今回、それぞれがバンド・スタイルでの出演となっていたので、リハーサルの時点で既に多くのミュージシャンが集まっています。それもまた賑やかで、既に夏らしい雰囲気が出ていたと思うのですが、そんな時にメンバーの何人かで、ベースの相澤卓也さんにサプライズでプレゼントを渡すという時間が設けられました。
…というのも、卓さんには最近赤ちゃんが生まれまして、事前にメンバーでお祝い品を選んでいたのです!…そんなプレゼントの内容は、上の写真の通り(写真では、使い方が間違っていますが…笑)。それでは本番に向かいます!
彬子さんや EYE さんのイベントですから、それぞれのバンドが普通にライブをして…という段取りならない事ぐらい、もう予想出来るというものでしょう(笑)。早速ステージの最初には、彬子さん、EYE さん、美馬さんの3人が出てきて、自分のピアノ1本のみと合わせて、3人で共になって“Oh Happy Day”を歌い、これが『Kick The Summer !!』の幕開けとなりました。それにしても、3人が出場して来ての件が、既に祭り感を漂わせているではないですか(笑)!…熱い1日なると確信出来た瞬間でもありました。
最初は EYE さんのステージです。実は、EYE さんのバンドメンバーには、彬子さんのバンドのメンバーとしても出演している、卓さんとドラムのSoki 君も入っており、実はこのスタイルで EYE さんのステージを見るのは初めてだったので、非常に興味深く見させて頂いた時間でもありました。彬子さんの時と同じ、ボーカリストのバック…という位置付けでの卓さんと Soki 君の演奏は、いつも共演者として見ている時とはまた異なった側面があり、その演奏の魅力を再確認する事にもなったと思います。そして敢えて、演奏者1人1人を見るのではなくて、ステージ上を俯瞰するような形(Star Pine's Cafe ではお店の構造上、ステージのだいぶ上から見る事が可能です)で見たのも面白かったです。とても客観的に見る事で、逆に1人1人の役割が分かりやすく見えるようになったのでしょう。バンド・スタイルでのライブは久し振りだったそうですが、それでも新曲を3曲も盛り込んできているところに、攻めの姿勢を感じました。
そして2バンド目には美馬さんがステージに上がります。こちらはアコースティック・ギターやパーカッションでの演奏が基本と、少し大人っぽい感じのステージが展開されていましたが、そこに美馬さんの迫力のある歌声が合わさって、よりボーカルに集中出来るようなサウンドが心地良かったです。実は、今回出演する3バンドとも5人編成で、それぞれの楽器構成も似たようなものになっていたのですが(パーカッションがドラム、キーボードが生ピアノ…みたいな違いはあります)、EYE さんの時とは全く違う雰囲気が作り出されていて、確かに個性の強い出演者が集まったものだと思いました。…そして、我らが彬子さんもまた、そんな個性の塊のような人なのでした…。
…そのまま3バンド目、つまり最後のバンドとして、彬子さんの出番となります。ここでまた徐に白ワインを持って登場…というのが個性では無いですが(途中で白ワインが無くなり、お客さんから赤ワインを注がれていましたが…笑)、こちらもまたオリジナリティを持ってお送りしたステージでもありました。今回の彬子さんのステージは、大きく3つの時間に分けられていたと思います。最初は怪しげな雰囲気を持って、それぞれのメンバーの個々を出す時間。その後、少し落ち着いた夏を演出するかのような、爽やか且つ穏やかな時間。そして最後は、とにかく皆で騒げ!…という時間(笑)。分かりやすくハッキリと違いを出したステージ展開だったので、見た目にも飽きない時間になっていたように思います。
彬子さんのバンドでのステージには1つの特徴があって、それは、ステージに上がっている人は誰でも主役!…という感じに進めていってくれる事です。メンバー同士の仲が良いから…と言うだけでは、こんな感じにはならないでしょう。これこそが彬子さんの拘りであり、彬子さんが思う、バンドというものへの理想像が形になっている結果だと思うのです。…なので、前述したステージ内の3つの雰囲気のいつでも、やはり彬子さんらしいステージになれるのです。バンドというのは「音」だけでなく、「人」でやるものだ…というのを改めて思わせてくれる時間でもありましたね。
…では、更に「人」をお呼びしましょう。彬子さんのステージの最後の曲は、EYE さんと美馬さんを交えて、3人ボーカルで“スパンコール”を熱唱していったのでした。この曲は、途中にお客さんとの掛け合い?が盛り込まれていますが、今回はボーカル3人のフェイクで掛け合いをしていきます。恐らく、そんなに事前にやる事を決めないで臨んだと思われますが(笑)、それがまた新鮮感とスリリングな時間が展開されていって、この曲の、いや…、この日の1つの見所になったと思いました。これこそ3マンライブらしい時間ではないですか!
大いに盛り上がった曲になりましたが、拍手が鳴り止むわけもなく、このままアンコールへと突入していきました。アンコールもボーカルの3人は残り、少し意外な選曲かもしれませんが、はっぴいえんどの“風をあつめて”を、少々しっとり目に演奏していきました。はっぴいえんど特有の歌詞が持つ言葉の魅力がまた、夏の終わりを感じさせる部分があり、そして余韻を持って終わらせたのもまた良かったのかもしれません。「終了!」というより、「続く!」…という感じでしょうか。ただ単に夏が駆け抜けたというわけではなく、色々とあった夏が過ぎて、また次の季節がやってくる…といった雰囲気がそこにはあり、これこそリアルな夏を感じさせてくれるものでした。
それぞれのメンバーに個性があり、楽しく、深みのあるイベントだったと思います。これもまた夏の1つの出来事として、深く印象付けられた1日になったと思いました。どうもありがとうございました!…そして、皆様お疲れ様でした♪
☆彬子さんのHP…http://www.akiranochikara.com
☆EYE さんのHP…http://www.eye-room.net
☆美馬雅世さんのHP…http://ameblo.jp/rocca-music/
☆吉祥寺 Star Pine's Cafe のHP…http://www.mandala.gr.jp/spc.html
★8月23日(金)品川 Virgin Cafe
Start…21:00~(DJ TIme 有り。演奏は、長めの1ステージか、短めの2ステージの予定)
Charge…無料(ただし注文は必要)
Member…(Key)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之
Virgin グループとのコラボで誕生した、新しいスタイルのカフェである、
Virgin Cafe。ここでのリニューアル・イベントのようなものに、トリオで
出演する事になりました。昼間はカフェ、夕方からはモダンパブ、そして
夜からはラウンジタイム…と、3つの顔を持つ Virgin Cafe。自分達は
遅めの時間での出演となりますが、音楽にも絶対に自信がある Virgin
グループの事ですから、楽しい空間になる事間違い無しだと思います。
DJ Time もあるという事で、トリオにとっては新鮮な時間になるでしょう。
★9月1日(日)吉祥寺 Sometime
Open…11:00~、1st.…14:00~、2nd.…15:30~
Charge…1000円(要1オーダー)
Member…(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之
1975年に誕生した老舗のお店、吉祥寺 Sometime。このお店の昼の部に
竹内トリオとして初出演させて頂きます。ベースの池田君は何度も出演
しているようですが、個人的には初となり、そして初がこのトリオメンバー
での出演でもあるという事で、非常に楽しみな1日になりそうです…。
上の味のあるフライヤーは、そんな池田君の手作りによるものです(笑)。
チャージも1000円と安いので、どうぞ気軽にお越し下さいませ!
以上になります。まだ予定的な部分もある内容ですが、自分達らしい音楽をお届けしようと思いますので、どうぞよろしくお願いします!
事の発端は、お店の常連さんから、子供達と一緒になってライブを楽しめる日は作れないか…という提案を受けてのものでした。Pro-Amuse は当然の事ながら平日の夜に営業をしていて、基本的にはお勤め帰りの方に寄って頂くお店です。なので、小さいお子さんを連れてお店に入るのは少々難しく、しかし、ライブは楽しませてあげたい…という想いがあっての事だったのかもしれません。
そうして夏休み期間中である昨日の18日(日曜日である事もポイント)を利用して、昼間にライブを組み入れさせ、そして堂々と“子供達を対象としたライブ”である事を銘打ってオープンしたのでした。これはお店的にも初めての試みだったそうで、そんな時に TRI4TH の作品である『わらべ JAZZ』〔『わらべ JAZZ』本日発売!参照〕の存在も知ってくれて、今回は藤田君をお誘いしたのです。…自分達の『わらべ JAZZ』は、子供達だけではなく、大人と子供が一緒になってジャズを楽しめるというのをコンセプトに掲げたCDです。正に今回の企画にピッタリな内容だと思ったものでした。
実際、お店に集まって頂いたお客さんは、大人と子供と、ちょうど半々くらいの割合になっていて、子供と一緒に音楽を楽しめる場…という環境を文句無く兼ね備えるものでした。子供達の年齢と言えば、下は2歳から、上は小学5年生まで…という感じで、割りと幅広い感じになっており、やはり元気なのは小学校低学年辺りの子供達でした。こちらも負けじと?元気にライブをお届けしていったものです!
曲は『わらべ JAZZ』の中からがやはり中心となりました。あまりデュオという編成で演奏する機会は少ない曲達でしたが、藤田君とは以前、やはり子供達(厳密には赤ちゃんと、そのママさん達…)を対象とした演奏をデュオで行った事があり〔念願の…参照〕、心配はいりませんでした。手拍子を煽ったり、掛け声を掛けて貰ったり、そして、踊りたかったら踊って貰い、なかなか楽しい雰囲気で進んでいきます。
その中で、お客さんからの希望で、子供達からの「質問コーナー」みたいな企画が盛り込まれたのは面白かったです。…自分達のようなミュージシャンという立場の人への質問というのは、意外にも幾つかあるものですが、聞きたくても普段は聞けない事が殆どです。…だとしますと、今回のような場はとても良い機会であると言えるでしょう。若干、大人からの鋭い質問もありましたが(笑)、こちらも楽しい時間を過ごせたと思いました。
最後には、“ぶんぶんぶん”や“聖者の行進”で、子供達も大人達も一緒になって、身体を目一杯動かして、この空間の楽しさを共有します。最初はどうなるかと思ったライブではありましたが、終わってみれば大盛り上がりの1日でした。素直な表情でこちらに話しかけてくれる子供達との触れ合いも楽しく、何だかこちらも良い刺激を沢山受けたのでした。そして帰り際に子供達から「楽しかったー。また来たい!」と、キラキラした顔で言って貰えました。これは本当に嬉しいですよね。勿論、またやりましょう♪
☆赤坂 Pro-Amuse のHP…http://www.pro-amuse.com
☆藤田淳之介君のHP…http://www.junnosukefujita.com
今回のステージは当然野外という環境で、そして非常に好天に恵まれた1日でもありました。しかしその分、暑さが凄い事にもなっていて、しかも今回のステージは幸か不幸か西側を向いており、要するに直射日光が当たってくるステージでもあったのでした…。一応、屋根はあったのですが、自分達の出番は14:40からと、太陽も傾きかけてる時間帯でもあり、フロントの2人は勿論、ちょうどキーボードの位置辺りまでは日向になっている状況でした。
…とはいえ、客席には屋根すら無いので、そんな我儘を言っている場合ではありません。むしろ暑さを吹き飛ばすぐらいのステージを展開させたいものです。今回のステージは40分という事で、勢いを消さずに、全6曲を全力でお送りさせて頂きました。
正直、炎天下の中で、じっとしてジャズを聴く…というのは、状況的にも結構大変なものかと想像してしまうのですが、演奏するにつれてドンドンお客さんは集まって頂けて、本当に有り難かったです。そして、手拍子あり、掛け声ありで、演奏している自分達としても、最後まで楽しい時間が過ごせたように思いました。なんて温かい場所なのでしょうか…。
その盛り上がりも、この日のラスト・ナンバーである“Dance 'em All”で大いにピークに達しました。サックスの藤田君もステージから飛び降りて、恒例の?お客さんとの握手タイム…。その様子を上から見ていると、なんと墨田区のヒーロー(自称)というスミレンジャイとも握手をしているではないですか。ヒーローから握手を求められるとは…流石です(笑)。
お客さんも全員立ち上がって、その後はスミレンジャイ全5人も一緒になって、音楽に合わせて盛り上がってくれました。なかなか面白い光景でしたが(笑)、確実にこの空間は一体感で締められていたと思います。本当に暑さを忘れられた時間でした。楽しい共有を、どうもありがとうございました!
ライブ後は、CD、そしてTシャツもこの日は結構購入して下さいました。写真を見てもお分かりかと思いますが、この日のメンバーは TRI4TH Tシャツを着て(一部例外有り…笑)、販売促進に努めたのです。やはり、暑い1日だったのです…。
すみだジャズは今日と、次の日の18日(日)も行われ、出演するアーティストもプロ・アマ問わず、多義に亘っています。当然、知り合いの方々も多く出演しており、こういった会場で顔を合わすのもまた楽しい時間でもありました。多くの人と触れ合え、今後に繋げていく可能性を作る…。それがジャズ・フェスティバルの良い所であり、そこに出演される喜びを改めて感じたものでした。また来年も出演したいですね!…本当にお疲れ様でした。
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
☆すみだストリート・ジャズ・フェスティバルのHP…http://sumida-jazz.jp/sj/
…そんな今日は、TRI4TH で、盟友カルメラのイベント『横濱ギンギン BATTLE』に出演をしてきました。場所は、正に横浜の駅近くにある Thumbs Up にてで、座り中心のライブだったものの、お互い白熱して過ごせた1日になりました。タイトルに“Battle”とあったのが興味深い所でしたが(笑)、正にカルメラ× TRI4TH のみの時間…という感じで、これは確かに、ギンギンな会場でした(笑)。少し振り返ってみたいと思います。
この Thumbs Up は、以前 Generation GAP で出演〔竹内大輔の写真日記(〜2009)、Generation Gap & The Linda カップリング・ツアー、ファイナル横浜編(2007.9.23)参照〕して以来の訪問でもあったので本当に久し振り(約6年振り!…笑)でしたが、まさか TRI4TH として、また、カルメラとの対バンライブとして帰ってくる事になるとは、思ってもみませんでした。音楽は続けていくものですね…。
…さて、この日のライブは TRI4TH が先攻で、言わばカルメラにバトンタッチしていくような役割です。演奏時間は50分という、割りとたっぷりとした時間が与えられ、現在の TRI4TH の魅力を色々な側面でお送りしたステージにしていきました。
まずは、今回初披露となった“Session A”という曲から始めてみました。この曲のコンセプトは全うなジャズ(ジャズに全うがあるかどうかは分かりませんが…笑)…というもので、少し古めの時代をイメージして、少しジャズの原点回帰を目指して演奏してみた曲です。勿論、新く出すCDにも入れる予定で、これからの TRI4TH の在り方を示してくれるような曲になるかと思っています。そしていつもの“Vorale Via”と続き、馴染みある時間になってきますが、よく考えたらこの曲も次回のCDの為に作られた曲なんですよね…。新しいCDでも、馴染みの曲が入っているというのは、何だか良かったりしますよね。
その後は、久し振りの“Lisa”を演奏し、そのまま、自分が作曲した“Everybody Knows That”、続けて“New Life Standard”と、少しモダンな雰囲気でやっていきます。
そして後半戦へと突入し、ここでスペシャルな曲をやらせて頂きました。それはカルメラの代表曲である“犬、逃げた”という曲で、実はカルメラの皆さん(リーダーのゴウシ君だけは知っていました…笑)には演奏する事は内緒にしていて、アレンジをしつつも、いきなりステージでやらせて頂いたのです。自分達自身で言ってしまいましたが、大変に上品な仕上がりになったのではないかと思います(逃げても、呼べばすぐに帰ってきそうな、お利口な犬!?…笑)。
大きな拍手を頂き、最近お馴染みである“Hop!”、そして最後に“Dance 'em All”をお送りしましたが、この最後の曲ではカルメラのホーン隊3人に加わって頂き、豪勢にお届けしていきます。そこでは、サックス同士のバトルや、トランペット同士のバトルも見られ、正にタイトル通りの光景が展開されていきました。こちらもカルメラのホーン隊に触発されて、何だか意地のようなものを見せてしまった感じがありましたが(笑)、楽しい時間でもありました。やっぱり、大勢でステージに上がっているというのは、無条件の楽しさがあるのかもしれませんね。
さて、そんなカルメラも8人所帯と、どちらかと言うと大所帯のバンド…。今回もきっと皆をワクワクさせ、楽しませるに違いありません。…と思って登場を待ってみると、突然、店内にはブルース・リーの“燃えよドラゴン”が流れ始め、どこからか「アチョー」という声が上がったかと思えば(笑)、黒いカンフー・スーツに包まれたカルメラ・メンバーが勢い良くステージに上がってくるではないですか。そしてカンフーの型を披露し、演奏に突入していくのです。…流石としか言いようがありません(笑)。
早速ステージに引き込まれてしまいましたが、その流れからの2曲目には期待通り、自分達も演奏した“犬、逃げた”の本家バージョン(当たり前ですが…笑)も披露しており、もう既に会場を掴んでいる姿がありました。…また、カバー曲も多くやっており、“Ob-La-Di, Ob-La-Da”や、ジャズ・スタンダード曲の“Mornin'”等、当然カルメラ流に楽しいアレンジがなされていて、自然に身体が動いてしまいそうな時間でした。…と言うか、お客さんは当たり前のように身体を大きく動かしており、そこには1つの大きな渦が形成されていたと思います。
勿論、MCでも楽しい時間は続きます。自分も、何度目になる指折り宣告を受け(笑)、こちらのステージも後半戦へ。更なるビルド・アップが行われ、お客さんも立たせて、そのまま畳み掛けるような形でラスト・ナンバーへと続いていきました。
エンディングを迎えても、会場の熱さは収まりませんでした。それはアンコールに繋がっていくのも当然と言えるでしょう。…ここで TRI4TH のメンバーも加わり(自分もキーボードとして参加、関谷君とタカオさんは、賑やかしで…笑)、こちらもカルメラの代表曲“御堂筋 JIVE”で、この日の締めの曲とさせて頂きました。それぞれの楽器のソロのバトルもこちらで見られ、常に迫力のある時間と言いますか、見所だらけの1曲だったと思います。ちなみに自分はキーボードを弾く傍ら、ステージ上からも写真を撮っていたので(下写真参照)、バトル…と言えども和気藹々としたリラックス感?溢れるアンコールの雰囲気を感じて頂ければと思います(笑)。
こちらも勿論、大盛り上がりでした!…時にお祭りのようであり、時で真面目であり、時に哀愁も漂わせてくれる…。これが、楽しくない筈はないのです。今回のライブのテーマは“Battle”という事でしたが、言うならば、どちらが目一杯楽しめるか!…という事だったような気がしてなりません。その意味では、どちらも引けを取らないぐらい楽しんでいたと思います(笑)。その意味では、お客さんもそのステージに同等に立っているという事になりますね。面白い時間を、どうもありがとうございました!
カルメラとの時間は毎回濃く、随分前から一緒に沢山ライブをやらせて貰っている感じはあるのですが、意外にも共演数にすると、まだ数えられるくらい…という感じだと思います。ライブの時間が楽しいのは当然ですが、ライブをしていない時間でも楽しいのです。なかなか、こんなバンドは存在しません!…どうぞこれからもよろしくお願いします。
☆ TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
☆カルメラのHP…http://www.calmera.jp/jp/
☆横浜 Thumbs Up のHP…http://stovesyokohama.com
それはやはり、ERNESTO-CIELO で初のアルバムをリリース出来た事が大きかったのだと思います。全国リリースは9月18日とされているものの、ライブ会場での手売り販売を開始した6月にはプレ・レコ発ライブ〔ERNESTO-CIELO、銀座まじかなでプレ・レコ発ライブ!参照〕も行え、これからに向け、ライブ活動も攻めの姿勢を意識してきているのかもしれません。会場でのリハーサルは敢えて少なめにし、本番に向けて新鮮みやリラックス感を持って臨めるようにしたものでした。
ワンマンライブという事で、この日は2ステージ、たっぷりとお届けします。曲数にすると、それぞれのステージで7曲ずつを用意していたので、合計で14曲+α という事になりますが、そのどれもが Tsumuzi 君の特徴的なオリジナル曲で構成されているのです。“ローチェの香り”、“ゲルニカの掟”、“不忍のロータス”等、タイトルを聞くだけで興味が湧きそうなそのオリジナル曲達は、Tsumuzi 君の個性が存分に詰まった曲です。そして、ライブではそれに即興性の側面も加えて、時にスリリングで、時にロマンチックな時間が展開されていくのです。お客さんも沢山お越し頂き、皆、それぞれの豊かな時間を過ごされたのではないでしょうか。
勿論、新たにリリースしたCDアルバムに収録されている曲も沢山お送りします。この作品自体が長きに亘ってレコーディングされているので、自分自身がCDで演奏しているのは8曲中、2曲だけ(“Devilish Waltz of A Soul”と“Boutique '69”)なのですが、これらも含めて、現在のライブでは全曲弾かせて貰っているので、自分としても、ライブでは更なる味付けを目指して演奏していきます。
そして、今回は新曲もお送りしました。“太陽の姫君”という曲で、「攻めの姿勢」はここでも崩れる事は無かったわけですね。今後のライブへの躍進感を見出だせる、大事な1曲だったと思います。
アンコールも頂き、こちらもアルバムに収録されている“想い出の彼方へ”という曲で、今回のライブの締め括りとさせて頂きました。たっぷりとお届けした、楽屋での初ワンマンライブ…。対バンのライブとは異なった景色が見え、バンドメンバーにとっても、良い刺激になったと思います。…とは言え、個人的にはリラックスして楽しめた時間でした。それこそあっという間という印象でしたね。
…今後の活動としては、全国リリースに向けての準備となりますが、そこにはPVの撮影や、特典用ののレコーディング等が考えていたりと、「攻めの姿勢」はまだまだ続きそうです。自分も楽しみに迎えたいと思います!…ひとまず、楽屋での初のワンマンライブ、どうもお疲れ様でした!…今後もよろしくお願いします!
さて、世間はお盆休みに突入したようで、このブログも少々休み期間を頂きます。旅行してきたばかりじゃないか!…と言われるかもしれませんが(笑)、他の未完成の記事にも手を付けたいという事で…よろしくお願いします。また何日後かにお会いしましょう!
☆ERNESTO-CIELO のHP…http://tsumuzi2013.wix.com/ernestocielorecords
☆中目黒楽屋のHP…http://rakuya.asia/top.shtml
…と、本当に必要なのか分からない写真ではありますが(笑)、それは置いといて、グアムは今回は6回目の訪問となり、しかも5日間という、グアムにしては割りとゆったりとした日程でした。今年の前半は結構駆け抜けてきた感があったので、思う存分楽しんでも、きっと許される事でしょう(笑)。そんな思いで過ごした、グアム時間でもありました。
グアムは現在は雨期なので、雨の天気は多い感じでしたが、一気に降って、また少し止んで…の繰り返しなので、1日中雨…という事はありませんでした。…つまりは、雲の様子がとにかく変化に富んでいるのです。今まで行っていたのは冬の時期が多かったので〔竹内大輔の写真日記(〜2009)、旅日記 27.(アメリカ準州・グアム編…2009.1.24~1.28)参照〕、曇りというよりは晴れと言える天気が多かったのですが、今回は雲の量、そしてその刻々と変化していく姿は、今までにない空の様子を着飾ってくれました。
右上の写真なんて、龍の巣みたいですもんね(笑)。…というわけで、充実した時間を送れたグアム旅行でした。また時間のある時に、まとめて紹介したいと思います。ひとまず、お疲れ様でした♪
今回のサポートには、ベースにお馴染みの田中晋吾さん、ドラムには初めましての斉藤たかしさんを迎えて行いました。斉藤さんは、晋吾さんからの紹介で今回のライブに参加して頂いた方という事で、ここのコンビネーションは抜群と言えるでしょう。そしてこの上に、久し振りに集まったサックス4管が乗ってきます。この編成の音も、もはや懐かしさが込み上げてくる感じでしたが(笑)、そしてすぐにいつもの楽しい時間がやってくるのでした。
今回、1曲目に“Again”というバラード曲持ってきたのは新しい試みではありましたが、そのまま次に“Love Struck”をお送りし、ノリノリな時間へと繋げさせます。サックスの音も迫力に磨きが掛かり、これぞ GG というステージが展開されていきました。自分自身もここでは久し振りのステージだったのですが、やはり何度も何度も演奏してきた曲だけに、改めて身体に染み付いているんだなと感じました。
勿論、その中で個々の演奏も更に面白い事になっており、それぞれメンバーが今回までに吸収した事を披露し、それをお互いで確かめ合う…みたいな時間もまた刺激的であり、それが現在の GG の魅力的な部分の1つなのかもしれません。そして常に遊び心を持っており、ライブには何かしらの痕跡を残してくれます。今回のライブにも、後半に1つの大きな出来事を起こしてくれました。
…それが、The Linda のボーカルであり、自分の大学時代の後輩でもある永井健に、いきなりステージに上がって貰って歌わせる…というものでした(笑)。今回はたまたま見に来てくれていたのですが、本人に内緒で、2ステージ目が始まる直前にいきなり決めまして(笑)、そして本人も乗っかってきてくれたのでした(実は、きっと乗っかってくるに違い無いと、全員が確信していましたが…笑)。曲は、恐らく歌い慣れているだろう、スティービー・ワンダーの“Isn't She Lovely”。ふと、その事を伝えられた瞬間の永井を見ると、携帯電話で歌詞を検索しているのが窺えました。かなりヤル気だと確信したものです(笑)。
何だか良い時間でしたね。写真から見ても、その様子は窺えるのではないでしょうか…。前に自分が仙台まで行って収録した〔竹内大輔の『奢らせて頂きます』9.(永井健編)参照〕の記事と合わせて見ると、より深みが増すかもしれません(笑)。
そして、お馴染みの“Sappy!!”を終え、アンコールで“Next 10 Years”を手拍子付きで演奏し、今年初のステージは終了となりました。何だか楽しい事があり過ぎで、あっという間の時間を過ごしたような感じがしました。皆さん、どうもお疲れ様でした!…既に現在は8月という時期になってしまいましたが、GG は年内中にあと何回かはライブをしたいという意思はあるようで、今後のお知らせに注目して頂きたいと思います。
やはり、今回も印象的なライブになりましたね。そして、また次回のライブにもそんな期待をしてしまう自分でした(笑)。またよろしくお願いします!
☆Generation GAP のHP…http://www.generation-gap.jp/Home.html
☆横浜 Hey-Joe のHP…http://www.ne.jp/asahi/hey-joe/yokohama/
この日の横浜のみなとみらい地区は、神奈川新聞花火大会という大規模な花火大会が行われ、今回の演奏会場である Motion Blue でも、いつもと異なったステージ時間の措置がとられていました。花火大会の時間が19:00〜20:30となっていて、その間に演奏するのは、騒音的に不可能との事…。そして、花火と入れ替わるように、こちらのステージ時間は20:30〜となっていて、しかも終わりの時間を考慮してか、90分1ステージ…というものになっていました。
90分1ステージというのは、なかなか経験の無いステージ時間で、言わば休憩無しで行われるという事もあり、長丁場だけど飽きさせない等の工夫が不可欠とも言えるものでした。…とは言え、演奏以外でそれらの時間を持たせるのも何か変なので、曲の変化で付ける方向にはしていました。また、たまたまこの前日に観劇をしに行っていたのですが、その劇が2時間半ぶっ通しのものだった事もあり、それから比べれば全然短いか…と、前向きな考えにもなっていたのも事実です(笑)。やはり、曲で聴かせたいですものね。
…とは言え、花火大会前に会場でのリハーサルは終わらせなければならなかったので、本番までの時間がとても空いてしまう事は避けられませんでした。しかし、楽屋のすぐ近くに位置するお店のバルコニーからは、遮る物が一切無しで花火を見る事ができ(左上写真参照)、この日だからこその光景を見る事が出来たのは良かったです(バルコニー内では、花火見物の為の予約のお客さんが入っていたので、あまり長居は出来ませんでしたが…)。
花火の音は予想以上に大きいもので、これは会場にいても、ドン!ドン!と筒抜けで聞こえてきました。初め自分は、花火大会ぐらいでステージ時間が変わるものなのか…と思っていたのですが、成程、これは演奏に影響してしまう程でしたね(笑)。途中では雨の心配もされていましたが、無事に最後まで花火大会は行われ、時刻は20:30へ。会場にもお客さんが続々と集まり、いよいよ本番となったのでした!
リハーサルから本番までの時間が2時間以上あり、お店からも食事やビール等が提供されていたので、楽屋はリラックスした雰囲気だったのですが、やはり本番が近付くにつれて、緊張は高まってきました。それはステージに上がってからもそうで、自分としても予想範囲内ではあったのですが、久々の緊張の種類でもあったと思います。
沢山の方に迎え入れられて1曲目は、『ReInterpret the Passage』のPVの曲ともさせて頂いた〔『ReInterpret the Passage』発売日決定!参照〕、“Love Theme From Spartacus”を演奏しました。ただ、CDとは構成を変え、初めの部分はピアノのみでゆったりとメロディーを聴かせるようにし、オリジナルの雰囲気に近い感じに弾いていきます。そして、ある程度弾いたところで、CDバージョンに近い形へと突入し、ベースとドラムが加わっていきました。トリオライブの幕開けです。
そのまま続けて、ジャズ・スタンダード曲の“On Green Dolphin Street”へ。こちらは構成を変えるというよりも、メンバー個々のアドリブ演奏を楽しんで頂きたいところで、たっぷりとその時間を使わせて頂きました。…とは言え、まだ緊張から解けていない感じであったのは否めませんでしたが…(笑)。
挨拶をし、今回のライブについての説明等をしてみましたが、ここで自分は先に断りを入れておきました。今回は、リリース・パーティーという名目になっていますが、オリジナル曲も存分にやらせて頂く…と(笑)。…と言うのも、CDの発売から時期が経ってしまったので、ここはCDの曲だけに固執するより、正に現在のトリオの演奏を聴いてほしかったからです…。今回の『ReInterpret the Passage』は全曲カバー曲のアルバムで、勿論ここにもオリジナリティはあるのですが、やはり自分のオリジナル曲を中心にやってきたトリオですから、こちらの部分も是非聴いて欲しかったのです。
また、それは今後に向けた展望も加味していました。いつになるかは全く未定ですが、今度はまたオリジナル曲を集めたCDを作りたいとも思っていますし、実際、今年になって新たに作曲した曲は多数あるのです!…それらの曲も、良い意味で今の自分達を表す指標にもなりますし、ライブに組み入れたいと思うのも当然なのでした。…という事で、次にお送りした曲は、ベースがメロディをとるという試みを用いた最近のオリジナル曲、“The Night Visitor”。続けてカバー曲の“Close To You”をお送りし、そのまま、トリオ2枚目のアルバム『Fingers Dance』から、“Scramble”をお届けしました。…いやはや、今回のライブは盛り沢山です(笑)。緊張も、この辺りでは解れてきた感じもありました。
オリジナル曲、カバー曲問わず、曲調がバラエティに富んでいるので、演奏する自分達は大変ですが(笑)、変化のあるステージではあると思いました。ここで早速、先日に、とある方に頂いたライナーノーツ〔8月1日(木)Motion Blue ライブに向けて参照〕の説明をしたり(左上写真参照)、トリオの成り立ちや、既存のオリジナルの2枚のアルバムの説明をしたりします。そして、今度はそれらのオリジナル・アルバムの中から2曲、“Monte Fiesole”と“Hagatna”をお送りしました。どちらも人気の高い曲(…と思う…笑)なものの、リリース・パーティーという名目上、最初はセットリストに入れるかどうか迷った部分ではあったのですが、演奏して正解でした。自分ながら好きな曲でもありますし(笑)、演奏していても楽しいので、気分を高める…という意味でも大きかったのだと思います。
いよいよライブも終盤戦に入ってきましたが、ここで何と新曲を披露してしまいます(笑)。これこそ、リリース・パーティーの名目はどこへやら…という感じですが(笑)、完成はしているのですから仕方ありません。タイトルは“Veins of Leaf”。葉脈…的な意味合いがありますが、静かなら曲ながらテンポも揺れますし、もしかしたら捉え所の無い曲のような印象を持つかもしれません。しかし、一貫したメロディーかそこにはありまして、それぞれのシーンが些細な違いで表現出来たらと思いました。こちらも、変化という意味では演奏して良かったと思いました。
そして、『ReInterpret the Passage』でもお馴染みの、“Tombo in 7/4”に続いていきます。タイトル通り7拍子の曲でテンポも速く、テクニカルな要素が必要となりますが、その中でサビのキャッチーなメロディーがあるお陰で、聴いていて(弾いていても)とても楽しい曲になっています。今回も、会場の盛り上げに一役買ってくれた感じでした(笑)。
ここで最後のMCを挟み、ついに最後の曲となります。曲数としてはこれで10曲目で、時間は確認していませんでしたが、これで恐らく、ステージ開始から1時間半に近い時間が経っていたのではないでしょうか(実際には、既に過ぎていようですが…笑)。この最後も、とどめの?オリジナル曲(笑)を選曲。…ですが、自分はこの日の中で、一番の選曲をしたと思いました。曲は、今回2回目の披露となる“Casa Familia”という、スペイン語で「家」と「家族」を意味するタイトルを付けた曲でした。
曲調のせいもあるのかもしれませんが、何だか弾いていて、この日の為に準備してきた諸々の事が振り返られてくるようでした。不思議な感覚で、自分が自分自身の為に弾いていると言いますか、そんな事を思わせる時間でした。
この演奏が終わるまで、だいぶ長い時間が経っていたと思いますが、拍手が鳴り止みませんでした。本当に嬉しい事で舞い上がり、拍手が鳴り止まないうちにステージに戻ってきてしまいましたが(笑)、もう1曲だけ演奏する事にしましょう。アンコールなので気軽に…とは言わず、『ReInterpret the Passage』から、アレンジ・バージョンの“Spain”をお届けしました。これこそ畳み掛けと言えるもので、ようやく無事に終了となりました。ここで更に大きな拍手を頂きましたが、時計を見ると、既に22:20!…これは、だいぶ長丁場なライブだったのですね(笑)。最後まで本当にありがとうございました!
会場には、家族から、知り合いのミュージシャンから、久し振りの友達まで…、本当に色々な人にお越し頂いて、まずはお会い出来たのが嬉しかったです。そして、今のトリオを知って貰えた事、また、これからのトリオ活動への期待がなされている事に、リーダーとしての遣り甲斐を感じる事が出来ました。初めの方にも書きましたが、今回、Motion Blue という新たな会場に於いてのライブを行い、トリオとしての可能性の広がりも十分に感じ、今後の活動への布石となる時間が過ごせたと思います。それはCDなのか、ライブなのか…は、まだ分かりませんが、こういった想いが芽生えたという事が重要です。是非とも今後に御注目下さい。メンバーの皆様もお疲れ様でした!
ちなみに、今後のトリオでの活動予定として、8月23日(金)の Virgin Cafe 品川で行われるリニューアル・オープン記念での演奏や、9月1日(日)に吉祥寺 Sometime にて行われる、昼ライブ等があります。どちらも気軽に足を運べると思いますので、どうぞお越し下さい。詳細等が決まったら、またお知らせさせて頂きます♪…という事で、改めまして、どうもありがとうございました!
●今回のセットリストです!
1、Love Theme From Spartacus
2、On Green Dolphin Street
3、The Night Visitor(オリジナル)
4、Close To You
5、Scramble(オリジナル)
6、Monte Fiesole(オリジナル)
7、Hagatna(オリジナル)
8、Veins of Leaf(オリジナル)
9、Tombo in 7/4
10、Casa Familia(オリジナル)
En、Spain
☆Motion Blue Yokohama のHP…http://www.motionblue.co.jp/top.html
☆池田暢夫のHP…https://sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/
Last Waltz への出演は、1月末のライブ〔関谷友貴の Live ソムリエ bottle.5!参照〕以来、2回目ですが、今回はボーカリストの共演という事で、また異なった雰囲気がありました。しかも水井君も斉藤さんも、個性の塊!…という感じで、同じピアノの弾き語りというスタイルをとるものの、音楽性は全く異なっていまして、色々な世界に連れて行かれている感じでした。
そして、個性の中にも、どこかキャッチーさがある。更に、主張がある…。ただ個性が散漫になるだけでは自己満足になってしまいますが、お客さんに向けたライブへの姿勢と、自分の音楽に対するひた向きさが、見てて面白いものへと繋がらせてくれました。やはり、これは真剣勝負の場なのかもしれません。
そんな個性的なお二方のステージの後に、鹿嶋さんとの出番となりました。色々な曲をやる事が多い自分達ですが、今回はわりとシンプルと言いますか、世の中のスタンダードと言われる曲を多めに演奏した日でもありました。しかし、そこは鹿嶋さん流が炸裂しており(笑)、それらを自分解釈の日本語で歌うという姿勢は、ある意味で鹿嶋さんの「スタンダード」のやり方でもあるのです。
言葉の持つ力は大きいもので、例えば英語の歌詞でも、日本語訳のやり方によっては別の解釈に聞こえてしまう時があります。これは演奏にも影響するもので(ピアノの演奏も、歌の雰囲気を聞いて作り出しているところがあるので…)、言葉選びというのは、予想以上に重要なものだと感じさせます。1音1音の持つ響き、そして伴奏とのハーモニー…。この事をしっかり理解していないと、鹿嶋さんとの演奏は成り立ちません。今回、久し振りの共演でしたが、改めてその大事さを意識出来た1日でもあったように思いました。
そして、三者三様のステージ(笑)がそれぞれ終わり、今度はコラボ・ステージへと移っていきます。コラボ・ステージとは言え、おまけ程度に1曲ぐらい演奏する…というものではなく、3人のそれぞれの組み合わせをしつつ、全4曲も演奏し、これはこの日のステージのメインとも言えるものでした。実は、この時間こそ「奇才」を垣間見れるステージであり、そして個性を再確認出来る瞬間だったのかもしれません。自分は出番が終わっていたので客席から見ていた身でしたが、この日で一番贅沢な時間を過ごせていたように思いました(笑)。皆さんどうもお疲れ様でした。楽しいステージでした!
☆鹿嶋敏行さんのブログ…http://blogs.yahoo.co.jp/kajimarl_to_the_world
☆斉藤さっこさんのHP…http://www.saitou-sacco.net
☆水井涼ノ佑君のHP…http://tosp.co.jp/i.asp?i=mizuiizumi
☆渋谷 Last Waltz のHP…http://lastwaltz.info

5月16日(木)