こちらの内容は、また改めてツアー日記に書かせて頂くとして、この記事ではツアー最終日であった下関でのライブ(右上写真参照)後から、しんゆりマルシェまでの軌跡?を含めて話していきたいと思います…。しんゆりマルシェでのライブはお昼の時間帯だったので、そもそも東京に戻るには午前中の飛行機を予約しなければならなかったのですが、フライトの値段と時間帯を考えるに、北九州空港を朝の5:30に出発するという、相当な早朝便を選択せざるを得ない状況となっていました。しかし、下関ライブはツアー最終日で、お客さんに連れられて軽い打ち上げをした事もあって、ツアー期間中に寝泊まりをさせて貰っていた Daddy 津田さんの家に着いたのが夜の2:00頃…。ここから北九州空港までは約1時間は見ておきたかったので、睡眠は1時間半、出来るか出来ないか…という事になってしまっていました。
…それでも、移動中の機内やバスで眠れば良い…という思いがあったので、そんなに深刻には捉えていなかったのですが、早朝便の飛行機から見えた景色もまた素晴らしく、飛行機では一睡も出来ないまま羽田空港に着いてしまいます。この時点で朝7:00という時刻ではありましたが、このままバスで移動してしまうには、まだ到着時間が早過ぎるというものです。どこかに軽く休憩出来る施設は無いものでしょうか。
…そう考えているうちに、羽田空港第1ターミナル内に、ファースト・キャビンという施設があったのを思い出しました。最近オープンしたらしく、話しには聞いていましたが、これは飛行機のファースト・クラス(ビジネス・クラスも有り)をイメージした宿泊・休憩施設で、値段は1時間あたり800円〜と、そんなに安くはないものの、今の自分の状況にはピッタリの休憩所ではありませんか。今回は2時間半程利用させて貰いましたが、大きなカプセルホテルのような雰囲気で、広めのベッドに横になれる事の幸せ…。良い充電時間になったと思います。
さて、仮眠の後に、バスで新百合ケ丘へと向かいます。この1時間10分程の所要時間でも少し眠る事が出来たので、元気な面持ちで会場入りする事が出来たと思います。イベントは既に始まっており、秋晴れの爽やかな青空の下で、“マルシェ”という名前に相応しく、色々な屋台が出揃っており、なかなか活気ある空間になっていました。会場は広く、色々なブースが用意されていましたが、まず自分が向かったのは、第1会場のパラソルステージ。自分が到着したのは丁度11:00頃でしたが、ここで郷原君が別のメンバーとをライブをやり始めていたからでした。
パラソルステージという名前に相応しく、確かにステージの周りにはアートなパラソルが飾られていまして(右上写真参照)、久し振りのギターの平木宏隆君とのデュオ演奏が繰り広げられていました。早速自分もビールを買い込み(笑)、ステージを堪能させて頂きます。この時間のビールは身体に染みますね。良い朝を迎えているような気がします。
2人のステージを見届けてから、スペシャルステージへと移動しました。こちらが Bridge が出演するステージらしく、バンド編成やダンスユニット等が出演する中、デュオ編成の自分達には勿体無いような広さではありましたが、有り難くやらせて頂きました。…とは言え、用意されたステージ時間は約30分だったので、曲は厳選させなければいけませんでしたが、最近発売させたCDの中から5曲程、中身を凝縮させてお送りする事が出来たと思います。
実は、本番前のギリギリまで、選曲には悩みに悩んだ感じではあったのですが、結果的に良いステージになったのではないでしょうか。お互いのオリジナル曲からカバー曲まで、今の自分達の特徴を、それこそ厳選させてお届け出来たように思いました。
それは、ライブ後のCD販売にも繋がったように思います。初めて自分達を見たという方が殆どだったと思いますが、多くの方に御購入頂き、僅かながら自分達のサウンドが伝えられたのかなと思いました。この“しんゆりマルシェ”は、第1回目となるイベントらしく、いわゆる地元の新百合ケ丘発信を全面的に打ち出しているものではあるのですが、当の郷原君がまず新百合ケ丘在住なので、こちらと合わせて、お互いに協力し合いながら今後のイベントを盛り上げていけたら良いですね。その最初のライブとして、手応えのある時間が過ごせたと思いました。
…九州からの早朝移動は確かに大変だったものの(笑)、様々な出来事を経て到達した今回のイベント参加は、大きな意味を持った事でしょう。これからもライブは続いていきますが、また多くの人と出会えるようにと、より一層気合いが入った1日でもありました。ツアーでお世話になった方々も含め、どうも皆様ありがとうございました。またどうぞよろしくお願いします!
☆Daddy 津田& Chickpiee さんのHP…http://comsnet002.wix.com/daddyt-chickpiee
☆しんゆりマルシェ 2014 のHP…http://www.shinyurimarche.jp/2014.html
☆Bridge のHP…http://bridge-duo.com
☆郷原繁利のHP…sgohara.com/wp/
CD発売記念ライブに選んだお店はお馴染みの中目黒楽屋にてで、ここはタイ・ベトナム料理を出すお店もであり、ライブ前にそれらを注文し、本番に備えておきます。この日は月曜日という日でもありましたが、皆さん忙しい中をぬってお越し頂き、会場は終始賑やかな感じではありました。そして皆、CD発売へのお祝いの言葉を掛けて頂いて、とても演奏しやすい空間だった事を憶えています。後は、自分達が皆さんの期待に応えなければなりません!
自分達のライブは、数にしたら結構な本数をこれまで行ってきていると思うのですが、良い意味でも悪い意味でも、いつも出たところ勝負と言いますか、ジャズ系というフォーマットを生かして、演奏もその時の雰囲気を汲み取りつつ、ライブの展開を進めていくという風潮が感じられます(笑)。しかし、今回のライブに関しては、敢えて、練るに練って臨ませて頂きました。1st. CD『Fly Beyond』の世界観に通じるものがあると思うのですが、聴きやすいメロディや、馴染みやすい展開等、それも含めてライブで表現させてやる必要があったからです。それは曲自体だけの問題では無く、ライブの曲順の構成、そして間に入れるMCの流れも含めてです。ある意味で、自分達にとっては新鮮なライブ作りをしていったわけですが、刺激もありつつ(笑)、CDそのものの世界観を崩さないライブ展開を運べていけたのではないかと思いました。
Bridge で取り上げる曲は、実にバラエティに富んでいます。そもそも2人だけの編成なので、選曲の段階でも割りとフレキシブルに対応出来るという状況が功を奏したのでしょう。お互いのオリジナル曲は勿論、ジャズ系のカバーから、洋楽ポップス、そして童謡、歌謡曲のカバー等、本当に色々な要素を織り交ぜつつ、そして自分達ならではのアレンジを加え、皆さんにお届け出来たのではないかと思います…。CDにも収録した童謡の“あかとんぼ”は、アレンジ的にも演奏アプローチ的にも、自分の好みの1曲です。是非CDでその雰囲気を味わって頂きたいです!
多くのお客さんに囲まれ、無事にライブは終了する事が出来ました。…思えば、そろそろCD作ろうよ…と言い出してから、恐らく半年ぐらいの月日を経た感じになりましたが、このライブの日をもって、ひとまずの新たな出発点に立てたように思います。CD作成に御協力頂いた方も多く(上写真は、CDジャケットの撮影を担当して頂いたカメラマンの方です)、より多くの方にこの作品が手に届けられればと思いますね。
実は Bridge としては、今後も続々とライブが決まっています。今回のような形とはまた異なるのですが、野外イベントでのステージや、お馴染みの熱帯植物館ライブ、そして自分達の縁のある、群馬県は猿ケ京でのライブも決まっています。今後もどんな展開が待っているのか、自分達も楽しみにしているのです。CDと共に、どうぞよろしくお願いします!
以下、Bridge の今後のライブ予定です!
・10月25日(土)新百合ケ丘しんゆりマルシェ第1会場スペシャルステージ
開催時刻…10:00〜16:00、自分達の出番は13:00〜
Charge…無料
・11月3日(月・祝)猿ヶ京(群馬)泊まれる学校さる小音楽室
Start…15:00〜、
Charge…予約2000円、当日2500円
・11月3日(月・祝)猿ヶ京(群馬)Humpty Dumty
Start…18:00〜、
Charge…予約2500円、当日3000円(共に1ドリンク、食事付き)
・11月8日(土)新木場夢の島熱帯植物館
Open…9:30~、Start…15:00~45分程度
Charge…大人250円、中学生以下100円(熱帯植物館の入場料です)
※以上、メンバー全て《Bridge》(Sax)郷原繁利、(Pf)竹内大輔
正に盛り沢山。どうぞお楽しみに!
☆Bridge のHP…http://bridge-duo.com
☆郷原繁利のHP…sgohara.com/wp/
☆中目黒楽屋のHP…http://rakuya.asia/top.shtml
そもそも、静岡県を拠点としていたのは、いづみさんが静岡の三島や沼津に縁があった為と、ベースの中司さんが富士市に住んでいるという背景があったわけですが、お陰で自分も、静岡県内のお店をよく知れるようにもなりました。多い時では、月に1、2回ぐらいのペースで訪れていたので、お馴染みのお店が多くなるのも当然です。有り難い事だと思います。
そして先日のライブ日程が、
・10月18日(土)富士イルポンテ(上写真参照)
・10月19日(日)西麻布 COHIBA ATOMOSPHERE TOKYO(下写真参照)
…となっていて、ついに東京でのライブが実現したわけなのです。1日目と2日目で、静岡県と東京都を股にかけているのも弾楽らしいスケジュールなのかもしれません。そして写真を見てもお分かりのように、今回はハロウィン仕様でステージに立たせて頂きました。皆、気合いを入れて臨んでいます(分かりづらいかもしれませんが、自分は“牙”を装着しています…笑)。
なかなか弾楽でのライブの様子をブログに書ける機会が無かったのですが、せっかくの東京進出で、しかも全員ハロウィン仕様と(笑)、結構メモリアルな日でもあったので、後日に改めてツアー日記として書き残したいと思います(また溜まっていきますね…笑)。どうぞ気長にお待ち下さいませ。そして、これからも弾楽をよろしくお願いします!
10月18日(1日目)
今回の飛行機は、羽田空港をお昼少し前の便と、少しゆったりとした時間の出発となっていました。沖縄への便としては珍しく日本航空を使い、いつもとは異なる雰囲気を楽しみます。天気も概ね晴れていて、なかなかのフライトが期待出来そうでした。…というのは、西仲さんとの沖縄ツアーの思い出は台風無しには語れず(前述の沖縄滞在時間が18時間というのも、台風の影響によるものでした…笑)、天気が晴れているだけで有り難かったりするからです。今回は流石に影響は受けないでしょう。予定通りに移動、そしてライブが開催出来る事には、改めて感謝しなくてはなりません。
真っ青な沖縄の海を眺めつつ、無事に那覇空港に到着。ここから、いったんホテルまで移動してから西仲さんと合流し、改めて Janosz まで向かう事になりました。…と、その前に、世界一美味しいと名高い?タコスのお店、メキシコに寄っておかなくてはなりません(笑)。入り時間までは少し余裕があったので、ここでお馴染みのタコスとビールを頂きつつ、今夜のライブに備えておきました♪…そして、ふとお店の壁を見てみると、ボクネンさんの作品がズラリ…。今回のお店である Janosz は、AKARA という複合ローカルショップに組み込まれているのですが、この AKARA こそがボクネンさんプロデュースの建物であり、「Fasion」、「Art」、「Food」のショップをそれぞれのフロアに備え、赤瓦と漆喰が曲線でうねる独特な世界観を放つ場所なのです(同じエリアにボクネン美術館も併設)。レストラン Janosz はその「Food」の部分を受け持つ空間で、今回のライブも、AKARA とのコラボで実現したと言っても良いでしょう。早速、刺激を受けた瞬間でもありました。
Janosz に着いたのは17:00頃で、リハーサルを終えると、そろそろ辺りも日が暮れてきたという感じで、その中に佇む AKARA もまた、神秘的な雰囲気を醸し出しています…。この近くには何度も来ており、お店の存在も知っていましたが、改めて、この場所でライブが出来るというのは新鮮であり、有り難くもありました。店内には既に多くのお客さんが食事を楽しまれていて、正にこれから始まるライブへの期待感を感じました。プレッシャーではありますが、遣り甲斐も十分です。楽しい時間を共に過ごしたいものです。
まだまだ続きます!
Sapce Tama から見える景色(左上写真参照)もまた懐かしかったです(笑)。今回、ひとまずの区切りとして1000回目…というものになりましたが、今後も Daddy さんは平和の願いを込めて歌い続けるでしょう。それは一時的なものではなくて、恒久的なものだからです。今回、参加させて本当に嬉しかったですし、有り難かったです。どうもお疲れ様でした!
このライブの日の次の日である10月13日は、午後から夕方に掛けて台風19号が接近するという状況であった為に、バタバタしながら東京に戻って来たのですが、それでも鉄道旅の心は忘れまいと、往路と復路で全線制覇したJR飯田線の行程や、乗り継ぎの時間を利用して乗った豊橋鉄道市内線等を楽しんだりはしていました(笑)。…これらも含めて、後日にツアー日記として綴りたいと思います。
また、来週には Daddy さんとの福岡・山口ツアーも控えています。まだまだ Daddy さんとの演奏は続いていくのです。こちらもどうぞ楽しみにしていて下さい!
★竹内大輔、福岡・山口ツアー
・10月22日(水)薬院(福岡)Cavan Beat
Open…19:00〜、Start…20:00〜、Charge…2500円(ドリンク別)
Member…(Vo,G)Daddy 津田、(Cho,G)ちきぴー、(Key)竹内大輔
・10月23日(木)門司港三井倶楽部
Open…18:30〜、Start…19:00〜、Charge…無料(カンパ制)
Member…(歌と語り)谷口満、(Pf)竹内大輔
・10月24日(金)下関“T”Gumbo(Yahoo! ココのHP)
Start…19:30〜、Charge…2500円(要オーダー)
Member…(Vo,G)Daddy 津田、(Cho,G)ちきぴー、(Key)竹内大輔
どうぞよろしくお願いします!
☆Daddy 津田& Chickpiee さんのHP…http://comsnet002.wix.com/daddyt-chickpiee
自分達の出番は19:10〜で、既に夕暮れ時であり、少し風が出てきて空気も冷んやりとしていた状況ではありました。飲食店ブースも多数出店されていたのですが、自分が到着した頃には既にピーク時は過ぎた感じだったでしょうか…。しかし、自分達のステージには多くのお客さんに残って頂けたようで、盛り上がりそうな気配は感じでおりました。自分達も、控え室にてパンダの被り物を着けて遊ぶ等、モチベーションを上げてステージに臨んだものでした。
中野四季の森公園は広く、客席スペースに座席等は置かれていなかったので、お客さんの多くは地べたに座って見て頂く形になっていました。お客さん的には大変だったかもしれませんが、皆が地べたに座っているという環境もまた音楽フェスティバルらしさを出しており、個人的には少しテンションが上がったのを憶えています(笑)。ステージ横には大きなディスプレイも備え付けられており、遠くからでも見える配慮もなされていました(また、ステージのネット配信も行っていました)。自分達に与えられたステージ時間は約50分で、凝縮して黒船の魅力を引き出していきたいものでした。
ライブの選曲は、1st.CD『CROSSOVER』から半分、最近取り上げ始めた曲から半分…というような感じの構成にしていきました。今回の演奏場所は黒船にとって、初の野外でのライブであり、そして初の、不特定多数の方々に向けたライブでもありました。恐らくは殆どの方からすると、なかなか聞き慣れない音楽に戸惑いもあったのではないかと思いますが(笑)、ライブ後には多くの方にCDを御購入頂け、自分達ならではの何かしらの魅力は伝えられたのではないかと思います。ベースの関谷君もステージを飛び出し(右上写真参照)、懸命にバンドアピールを図っておりました(笑)。
ライブも盛り上がって無事終了!…CDサイン会の後には、ひとまずそのテント内で簡易的に乾杯を行います♪…これがまた至福の時間だったりするわけです。多くのスタッフの方に動いて頂き、自分達はこうして気持ち良く演奏出来るというのは、本当に有り難い事です。黒船は本日のみのステージですが、にぎわいフェスタ自体は、本日の11日(土)と明日の12日(日)の2日間行われ、明日もきっと盛り上がる事でしょう。恐らく天気も大丈夫そうですし、是非とも足を運んで頂ければと思います!
…よく分からない集合写真ですが…(笑)。
さて、来月以降には黒船はCD発売記念ツアーが控えています。大阪、博多、奄美を回って、その間には東京でもライブを行う予定です。これまでに無い音楽を目指しつつ、また更に良いものを目指して気合いを入れていきます。どうぞよろしくお願いします!
●黒船、CD『CROSSOVER』発売記念ツアー
・11月22日(土)天神(福岡) New Combo
Open…18:00~、1st.…19:00~、2nd.…20:30〜、
Charge…前売り3500円(+2オーダー)、当日4000円、
・11月23日(日)梅田 Mister Kelly's
Open…18:00~、1st.…19:00~、2nd.…20:30〜、
Charge…前売り3800円(ドリンク別)、当日4300円、
・11月29日(土)銀座 No Bird
Open…18:00~、1st.…19:00~、2nd.…20:30〜、
Charge…4000円(ドリンク別)
・12月13日(土)名瀬(奄美大島)ASIVI
1st.:Open…18:30〜、Start…19:00〜、
2nd:Open…21:00〜、Start…21:30〜、
Charge(入れ替え制):1ステージ…2500円、通し券…3800円(共にドリンク別)
※以上、メンバー全て《黒船》(B)関谷友貴、(Vo)里アンナ、(津軽三味線)白藤ひかり、
(Pf)竹内大輔、(Ds)佐々木俊之
盛り沢山ですね。楽しみにしていて下さい♪
☆関谷友貴君のHP…http://www.peaceofcake.net/
これまで、鹿嶋さんとトリオ編成+αでやったライブとしては、セッション的なものや、企画的なものとして、ライブに何曲か交えて行う…といった形態では何度かありましたが、最初からトリオ名義で、しかもその3人で事前にリハーサルも行って、そしてライブに臨んだというのは新鮮な状況ではありました。今回のベーシストは、ザ・ショッキングというバンドでもお馴染みの岩川峰人さんで、鹿嶋さんとライブを一緒にやるのは7年振りとの事でした。自分も、だいぶ昔に JiLL-Decoy association のライブサポートで御一緒した事があり、恐らくその時以来の共演だったと思いますが、恐らく8〜9年振りぐらいになるのではないでしょうか…。あまりにも久々過ぎる3人が揃ったわけですが(笑)、ストイックで興味深い音楽にはなったと思います。
この日の鈴ん小屋のライブは、自分達も合わせて3マンライブという名義になっており、実の兄弟のユニットという Conductor of the Earth(右上写真参照)が最初の出番を務めてくれていました。コーラスワークが実に見事で、兄弟だから成せるもの…という状況無しでも聴き入れられる音楽だったのではないかと思います。片方の方は、時にギター、時にカホンを叩きながら歌い、そのサウンドのバリエーションを豊かなものにしていました。
自分達はその後の2番目の出番でした。トリオ…という名義ではありますが、中にはボーカルとベースのデュオという曲目も入れており、それが“Strange Fruit”だったのですから、なかなかのチャレンジャーであります(笑)。鹿嶋さんの世界観に寄り添い、そして時には引き離し…、独特のサウンドが構築されていました。また、ピアノとボーカルのデュオ曲も行い、これはお馴染みの“ヨイトマケの唄”だったのですが、今回のトリオという概念から一瞬離れた、馴染み深い時間というようにも感じました。
やはりトリオという状況は、普段のデュオでの感覚とは大きく違います。単純な話し、1つの音楽を2等分するのと3等分するのでは、自分の担当する伴奏も、これまでから引き算の発想で無ければなりません。そして、そこまで演奏的には決め内では無いという状況からすると、お互いに気を遣いながら演奏しなくてはならないというのは容易に想像がつくと思います。
…そうなると、即興的な部分が必要になってくるので、どこかしらでジャズの要素を取り入れなくてはならなくなりますが、鹿嶋さん的には、あまりジャズの解釈では進めたくないらしく、この辺りが今回の演奏の難しさでもあったと言えましょう。ジャズの要素をふんだんに取り入れられれば、とりあえずは曲として完成はすると思いますが、恐らくこの“とりあえず”…というのにストップを掛けたいのかもしれません。今回のライブをやる前から、ただセッション的に3人でやりました…という感じではなく、それぞれの役割を認識しつつライブに臨みたい…という話しはしており、これは今後の永遠の課題ともなりそうな感じですね。
やはり、それらを完成させるには、どうしても時間が掛かってしまいます。今回は久し振りに御一緒したライブという事で、お互い探っていた部分もあったかと思いますが、回数を重ねていく事で、より深い部分でサウンドを作っていけるようになるかもしれません。それはある意味で今後の楽しさ、面白さを予感させてくれるものです。だからこそ、とても遣り甲斐のあるライブだったように思いました。
そして最後の3番目には、ギターとピアノの弾き語りの藤原マヒトさん(左上写真参照)が締めてくれました。自分はこの時点で存じ上げなかったのですが、ライブ後にお話しさせて頂いたところ、Der Zibet のキーボーディストとの事で驚きました…。1984年に結成された、まだ世の中にビジュアル系という言葉が無かった時代にその世界観を打ち出したバンドでもあります(1996年に無期限活動休止をしたものの、7年くらい前に活動再開をしたとか…)。
世の中、どんな方と対バンするか分からないものです…。1つ1つ丹念に、魂込めて演奏していく決心を新たに持たせてくれました。どうもありがとうございました!
☆鹿嶋敏行さんのブログ…http://blogs.yahoo.co.jp/kajimarl_to_the_world
☆池袋鈴ん小屋のHP…www.ringoya.org/
南武線の歴史を紐解くと、1920年に設立した南武鉄道という私鉄から始まっています。そもそもは川崎駅を起点に、多摩川で川原で採取した砂利を運搬するのが目的でしたが、すぐに川崎地区と多摩地区を結ぶ交通路線を目指す目的も含まれ、1927年に川崎駅〜登戸駅と、貨物路線の矢向駅〜川崎河岸駅が開業しました。貨物路線を除き、当初から全線電化でした。川崎河岸駅は多摩川の畔にあり、鉄道と水運の結束点となっていました(主に砂利の運搬です)。川崎駅自体に、この機能を持つターミナルを設置しても良かったのですが、川崎駅から多摩川までのルートを南武鉄道は確保出来なかったのです。
その後、1929年には立川駅までの全線が開業し、1930年には支線の尻手駅〜浜川崎駅間も開業しました。これで、現在の南武線の形態が出来るわけです。前述の川崎河岸駅への貨物路線は、道路網の整備に寄る需要の低下から、1972年に廃止されます。
1930年以降は沿線に工場が多数進出し、人口も急増してきました。南武鉄道はその通勤客を運ぶ役割も大きくなり、1937年上期(4月〜10月)は乗降客は200万人に達します。そんな中、東海道線や工業地帯と中央線を結ぶ重要路線である事、青梅からの石灰石輸送を担うのに重要な路線である事、軍事施設や重要工場が沿線に多数存在する事等の理由で、1944年4月1日に戦時買収私鉄指定で国有化され(この時期の事情による、半ば強引なやり方によるものだったという説があります)、国鉄南武線となります。
戦後は、高度経済成長により東京都区部の人口が増加したので、都心へ伸びる私鉄路線との乗り換え駅を皮切りに都市化が進み、利用客が急増しました。1960年代の後半には6両編成化と全線の複線化を完成し、軌道自体も強化されました。車両面では、1963年から20m級の車両配置が行われ、101系、103系と新しくなっていき、JR化後の1989年には、現在の主力車両である205系が配属され、1993年の209系と共に、全体の半分がステンレスカーで占められるようになりました。
その後2003年になると、JR山手線へのE231系500番台の投入によって余剰となった205系が南武線に回ってくるようになり、翌2004年には205系と209系のみで占められるようになりました(支線は除く)。このように近代化は徐々に進みましたが、2008年になると南武線は、JR東日本による長期経営計画「グループ経営ビジョン2020ー挑むー」において、横浜線、武蔵野線、京葉線と共に“東京メガループ”を形成し、サービス向上に務めていく事が発表され、快速列車が32年振りに復活したり、E233系が投入される等、近代化が一層進められたように思います。
E233系の営業運転は今月の10月4日からと、本当にタイムリーなタイミングで運転され始め、しかも2015年の秋を目処に、全35編成が投入完了予定だそうです。現在の南武線の車両が全36編成(支線を除く)なので、来年には全てがE233系になる可能性が高そうです。改めて、南武線に乗る…というのは、こんな機会が無い限り実現しそうにないので(笑)、今回取り上げさせて頂きました。支線も含めて、それではどうぞ御覧下さいませ!
●日時…2014年10月6日
●距離…45,0km
(川崎駅〜立川駅…35,5km、尻手駅〜浜川崎駅…4,1km、
尻手駅〜新鶴見信号所〜鶴見駅…5,4km《旅客営業無し》)
●駅数…29駅
(本線…26駅、支線…3駅《尻手駅、鶴見駅を除く》)
この10月6日という日は、大型台風が関東地区に接近していたので、大荒れの天気となっていました。しかしそれも午前中の話しで、午後になると、それまでの天気が嘘のように晴れ間が広がり、何だか散歩日和な青空が覗かせています。南武線は、家からもそんなに遠くない路線なので、まだ間に合うだろうと、午後を過ぎた時間になりましたが、足を運ばせて頂きました。
…とは言え、付近の鉄道路線は午前中のダイヤの乱れの影響を受けていて、なかなかスムーズに先に進めない場面もありましたが、ひとまずは南武線の起点の川崎駅には14:00頃には到着。昨今の鉄道さんぽでは珍しく、遅い始まりとなりました。
川崎駅での南武線のホームの位置は、5番線、6番線になります。南武線に乗るのは久し振りですが、早速、2011年から運転が開始されている快速(左上写真参照)を確認する事が出来ました。台風が直撃したりしますと、鉄道路線は減便をして運転する時もあり、もしかしたらこの日は快速の運転は休止するのではないかとハラハラしていたものでしたが(笑)、無事に運転していて良かったです。また、いつの間にかJR東日本の通勤車両でも少数派となってしまっている209系初期車(右上写真参照)も見る事が出来ました。いずれは全てE233系に置き換えられるので、貴重なショットとなる事と思います。
ようやく南武線に乗れたのも束の間、次の尻手駅では、隣りに停まっている2両編成の電車に乗り換えなければいけません(右上写真参照)。実はこれも南武線の一部の路線で、旅客案内上では“南武支線”と呼ばれていたりしますが、通称は“浜川崎支線”と呼ばれる路線です。終日、2両編成の専用の電車が尻手駅と浜川崎駅間の4、1kmを結び、ダイヤも日中は40分毎の運転と、あたかもローカル線のような雰囲気が楽しめます。写真の車両はどちらも205系ですが、浜川崎支線の方は先頭車改造がなされていて、ラインカラーも異なるので、あたかも別の車両のように見えます。また、南武本線の方の205系で、ドアの窓が小型なものは、JR山手線から転属されてきた車両です。
こんなに本数が少ないのは、浜川崎駅付近が工業地帯の中にあり、朝夕を覗くと利用者が極端に少ない為…というのが通説でした。これは、すぐ近くを走るJR鶴見線と似たような環境にあるかもしれません。しかし、今回は正に日中での乗車となったものの、利用客もそれなりにいたのは少し意外でもありました。個人的には、空気を運んでいる雰囲気だろうと予想をしていたものの(笑)、何だかんだで1両に10人くらいは乗っていたと思います。
尻手駅から乗ると、八丁畷駅、川崎新町駅で、次が終点の浜川崎駅です。所要時間は約7分となっております。八丁畷駅の手前で東海道貨物線と合流し、線路を共用しながら進み、浜川崎駅の手前で東海道貨物線は分離し、この先、東京貨物ターミナル駅方面へと繋がっています。こちらは正に、貨物列車の大動脈の路線でもあるのです。
そちらとは別世界…と言わんばかりに、旅客用の浜川崎駅は非常にのんびりとした風情が漂よわせています。真新しい雰囲気はまるで無く、Suica が使えるのが意外に感じるくらいでもあります(笑)。この駅はJR鶴見線との乗り換え駅でもありますが、両者の駅が1本の道を挟んで別の場所にあるのが面白いところです。これは駅の建設当時は、どちらも別の私鉄会社だったところが原因によるもので、それでも国鉄買収時には、南武線の方を出来るだけ鶴見線寄りに近付けたそうです。
左上写真が、南武線の浜川崎駅舎から、鶴見線の駅を見たところです。右上写真は、逆に鶴見線の浜川崎駅前から、奥の南武線浜川崎駅を見たところです。大した距離ではないものの、完璧に独立した駅となっているのは、JR線同士の乗り換え駅としては全国でも珍しいです。それにしても、写真で見る以上に、非常に長閑な光景でして、これだけで旅情を感じてしまう程です。遠くに行く事だけが旅の醍醐味ではなく、日常からの脱出に“旅”という精神があるのだと教えてくれるかのようでした。
さて、尻手駅に戻ります。この浜川崎支線は東海道貨物線と繋がっていると前述しましたが、更にその路線は尻手短絡線と言って、尻手駅の武蔵小杉駅寄りから南武本線と分離し(右下写真参照…左に分かれていきます)、近くを走るJR品鶴(ひんかく)線の新鶴見信号所方面へと繋がっています。こちらは旅客営業はありません。品鶴線…とは、聞き慣れない路線名だと思いますが、これは東海道本線の支線の通称で、品川駅で東海道本線と分かれて内陸寄りを走り、武蔵小杉や新鶴見信号所を通って、再び鶴見駅で東海道本線に合流する路線です。そう、これは現在はJR横須賀線や、湘南新宿ラインのルートとなっている路線でもあり、こちらの方が一般的な説明だとは思います。何だか説明が難しくなってきてしまいましたが(笑)、こちらの路線と結ぶ短絡線も、南武線の一部に含まれている…という事です。また、新鶴見信号所からはJR武蔵野線の貨物線にも続いているので、東京貨物ターミナル駅から来た貨物列車は、これらの路線を経由し、様々な路線へと貨物を運ぶ事が出来ているのです。
…さて、南武本線のルートに戻りましょう。まだ、川崎駅から1駅しか来ていません(笑)。南武線は『メガループ』と呼ばれている性質上、都心からの放射状に伸びる路線と多く交差をしています。これは、隣りを走るJR横浜線〔鉄道さんぽ 25.(JR東日本、横浜線編)参照〕と同じ環境にありますが、南武線の方が都心寄りの為か、昔からの住宅地の中を走るような路線というイメージがありますね。
そんな乗り換え駅として、重要な位置に締めるのが武蔵小杉駅です。元々、東急東横線との乗り換え駅として発展した駅ですが、2000年8月に東急目黒線が開業し、東横線が複々線化されたようなスタイルで新たに武蔵小杉駅に乗り入れてきました。JRもこれに負けじと、元々近くを走っていた品鶴線(横須賀線・湘南新宿ライン)にホームを新設(左上写真の、電車がいる辺りの上部に品鶴線は走っています…乗り換えには少々時間を要します)し、2010年3月に武蔵小杉駅として開業しました。この時はまだ改札外連絡となっていましたが、2011年6月には正規連絡通路が完成、現在に至ります。つまり、ここ15年の間に、計5つもの路線の一大連絡駅となったのです。加えて、東急東横線とJR湘南新宿ラインでは、都心と横浜地区を結ぶ路線として、お互いにライバル路線としての位置付けがなされており、サービスの向上に余念がありません。今までは横浜駅〜渋谷駅…での競争だったのが、現在では横浜地区〜武蔵小杉駅〜渋谷駅・新宿駅・池袋駅、埼玉方面…という、武蔵小杉駅を介して、更に幅を広げた競争に変化してきており、これからにも注目されますね。お陰で、武蔵小杉という街の人気度が上がっているのも事実です。
さて、先に進みましょう。武蔵小杉駅を出ると、武蔵中原駅、武蔵新城駅、武蔵溝ノ口駅と、「武蔵」と付く駅が4つ続きますが、この区間は快速列車も各駅に停車します。また、上り列車(川崎方面)は武蔵中原駅で、下り列車(立川方面)は武蔵溝ノ口駅で先行の各駅停車に連絡しています。せっかくなので、この先は快速列車に乗ってみて、南武線の(個人的には初の)快速運転を味わってみましょう。武蔵溝ノ口駅を出ると快速の次の停車駅は、小田急小田原線との接続駅である登戸駅となります。
通過駅となる途中の宿河原駅では、先頭車改造された205系が留置されてるのを確認出来ました(右上写真参照)。前述の浜川崎支線の車両と同じ先頭形状をしているのがお分かり頂けるかと思います。ちなみに、この留置線から発車した列車は、武蔵溝ノ口駅始発(そこまでは回送運転)の上り列車に使われます。
以前は、快速運転区間はこの登戸駅まででしたが、2014年3月から快速運転区間が稲城長沼駅まで延長されました。それまで川崎駅〜登戸駅間で運転されていた各駅停車も稲城長沼駅まで延長運転し、快速通過駅でも同等の運転本数が確保されています。この区間では快速は稲田堤駅にのみ停車します。京王相模原線との接続駅でもありますが、両者の駅は約400m程離れており〔鉄道さんぽ 16.(京王電鉄、相模原線編)参照〕、他の駅に比べると賑わいは少ないかもしれません。
稲田堤駅を出ると東京都に入り、最近高架化された矢野口駅となります。駅の手前で鶴川街道と交差していますが(右上写真参照)、高架前は踏切で、この道は以前、片側一車線の歩道無しの道路で渋滞が深刻な状態となっており、この区間はその為の高架でもありました。今では鶴川街道も拡幅され、バイパスルートも設置されているので、以前に比べると車の流れもスムーズになっています。
そして稲城長沼駅を過ぎ、ここからは全て各駅停車となって南多摩駅へ。この駅と次の府中本町駅の間で多摩川を渡り、その橋梁を撮影する為に当駅でも降りましたが、ここでついに、この鉄道さんぽ施行日の3日前の10月4日から営業運転を始めたE233系を目撃する事が出来ました(右下写真参照)。まだピカピカの状態で、沿線的にも珍しい存在なのか、カメラを向けるお客さんも多かったです。今後は非常にお馴染みになっていく車両で、逆に205系や209系が貴重になっていく事でしょう。
E233系が撮れたのは、今回は結局この時だけとなってしまいましたが、むしろ今押さえておきたいのは、既存の205系や209系でしょう。世代交代の期間を、ちゃんと見ておきたいように思います。その意味では、夕暮れの中の多摩川橋梁を走る205系(右下写真参照)が撮れたというのは、大変意味のある瞬間だったように思います。この天気を見ると、朝の台風時の様子が嘘のようですが…(笑)。ちなみにこのポイントは、以前の西武多摩川線の是政駅の近くでもあります〔鉄道さんぽ 2.(西武鉄道、多摩川線編)参照〕。
列車は多摩川橋梁を渡る手前で、左側からJR武蔵野貨物線と合流します。そして、多摩川を渡って暫くしてその武蔵野貨物線は南武線の上下線に挟まれるような形になり、府中本町駅へと到着します。この先の武蔵野線は旅客営業を行っているので、旅客案内上は当駅が始発駅と案内されます。南武線の上下線に挟まれる形で武蔵野線のホームがあるものの、武蔵野線のホームが島式で、それに相反するように?南武線のホームは相対式となっているので、両線の乗り換えは必ず跨線橋を使わないと出来ません。また、この先の武蔵野線との立体交差の関係上、南武線の上りホームは半地下のような構造に置かれており(右下写真参照)、このホームとの乗り換えは少々時間を要します。
府中本町駅を出て武蔵野線と分かれ、京王本線との接続駅である分倍河原駅に着きます。ここでの京王本線の下りホームとの乗り換えは、同じJR線同士の府中本町駅以上に簡単で、南武線の階段を上がると、連絡改札後にすぐホームがあるという感じです(右下写真参照)。恐らく、1分もあれば乗り換えは可能でしょう(上りホームへは地下道を通らないと行けません)。これは両社が構内を共用する共同使用駅となっている為で、管轄は全て京王電鉄が行っており、JRの社員は配置もされていません。
さて、辺りもすっかり暗くなってきて撮影も難しくなってきたので、このまま終点の立川駅まで進んでしまいましょう。府中市から国立市に入り、立川市に入ったところで何故か西国立駅という名前の駅を通り(笑)、終点の立川駅に到着します。勿論JR中央線との乗換駅でもあり、JR青梅線の始発駅でもあります。また、駅の西側には多摩都市モノレールも存在し、交通の要所としての機能も持ち合わせています。駅周辺は多摩地域一の繁華街でもあります。
日が暮れてきたので、最後の方はバタバタになってしまいましたが、無事に南武線のさんぽを終える事が出来ました。台風一過の遅い時間の始まりでしたが、E233系を含めて様々な車両を見る事ができ、また、快速運転を含め、正に今の南武線を味わえたという感じでした。派手さの無い路線ですが、前述した通り、南武線は東京メガループに組み込まれた路線でもあり、今後も発展性は大いにあります。まずは、本線の全ての車両がE233系に置き換えられるのが大きな変化といった感じでしょうか。その脇では、今後も恐らく現状を維持しそうな“支線”の存在もあるわけで、思ったより奥の深い路線なのかもしれませんね。
http://bridge-duo.com
まだプロフィールやライブ告知等、必要最低限なものしか載せていませんが、徐々に充実させていこうと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。その中でも、“CD”と書かれているページに行って貰うと、今度発売するアルバム『Fly Beyond』の収録曲と、それらの一部の曲の試聴が出来るようになっていますので、是非ともチェックしてみて下さい。今作品の雰囲気を少しでも感じられるのではないかと思います。
そして改めて、CD発売記念ライブのお知らせを…。
●10月20日(月)中目黒楽屋
Open…18:00~、Start…19:30~2ステージ
Charge…予約2500円、当日3000円(共にドリンク別)
Member…《Bridge》(Sax)郷原繁利、(Pf)竹内大輔
ウエブサイトと合わせまして、どうぞよろしくお願いします!
☆郷原繁利のブログ…http://sgohara.com
2日間とも、昼夜2回公演というスケジュールになっていたので、今回で計4回の公演が行われた事になります。勿論、その準備も入念に行われ、選曲の段階から考えると2〜3ヶ月に及ぶ大プロジェクトだったという事が出来ると思います…。バンドのメンバーと音を合わせたのも、今から約1ヶ月前の事であり、その後も何度かスタジオに入り、今月の頭には、本番を想定した会場(渋谷 Glad)でのリハーサルも行われた程でした(左上写真参照)。
さて、この NIROCK ですが、2時間半程のステージを行うという事で、その曲数も膨大な数になっていきます。今回、メドレー曲も幾つかお送りしたので、1ステージで20曲は軽く越えているでしょう。また、全4回公演ですが、全て同じ曲というわけではなく、日替わり曲も何曲か入れたりして、その日だけの雰囲気を楽しんで頂けるような考慮もしているので、選曲的には更に曲数は多いものになっているのでした。
流石に時間を掛けていますし、体力的にもなかなか大変な部分があったのも事実です。そして Vol.5 からサポートしているという事は、どう考えても4年が経っているわけですし、メンバー皆いい歳になっている事も否めません(笑)。そして2年振りの NIROCK 参加という状況だったわけですが、やはり関わる度に、当時の事を思い出すと言いますか、良い意味で刺激的であり、気合いの入る現場であったのでした。TRI4TH のライブですと、ジャズというジャンルをやっている部分もあると思いますが、どこかライブの空気感に合わせつつ、その場の状況で作っていくという感覚を強く持っています。しかし、NIROCK では練るに練り込まれたライブを入念に準備しておき、その上でのパフォーマンスが求められます。また、ライブの空気感はむしろ自分達が作っていく!というハッキリした意志表示があり、それが NIROCK の魅力でもありますが、公演を重ねる毎に感じていく事でもありました。歳を言い訳にしてる場合ではありません(笑)。
こちら、最終の4公演直前のメンバーの様子です。今回はジャケット着用という(1人例外はいますが…笑)衣装でステージに臨み、アンコールでは勿論 NIROCK Tシャツに着替えて(既にジャケットの下に着込んでいる人もいますが…笑)、バラエティに富んだ雰囲気でお届けしていきました。
そしてこちらが、全公演を終えた後のメンバーの様子です。1ステージが2時間半という事は、2日間で全部で10時間以上のステージをやり遂げたわけですが、それは晴れやかな表情にもなるというものです(笑)。本当に楽しい時間と、パフォーマンス的にも身になる時間だったと思います。改めて、どうもお疲れ様でした!…ちなみに、2日間目の10月5日は台風が接近している最中でもあり、公演後の天気は強い雨が降りしきる、結構大変な状況だったとも思いますが、そんな中でも多くのお客さんにお越し頂き、皆さんの笑顔と共に時間を過ごせて幸せでした。ありがとうございました!
それは、打ち上げも盛り上がるというものです(笑)。外は強い雨である上に、楽器等の荷物も結構な量になっていたので、最初からタクシーで帰ると決め込み(笑)、ライブを終えた余韻に浸りながらの、ゆったりとした時間を過ごせました。スタッフの方々も含め、ライブに参加したメンバーと、こういった時間を過ごしたのは本当に久し振りだったかもしれません。やはり、大事ですね…。
…終わってしまうと、あっという間だった NIROCK。来年はいよいよ10回目(10周年)という事になりますが、どのような展開を見せていくのか、今から楽しみです。きっと、また様々な人を驚かせ、楽しませ、踊らせ…、とてもハッピーなライブになるのではないかと思います。本当に色々とお世話になりました。またどうぞよろしくお願いします♪
☆新納慎也さんのHP…http://www.shinya-niiro.jp/
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆渋谷 Glad のHP…http://shibuya-glad.com/venue/

5月16日(木)