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 2014年に入って2回目の『鉄道さんぽ』はJR以外の私鉄の出番という事で、東武鉄道の野田線を取り上げたいと思います。東武鉄道の路線に関しては、昨年の6月に東上本線編を取り上げたので〔鉄道さんぽ 21.(東武鉄道、東上本線編)参照〕、JR以外の私鉄路線では早くも2路線目の訪問となったのですが、これには今年度に入って野田線に大きな変化があったからなのです。
 “東武アーバンパークライン”…。御存知でしょうか?…これ、実は今年の4月からの東武野田線の新しい愛称名なのです!…東武鉄道的には、都市(アーバン)近郊を走り、沿線に数多くの公園(パーク)が存在するから…との事ですが、個人的な野田線のイメージというと、東武鉄道の路線の中でも地味な方であり、都市…というより田畑や雑木林が、公園…というより、野田の醤油工場のイメージの方が強い路線でもあったので、何故にこのような名前が?…と考えてしまうのも無理は無いように思いました。
 …こう思ったのは自分だけではなく、沿線の方や鉄道ファンの方も同じように思ったらしく、何故名前を変えなければいけないのか…という意見や、愛称名が導入されたのが4月1日だったので、本気でエイプリールフールの一環だと思った方もいたそうです(笑)。
 …とは言え、最近の野田線は昔に比べると、沿線にも変化が生まれてきているのは確かです。野田線は大宮駅から春日部、野田、柏を通って船橋駅に至る路線で、東京30km圏内の東半分を結ぶ校外路線でありますが、1980年以降の宅地化は著しく、人口減少という傾向の中、利用者数は未だに伸びています。…しかし、埼玉県と千葉県にまたがって路線が形成されているにも関わらず、特急や急行等の優等列車は臨時列車を除いて一切走らず、実際、大宮駅から柏駅や船橋駅に行くには、野田線を使うより、乗り換えがあってもJRを使った方が早く到達出来ます。車両も、今までは東武伊勢崎線や東武東上線の“お古”を回される事が多く、2004年にやっと8000系に統一されたのですが、この時点で他の東武の路線では、8000系が通勤型車両で一番古いという状況でした。この状況は2012年まで続きますが、2013年になって突如、野田線専用に新型式車両の60000系が導入されます。野田線に新型式の車両が導入されたのはこれが初めての事で、これは流石に自分も驚きました。そして、この60000系の導入の少し前には、ステンレス車体の10030系も野田線に導入され(こちらは伊勢崎線や東上線のお古でしたが…)、こちらは何と塗装をわざわざ変えての導入となっていました(こちらも非常に驚きました)。
 つまり、野田線ブランド…というものを作っていっている感じがしたのです。野田線に自分が初めて乗ったは恐らく小学生くらいの頃で、中学生以降くらいになると、殆ど乗る事の無いまま現在に至ってしまいましたが、今回、約20年のブランクを持って“さんぽ”した野田線は、自分の予想以上に近代化が進んでいる路線でもありました。駅の発車ベルは全駅がメロディ化され、船橋駅には東武鉄道初のホームドアが…。流山おおたかの森駅の発展は凄まじく、清水公園駅周辺は“ソライエ”という、東武鉄道のマンションブランドの住宅都市開発が成される地域になり、その広告のキャラクターとして、“のだめカンタービレ”が起用されていたのです(確かに、のだめの名字は野田…笑)。
 確実に“アーバンパークライン化”が推進されていました。東武野田線の駅に立つと、野田線という表示は殆ど無く、既にアーバンパークラインの表記に取り替えられていましたが、東武鉄道では野田線を基幹路線と位置付けており、まだまだ今後に期待される路線としての意思表示もあるのでしょう。そんな野田線の今を、じっくりと味わせて頂きました。前置きが長くなってしまいましたが、それではどうぞ御覧下さい!


 ●日時…2014年4月26日 ●距離…62,7km ●駅数…35駅

 野田線の“さんぽ”は、起点の大宮駅から始めようと思います。野田線のように、東京を擦らないようなルートですと、どちらが上り列車で、どちらが下り列車…というのを定義するのは難しかったりするのですが、東武では大宮方面を上り、船橋方面を下り…と設定しているようです。こうなると、東武伊勢崎線と連絡する春日部駅では、伊勢崎線の上り下り列車とは方向が真逆になり、スイッチバックをする柏駅では、どちらも同じ方向に進むも、ちゃんと上り列車と下り列車というようになりますが、ちゃんとそこは徹底されています。

     

 混雑率としては、大宮方より船橋方の列車の方が僅かながら混んでいる状態ですが、大宮駅では出口が先端の1ヶ所しかないので先頭車両に乗客が集中し、全区間で最も混む状況になってしまっているようです。この為、女性専用車両は柏方の先頭車に設定されています。朝ラッシュ時(大宮駅は、少し東京から離れているターミナル駅なので、ピークは7:30前後)は4〜5分毎、日中は10分毎に運行されています。
 …では、船橋方面に向けて電車に乗ってみましょう。野田線の運転形態は、スイッチバックとなる柏駅でほぼ分断されていて、大宮駅〜柏駅と、柏駅〜船橋駅間の列車に大別されています。勿論、早朝・深夜を中心に柏駅を跨ぐ列車は設定されていますが、その本数は僅かです。また、ラッシュ時には区間列車も多数運転されていますが、春日部駅〜運河駅を中心に、まだ単線区間が多く残っているので、この区間では8〜9分間隔の運転が限度となっています。

     

 大宮駅を出て、次の北大宮駅の先まではJR東北本線と並走します。そしてそのまま野田線は右にカーブをして分かれ(右上写真参照)、大宮公園駅へと着きます。この北大宮駅、大宮公園駅(上りホームのみ)とも、出入口がやはり大宮側にしか無いので、ますます大宮方の先頭車両は混んでしまう結果ともなっています。

     

 大宮公園駅を出て暫くすると早速視界が開け、アーバンパークの“アーバン”な部分と“パーク”の部分が、早速この時点でどちらも体験出来る事になります(笑)。以前は後者のイメージの方が強かったわけですが、これから前者の“アーバン”な部分が伸びて来る事でしょう。…とは言え、この開けた区間は未だ昔の野田線の面影を残しているとも言えるかもしれません。車両もいつの間にか種類が増え、最新型の60000系(右上写真参照)、東上線や伊勢崎線から転属してきた10030系(左下写真参照)、今のところまだ主力の8000系(右下写真参照)の3種類の車両がそれぞれ活躍中です。8000系はこれから数を減らしていく運命にあるので、3種の共演も今の内なのかもしれませんね。

    

 また、実は野田線には定期的な臨時列車も設定されています。定期的な臨時…というのは変な言葉ではありますが、今のところ土曜日に運転が設定されています。それは2012年12月から運行された特急『スカイツリートレイン』というもので、主に東武日光線や鬼怒川線で使用されている6050系〔鉄道さんぽ 7.(野岩鉄道、会津鬼怒川線編)参照〕を改造した634型(この数字は、東京スカイツリーの高さである634mに因んでいます…)を使用し、大宮駅を12:30に発車する伊勢崎線直通浅草駅行きとして運行されています(逆方面の列車は回送として運行…右下写真参照)。

     

 この列車は、現在設定されている唯一の「野田線からの伊勢崎線直通列車」ですが、まだ宣伝が浸透していないのか、この日は野田線から利用している乗客は僅か…という状況でした。かなりの改造が施された車両で、窓も天井まで行き届き、座席の一部が窓側を向いている等、面白い趣向が凝らされているとは思うのですが、大宮駅から野田線を経由して(しかも、大宮駅の次の乗降扱いは春日部駅)スカイツリーに向かう…というのが、まだ浸透されていないのでしょう。週1回のみの運転というのも若干難しいと思うのですが、何とか頑張って貰いたいものですね。七里駅〜岩槻駅間等も辺りが開けていて(左下写真参照)、車窓的にも楽しいと思うのですが、やはり少し地味な印象なのでしょうか…。

    

 橋上駅舎化が進められている岩槻駅を過ぎます。以前は、ここまでが15分毎に2本運転されていて、ここからは単線区間になり15分毎に1本の運転となっていました。今では大宮駅からの複線区間は春日部駅まで進み、運転本数も全区間で10分毎となっています。つまりは、ここから先の利用者が比較的伸びたのだとも言えます。実際、どの駅もそれなりに乗降客数は多く、田舎の路線…と言うよりは、地元の人に愛されている郊外電車…という感じでした。これが今の野田線のリアルな姿なのかもしれません。

    

 そして、東武伊勢崎線と連絡する春日部駅へ…。先程、回送電車で見送った634型が、大宮駅で折り返して特急『スカイツリートレイン』として、伊勢崎線への側線を渡って行く姿が見えました(右上写真参照)。奥には東京メトロ半蔵門線の8000系の姿も…。この共演も、各社の相互直通が進んだ現代ならではの構図ではありますよね。

    

 春日部駅を出ると、大宮駅から続いてきた複線区間が終わりを告げ、ここからは単線区間となります。駅間の距離も少し長くなり、次の藤の牛島駅までは2、6kmあります。その駅に入る手前には、徳川家康入府前の利根川だった大落古利根川を渡ります(上写真参照)。元々、牛島という駅名で開業した藤の牛島駅ですが、東武には他に牛田という駅があって混同を避ける為と、付近に特別天然記念物である“牛島の藤”がある為に、観光誘致の意味も含めて、現在の駅名に変更されたようです。

    

 単線なので、駅は列車同士の行き違いを行う側面も持っているわけですが、日中は擦れ違う列車を極力待たないようにダイヤが配慮されていて、この駅でも殆どの場合、上りと下り列車が同時に進入してきます。春日部駅から当駅までの距離が前述通り2、6km。そして次の南桜井駅までが2、8kmで、野田線の単線区間での最長駅間距離となっていますが(野田線自体の最長駅間距離は、豊四季駅〜柏駅間の3、2km)、ここは片道4分弱の距離となっていて、これが野田線の運転間隔が8〜9分以内に縮められない大きな理由です(ダイヤは、少し余裕を持った設定にしなければなりません)。勿論、複線区間での増発はなされているのですが、この付近ではそもそも利用者も多くない区間なので、現状でも大丈夫なのでしょう。

    

 南桜井駅からは、江戸川橋梁までの約1km程だけ複線になっています(左上写真は、複線区間と単線区間の境目の所です)。日中が10分間隔となっているので、片道に4分弱掛かる区間があったとしても、結局は1分程時間調整をしないと、次の列車と擦れ違えない状況にあるわけですが、南桜井駅を出て暫くは複線区間になっているので、この区間で上下列車が擦れ違い、うまい具合に駅で時間調整をしないで済むダイヤになっているのです。このように、現状単線区間が残っているものの、実質的には日中は複線と同等の流れを維持しており、この区間での複線化はまだ計画されていないようです。この先では江戸川を渡りますが(右上写真参照)、暫くはこの景色は維持される事でしょう。

    

 江戸川を渡って千葉県に入り、千葉県最北端の駅(笑)川間駅を過ぎて、野田線の車両基地が隣接している七光台駅に着きます。この次の清水公園駅と並び、野田線の中では乗降客数の最も少ない区間を通りますが、車両基地が隣接しているので、当駅始発・終着の列車が設定されています。また、運転士はここで交代します。清水公園駅も、現在では野田線で一番利用者が少ない駅となっていますが、前述の通り“ソライエ”が開発されてからは、恐らく賑やかになってくる事でしょう。まだまだ潜在性を秘めている区間とも言えるのかもしれません。

    

 そして、野田線の路線名の元にもなっている野田市駅へ…。そもそも野田線は、この野田市駅から柏駅まで、醤油を運ぶ貨物輸送の為に建設された路線でもあるのです。…かつては野田市のキッコーマン本社内に運搬用の駅が存在し、それこそ柏駅経由で、全国に醤油が輸送されていたのだとか…。今での名残と言えば、駅構内が広くとられている事でしょうか。この付近は将来は高架化が予定されていて、完成すると島式ホーム2面4線の駅になるようです。急行列車等の速達列車が設定されそうな予感がしますね!

    

 野田市駅を出ると、徐々に柏駅に向かうに連れて利用者が増えていく感じになります。途中の運河駅からは複線となり、利用者の増加も顕著になりますが、その中で、最近の野田線の中で特に変貌を遂げた風景となった、流山おおたかの森駅は、取り上げないわけにはいきません。
 当駅は、つくばエクスプレスが開業した2005年に8月24日と同時に、野田線にも新しく開業、併設された駅です(ちなみに、東武鉄道の中で一番新しい駅でもあります)。当駅から、つくばエクスプレスの快速を利用すると、北千住駅までは15分、秋葉原駅までは25分で着いてしまいますが、これは同時に、野田線沿線の駅からも都心が飛躍的に近くなった事を意味しています。利用者は年々伸び続け、中間駅としては柏駅(中間駅と言って良いのか…笑)、春日部駅に次いで、3位の乗降客数を数えます。
 つくばエクスプレス側も快速が停まる駅なので全体的に駅の規模も大きく、現在では駅に隣接して“流山おおかたの森 S.C.”もあり、ここで1つの街が形成されているような状態です。当然、付近の宅地化も著しく、10年前とは景色が一変してしまったかのようです。…とは言え、森林もある程度残しながらの開発ともなっているようで、駅名に相応しい、過ごしやすい街を目指すべく、これからも発展していく場所となるでしょうね。

    

 当駅から、次の駅の豊四季駅までも歩いてみましたが、途中から、昔からあった住宅街エリアに入っていく感じがなかなか面白かったです。この辺りもまだまだ緑は残っていて、こちらは昔ながらの野田線の風景だったので、1駅でこんなに景色が変わるのかと、何だか不思議に思ったものでした。この豊四季駅を出ると、JR常磐線との連絡駅、柏駅にいよいよ到着します。

    

 柏駅に入る直前に、進行方向右側から、船橋からの線路と合流します。前述したように、野田線の当駅はスイッチバック式の駅となっており、ここから大宮方面も船橋方面の列車も、同じ方向へと発車していきます。…とは言え、日中にこの駅を跨ぐ列車は設定されておらず、ホームも分かれているので、あたかも別路線のような雰囲気になっているのですが、ホーム自体は頭端式となっているので、6号車の先に行けば、階段を使わずにスムーズに乗り換えが可能です(右上写真参照)。

 列車を乗り換え、野田線の柏駅〜船橋駅間の部門?に入ります。この区間は、大宮駅〜柏駅の全線で10分毎運転のダイヤになる前から、日中は10分毎の運転が行われていた区間で、どちらかというと変化の少ない区間でもあるのですが(笑)、新鎌ケ谷駅の開業や、柏駅〜新柏駅の間に新駅の構想、そして将来は全区間の複線化が予定されており、地味ながらも、徐々に便利になってきている感もあります。
 柏駅からの複線区間は、3つ先の逆井駅までで、ここから高柳駅、六実駅までの2駅のみが単線区間で残っています。単線区間の列車の擦れ違いは高柳駅で行っており、ここも日中は殆ど待つ事がありません。…とは言え、朝ラッシュ時にはやはり、行き違う列車を待つ事もあるので、複線化を期待したいところですね。

    

 そして新鎌ケ谷駅へと着きます。北総鉄道(京成電鉄成田スカイアクセス線を含む)、新京成電鉄(右上写真の左奥の列車)が乗り入れる駅であり、3路線が乗り換え出来る大きな駅ではありますが、歴史は比較的新しく、野田線に駅が出来たのは1999年の事です。この3路線の中で歴史が一番新しいのは北総鉄道(当時は北総開発鉄道)ですが、1979年に開業した当時、この時点で3路線が交差する部分となったものの、まだこの付近に駅はありませんでした。この場所は当時、梨園や畑が広がる結構喉かな場所で、市街地等はまだ形成されていないような状態だったのです。ちなみに、北総鉄道と新京成電鉄は、この時点では隣の北初富駅で連絡し、北総鉄道が暫定的に新京成電鉄に乗り入れていました。そして1991年になって、北総鉄道が京成高砂駅まで延伸になった際に、ついに新鎌ケ谷駅が誕生します。しかし、この時点ではまだ新京成電鉄には駅は無く、1年後の1992年にようやく開業、そしてこの時に新京成電鉄と北総鉄道の乗り入れは中止されます(現在、北総鉄道は、京成電鉄やその先の都営浅草線、そして京浜急行線等と相互直通運転を行っています)。この時点でも、東武鉄道は依然として駅を設置しない方針だったのですが、地元の強い要望から1999年に野田線にも新鎌ケ谷駅が開業し、現在に至るのです。
 このように、3路線が交差するようになってから20年経って、やっと3路線の駅が揃った形となったのですが、当然の如く利用者は伸びており、前述の流山おおたかの森駅に次ぐ利用者数となっています(この次に岩槻駅となります)。成田スカイアクセス線が出来てから、当駅から成田空港までも行ける事になったので、更なる伸びが期待出来る事でしょう。
 この新鎌ケ谷駅の次の駅が、かつての鎌ヶ谷市の中心駅だった鎌ヶ谷駅です。高架の立派な駅ですが、新鎌ケ谷駅の大規模開発によって、その中心的役割を失いつつもあります。当駅から徒歩10分くらいの所に新京成電鉄の初富駅があり、新鎌ケ谷駅開業前は、こちらが新京成電鉄との乗り換え駅に指定されていました。

    

 さて、大宮駅から長らく続いてきた野田線の“さんぽ”も終わりが近付いてきました。鎌ヶ谷駅から4つ目で、終点の船橋駅に到着です。ホームの先端からは東京スカイツリーも望む事が出来ます(左上写真参照)。ホームには東武鉄道初のホームドアが設置されており、駅は東武百貨店の2〜3階(左下写真参照)に位置しています。ちなみに駅照明はLED化されており、何気に東武の駅の中でも現代化が進んでいる駅とも言えましょう。

    

 これで野田線の“さんぽ”は終了です。朝10:00頃から始めて、すっかり暗くなるまで乗り継いできましたが(笑)、自分の想像内の野田線と、想像外の野田線が入り乱れ、ついつい書く事が多くなってしまいました…。それほど、現在の野田線、いや、アーバンパークラインには変化が沢山訪れていたわけでしょう。勿論、現在もまだ過渡期と言ってよく、これから10年、20年後には更なる変化が起こっていきそうです。その頃にはどんな姿を見せてくれるのでしょうか。自分も楽しみに見守っていきたいと思います!

 ☆東武鉄道のHP…http://railway.tobu.co.jp

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 ちょっと思い立ちまして、竹内大輔ソロピアノライブをやらせて頂く事になりました。日にちは6月1日(日)で、場所はよくお世話になっている外苑前 Z・imagine にてです!


    ○6月1日(日)外苑前 Z・imagine
Open…18:00~、1st.…18:30~、2nd.…20:00~、
Charge…2500円(ドリンク別)
Member…(Pf)竹内大輔

  

 恐らくピアニストなら、誰でも一度はやってみたいソロピアノライブ…。ついに
 自分もやらせて頂きます!…今まで、ソロピアノライブというと、複数編成での
 ライブの中で、ちょっとソロピアノの時間を設けたり、または地方等に呼ばれて
 行ったりする際に演奏した事はありましたが、自分が企画して行うものとしては
 初めてだと思います。今から選曲に悩むところですが、せっかくなので、トリオや
 バンド編成でのライブで取り上げる曲だけではなく、ソロピアノならではの曲や、
 ちょっと意外に思われそうな曲?等も視野に入れつつやっていこうと思います。
 本当に自分1人のみなので、ピアニスト的にはよく、丸裸にされる感じ…という
 意見を聞くのですが(笑)、そんな雰囲気も楽しみつつ演奏していきたいですね。
 お馴染み Z・imagine にて、自分らしくやっていきます。よろしくお願いします!


 …という感じです。色々と書いていますが、自分としては、だいぶ思い切りを付けて臨んだつもりです…(笑)。どんな流れになるか分かりませんが、竹内大輔のピアノを思う存分楽しんで頂ければ幸いです。是非ともお待ちしております!

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 …昨日の深夜の事になりますが、吉祥寺の Leda スタジオにて、ボーカル・ギターの丸本達也さんのレコーディングに参加してきました。これは、今度の6月13日(金)に、自分達がよく出演している吉祥寺 Manda-la 2 にて行われるワンマンライブに向けての新作CDの為によるもので、丸本さんの作品に自分が参加させて頂くのも、今回でついに3作目となりました。
 吉祥寺 Leda スタジオは1作目〔丸本達也レコーディング参照〕、2作目〔丸本達也、2作目のレコーディング参照〕でも使っているスタジオで、自分達も既に勝手が分かっている場所でもありますが、今回も今まで同様、深夜の0:00〜朝の5:00というスケジュールで、過酷にやらせて頂きました(笑)。

    

 以前にも言いましたが、5時間…という時間はあれど、機材のセッティングやトラックダウンの時間等も考慮すると、実質な録音時間は3時間〜4時間が限度です。そして、丸本さんから言われたレコーディング曲数は何と7曲!…丸本さんとのデュオ編成と言えど、かなりタイトな行程になるのは止むを得ません。
 しかし、流石はそこは丸本さんで、今回のレコーディングの流れは事前に細かく決めてきていたのでした。後で聞くと、その行程を考えるのに一番時間が掛かったそうですが(笑)、そこにはレコーディングをしていく曲の順番、歌詞を含めた曲詳細、注意点等が書かれていて、これが録音をスムーズに進められるのに一役買ったと言っても良いでしょう。実際、録音の行程は順調そのもので、それこそ1曲平均30分ペースを基本に、3時間半で無事に全7曲を録り終える事が出来たのでした!…しかも、この間に丸本さんはコーラスも重ねたりしているのです。本当にお疲れ様でした。

    

 録音した7曲の発表は、またの機会を待つ事にしましょう。これからミックス、マスタリングという作業が続き、徐々に完成品へと近付いていくのが待ち遠しいものですが、恐らく前述したワンマンライブでの発売が期待されそうです。より円熟度を増した自分達の作品を、どうぞ楽しみにしていて下さい!…所々に写真に林檎が写っていますが、これもいずれ分かる時が来ると思いますので(笑)♪

 ☆丸本達也さんのブログ…http://blog.livedoor.jp/waits2/

 ☆吉祥寺 Studio Leda のHP…www.studioleda.com/

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 昨日はボーカルの彬子さんのバンドで、“春歌酒党話参会”というイベントへの出演をしてきました。“春夏秋冬”ではなく…という事ですが(笑)、彬子さん主体で企画されたイベント…というよりは、今回の出演バンドのリーダー同士で生み出されたイベントのようです。今まで、彬子さんが主体となったイベントは何度か行ってきたのですが、今回は彬子さん含めて全3バンドのリーダー皆で行われたというのが新しい部分でもありましょう…。場所は南青山 Mandala にて行われ、それぞれの個性がぶつかり合った1日にもなりました。

    

 それは最初のオープニングというコーナーで明らかになりました。これは、今回の出演バンドのボーカリストである、黒崎ジュンコさん、Usshy さん、そして彬子さんの3人全員がステージに出てくる時間ではあるのですが、特に歌を歌うわけではなく、座りながら、ただただトークを続けるという、ある意味で前代未聞の時間が流れていたのでした(笑)。それぞれの前にはお水が置かれ(彬子さんだけ白ワインでしたが…笑)、長い時間になる事を伺わせたものでしたが、それよりもこの3人の個性力の強い事強い事…(笑)。最初は恐らくお互いに探り探りな部分がありつつも、それでもちゃんと3人の世界観にまとめる等、成程、何かしら皆で通じ合う部分があるのかもしれません。そのまま、黒崎さん、そして Usshy さんの出番へと続くも、どこかでそういった世界観を匂わせるようなステージになっていたのは、やはりこのイベントのタイトルである“
春歌酒党話参会”の良き協力者である…という部分が大きかったのでもありましょう。

    

 それぞれの出番ではコラボステージというのが行われました。黒崎さんのステージには Usshy さんが、Usshy さんのステージでは彬子さんが(右上写真参照)、そして、彬子さんのステージでは…という感じで、もう説明する必要は無いでしょう(笑)。お互いが、お互いのステージに立てる事を楽しみにしていて、そして精一杯のステージングを行う…。これぞコラボステージの魅力だという事を教えられた感じでもありました。

    

 …そんな流れもあって、3番目と今回最後の出番だった自分達のステージも、非常に和やかなムードで始まったように思いました。初めは緩い感じから、徐々に勢いを付けていくような流れを盛り込み、3曲目には早速新曲、“恋の Satisfaction”をお送りします。途中にはクラップを入れたりして(左下写真参照)、お客さんにも手伝って頂いたりして、また一段階盛り上がった感じに進めていけたのではないかと思います。

    

 そして、お待ちかねの黒崎さんを招き入れ、大人な感じで“N”をお送りしました。歌い手が変われば、また表現も変わると言いますか、恐らく楽器演奏側としても、触発された部分があったかもしれません。この時間もまた、今回だけにしか実現出来ないものになったと思いました。

    

 ここまでずっと勢いを付けて演奏してきたので、久し振りのバラード曲として“Listen”を演奏しました。これもまた、良い変化の1曲になった事でしょう。そして最後の曲には、お客さんにも歌って貰う部分がある“Dance With Me”へ…。いつもに増して、感情豊かに演奏出来た1曲になったのではないでしょうか。

    

 そして勿論アンコールへとなだれ込みます。ここで、黒崎さん、Usshy さん双方を呼び出し、何故か皆で乾杯をしてから(上写真参照…笑)、最後の最後の全員でのコラボ曲、泉谷しげる氏の“春夏秋冬”を皆で歌い、締めの時間とさせて頂きました。この曲は、シンプルな曲ではありますが、シンプルなだけに、それぞれの声が個性的に響く曲でもあったようにも思いました。そして改めて、
“春歌酒党話参会”というタイトルも響いた時間になったのでした。

 こうして今回のイベントは終了となりましたが、皆が作り出していたというのが、何より今回の成功を物語っている気がしました。雰囲気も楽しく、最初から最後までお酒が付き纏った1日だったというのも、ある意味でイベントのタイトルに沿った内容になっていたのだと言えるかもしれません(笑)。今後もタイトルを変えつつも、こんな雰囲気のあるイベントをやり続けていけたら楽しいでしょうね。そんな部分も期待しつつ、また次回に備えたいと思います。どうもありがとうございました!

 ☆彬子さんのブログ…http://ameblo.jp/akiranochikara/


 ☆Usshy さんのHP…http://www.hiro-fun.co.jp/usshy/


 ☆南青山 Mandala のHP…http://www.mandala.gr.jp/aoyama.html

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 フルートの西仲さんの沖縄ライブに参加してきました。場所は、今まで何度かライブをやらせて頂いた事のある、うるま市の Cafe N's Garden というお店にてで、ゲストに三線と唄うたいの古謝美佐子さんを迎えて、大々的にお送りしていきました。

     

 自分の行程としては、ライブが行われた4月20日に現地沖縄入りしたのですが、次の日に帰るわけではなく、我が儘を聞いて貰って1日多く滞在させて頂き、昨日の22日に東京に帰ってきました。今年初の沖縄訪問だったので、この1日多い滞在は嬉しかったです。お陰様で、充実した時間を過ごせました。

     

     

 だいぶ飛行機撮影に勤しみましたけど…(笑)。

 …ライブは本当に多くのお客さんにお越し頂き、楽しい時間を過ごす事が出来ました。今回は西仲さん的にも挑戦が多く、アルトフルートや琉笛(りゅうてき)の初披露がなされたり、琉球打楽器の三板(さんば)を取り出してみたりと、盛り沢山でした(三板は、古謝さんが上手過ぎてビックリしました…笑)。そして古謝さんとは3度目の共演でしたが、ステージに立つ姿は、正に琉球文化そのものという存在で、自分は本当に貴重な体験をしている…と改めて思ったものでした。
 西仲さん、古謝さん、自分…という組み合わせも、徐々にサウンドがしっかりしていく手応えもあり、既にまた御一緒したい気持ちで一杯です。きっとその機会がやってくると信じて、また今回のツアーの詳細も、後日に書き記したいと思います。

  

 そして、自分への沖縄土産として三板を買ってしまいました♪…古謝さん直々に叩き方も教わりましたので、次の機会までに練習しておきたいと思います。そんな楽しみも出来つつ、皆さんどうもありがとうございました!

 ☆西仲美咲さんのHP…http://misakinishinaka.com

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 今日は、パーカッション&ドラムの伊藤樹明(以下、ミキヤ)率いるバンド、Bryant Park の初ライブをやってきました。メンバーはミキヤをリーダーとして、ピアノに自分、そしてベースに池田暢夫君の3人編成…と、つまりは過去に何度かライブをやっている伊藤樹明トリオ〔伊藤樹明、ニューヨーク修行報告会!&一気に2013年の記憶を吹っ飛ばそう忘年会!参照〕と同じメンバー構成なわけですが(笑)、リーダー曰く、バンドのコンセプトがとにかく違う…との事らしいのです。
 それまでの音楽感を踏襲しつつも、どこかで聴き馴染みのあるような曲も入れながら、誰にでも聴きやすいライブを目指す…といった感じでしょうか。確かに、ディズニーやジブリの曲も入れたので、以前とは異なったコンセプトもあるのでしょうが、やはり基本的には、ミキヤのこれまで培ってきた音楽を外に披露する場…というのが大きな意味を持つライブでもありましょう。まだまだライブの本数は多いとは言えないミキヤですから、今は1回1回のライブが本当に大切な時期でもあるのです。…とは言え、そんな今日は早速ミキヤの遅刻から始まりまして(笑)、ジャンベを担いでお店に向かう彼を盗撮したものでした(左下写真参照)。まだまだ放ってはおけない彼なのです(笑)。

    

 今回は、長めの1ステージのみの演奏となりましたが、自分達の前にオープニング・アクトとして、ミキヤがセッションの場で知り合ったという、パーカッションの木川保奈美さんが自身のトリオで出演してくれていました。メンバーは、自分や池田君より全然若い方達でしたが、武蔵野音大や、洗足学園の出身だそうで、共通の知り合いが既に何人か居て面白かったです。やはり音楽の世界は狭いのです。

    

 この木川保奈美さんのトリオは、ラテン・サウンドのマナーを大切にしつつ、カバー曲は勿論の事、オリジナル曲にも挑戦しており、特にオリジナル曲は、キャッチーな一面を持ち合わせつつも、ラテンのテイストをふんだんに取り入れていたりして、間口を広げて演奏を展開している姿勢が印象的でした。そして、本当に楽しそうに楽器を弾いていました。音楽に対して、真正面から向き合っている証拠とも言え、とても楽しい雰囲気で自分達のステージに繋げてくれたのではないかと思います。

    

 …という事で、自分達 Bryant Park の出番となりました。このネーミングになってからは初めてのライブという事になりますが、伊藤樹明トリオとしては何度か演奏をしているので、変に緊張をする部分は無かったと思います。むしろ、1曲目に“Spain”を持ってきたのが驚きでしたが、これも Bryant Park スタイル…なのでしょうか(笑)。確かに、盛り上がるには盛り上がった選曲ではありました。
 今回の自分達の1つの目玉として、ミキヤの初のオリジナル曲をバンドで披露した事が挙げられるでしょう。何だかんだで3曲も用意され、そして無事に演奏する事が出来ました。…この、無事に…と言うのは決してオーバーな表現ではありません。ミキヤ自身、譜面が書けるわけでも読めるわけではないので、自分がミキヤの鼻歌の録音を聴いてハーモニーを付け、そして構成を手伝い、やっと譜面にして今日に至っている背景があって、ホントによく3曲も出来上がったものだ…と、自分自身が感心してしまう部分でもあるのでした(笑)。

    

 今回のライブは、決して準備が完璧という状況ではなかったのですが、その中でよくやっていけたと思います。気になるのは、結局はオリジナル曲を押して、パーカッション・ソロもたっぷりと回しつつ、ライブならではの白熱感で盛り上がった部分があったわけですが、これが当初の Bryant Park のコンセプトに沿っているかどうか…という事でしょう(笑)。まあ、コンセプトは後から付いて来るものでもあるので、まだあまり気にしなくても良さそうですが、1つの分岐点として、考えなければいけない事柄かもしれません。わざわざバンド名を付けて、今後の展望を見越しているわけですから、また次回以降がどんな姿になっているのか、自分も楽しみに待つ事にしましょう。
 色々な事が交錯したライブでしたが、まずは Bryant Park の初ライブ、お疲れ様でした。今後も温かく見守って頂ければ幸いです!

 ☆伊藤樹明のブログ…http://ameblo.jp/djembe-mikiya/

 ☆所沢 Mojo のHP…http://www.mojo-m.com/

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 立川駅から、JR青梅線で3駅目の中神駅…。Jazz Drop というお店は、この駅の南口から歩いてすぐの所にありました。コンビニのある建物の3階に位置していたのですが、実際に3階に上がってみると、予想を裏切られるような光景に驚かされます。階段を上がるとお店の中…ではなく、一瞬外に出たような感じになり、その先にお店があるのです…。そして、その外の部分はテラス席としても開放されていて、お店の窓も全開にすると、外と一体となるライブ空間の出来上がりです。

    

 そして満月の夜となった4月15日(火)に、今回の月光浴ライブは行われました。晴れの日となったこの日は、お店からはちょうど満月が望め、正に月光浴というイベントに相応しい状況となりました。更に Jazz Drop は珍しく、地ビールを置いてあるお店でもあります。早速本番前に多摩の地ビールを頂きつつ、満月の光を一杯に浴びて、今回のライブをスタートさせました。

    

 今回のライブは、タップダンサーの丹精君に誘われて実現しまして、トランペットに、自分は初めましての松木理三郎さんを加え、3人編成でお送りしました。ちなみに、この日は自分の新キーボード、SV-1 の初ライブ披露の日ともなりましたが、キーボードスタンドも抱えての電車移動はなかなか大変で、その思いを吹き飛ばすぐらいの演奏に(笑)していきたいものでした。

    

 自分と理三郎さんは建物の中に、そして丹精君は建物の外にタップ板を広めに敷き、お店の全体を使ってステージを表現していきました。お客さんも本当に沢山の方にお越し頂き、天気が良かった事もあり、テラス席を選んで座って頂いた方も多かったです。お客さんと自分達を合わせると、客席とステージの空間が入り交じったような環境になっていたと思うのですが、それがまた人懐っこい丹精君らしい、今回のライブの特徴に繋がったのではないかと思いました。派手さと和やかさが同居した、丹精君だからこそ成し得たライブでもありましょう。

    

 ただ、流石に音を外に出し過ぎたのか(笑)、近隣に考慮して、2ステージ目からは丹精君も室内で演奏していきました。今回取り上げた曲は、ジャズ・スタンダード曲をメインとするも、他にも“花”や“Tears In Heaven”等の有名カバー曲も取り上げ、様々な方が楽しめるようなセットリストを組んでいきました。勿論、“Armando's Rhumba”や“Cute”等、タップが生きる曲も多く取り揃えています。ライブも終盤になるにつれ、どんどんヒートアップをしていって、丹精君も汗だくになっている様子が伺えたものでした(笑)。最後にはアンンコールも頂いて、お客さんもヒートアップ…。正に、客席とステージが一体になった瞬間でした。何だか、あっという間の時間だった気がします…。

    

 いつの間にか月の高さも上がっており、ついに店内からはその姿が見えなくなってしまいましたが、月光浴ライブとう名に相応しい、色々なパワーを貰えた1日となりました。個人的には初めてのお客さんが多かったのですが、沢山の方に喜んで頂けたようで良かったです。その方達にとって、今回のライブで元気を貰ったと言って頂けたのですが、本当に元気を貰えたのは自分達だったような気がします。とても温かみのあるお店の雰囲気と、温かい方々に囲まれて、とても印象的な1日を過ごせました。…この日は夜になると、少々肌寒くなってきてしまっていたのですが、夏の日のテラス席とか、最高でしょうね(笑)♪…またどうぞよろしくお願いします!

 ☆中神 Jazz Drop のHP…http://jazzdrop.com

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 昨日は、Primitive Art Orchestra(P.A.O.)というバンドのライブを見に、渋谷 Room まで行ってきました!…このバンドは、ドラムに伊藤隆郎さん、キーボードに bohemianvoodoo のピアニストである木村イオリ君、そしてベースに森田晃平君という、いわゆるピアノトリオの編成で成り立っているのですが、ジャズ・アンビエントと称される独特なサウンドは以前から気になっており、今回やっと生ライブを見る事が出来たのでした。
 隆郎さんは当然 TRI4TH でお馴染みで、森田君も昨年自分と共演しており、イオリ君も対バン等でよく顔を合わせる仲でもあります。…言わば、個々の演奏は共演や対バンで既に聴いた事があったわけですが、その3人がどのような新たなサウンドを作っていくというのは、非常に興味深い部分でもあったのでした。

  

 この日は投げ銭ライブとなっていて、徐々に徐々にお客さんが集まってきた感じでしょうか。勿論、最終的な多くのお客さんで一杯になっていました♪…今回のお店は自分は初めて訪れましたが、クラブっぽい雰囲気で、DJやR&Bのようなサウンドが聴こえてきそうな(実際に流れてましたが…笑)、そんな場所でもありました。
 ステージは、たっぷり2ステージ行われていて、曲数は少なかったものの、1曲1曲の中に凄くドラマティックな部分があって、心地良い満足感が得られました。また、それぞれの曲に世界観があり、その世界観の変化も楽しく、あっという間に時間が過ぎていった感じでした。
 お店の雰囲気から察するに、何となくクラブ・サウンドのようなビートの強いものを予想していました。勿論、そういった曲もあったのですが、それよりも、1つの曲…というより、1つのモチーフとでも言うのでしょうか…。そこから演奏メンバーで徐々に徐々に発展させていく過程が楽しく、3人がそれぞれ主導権を握って見せていく時間は、確かにアンビエントな世界でもあるのでしょう…。誰か1人が生み出したフレーズに、他の2人が馴染ませながら演奏していく状況は、1つの大きなテーマに漂う船のようでもありました。そしてそれは、誰もが船長になれる船であり、航海を続けていたのでした。

  

 サウンドそのものも個人的に好きな感じでしたが、実は自分でやろうとは思っても、このような音楽はなかなか出来るものではありません。自分の場合に当て嵌めてしまいますが、サウンドは好きなものの、どうやってライブで表現したら良いのか、そこはずっと答えが出せない状態でもあったのでした。しかし、今回のライブを見て、その答えの1つが見出だせたと言いますか、何だか目の前が晴れた気分でもありました。成程、こうやるのか…と。
 個人的に、自分でもピアノトリオをやっている身として、この日のライブは大変刺激になりました。勿論、自分ではまた異なるやり方をもって、自分らしい世界観に挑戦していけたらと思います。今回、P.A.O. はライブとして見させて頂きましたが、CDという形ではどんなサウンドを作っていくのか、こちらも興味深い所ではあります。要注目トリオなのは間違い無いです。どうもお疲れ様でした!

 ☆渋谷 Room のHP…http://www.theroom.jp

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 4月9日(水)、11日(金)、そして、遡れば先月の3月22日(土)も…と、フルートの西仲美咲さんと共に東京でのライブ・ツアーが敢行されました。これは、毎年この時期に行われている西仲美咲さんのバースデー(4月12日)を中心に色々と組まれたもので、今回は誕生日当日のライブとはなりませんでしたが、それでも全部で3日間のスケジュールが実現しました。それぞれの場所で多くのお客さんにお越し頂き、大変充実した期間になったと思います。

  

 今回のツアーの初日とも言える3月22日(土)は銀座わしたショップにて、デュオ編成でお送りしました。この日が西仲さんとの今年初のライブとなりましたが、場所も場所だけに、沖縄の空気をそのままに表現でき、オリジナル性が溢れるライブになったのではないかと思います。いつもは時間オーバー目にお送りしてしまっているので、この日は曲数を少なめにし、1曲1曲に余裕を持たせるようにセットリストを組んだのですが、結局アンコールを頂き、そしてまさかのダブル・アンンコールまで突入してしまったので、良い意味で、結果的に非常に盛り沢山なライブになったと思いました。お客さんとの意志の共有が、良い方向に働いたのかもしれません。

  

 そして4月に入り、9日(水)はお馴染みの吉祥寺 Meg にて、やはりデュオ編成でお送りしました。ここは、最近の西仲さんのバースデー・ライブでは必ずと言って良いほど組み込まれているお店で、それくらい思い入れの強いお店とも言う事でしょう。自分達の原点に立ち返られるような場所でもあり、有りのままの現在のこのデュオ編成の音楽を見せられたと思いました。

    

 そして11日(金)は学芸大学珈琲美学にて、こちらはパーカッションにスズキトモヒサ君を迎えて、ベースレースのトリオ編成でお送りしました。スズキ君は西仲さんと初共演となりましたが、熱心に、そして誠実に西仲さんの音楽を汲み取ろうとしていて、良いサウンドになっていけたと思います。
 この日が一番誕生日に近かった事もあり、お祝いで駆け付けてくれたお客さんも多く、自分達にとって非常に珍しい方も突然遊びに来たりして頂いて、驚いた反面、とても嬉しかったです。最後には皆でバースデー眼鏡で写真を撮ったりして(右上写真参照)、多くの方と良い時間を過ごせたと思いました。どうもありがとうございました!

 東京でのライブは、ひとまず、以上の3日間となりましたが、来週には沖縄でのライブが控えています。こちらもまた更なる良いサウンドを目指して、そして多くの方に自分達の音楽が届けられるよう、楽しんで行ってきたいと思います。こちらもどうぞよろしくお願いします!


    ●4月20日(日)うるま市(沖縄)Cafe N's Garden
Open…18:30~、Start…19:00~2ステージ、
Charge…前売り3000円、当日3500円(1ドリンク付)

Member…(Fl)西仲美咲、(唄,三線)古謝美佐子、(Pf)竹内大輔


 今回の模様も、後日にツアー日記として、3日分を書いていきたいと思いますので、こちらも気長に(笑)お待ち頂けたらと思います。

 ☆西仲美咲さんのHP…http://misakinishinaka.com

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 先日、ベースの関谷君がリーダーとなるバンドである黒船の初のPV撮影を行ってきました。黒船は昨年の12月にレコーディング〔黒船、初めてのレコーディング参照〕を行い、この音源の作品化を着々と進めていますが、今回のPVも、その準備の一環と言えるでしょう。作品の発売前にPVを公開し、より多くの方に黒船の魅力を伝える事が出来ればと思います。

    

 撮影は、大田区にある本妙院というお寺にて行われました。住職の多大なる協力を経て実現したもので、メンバーが演奏している場所は、なんと本堂です!…津軽三味線と奄美島唄という、2つの日本文化を併せ持ったバンドに相応しい舞台ではないでしょうか。自分も、先日購入した新キーボード〔新キーボード購入!参照〕を持ち込み、撮影に備えます。新キーボードの初仕事の場所が本堂で、しかもPV撮影というのは、なかなか面白い縁を持ったものです(笑)。

    

 今回、女性陣は着物、男性陣は黒スーツ、そしてリーダーの関谷君はロングの上着という格好になりまして、黒船流の独特な世界観が出来上がりました。当然、撮影時間は限られていた為、のんびりと進行していくわけにもいかなかったのですが、そこは良い緊張感を持って、皆で集中して臨めたように思います。

    

 撮影は殆ど休憩無しで、とにかく沢山撮った…という感じでした。場所が場所だけに、レンズに入るもの全てが特徴的な環境ではありますが、そこから如何にバンドの世界観と共有させていくかがポイントとなりそうな気がします。個人撮影や全体撮影等、それこそ何度も撮りまして、演奏の動きも付けたりしたので、意外と体力を使う時間でもあったのでした。

    

 また、お寺内の境内は開放されていて、それこそ本堂も外の通りから覗けるような状態だったので、撮影中に音が鳴っているのを聞き付けたのか、近隣の方々が興味を持って、続々と境内に入って見学されたいたのが面白かったです。これもまた、良い宣伝の1つになったのかもしれません(笑)。確かに、この珍しい楽器編成でもありますしね。

    

 撮影は順調に進み、無事に全てが撮り終わりました。撮った素材をチラっと拝見しましたが、予想以上に綺麗に撮れていて、完成が楽しみで仕方ありません…。住職を始め、関わって頂いた方も多かった今回の撮影でしたが、お陰様で良いものが残せそうです。どうもお疲れ様でした。そしてありがとうございました!

 ※黒船は、CDリリースのプロジェクトを、Motion Gallery で
  スタートさせています。詳細は➡こちらを御覧下さい。

 ☆関谷友貴君のHP…http://www.peaceofcake.net

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HN:
竹内大輔(Pf,Key)
性別:
男性
自己紹介:
1980年1月29日生まれ
の生粋のO型(…が、初対面
ではよくA型と見られる)。
3歳(自分では記憶に無い)
からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学
ではバンドも経験する。現在の
活動は日本全国から海外に及び、
各地のライブハウスやラウンジ、
レストラン、そしてバー等での
演奏は勿論、各アーティストへの
レコーディングや、作曲・編曲
等にも積極的に取り組んでいる。
日本、世界中を飛び回りたい、
鉄道、旅客機、旅行、写真好き。

5月16日(木)
銀座 No Bird
Open…18:00~、
1st…19:30〜、
2nd…21:00〜、
Charge…3500円(ドリンク別)
コースを御予約の方は2500円
Member…(Pf)竹内大輔、
(B)池田暢夫、
(Ds)佐々木俊之

全曲オリジナル収録の最新作、
4th.CD アルバム『Voyaging』
発売中!(2015.4.15 Release)
●詳しい曲解説はこちらへ!

・トレイラー公開中


★タワーレコードオンラインで
 発売中(ボーナストラック
 “In A Sentimental Mood”収録)
 …こちらへ!

★iTunes にて配信中
(“Casa Familia[Pf Solo]”
 限定配信!)…こちらへ!

★Amazon で発売中…こちらへ!


初カバー・アルバム、3rd.CD
『ReInterpret the passage』
発売中!(2013.4.10 Release)
●詳しい曲解説はこちらへ!

・Music Video“Love Theme
 From Spartacus”公開中!


★iTunes にて配信中…こちらへ!

★Amazon で発売中…こちらへ!


全7曲入り、トータル70分強の
意欲作、2nd.CD アルバム
『Fingers Dance』ライブ会場限定
発売中!(2011.7.3 Release)

   Fingers-Dance-jak.jpg



全曲オリジナルの 1st.CD アルバム 『Pictures』発売中!…在庫僅か!
(2008.10.17 Release)

   Pictures-photo

★iTunes にて配信中…こちらへ!

SME Recrods からの
メジャーデビューアルバム
『ANTHOLOGY』のMV
“Maximum Shout”公開中!


初のカバーアルバム
『Hybrid ROOTS』に
収録されている、TRI4TH
自身によるセルフカバー
“FULL DRIVE”の MV 公開中


TVアニメ『博多豚骨ラーメンズ』
の ED を飾った TRI4TH 楽曲
“DIRTY BULLET”の MV 公開中


TRI4TH、6th CDアルバム
『4th Rebellion』の MV
“Rebellion”公開中


同“Guns of Saxophone”公開中


TRI4TH & カルメラ
スプリット・ミニ・アルバム
『HORNS RIOT』のタイトル曲
MV“HORNS RIOT”公開中


5th CDアルバム
『Defying』の MV
“Green Field”公開中


同“Sand Castle”公開中


ベストアルバム
『MEANING』の PV
“Dance 'em All”公開中


4th CDアルバム
『AWAKENING』の PV
“Bon Voyage”公開中


同 PV“Freeway”公開中


3rd CDアルバム
『Five Color Elements』の PV “Evervbody Knows That”公開中


2nd CDアルバム
『TRI4TH AHEAD』の PV
“TRY AHEAD”公開中


Music Video
“Introduction Pt.3”〜
“The Return Of Nautilus”公開中


Music Video
“YOISURA”公開中


Music Video
“行きゅんにゃ加那節”公開中


Music Video
“豊年節”公開中


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