☆1月3日(木)ホテルセンチュリー静岡 5F CENTURY ROOM
Open…14:00~(5階ホワイエにて Jazz Tune:Jazz MAD)
Start…15:00~、自分達の出番は16:30~、
Charge…S席(指定席)4000円、A席(自由席)3000円、いずれも当日券は+500円
Member…≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Ts)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Pf)竹内大輔
新年最初のライブは、お馴染みの TRI4TH からスタートします!…そして場所が
静岡と、少し意外な場所からのスタートとなりますが、ホテルの5階に位置する
Century Room で行われ、全3バンドが出演。TRI4TH は2番目の16:30~の
演奏となります。尚、予約の締め切りは過ぎてしまっているようなので、後は
当日券のみとなっていると思われます。当日は、3バンド全ての演奏を見る事が
でき、途中の出入りも自由との事なので、全体的にリラックスした雰囲気で
ライブを楽しめるのではないでしょうか。自分達も、新年最初の演奏という事で、
気合いを入れつつも、いつもの自分達を見せられるように張り切っていきたいと
思います!…新年の最初ですからね…。大事に演奏していきたいです。
●1月6日(日)荻窪 Bunga
Open…19:00~、Start…19:30~、
Charge…1800円(ドリンク別)
Member…(Vo)mina、(Key)竹内大輔
Bunga のお店のチーフでもあり、ボーカリストでもある mina さんと、新年、
少し久し振りにライブをやらせて頂きます。ジャズ・スタンダードを中心に、
mina さんのオリジナル曲や、あまり他ではやらないようなカバー曲等を
お送りしていきます。mina さんはスペインに住んでいた事があるせいか、
どこか選曲や歌声も独特なんですよね。気軽にお越し下さいませ!
●1月16日(水)、22日(火)、25日(金)赤坂 Kuro
1st.…21:00~、2nd.…22:00~、3rd…23:00~、
Charge…詳細不明
Member…(Vn)Tsukasa(16日、22日のみ)
(Vo)石川早苗(25日のみ)、(Key)竹内大輔
2013年も、変わらずお世話になります(笑)。赤坂 Kuro での演奏で、早速
3日間程足を運ばせて頂きます。そしてお店のHPによると、25日は何やら
自分の誕生日イベントを開いてくれるそうで(恒例ではありますが)、楽しみに
してしまいましょう(笑)。2013年もどうぞよろしくお願いします!
☆TRI4TH、関西ツアー
・1月11日(金)栄(名古屋)Doxy
Open…18:00~、Start…19:00~、
Charge…前売り2500円、当日3000円(ドリンク別)
・1月12日(土) 心斎橋(大阪) Club Drop
Open…17:30~、Start…18:30~、自分達の出番はまだ未定~、
Charge…前売り3500円、当日4000円(ドリンク別)
※以上、メンバー全て、≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Ts)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Key)竹内大輔
2013年、TRI4TH による最初のツアーは、名古屋と大阪を回るものとなりました。
11日(金)は、名古屋での初ワンマンライブという事で、大学時代を共に過ごした
織田君と隆郎さんをフィーチャリングしたものとなるかもしれません(笑)。大々的に
やっていくものと思われます。そして12日(土)の大阪は、盟友カルメラによる
“JAZZ A GO GO Vol.2”というイベントで、出演者を見てみると、TRI4TH、カルメラ
の他に、bohemianvoodoo、JABBERLOOPと、自分達とも近しい関係にある
バンドが集まっており、これは楽しい事間違い無しです。なかなか一同に介する
事も少ないと思うので、貴重な一夜になるに違いありません。そして、非常に
盛り上がってしまうでしょう(笑)。演奏しても、見てても楽しそうです。是非!!
●1月13日(日)代官山 la JEUNESSE
昼の部:食事…11:30~、ショー…13:30~、
夜の部:食事…18:30~、ショー…20:30~、
料金…16000円(ランチ、ディナー共に1ドリンク付き)
Member…(Vo)鳴海じゅん、(Vo)真織由季、(Vo)芽映はるか、
(Pf)竹内大輔、(Per)佐藤直子
10月に演奏させて頂いた代官山 la JEUNESSE にて、再公演が決定しました。
そして、メンバーも前回と同じで嬉しく思うのですが、更に今回は2回公演となり、
豪華に、そして盛大にお送りしていきます。TV番組『ゴチになります』でも話題と
なったこのレストラン…。ステージも客席から間近で、特徴ある空間です。
迫力ある歌声と、生演奏感が味わえる楽器と、どうぞ贅沢にお楽しみ下さい!
●1月14日(月・祝)中目黒楽屋
Open…18:00~、Start…19:00~、2マン形式、自分達の出番は後半
Charge…前売り2000円、当日2500円(共にドリンク別)
Member…≪ERNESTO-CIELO≫(Vn)Tsumuzi、(G)清水拓也、
(Pf)竹内大輔、(B)太田太、(Ds)佐々木俊之
バイオリンの Tsumuzi 君がリーダーとなる、ERNESTO-CIELO のライブです。
今年はレコーディングも予定されているという事で、どのような音源が完成
されるのか、今から楽しみです。その為の音作りという意味でも、ライブは
貴重な現場です。ここで積み上げてきたものが次に生かされるという部分も
あるので、大事に、そして楽しくやっていきましょう!…ここでのライブは
2マン形式となっていますが、1部、2部それぞれで、お互いのバンドが
1回ずつ演奏する事になっているので、“後半”という意味は、自分達は
19:30~、21:00~の出番…という事です。対バンの方のライブも勿論見れ
ますし、御飯も美味しいお店なので、是非ゆっくりと楽しんで下さい!
●1月15日(火)経堂 Crazy Love
Open…19:30~、Start…20:00~
Charge…2500円(ドリンク別)
Member…(Tp)西尾健一、(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)金澤沙織
先日の11月に、ここ Crazy Love で演奏させて頂いたメンバーで、再度の
出演となります。ここで演奏する時は、最近はボーカルの方と一緒にやる事が
多かったので、インストで全てやっていくというのは、ある意味で珍しい1日に
なるのかもしれません。いわゆるジャズ・スタンダードをたっぷりお送りします!
●1月17日(木)池袋鈴ん小屋
Open…19:00~、Start…19:30~、自分達の出番は、恐らく最後
Charge…前売り2000円、当日2500円(共にドリンク別)
Member…(Vo)鹿嶋敏行、(Pf)竹内大輔
久し振りにボーカルの鹿嶋さんとライブを行います。今回は、鹿嶋さん主導の
もとで"Serious Plauground”と銘打たれたライブとなっており、対バンの方々も、
このブログでも何度か紹介した、とんちピクルスさんや、ヒラヲユミさん等、
タイトル通り、それぞれ一本通ったものをしっかりと持ったミュージシャン、
アーティストたちによる「真剣勝負の遊び場」…というコンセプトでお送りさせて
頂きます。皆さんに会うのも久し振りです。楽しい1日にしていきましょう!
●1月18日(金)吉祥寺 Manda-la 2
Open…18:30~、Start…19:30~、自分達の出番はまだ未定、
Charge…2000円(ドリンク別)
Member…(Vo,G)丸本達也、(Pf)竹内大輔
2013年、今年も毎月恒例になっていくだろうと思われる、ボーカル・ギターの
丸本さんとのライブです。実は、既に2月、3月のライブも決まっており、早速
意欲的な展開を見せております。そして。毎月必ずの新曲も用意してくれて
いる事でしょう。それらも楽しみにしつつ、しっかりと演奏させて頂きます!
★1月19日(土)自由ヶ丘 Cafe Spoon Bread
Open…19:00~、Start…19:30~、2ステージ
Charge…2500円(1ドリンク付き)
Member…(Key)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之
レコーデイングを無事に終えた竹内大輔ピアノトリオですが、2013年は
早速1月からライブを入れさせて頂きました。ここでのコンセプトは、
カフェ・スタイルでの演奏…という事で、お洒落?且つ、気軽な感じで
ライブを楽しめたらと思っています。勿論、初めての場所での演奏と
なりますが、お店のHPを見るに、とても素敵で雰囲気のある場所です。
こういった感じの所で生の演奏を楽しめるというのは、なかなか無いように
思います。自分達のオリジナル曲も混ぜつつ、カバー曲も何曲かお送り
できたらと思います。是非とも、新しい展開を体験しに来て下さい!
☆1月20日(日)自由ヶ丘 Cafe Spoon Bread
Open…19:00~、Start…19:30~、2ステージ
Charge…2500円(1ドリンク付き)
Member…≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Ts)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Key)竹内大輔
前日と同じ場所で、今度は TRI4TH でライブをやらせて頂きます(笑)。
…なので、自分的には2Daysと言っても過言ではありません(笑)。
場所も、前述したように、いつもの TRI4TH とは異なる雰囲気での演奏と
なると思いますまので、こちらも新鮮味溢れるライブになると思います。
TRI4TH としては、今後こういった形でのライブを定期化していきたいという
思いもあるらしく、その辺りも楽しみつつ、やっていければと思いますね。
カフェ・スタイルと TRI4TH…。何だか斬新ですが、意外にイケそうです♪
●1月21日(月)赤羽 Mojohand
Open…18:00~、
1st.…19:00~19:30、2nd.…20:00~20:40、
3rd.…21:20~22:00、4th.…22:30~23:10
Charge…男性2500円、女性2000円(共に1ドリンク付き、税・サ別)
Member…(Vo)ナオキ、(Key)竹内大輔、(B)鈴木健市、(Ds)James Robinson
ほぼ2ヶ月に1回の出演となっている赤羽 Mojohand。2013年も、早速
1月からやらせて頂きます。ここではボーカルのナオキさんの、普段なかなか
見られないアコースティック・スタイルでのライブとなっていまして、どこかで
聴いた事のあるナンバー等をたっぷりと、そしてゆっくりとお楽しみ頂けます。
4ステージまで用意されているので、遅めの時間にお越し頂いても大丈夫
そうですね。今年の展開にも注目です。どうぞ足をお運び下さいませ!
●1月23日(水)赤坂 Pro-Amuse
Open…18:00~、
1st.…19:30~20:05、2nd.…20:40~21:15、3rd.…21:50~22:25、
Charge…2000円(ドリンク別)
Member…(Vo)ナオキ、(Key)竹内大輔
2013年もお世話になりそうな(笑)、お馴染みの Pro-Amuse での演奏で、
1発目はナオキさんとのステージとなっております。2日前に行われている
赤羽でのスタイルを、より小編成で凝縮をさせた感じの雰囲気とでも言い
ましょうか、それでも内容は濃くお届けしていきたいと思います。そんな中、
やはり自分達は“緩く”やっていくのかもしれません(笑)。よろしくです!
●1月27日(日)渋谷 Last Waltz
Open…18:00~、Start…19:00~、2ステージ
Charge…前売り3000円、当日3500円(ドリンク別)
Member…(B)関谷友貴、(津軽三味線)はなわちえ、(Pf)竹内大輔、(Ds)佐々木俊之
TRI4TH のベーシストでお馴染みの関谷君がリーダーとなる企画に、初めて自分も
参加させて頂きます。これは『Live ソムリエ』というもので、今回で第5弾を数える
ものらしいのですが、関谷君がソムリエの如く、ジャンル・レスで、その日限りの
特別な音楽を提供、そしてその公演はライブ・レコーディングされ、鮮度の高い内に
CDでリリースする…というコンセプトとなっているようです。つまりは毎回異なった
アーティストの方が出演されているという事ですが、今回も特徴的で、津軽三味線
奏者のはなわちえさん(Xperia のCMに出演中!)をフロントに、Jazzy で Pop な
音楽をお届けする内容にしていくらしく、まだ想像は付かないのですが、とても
興味が惹くものである事は間違いありません。ドラムの佐々木俊之さんと共に、
自分達らしい音楽になっていければと思います。良きテイスティングを(笑)♪
●1月28日(月)自由ヶ丘 Hyphen
Open…18:30~、Start…19:00~、
Charge…前売り2500円、当日3000円(共にドリンク別)
Member…(Vo,Cho)EYE、(Vo,Cho)彬子、
(Pf)竹内大輔、(B)相澤卓也、(Per)中村北斗
ボーカルの彬子さんのバンドで、コーラスを務めてくれた事が切っ掛けで知り合った
ボーカルの EYE さん。今回は、そんな EYE さんと彬子さんの2マンライブが
行われます。EYE さんとライブを一緒にやるのは久し振りなのですが、その時は
コーラスとしての参加だったので、今回のようにフロントを務めるライブとしては
初めてとなります。そして、バンド編成を見ても分かると思いますが、2マンとは
言うものの、バックを務める演奏陣は、EYE さんも彬子さんも同じメンバーが
行い、かくいう EYE さんも彬子さんも、片方が歌う時には片方がコーラスを
務めたりする等、普通とは違う2マンライブが行われていくようなのです。
正に、フロントの2人で進めていくライブという事で、温かみのある雰囲気で
やっていけるように思います。オリジナル曲は勿論ですが、カバー曲も多めで
演奏していくらしく、この時だけの時間が生まれそうです。アットホームな
環境で、アコースティック風に、伸び伸びと楽しんでやれたらと思います♪
…以上になります。1月から結構な本数ではありますが、どれもが見所の多いものばかりで、自分も頭を切り替えて、冷静にやっていかなければならないのだとも思います。何となく、新たなプロジェクトで行われるライブも多く、2013年は革新的な1年になっていくのかもしれません。より刺激的な雰囲気を目指して、どうぞ2013年もよろしくお願いします!
今回のレコーディングのコンセプトとして、トリオでカバー曲を…というものがありました。今まで自分達が“作品として”世に送り出した来たのは、殆どが自分自身のオリジナル曲(1曲だけクラシックの曲がありました)だったので、この時点で自分的にはだいぶ新鮮味があったのですが、そもそも10曲以上を録音する事になっていて、そこまで曲のストックが無かった為に、まずカバー曲の選曲、そしてそれらのアレンジをする段階からそれは始まっていたのでした。
…なので、今回の為にアレンジした曲が数曲はあり、また、今まで演奏してきていた曲でも、再アレンジを施してレコーディングに臨んだ曲もあったりするので、カバー曲集…と言えども、いつも以上にオリジナリティ溢れる作品になっていると思うのです。レコーディング・スタジオは2日間抑え、初のカバー曲レコーディングでもあったので、どのような展開になるのか…と、不安視した部分もあったのですが。前述のように、驚くほど順調に事が進み、そして本当に心から楽しめたレコーディングになったのでした。
恐らく、メンバーを初め、スタッフの皆さんとのベクトルが一致していたと言いますか、何か1つのものに皆で向かっていこう…という想いが強く共有出来ていたというか、そんな空気感がその場を支配している感じがありました。…その為の良い緊張感がありましたし、だからこそ、時にはリラックスした空気も流れていて、非常に心地良い時間だったのです。
現在、CDの音源は詰めの段階に入っています。その間、何度かメンバーとも、細かい設定についてやり取りしたりしましたが、皆揃って、カバー・アルバム…相当良い!…との自信溢れるコメントが送られてきたり…(笑)。確かに自分でも、ミックスの細かい部分を聴かなければいけないのに、ついつい普通に聴いてしまう事も何度か(いや、高頻度で…笑)ありまして、これは格好良いものが出来上がったと、自負出来そうです。
気になる発売ですが、恐らく来年の春頃になると思われます。そして、その前の段階で、何度かライブを行っていくかもしれません。これについては、次回のライスケジュールでお知らせしたいと思います。とにかく、早く皆さんに聴かせたい気持ちで一杯です。トリオ共々、是非来年を楽しみにしていて下さい♪…そして、このようなCDが作る事が出来たのも、いつも聴いて頂いている皆さんのお陰でもあります。今年1年も、どうもありがとうございました!
そもそも、自分はバンドというのものを最近は避けている感じはありました。自分自身で活動をしているピアノトリオは別として、他の人が率いているバンドに入るというのは、時間的にも音楽的にもリスクが高いと判断してしまっていて、それは年齢を重ねる毎に、強く思っていた事でもありました。しかし、このタイミングでのバンド加入…。メンバーからの熱いラブ・コールもそうなのですが(笑)、逆に、今でしかこういう事は出来ないのでは…と思えてきたのが加入の最大の切っ掛けとでも言いましょうか…。流石に、あと10年後とかに同じ状況が整っても、自分は「ノー」と言っていたように思います。そして TRI4TH なら、自分のやりたいように出来る環境があるとも思えてきていたのでした。
上の写真は、自分がメンバー加入を発表した日のライブ〔TRI4TH の竹内大輔です参照〕のものです。1人を除き(それは現在もですが…)スーツを着ている時代が、もはや懐かしくさえ思います(笑)。自分的には、とある1人のメンバーが加入したに過ぎないような気持ちでいたのですが、多くのお客さんからもメンバー加入についての祝福をして下さっていて、嬉しいやら、妙に恥ずかしいやらの気持ちだったような気がしてます。
こちらは8月10日(金)に行われた、TRI4TH の2nd. CDアルバム『TRI4TH AHEAD』のレコ発ライブ〔『TRI4TH AHEAD』レコ発ライブ!参照〕のものです。この作品を切っ掛けに、自分達は見た目もパフォーマンスも一新させまして、確かに写真で見ても、若干垢抜けた感じがありますよね(笑)。この日を皮切りに、今後行われるリリース・ツアーが始まっていくわけですが、これからの期待を背負った雰囲気がよく表れているのではないかと思います。
…そして記憶に新しい、ツアー・ファイナル〔“TRI4TH AHEAD" Release Tour 2012 Final♪参照〕のものです。ステージ上の自分達を見ても、レコ発ライブで養われたキャラ付け?が定着していて、自然にステージ・パフォーマンスへと繋がっている感じがしますよね。これは期間にして、たったの4ヶ月しか経っていないのですが、堂々と“成長した”と言って良いような気がしました。不安も多かったファイナル・ライブですが、結果的に300人程のお客さんにお越し頂きまして、大成功へと繋がりました。本当にやって良かったと思えたライブでした。
自分が TRI4TH に加入してから現在で約9ヶ月…。色々な事がありましたが、そのどれもが良い方向へと繋げれられた出来事のように思います。すぐに新作CDへの流れへと動き出し、全国ツアーも行い、その合間にはアーティストのサポートや、テレビ番組の特集や映画のBGM等、TRI4TH だから実現出来た事も数多くあります。そして、そのどれもがメンバーと共にやってこれたというのが、やはりバンドならではの状況というか、音楽活動の原点の部分を体験出来たようにも思ったのです。
まずは今年末まで、無事にやってこれて良かったです。そしてこれからの1年は、名実共に皆とゼロからスタート出来る1年です…。どういった活動をしていき、どのようなものが生まれてくるのでしょうか。自分も楽しみにしつつ、新しい刺激に触れていきたいと思います。皆さん、これからもどうぞよろしくお願いします!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
2012年、自分にとって主だった出来事の1つと言えば、まずは今年1月から何度なく行われきた、フルートの西仲美咲さんとの沖縄ツアーでしょう。昨年の11月から、沖縄に居住を移した西仲さんですが、自分とのライブは特に減ってしまったという印象は無く、むしろ精力的になってきているのではないでしょうか。今年だけでも、自分が沖縄に訪れたのは、1月、4月、6月、11月、12月と計5回で、その間、西仲さんは東京に何度か訪れてライブをやったり、レコーディングをしたりしてましたから、回数を見る限り、よく一緒に活動していたうちの1人として、堂々と挙げる事が出来ると思うのです。距離が離れてもこの成果ですから、本当に凄いと思いますが、ひとまず、自分が今年沖縄に行ったツアーを振り返っていきましょうか。
・1回目…1月26日~30日(5日間)
この時は、沖縄本島に位置する北谷と那覇で1回ずつライブを行いまして、しかも、自分の誕生日である1月29日を沖縄で過ごす…という結果にもなりました。新年会も兼ねている話しも聞いていたので、それくらいの規模の飲み会が行われるのかな…という感じでしたが、むしろ沢山の方に誕生日を祝って頂けるという段取りになっていて正直驚き、そして嬉しい瞬間でした。この日は深夜3:00くらいまで飲んでいたのではないでしょうか(それでも自分は、先に離脱した側でした…笑)。
那覇でのライブではお馴染みの寓話で行い、ここではゲスト・ボーカルとして大城蘭さんや、後に石垣島で一緒にライブをやるにまで発展する、石垣島出身の国吉なおみさんを迎えて演奏を行いました。何だか、これから継続されていく沖縄ツアーの架け橋のような時間だったように、今振り返ってみると思ってしまいますね。
・2回目…4月28日~5月1日(4日間)
2回目となったこの時は、やはり北谷と那覇の2ヶ所でライブを行いました。どちらもお馴染み感が溢れる雰囲気の中で演奏出来たのも、自分達の成長の証だとは思うのですが、この時既に西仲さんの2作目のCDについて動き出していた頃でもあり、曲を“作品として”完成に近付けていく、大事な時期でもあったように思います。ちなみに、4月の前半では西仲さんが東京に来て何日かライブを行いましたから、4月はライブ続きな1ヶ月でもあったのですね。不思議な出会いもあり、川満しぇんしぇ~のお店、寿味食堂(右上写真参照)で、沖縄の人達がこんな状態になっていたのを忘れられません(笑)。
・3回目…6月14日~18日(5日間)
3回目となったこの時は、石垣島で1回、沖縄本島のうるま市で1回ずつライブを行うという予定になっていて、自分にとっては初めての石垣島だったので、本当に楽しく過ごさせて頂いたのを覚えています。西仲さんとデュオ編成で動いていて、5日間(本来は6日間でしたが、台風襲来の為に1日早く退散…笑)でライブは2回だったので、わりと余裕のあるスケジュールにもなっており、合間に西表島に行ったり竹富島に行ったりして、沖縄離島の魅力を存分に感じてこれました。この時についに国吉なおみさんとの共演を果たす事になるのです。そして、石垣島から沖縄本島に向かう飛行機からは、宮古島や慶良間諸島(左上写真参照)の島々も見え、あそこに阿嘉島があるのかと確認しつつ、沖縄の海の綺麗さを改めて思ったものでした。
その後、本島に戻ってからは、沖縄を代表する歌い手、古謝美佐子さんと一緒にライブを行う事になりまして、沢山のお客さんにもお越し頂きました。正直、自分はここで初めて、沖縄の民謡を本格的にやっている方と共演したわけですが、やはり今までとは感覚的に違うものがあったのは間違い無く、民謡の良さを認識しつつ、共演の有難さを感じたものでした。贅沢な時間を過ごせていたのだと思います。
・4回目…11月9日~17日(9日間)
この4回目が、今年の沖縄ツアーのピークだったかもしれません…。沖縄本島では勿論の事、初めて訪れた宮古島や、再訪となった石垣島等、それぞれでライブをさせて頂きました!…このツアーの切っ掛けは、西仲さんの友人が結婚するとの事で、その披露宴演奏を…というところからであり、北谷では再度、古謝美佐子さんと共演をしたり、西仲さんの出身地である勝連平敷屋でも、ある意味で凱旋ライブ的なものも行う事が出来ました。新作CD『あかばなーのうた』を発売後、ちゃんと沖縄ではライブをやっていなかったというので、良い機会になっていたのかもしれません。
この時も、基本的には西仲さんと2人で回っていたのですが、今年からアメリカに行くという和丸君が、この時期まさかの本島入りを果たしており、急遽編成を変え、那覇の寓話ではトリオでライブをやれたのも、自分にとってはサプライズな出来事でした。和丸君が一度沖縄に帰ってから、暫く共演の機会は無いと思っていたので、何だか嬉しかったのです…。今度こそ和丸君はアメリカに渡ってしまったので、またいつか…という感じでしょうか。
そして、初めての宮古島…。ライブへの期待感は勿論なのですが、とにかく島の海が綺麗過ぎてビックリしました…。色々な方が良いと言っている宮古島ですが、本当に分かる気がしたものです。ここは他の離島とは全然違った場所と断言出来ます。その後、そのまま石垣島に行って、再度国吉なおみさんと共演出来たのも、印象的な出来事となりました。
・5回目…12月11日~17日(7日間)
そして12月に行われた5回目。この時は、ドラムの佐々木俊之さん(以下トシさん)を引き連れてのツアーとなりまして、前半は沖縄本島で小学校(一部中学校)公演。後半は石垣島で、再共演(今年3回共演しているというのが、我ながら凄い…笑)の国吉なおみさんとのディナーショーを行ってきました。沖縄が初めてというトシさんを連れてのツアーは楽しく、毎日、共に飲んだり、共に喋ったり、そして勿論演奏して…。沖縄という場所を満喫しつつ、良い空気感の中で仕事が出来た気がしました。
石垣島滞在中には、2回も竹富島に行ってしまう程、時間をゆっくりと過ごしてしまった自分達でしたが(笑)、またここでも、新たな出会いに感謝すべき事が沢山ありました。これからも繋がっていければ良いと思う事は勿論、更なる発展も望みたいですね。多くの方に囲まれ、幸せ過ぎる1週間でした。
…ざっと振り返っても、紙面がいくらあっても足りない程です。この1年で、沖縄という場所がより身近になり、そして多くの方々とお知り合いになれました。そして、再度足を運んだ時に「よく来たね!」と言われると、本当に心から感謝の気持ちで一杯になるのです。…とてもとても有意義な1年間でした。どうもありがとうございました。そして西仲さんを初めとした関係者の皆様、どうもお疲れ様でした!
☆西仲美咲さんのHP…http://misakinishinaka.com/
空港線は、本線の京急蒲田駅から分かれますが、最近までこの京急蒲田駅が手狭で、ダイヤ上のネックとなっていました。当初の京急蒲田駅での空港線への線路は1線のみで、これで上下線共用となっていました。本線と線路は繋がっていましたが平面分岐で、例えば、空港線から本線の品川方面に進むには、横浜方面の線路を跨いでから進まなければならない状態でした。そして1線のみの京急蒲田駅から空港線に入っても単線区間は続き、急カーブと国道15号線の踏切を超えて、やっと複線区間に入るのです。
それなのに、日中は1時間に上下合わせて18本の列車を運転させ、それら空港線系統の列車は全て、品川方面にも横浜方面にも直通列車を設定していたのですから、正に神業的?なダイヤだったと思われますが(笑)、流石に本線も含めて2000年から全面的に高架化が進められ、最近の出来事とも言える2012年10月21日にそれが完成…。京急蒲田駅は3階建て構造になり、1階に改札、2階に本線上り線、3階に本線下り線と、完全に本線側では上下線が分離されたのでした。勿論、国道15号線との交差も、完全に立体交差となり、開かずの踏切と言われていたこの区間の渋滞も解消されたのです。
とにかく、ダイヤ上のネックは瞬く間に改善され、この高架化の完成で京浜急行はダイヤ改正を実施、日中は品川方面も横浜方面も10分間隔で直通列車が運転される(要は1時間に、上下合わせて24本の運転)、より便利なダイヤになりました。品川方面に向かう列車は快特ばかりとなり、所要時間も、急行列車時代より大幅に短縮される事になったのです(品川駅~羽田空港国内線ターミナル駅…22分→15分)。
個人的に、現在の自宅に引っ越してからは、羽田空港へは東京モノレールを利用した方が早いので、暫くはこちらばかり使用していましたが、より便利になった空港線を、今一度見ておきたい気持ちはありました。昔から軽快なダイヤを組む京浜急行としては、更に更にダイヤ改正が行われていくのでしょうが、常に運転系統が複雑に絡む現在の空港線を今回は“さんぽ”してみたいと思います!…短い路線ですが(笑)、どうぞ!
●日時…2012年12月24日 ●距離…6,5km ●駅数…7駅
まずは、現在の京急蒲田駅の様子を見てみましょう。普段は通過する事が多く、あまりの変貌振りに驚いてしまいましたが、とにかく、品川方面からやってくると、列車は3階部分に到着をします。羽田空港行きでしたら1番線、横浜方面でしたら3番線に着く事でしょう。では2番線はどこに…と思いますが、これは3番線の横浜寄りに用意されていまして、構造的に切り欠き式ホームとなっていて、本線の普通はここで優等列車を待避出来るようになっているのです。
これが本線下り線のホームで、本線上り線のホームはこの下、2階部分に位置し、横浜方面からの列車が6番線、羽田空港から品川方面に向かう列車が4番線に到着し、やはり間の5番線は優等列車待避用のホームとなっています(右上写真参照)。つまり、かなり長い構内を有しているわけで、ホームそのものは、3、6番線が12両対応、2、5番線が6両対応で、それらは繋がっていますから、実に18両分ぐらいの長さはある事になるのです。
本線系統でのホーム使用状況は割りとシンプルなのですが、今度は少し複雑な、空港線系統のホーム使用状況を見てみましょう。空港方面へのホーム割り当てを見てみると、3階部分の1番線と、2階部分の4番線から…というように案内されています。これはどういう事かというと、品川方面からも、横浜方面からも直通列車が設定されているからです。つまり品川方面からの列車は、本線下りホーム用の3階部分に到着するわけですが、横浜方面から空港に向かう列車は、本線上りホーム用の2階部分に到着するので、ここでスイッチバックして、空港に向かう構造になっているのです。ちなみに、この時に使う線路は、空港から品川方面に向かう線路と共用しているので、ある意味で単線構造とでも言いましょうか…。
空港線からの列車も似たような感じです。品川方面に向かう列車は、2階部分の4番線に到着をする(この時、先程の横浜方面から空港線に乗り入れる列車と、同じ線路、ホームを使用する事に注目!)のですが、横浜方面に向かう列車は、3階部分の1番線に到着をするのです。この時やはり、品川方面から空港線にの入りれる列車と、線路、ホームは共有せざるを得ません。
段々ややこしくなってきましたが(笑)、京急蒲田駅自体がY字のような構造となっていて、空港線と横浜方面を結ぶ列車はスイッチバックを行う…というのがポイントだと思います。都内ではなかなかスイッチバック自体を見なくなってしまいましたが、ここでは1時間に上下合わせて12本が設定されており、そして京浜急行のそれは相当迅速に行われます。停車時間も1分あるかないか…ぐらいでしょうか。単線平面時代と比べて、だいぶダイヤの制約は無くなったように思うのですが、それでも線路の許容量を限界まで使うのが京浜急行流(笑)。最新式になった現代でも、その精神は受け継がれているように思える駅でした。
…では、今度は外から当駅を眺めてみましょう…。高架化が完成したと言っても、まだ2ヶ月程しか経っていなく、駅の方はまだまだこれから整備を進めていく感じでした。まだ地平時代のホームが残っていましたし、完成していないエスカレーターとかも幾つかあった気がしました。全面完成すると、また違った雰囲気になるのでしょうか。楽しみです。
地域的には、やはり国道15号線との立体交差が大きいでしょう。ここでの渋滞は本当に慢性化していましたし、元旦に行われる箱根駅伝の通り道ともなっていた為、ダイヤ的にも制約の大きい状況ではあったのです。写真を見ると、上下2層構造となっているのがよく分かりますが、空港線のこの区間では、どちらが上り線、下り線…という感じではなく、それぞれが共用する単線並列式となっているのは、先程説明した通りです。
ではこのまま、隣りの糀谷駅まで歩いてみましょう…。高架化された下には、最近まで使われていた線路がまだ残っており、ここには確かに鉄道が通っていたのだと窺わせてくれます。昔は京急蒲田駅を出ると、単線で急カーブで国道15号線の踏切を渡り、直線区間になって、やっと複線区間に入ったもので、そして空港方面行きの列車に乗ると、よくこの辺りで、空港からの上り方面の列車が信号待ちをしていたものでした。当時は(今でもですが)相当ゆっくり走行していた区間でもあり、何だか印象に残っていた場所でもあったのです。昔では考えられない構造になってしまいましたしね…。
この京急蒲田駅~糀谷駅には、大事な見所があります。それが、両駅の真ん中辺りに設置されたシーサスクロシングで、ここで初めて空港線は、単線並列区間から複線区間へと移り変わるのです。糀谷駅から京急蒲田駅側を臨むとよく分かりますが、上下2層構造から、同じ高さに線路が揃ってきた時に、そのポイントが設置されているのが見えると思います。
京急蒲田駅寄りでは、どちらの線路も上下線が行き交いますが、このシーサスクロッシングを超えて糀谷駅側は、ちゃんと上下線が分離された、通常の運転形態となるわけです。つまりは、現在のダイヤ上の唯一のネックでもあるでしょうね。京急蒲田駅側で線上下線の線路を共用している為に、どれかの列車が遅れると、その線路を塞ぐ状態にあるので、逆方面の列車にまでそれは波及してしまうのです。
“さんぽ”中にもそれは起こりました。本線系統の列車が遅れた為に、品川方面からやってきた、京急蒲田駅1番線を発車した列車が5分遅れ、そのすぐ後に同じ場所を走行する、空港方面から横浜方面に向かう列車(やはり京急蒲田駅では1番線を使用)が、糀谷駅の先で時間調整を行わなければいけない状況になっていたのです。そうなると、空港線からの後続の品川方面に行く列車も遅れ、この列車は京急蒲田駅では、2階部分の4番線を使用しますから、今度は横浜方面から空港線に向かう列車(同じく4番線を使用)に影響し、、、。…と、なかなか遅れを取り戻すのが大変です(笑)。それでも、迅速対応の京浜急行ですから、いつの間にかダイヤは正常に戻っているのですが、とにかく、ドラマチックな運行が今日も続けれている…と思って頂けると幸いです(笑)。
…さて、陽も暮れてきましたし、先に進みましょう。もう、空港線の話題の7割方は過ぎてしまいましたし(笑)、後は空港に向かうのみです。次の大鳥居駅は1997年に地下化され、糀谷駅から乗ると、高架から一気に地下へ、そして更に次の穴守稲荷駅で地上に出るので、なかなか変化があって面白いです。
結果的に現在、空港線で地平駅なのは、この穴守稲荷駅となりましたが、他の駅と見比べてみても、この駅だけは素朴感が保たれて良いですね。そもそも空港線は歴史ある路線で、その開業は1902年の事です。まさかこのような変貌を遂げるとは、当時としては想像もつかなかった事かもしれませんね。ちなみに開業時は、空港島での潮干狩りや海水浴、当時島内にあった穴守稲荷神社の参詣、観光的な要素が強い路線でもあったそうです。
穴守稲荷駅を発車すると、すぐに地下区間へと入り、東京モノレールとの接続駅、天空橋駅へと到着します。もうここは空港敷地内であり、京急蒲田駅周辺の高架化が完成するまでは、ここでやっと、空港線という名前の路線らしくなってきた!…という感じがありましたが(それまでの道のりが、下町っぽい雰囲気の所を走るので)、今では京急蒲田駅自体がだいぶ近代化されてしまったので、当時程の感想は抱かないかもしれません(笑)。ここからはずっと地下区間になります。
そして、2010年10月21日に開業した、羽田空港国際線ターミナル駅へ…。駅メロディとして、SMAPの“世界に1つだけの花”が採用されていたり(そういえば京急蒲田駅では、ラッツ&スターの“夢で逢えたら”が使われていました…大田区出身メンバーが多い為だとか…)、ホームドアが設置されていたりと、正に現代の駅!…という感じがあります。東京モノレールにも駅はあって、あちらは地上に設置され、改札を出るとすぐにチェックイン・カウンターがあるので、利便性では向こうが1枚上手かもしれません。ちなみに、ここから次の羽田空港国内線ターミナル駅までは通常130円掛かりますが、羽田空港に於いて国内線⇔国際線を乗り継ぐという理由でこの区間を利用する場合、無料で乗車出来ます(パスポートと航空券の提示が必要で、乗継乗車票を発行して貰い…と、結構面倒…笑)。
…そんなこんなで、終点の羽田空港国内線ターミナル駅に到着です。ちょうど、羽田空港の第1ターミナルと第2ターミナルを結ぶような形でホームは置かれており、故に利用航空会社によって、それぞれの出口が異なるので、これは要確認という感じですね。一応、色別になっているので、JALかANAか…というのは分かりやすいですが…(上写真参照)。
ここから出る列車の行先は本当にバラエティに富んでいて、昨今は横浜方面行きの列車が大増発されましたが、品川方面に向かう列車も多種多様です。品川駅行きは勿論、都営浅草線を介して押上駅(近年、東京スカイツリーが出来たので、俄かに宣伝に力を入れてます)行き、京成線に入って青砥駅、京成高砂駅行き、そのまま北総開発鉄道に入って、千葉入ータウン中央駅行きや、印旛日本医大駅行き…。そして、更に奥まで行って、成田空港駅行きまであるのです…。現在、羽田空港国内線ターミナル駅~成田空港駅の所要時間は、最速で93分となっており、日中は40分毎の運転と、意外に使えるようになってきた感じもしています。成田空港方面の路線については、またこのブログで取り上げてみたいものですね。
使用される列車も多種多様…。京浜急行電鉄自社の車両だけでも結構な種類があるのですが、それに都営浅草線、京成線、北総開発鉄道、千葉ニュータウン鉄道の車両が加わり、特に品川方面行きの列車では、自社の車両になる事の方が稀な状況です(笑)。それも、乗り入れがバラエティに富んでいる京浜急行ならではの特徴なのかもしれません。
せっかく羽田空港まで来たので、展望デッキにでも上がってみる事にしましょう。今回で、2012年最後の“鉄道さんぽ”となりましたが、今年はツアー三昧の年でもありました。その時に使っていた空港というのは、紛れも無く羽田空港が多かったわけで、その締め?として、またこの空港に来れたというのは、何だか気持ち的にも良かった気がします。
…という事で、ますます気軽になる飛行機移動と、それをアクセスする鉄道の発展をお祈りする形で、“鉄道さんぽ”を締め括りたいと思います。どうもありがとうございました!
☆京浜急行電鉄のHP…http://www.keikyu.co.jp/index.html
今回も出演者は豪華で…、というより、今年はいつもと趣向を変えて、完全に劇仕立てで行われていた事が特徴として挙げられましょう。この恒例のディナーショーは、回を重ねる毎に内容が詰め込まれたものになっていると思っているのですが、昨年も、ほぼ休み無しでライブ演奏が続く等、少しストーリー風的な要素が加わっているようには思っていました。今回はその更に発展系とでも言いましょうか…。脚本があり、演者には役があり、演奏者である自分達も、セリフや演技のタイミングによって演奏を始めたり終わらせたりする場面が度々出てきます。
今回も自分は、バンド演奏部門のバンマスを務めさせて頂きましたが、これはいつも以上に負担の大きい状況だと思わざるを得ませんでした。演奏云々もそうなのですが、まず脚本にしっかりと目を通させ、演奏が演技の妨げとならないように進めていかなければいけません…。これは流石に自分1人だけの力ではどうにもならず、バンド・メンバー同士の信頼関係が重要となってくるのでしょうが、バンド・リハーサルに与えられた時間は僅か3日間…。今回のメンバーには初めましての方も多くいて、そしていつも以上に人数も増えていましたので、アレンジや譜面制作をする段階で、かなりタイトな時間配分を要されました。
ざっと、今回の出演者の名前を列挙しますと、まず、演技、歌、踊り関係の方々で、お馴染みの夢輝のあさん、鳴海じゅんさん、大真みらんさん。そして毬穂えりなさん、かずさ容子さん、瀧川末子さん、紫陽レネさん、相当久し振りだった真灯かなたさん、そしてスペシャルゲストの美勇士さん。そして演奏メンバーが、ピアノに自分、ギターに後藤郁夫さん、ベースに大森輝作さん、後は自分は初めましての方で、ドラム・パーカッションに井手野敦さん、トランペットに平山卓真さん、そしてバイオリンに橘さんでした。
演者さんが9名、バンド演奏者6名と、計15人の出演者から成る演目です。勿論、更に脚本担当がいて、照明やSE、進行等の役割の方もいますから、いままで以上に多くの方が関わったディナーショーである事は、もはや説明は不要でしょう…。
このように、多大なる協力があって実現したディナーショーでしたが、終わってみると、やはりあっという間と言いますか、せっかく作ってきたのに勿体無いと思ってしまいます。しかし、この儚さが魅力的な部分でもあるのでしょうね。1つ1つの演技、演奏を大切にし、今までの稽古を振り返りながらも、皆で1つのものを作っていく…。何とも美しい事ではないですか。勿論そのような思いは、前々から頭では分かっていたつもりですが、今回のは今まで以上に心に刻まれました。少し写真で振り返ってみたいと思います。
楽器演奏者こそ、ステージ背後に板付きですが、出演者は入れ替わり立ち代わりで、面白いように展開がポンポン進み、見ている人を飽きさせない感じでした。そしてセリフの中に入るそれぞれの楽曲では、持ち前の歌声やダンスを披露させ、これは“ショー”である事を、改めて自分達に投げ掛けてくれます。
スペシャル・ゲストの美勇士さんも、何と“あゝ無情”で参戦!…豪華さに華を添えている感じでした。今回の演奏曲目は、驚きの全25曲!…更にピアノ1人で、恒例のBGM演奏も今回はセリフ中に行っていますから、心が休まる時は皆無と言っても過言ではなく、そしてそれをやり切りました。曲の演奏中は、常に次の曲の事を考えているような感じです。それが最初から最後まで続くのですから…、いやー、大変でした…。
今回はメイン・ステージの他に、客席の後方、真ん中にもステージが置かれ、そこでも勿論歌声等は披露されます。お客さんも、前を見たり後ろを見たりと、なかなか忙しい状況が続いたかもしれませんが、これが、あっという間に時間を経たせる事の工夫でもありますね。流石に後方でのステージですと、演奏者への合図的なものが難しい感じにはなってしまいましたが、あとは演奏そのものを楽しむ事に注ぎました。昼夜とは言え、たった2回の演奏ですから、より良い物を残したいのです。気持ちの部分も、非常に大きいと思います。
そして今回のテーマの1つに“ラテン”というものがありました。舞台がパラダイス島…という島でのものだったので(笑)、何だか分かるような気もしましたが、こんなに多くのラテン曲を一度に演奏したのも珍しかったかもしれません。また、既存の曲をラテン風に演奏する事も幾つかあったので、これは脚本以上に?熱い内容のものが出来上がっていたようにも思います。この時期で、しかもクリスマス・ディナーショーと銘打ってまでいるのに、クリスマス曲は1曲も演奏しなかったという(笑)今回のショー…。真夏のイメージで(…とは言え、ショーのタイトルは“Paradise of Snow”でしたが…)お送りする事が出来て、良かったと思います♪
それは打ち上げも盛り上がったものでした(今回、打ち上げ会場は、東京會舘の楽屋内で行わさせて頂きました)。リハーサルはあれど、本番までの時間の余裕がまるで無かったので、ここで初めて出演者の方々とちゃんと話せる時間が作れたような感じでした。
そう考えると、やはり今回の1日だけでは勿体無いように思ってしまいますね…。演奏面でのクオリティ向上もそうですが、やはり色々な人とお話しをすると、それが次のステージへの良き方向に表れてくるような気がするからです。お互いに苦労を経験しましたし、楽しい時間も共に分かち合えました。また機会があればと思いますが、ひとまずディナーショーが無事に終わってホッとしました。皆さん、お疲れ様でした!…そして、ありがとうございました♪
☆夢輝のあさんのHP…http://www.kuromitsuyuka.com/index2.html
☆丸の内、東京會舘のHP…http://www.kaikan.co.jp/
渋谷 Duo の前に立つと、やはり大きい会場だなと…早速圧倒されてしまいます。中に入ってもそれは感じ、このフロアをお客さんで埋められるのかと不安になりますが、もうここまで来たら自分達の持てる全ての力を出し切るステージをやり切る!…という考えにシフトしていく方が賢明でしょう。その為には普段通りの自分達の雰囲気作りも大切で、楽屋は意外な程にリラックスした空気に溢れていたかもしれません。
さて、開場と同時にフロアでは DJ Time が始まり、徐々にライブの雰囲気を盛り上げていってくれています。そう、ここは渋谷 Duo…。基本的にはオール・スタンディングで設定され、いわゆるクラブ・スタイルでのステージングが求められるのです。
そうこうしている内に、開演の時間となりました。それまで続いていた DJ 音楽から、こちらで用意した SE に変わっていき、それはよく聴いてみると、自分達の今まで出したCDの楽曲を短く繋げて加工された特別なもので、これは期待感が高まってしまいます。そこに、自分達を戦艦に見立てたようなインフォメーションが入り(船長が織田…みたいな…笑)、いよいよ自分達の入場…、そして演奏に突入しました。出発進行!…みたいな感じでしょうかね(笑)。
最初に演奏したのは、お馴染みの“Sunlight Yellow Over Drive”…かと思いきや、イントロを掻き回したその瞬間、織田、藤田の2フロントによる、お客さんへの(自分達への…でもあったのかも…)掛け声を挟み、すぐに次の曲、“Night Hawks”に突入するではないですか。こちらは心地良いテンポのジャズ風ナンバー。クラブというこの場所で演奏するのは、普通に考えたら珍しいのかもしれませんが、それがクラブ・ジャズ・バンドの中の TRI4TH の特徴でもあり、魅力だとも思うのです。ある意味で“ジャズ”というものに真っ向から勝負しているとも言え、これは今後もブレずにやっていきたい特徴にしていきたいものでした。
続けて、息の長いナンバー“Yellow Butterfly”、そのまま“燃えよ十五夜”へ…。この辺りはとにかく勢いを大事にし、手拍子を煽り、そして踊らせたいとい気持ちを多めに(笑)やらせて頂きました。改めて会場を見渡すと、広めのフロアには本当に沢山のお客さんで溢れていて、今までの不安が、一気に安心へと変わり、むしろ「心強い」とまで思ってしまった程です。お客さんは勿論なのですが、今までのライブで関わってくれた方や友人等の表情もチラホラ見え、何だか凄く楽しくなってきてしまうのでした。何とも贅沢な時間ではないですか。
この次には、“ドンパン節”をお送りしました。これは秋田県の民謡なのですが、自分達が全国各地で演奏する時に課題にしているもので、各地の民謡をジャズ・アレンジしてお送りする…というものがあります。例えば札幌に行った際には“ソーラン節”をやりましたし、鳥取に行った際には“貝殻節”という曲をお送りしたりしました。“ドンパン節”は自分がアレンジを担当したのですが、有難い事に好評をもって迎えられまして、今回のセットリストに加わったのでした。原曲のイメージを大切にしつつ、それでいて大胆にジャズ風にアレンジしまして、今回の会場でも好評だったようで良かったです。これら民謡を集めたCDを作るというのも面白そうだなと感じたりしました。
まだここまで、都合4曲(最初の、“Sunlight Yellow Over Drive”のイントロは除く)しか演奏していませんが、既に会場は熱くなっている感じがありました。こちらとしても、相当な気迫で臨んでいたと思いますので、紆余曲折の中の感情で進んだ4曲だったように思います。…ここで少し気持ちを入れ替えて、もっとお客さんと楽しもう!…と思えたのは、良かったのかもしれません。自分達はステージ上だけで演奏しているのではなく、この会場で、お客さんと共に時間を過ごしているのですから…。さあ、まだまだライブはこれからです!
早速ですが、ここでゲストの登場です。JiLL-Decoy association というバンドから、ギターの Kubota さんをお呼びしました。自分達のレコーディングにも参加してくれていますし、個人的にも古い付き合いのあるギターリストの方でもあります。そう考えると、今回こうして自分達のライブへの参加が実現したというのは感慨深く、大切に過ごしたい時間でもありました。まずはMCで、自分と Kubota さんの共通の趣味である鉄道について、軽く話しに華を咲かせ(笑)、いよいよ演奏へと向かいました。
まずは“Himawari”、そして“Seven”…。この2曲が、CDに参加して頂いた曲でありますが、せっかくなので、今回は更に、自分達が昔から演奏している“Wisdominant”にも参加して頂きましょう。振り返ってみると、どれもが難易度が高めの曲だったようにも思うのですが(笑)、ギターが入った事でサウンドに深みが増し、そして演奏者の人数が増えた事により、それぞれの曲のインタープレイ濃度が高くなり、正にこの時だけのスペシャルなステージが出来上がっていました。“Wisdominant”では、今までのバージョンではまず有り得ない、トランペットとギターのバトルという状況も生み出しましたし、見所の多い時間だったと思います。これで Kubota さんとの演奏が終了してしまうのは勿体無いですが、我々は先に進まなくてはなりません。次の展開へと繋いでいきましょう。
今までが前半戦とすると、ここからはバラエティに富んだ後半戦…とでも言いましょうか…。まずはカバー曲の“Lisa”から始まり、初PVで話題にさせて貰った“TRY AHEAD”を続けて演奏していきます。ひとまず、ここでまたPVの動画でも貼っておきましょうか…(笑)。
この後、グッと雰囲気を変え、サックス(ソプラノ)とピアノのデュオで“Circle”をお届けしました。デュオで演奏する事で、この曲は更に感情が入れやすくなると言いますか、個人的には凄く演奏の自由度が高くなるのです。テンポの揺らしや、ダイナミクスのフレキシブルな変化等、演奏していく毎に曲の新たな魅力を発見したりするので、まだまだ終わりの見えない曲でもあるのかもしれませんね。
お次は、ピアノトリオ編成で“Black Panther”です。最近ですと、曲の後半は全員で演奏する事が多かったのですが、今回は最後までトリオのままで演奏していきました。ここではもう、あまり細かい事は考えず、とにかくお互いの音に反応して、良い受け応えをする…。そしてそれを元に更なる展開を見せて…、という事の繰り返しでしょう。そして、こういう状況の方が、予想以上に良いものが出来上がったりするもので、自分事ながら、「トリオ、いいですね~」と言ってしまいました(笑)。この部分も、もっと煮詰めても良いのかもしれませんね。
そして、時事的な問題作とも言える“キエフの空”を演奏します。こちらも違った意味で、あまり細かい事は考えたくないのですが、ただ我武者羅に演奏していくのが正解と言うか、自分の演奏の限界を知る…ぐらいの勢いで、やっていった感じはありました。…そんなこんなで、ライブも佳境が近付いてきましたよ!
ここでゲスト2人目です。quasimode というバンドから、パーカッションの松岡"matzz"高廣さんです。勿論、CDに参加して頂いていますが、やはり自分達のライブへの参加というと今回が初めてで、本当にファイナルは特別な事尽くしですね。この時点で、ライブも残り3曲という感じで、matzz さんも最後まで加わって演奏するので、後は皆でとにかく盛り上がって、今まで以上に楽しんでいこうではありませんか!…まずは、ライブ・スタート時にイントロだけを演奏した“Sunlight Yellow Over Drive”で、気合い入れて音を出していきます!
途中にドラムとパーカッションの掛け合いも入れつつ、すぐに“Rumble Fish”へ。この曲は、他の曲と比べると、そうテンポが速いわけでもなく、ガンガンに音を出していくという感じでもないのですが、実はこの曲のように心地良いテンポでずっと進めていくというのが、身体的にも馴染みやすく、そしていつの間にかテンションが上がってしまうものなのです。手拍子で煽り、パーカッションのバックでベースソロも熱いものを聴かせ…。これはボクシングで言うならば、ボディー・ブロウを常に与えていくような状況とでも言いましょうか…(笑)。確実にお客さんはノッっている(効いている)筈です♪
そして、ついに最後の曲になりました。自分的には「もう?」という感じでしたが、時間だけが確かにその事実を伝えてくれます。最後の曲はアゲアゲ・ナンバー(笑)“Dance 'em All”で、matzz さんが加わってのバージョンは勿論初めての披露です。ビートがしっかり刻まれている曲なので、打楽器系統の盛り上げ度は半端なものではありません。ちなみに、ピアノという楽器を自分は、半分は打楽器扱い?としてもいるので(笑)、その輪にも密かに入らせて頂いたりしていました。このツアーで作った団扇も取り出し、お客さんと一緒に楽しみます!
…しかし、何て素晴らしい時間なのでしょうか。こちらの1つ1つのパフォーマンスに、お客さんは素直に、そして温かく反応してくれますし、それを元にこちらも、更なる演奏で返していきたいという気持ちに自然になっていきます。個人でそうなのですから、バンド単位ではそれは大きいもので、それこそ会場が1つになっている瞬間でした。本当に楽しい時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございました!
……、アンコールの拍手が鳴りやみません。もう、嬉しいの一言ですよね…。ここで、自分達からのプレゼント…というわけではないのですが、この日の為にアレンジした“きよしこの夜”を5人でお届けして、お馴染みのナンバー“Hammer Head”をお送りしました。展開が急過ぎた気もしましたが、とにかく、お祝いの時間というのを表現してみたかったのです。
そして、Kubota さんと matzz さんを改めて呼び出し、総勢6人で“New Life Standard”をお送りしました。これはシンプルな曲でもあるので、むしろ即興な部分を全面に出し、今回の出演メンバーの個性の共存と言いますか、それぞれのプレイと、プレイに対する呼応を楽しんで頂きたかった言いますか…。アンコール後だからこそ出来る、リラックスした持ち前のプレイを楽しみつつ、音楽でステージに立てている喜びの時間を味わえたように思いました。
…ここで終わりかと思いきや、再度5人になって、まさかのバラード曲“Rainy Holiday”で締め括りの曲とさせて頂きました。なかなか他には無い雰囲気で終わらせてしまいましたが(笑)、それがまた特徴的で良かったのかもしれません。最後の最後は激渋な時間でした。
こうして最初から最後まで、駆け抜けました。終わった頃は、まさかの3時間が経っているという、自分達も度肝を抜いたステージ時間でしたが、聴いている方々も大変だったと思います。改めて、長い時間本当にありがとうございました。良い経験をさせて貰えましたし、何よりも遣り甲斐がありました…。そして、確実に次へのステップアップが見い出せるものでしたし、このステージがあったからこその展開も期待出来そうです。多くのお客さんに囲まれ、自分達は本当に恵まれているなあと思った次第でした。ライブ後の皆さんとの会話も楽しく、そんな時間があるからこそのライブだったも思いますね。
さて、これでひとまず、『TRI4TH AHEAD』なるツアーは終わった事になります。このまま少し休んで…と言いたいところですが、何故だかあまりそういった気分にはなりません。むしろ、今回のこのステージ、そしてステージからの景色を見て、更なる展開へ今すぐにでも持っていきたいという気持ちです。流石にそれらの具体化は出来ていませんが、確実にメンバーそれぞれのモチベーションは上がる事になりました!…これからの TRI4TH にも大いに期待して良いと思います。この日、打ち上げを行い(車の関係上、飲めないメンバーもいましたが)、珍しくライブの反省会、感想を言いあう等の時間まで設け(笑)、何だか良い方向に傾いている感じがしたものでした。お疲れ様でした…。
それではまたライブ会場でお会いしましょう。皆様、どうもありがとうございました!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆渋谷 Duo Music Exchange のHP…http://www.duomusicexchange.com/
セッティングはいつもの感じだったので、もはや説明する事は無いでしょう。普段は20席くらいのジャズ・バーが、爆音必至のライブハウスに変化する瞬間でもあります。そんな今回は、このクリスマス・ライブ(…と言って良いのかどうか…)が企画されてから9年目にあたる年らしく、自分も7回目(7年目)の参加となっているわけですが、大きく変化を求めた回でもありました。
まず、大きく編成が変わりました。それまではサックスとギターをメインで、演奏する音楽もファンク系、フュージョン系が主〔副田整歩 Xmas Live 2011@町田 Herbie参照〕という感じだったのですが、今回はサックス副田君と、トロンボーンの五十嵐誠さんとの2フロントを全面に出した編成にしてみたのです。そして、今までのメンバーも総入れ替えという事で、ベースに須藤剛志君、そしてドラムに初めましての鈴木郁さんを加え、自分との5人で、わりとジャズらしい選曲で挑んでみたのでした。これは大きい変化で、特にリズム隊が変わるという部分は、サウンド的にも大きな違いを齎すものなのです。良い意味で刺激的な1日になりました。
ファンク系、フュージョン系の音楽からジャズ系へ…と言うと、少し大人っぽく、そして静かな演奏になったのかと思うかもしれませんが、そんな事は全く無く(…とは言え子供っぽいという意味ではありません…笑)、テンションはそのままに、更なるリズムの攻防が織り成し、緊張感と熱量抜群のライブが繰り広げられたのでした。ジャズの良さである“自由”な部分が、更に際立つサウンドになったと言いますか、メンバーそれぞれが主役になれた1日でもありました。
ライブの途中には1曲だけ、ギターの藤井進一君にもゲストで参加して貰い、その熱量を更に増させる事に成功。彼のアドリブに、更なるリズムのアドリブが重なり、正に、個々と個々とのぶつかり合いです。非常に心地良い時間でもあったと思います。そもそも、フロント2管という編成は、口で言う以上に大変な編成で、まず曲のメロディのパート分けや、どこをユニゾンで吹くか…等の事前の準備は必須となっています。それでも、やはりハモりを演奏している状況でのサウンド素晴らしく、自分で伴奏をしていても、素直に格好良いと思ってしまう程でした。労力に見合う効果は絶大でしたね。
勿論、お客さんのノリも絶品で(笑)、だからここでのライブは辞められないのです(笑)。自分達とお客さんとの盛り上がりの一致、そして距離感の近さは、ここでしか味わえないものがあると自負出来ますし、副田君も言っていましたが、今回のイベントが無いと、1年が締め括れる感じがしない…と思ってしまう程なのです。変化を求めた今回のライブでしたが、多くの方に楽しんで頂けて良かったです。…そして、来年でついに、このイベントも10年目を迎えるのですね。来年も自分が参加出来るかは分かりませんが、成功をお祈りしたいです。今回も、関係者の皆様に感謝でした。どうもお疲れ様でした!
☆副田整歩君のHP…http://www.soedanaomu.com/Top_Page.html
☆町田 Herbie のHP…homepage2.nifty.com/herbie/
今回はステージングとして、映像や衣装替えの時間も設けられていた為、リハーサルはいつも以上に入念に行われていた気がしますが、そこは恒例のメンバー達です…。和気藹々と(笑)、そして確実にノルマを熟していっています。この日のライブは、もはやレコーディングの時点から始まっていたと言っても過言では無いでしょう。皆が同じベクトルを持って、先のステップに進もうとする気持ちの一致が、よく分かった時間でもありました。
そして皆が待ち望んだライブが始まりました。まずはオープニング・アクトを務めてくれた、ボーカルのコジマヒロミチさんのステージを見る事にしましょう。彬子さん推薦の歌声の持ち主でして、今回はアコースティック・スタイルでのライブを聴かせてくれました。合計3人の小編成で、それぞれの楽器が近い感じの音楽も素敵だったのですが、コジマさんのMCでは、今回の彬子さんのワンマンライブ開催へのお祝いもきちんと述べていて、これは会場も温まっていった事でしょう。さあ、いよいよ自分達の出番です!
今回のステージは、映像からのスタートとなりました。客席とステージの間に幕を用意させ、そこに1分弱の映像を流し、そのまま演奏をスタートさせるというものです(勿論、その瞬間に幕は開けさせます…)。1曲目に選んだのは“パンジー”で、これは、1年前のワンマンライブの本編最後に演奏した曲でもありますが、昨年からの続きを意識したのでしょうか…。バンドでのライブは久々になりましたが、すんなりと、いつものステージに戻ってこれたような気持ちになりました。
続いて、バンド演奏ではお馴染みの“私があなたにできること”、“Day Dream”で、勢いを付けさせます。手拍子を煽り、花を頂いたりして(笑)、徐々に会場と自分達との距離が近付いてきているのが分かりました。良い出だしではないでしょうか。
ここで、挨拶とお礼を兼ねたMCを挟みつつ、いよいよCD『とびら』に収録されている曲である、“Game”へと移ります。この曲は、個人的にも思い入れの強い曲で、…と言うのは、彬子さんがバンドでのライブを定期化し始めた頃に、自分がゼロからアレンジを試みた曲だったからです。この曲が初披露されたのは2010年3月の事〔彬子ライブ@東京キネマ倶楽部参照〕でして、曲政策の時点から考えると、3年近い期間を経た事になりますが、だからこそ今回のCD化は、感慨深いものでもあったのでした。CDではまた少しアレンジを変えていますが、今回のステージでは、既存のままにやらせて頂きました。
そして、リアレンジ・バージョンの“Trap”へ…。こちらも、「リアレンジ」という意味では思い入れの強い曲でもあり(彬子さんの曲では、初めて本格的にリアレンジをしたので)、難易度の高い曲でもありますが、上手く次へと繋げさせました。それがバラード曲の“Listen”ですが、いつもはピアノがメインになるこの曲を、今回はギターがメインへと方向を変えさせ、特に歌の最初の部分は、ギターとボーカルのみで演奏していきました。緊張感もあり、ピリッと引き締きしめられた空気感が、他には無い時間だったと思います。
その緊張を開放へ…。CDに入っている“光のワルツ”です。こちらも、CDではオーケストラが想像出来るような、豪華な感じで収録されているので、お楽しみ頂きたいです。今回の演奏では既存のままですが、照明もメルヘン・チックに構成されていて、曲の世界観がよく表現されているように思いました。
さて、次は新しい試みに参りましょう。彬子さんが前々からやりたいと思っていた(らしい)という、メドレー・コーナーです!…と、アイデアを出すのは簡単ですが、アレンジをしなければいけないのが、何を隠そう自分なので(笑)、これはもう大変だった…の一言に尽きました。コンセプト的には、既存のCDに入っている曲を4,5曲繋げて…というものだったのですが、ただ無造作に曲を並べてもいけませんし、やはりメドレーであるからには、曲同士の“繋ぎ”の部分が重要だったりするのです。…という事で、限られた時間で何とかアイデアを絞り出し、無事に5曲を繋げたメドレー曲が完成したのでした。…これは、頑張って演奏しよう…というより、とにかく曲が完成して良かった…という気持ちの方が大きかったですね。ひとまず、既存曲という事で、懐かしさに触れて頂けたのではないかと思っています。一応?参考までに、メドレー曲の順番は、“優しい人”→“花火”→“緑”→“ライン”→“大きな夢を見る”…という感じでお送りしていきました。本当にお疲れ様でした(笑)。
メドレー曲が終わり、いったん彬子さんはステージから退場し、そのまま幕も下げさせます。ここでまた映像が流れ始めますが、これがCDのメイキング映像仕立てとなっており、かなりのクオリティを持ったものとなっていました。ステージ上にいる自分達は、この大画面での迫力を体験出来なかったのが残念でしたが、現在、その映像から、次の曲“N”までの流れが YouTube にアップされているので、こちらをお楽しみ頂ければと思います。ライブの雰囲気もよく伝わるかもしれません。
…さて、CDの収録曲“N”では、オープニング・アクトを務めて頂いたコジマさんにも参加して頂きましょう。コーラス・ワークが重要となっているこの曲では、かなりの重きを置いた参加ではありましたが(笑)、流石、難なく熟してくれました。ちなみに、先程の映像の合間に、彬子さんは衣装替えを施して、今度は一変して黒の出で立ちで登場してきました。これは今回のCDアルバム『とびら』の世界観のイメージに、より近いもので、もしかしたら先程の映像で、今回の『とびら』は開かれたのかもしれません。そのまま、テンションの高い“ジレンマ”へと繋ぎ、ライブはますますヒートアップしていきます。
そして、また雰囲気をグッと変えまして、“Same”の演奏へと入ります。この曲までコジマさんは加わって頂きましたが、ここでの役割はコーラスと言うより、彬子さんとのデュエットという感じだったでしょうか。それぞれが歌のパートを分け、ある所ではハモりを入れ、ある所では共に歌い…。またこの曲の、新たな魅力を見出せた仕上がりになったと思いました。そして更に雰囲気をグッと変え、今度は彬子さん1人の弾き語りで、こちらもCD収録の“天使の梯子”です。昨年のワンマンライブでは、曲前に語りを入れたこの曲でしたが、今回は、ある意味で真っ向勝負とも言える、弾き語りスタイル…。彬子さんが音楽をやり始めた頃の、そのままのスタイルとも言えるわけで、表現の仕方は違えど、相当思い入れのある曲だという事が、よく分かるというものでした。
…さて、色々な試みを持ったワンマンライブでしたが、ステージはいよいよ佳境となります。ここでいきなりの新曲披露!…タイトルを“Colors”と言い、歌詞が直前まで完成していない状況で本番を迎えていたのですが、いざこの曲を演奏してみると、彬子さんがそれぞれのメンバーに対しての内容の歌詞で歌い始めてくるではないですか…。成程、敢えてメンバーに、歌詞の内容を教えていなかったという事ですか…。ある意味でメンバーへのサプライズ?でもあり、それぞれのメンバーのソロ・パートもあり…。これこそ和気藹々とした時間だったように思いますね。では、それぞれのメンバー写真をどうぞ!
・ベース…相澤卓也 ・ギター…寺岡佑。
・ドラム…Soki ・ピアノ…竹内大輔。
・ボーカル…彬子。
あれ、写真が…。まあ、良しとしましょうか(笑)。このまま曲を繋げて“スパンコール!”、そして“Dance With Me”を演奏し、お客さんの手拍子や拍手、掛け声を存分に受け、本編の終了となりました。メドレーを5曲分と数えると、ここまで計19曲!…いやー、やり切った感がありました。
そして、有難いアンコール。しっとりと“未来に”を演奏し、そして最後の最後で、このCDのメインとも言える収録曲“Keep On”で、ライブは全編終了となりました。つまりは全21曲!…充実した内容を迎えられたように思いました。最後にはカーテンコールもやったりして(笑)、皆の表情もそれは豊かなものでした。色々大変でしたけど、終わってみるとやはり寂しいものですね。温かい拍手を頂けたので、それこそ尚更なのですが、だからこそ、また次の事をやってみたいと思うもので、それが今回のライブの成功の鍵と言えるものだったのかもしれません。お越し頂いた皆さん、どうもありがとうございました!
CDの売れ行きも好調で、これがあってこそ、“レコ発ライブ”ですよね。お客さんも喜んで頂けたようで何よりでした。こうなると、もっと色々な曲をCDに!…とも思ってしまいますが、まずは現在のCDを、より多くの方々に知って貰うのが先決でしょう。今後どのような形でCDを宣伝していくのかは分かりませんが、彬子さんが自信を持って世に出す事の出来た作品…と、自ら主張して完成したものです。期待して良いと思います。
今回のライブの時間は、アンコールを含めて2時間20分程だったので、3時間もやっていた1年前のステージに比べると、だいぶスリム化されたように思います。しかし充実度は明らかに今回の方だったので、色々凝縮してお送り出来た結果でしょうね。今回は、思った以上に自分達の成長も垣間見れたライブとなりました。CDの政策期間から考えると、かなり長丁場でやってきた今回のプロジェクトでしたが、レコ発ライブはひとまず終われど、販売という意味では正にこれからです…。手筈は整ったので、今後を見守っていきたいものです。
…と、固い話しは今度にして(笑)、まずは打ち上げを楽しんでしまいましょう。そもそもが23:00頃から始まっていた今回の打ち上げ…。途中で脱落者はいたものの(当たり前です…)、朝までコースとなるのは至極当然でした(笑)。関わって頂いた皆様、どうもお疲れ様でした。そして、どうぞ今後ともよろしくお願いします!
☆彬子さんのHP…http://www.akiranochikara.com/
☆コジマヒロミチさんのHP…http://kojima-hiromichi.com/
☆吉祥寺 Star Pine's Cafe のHP…http://www.mandala.gr.jp/spc.html
さて、600回目として登場して頂く車両ですが、数字的にこちらの車両が該当されます。
この車両は御存知でしょうか?…数字的には、過去の記事からの流れでE6系というのは想像出来ると思いますが(笑)、これは来年の3月にデビューする、秋田新幹線“スーパーこまち”号(後に名称は“こまち”号に統一)の新型車両で、E5系と同じく最高速度320km/時を誇るという、言わば日本最先端の車両なのです。つまり、この記事を書いている時点ではまだ営業運転は行っていないのですが、写真は2013年4月の物を使っています。とにかく、600回目達成です!
そして、今後の700回目の写真…。どうしましょう(笑)。一応、今度開通する北陸新幹線の車両が候補とはなっていますが、登場が2014年の春と、先過ぎます。どう考えても?それまでに700回目を迎えそうなのですが、またその時はその時で考えますか(笑)。

5月16日(木)