたい感じです。」

「御両親がそれくらいって事ですか?」

「…はい(笑)。でも父親は、毎朝そこから東京まで通ってるんです。」

「まあ、行けるっちゃ行けるからなぁ…。」

「あと、千葉の人は優しいなと思いましたよ。お店で余分にトマトとかくれるし(笑)。」

「ふーん(笑)。まあ、千葉に居たっていうのは新情報でしたね。」

  ビールは、ヒューガルデンが好きらしい

「なんか、車が無いと動けない状況だったと言うか…。車の免許は
 持ってないんですよ。取りたかったんですけど、20歳で事故にあっちゃって…。」


「えっ!?」

「交通事故。」

「自分で…運転してたわけじゃないですよね?」

「いやいやいや(笑)。人の運転で、車の後ろに乗ってたんですよ。」

「はいはいはい。」

「…で、後部座席に座ってて。…私、大学でラグビー・サークルのマネージャーやってて。」

「はは、何ですかそりゃ(笑)。イメージが全く…。」

「私も、最初は野蛮系のスポーツが嫌いで、しかもマネージャーなんて、もっと面倒臭い!
 …と思ってはいたんでけど、大学入った時に、友達から『やろうやろう!』と誘われて、
 まあ、自分も大して特技とか無いから、何となく入ったんですよね。…でも、入ると
 だんだんルールとか分かってきて、結構面白いかなって思うようになったんですよね。」


「へえ~。」

「たぶん、スポーツは見るのは好きで、見てると燃えてきちゃう…みたいな。」

「成程、そういうのはあるのかもしれませんね…。」

「それで、試合があるって時に、自分はマネージャーだったから、マネージャーの
 先輩と車で移動してたんですね。それで、先輩2人が前に乗っていて、
 自分は後ろ。…で、後部座席に荷物が沢山積んであったから、自分は
 端っこに座ったんですよ。それが命が助かった切っ掛けにもなってて…。」


「はい…。」

「それで、丁字路で車を走らせてたら、こっちが優先道路にも関わらず、
 いきなり、おばさん2人組が突っ込んできたんです。」


「車で。」

「車で…。もうビックリしちゃって。ガーンって当たって、車も回転したんですよ。」

「うわー…。」

「…で、そっからあまり覚えてないんですけど、私は前の座席に頭をぶつけて、
 うわっ、来た!…って思っちゃって、フロントガラスもバラバラって割れるし、
 エアバッグみたいなのも見えたし、先輩達2人も『ギャー!』とかなってるし…。
 私も私で、何が起こったのか分からない…みたいな。…ただ、おばさんが
 来たな…ってのは分かったんですよ。顔が見えたじゃないけど…。」


「その瞬間…って事なんですかね。」

「そう。…で、自分もどこにいるのか分からない感じになっていて、
 次に気付いたら病院にいたんですよ。しかも、3日も経ってたんです。」


「えー…。」

「意識不明になっちゃってて…。」

「危ないですね…。」

「いや、もう怖かったですね。それで私、半年くらい脳外科に通ってて…。」

「ふーん…。だからこんなにバカになっちゃったのかな。」

「いやいやいやいや(笑)、バカじゃないから!あの…、バカと○○は
 紙一重…っていう…(笑)。…すいません、今のカットアウトで!」


「それは出来ません(笑)。」

「…で、その年に私は免許を取ろうとしたんですけど、もう恐ろしくって…。
 こっちがいくら気を付けても、何が起こるか分からないじゃないですか。」


「成程ね。」

「おばさん達も重体だったらしくて。どちらの車も廃車になっちゃったし…。」

「相当ですね…。」

「…で、座った位置にしても、荷物があったから私は端っこに座ってたんですけど、
 いつもだと私は後ろの真ん中に座って、前の席に身を乗り出すみたいな恰好で
 いるんですよ。だから、その時は邪魔くさいと思って端に座るんですけど…。」


「それが結果的に、助かったと…。」

「そう。普通に真ん中に座ってたら、車から飛び出してたって言われて…。
 あと、アウディって車に乗ってたんですけど、それが頑丈だったから
 助かったって部分もあって。普通の国産車だったら死んでたって…。」


「ホントですか?…そんなにギリギリ?」

「はい。だからもう車が怖くなっちゃって…。スピードを気にしちゃうように
 なって、20km/時とかで厳しいんですよ。ノロノロですけど。それで、
 30とか40になってくると、ああ、もうスピード出さないでくれ!…って(笑)。」


「うわ、もう大変だそりゃ(笑)。」

「ホントにもう、2年半くらいはトラウマになっちゃって、車に乗れなかったんですよ。」

「そっかー。まあ。無事で良かったですよね。」

「初めて走馬灯も経験しました。誰も信じてくれないけど…。」

「いや、それは分かりますよ。自分も車に轢かれた事ありますもん。」

「ええー!!??」

「いや、自分の場合は軽い轢かれ方でしたから(笑)。」

「ええ!?軽いとか重いとかあるんですか?」

「こっちが自転車で、向こうが車。でも、向こうは交差点を左折しようとしてたか
 何かで、ブレーキを踏みつつの接触だったから、大したスピードは無くて
 ぶつかったんですけど…。でも、少しは自分も空を舞ったような?感じも
 しましたしね(笑)。…って言うか、明らかにこっちが悪かったからなあ…。
 急いでて、信号とか気にせずに交差点を渡っちゃっていたらしいから…。」


「怖いんですけど!…下手したら死んでますよ?」

「いや、あれくらいじゃ死なないですよ。」

「私はあの時は本当に、あ…これ死ぬなって、ハッキリ思ったんですよ。
 なんか、今まではそんな事を切実に思った事は無かったんですけど。
 しかも、その日私は誕生日だったんですよ。20歳の誕生日。」


「ははは(笑)。よりによって…。」

「どんだけ…と(笑)。今日はどんな楽しい事が起こるのかなって思って
 試合に行ったら事故にあって…。それこそ走馬灯ですよ。ああ、あのお店に
 行っておきたかったな…とか、お母さんに親孝行とかしたかな…とか(笑)。」


「もう…ドラマティック(笑)。」

「もう、一瞬にして色んな事を思い出すんですよ。…で、ツーっと、自分の顔に
 涙が流れてくるのが分かって…、そっから記憶が無くて、気付いたら3日経ってた。」


「いや、もう凄いですね。前の2人は無事だったんですか?」

「全然無事だったらしいです。ホント、かすり傷程度と言うか…。
 まあ、軽いムチ打ちくらいにはなっていたかもしれないですけど。」


「そうなんだ。」

「むしろ、ぶつかってきた車のおばちゃん2人の方が重体で
 大変だったらしいです。もう血だらけだったらしくて…。」


「ええー。」

「やっぱ、車の強度って大事だなと思いました。」

「…ん?…そんな話しでしたっけ(笑)?」

「いや、でも来年は免許を取りたいんですよね。」

「は?」

「そろそろトラウマからも抜け出せて、やっぱり身分証明にもなるから…。」

「そうか…、その意味では免許証は使えますもんね。」


-----話しが重くなってきたので、別の話題を…-----


折井「私、痴漢というか、痴女に間違われた事があります。」

竹内「何ですかそれは(笑)。別に聞いてないんですけど…(笑)。」

「いや、もう本当に失礼な話しですよ。痴漢にあった事はあるけど、
 痴女に間違われたっていうのは、本当に屈辱で…、生きてて…。」


「どうやったら、そんなのに間違われるんですか。」

「そう思いますよね?…なんか満員電車に乗ってて、私の目の前に
 結構恰幅の良いおばさまがいらっしゃって、香水の匂いもプンプン
 してきたんですよ。…要は下品系な感じなんですよ。」


「…下品系…って(笑)。随分落としましたね。」

「私、その人に間違われたんですよ…。その人があまりにも太ってるから、
 お尻が私の方に来てて、嫌だなと思って…。それで、私のバックが足元の
 遠くの方に逃げちゃったから、それを取ろうと思って、手を伸ばしたんです。」


「なんか、絵が見えますね(笑)。」

「そしたら、まあ混んでるから仕方無いんですけど、私の手がその人の
 お尻に当たったらしくて、自分もあまり気付かない程度だったんですけど…。」


「何か嫌な予感…。」

「…で、シーンとしている満員電車の中でですよ?…いきなりおばさんが、
 『ちょっとアナタ、どこ触ってるのよ、さっきから!』…って。エエエーー!?って。」


「あはははは(笑)。」

「私の中で、女の人が女の人に…っていうのが無かったから、
 最初、この人は何を言ってるのかなって思って…。」


「あ、自分に言われてるとは思わなかったんだ。」

「そうそう。でもこの人、私の事を見てるしな~、とか思って。…で、次の瞬間に
 『アナタよアナタ!…何なのさっきから!人のお尻ばかり触って』…って。」


「あっはっはっは(笑)。」

「もう、ちょっと待て!…とか思ったけど、人間って、
 パニックに陥ると何にも言えなくなっちゃうんですよ。
 何の弁解も出来なくて、ただただ黙っちゃう…。」


「男に間違えられたんじゃないですか(笑)?」

「いやいや、その時は髪も長かったし、スカートも履いてたし…。」

「いや、そういう…、女装した…(笑)。」

「いやいや、間違えられないから(笑)!…背だって小さいじゃないですか!
 …で、なんかシーンとした電車の中で痴女扱いですよ…。もう、頭の中で
 花火大会って、こういう事を言うんだなと思って…。3万発くらい上がってました。」


「うーんと…、あまりそういう表現は聞いた事が…(笑)。」

「ちょっと(笑)!…で、次の駅で『ごめんなさい』も
 何も言わず、私は降りちゃったんですよ。」


「あ、特にその駅で降りる予定でも無かったのに?」

「なんか、パニクったのもあったし…。負けを認めたようになっちゃったんですけど、
 とにかく、私はここに居ちゃいけない…と思っちゃって、電車を見送るんです。
 それで、ホームを歩いてたんですけど、だんだん怒りが浸透してきちゃって…。」


「はははは(笑)!」

「なんで私、こんな駅で降りてんの?…大体なんで
 痴女に間違われてんの?…しかもおばさんに…って。」


「別に…痴女だって言われてないじゃないですか(笑)。」

「いや、でも『いやらしい!』とか言ってんですよ、私に向かって。」

「はあ…(笑)。まあ、誤解ってやつだと思うんですよね。」

「そう、だから車の免許が欲しいなって。」

「あ、そう繋がるんですね(笑)!」

  ハンバーガーが美味しいお店♪

「電車って、悔しい思いばかりなんですよね。」

「まあ、降りなくても良かったとは思いますけど…(笑)。」

「ホントですよね、降りなくても良かったですよね。
 降りる予定なんて、全く無かったんだから…。」


「それ、どちらかって言うと、自分自身に怒ってるって事ですよね。」

「そうそうそう。何で私、こんな事しちゃったんだろう…とか。私、パニクると
 真っ白になっちゃって…。それで、隣りの駅に降りる…みたいな(笑)。」


「確かに、Kuro に来る時も、何かいつもドタバタで登場してくる感じありますものね。」

「ええっ!?…そうですか?」

「アクシデントも付き物なイメージがある(笑)。」

「えっ?…私ですか?…私ですか?…ちょっと、何回も聞いちゃうんですけど。」

「そういう星の人に生まれてきた…みたいな。」

「なんか、同じ事を既に10人くらいに言われてるんですけど。」

「だって、実際そうだから言ってるんですよ(笑)。何かトラブってますよね。」

「トラブり…ますね。行く先々で何か起きます。」

「まあ、それをトラブルとみるか、みないかが、分かれ目だとは思いますけどね。」

「基本は、寝ると忘れるので…気にしないから良いんですけど。」

「便利な性格で…(笑)。」

「嫌な事って、忘れるに限りますよね?」

「まあ…、そうなんですかね…。」

「でも最近思うのが、やっぱ、臭い物に蓋…じゃあ駄目だなって。」

「ほう。…と言うと?」

「なんか、見ないようにしよう…っていうのは駄目だなって…。忘れるのは良いけど、
 自分の中で消化させないと…じゃないですけど、出来ればそう考えたいかなって…。」


「いや、勿論一番良い解決策があるのは分かるんですけど、
 それに持っていくのって、結構労力がいるじゃないですか。」


「難しいー、ですよね。痴女の件も、まだ解決してないし…。」

「結局は、それらを秤に載せて、どっちの方が楽かな…って
 考えてしまっている自分がいますね。何だかんだで。」


「あ~~…。」

「ここまでするくらいだったら、やらなくても良いかなって…。
 …という風に、歳と共に考えてきちゃってますね、自然と。」


「…私も、口ではプラス思考とか言いながら、
 やっぱりそういう風に思っているのかもしれない…。」


「はい(笑)?…ちょっと…。さっきと言ってる事が違うじゃないですか(笑)!」

「いや、今トランス・フォーマーですから、私(笑)。」

「寝ると忘れる…だったのに。」

「おかしいな…(笑)。あ、これって、もう1杯頼んでも良いですか?…ヒューガルデン♪」


-----旅行の話しをしつつ、時間が無くなる-----


折井「こんな感じで良いんですか、みたいな。」

竹内「良いんじゃないですか?」

「かなり…、楽しんで喋っちゃった(笑)。」

「はは。」

「…って言うか、脈絡が全く無い感じで喋っちゃったし…。」

「いや、いつも無い感じなんで大丈夫ですよ。」

「私、色々考えてたんだけどな…。喋るんだったら、もっと色々
 音楽的な事を言って…とか。全く音楽に触れてない…って言うか(笑)。」


「いつも触れてないから、いいっすよ。」

「ははは(笑)、それはちょっと思いましたけど…(笑)。
 だからこそ、私は音楽の話しとかした方が良いのかなって…。」


「いやいや、大丈夫大丈夫(笑)。まあ、でも…、
 歌おうと思った切っ掛けとか…、あるんですか?」


「あははは(笑)。なんか、渋々聞いてる…みたいな(笑)。」

「まあ、一応ね(笑)。」

「私…、調子に乗ってて、昔。自分が歌上手いと思ってたんですよ。」

「成程。」

「カラオケとか行くと、皆に『歌上手い!』って言われるし。あー、あたし、歌が
 上手いんだ…って。それで、その時は音楽に全く興味が無かったんですけど…。」


「それって、学生時代?」

「そうですね。…で、全くヤル気が無かったんですけど、とあるミュージック・バー
 みたいな所で、ボーカリストを募集してたんですよ。それ見たら、歌を歌って
 お金を貰えるなんて、こんな楽しい事なんて無い、イエイ!…くらいに思って。」


「そうですよね。自分、歌が上手いって思ってるんですものね(笑)。」

「そうそう、私、上手い…って(笑)。…で、更に、そこに誰かに
 声掛けられちゃったりして!…まで思ってました。今思うと、
 『お前、ふざけんな!』って感じですけど(笑)。」


「勘違いパターンですな(笑)。」

「そう、勘違いしてました(笑)。でも、オーディション受けて、一応受かるんですよ…。
 でも、入って苦労するんですよね。周りが皆、音楽をバリバリやってる子ばかりで、
 音大を出てたりとか…。それで、いきなりセットリストって言われたんですよ。」


「セットリスト…って、何だ?…みたいな?」

「そうですよ。そもそも私、洋楽が2曲しか歌えないのに、
 どうやってセットリスト組むんだ…って思って(笑)。」


「ははは(笑)。」

「その時って、“枯葉”と“スターダスト”しか無かったですもの。
 “スターダスト”なんて、歌い過ぎて嫌いになるっていう…(笑)。」


「確かに、聴いた事無いですな(笑)。」

「その2曲も、オーディション用に覚えたんですよ。それでビックリしたのが、
 そこで歌ったのを録音して後で聴いてみたら、もう、音量的に聞こえないんですよ。
 しかも、リズムにしても…今も悪いけど、その時は今の500倍くらい悪くて…。」


「それは…、相当悪いですね(笑)。」

「相当悪い。今でも本当にリズム感無いんですけど…。」

「まあ、自分で分かっているだけ良いですけどね。」

「でも、分かってて直せない…って言うのも辛いですよ?…とにかく、それで自分の
 根本の悪い所が沢山見えちゃって、私、何を上手いとか言ってたんだろう…って。」


「成程、目が覚めたと(笑)。」

「私、ナメてたな、音楽…って思いました。それで、そこから少しずつ、どうやったら
 それっぽくなるかな…とか思うようになって…。でも、1年間は目茶目茶だったし。」


「まあ、今でもたまに目茶目茶ですけどね…(笑)。」

「…(笑)。それ、載せないで下さい。」

「まあまあ(笑)。」

「それで、お客さんに『それはジャズじゃないよ』…とか言われて、いちいちヘコんで
 泣いてたんですよ…。確かに、意見を聞く事も大事だけど、いちいち泣いてるって…。
 今思うと、それをバネにしてもっと頑張るとか、それはそれと、ちゃんと自分の意見を
 もって何か先の事を出来るならまだしも、いちいち泣いて、いちいち一喜一憂して…。


「最初は、何が正しいかさえ分からないですからね。」

「今も分からないし、求めてるけど、昔はもっと分からなくて…。」

「はいはい。」

「色々ボロクソ言われてて…。まあ、私も、言ってくれって言ってたんですけど。」

「でも、なんか流されそうだしな(笑)。」

「言われやすい…ってのもあるけど(笑)。まあ、私は音楽の事なんてホントに
 知らなかったから、周りで音大に行ってる人とか、本当に羨ましかったんですよ。
 自分は普通の大学だったから、それが憧れじゃないですけど…。」


「へー、自分は今は、音大に行かなくて良かったって思ってますけどね。」

「えー?…それは、ある程度出来るからじゃないですか?」

「いやいや…。自分は、音楽を学問として見たくなかったんですよ。」

「…あー、それは分かる気もするけど…。」

「普通の大学行って、音楽系のサークルに入っていた方が、
 ただただ、楽しく出来るのかなって思いましたし。」


「あー、でも私は焦りもあって…。自分と同年代の人が、私の知らない用語で
 会話してるんですよ。今だとホントに笑っちゃうけど、私、“リハ”って言葉も
 知らなかったんですよ。はい?リハビリですか?…みたいな(笑)。あと、
 “Aメロ”、“Bメロ”、“テーマ”とか言われても分からないんですよ。勿論、少しずつは
 分かってきたんですけど、やはり焦りみたいなものを感じできちゃって…。」


「ははあ…。それはたぶん、すぐ仕事の現場に行っちゃったからですね。」

「あ、そうかも。いきなり現場ってのが多かったけど…。
 だからこそ余計、皆ガッツリ音楽をやってる人ばっかりで。」


「まあ、そういうもんですよ、オーディションとかを受ける人って。若い人とか、
 ただただ歌が好きだ!…って事で入るものじゃないですか?…そこに
 音楽理論は必要ないですもの。だから、例えばハコバンの人とか、あまり
 音大出身者は聞かないですね…。やはり、音大出身者は先生の道とか…。」


「…そうなんだ~。」

「自分の周りのボーカリストとかもそうですよ。基本は理論は知らないですよ。」

「でも、私はそれが恥ずかしくて恥ずかしくて…。」

「自分はそれで良いと思いますけどね。まあ、理論は知っていれば便利ですけど、
 もしそれを知っちゃった時に、音楽が面白く無くなっちゃわないかな…って。」


「あ~、確かに。頭で考えちゃうところがあるかも…。」

「そうですね。便利ですけどね。それが良いのか悪いかは…分からないです。」

「それが感性に結び付くかは別問題って事ですよね。」

「はい、だから自分が演奏する時は、そういう固い側面は忘れるように
 してるんです。…故に、自分は酒を呑みながら演奏するわけで…(笑)。」


「はあ(笑)。」


-----収束へ…-----


折井「私、そろそろ行かないと。すみません、バタバタしちゃって…。」

竹内「じゃあ最後に…。今後、折井敦子は何を目指すんですか?」

「…シンガー・ソングライター…です。」

「成程、自分で曲を書いて…と。」

「でも、全然まだまだなんですけど…。」

「それは、事務所的な感じですか?」

「いや、それがコンセプトが変わってきて、何曲かカバー曲を
 やる中で、1,2曲だけオリジナルを入れる…っていう。」


「ほおほお…(笑)。じゃあ、様子見…な感じなんですかね(笑)。」

「いや、もう、どうしよう!…って思って(笑)。スタジオを使ったりとか、ボイトレを
 受けさせてはくれるんですけど、それらでもっと高みを目指しなさい…って。」


「うん、やったら良いじゃないですか。」

「いや、でも…、あまり曲が最近書けてなくて。竹内さん
 みたいに、ピアノがパッ、パッって弾けたら良いんですけど。」


「いやいや、そっちみたいに歌が歌えた方が良いでしょうよ!」

「いや、ピアノが弾けたら歌も歌えますよ!」

「歌えないですよ!…ピアノが弾けるのと、歌が歌えるのは全然違いますよ!」

「いや、でも下手じゃないと思うし。…楽器弾ける方が曲は作りやすいと思う。」

「うーん…、そうかなあ…。アレンジに限っては、しやすいと思いますけどね。」

「でも、コードとか弾けた方が、曲は出来やすいと思います。」

「俺、あまりコードから作らないですもん。大概メロディーからですよ。」

「そうなんですか?珍しくないですか?」

「まあ、たぶん自分はクラシックから入ってるからでしょうね…。 
 コードより先に、譜面の音符が見えてくると言うか…。」


「そうなんだ。」

「まあ、良い曲を書いて下さいな。」

「ええっ!?…ちょっと、そんな終わりで良いんですか?」


 折井さんとの話しはここまででしたが、その後、この日の夜は赤坂 Kuro にて、一緒に仕事をさせて頂きました〔赤坂 Kuro の Xmas Week 2011〕♪

  髭…

 …何だかよく分かりませんが(笑)、お疲れ様でした!


 ☆本日の注文品

・コロナ…680円
・ヒューガルデン生(780円×3点)…2340円
・佐世保バーガー…690円
・アボカドバーガー…680円


 計4390円!…奢らせて頂きました!!



 そして恒例の、2011年の軌跡です…。


・1月、池田暢夫…9450円
・3月、平尾由美…7040円
・5月、永井健…9530円
・7月、山上祐子…4900円
・9月、藤田淳之介…10540円
・11月(奢り日は12月)、折井敦子…4390円



6人に計45850円も奢らせて頂きました!!


 お昼に何度かやっているのが功を奏しましたね(笑)。昨年より1万円も安いです。

 ☆折井敦子さんのHP…http://ameblo.jp/jinjin18971/


 ☆高円寺 Bake Crowns Cafe のHP…http://bcc.kssj.jp/

拍手[3回]



 今回の『奢らせて頂きます!』は、「じゅんじゅん」のニックネーム?でお馴染み、サックス奏者の藤田淳之介君に出演して頂きました。彼と初めて共演したのは、Generation Gap の鳥取での演奏〔竹内大輔の写真日記(~2009)、Generation Gap & The Linda カップリング・ツアー、西日本編(2007.7.28~8.5)参照〕の事なので、もう4年以上前になりますが、その後やはり Generation Gap で何度となく共演を果たし、最近では彼の参加するバンド、TRI4TH にも呼んで頂ける〔TRI4TH 初参加ライブ参照〕等、最近俄かに御一緒する事が多くなってきた人でもあります。しかし意外にも飲みの席で一緒になるという事は殆ど無く、また今後も共演が多くなってきそうな雰囲気もあるので(笑)、この機会を借りて、じっくりとお喋りしてくるのも有りかと思いました。彼の実家は鳥取ですが、流石にそこまで訪れるのは無理と判断し(笑)、第2の故郷…とも言っていた溝の口(音大時代に住んでいた場所らしいです)にて、今回の飲みは実行されました。さて、どんな話しが飛び出すやら…。

  溝の口駅の飲み屋街みたいな場所にありました  意外にも落ち着いていた感じの店内


 ●日時…2011年9月18日 ●場所…溝の口 ●お店…横濱串工房溝の口店



竹内(以下、緑で表示)「なんか、昨日も飲んでませんでした(笑)?」

藤田(以下、納戸色で表示)…「そうそう(笑)。昨日は、そえっち(副田整歩君)
               と、大学の同期の何人かで飲んでて…。」

「洗足の?」

「そうそう。でも、その時は関内で飲んでたから、溝の口は久し振りだよ。」

「俺、それが溝の口だったらどうしよう…と(笑)。」

「またかよ…って?…昨日も来たんだよね~って(笑)?
 ははは(笑)。大丈夫大丈夫(笑)。」

「そういえば、いつも車じゃないですか、ライブとか。」

「あ~、確かに。」

「あんま…、飲むイメージが無いんですよ。」

「うんうん、GG(Generation Gap)の時はそうだもんね。…で、俺が飲む時は
 竹うっちゃん
(藤田君は、自分の事をこう呼びます。)がいない(笑)。」

「そうそう…(笑)。自分的には、イメージが無いんですね~。」

「お酒は好き?」

「まあ…そうなるでしょうねぇ(笑)。」

「ハハハハ(笑)。まあねえ、バンドで移動する時とかも、
 結局俺が運ばなくちゃならないから…。仕方ないのかな。」


「ライブで飲む時とかありますか?」

「ライブ…、前に?」

「…前でも、後でも…。」

「うん、あるある。」

「車じゃなかったら別に…って感じですね。」

「うん、飲む飲む。」

「…イメージ無いわぁ(笑)。」

「フフフフ(笑)。まあでも、ジャズマン…って感じじゃないから、
 酔えば酔うほどグルーブが良くなる…っていうのはない(笑)。」


「まあ…、ジャズが果たしてそうなのか…っていう(笑)。」

「なんか関谷関谷友貴君)とか、そういう事を言い出すタイプだから(笑)。」

「あははは(笑)。」

「気分が高まるっていうのは分かるかな。でも、気分が高まると、暗譜していたものを
 忘れていくっていうか…(笑)。どうでも良くなっちゃうって方が高まるかな。」


「あ~…。俺がライブ前によくお酒を飲むのは(笑)、何て言うんですかね…。自分って、
 普段が考えて行動するタイプなんですよ、基本的に。…で、ジャズに限らず、演奏って
 その“考え”が邪魔しちゃってるんですよね。もっと素直に表現したいのに、どこかで
 思考的な自分がいて、無駄な時間を過ごしちゃってる…。そんな時に、お酒は考える
 思いを外してくれて、割りと直感の頭な感じにさせてくれるんですよね(笑)。」


「はいはいはい。思った事をそのままって事か。へぇ~面白いね~。」

「言い訳とかじゃなくてね(笑)。」

「ははは、全然良いでしょ(笑)。」

「まあ後は、普通に楽しいしね(笑)。」

「成程。でも俺も、今日はのまれちゃヤバい!…って時は飲むようにしてる。」

「ん?」

「あ…だから、空気に呑まれちゃヤバいなって時は…って事ね(笑)。」

「はいはい。…うーん、そういう時に呼んでほしいわ~(笑)。」

「アハハハ、俺が駄目になってる時って事ね(笑)。」

  真正面カット(笑)!


「なんか竹うっちゃんってさ、俺の中では結構経歴が謎でさ…。」

「謎!?」

「経歴は分かってるんだった。何か、なんでこんなに上手いのに、
 GG とかさ(笑)、ちゃんとやってるのか…とかさ(笑)。」


「あははは(笑)。」

「自分で言うのも何だけどさ(笑)。…昔からそんな感じなの?」

「昔から?」

「いつからこう、音楽に目覚めた!…みたいなのがあるのかなって。ジャズはいつから?」

「高校から…ですね。」

「ほぉ~。でもライブも…、その頃からやってるの?」

「高校は…流石に学校発のイベントしかやってないですよね。」

「でもほら、クラシックもずっとやってたんでしょ?…俺はほら、音大まで
 クラシックをやっちゃったから、ジャズの人とは完全に経歴が違うけど。
 大学中は?…もうジャズ1本でやっていたとか?」


「いや、大学は軽音楽部って所にいたので、ジャズ“も”やる…って感じでした。
 どちらかって言うと、ブラック・ミュージック系の音楽サークルだったので。」


「へぇ~。ジャズのレッスンは、受けてた?」

「受けてましたね。高校から大学にかけてですね。うちの従兄弟が音楽教室を
 やってて、叔父さんが尚美学園の先生をやってるもので、色々と先生を
 紹介してくれたりして…。それでレッスンとかも習いに行ってたんですよ。」


「へぇ~…成程ぉ~。その頃って、自分でもすっげぇ勉強してるわけ?」

「大学は…、まあ、まだ習ってましたからね。でも、自分で音楽理論書とか買って、
 見てはいたかもなぁ。実戦に生かしてたとは言えないけど…(笑)。」


「なんか竹うっちゃんって、ジャズ臭くは無いんだけど…、ちゃんと
 ジャズしてるから…(笑)。どういう発生なんだろうなぁって…。」


「うーん…。まず言えるのは、ジャズをやる時も、そうでない時も、
 演奏する時はあまりスタンスを変えていないと言うか…。」


「うんうん、成程ね。俺なんかは、大学でクラシックを4年間やって、
 それで途中で Generation Gap をやって…。」


「あれ、途中なんですね。」

「そう、それでいつしか、アルトのトラを頼まれたんだよね。」

「アルトー!?…全然想像がつかない(笑)。」

「そう(笑)、まあクラシックの大学は、基本はアルトを吹くから…。レッスンは
 アルトでやるし。あ、ジャズはやらないけど…。まあ、アルトはとりあえず吹ける。
 それで、GG に参加した時が、自分の初めてのジャズの披露だったかな。」


「ジャズ…。」

「あ、大きく捉えるならね?…フュージョンまで(笑)。」

「アドリブが存在する…って事ですね。」

「そうそうそう(笑)、そういう事!」

「曲中にね。」

「あ、でもサックスを始める切っ掛けってのが、MALTA さんって、
 鳥取出身のサックス奏者の人がいるのね。」


「あ、MALTA さん…って、鳥取なんですか!」

「そうそう。俺のおかんの高校の同級生で。」

「はっはっは、近いな~(笑)。」

「そう、それで毎年1回大きなライブをしに鳥取に帰って来てて、おかんも
 運営委員会かなんかで手伝いをしてて、俺も小学校の頃に手伝ってたのね。」


「小学生の頃に!?」

「まあ、何もしないけどね。裏で遊んでるだけよ(笑)。それで、中学生の頃に吹奏楽部に
 入ろうとしてて、楽器を何にするって言われて、その時におかんはフルートをやってて、
 フルートをやれって言われてね(笑)。私がやってる楽器をやりなさい!…って(笑)。
 でもフルートは小さくしか書いてなくて、その時に大きく書いたのがサックスってわけ。」


「へぇ~、それは…何でなんですかね。」

「やっぱり…MALTA さんの影響でしょう。」

「ふーん。まあ、サックスは恰好良く見えますしね。」

「そうそう。確か、サックス、ドラム、フルートの順に候補を書いてたと思う(笑)。」

「その時にドラムやってたら、面白い事になってたでしょうね(笑)。」

「フフフフ、まあ、その時ドラム選んでたら、たぶんここにはいないよね(笑)。
 それでサックスを始めて、ケニー・Gに憧れ、デビット・サンボーンに憧れ、、(笑)」


「わお(笑)!…まあ、時期ですよね。」

「そう、もう、ド・ストレートな、超有名なところしか通ってなくて…。
 でも、ずっとやってれば、そう成れると思ってたのね、鳥取では…(笑)。」


「成程。」

「それで、レッスンされてるから、どんどん課題は難しくなってきて、そのまま大学は
 音大か芸大か…みたいな話しになってきて…、で、色々視野に入れて音大に行って…。
 でもさ、俺結構真面目で、真剣にやるタイプだから。…こう、与えられた課題に対して
 はね。何でもやって良いよって言われたら、やんねぇ!…ってなるけど(笑)。」


「はは…(笑)。」

「そうすると、クラシックがどんどん上手くなってきて、大学4年間を過ごし、、」

「ちょっとこれ大丈夫ですか?…後で聞いて、なんて大口を叩いてたんだろう…って。」

「はは(笑)…たぶん大丈夫。それで、ジャズへの憧れがありつつ…って感じだったから。」

「まあでも、自分の周りでクラシック科に行っていたサックスの人って、
 大体同じ事を言いますね。ジャズに対する憧れはあったけど…みたいな。
 でも、楽器自体も上手くなりたい…みたいな。」


「そうねー。まあ、サックスは難しい楽器だよね。やはり、クラシック・サックスがそんなに
 有名じゃないし。…で、その頃、俺達サックスは好きだったけど、サックスのクラシックの
 曲が好きだったかって言われると、そんな感じでもなかったし…。」


「でも、音大って、音楽を学ぶ所じゃないですか。…で、楽器を学ぶ…って言ったら、
 やっぱりクラシックになっちゃいますよね。基礎的な事とか。」


「まあ、そうね。」

「俺も、高校2,3年の時に、ちょこっとだけ音大系を考えた事があるんですよ。確か
 先輩で洗足に行ってた人もいた気がしたし…。だけど、やっぱり自分は音楽を
 勉強する…って事が無理だったんですよね。更に言えば、音楽教室をやってる
 従兄弟の話しをしたじゃないですか。その家系が全員音大出身なんですよ。
 …それもその時見てたので、ああ、自分の感覚とはちょっと違うかな…って。」


「行く事自体に、そんなに魅力を感じなかったとか…。」

「まあ、その時はそうだったんですかね。行ってる人、身近にいたし…みたいな(笑)。
 あと、クラシックとジャズを両方やっていた時期でもあったので、何か音楽のジャンル
 に苦しめられていた時期と言うか…。やはり大学は普通の所が良いな…と。」


「両立って難しいよね。ピアノもそうだけど、サックスはモノを変えちゃうから…。
 まあ、最悪、別の楽器だ!…って思えば何とかなるかもしれないけど(笑)。」


「アクセントとかね…。まあ、その時は何も知らない頃でしたからね…。」

「成程ねぇ。ほら、竹うっちゃんのアルバム聴いたらさ、どことなく
 クラシックっぽい和音とか、フレーズとか…、良く出てくるからさ。」


「まあ、何だかんだでクラシックは20歳頃まで習ってましたからね…、出ますよね。」

「まあ、出るよね。」

「でも、最初はそんなクラシックっぽいフレーズが出てしまうのが嫌だったんですよ。
 むしろ、もっとジャズっぽくしたい、もっとジャズっぽくしたい…って思ってたので。
 でも、やはり自分のCDを作った頃からですかね。むしろ出してこう!…みたいな。」


「あ~、そうだね…、成程、分かるね。」

「…今日は凄いですね。音楽の話ししかしてない(笑)。」

「そうだよ~♪…じゃあ、もっと何か、下世話な話しとかしようか(笑)?」

「はははは(笑)。」

「まあ、俺は結構気になってた所だったから。竹うっちゃんの昔の過ごし方が…。」

「この企画、今まで基本的にミュージシャンとしかやってきてないんですけど、
 皆、音楽の話しなんて1割から2割ですからね(笑)。今日は珍しいですよ♪」



-----閑話休題…にならない(笑)-----


竹内「まあ、無理して音楽の話し以外にならなくても良いんで(笑)。」


藤田「そうそう、俺結構、旅は好きなんだけど、家にいるのも同じくらい好きで…。」

「そうですよ、結構忙しくしてるのかなと思って…。今日の日取り決め、直前で
 3日間ぐらい候補日出したじゃないですか。まさかの All OK っていう(笑)。」


「俺ね、基本ね、単価高めでやらせて貰ってるから(笑)。」

「きゃー(笑)!!」

「ははは(笑)、そんな事も無いけど…、まあ結構暇だから。」

「でもレコーディングとか、作業系はね…。自宅的な感じもありますしね。」

「まあね、家にいるからね。最近やっと落ち着いてきたってところもあるけど。」

「レコーディングって、2つ以上重なるとキツいですよね。色々な事を考えなければ
 いけない気がして、完全に終わるまでハラハラ感が抜けないですよ、俺なんて。」


「CD2枚と、ビックバンド・アレンジの作業を同時にしてたからね…。」

「あー、それは大変だ。絶対それは大変だ…。」

「竹うっちゃんって、打ち込みはやらないんだね。」

「うーん、やらないですね…。」

「なんか、そういうのを続編でやらなきゃいけないかもしれなくて、
 まあ歌モノの、一般的に分かりやすいもの曲をカバーして、
 それをちょっと手伝ってほしいんだよね。」


「あ、はいはい…。」

「うちに来て貰って、ちょっと今回やり方があって、俺の物凄い
 ざっくりとしたイメージだけでピアノを弾いて貰うっていう…。」


「うん?」

「こう、普通に思い付きでコードを弾いて貰うじゃない?」

「思い付きで?」

「それを、もっとジャズ風になりますかね~とか、ピアノロックみたいな感じで…とか。
 俺はコード・ネームを言わないわけ。そうすると俺、楽だから(笑)。」


「ええっ(笑)!?…どんな感じなんですかね。」

「ほら、例えば童謡とかはさ…。最初の、オリジナルのコードが決まってるじゃない。
 …で、そこから雰囲気を変える時に、弾き手に委ねるっていうか…。」


「ははあ、成程…。」

「そういう感じでやってて…、まあ、今度一緒にやって貰えない(笑)?」

「はは、何のこっちゃ(笑)!…分かりました。」

「やって貰えれば一番早い。その、竹うっちゃんのアルバムが、俺結構好きだから、、」

「おっ!!…ありがとうございます♪」

「そう、そうやって、自分の好きな音楽を出す人は、どういう音楽を聴いてたかって
 いうのをさ、逆に遡ると、俺がやった方が良いのか分かるかも。」


「あ~、ルーツ音楽的な。俺も結構そういうのは好きですねぇ。」

「俺が結局、ケニー・Gと、サンボーン、そしてパーカーをやって
 コルトレーン、それでスタン・ゲッツ、、、」


「スタン・ゲッツ(笑)!?」

「ははは、そうそう(笑)。だから、どれをとって良いか分からないから…。」

「ケニー・Gが先ですか?」

「ケニー・Gが先。でも、一番最初はきっと、MALTA だよ。」

「あ、そっか。」

「それでその後、ブレッカーに行きかけて断念して…(笑)。」

「難しい…と(笑)。」

「それで、ブレッカー聴くなら、コルトレーンを辿らないと…って所も
 あるし。ほら俺、整理立てないとやっていけないからさ…。」


「成程。」

「…で、コルトレーンとかコピーしてもさ…、まずピッチがさ、大変な事になってるから。」

「まあ、クラシックから考えたら、真逆の感じですかね(笑)。」

「そう、キャッ!!…ってなっちゃう(笑)。でも、繋がってるわけじゃない?
 そうなると、俺はどこをピックアップしてやっていけば良いのかなって。」


「あ~。俺が見た感じだと、やはり音色なのかな…って感じがしますけど。」

「うんうん。」


「音色命!…と言いますか。俺が見た感じですけどね。アドリブもやりますし、
 色々こう、ブレッカーとかサンボーンのフレーズとか…やってるかも
 しれないですけど…、結局音色を大事にやってるのかな…って。」


「まあ、音色が駄目だと、全部駄目になっちゃうものね。」

「まあ、確かにそうなんですけど、でも、コルトレーンとかを何も知らない人が
 聴いたとして、一番最初に『この音色が』…とはならないと思うんですよね(笑)。」


「はははは、確かに(笑)。」

「もっと大きい印象を受けるでしょう。怖い!…とか(笑)。」

「はは、ギラギラしてる…とか(笑)。」

「そう、ギィラギィラ(笑)!…って、思っちゃいますね。
 やはりクラシックをやってるだけあるな…って感じですよ。」


「うーん。まあ、そう思って貰えるなら嬉しいけどね(笑)。」

「うちの軽音楽部って、一時的にジャズが凄い!…みたいになってて、どちらかと
 いうとアドリブを頑張って挑戦してみよう…と言いますか。ピッチとかにそんなに
 拘ってなかった感じがするんですよね。だけど今考えると、ああ、あの時は
 青かったなと(笑)。やはり自分はクラシックの頭が支配してるんですかね。」


  すんません、食後な感じで…(笑)

「まあ、そういう時はあるよね。」

「そう、それでニューヨークに聴きに行って…、すいませんでした!!と(笑)。」

「はははは(笑)。確かにジャズのイメージとか打ち砕かれたもんなあ。」

「色々な場所での音楽が混ざり混ざって、ああなったって感じですよね。」

「そう、それでそう言えば、竹うっちゃんのCDさ、色んな国の地名とか入っている
 曲とか結構あるじゃない?…俺も、民族系って、それらを言うのかは分からない
 けど、そういうのが割りと好きで、大学の時に、クラシックをずっとやってて疲れて
 いた時とかに、家に帰ってモンゴルのホーミーをずっと聴いてたっていう(笑)。」


「ええっ(笑)!?…それはまた…。」

「そう、それが日課になってたくらい…ね(笑)。だから、それらを素材にした
 音楽っていうのも、ちょっとやってみたいかなっていうのはあるんだよね。」


「へ~。一時期のスティングとか、そんな感じですかね。」

「そうかもね。…で、今やっている TRI4TH はクラブ・ジャズだから、
 また何でそんな感じになっているのかな…って気がするけど(笑)。
 まあ、あれも色々と混ざっているような音楽だけど。」


「そうですね。でもルーツって言うか、若い…と言うか(笑)。」

「はは、確かに(笑)。」

「でも音楽的に、そういった素材を入れていく余地はある音楽だと思いますけどね。
 そういう時って、ジャズって本当に便利(笑)。広義の意味がかなり広いから。」


「そう、出来る余地はあるよね。それで、何か面白い事が出来ないかなって。」

「まあ自分も、アドリブがやれる音楽が好きってだけで、特にジャズが好きって
 言っている事はさらさら無くて、むしろ出された音楽…いや、出された“音”か、
 …に対して、どう自分が音で返して、音楽を作れるかなーって言うのが、
 自分的な最大の挑戦なような気がしてるんですよね。まあ、それが端的に
 出せる音楽が、実はジャズだったりするんですけど…。まあ一応、要素的
 には何のジャンルでもオッケーだったりしますかね。」


「それこそ民族音楽でもオッケーだよね。」

「むしろ民族音楽って、そのスタンスが全てじゃないですか?…誰かが
 コン!…って音を出して、また誰かがポン!…って音を返したりとか。」


「そうかそうか。」

「いやはや、音楽の話しは尽きないですね(笑)。」


-----ちょっと話しが変わってきたかも-----


藤田「竹うっちゃんさんさ、前からずっと思ってたんだけど…、ずーっと敬語だよね?」

竹内「あ、これ?…癖です、癖(笑)。単なる癖。」


「癖?…へぇ~、ずっと前から?」

「そうですね。中学ぐらいからの癖…ですね。」

「なんか、気を遣ってるのかなとも思うんだけど、でも、全然
 気を遣ってないツッコミとかもしてるから…、癖なんだ!」


「癖…です(笑)。あははは…。」

「俺はなんか、そういった言葉遣いで少し失敗した事があったから、とりあえず
 年齢が上なのか下なのか、どっちか分からない時は敬語使うけど。やっぱり
 気を抜くとすぐにタメ語になっちゃって…。そういう失敗があったわけではない?」


「無いです無いです。だって、中学からですよ?」

「だって、うちの友君(関谷友貴君)にも敬語使ってるでしょ?
 あいつ年下じゃん。それも、そういうスタイルだって事?」


「そういう…スタイルなんでしょうなあ…(笑)。」

「あははははは(笑)。」

「もうこれで慣れちゃってるからなあ…。別に、だから何だって感じで(笑)。」

「えっ、それは、竹うっちゃんのトリオのメンバーにも、そうしてるの?」

「えーと…。1人は敬語ですけど、1人は3つ下なんで違います。」

「あ、成程。明らかに年下だと分かると、敬語は使わない…と?」

「うーん、難しいなぁ。特にそんなわけでも無いんですけど。
 敬語使ったら損な相手…とかですかね(笑)。いや、違うな…。」


「フフフフ(笑)。こいつには敬語を使いたくない…みたいな。」

「頭で考えてるわけではなくて、何となく本能的に…?」

「ふーん。ちゃんとしてるのかなぁ…と思って。まあ、失敗は無いよね。」

「失敗は…しないでしょうね。むしろ、自分が損するくらいじゃないですか(笑)?」

「だって、友君とか…、あいつ、竹うっちゃんにタメ語を使うでしょ。」

「あ…、そうかも。」

「そういうのは気にならない?」

「気にならないですね。」

「へぇー、偉いなあ。」

「でも…、最近の若者って、敬語ってものに疎い感じしませんか?」

「あ、分かる分かる。」

「なんか気安くタメ語で…って。そういうのは、非常に腹が立ちます(笑)。」

「あははは(笑)、じゃあやっぱり、潜在的にそういう思いはあるんだね。」

「そうですね。なんか、タメ語を使う事によって、お近付きになってる的な雰囲気?」

「うんうん、わざと出そうとしている奴っているよね。」

「そういう事です。オイオイ、ちょっと待てよ…と(笑)。」

「はいはいはい。」

「うちのサークルって、あまり上下関係に厳しくなかったって言うか、
 …いや、うち等の1つか2つ下くらいから…かもしれないですね。」


「あ、でも分かる。俺らが大学にいた頃の下の代から、そんな感じになってきたよね。
 なんか、そういう敬語を言わない方が格好良い…みたいな。ギャルとか流行ってたし。」


「そうそう、急にタメ語で話されてねぇ。自分は絶対に上には敬語を使ってたのに…。」

「俺は浪人しちゃったから…。」

「あ~…。まあ大学って、浪人とか、先輩とか、複雑になっちゃいますよね。」

「TRI4TH のメンバーだけど、トランペットの織田が俺とタメで、学年は俺より1個下なのね。
 …で、ドラムの伊藤隆郎は、俺より1個下なんだけど、俺と学年が一緒。それで、その
 2人は名古屋の方で学校が一緒だったから、ここで逆転が起きてるわけよ。」


「おぉ~。」

「…で、ここで複雑なのが、伊藤のあだ名が“隆郎さん”っていうね(笑)。」

「え、あれ、あだ名だったんですか?」

「そう、敬語じゃないの。あだ名なの(笑)。まあ、織田がそう呼ぶから…って
 ところもあるんだけどね。…で、それが移って、俺も隆郎さんって呼んでる(笑)。」


「何だかよく分からなくなってきた…。」

「…で、関谷は、俺より1個下なんだけど、あいつはアメリカ行っちゃったから、
 もう誰にも分け隔てなく…、1個上の俺にもタメ語になってるっていう…(笑)。」


「あっはははは(笑)。」

「もう TRI4TH、ぐっちゃぐちゃだから(笑)!」

「ぐちゃぐちゃですね。確かに、途中でよく分からなくなりましたもの(笑)。」

「…で、織田は隆郎さんには必ず敬語なのね。まあ、名古屋時代の学校の
 関係があるんだろうけど。だけど、俺にはタメ語になるっていう…(笑)。」


「成程。まあ、学校って場所は、大きなキーポイントになりますよね。」

「そう、それで、竹うっちゃんが TRI4TH を手伝ってくれた時に、皆に対して
 敬語を使ってくれてたじゃない?…でも、歳は一番上だからさ…。」


「ああ、余計に…(笑)。」

「余計にグッチャグチャになった(笑)。おぉっ!?…みたいな(笑)。」

「もう、仕方無いです。癖なんですもの。」

「いや、良い癖だと思うよ。」

「漫画の“めぞん一刻”って読んでました?」

「うん、読んでた読んでた。」

「あれに出てくる“四谷さん”のファンで…。」

「四谷さん…って、どんなんだっけ?」

「あの~、4号室に住んでいるやつです(笑)。サラリーマン風で、覗きが趣味で…。」

「あ~、俺もう主人公の2人しか思い出せないなあ…。」

「五代君と音無響子さんですか?」

「そうそう。あれ、結構好きだったんだけどなあ。思い出せないなあ…。」

「あれの四谷さんが好きで、色々と参考にしてたら、口調が似ちゃった…と(笑)。」

「あははは(笑)、そんなとこ~!?」

「たぶんそうですね。ちょうど自分が中学の時に復刻版が発売されて、それをやたら
 読んでしまって…、それに影響を受けたんでしょね。『…ですな』…とかね(笑)。」


「はははは(笑)。『…ですな』…確かに使うねぇ。」

「自分の漫画のルーツですね。」

「確かに、俺もルーツはあるもんなあ。俺はやっぱり“タッチ”が好きで、
 それのタッちゃんが自分だと思ってるから(笑)。」


「あはははは(笑)!!」

「物事をハッキリ言わないとかね。ああいのが美徳とされてた…みたいな。」

「そうなんですよね。うちらの頃って、正にそういう時代だったんですよね。」

「女の子とかにも、なんか、何も言わないけど…、実はすっごい好き…みたいな。」

「あっはっはっは(笑)。」

「…なんかそういうのに、凄い憧れたんだよね。」

「あはは…(笑)。俺、“みゆき”も好きでしたけどね(笑)。」

「あ、良いよね。あまりガッつかない感じね(笑)。でもそれらも、俺らの1個下とかの
 世代から、また変わり始めてきてたよな~。ギャル、ギャル男とかの感じ…。」


「そうですね。普通に、“スラムダンク”が好き…みたいな。」

「あははは。『好きだー!』みたいな?」

「だって、あれって流行ったの、確か中学生ぐらいですもん。やっぱり、
 うちらに根付いているのは小学生の頃に見ていた漫画ですよ。」


「ああ~、擦り込まれているのはね。確かに、あるかもしれないなあ。
 そうだよね。俺らの世代で、あまりガツガツいくやつとか…いないもんね。」


「そうですね。ホント、1年、2年の差だとは思うんですけどね。」

「そうそう、なんか2個下くらいになると、もうリアルにギャル男みたいな奴がいて、
 俺、そろそろ100人切りいくかもっす…とか言ってて、えええっッ!?…って(笑)。」


「それって凄いの?…って感じですよね(笑)?」

「そうそう、病気とか…、大丈夫なの?…って。」

「…いや、そういう発想はいきませんけど…(笑)。」

「まあ、今も刻一刻と文化は変わっているのかなあ。恐ろしや…。」


-----そしてまた、音楽の話しへと戻っていって…-----



竹内「どことなく、音楽的な話しが好きなんですかね。」

藤田「まあ、俺も東京に来て、無趣味みたいになっちゃったからな…。」

「あー、そうなんですかね。」


「ただ、サックスを吹くのは楽しかったんだよね。普通に皆とやってるのが楽しかった。
 それで大学を出て、本番をさらうだけの日々が続いて…。しかもクラシック出身
 なのに、クラシック・クロスオーバーみたいな音楽をやってて、何をして良いのか、
 自分でもよく分からずに…(笑)。まあ、ジャズっぽい事をやった方が良いんだろうな
 …と思いつつ、やってないみたいな(笑)。ただひたすら吹いてたって感じだった。」


「あははは(笑)。」

「そう、“枯葉”とかやってもさ(笑)。“枯葉”が生きないわけよ。」

「あ~、でもそれは、オリジナルの曲を聴いてて思いますね。
 だって、曲のコード進行とか、全然ジャズっぽくないですもん。」


「そうそう…(笑)。」

「なんか、きれーな感じなんですよ。」

「そうなんだよね…。セブンスのコードとか、1個も無かったりするからね(笑)。」

「まあ、あれはあれで好きですけどね、俺は(笑)。」

「まあ、今でこそ少しは分かるようにもなってきたけど、あの頃はね…。趣味だった
 魚釣りも出来なくなっちゃうし(笑)、友達も皆、地方に帰ってっちゃうし。…でも、
 音楽で給料は貰ってて、とりあえず生活は出来てて、もう家に帰ってはネットで
 アニメの日々(笑)。どう考えても、褒められてたような生活はしてなかったと思う。」


「え~と、大学を卒業してから…って事ですよね。」

「うん、3,4年間くらい…。だから、竹うっちゃんで言うと、
 もうジャズをやってて、楽しかったくらいの頃だと思うよ。」


「いや~、そうでもないですよ。苦しかったですよ。」

「あ、そうなの?」

「あの頃って、自分は実戦がまだまだ甘かったって言うか…。変に頭でっかちの頃だと
 思うんですよね。やっぱジャズって、何回も何回も人前でやらないと、結局は駄目だと
 思いますし…。いくら理論とかを知ったところで、上手くはなれないですよね。」


「へぇ~、そっか~。」

「ジャズって、どことなくピアノ先行みたいな部分があって、イントロとか…。
 でもその頃はそんな常識も知らなかったし、イントロやってくれって
 言われて、アワワ…みたいな感じになっちゃって…(笑)。普通に、曲の
 最後の8小節で良いですか?…とか。つまんね~…みたいな(笑)。」


「そうか~、竹うっちゃんでも、そんな時代があったのか~。」

「そりゃ、ありますよ~。しかもジャズばかりじゃなくて、バンドとかもやってましたし…。
 …で、それが1,2年くらい続くんですけど、ある時にジャズの歌モノとかをやるように
 なって、その時にピアノの“居場所”ってのを考えるようになって。そこから結構
 変われたような気がしますね。前に出るだけが、ピアノではない…みたいな。」


「歌バンとかね。結局それが大事だって言うよね。」

「そこが切っ掛けで、色々な音楽でも、自分のピアノの居場所を客観的に
 考えられるようになって…。そして、それを楽しく思えたのが良かったですね。」


「うーん。まあ、でも君が苦しんでる時に、俺はネットでアニメを見てたからね(笑)。」

「はははは(笑)。成程。」

「でもそれでアニメ好きになって、そういう曲とか、ゲームの曲とか
 制作出来たら良いな…とは思ってきたけどね。」


「あ~、確かに可能性は今後絶対にありますよね。」

「そうそう。まあ、こんな支離滅裂な話しだけど、
 どうまとめてくれるかって言うのは楽しみだね。」


「よく言われます(笑)、大丈夫です。腕でなんとかします♪…まあ、
 この企画でよく聞いている質問として、今後の自分の音楽の進む道
 とか…っていうのがあるんですけど、今回はもういいですわ(笑)。」


「まあ、音楽の話しは沢山したしね。」

「そうですよ!…それに、今までの流れで殆ど話しちゃった気もするし…(笑)。
 …と言うか、基本的にはビジョンが見えた音楽活動を既にしてるじゃないですか。」


「あ~、まあね…。1人でやっているわけじゃないしね。」

「そうそう、やってるバンドが既にビジョンみたいなものだから…。」

「そうだね、バンドを売りたいっていうね。」

「だから…敢えて聞くまででも無いですよ。まあ、なので好きな女性のタイプでも…。」

「あ~、広末涼子。」

「おっと…(笑)。あらら。」

「もう、これだけはずっと変わらないですね。」

「ずっと…って、いつ頃からですか?」

「クレアラシルの頃から。」

「本当に初期ですね。」

「まあ、結婚しちゃってからは少し離れて、それこそ奥菜恵とか…。」

「あははは(笑)。何て言うか…ベタって言うか(笑)。」

「そう、つまり、ド定番が好き。」

「ド定番…ですね。でも、奥菜恵って、最近出てこないですよね。」

「そうなんだよね。…で、最近グッと来る奴がなかなかいなかったなって時に、
 “おくりびと”とかで広末が出てきたりするから、やっぱお前だよな…って(笑)。」


「ははは(笑)。いや、もう、凄いですね。」

「それで、それとは別に一時期俺の中で流行っていたのが
 小野真弓で、それこそネットから画像を拾いまくってたから…(笑)。」


「あらま、それ、書いちゃって良いんですか(笑)?」

「拾いまくった…はちょっとマズイかな(笑)?…まあ、でも俺、自分では
 あまり下世話な話しは書かないから、たまには良いんじゃないかな(笑)。」


「はい、じゃあ書きました。」

「まあ、目がパッとしてて、可愛い女の子、明るい感じの女の子が好き♪」

「成程、ちょっとダークな感じがあってはいけないって事ですね。ちなみに副田君は
 はしのえみでしたけどね(笑)。そして、副田君にはガンガン、今後の自分の
 音楽について、何がやりたいかを聞きましたけどね(笑)。」


「そえっちは、結局、どの音楽がやりたいか分からないからな~(笑)。」

「ははは(笑)、なんか、また音楽の話しになりそうな予感が(笑)。また今度で♪」

  結構、飲んじゃいましたね~♪



 ☆本日の注文品

・プレミアム生ビール(530円×6点)…3180円
・けんみ鶏レバー(90円×2点)…180円
・けんみ鶏ねぎま(170円×2点)…340円
・比内鶏砂肝(220円×2点)…440円
・比内鶏はつ(220円×2点)…440円
・白身魚のたるたる串揚げ(190円×2点)…380円
・わた塩辛…400円
・鮪ユッケ…590円
・バーニャカウダ…580円
・シャンディガフ…(490円×2点)…980円
・八海山…780円
・角390ハイボール…390円
・田舎せいろそば(580円×2点)…1160円

・お通し(350円×2点)…700円

 計10540円!…奢らせて頂きました!!

 ☆藤田淳之介君のブログ…http://ameblo.jp/junnosukefujita

 ☆横濱串工房のHP…http://kushikobo.co.jp/

拍手[8回]



 ついに10回目を迎えた、ブログ恒例企画『奢らせて頂きます!』。今回はアルト・サックス奏者の山上祐子さんに出演して頂きました。今回は女性の回ではありましたが、今までこの企画を振り返って、女性は割りとボーカルの方になる割合が高かった事もあり、では他の楽器を担当している中で…と探していた時に、今月1日(木)にライブ共演をさせて頂いた〔夏祭りまで待てないセッション 参照〕山上さんの名を思い出したのです。そして、この出演を依頼をしてみたところ、是非連れて行きたいお店があるのですが、それは昼が良い…との事でした。『奢らせて頂きます!』は今まで、夜という時間帯でしか行われた事はなかったのですが、実は特にそんな制約も設けてない事に、今更ながら気付かされました(笑)。
 …という事で、この企画初の“昼飲み”が決行されました♪…場所は千葉県八千代市に位置する勝田台という所です。勿論、山上さんの故郷でもありますが、果たしてそこはどんなお店なのでしょうか(この時点で、何となく自分は感付いてはいたのですが…笑)。

  
行先の“本所吾妻橋”が渋いですね…  鉄道車両の雰囲気を色濃く残しています


 ●日時…2011年7月18日 ●場所…勝田台(千葉) ●お店…Train Cafe


竹内(以下、緑で表示)「たまに揺れますね。」

山上(以下、葡萄色で表示)「なんか、風で揺れるんですよね。」

「そうか…。」

「電車乗ってるっぽくないですか?」

「電車乗ってるっぽい(笑)。」

「あはははは~(笑)!」

「…てことは、車輪がまだあるのかな…。」

「いや~、見た事無いですね。」

「まあ、普通は気にしないですよね。」

「なんか、正面に、どこどこ行き…とかも書いてあって…」

「…マジか。これって、昔からここにあるんですかね?」

「昔からあって、6年前にカフェとしてオープンしてて…。なんか、大家さんがこの
 土地と物を持ってて、そこから借りていると思うんですけど…。確か、小学校低学年
 とかから、『お化けバスがある~!』とかって言ってましたから…(笑)。」

「成程、結構昔ですな。」

「結構昔ですよ!…だって、今30歳だから…」

「20年ぐらい前(笑)」

「20年ぐらい前(笑)…恐ろしい!!」

「それにしては、綺麗に保存されていると思うなあ…。」

「なんか、ネットで mixi をやり始めて、地元コミュみたいなのに入ったら、
 カフェやってるんです…みたいなのを見付けて…。で、よくよく地図を
 見たらここだったんですよ。あれ?あのお化けバス?…みたいな(笑)。」

「あ、はいはい…。」

「あのお化けバス、お店だったんだ?…と思って(笑)。」

「…で、最近になって来てみたと。」

「はい、最近になって…まあ4年前ぐらいから行き始めて、あ、面白い…って。
 それで、こっちに住んでいる時は結構通ってて…。ライブもやらせて貰ってて。」

「へー、ライブ!…どこでやるんですか?」

「あの外の、テラスの辺りです。あまり広くはないですけど。」

「へー…。まあ、でも野外っちゃ野外ですもんねぇ。」

「野外っちゃ野外です(笑)。」

「こんなの、自分の地元には無かったもんなあ(笑)。あ、乾杯しますか。」

「はい!…どうも~♪」

「どうも~♪」

「昼間から(笑)。」

「これが美味しいんですよね。」

「すぐ酔っぱらいますよね(笑)。あ、でも強いんですよね?」

「いや、強くはないと思いますよ。」

「二日酔いにはならないですか?結構飲んでも。」

「…うーん、いや…、なりますね。」

「なりますか!?…でも、次の日は気合で?」

「まあ、次の日っていうのが、あまり朝早くないし、基本は…。」

「あ~。…早くなくても、結構きついですよね。最近、ちょっと
 飲み過ぎると、すぐ二日酔いになるんですよ。なんか残るような
 感じに…。だから、控えるようにはしてるんですけど…。」

「まあ、あまり今の絵的には説得力が無いですけど(笑)。」

  ビールは、ハイネケンが瓶で置いていました!

「ははは、確かに(笑)。」

「今回、昼にやるの初めてですからね。」

「あ、そうですか!?…大体は夜ですか?」

「はい。」

「この周りの緑の感じが、昼の方が絶対に良いなと思ってて。」

「…でも、夜ってやってるのかな?」

「えーと、確か、金曜と土曜だけやってたと思います。ナイト・カフェ
 …だったかな。もうちょっとお酒の種類も増えてて…。」

「成程、それも雰囲気ありそうだ。」

「…まあ、ミュージシャンは、夜はやらないですよね(笑)。」

「でも、前回竹内大輔の『奢らせて頂きます!』9.(永井健編) 参照〕の時、俺の
 後輩の永井健は、酒を1滴も飲みませんでしたからね。イレギュラーは歓迎です(笑)。」

「えー!そうだったんですか?…ジンジャエールとかですか?」

「そうですよ。ジンジャエール(笑)。あいつ、殆ど飲めないんですよ。」

「へー、意外。飲めそうな感じしますけどね…。」

「いやいや、これがまた…。」

「でも凄いですよね、仙台まで行ったんですよね?」

「あ、まあ…って言うかあの時、暇だったんですよ(笑)。」

「あはははー、それが、主な理由…(笑)。」

「震災の影響ですよね。色々と…。」


-----会話の様子見で、好き嫌いの話しから…-----


山上「好き嫌い無いんですか?」

竹内「好き嫌い…。ドライフルーツが駄目ですね。」

「えー!?…乾燥してると…駄目ですか。」

「乾燥していると…って言うか、ドライフルーツと言われるもの全般が…。」

「フルーツは大丈夫なんですか?」

「フルーツは全然大丈夫です。特に、レーズンが駄目なんです。」

「あ~…、へぇ~…。昔からですか?」

「昔からです。給食とかで出ませんでした?ぶどうパン」

「あ、出ました出ました!」

「でしょ?…あれで、何回粒を取って…、捨てて怒られた事か(笑)。」

「あはははー(笑)。結構入ってますよね。」

「結構入ってる。…で、ぶどうパンって、パンの生地が既にもうレーズン化してて…」

「練り込んでありますもんね、あははは(笑)。」

「そう、取ったところで、生地的にはもう手遅れの状態なんですよ!」

「かと言って、食べないのもお腹空きますもんね。」

「…って言うか、あの頃って、食べないと怒られるような時代だったじゃないですか。」

「家に帰して貰えない…みたいな。」

「そう、だからあの手この手で…(笑)。捨ててたか机の中に隠したか…。」

「悪い子だ…(笑)。」

「でもねぇ…、やはりチクる奴がいるんですよねー。」

「先生、竹内君がー!…みたいな(笑)。」

「そうそう、大体こういうのは女子ですね(笑)。」

「ウケるなぁ…。なんか、端っこでレーズン取って
 パンを食べてる姿を想像したら…可笑しい(笑)。」

「何で端っこ(笑)?…いやでも、あれは本当にキツい
 時間だった…。そっちは?…何か好き嫌いありますか?」

「あー…、納豆が苦手です。」

「おお…、意外にメジャーどころが来ましたね。」

「まあ、我慢して食べれば食べれますけど…、食べたいとは思わない。」

「でも、我慢してまで食べようとして、納豆なんて作らないですよね(笑)。」

「そうですよねー(笑)。あれもなんか、納豆を入れると、あれ一色になるじゃないですか。」

「まあ、確かに。」

「小っちゃい時から駄目なんですよね。」

「俺は割りと好きな方ですけどね。」

「あー…。凄い好き…っていうのは分からないです(笑)。」

「いや、何でかって言うと、俺は醤油好きなんですよ。」

「ええっ!?」

「醤油に合う食べ物、全般が好きなんですよ。で、納豆は合うから♪」

「へぇぇっ!…もう、醤油が合うかどうかも分からない
 くらいです(笑)。…ふーん、でも、そうなのか。」

「そう、刺身とかね。御飯より、どちらかと言うと餅が好きだし(笑)。」

「醤油付けれるから?…あはは(笑)。面白い!
 …とにかく醤油が好きって、珍しいですよね。
 じゃあ、海外行く時も持って行ったりするんですか?」

「いやいや、まさか(笑)。そんな新しい発見は求めてないです(笑)。」

「あはは(笑)。…あ、小学校の時に、醤油工場に見学しに行きましたよ?」

「へー、あ、まさか野田?」

「野田です、野田です。」

「あそこね、はとこが住んでいる所で、昔からよく行っていたんですよ。」

「へー!…醤油工場見学とか…しました?」

「ん?…どうなのかな…してないと思うけど(笑)。」

「醤油が1本貰えますよ。」

「へー。札幌でビール工場を見学すると、ビール1杯飲ませてくれますからね(笑)。」

「あーー。」

「タダで。」

「へー、そうなんですか?…行きたい!北海道もまだ行った事が
 無いんですよね。…あれ、北海道って今度行くんでしたっけ?」

「行きますね。来週。」

「来週行くんですか?…いいなあ。」

「でも、札幌に行くわけじゃないからなぁ…。」

「あ、そうか。どこに行くんでしたっけ?」

「伊達…っていう。」

「函ダテ…ではなくて(笑)?」

「…ではないですねぇ…。駄目だこりゃ(笑)」

「今回は、飛行機で行くんですか?」

「…(笑)。そんなに…、飛行機で行かないイメージがありますか(笑)?」

「はい、また電車かなーって…。」

「いやいや、祐子ちゃんが知っている限りだと、
Generation Gap のツアー
 〔竹内大輔の写真日記(~2009)、Generation Gap & The Linda  
 カップリング・ツアー、北海道編(2007.9.13~9.17)
参照〕の1回だけでしょ!
 やっぱ、あれってそんなにインパクトがあったのかなぁ…(笑)。」

「ありましたよ。北海道って、電車で行けるんだーって(笑)。」

「いや、もう、行けない…と言って良いくらいですよ(笑)。まあ、鈍行列車限定
 でしたからねぇ…丸24時間…。2005年のツアーでフェリー、2007年の
 ツアーで鈍行列車…。それで、昨年2010年の冬に旭川に演奏に行った時
 〔Generation Gap、北海道ツアー(2010.11.29~11.30) 参照〕に、ついに
 飛行機で行ける事になったんですよ。…いやー、成長したバンド…(笑)。」

「あははは。でも、もう長くやってますよね。」

「そうですね、2005年のツアーからだから…もうすぐ6年か…。」

「でも、メンバーじゃないんですよね?…そこが不思議だなぁーって。」

「まあ…、でも企画そのものに加担してたりしませんしね…。」

「あ、そうか。でも6年って凄いですよ。」

「でも、バンド的には11年ですよ?それこそ長いですよ。」

「だって、私が最初に見たのが大学の時…」

「大学の時って…(笑)。その時点でもう凄い話しですよ。
 だって、その時クラシックの曲とかやってたんでしょ?」

「やってました、やってました。副田さんとか上杉さんとか、クラシック科でしたし。
 …で、そんなクラシック科の先輩達がジャズのライブやる!…みたいな感じ
 でした。それが初めてのライブだったかは分からないですけど…。そもそも
 バンド名がその時“Generation Gap ”だったかもあんまり…(笑)」

「クラシック科とジャズ科の人って、交流とかあるんですか?
 だって、秋航(立山秋航)はジャズ科ですもんね。」

「いや、交流は…無いですよ。だから、何であんな交流が
 生まれたのかなって…。やっぱ、上杉さんのあの
 行動的な部分がそうさせたのか…みたいな(笑)。」

「でも、それが11年…ですからね。確かに凄いですわ。」

  ピタサンド…というメニューです♪


-----音楽の話しに移ってきました-----


山上「クラシックって、いつまでやってたんですか?」

竹内「大学2,3年くらいまでは習ってましたね。」

「あ、そうなんですね?…意外!」

「バッハのインベンションまでは…。でも、あれで気が落ちちゃいましたね。
 まあ、その時もうジャズも習ってたので…、一先ず良いかなって…。」

「ドロップアウト…みたいな。」

「今は、たまには弾きますけどね。なんか、懐かしくなるんですよね。」

「あー、分かります。その時に習っていた風景とか、思い出しますよね。」

「そうですね。特に、うちの先生は結構丁寧に教えてたと思うので、
 習ってた曲を久し振りに弾くだけで、弾き方を思い出しますね。まあ、
 あの頃は何が正しい弾き方なのか、よく分からずに弾いていた部分も
 ありましたけど…。でも、例えばCDとかで、あの時に習っていた曲を聴いた
 時に、あの時習ってた感じと違うなー…と感じる事はよくありますよ(笑)。」

「ああ、ああ、なんか分かります。」

「あ、だから今改めて弾くのも良いかもしれないですね。
 本当にあの時の弾き方で正しかったのかって(笑)。」

「あー、良さそうですね。どれが正解かって…。」

「ジャズとクラシックの雰囲気が混ざってた心境でしたからね…。」

「混ざりますよね。なんか、サックスも結構、両方やる人はいないって言うか…。」

「うーん…。まあ、音が違うような気がしますけど…。」

「はい、噛み方とか全然違うから…。まあ、自分の中的には同時進行でやるって
 いうのは不可能に近くて…。そんなに器用には切り替えられないと…。」

「ふーん…。ああ、でも、じゅんじゅん(藤田淳之介)
 ソプラノの音とか、めっちゃクラシックだなって思った…。」

「確かに。よく吹けるな…って思います(笑)。」

「自分が初めて聴いた時、何がクラシックで、何がそうじゃない音か
 知らなかったですけど、あ、クラシックの音だ!…って思いましたもの(笑)。」

「あれは…、ザ・クラシックって感じですよね。」

「何だろ、この綺麗な感じは…って(笑)。あれこそ個性だと思ったんですよ。」

「あー、でも大学の時って、皆がああいう風に吹いてたから、
 それが個性っていう感覚は、個人ではあまりないのかな…。」

「でも、今はクラシックでやっているわけではないじゃないですか。」

「そうですよね(笑)。今でもそれを貫いてるっていうのは、確かに…。」

「自分もほら…、クラシックやってたから…。でも、ジャズをやり始めの時は、あまり
 出さない方が良いんだと思って、出さないようにしていましたけど、今では
 逆に出すようにしてるんで…。その意味では、よく分かるなって気はします。」

「お~、凄い。知らないところで分かりあってる…?」

「分かりあってる…って、向こうがどうかは知らないけど(笑)。」

「はは、そうですよね(笑)。そこまで深く考えてその奏法をしているかも分からないし。」

「副田君も結構真っ直ぐな音が出ますけど…また違いますよね。」

「そうですね、ちょっと変えてますよね。ジャズっぽくしてる感じが…。」

「そうかー、やっぱやりたいんですね(笑)。」

「どんなやつやりたいんですか?…って、いつだったか聞いた事があって…。
 俺はジャズやりたいんだよね…って言ってたような気がします(笑)。」

「何か前にも聞いた気がするなあ(笑)。やはり自由な感じに憧れるんですかね。
 何となく最近は、クラシックの方が自由なんじゃないかって気もしてますけど(笑)。」


-----音楽の話しから、人の道の話しへ…-----


竹内「音大を卒業する人って、進路とかどうするんですか?」

山上「いや、進路相談とかって、無いんですよ。」

「え、無いんですか?…普通はありますよねぇ。」

「普通の大学はどうなんですか?」

「まあ、俺がしてないですからねぇ(笑)。あまりよく知らんのです…。」

「あはは、そうだ(笑)。私もやってないんで分からないんですけど…(笑)。
 でも、音楽関係ではなく、普通の企業に就職する子も少しはいて…。
 そういう人達は、どうやってその方向にしていったのか分からないですけど。」

「まあ自分も、周りもそんな感じでしたからね(笑)。」

「私はなんか、どうしようどうしよう…って言ってたら卒業しちゃったんですよ(笑)。」

「はあ…、卒業したは良いけど…、って感じですよね。」

「親は、どうするの?って言ってるし。…どうしよう、みたいな(笑)。」

「まあ、そうなりますよね。」

「はい、まあ一応教職は取ったし、教職的なものを受けてみようと、教員の試験を
 2校くらい受けたんですよ。…で、2校とも落ちるんですけど…。」

「あらら。」

「…で、その面接官みたいな人に、あなたは音楽の楽しさを子供達には
 伝えられるけど、教育者としては向いてない…、みたいなニアンスを
 2校とも言われちゃって…。あ、それで自分は向いてないんだと(笑)。」

「え?…まだ2校だけなのに…。判断が早いんじゃないんですか(笑)。」

「はい、それで、フリーター…みたいな(笑)。まあ、先生にどうしても
 成りたかったわけでもないので…。諦めまして…(笑)。」

「成程。それで、バイトをしながら演奏したりとか…。」

「はい、演奏したりとか(笑)。…それで、そんな感じの時に、ヤマハで
 教える人を探してるんだけど、やらない?…みたいに誘って貰ってー…。」

「あれって、教職は別にいらないんでしたっけ?」

「いらないです。…まあ、結局全然生かせてないんですけど…(笑)。」

「まあ…、取った!…という自信…に繋がれば…って感じですかね(笑)。」


-----再び音楽の話しへ…-----


竹内「オリジナルとか作ったりしないんですか?」

山上「します!」

「でも、俺やった事ないですよね。」

「そう…ですね。一緒にやった事は無いですね。」

「これであったら、俺、失礼ですよね(笑)」

「あはは(笑)、でも最近作ってなくて…。秋頃からまた書こうかと思ってるので是非。」

「お、いきなりそんな流れ(笑)!?」

「なんか、竹内さんのピアノとか、凄い好きだから、凄いお願いしたいんですけど、
 自分の中でもっと作り上げてから頼まないと…みたいな感じがあって…。」

「どうしたい…とか?」

「なんか…、好きなものは最後に取っておこう…みたいな(笑)。」

「はい(笑)!?…ん?」

「何て言うか…、ちゃんとした状態でやりたいんですよ。」

「ふーん、でも、しっかりとは作ってるんですよね。どういう音楽が好きなんですか?」

「私、凄い雑食で…(笑)。その時好きな曲が好きになっちゃうんですよね(笑)。」

「でも、前にアレンジした曲が“Sunny”でしたもんね…。結構古い曲ですよ。」

「たぶん、古いとかはあまり分かってないんです(笑)。たまたま聴いた曲で、
 あ、この曲好きだな…と思って、それで色々やり始めちゃう感じですね。」

「それにしては渋い所をついてくるなと…。まあ、カバーしている人も多いですけど。」

「そうですね。あ、そういえば、歌モノの曲をサックスで吹くのが好きかもしれないです。」

「でも、J‐POPとかはあまりやらないですもんね。」

「まあ、好きなのは好きですよ。知らないだけで…(笑)。」

「成程。まあ、J‐POPじゃない方が、サックス・アレンジしやすい…とかでもあるのかな。」

「原曲を知らないでアレンジしている時がありますし(笑)。たまに、
 人に自分のアレンジをしていると、これ原曲聴いた?って言われます(笑)。」

「ははは(笑)、それは言われますわな…。」


-----この後、鉄道と旅行話を1時間強もしてしまい、収拾が
つかなくなってきたので、強引に締めの話題に行こうかと企む-----


竹内「何だか、もう喋り倒したような気がしてるんですけど…。」

山上「締めの話題とか?…締まるような話題もないですよね(笑)。」

「うーん、まあ色々な人に聞いているのは、今後どうしていくか…って事ですけどね。」

「今後どうしていくか…。」

「…まあ、別に、何でも良いですけどね…。」

「あっははは(笑)、あれ?投げやり!」

「あはは(笑)。」

「今後どうしていくかって決めてますか?」

「今後…って言うか、自分は1つの目的みたいなものが何となくあって、それに
 向かって徐々に近付けていけたら良いな…という感じなので、例えば今年の
 目標は○○!…みたいにはしてないですね。…って、前にしてたらどうしよう(笑)。」

「あはは(笑)、あー、そうかー。」

「まあ、でも音楽…ですからね。目標が全く無いっていうのもね…、趣味じゃないし。」

「あー…。そうですよね。」

「今って、教えてるんでしたっけ。」

「教えるのは、今は常にしてますね。月に12日は必ずレッスンがあって、、、
 でも、ライブやったり、オリジナルを書いたり、色々な事がやりたいんですよね。」

「うん、そういう話しをしたかったんですよ(笑)。」

「あ、そうか(笑)。なんか旅行の話しをし過ぎましたよね(笑)。」

「はは(笑)。でもまあ、色んな人に話しを聞いた感じだと、
 この『色々やりたい』…っていう意見は本当に多いですね。」

「あれ、ホントですか。」

「副田君もそんな感じでしたもん。確かに『ジャズやりたい』とは言ってましたけど、
 まあ、色々やってるじゃないですか(笑)。自分の凄い好きなジャンルではないけど、
 自分の力が役に立てるなら、その音楽にも挑戦していきたい…みたいな。」

「確かに、そうですよね。色々ですよね(笑)。」

「でも色々って…、色々ですよね(笑)。」

「色々ですよね。昔は本当にジャズをやってみたくて…。ジャズのライブもやっては
 いたんですけど、結構その時は難しいのをやっていて、お客さんも楽しめて
 いるのかなあ…って思うようになって…。何かこの辺りが難しいんです。」

「まあ、難しいですよね。テクニックと、お客さんへの面白さは比例しませんしね…。」

「はい、だから、もっとお客さんに楽しんで貰えたらなって…。その時に
 オリジナルもやるようになってたので、やはりそういう方向が良いのかなって…。」

「そうすると、やはりオリジナルですか。」

「そうですね、近い内に、自分のオリジナルだけで制作できればなって…思います。
 でも、それはいつまでに…とかではなくて、本当に、やりたい時に…(笑)。」

「そっか…、まあでも曲は一生ものですからね。良いですよね。」

「それまで、もっと楽器が上手くならないと録れない…って思ってたんですけど、
 今の自分というのを残す意味で、録れば良いのかな?…って、やっと最近
 思えるようになってきて…。まあ、やっぱり近い内に…って感じですかね(笑)。」

「そこはやはり、ライブとの違いですよね。作品を残したい!…っていう。」

「そうですね。まあ、基本的には自信が無いので(笑)。オラオラ系ではないですし…。
 …かと言って、無い…と言ってられる歳でもないな…って感じもするので…。」

「では、秋以降に期待って事ですね。」

「その時は是非ピアノを…。」

「え…、は、はい、分かりました…?」

「お、やった♪『分かりました』頂きました(笑)。」

「えー、なんか証拠を録られた気分なんだけど…。もう録音を止めよう(笑)。」

  食後はコーヒーで締めたのもまた新鮮(笑)


 ☆本日の注文品

・ハイネケン(650円×4点)…2600円
・ピタサンドA…650円
・ピタサンドB…650円
・コーヒー、H2ブレンド…550円
・アイス珈琲…650円
・飲み物割引(-100円×2点)…-200円

 計4900円!…奢らせて頂きました!!


 ☆山上祐子さんのブログ…ameblo.jp/slowlife-with-music/

 ☆勝田台(千葉)Train Cafe のブログ…traincafe.livedoor.biz/

拍手[4回]



 今回の『奢らせて頂きます』は、3月の大地震が起きて、この企画に絶対出て貰おうと確信をさせてくれた、ボーカルの永井健を取り上げます。何故かというと、彼は現在実家の仙台近郊に住んでいて、地震発生時は石巻にいたからです。勿論、理由はそれだけではなく、まず自分は彼に3年以上会っていません(電話で1回くらい話した気もしますが…)。東京にいなく、仙台にいるのですから当然とも言えますが、どちらかと言うと、連絡し辛かったというのが正直なところでしょうか…。
 3年前までは、それこそ何回か一緒に、ライブやらツアーやらを行っていましたが、彼は突然表舞台から姿を消してしまいます…。そこから先は自分もよく知りませんでしたが、ある時また突然 Twitter 等も始めており、理学療法士の資格を取る為に専門学校に通っていると書かれていました。この事は、例の唯一の1回の電話で自分は知っていましたが、永井本人発信で言い始めたので驚いたものでした。そして地震発生時の石巻も、その研修で行っていた場所だったのだそうです。
 彼の安否は Twitter で確認出来たので大丈夫だったのですが、何だか聞きたい事が山のように増え、そして顔も暫く見ていなかったので、今回は思い切って仙台まで足を運んできてしまいました。自分にとってはミュージシャン仲間である前に、同じ大学の軽音楽部の先輩・後輩(歳は同じですが…笑)という仲である永井健。果たして、どんな話しになるのやら…。

  1階は…美容院のようですね  これは閉店間際の店内の様子です


 ●日時…2011年5月16日 ●場所…旭ヶ丘(仙台) ●お店…ITALIAN T's


-----録音する前に-----


永井(以下、水色で表示)「3年前は…、ホントに…迷惑を掛けまして…。」

竹内(以下、緑で表示)「え、何?…いきなり?…まだ録音ボタン押してないよ。」

「いや、ここは録らなくていいでしょ!」

「駄目です。今のところも書きます。」

「えー…!?」

「まあいいや、込み入った話しは後にしよう…。」


-----とりあえず乾杯をして…-----


竹内「じゃあ、よろしくお願いします!」

永井「よろしくお願いします…。んんん、なんか凄い絵だ…。」

「来る途中の車内でも、何度ビールを飲みたくなった事か…(笑)。」

「今日、何で来たの?」

「電車。…在来線でだけどね(笑)。」

「ははは、馬鹿だこの人!…俺、てっきり“はやぶさ”で来るかと思った。」

「それは帰りで乗ろうと思って。…で、家に泊めて貰えるのに悪いんだけど、
 明日、凄く早い電車で帰らなければいけなくてさ…。」

「ええっ!?…そうなんだ。何時?」

「お母さんとも久し振りになのに悪いんだけど、、、」

「ん?」

「朝の6時何分とか…(笑)。」


「ははは、何してんだ(笑)!」

「今、“はやぶさ”って、上下2本ずつしか無いんだわ。朝のそれに乗れないと、
 確か次は夕方の18:00辺りとかになっちゃってさ…。明日用事が出来ちゃって…。」


「あ~…、まあ、“はやぶさ”も乗りたいしね。」

「それはそれとして、実家は大丈夫だったの?」

「家はねー、やっぱこう…、物がどさどさ崩れたり、本棚がグワーって倒れたり…、
 しかも本棚のつっかえ棒…あるじゃん、転倒防止の。あれが、壁を…ベコッ!て(笑)!」

「えー、そんな事あんの?」

「いやいや、そんな事あんの?…って事が、今回3件くらい起きてるよ。」

「そうなんだ。」

「うち、システム・キッチンあるじゃん。アイランド型の。あれが島ごと動いた(笑)。」

「ど-いう事?」

「あれが5cm…、ズッ!って。」

「へー…、あれ動くのかね…。」

「あと、電子レンジと炊飯ジャーが、同じところに重ねて
 置いてるんだけど、あれが5mぐらい先の所に落っこちてた…。」

「うわー、すげえな…。うちなんか、ピアノの上に載せてた楽譜がチラって…(笑)。」

「いや、うちはピアノごと動いたからね…。」


「なんか電車に乗ってて、こっちに近付くにつれて、
 ブルー・シートを被せてある家が目に付いてきてさ…。」


「あーあーあー…。瓦があれ、落ちるんだよね。」

「鈍行列車に乗ってるからさ…、徐々に徐々に増えてくるような気がして…。」

「如実だね…。」

「途中、郡山の手前だったかな…。電車の窓越しに、
 全壊したままの一軒家とかまだあってさ。流石にゾッとした…。」


「俺、石巻に居たから…。そこから3日間は孤立して出られなかったんだけど、
 その後、帰る時に、まだ周りが片付けられて無いから、車が道の脇に
 2台とか積み重なっていて…。こんな事が起きるか?…って。
 しかも乗っていった車が津波に浸かって駄目になっちゃったし…。」


「あれ、免許持ってたの、あんた。」

「持ってますよ!」

「全然、イメージが湧かないなあ…(笑)。」


  相変わらずの帽子スタイル(笑)

「いや、しかし…、まさかね…、俺がこのシリーズに出る日が来るとは思わなかった。」

「あ、そう?」

「東京と仙台だしね。」

「いや、地震が来た時、ピンと来るものはあったんだけど(笑)。」

「成程ね(笑)。…あははは!…話しを聞くならこいつだと。」

「ホラ、それで3月は女性の回だったからさ…。じゃあ5月だと(笑)。」

「5月だと(笑)、あっはっはっは!」

「シンプル♪」

「いやー、だって、一昨日だっけ、3日前?…電話来た時…、笑ったもんね(笑)。」

「はは、笑ってたね(笑)。」

「ウソだろ?…って(笑)…。すっげー笑ったよ。
 その時ちょっと体調悪かったけど、良くなったもん(笑)。」

「まあ、そんなもんでしょ(笑)。だって、1ヶ月前とかに電話してさ、
 じゃあ、5月の何日とか空けといて…とか、何かねぇ…。」


「いやー、良かったよ、ホント。実は今月の終わり頃から
 実習で、八戸に2ヶ月、行きっ放しなんだよね。」

「あ、そうなの?…おぉ~~…。
 アブね、八戸に行かされるところだった(笑)。」


「はははは!…そうそう(笑)。アブね~アブね~。」

「交通費も倍くらい掛かっちゃうしな…。」

「まあ…、でも、八戸だと若干実習中だから…、ちょっとキツかったかもだけどね。」


「そっか~、じゃあホント良い時に…。今月、俺が暇で良かった(笑)。」

「東北に旅に…(笑)、滞在時間、何時間すか(笑)?」

「えーっと…、12時間ぐらいかね(笑)。まあ、よくある話しです。」


-----音楽の話しでも…-----


竹内「永井って、どんな音楽が好きなんだっけ?」

永井「えっ、元々?」

「俺のイメージだと、ダニー・ハサウェイとか、スティービー・ワンダーとか…、
 その辺りが好きなのかな?…って言うか、その辺りを聴いて育ったのかな?って。」

「うん、その辺りは…大好き。
 まあ、久保田利伸が最初好きになって、、、」


「あ、そうか!…それは分かるなあ…。フェイクとか声とか…凄いもんなあ…。」

「そう、凄いんですよ。そして歳をとっていくと共に凄くなってきてる。
 …で、あの人のバックグランドを、掘り下げていってたと言うか…。」


「成程。」

「まあ、そこまで深く掘れなかったんだけど…(笑)、言うても…。」

「まあまあ(笑)。」

「…で、その頃他に聴いていたのが、スティービーとダニー・ハサウェイと…、
 あと90年代のR&Bと、ヒップホップとか…。」


「え、それ聴いてたのって、いつ頃?…大学生とか?」

「いや、中2だね。」

「中2~!?…おい、どんな中学生だよ。」

「まあ、まあ、まあ周りの奴と音楽の話しが合わない(笑)。」

「そりゃそうだよ、俺、中2って言ったら…FFやってたし(笑)。」

「あっはははは!…いや、俺もやってたよ(笑)。」

「スティービーはまだしも、ダニー・ハサウェイなんて、名前すら知らなかったよなぁ…。」

「久保田利伸が気になっている音楽を見付けると、レコード屋に探しに
 行ってたりして、でも、なかなか無かったりするから…。まだブラックが充実して
 なかったんだと思う。…で、ケーブル・テレビとかで、ブラック・ミュージックの
 番組を見てて、そしてCDでは黒人のしか買わない…みたいな(笑)。」


「それは…確かに…、話しが合う人はちょっと…(笑)。」

「はははは、そうそう(笑)。でも、高校生ぐらいに、ちょっと
 妥協してきた。ニルヴァーナとかも…歌う…みたいな(笑)。」


「そう言えばお前、高校の時、何かやってたんだっけ?」

「ああ、あの…、ティーンズっていう、ヤマハのコンテストで…、10代で出れるっていう。」

「それそれ。」

「でもあの時は…、スティービーを歌ってたりしてたよ。カラオケで。」

「へー、あの時は何を歌ってたのかね。」

「あのね、“Stay Gold”っていう…」

「マジか!?…バラードじゃないですか(笑)。」

「あれね、アウトロ長いじゃん。」

「長いね。」

「たぶん、俺すっとフェイクしてた(笑)。」

「あー、生意気な奴だな~(笑)。」

「たぶんヤマハのスタッフの人も引いてたと思う(笑)。」

「そうね(笑)。もっと、皆がよく知っているやつを!…とかね。」

「周りでは安室奈美恵とか歌っているのにさ(笑)。」

「ははは、1人だけ“Stay Gold”!」


「…(笑)。」

「…永井、なんか最近、ライブやってなかった?」

「やってたよ…、ははは(笑)。」

「あれは…、どういう…(笑)。最初見た時…、あれ?…みたいな。」

「なんか、バンドをやらなくなってから、まあ、声が…、高い音が
 出なくなったって事もあって、もう人前で歌う事は無いんだなあって
 思ってたんだけど、でも、何かの切っ掛けで…。」


「ふんふん。」

「ボーカリストってさ、キーを下げるのを嫌がったりするじゃん。」

「あ~…、」

「なるべく元のキーで歌いたいっていうかさ…。なんか、キーを低くする事に
 抵抗を感じる…。そういう人って、結構いると思うんだけどさ。」


「…うーん、そうかねぇ。…俺、あまり永井ぐらいの歳のボーカルの人とやってない
 からなぁ…。たぶんそれ、あと10年ぐらいすれば吹っ切れるよ(笑)。」

「ははは、そうそう。…それで、吹っ切ったの。」

「ああ、そうか。」

「そう…、高かったら、下げて歌えば良いじゃん…って。」

「いや、ホントそうだよ。ボーカルの好きなように下げれば良いのですよ。」

「そう、そういう考えになったら、…自分でも歌いたいな…と。」

「ふーん。また勝手な…。」

「それで、伴奏をしてくれる人を探すのも難しかったし、
 そこで、今までずっと手を付けてこなかった弾き語りを…、」


「…は?…弾き語りしてんの?」

「?…そうだよ。」

「マジで?」

「はははは(笑)。」

「えっ、ジャラーン…の方?…ギター?」

「そう。」

「そうか…、良かった。ピアノの弾き語りとかしてたら殴るところだった。」

「はははは、何で殴るんすか、何で殴るんすか(笑)。」

「いや…、ムカつくから(笑)。」


「いやいや、辞めて下さい…!」

「そうかー、ギターで良かったなあ…。あれ、でも歌作る時って、
 ピアノで作ってなかったっけ?…大学の音楽練習室で。」


「はははは(笑)、作ってた…、作ってたね。」

「何やってるんだろ、こいつ…って思ってた(笑)。
 ここは個人練習室かって!…しかもビブラートばかり聴こえるし。」


「やめてくれ(笑)。」

「タイトルも汚くて読めないし…。」

「それは悪かったと思う(笑)。」

「あの筆圧の薄さはな~(笑)…。譜面コピーの回数にも限度が出てきそうだ。」

「弾き語りの時とか、今でも読めない時があります(笑)。」

「駄目じゃん(笑)。…で、弾き語りでは何を歌ってんの?」

「なんか、あれから低い声のボーカリストも好きになってきたから…、
 ナット・キング・コールとか…。“It's Only A Paper Moon”とか…(笑)。」


「ええ~!?…また随分遡ったな…。“Stay Gold”から。」

「そうそう、“Love”とか。」

「ホントに遡ってるな…(笑)。」

「あとまあ、普通に“Desperado”とか…。でも、キーをEにしてやっと…。」

「変えるほど、キー高い曲だっけ?…トップが出ないの?」

「出ないねえ。あと、スティービーだと“A Place In The Sun”とか。」

「簡単なやつね。」

「“Lately”は…ギター弾き語りだと…ちょっとねえ。」

「確かに難しそう…(笑)。そう言えば昔、一緒に演奏した事あるよな。」


「ははは、あるある。」

「あれ、たぶん俺の人生初の“Lately”演奏だったと思うよ(笑)。
 今でこそ、何10回以上は弾いてるけど…。」

「今でこそお馴染み…ね。」

「しかし弾き語りとは思わなかったなあ…。」

「そうそうそう。それで、泉中央って駅、あるじゃん。」

「ああ、地下鉄の終点のでしょ?」

「そう、そこのバスターミナルみたいな所で、毎週木曜日とかに…、」

「えっ!?」

「あ、今はやってないよ。去年の今頃とかは…やってた。」

「ストリートじゃん。」

「まあ、ストリートって言うか…。練習しにストリートに行ってたと言うか…。」

「あー、成程ね。」

「…で、たまに聴いてくれる人が…、いたりいなかったり(笑)。」

「ふーん、まったく…、何をしてるんだか…。
 …って言うか、何をしてたの?今まで。」

「…えっ、ちゃんと専門学校に行って、勉強してますよ…。」

「いつから?」

「2009年度…ですね。」

「2年前…か。まあ、勉強してますって言われたら、『はぁ~』としか言えないけど…。
 ねえ、やっぱそう言うのって、親の影響もあったりするの?」

「うん、まあ。勧めてくれたのは親だからね…。親がそういうところの、
 リハビリルームのリハビリテーション科っていうところにいて、
 お医者さんとして働いていて、そこに理学療法士の人もいたらしいから…。
 自分が医者になるのは年齢的にキツいから、それをやってみたら…って。」


「それさー、よっぽどお前の事が心配だったんじゃないの?」

「まあ、そうだろうねえ…(笑)。」

「このままじゃ、何も出来なくなってしまうぞ…って。
 今回の企画でノン・アルコールなのも、君だけだしさ(笑)。」


「そうなの!?」

「はは…まあ、良いんだけどさ(笑)。」

「知らなかった。一応、復習はしておいたんだけどさ…。」

「なんか、皆、復習してくるんだよね(笑)。」


「あはは。まあそうだよ。何を喋ってくるのかな…って。」

  永井は、ブルーチーズのパスタがお好みとか…

「俺があまり話題を振らないからさ(笑)。」

「いや、そこ…。ホントね。竹うっちゃん(永井は、竹内の事をこう呼びます)と俺とで
 喋るじゃん。どうまとまって…まとまりのある話しになるのかなって(笑)。


「ねー。いつもこんなんだもんね(笑)。」

「緩い…(笑)。」

「緩いんだよな、俺。」

「まあ、でも緩いメディアってのも必要だと思うよ。」

「でも永井って、緩いんだか、緩くない人間だか、よく分かんないよね。」

「あー…そう。…どっちなんだろうね。」

「だって永井って、そういうところまで人に合わせちゃいそうなんだもん。」

「あー、そうね…。うん。やっぱ、緩くないところにずっといると…、
 キツいかな。やっぱ緩い方がちょっと良いかもしんない。」


「ふふ、でも、緩いところにずっといてもキツい…みたいな(笑)。」

「はは(笑)、どうだろうなぁー。」

「俺も緩い方が好きだけど…、でも、ずっと緩いところに
 いると全然成長しないんだろうなとも思う(笑)。」

「成程ね…確かに。環境にね…結構左右されるところはあるんだよね。」

「そう言えばお前、mixi もやってるよな。」


「やってるよ。」

「急に…(笑)。何なの一体。」

「いや、なんか…音楽繋がりで、やってる奴がいて…。仙台で弾き語りを始めた時に、
 前のバンドを知ってる奴がいて、そいつと絡み出したら、そいつの mixi 繋がりの
 奴とも沢山知り合いになって。…で、mixi やらないすか?って(笑)。」


「今更(笑)。」

「Twitter の後に mixi を始めるという…。」

「neonagai で(笑)。」

「ネオナガイって、立教の軽音楽部に付けられたんだよね。」

「え…、あれ付けられたの?」

「そうだよ?…自分で言ったわけじゃないよ。」

「まあ、思い当たる人はいるけど…。何でそれをそのまま使ってんだ(笑)!」

「はは…、前の携帯のアドレスだしね。」

「でも、初めて知り合った奴の携帯アドレスが“ネオ~”…だったら引くなー(笑)。」

「だよね(笑)。でも mixi でもそうだから、同じようなもんか。
 ライブでも芸名として使ってるし…(笑)。」


「マジ(笑)?…うーん。否定はしないけど…、肯定もしたくないような…(笑)。」


「でも、割りと通りがいいんですよ。」

「…不思議な土地だな。寛容…なのかな(笑)。」


-----過去と現在-----


永井「今、学校に行ってると、皆10代ぐらいで入ってくるというか…、
   まあ、現役じゃない奴もいるけど、俺みたいに30代だと、
   トップレベルに年齢層が高いというか…。」

竹内「はいはい。」

「でも、クラスの中に3,4人は30代の奴がいるんだけど…、
 そいつらとは絡まずに、圧倒的に現役と仲がいいっていう…(笑)。」

「あ、そうなんだ。」

「そうそう。30代は30代でグループがあるんだけどさ。」

「へー、でも永井って、下の年齢に好かれそうだもんね。」

「下と絡んでた方が…楽…だね。」

「まあ、俺もどちらかって言うと、そっちのタイプだからな(笑)。」

「ははは…だよね(笑)。あれ、でも上とよく絡んでなかったっけ?」

「えー、殆ど無いって!…だって俺、上からモノを言われるの好きじゃないし(笑)。」

「そうかー…。いや、俺もそうなのかな…。」

「いや、それは分かんないけど…、あっ、上からごめんね(笑)。」

「あはははは(笑)。いや、大丈夫です。全然大丈夫です(笑)。」


「…でもまあ、先輩目線で失礼だけど、永井は下と絡んでた方が
 イキイキしてるように見えたよ。特に大学時代の合宿の時とか。」


「ははは、確かに。軽音は確かにそうだったかも…。」

「なんかあの、永井の1つ下の…不良学年と(笑)。」

「そうだね。たぶん対先輩だと、尊敬の念をもって見ちゃうからだと思うんすよ。」

「ああ、気を遣っちゃうのかね。」

「そう。後輩や同輩だと…、気を遣うのがゼロになるから…。」

「成程ね。」

「でも、後輩とかから、上から目線で言われる…
 って言うのが、それが一番落ち着くんだよね。」


「落ち着く!?…ほぉ~。M…だね(笑)。」

「ドMだよね(笑)。はい、ドMです…。気付いたんです(笑)。今の学校入って、
 それで理学療法士を目指す人達って…、大体がSなんだよね。」


「…いや、知らないけど(笑)。いきなりそんなの言われても。」

「まあ、極端じゃないけど…人に指導していく方だから…。患者さんにね。
 …で、そういうところに身を置いて気付いた。自分はMだなって…。」


「まあ、Mだろうね(笑)。俺はドSらしいから、永井のMっ気は何となく感じるし(笑)。」

「でも、俺の場合はちょっと複雑だから…(笑)。」

「そうだよな…、後輩に上からモノを言われた方が…だもんな。まあ、
 軽音楽部時代の立ち振る舞いを見てると、何となく分かる気もするよ。
 でも、Linda はどうだったのかな…。ちゃんと、Mの立場になれてたのかな。」

「ちょっと違ったんだよね、やっぱ…。」

「俺も、なんか違うような気がする。」

「バンドのボーカルって、Mじゃちょっと成り立たないんだよね…。」

「うーん…。」

「で、俺の中のバンドのボーカル像…って言うのも、ちょっと古いんだよね。」

「古い?」

「あの…『オーケェー、いくぜぇみんな!』…みたいな。」

「成程、古い(笑)。」

「はははは(笑)。」

「でも前からそんな感じじゃん!」

「いや、でもね…、それがちょっと違うな…って。Mの俺の言葉じゃないな…って。」

「は~。『みんな、いかせて頂いても良いかな?』…みたいな(笑)?」

「ははは、分かんないけど(笑)。2面性を自分で楽しんでた部分もあるけど…。」

「あ~、まあ正直、永井って、歌っている時は良いけど、MCの時とか
 凄い違和感あるもんね。違う人物像みたいな感じがしたし…(笑)。」

「うんうん。」

「こいつ、こんな偉かったっけな…とか(笑)。…たぶん、俺の想像だけど、
 あの時、大学の軽音で一緒だった人は、誰もが思う気がするよ。」

「ああー…。そうね…、そうね。」

「だって、普段がそんな感じじゃないからさ…。だからステージ上での
 永井を見た時は、まあ、違和感…って言うか、むしろ大丈夫なのかな…
 こいつ、こんなん出来るのかな…って思ってた自分がいるな。」

「ハラハラね(笑)。」

「ハラハラ、ドキドキだよ。無理してないだろうな…とか思いつつ見てたよ、俺は。
 でもフロントっていう立場だから、グイグイ引っ張っていかなきゃいけないのも
 分かるけどね。きっと、責任感もあったんじゃないの。そういう自覚も出てくるよ。」

「なんかねぇ…、自覚…、あったのか…」

「え?無かった(笑)?」

「はははは(笑)。」

「問題発言だな(笑)。まあ、自覚はあったと思うよ?…それを自分の中で消化
 出来てたかどうかは知らないけど、自覚はしてたと思うよ。そうさせようとしてたよ。」

「うんうん、成程…そうね。そうそう。でも、普段からずっと考えるのは…大変だった。」

「でもホラ、軽音時代のライブとかさ、お前がバンマスやってたライブとかあったじゃん。
 “ダニー・ハサウェイ・バンド”みたいな。あれ、割りかし自然だったと思うんだよな。」

「あー、やってたねえ…。」

「あれと Linda って、もう別物だもんね。」


「そうだね…、そうだね…。」

「だから、あれを見てた人が Linda のライブを見たらさ…、
 そのギャップに…頭を抱えるんじゃなかろうか…って(笑)。」


「はははは…、頭を抱えるくらい…か。」

「どっちなんだろう?…って…。お前、喋ってないからだよ、お客さんとかとそんなに。」

「あー…。」

「いい話ししてるな…これ(笑)。」

「そうだね(笑)。いい話し、いい話し。」

「じゃ俺、ワインにしようっと♪」


-----込み入った話しに突入する-----


竹内「永井が仙台に戻っちゃってたからな~…。」

永井「うん…。ホントはね。東京の学校も探したんだよね。」

「へっ!!??」

「探したっていうか、1つ受けていたのがあったんだけど…、そこ難しくて…。
 4回ぐらい試験があって、4回とも全部落ちて…(笑)。」


「えっ…、じゃあ、仙台の学校っていうのは何…、結果論なの?」

「いや、まあでも…、そこが受からなかったら仙台だろうな…って思ってたし。」

「そうか、地元だしね…。しかし…あの時は大変でさぁ…。」

「まあ…ね…。そうだよね…。」

「あの時は…、いや、俺はそんなに大変じゃなかったな。大変だったのは周りだ。」


「そうだよね…いや…、そうだよね…。」

「ふふ…。まあ、今更蒸し返す事はしないけどさ。俺が言う事じゃないし。」

「でも、もう戻れない…、戻っちゃいけないとは思ってたかも。」

「なんでよ。自分に限界が来てたって事?」

「いや、あの時は、自分が追い込まれてる…ってのも気付けてなかった。」

「ふーん…、不思議だな。そんな事があるのかな。…って言うか、
 関係者からしたら大きな損失だったんじゃないの?…自分1人だけの
 問題だったら良いよ。だけどさ、バンドっていうものがあって、しかも
 お客さんっていう、今まで築いてきた大事な関係も損失するんだよ。」


「うーん…、今思うと、そういう意識、薄かったなと思うね。」

「たぶん、そうなんじゃない?…俺もまあ、そういう時期はあったかもだけど…。」

「うん。音楽やってると特別に考えるけど…、実はそんな事無いっていう…。」

「そうそうそう。人付き合いですよ。」

「うん、でも音楽を離れてみて…」

「まあ、でも永井は音楽は絶対好きだと思うから。これは間違い無い。ただ、それは
 仕事として好きになれるのか、趣味までなのか…、俺から見たら正直分からない。
 もしかしたら、趣味でやっていた方が、性に合っているのかもしれないし。」


「うんうん…。」

「でも、Linda ってバンドは、皆が本気で、それこそ趣味じゃなくてやっていた
 バンドでしょ?…つまり、仕事としての部分が高くなる…。どうしても。」


「うんうん、なんかね。ちゃんとそこまで向き合う事に…
 至らなかったんだよ。ホントに…何をしてるんだって言う…。」


「お客さんも沢山いたじゃない。やっぱ格好良いと思うもん。俺はほら…立教時代を
 知っているから、あまりフラットじゃ見れないけど(笑)、そういのを取っ払って見たら
 普通に永井は歌が上手いし、曲のアレンジもしっかりしてるしさ…。このまま
 突き詰めていったら、更に面白いものが出来上がりそうな感じはしたもんね。」


「うんうん…。ね。そうそう。」

「でもホラ、俺は立教時代を見てるから(笑)!…引っ掛かるんだよ。しょうがないよ!」

「はははは(笑)。それは仕方無い…。しょうがない(笑)。」

「是非、立教時代を皆に見てほしい…(笑)。」

「うん、なんかね…、お客さんに対する感謝の気持ちとか…、薄かったと思うね。
 そんなアーティストとかミュージシャンが…成功する筈が無いって言うか…。」


「成功する筈が無いって言うか…成功してほしく無いよね(笑)。」

「音楽をやっている外から見たら、凄いよく分かるんだよね。」

「…で、突然始めてるし…。自由だなー。」

「まあ、今のは完璧に…趣味だけど…。前は、歌が上手ければ良いって
 思ってた部分もあって…。歌を聴きに来てくれてるから…と思って。」

「うんうん。」

「でも、そうじゃなくて、やっぱりお客さんはその人に会いに来てるんだなって。
 …で、歌や演奏にしても、その人っていうのが確実に音楽に出てるし、それを
 隠そうとしてもすぐに分かるし。…そんな事を凄い感じた。それで、隠していない
 人の方が俺は好きだし…。でも、隠しながら俺はやってたのかも…って思うよね。」

「…まあ、あれだね…。今までのを聞いた感じ、割りと俺の想像通りだったね(笑)。」

「はははは!…想像通りですか(笑)。」


「うん、まあ、割りかし同じ印象だよ、俺も。
 そうだったのかな?…って思ったけど、そうだったか。」


「うん、やっぱり、隠しながら…どこかやってたなーって…。」

「しかし文章にし辛い内容だわ…。まあ、先輩からの意見ってわけじゃないですけど、
 今まで何回か人前でライブをやってきたのは事実じゃないですか。そん時がどんな
 気持ちでやってたかは分からないけど…。でも、永井の歌が聴きたいっていう
 お客さんの気持ちには応えてきた…。だから、そういう人達には感謝すべきだよ、
 ずっと…。どんな事があっても…。そりゃあ、一生感謝しても良いくらいですよ。」


「うん…確かに、そうだよね…。」

「なんか今日、それを言いに来たみたいになっちゃったな…。神か俺は(笑)。」

「あはははは(笑)。出た…流石ドS!」

「ふふ…(笑)。」

「まあでも…、もっと感謝してやっとけよ…って気がするよ…。」

「需要と供給のバランスってあってさ。やっぱ、人って認められると嬉しいじゃん。
 だから永井の場合、歌いたいのは当然だと思うけど、やっぱり、歌を聴きたい
 人がいるから歌いたくなる筈で…って、あれ、これってSの考えなのかな(笑)?」


「いや、そんな事無い(笑)!…図式的に全く間違っていない!」

「俺は結構、聴いてくれる人がいるから弾く…っていう部分は大きくて。
 ライブの方が燃えるし♪…だから俺、練習嫌いなんだろうな(笑)。」


「へぇっ!??(笑)」


-----褒めさせて頂きます-----


竹内「俺、実は永井に対して、尊敬している部分が1つだけあって…。」

永井「う…うん。」

「なんか永井って、人を褒めるのよ、素直に。」

「ああ~、そうかな…、そうかな?」

「それは、“唯一”尊敬出来るとことろいうか(笑)。俺、永井と初めて会った時って、結構
 覚えていて、新歓
(新入生歓迎シーズン)の時で、俺が2年生でお前が新1年生。」

「あ、そうなんだ…。」

「で、永井は既に入ってきてて、なんか前から属しているような感じでそこに居たのよ。」

「あ~、はいはい(笑)。」

「それで、永井と、あと2,3人で新入生の勧誘とかをしてる形に
 なってて(笑)、何故か。…お前も新入生だろ!って思ってたんだけど(笑)。」

「うんうん、何となくだけど覚えてるかも…。」

「それで、誰だったか忘れたけど、入ろうかなって思ってる人に
 『いいだろう?このサークル』…って真面目に話してて(笑)!」

「ははははは…(笑)。」

「こいつ、まだ2,3日しか入って無いのに、そこまでよく褒められるなって…。
 でも、凄くピュアな意見だなとは思ってて…。よっぽど好きなんだろうなって(笑)。」

「成程(笑)。ホントあの時は、なんて…キラキラした場所なんだなって思ってた(笑)。」

「一番お前がキラキラしてたけどね(笑)。ここまで期待してくれて逆に悪いなって…。
 それと、俺が3年生の時のライブで、いつもMDか何かで録音をしてたんだけど、
 いつも客席に置いてたから、客席にいる皆の声までもが入っているわけよ…。」

「おお…(笑)、はいはい。」

「で、俺は普段着でライブに出演して…(笑)。でも、それまでの人達は
 スーツとか、わりとバシッと決めた格好で出てきたりしてたから…。
 例えば寺岡(寺岡佑)とか、『何故に私服って(笑)』みたいな感じで
 皆と話してて、客席の一部はそういった空気になってたのね。」

「うんうん。」

「そういう感じなのに、永井がいきなり『いや、俺はあれでいいと思う』
 …って言ってるのが入ってんだよね(笑)。しかもボソッと…。」

「はははは!…すっげー記録だね(笑)。それはすげー。」

「あれ、俺的には相当インパクトがあったんだよな…。」

「凄いね。なんか、そういう記録こそ…残しておきたかったよね(笑)。」

「『皆、衣装が続いてたから、あの方が映える』…とか言ってたからね!」

「そうかー、すげー…。」

「なんか新鮮な感じだった…。だから、そういうところを伸ばすのがお前は
 良いんじゃないのかな…って。だって、いないんだよ、そういう人って
 なかなか…・。基本、人って否定する方が生き生きしてたりするからさ。
 人の不幸はなんちゃら…みたいな。…なのに、素直に君は褒めるからね(笑)。
 しかも、お前が人を褒めている時って、褒めた事で何か自分にメリットを
 求めている感じでもないからね。…これは今回言っておきたかったんですよ。」


「そうなんだ、ありがとう…。」

「はは、褒めるな!…まあ、ここは唯一、尊敬出来るところですね。ここ、太字で(笑)。」


-----締めさせて頂きます-----


竹内「今後永井は、どう音楽と向き合ってくのかな。」

永井「おお~、ついに締めにきたか。向き合う…か。」

「だって、理学療法士っていうものは目指すんでしょ?…でも、今はこうして…、まあ
 弾き語りをしてるっていうのは驚かされたけど(笑)、その距離感と言うかさ…。」

「今は、本業にちゃんと腰を据えなきゃいけない…っていうのが大前提にあるから。」

「まあ、そうだよね。言わば過渡期だらかね。まだ成ってないわけでしょ?」

「うん、まあね。」

「もし成ったら、もしかしたら音楽の事なんか、考えている暇が無くなるかも
 しれないよ?…って言うか、今の理学療法士の人からしたら、そんな事
 考えてる場合ですか?…って思われるかもしれないじゃん。」

「うんうん、それはね、たぶん既になってると思う…(笑)。」

「理学療法士も、本当にやりたい事なんでしょ?」

「うん、勿論。…でも、どっち付かず…っていうのが一番良くないから…。
 それで生活の基盤を支えて…、それで音楽は、これが永井健だ!
 …ってものがやりたいと思ってる。一番、自分が素直になれる音楽を…。」


「自分でもまだ探し中…って感じなのかな。」

「そうだね…、まだ分かってないんだと思う。特に音楽に
 関しては…。自分らしい曲だったり、歌い方というか、
 昔みたいに高音は出ないから…、そういう事も含めて…。」


「…でもさ、さっきも言ったけど、永井の良さは高音というか、“人を褒める”だから。
 そこだと俺は思うんだよね。だから例えばだけど、歌詞とかに、そういった気持ちが
 素直に乗っけられたとしたら、凄く良い事になるんじゃないかと思う…。」

「そっかー…。1ついいヒントを…頂きました。」

「だって、永井の高音なんて、俺にとってはどうでも良いと
 言うか…(笑)、そういうところを期待して聴いてないしさ。」

「うんうん。」

「そんな人は他に沢山いるじゃない。それこそ、久保田利伸とかを
 聴けば良いんだよ。だから、まあ…、褒めるわけじゃないけど(笑)、
 人を褒めるって事に関しては、永井は久保田利伸より上だと俺は思うよ。」

「お~お~お~お~…。」

「いや、まあ知らないけどさ(笑)。話した事ないから。」

「まあまあ…。」

「だから、そういうところを伸ばしていった方が、結局近道だと思うわけよ。」

「いや~、そうかそうか…、ホントに良いヒントを…。」

「でも、俺の言う事を真にも受けないでね。ただの受け入りにならないように…。」


「…でもまあ、発信していく場が、そういう意味で限定されてくるから…。」

「いや、いいんだよ場所なんか、どこだって…。どこでも良いと思うのよ。
 自分が、素直に発信出来る場があれば、いくら人数がどうたらこうたらなんて。
 …っていうより、そうしてたら自然に広がっていくと思うもん。ずっとやってたら。」


「うんうん…。いや~…いい事言うね~。」

「はははは(笑)、…だから褒めるな!」

  永井は結局この日、ノンアルコールで通しました(笑)


 ☆本日の注文品

・アサヒスーパードライ生(450円×3点)…1350円
・ジンジャエール辛口(400円×3点)…1200円
・馬肉カルパッチョ…980円
・自家製サーモンサラダ…780円
・海老入りライスコロッケ…700円
・アラビアータのパスタ…960円
・ブルーチーズのパスタ…1260円
・白ワイン(450円×3点)…1350円
・アイスウーロン茶…350円
・バニラアイス…300円
・ベイクドチーズケーキ…300円


 計9530円!…奢らせて頂きました!!

拍手[20回]



HN:
竹内大輔(Pf,Key)
性別:
男性
自己紹介:
1980年1月29日生まれ
の生粋のO型(…が、初対面
ではよくA型と見られる)。
3歳(自分では記憶に無い)
からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学
ではバンドも経験する。現在の
活動は日本全国から海外に及び、
各地のライブハウスやラウンジ、
レストラン、そしてバー等での
演奏は勿論、各アーティストへの
レコーディングや、作曲・編曲
等にも積極的に取り組んでいる。
日本、世界中を飛び回りたい、
鉄道、旅客機、旅行、写真好き。

5月16日(木)
銀座 No Bird
Open…18:00~、
1st…19:30〜、
2nd…21:00〜、
Charge…3500円(ドリンク別)
コースを御予約の方は2500円
Member…(Pf)竹内大輔、
(B)池田暢夫、
(Ds)佐々木俊之

全曲オリジナル収録の最新作、
4th.CD アルバム『Voyaging』
発売中!(2015.4.15 Release)
●詳しい曲解説はこちらへ!

・トレイラー公開中


★タワーレコードオンラインで
 発売中(ボーナストラック
 “In A Sentimental Mood”収録)
 …こちらへ!

★iTunes にて配信中
(“Casa Familia[Pf Solo]”
 限定配信!)…こちらへ!

★Amazon で発売中…こちらへ!


初カバー・アルバム、3rd.CD
『ReInterpret the passage』
発売中!(2013.4.10 Release)
●詳しい曲解説はこちらへ!

・Music Video“Love Theme
 From Spartacus”公開中!


★iTunes にて配信中…こちらへ!

★Amazon で発売中…こちらへ!


全7曲入り、トータル70分強の
意欲作、2nd.CD アルバム
『Fingers Dance』ライブ会場限定
発売中!(2011.7.3 Release)

   Fingers-Dance-jak.jpg



全曲オリジナルの 1st.CD アルバム 『Pictures』発売中!…在庫僅か!
(2008.10.17 Release)

   Pictures-photo

★iTunes にて配信中…こちらへ!

SME Recrods からの
メジャーデビューアルバム
『ANTHOLOGY』のMV
“Maximum Shout”公開中!


初のカバーアルバム
『Hybrid ROOTS』に
収録されている、TRI4TH
自身によるセルフカバー
“FULL DRIVE”の MV 公開中


TVアニメ『博多豚骨ラーメンズ』
の ED を飾った TRI4TH 楽曲
“DIRTY BULLET”の MV 公開中


TRI4TH、6th CDアルバム
『4th Rebellion』の MV
“Rebellion”公開中


同“Guns of Saxophone”公開中


TRI4TH & カルメラ
スプリット・ミニ・アルバム
『HORNS RIOT』のタイトル曲
MV“HORNS RIOT”公開中


5th CDアルバム
『Defying』の MV
“Green Field”公開中


同“Sand Castle”公開中


ベストアルバム
『MEANING』の PV
“Dance 'em All”公開中


4th CDアルバム
『AWAKENING』の PV
“Bon Voyage”公開中


同 PV“Freeway”公開中


3rd CDアルバム
『Five Color Elements』の PV “Evervbody Knows That”公開中


2nd CDアルバム
『TRI4TH AHEAD』の PV
“TRY AHEAD”公開中


Music Video
“Introduction Pt.3”〜
“The Return Of Nautilus”公開中


Music Video
“YOISURA”公開中


Music Video
“行きゅんにゃ加那節”公開中


Music Video
“豊年節”公開中


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