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 昨日はボーカルの鹿嶋さんと、池袋にある鈴ん小屋にてライブを行ってきました。久し振りの共演ともなったこの日のライブは、『Tribute to Billie Holiday』という、大きなテーマを持って臨んだライブともなりました。鹿嶋さんにとって、ジャズ・ボーカルのビリー・ホリデイを取り上げて来たライブは過去にも何度かあったのですが、鹿嶋さん自身の中で色々と整理が付いて、また、今年2015年がビリー・ホリデイ生誕100周年という節目の年でもあり、今回改めて取り上げようと強く決心したのだそうです。
 ビリー・ホリデイのトリビュート…と、口では簡単に言えますが、その内容はなかなか難しいものです。恐らく、ただ彼女の代表曲を取り上げるだけでは鹿嶋さんは納得いかないでしょう。その曲が出来た背景、曲が歌われた時代、そして彼女の人生感…と、色々な側面から曲を見出だして、そして自分自身でそれらを消化して初めて、これらの曲を歌う事が許されるような、それくらい手の込んだ作業が必要とされるテーマでもあると思います。
 だからこそ、いつも自分達が演奏している“ヨイトマケの唄”も、敢えて今回のセットリストに加えました。この曲を自分達のライブで演奏するというのはライフワークに近いものでもあり、今までも必ず入れてきた曲でもありました。そして鹿嶋さんが自分なりに、ビリー・ホリデイの歌を歌い継いでいくという気持ちの表れもまた、ライフワークと言えるものなのです。今回は、ビリー・ホリデイに聴かせても、恥ずかしくないものを目指す…というスタンスで臨みました。やはり気合いの入り方が違います。

    

 勿論、実際にビリー・ホリデイに因んだ曲は沢山取り上げました。ステージの1曲目に取り上げた“Them There Eyes”は、それこそ最近自分達がよくやるレパートリーの1つにもなっていましたが、他にも“Strange Fruit”や“God Bless' The Chird”等、これらはむしろ、取り上げなければならない曲…とも言えるでしょう。本当に導かれたように演奏した感じさえしたものでした。
 そして、“Left Alone”も演奏しました。この曲はビリー・ホリデイのピアノ伴奏者で、彼女が他界するまでその演奏を務めたマル・ウォルドロンの曲で、ビリーの死後、彼女自身への追悼を込めたアルバムで発表された曲でもあったので、ビリー・ホリデイ自身が歌ってはいません…。しかし、やはり今回のステージには加えたい曲ではありました。今ではジャズ・スタンダードとなっているこの曲…。本当に素晴らしいです。何かの本で読んだのですが、マル・ウォルドロンは“Left Alone”について、「ただ彼女が鼻歌で歌っていたメロディを曲にしただけなんだ。」と話している文章がありました。本当かどうかは定かではありませんが、どこか伴奏者と歌い手の信頼関係が垣間見える一節ではないかと思います。
 面白かったのは、“All Of Me”という、“超”が付く程(笑)のジャズ・スタンダード曲を、割りとゆっくりとしたテンポで演奏した事でしょうか。ビリー・ホリデイ自身がこのテンポで歌っているのですが、逆に新鮮と言いますか、この時代で既に独自性を極めた歌手だったのかと思わせる程でした。

 全体的に、とても良い雰囲気でステージを終えられたと思います。鹿嶋さんもこの日は頭にお花を飾りつつ、更なる気合いも見せつけてくれました(笑)。全部で4組のアーティストが出演した1日だったのですが、それぞれに個性があり、そしてお互いの価値観を大事にしている方ばかりで、とても心地良い時間が過ごせたと思います。どうもありがとうございました!

 ☆鹿嶋敏行さんのHP…http://blogs.yahoo.co.jp/kajimarl_to_the_world


 ☆池袋鈴ん小屋のHP…http://www.ringoya.org

拍手[4回]

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 昨日は渋谷 Crodile にて、ボーカル・ユニットの fromnou(フロムナウ)のライブサポートをしてきました。だいぶ久し振りの参戦だったのですが、振り返ってみると前回サポートしたのは2010年11月の事〔暢夫とやるフロムナウ・ライブ参照〕でしたので、実に4年半振りの共演となりました。この時にベースをやってくれていた池田暢夫君も今回は参戦(同じく4年半振りだったとか…)。そしてパーカッションに初めましての豊田稔さんを加え、5人編成で行ったライブとなりました。

 今回は3マン形式だったので、前回ほど沢山の曲を演奏する事は出来ませんでしたが、それでもバラエティに富んだオリジナル曲を全8曲と、ボリューミーにお届け出来たのではないかと思います。流石に前回から4年半も経過しているので、自分にとっては初めて取り掛かる曲が殆どでしたが、それもその筈で、fromnou は来月の4月1日(水)に待望の 2nd.CDフルアルバム『音楽』をリリースするのだそうです(…そう言えば、前回のサポートの時はニューシングルを出す時でもありました)。むしろ曲は沢山用意されていて、その中から選びに選んだ8曲だったかもしれません。

    

 自分達の出番はトリの3バンド目で、前の2組がどちらも弾き語りの方だったので、5人編成とは言え、とても大所帯のバンドのように見えた事でしょう。今度リリースされるアルバムの曲を中心に、じっくりと丹念にやっていきました。
 演奏しながら思いましたが、やはり fromnou 節というか、メロディを際立たせる曲構成には魅力的な部分がありますね。そして、それぞれの楽器の役割もちゃんと考えられていて、言うならば無駄な部分が全く無いと言いますか、引き算によって成功しているアレンジと言えるかもしれません。これは演奏側から考えると、それぞれの曲で、演奏陣がどのようなアイデアを持って曲と向き合うか試される場でもあり、その辺りの流れが遣り甲斐のある部分でもありましょう。弾く役割は考えられていても、ライブは毎回違うものになりますので。…そして最終的に歌声、歌詞が印象的に聴こえていれば嬉しい限りです。
 こういった部分は、演奏する現場のどこでも考えなければいけないとは思っていますが、今回 fromnou のライブをサポートして、久し振りにその部分をよりシビアに味わった気がしました。ジャンルは違えど、こういった楽曲作りは普段から大切な筈ですので、自分の今後の音楽感にもフィードバックしていけたらと思います。良い経験を、ありがとうございました!

 ☆fromnou のHP…http://www.fromnou.com


 ☆原宿 Crocodile のHP…http://www.crocodile-live.jp/index2.html

拍手[3回]



 一昨日の土曜日は、ボーカル・ギターのさばいばるいとうさんと久し振りにライブをやってきました。この日は伊藤さんが企画する『BLUES みたいな夜・・・・ふっふっふ・おいで・』という副題?の作られたライブとなっており、自分達も含めて全4組のアーティストが参戦。ある意味で伊藤さんの復活を祝したライブともなっていました。場所はお馴染みの所沢 Mojo。対バンの方々は皆、昔からの顔馴染みでもあり、慣れた雰囲気の中、和気藹々とした空気感で本番を迎えていきました。

    

 これは言い換えれば、緩い時間の中で始まった感じもあったのですが(笑)いざステージに突入すると、1組目の完治郎さん(右上写真参照)、そして2組目のカモネギさん(下写真参照)から既に、会場を虜にするパワーがそこにはありました。曲が1曲終わる毎に大きくなってくる拍手の音。そして掛け声や手拍子の応戦…。徐々に会場が一体となっていく様は、客席目線から見ても非常に気持ちの良いものでした。

    

 続いて、一級河川荒川団(下写真参照)の登場で、更に店内の熱量は上がっていきます。ノリの良い曲も多く、確かな腕に裏打ちされたそのステージは、文句無しに楽しさ溢れる時間へと繋がっていきました。そして、皆がステージの最後に発せられる言葉は、「伊藤さん、復活おめでとうございます」、「健康に気を付けて下さい!」…等々、それは温かなメッセージが込められたステージでもあったのでした。

    

 そうしてトリの、この日4組目として自分達の登場となるわけですが、こうした背景を用意して貰って、自分達がステージ上で行う事はただ1つ。…とにかく、我武者らに演奏していくのみなのです(笑)!…というか、正にこの言葉がピッタリのステージを伊藤さんはやってのけたのです。最近はなかなか体力が続かない…とも言ってはいましたが、大量の汗をかき、吠えるように大声を張り上げ、そして動きも激しくギターをかき鳴らす様は、これぞ『さばいばるいとうのステージ』です。何だか懐かしくもあり、感心もしてしまうような時間でした。

    

 本日のメンバーは、伊藤さん、パーカッションに息子のミキヤ、そしてベースに池田暢夫君、ピアノに自分です。この4人で演奏するというのは、ミキヤ主催のライブで、伊藤さんがゲストとして1、2曲…という状況は何度かあったものの、正式に4人名義のライブとして演奏を行うのは、丁度2年前の3月に行われた Mojo でのライブ〔2013年の、さばいばるいとうライブ2days
参照〕以来だったような気がします。月日が経つのは本当に早いものですね。
 今回は Blues をテーマとしたライブ作りをしたせいか、ブルース系(ブルース進行系?)の曲やカバー曲を多めにやらせて頂きました。勿論これは、事前に行ったリハーサルを基にやらせて頂いたものでもありますが、何だかんだで一番良かったのは、アンコールで突如リクエストされた“大切な人へ”だったのではないでしょうか…。事前の打ち合わせ無しで臨んだこの曲は、皆、だいぶ久し振りに演奏するという状況でしたが(笑)、だからこその緊張感と、バンドとしてのまとまりがあったと思いました。これぞバンドの真骨頂でしょう。ある意味で、ひと回り大きくなれた1日でもあったかもしれませんね。

    

 最近は、めっきりライブの本数が少なくなってしまった伊藤さん。聞くところによると、今は他の仕事が忙しく、ライブになかなか時間が掛けられないのだそうです。1季節に1回ぐらいのペースになってしまうとの事でしたが、夏は暑くてしんどいらしいので(笑)、次回は秋頃を見込んでいるようです。その分、1回1回に込める情熱が半端では無いのかもしれませんね。また皆で笑ってライブを迎えましょう。どうもお疲れ様でした!

 …最後は、ライブ後にテキーラをショットで2杯飲んで、「僕、最近身体鍛えてお腹が割れるようになったんですよ。見て下さい!」と言って、突如脱ぎ始めたミキヤの写真で締めさせて頂きます。息子のミキヤにとってもご機嫌な時間であったに違いありません。

 ☆所沢 Mojo のHP…http://www.mojo-m.com/

拍手[3回]



 今回の『奢らせて頂きます!』は、フルートのいづみさんに登場して頂きます。いづみさんと初めて出会ったのは今からまだ2年くらい前の事だと思いますが、その出会いを切っ掛けに静岡でのライブに呼ばれる事が多くなり、メンバーを固定させた弾楽というバンドも立ち上げ、今では静岡という場所がすっかりお馴染みになりました。
 2、3日連続で静岡県内を回る事も多く、経過時間以上に中身の濃い時間を過ごしているように思うのですが、改めて2人だけでお酒を交わす…というのは今回が初めてだったような気がします。自分目線ですと、会っている場所というのがライブをする所のお店が殆どなだけに、常にバンド内や、周りのミュージシャンの中でのいづみさんしか見て来なかったので、今回のような機会は正に貴重とも言えるかもしれません。ライブ会場以外での、いわゆる普段の?いづみさんというのも謎な部分はあったので(笑)、この辺りを楽しんで頂ければ良いのではないかと思います。それではどうぞ御覧下さい!

    


 ●日時…2015年3月19日 ●場所…中央林間 ●お店…E Masala


竹内(以下、緑で表示)「じゃあ、よろしくお願いします。」

いづみ(以下、山吹色で表示)「よろしくお願いしまーす。頂きます。」

「いやー、喉乾きましたね。」

「うん、美味しい!…飲んでみますか?」

「え?…はい(笑)。何を頼んだんでしたっけ?」

「何だっけ、スパイス・ジンジャー&ワイン…ですね。不思議な…。」

「……あ、でも、飲みやすいですね。ワインカクテルみたいな。」

「はい。食べ物も、なかなか見ない食材も沢山あったりするので。」

「まあ、スパイスって、辛いやつだけじゃないですもんね。」

「そうなんですよねー。なんか、代謝に結構良いとか書いてあって。
 こういうのを採ってると、風とかひかないらしんですよ、全然。
 ミュージシャンも身体が資本なのでね。大事ですよね。」

「…とは言え、毎日ですもんね。」

「シナモンが凄い良いらしくて。」

「シナモンかぁ…。そんなに好きじゃないんですよね…。」

「あはははは(笑)。」

「わざわざ、カプチーノで『シナモン抜きで』って言うくらいですし。」

「へー。シナモンは血行も良くなるし、老化防止にも良くなるし、
 なんか女性はシナモンをよく採った方が良いみたいです。」

「そうなんですか…。」

「女性はシナモン大絶賛!…何でも合いますから、
 家では結構色々なものに加えたりしてます。」

「まあ、しかし、色々なお店を知ってますねぇ(笑)。」

「あはははは(笑)、そうですね。ここ、凄い気に入ってますね。」

「既に料理で、良い感じになってますもの。」

「はい、ここ超お勧めです!」

「どうぞ頂いて下さいね。」

  

「これって、この企画は、メンバーでよくやってたりするんですか?」

「メンバー…っていうか、やり始めて5年くらいなので…。」

「ほー、へーー!!」

「それで、2ヶ月に1回やってるので、今までで30人くらいですかね。」

「凄ーい。」

「だから、メンバーっていうか、知り合いのミュージシャンとか、
 そういう系?でいつも呼んで、やらせて貰っている感じです。」

「ミュージシャン以外でもやったりするんですか?」

「やってないです。だって…、誰?…ってなりません(笑)?」

「あはははは(笑)。今日はお隣の…。街中で急に捉まえるとか。」

「それはハードル高いなあ…(笑)。いや、そもそもが、ミュージシャンって、
 お客さんから見ると、ステージ上の人でしかないじゃないですか。それは
 当たり前なんですけど、それがステージじゃない場所で、意外な一面とか、
 もっと面白い一面とか見えたりする事があって、それをそこだけに留めて
 おくのも何か勿体無いと思って始めた…って事が大きいんですよね。」

「あー、なるほど。」

「そう、しかもその人とはサシで飲んだ方が、その人なりが分かるっていうか。」

「ふんふん、じゃあ、今日は私を知る企画(笑)。」

「そういう事です(笑)。あと、自分が今まで誰かとサシで飲みに行くという事が殆ど
 無かったので、そういう意味でも、自分のリハビリ的に良いかなと思って(笑)。」

「ははは、リハビリ(笑)、なるほどー。でも確かに、こういう機会
 じゃないと、『大輔さん、飲みましょう』ってならないですもんね。」

「そうそう。」

「そもそもライブだと私、飲めないし…。」

「運転ですもんね。…そうそう、それとライブでは結構顔を合わせてても、
 それ以外の所で2人だけで飲みに行ったりとか、殆ど無いんですよね。」

「うんうん、そうかも。」

「それでこの企画が生まれたのです(笑)。」

「でも、大輔さんって凄いマメじゃないですか、色んな事が。
 こういうのもやったり、なんか、電車の企画をやったりとか。」

「あ、まあ…(笑)。」

「ここのビールの写真も撮ったりしますよね?」

「そうですね。ネパールのビールなんて、なかなか飲む機会も無いし。
 せっかくだから、あるやつ全部まとめて写真に撮ろうかな(笑)。」


「ここ、凄いお勧めですよ。近くに来た際には、是非!」

「いや…、中央林間は、なかなか…来ないかなー、、、(笑)。」


ーーーーー質問攻めーーーーー


竹内「あー、なんかこのビール、さっぱり感じますね。」

いづみ「へー、意外?」

「そうですね。なんか、もっとエスニック感の強いやつかと思ったら、薄めというか。」

  

「カレー屋さん、自分で結構、ライブ以外とかで行きますか?」

「カレー屋ですか?…うーん、あまり行かないかもしれないですね。」

「丹精君がカレー好きなので、よく行くんですよね。」

「あ、そうなんですか。」

「ここもそうですしね。ライブ以外で来て…。」

「ふーん。」

「なんか、こういうインドカレーとか、ネパールカレーとか…、
 こういうスパイスの効いている所で、凄い美味しいのがあるんです。
 飲み物とかも、結構変わったものがあるので、凄い好きなんですよね。」

「なんか自分、インドカレーみたいな本格的なやつを
 食べると、お腹壊しちゃうんですよね(笑)。」

「あー、辛いものとか。」

「辛味か、調味料かは分からないですけど…。」

「なんか、パンチがあるやつとかありますもんね。」

「そうですね。家の近くとか、東洋系の外人が多いからか、結構インドカレー屋って
 多いんですけど、それが恐くて(笑)なかなか仕事前とかには行けないんです。」

「インド料理屋さんって、入りやすい所とか、そうでないような所もありますよね。」

「あー、まあ、ありますよね。ザ・インドみたいなお店とか…。
 どちらかと言うと、家の近くに多いのはそのタイプかな(笑)。」

「普段は…何食っていうか、その、和食系とか…。」

「和食系が多いですね。」

「ふーん。お蕎麦が好きって言ってましたよね。」

「蕎麦、好きなんですよ。」

「蕎麦なら何でも?」

「はい、うどんより、蕎麦ですね。うどんも好きですが。」

「あ、大輔さんって、料理するんですか?」

「うーん、あまり…。全くしないわけではないですけど。」

「何が…作れますか?」

「え(笑)?…何って。」

「炒飯とか、ラーメンとか…。」

「炒飯って(笑)。ラーメンだって、パッケージにやり方が書いてあるしね(笑)。」

「出汁から作るとか。」

「うちは、茅乃舎っていう、出汁専門店があるんですけど、
 何かと、そこのTパックを使ってしまってますね…。」

「へー。」

「美味しいんですよ。」

「じゃあ、今度、それで!」

「何でよ!」

「大輔さんの料理も食べてみたいなぁ。」

「いやいや、素材に助けられているだけですから。」

「家では何をよく作るんですか?」

「えーー。まあ、味噌汁は好きでよく作ってますけど。」

「へー、味噌汁、良いですね。味噌汁も身体に良いですからね。」

「自分で味を調節出来るのが良いですね。」

「あおさの味噌汁とか。」

「あー、凄い好きです(笑)。」

「静岡に結構いると、あおさとか、よく出して貰えるので。」

「なるほど。」

「この間、ここの料理教室に来たんですけど、豆乳を作る教室だったんですよ。」

「へー。」

「豆から。」

「豆から作るんですか!?」

「はい。こう、煮立たせて、一晩浸けたりして、ミキサーかけて…みたいな。」

「へー。」

「それで、大豆について、日本文化とどう関わってきたか…を習うんです。」

「あはは(笑)、急にセミナーっぽくなってますね。」

「そう、歴史とか全部(笑)。」

「まあ、日本食に大豆は多いですよね。」

「味噌汁は、具は多めな方ですか?」

「……。んー、何なんですかね、この質問攻めは(笑)。」

「大輔さんを知るコーナーになってますね(笑)。」

「まあ、そうやって質問したくなってしまう…という人柄が出てるって事で。」

「あはははは(笑)。」

「大根が…好きなんですよね。」

「ふーん!」

「あははは(笑)。何の『ふーん!』ですか!」

「大根の味噌汁…って事ですよね。お金掛かんないですね(笑)。」

「お金掛かんないんですよ(笑)。」

「なんか、ゴージャスな物が好き…というよりも、素朴な…。」

「まあ、味噌汁の話しですしね。豪華な味噌汁は毎日は辛いでしょ(笑)。」

「そうですよね。」

「豪華な物で好きな食べ物とか、何かあったかなあ…。」

「まあ、普段ライブで結構出して貰ってますものね。」

「えー、そんな事無いですよ。」

「そうですか?…まあ、都内では少なめかもしれないですよね。」

「そもそも賄いで味噌汁って、あまり無くないですか(笑)?」

「うん、確かに(笑)。」

「それこそ、和をコンセプトにしたライブハウスじゃないとね(笑)。」

「そうですね、私の仕事はイタリアンでの演奏が多いから。特に
 大輔さんを誘っている所は、雰囲気の良い、上品な所が多いので…。」

「流石に下品な所は無いでしょ(笑)。」

「でも、丹精君と2人で出た時は、ロックとヘビメタの店で。」

「えー?…だいぶ攻めましたね(笑)。」

「他にもバンドの方が出て…。」

「あー、対バンかあ…。でもフルートとタップのデュオじゃ、
 ヘビメタの中で演奏しても、だいぶ浮きません?」

「そう(笑)。なんか、どうやってノって良いのか分からなかったみたいで。」

「あはは(笑)、そりゃそうだ。お客さんが困っちゃいますよね。」

「そうそう、何か私達が出てきたら、お客さんの動きが止まっちゃって(笑)。」

「まあ、どうして良いか…って感じですよね。」

「ジャズで、裏打ちしてても…っていう感じで。」

「あはははは(笑)。確かに、自分もヘビメタって
 どうやってノって良いのか分からないですもん。」

「そう、だから少しでも寄せようと、腕にこんなゴツいのを
 付けたりとか、派手にアイライン塗ったりとか…(笑)。」

「その努力には頭が下がりますね。あー、でもそれ、Facebook で
 写真を見たかもしれません。そうか、あれはその意図が…(笑)。」

「そうです。でも私、ロックも結構好きなので、ギターの人と
 やる時とか、そんな選曲をしてたりしますけどね。」

「へー、でもフルートでハードロックとか、全然想像付かない
 なあ…。変に上品な音楽になっちゃいそうな気がして。」

「そう、それで格好を結構そっち寄りにして。」

「前向きですね(笑)。」


ーーーーーモデル業ーーーーー


竹内「でも、いづみさん、モデルやってるから、その辺りの柔軟さはありそうですよね。」

いづみ「そうですね。でもライブだと男性ばかりの現場なので、昔とは違うかもです。」

「なるほど、それで料理教室とか行って…。」

「はい、女子力を高めておかないと(笑)。」

「はは、女子会に積極的に参加して…(笑)。」

「そうですねー。女子の友達もなかなか作る機会が無いので…、今となっては。」

「確かに。」

「モデルをやってた時は、女性のマネージャーで、スタッフの人も
 皆女性で、その人達自身も、元々モデルをやってたという人ばかりで。
 それで、ウェディングモデルとかだと、美容師さんとかにやって
 貰うから、もう全部が女性という現場だったんですよ。」

「へー、そういうものなんですか?」

「うーん、そういう所を選んだって感じもありますけど。」

「ほうほう。」

「最初はなんか、ちゃんとした普通の、強面の人とかいる…、」

「…それ、ちゃんとした普通の…なんですか(笑)?」

「はい、所謂ゲイノウカイー!…って感じの(笑)事務所に入って、まあ
 舞台とかやったりして、雑誌とかCMとか、お笑いとかも出てたりして…。」

「お笑い?」

「なんか、芸人さんの横で、モデルさんとかいるじゃないですか。」

「あー。」

「なんか、砂浜とかで走って、そのゴールのテーピングを持った…。」

「あー、いるいる(笑)。」

「そういうのとかも、やった事あるし(笑)。」

「へー。」

「次、水着でその辺にいて下さい。次、テープを持って下さい…とか(笑)。
 まあ、そういうのを色々やったんですけど、その中で遣り甲斐があって、
 一番華やかだし…って思ってやったのがウェディングモデルだったので。」

「はいはい。」

「そこでウェディングドレスを何回か着れる…ってなった時に、
 あー、これ、100着は着てみよう…と思って。目標100着。」

「わーお。」

「それで、100着の写真が揃った時には嬉しかったですね。」

「あ、実現したんですね。」

「そう、実現しました(笑)。写真見て、ヤッター!!…みたいな(笑)。
 あと、神田うのさんの『シェーナ・ドゥーノ』っていうウェディングドレスの
 ブランドがあって、それをわりと着させて貰って、ちゃんとウォーキングして、
 今回のコレクションはこういうのです…って見せるのもやった事がありますし。」

「へー、凄いですね。」

「あと、模擬挙式っていって、本当に結婚する
 人達のように、模擬的に挙式を行うモデルを…」

「あー、自分もそれで、生演奏を担当する仕事をした事が何回かありますよ。」

「あー。ね、ありますよね。…なんか、最初から最後まで全部やってみせるんですよね。」

「そうそう。」

「お父さん役の人とかは、その辺りで働いている、結婚式場のスタッフとかが
 やったりするんですけど(笑)、その人の腕を組んで、式場にバッと入って、
 それでその先に、まあ相手もモデルですけど…、結構泣けるんですよね(笑)。」

「ははは、何じゃそりゃ(笑)!」

「そう、お父さん全然知らない人だし、モデルの人も、普通に友達みたいな人だったり
 するんですけど、バージンロードを歩くっていうのは、やっぱり独特なんだなと。」

「へー。」

「そう、模擬挙式なんですけど、盛大な感じで、何かウルッと来てしまいます。」

「それは、いい仕事してるじゃないですか(笑)。」

「はい、結婚式って、何回やっても良いなって。」

「いや、駄目でしょ(笑)!」

「ほら、ウェディングドレスって高いじゃないですか。レンタルでも高いし、
 それで髪型とかやって貰ったりして…。それで、自分でも何か出来るんじゃ
 ないかと思って、色々研究して見てたりしてたんですよ。それで、この間まで
 髪も長かったので、今でもライブ前にパパパってセッティング出来るのも、
 ウェディングモデルの髪型とかを見てきたからなんですよ。大体頭に入ってて。」

「自分も模擬挙式の演奏を何度かやりましたけど、ウルッとなんか来たかなあ…。」

「…あの、新郎役でやったら感動しますよ(笑)。」

「いやいやいや、演奏側ですから(笑)!」

「でも、模擬挙式とは言え、結構本格的に全部やるんですよ。」

「そうですね。だって演奏部分も、結構入念に決められたりしてましたもの。」

「うんうんうん。」

「ホント、本番さながらと言うか…。その時は何だか、
 世の中にこういうものがあるのか…と思いましたけど。」

「私も最初そう思いました。ホントに何時間も掛けてやるんだなって。」

「それを自分がやってたのは結構昔ですけどね。やたら
 北関東方面に行かされる事が多かったかもしれません(笑)。」

「へー。ウェディングっていうと、何だか横浜…って感じがします。」

「それは、いづみさんがそっち方面に住んでるからでしょ(笑)!」

「あと、ゼクシィとかにも出てました。6月のジューンブライドとか、
 私の特集とかも組んで貰ったりして。それで、自分が着たドレスが
 何着売れた…とか、後で連絡が来たりするんですね。」

「あー、それは大事ですね。」

「そう。追加注文が入りました…とか言って貰って、
 はい、どうもありがとうございました…みたいな。」

「ふーん。」

「…で、ウェディングモデルって、今日があたし世界で一番幸せ♪…みたいな
 笑顔をしなくちゃいけないんですね。あと、初々しくなきゃいけない。」

「まあ、確かにそうですよね。」

「だから、大体年齢制限が24、25歳くらいなんですよね。
 それより上の人は、大体はモデルとして受け付けないというか。」

「それは大変ですね。」

「それなのに、わたし10年くらいやってましたからね(笑)。」

「……素晴らしいですね(笑)。」

「最初、1年サバを読み、2年サバを読み、3年、4年と…(笑)。」

「これが結婚詐欺かと(笑)。」

「あはははは(笑)。それで4年目くらいから、干支が分からなくなってきて(笑)。」

「まあ、その努力は大したものですけどね。…え、それで10年やってたんですか?」

「やって…ましたね(笑)。あと、若い時に敢えて、年を上げて言っておくんです。」

「なるほど。」

「まあ、実年齢はあまり関係無いですから。その現場現場で
 年齢に対応させた仕事をする…って感じですからね。」

「ふーん…。」

「そうそう、そうなんですよ。」

「…なんかもう、ふーん…って言うくらいしか無いんですけど(笑)。」

「あははは(笑)。」

「でも何だろう、あまりその、以前ウェディングモデルをしてた
 …って感じは、そんなに出している感じはしないですよね。」

「あ、じゃあ…着た方が良いですか(笑)?」

「いやいや(笑)。まあ、Facebook でも、そういった話しは書いてないなー…って。」

「そうですね。」

「なんかお客さん的には、演奏のステージ上のいづみさんしか知らないから、
 言ってった方が良いんじゃないですか?…モデルをやってたって事は知ってる
 けど、ウェディングモデルっていうイメージは、自分は無かったですもん。」

「そう、ちょいちょい言われる事があって、『本当に
 モデルってやってるんですか?』…って(笑)。」

「あはははは(笑)。やって…るんですよね。」

「…なので、最近ちょこっと載せてるかもです。でも私、モデルをやってた時って、
 全然人に見せなかったんですよね。友達とかにも殆ど言ってなかったし…。」

「あー、そうなんですか。」

「そう、基本的には自分に自信が無かったので…。」

「でも、今やライブ会場とかの物販で置いている、いづみさんの沢山の
 写真群…。あれは、モデルやってるでしょ!…って感じですけどね(笑)。」

「あははは。」

「物販のテーブルの半分以上を占領してましたしね(笑)。」

「最近、自分はモデルをやってます…って言うようになったのは、今はモデルを
 そんなにやってるわけじゃないから、自分に気合いを入れる為に言ってたりします。」

「あー、言う事でね。」

「そうです、自覚というか…。モデルの仕事が、それでたまに来る事もあるし。」

「ふーん。まあ、意識って大事ですよね。」


ーーーーー音楽の話しから、縁へ…ーーーーー


竹内「じゃあ、音楽の話しでもします(笑)?」

いづみ「あ、音楽の話しですね。オッケーです。」

「このままモデル業の話しで終わりそうだったので(笑)。」

「なんか、こういうのって、本にしたりしないんですか?」

「…売れますかね(笑)。」

「あはははは(笑)、売れると思います♪」

「売れるなら…考えましょうか(笑)。」

「鉄道の事とかも凄く書いてるじゃないですか。その、音楽活動の
 大輔さんだけじゃなくて、鉄道ファン…とかの仲間もいるんですか?」

「いないです、いないです!…鉄道に関しては、あまり群れるのが好きじゃないんで。」

「あー、群れが(笑)。」

「情報交換とか、しないですね。」

「Facebook とか、たまに電車の事書いてあるけど、全然分かんない…みたいな(笑)。」

「まあ、良いんですよ。趣味だし。ただ、ツアーに行くと、
 趣味と実益を兼ねている感じはしますけどね。移動が好きだし。」

「そうですよね。」

「移動の仕方に色々とバリエーションを付けて、飽きさせないようにしてるんで。」

「私は殆ど車なので。」

「まあ、普通そうだと思いますけどね(笑)。まあ、まだ静岡と東京との
 間だったら良いですけど、関西とか九州とかになると結構キツいですし。」

「あと、車よりバイクの方が好きだし。私、大輔さんと最初に会った時に、
 もう既に交通事故をした後だったから、割りと元気が無かった時期というか。」

「ああ、そうなんですか。」

「もっとパワフル!みたいな(笑)。どうしようも無いくらい。」

「どうしようも無いくらい?…良かったです、事故後に会っといて(笑)。」

「あははは(笑)。そうそう、赤いバイク乗って。」

「あ、やっぱり赤いんだ。あはははは(笑)。」

「やっぱり小さい頃って、赤いスポーツカー乗って、こう、
 サングラス掛けたお姉さんとかをイメージしてましたし。」

「いやー、ホント事故後で良かった…。それより、音楽の話しですよ!」

「あ(笑)。」

「何で音楽をやり始めたんでしたっけ?」

「チッコさん(チッコソウマさん)です。」

「あ、そうだそうだ。」

「チッコさんがライブをやってるのを見て…。函南でやってたんですけど、
 たまたま見に行ったんですね。勿論、ジャズのライブを見るのなんて私
 初めてでしたし、楽器も、中学で吹奏楽部とかでやってた以来だし。」

「はいはい。」

「なんか、部活が物凄い厳しくて。」

「まあ、吹奏楽部って、そんな感じですよね。」

「副部長をやってたので、まあ結構大変だったのと…、
 もう楽器を見るのが恐くなっちゃって…。」

「結構キてますね。」

「そう。だから、音楽は恐いものだし、真面目にやらなければならない
 凄い厳しいもの…っていう感じだったんです。そしたらチッコさんの
 ライブが、『おーい皆やるよー!』って感じで、冗談とか言いながら、
 『全然駄目じゃーん』とか、普通にステージ上で会話しながらライブを
 やってて、こんなに楽しくライブって出来るもんなんだって思ったんです。」

「なるほど。」

「それまで、見に行ったとしても、合唱の凄いやつ…とか。なんか、子供の
 時に見せられたのって、全部クラシックとかだったじゃないですか。」

「まあ、教養…ですからね。」

「だから、チッコさんのライブが凄い衝撃的で…面白いなって。それで、
 その日のチラシに書いてあった主催者の人の連絡先にすぐ電話して、
 まあ、函南って田舎だったので、『こんな凄い人、こんな所にどうやって
 呼んだんですか?』って聞いたら、何だか面白がってくれたみたいで。」

「へー。それが第1歩なんですね。」

「そう。その呼んだ人が、なんかイベンターだったらしくて、じゃあ
 打ち上げに来る?…って言われて、それで行きます!ってなったんです。
 それで、そのとき私が函南に何年か住んでいたんですけど、函南って、
 駅前に何も無いじゃないですか…(笑)。ここでモデルをするってわけにも
 いかないし、私はこれから何をすれば良いんだろう…って思ってたんです。」

「まあ、確かに函南拠点でモデルは難しいかもしれないですね(笑)。」

「…で、その時に行った打ち上げお店の人が、日本でもトップの、ガラスと
 ステンドグラスをやる方のお店で、それから何度も行く事になるんですけど、
 その人が一流なので、静岡の上のトップの方とかに会わせて貰ったり…。
 それが今の音楽の仕事にも繋がっていく事になるんですけど。」

「うーん。」

「それでチッコさんとも色々話しをして、私は中学の時に吹奏楽部でフルートを
 やってたんですけど、今は全くやってなくて、なんかミュージシャンって
 いいですね…って言ったら、『おー、じゃあやろうよ!』…ってなって(笑)。」

「『やろうよー』って(笑)。言いそうー(笑)。」

「『一緒にやろうよー!』…って(笑)。」

「軽いなー(笑)。」

「…で、良いんですか?…って。私、ジャズも全然やった事無いし、
 フルートも学生以来、全くやってこなかったし…て言ったら、」

「『大丈夫大丈夫ー!』でしょ(笑)?」

「そう(笑)、『大丈夫だよー』…って(笑)。『誰が当たるか分からないんだから、
 上手いとか下手とかじゃないんだから』…って言ってくれていて…(笑)。」

「まあ、そういう牽引役は必要ですね。それで後押しされたと。」

「はい。まあ、それですぐにはミュージシャンにはならなかったんですけど。
 やはり音が上手く出なかったので…。その後、徐々に…って感じですね。」

「ふーん。」

「最初はボランティア活動って感じでしたけど。それでチッコさんのバンドと
 対バンで出たりして、色々ジャズの事も教えて貰ったりして…。それで、
 函南にその後1、2年くらいはいたんですけど、その後に都内に出るって
 なった時に、そろそろミュージシャンを始めてみようかなって思ったんです。」

「ほうほう。」

「それで、セッションって今まで行った事が無かったな…って思って、
 新百合ケ丘のお店にセッションをしに行ったら、丹精君が来たんですよ。」

「あ、ついに(笑)。」

「…で、わりとその時は年配の方が多かったんですけど、その中に丹精君と、
 ビートボクサーをやってる人が一緒に来てて。大きな板を持って(笑)。」

「はは、今と変わらない出で立ち(笑)。」

「それで、その時に若い人が丹精君達ぐらいしかいなくて、他に声を
 掛けられる人もいなかったから、その時に話しかけたんですよね。
 …で、聞いたらニューヨークに住みながらタップを習ってきてて、
 その時が日本に帰ってきてから2、3ヶ月後だったんですよね。
 それで『タップって、凄いですね〜』みたいな話しをして、
 『今度一緒に何か出来たら良いですねー』って言ったら、
 あ、じゃあ来週、俺ライブあるから、一緒にやりませんか?
 …ってなったんです。出よう出よう!…みたいになって…。」

「もう、なんか皆、軽いよなー(笑)。」

「そう、それでビートボクサーのトップの方がいるんですけど、
 その人と一緒に丹精君がやっているライブに呼んで貰って、
 その頃、私バイオリンもやってたので、それとフルートで。」

「バイオリンとフルートで出たんですか(笑)。」

「そうなんです。事故前まではバイオリンも結構やってたんですよ。」

「へー。」

「それで、今度は私が逆に丹精君を呼んでライブをやったりして…。」

「まあ、セッション的な感じですよね。」

「はい。それでその日、丹精君の終電が無くなって、私が車で丹精君を
 送らなきゃいけなくなって、それから丹精ワールドのスタートですよ。」

「凄い。会って2回目にして、もう今と殆ど変わらない図式じゃないですか(笑)。」

「そう、それでもう、敬語じゃなくなっていました(笑)。」

「なんか、チャラいなあ…(笑)。それで、その渦中に自分と出会うわけか…。」

「そうですね。その時にドラムのスーピー君(スズキトモヒサ君)がいたから、
 スヌーピーの話しになり、大輔さんが食い付いてきて、今ですもんね。」

「まあ(笑)、そう考えると、縁ですね…。」

「あの時、お店に“Snoopy”って書かれてたんですよ(笑)。」

「はは(笑)、そこからの話題か、なるほど。」

「そう、大輔さんがスヌーピーの話ししてて、凄い面白いこの人…って思って(笑)。」

「あははは(笑)、何だかなあ…。」

「なんか大輔さんって、割りと無表情っていうか、笑顔で話したりするタイプでは
 ないじゃないですか。演奏の時もそうだし。それがまた面白いんですよね。」

「あー、そうですかね…。」

「なんか、大輔さんを最初見た時、私どこで笑ってたかって、
 表情と話しの盛り上がり方がリンクしてないなって思って(笑)。」

「あはははは(笑)。なるほどー。」

「なんか割りと、冷めーた顔して話してるんですけど、人には
 ちゃんと、面白可笑しく聞こえるように話してて…(笑)。」

「うーん、まあ、そうかもしれないですね。」

「それで、スヌーピーって、すっごい嫌な奴…って説明してたじゃないですか。
 その時に、スヌーピーみたいな人だなって思って(笑)。一見なんか、嫌な感じに
 見える表情をしてるんですけど、ある意味そのまんまの自分を見せていると言うか。
 …でも、なんか良い人なんだけど、それを外にはあまり出さないと言うか…(笑)。」

「まあ、そう言われちゃあ仕方無いですけど…(笑)。」

「丹精君とかスーピー君は、面白い事を言うときは、面白い表情で話すじゃないですか。」

「…まあ丹精君は、面白い表情になってるのに、話しが
 つまらない時もありますけどね…。逆に(笑)!」

「あはははは(笑)。まあ、丹精君も独特ですよね。」


ーーーーー丹精君がやってくるーーーーー


竹内「あ…。」

丹精(以下、赤ワインで表示)「こんにちはー。」

「特別ゲストですね。」

お店の方「こんにちはー、お久し振りです。」

「すみません、御無沙汰しちゃってて。」

「お忙しくしてるみたいで。」

「え、そうでもないでしょ(笑)?」

「(笑)。そうでもない…。まだまだそうでもないです。大輔さんに比べたら…。」

いづみ「大輔さんはもう、日本のトップでやってる…ピアノの方なので。」

「いえ、まだまだです。…ところで丹精君、これまだ録ってるのよ。」

「入っちゃうじゃない。」

「そう、入っちゃうんだよ。」

「え、まだやってるの?」

「まだやってるのよ。」

「切れば良いじゃない。」

「そうはいかないでしょ。」

「割り込み企画(笑)。」

「入っちゃえば良いじゃない(笑)。」

「じゃあ、スーピー君も(笑)!」

「あははは(笑)。収拾が付かなくなりそうだ。」

「何で呼ばれたの…みたいな(笑)。」

「結構、お店も延長してやってるんだね。」

「あー、確かに、そうか。もう2時間くらいやってるのか…。
 でも、まだ弾楽の話しを全然してないんだよね(笑)。」

「ははは(笑)。」

「弾楽の話しをした方が良かったですかね。」

「まあ、そう…ですけどね(笑)。」

「まあ、ここの関わりっていったらそうだからね。」

「…でも時間もあれだからね。もうまとめて貰って良いですよ(笑)。」

「いきなりですね。」

「弾楽の、今後…みたいな。」

「あー。弾楽は、私が名前を付ける時に、海外でも活動出来るバンドになりたいから、
 日本の名前を付けたんですよね。それで、コンセプトとしては、ジャズもアメリカの
 ものだし、タップもニューヨークで見てきたけど、和の要素を取り入れたくて…、
 でも和になり過ぎず…。基本的には洋楽器でやるようにはしてて…。だから、
 CDとかも出したいし、オリジナル曲も沢山作っていきたいですしね。」

「そうですね。今って結構、オリジナル曲寄りのバンドになってるじゃないですか。」

「そうですねー。でも、スタンダードをやる時も、弾楽らしさは出して
 いきたいと言うか…。弾楽のジャズって何だろう…みたいな(笑)。」

「おお、何か壮大になってきましたね(笑)。」

「それで、オリジナル曲を作る時も、和のような…でも、海外の人から
 見たら、和っぽいんだけど、日本の音階…って言われるんじゃなくて、
 自分の国の昔聴いた事があるような音楽というように聴かせたくて。」

「なるほど。」

「だから、あまり日本寄りとか、ニューヨーク寄り…とかじゃなくって、
 誰もが、懐かしい…というように感じられるような曲作りと言うか…。
 そもそもアンティークなものが好きだったりするので、前に前に…と
 いうよりも、どこか懐かしい…と思えるようなものにしたいですね。」

「あー、それは分かります。もうそれは曲に表れていると思いますよ。」

「何か、格好付け過ぎず…と言うか。素朴な、自分達の中にある格好良さ。」

「…だって。格好付け過ぎてるってよ。」

「……。大輔さん、気を付けて下さいよ。」

「気を付けた方が良いよ(笑)。」

「…恐縮です(笑)。」

「結果が格好良くなってないと。ホラ、君は格好付けようとしてやってるから。」

「…恐縮です(笑)。」

「あははは(笑)。」

「なんか、色々な人に音楽を届けたいと思うんです。」

「それは、弾楽で…って事ですか?…いづみさん個人でって事ですか?」

「自分でもそうですけど、特に弾楽はそういうバンドにしていきたいですね。
 格好付けるんじゃなくて、普段、音楽を聴けないような国の方達とかに
 届けられたらって思うんです。施設に入っている方達にも送りたいですし。」

「そうか、格好付けるんじゃなくてね(笑)。ね!」

「…名指しで言って貰って大丈夫ですよ(笑)。」

「あははは(笑)。」

「よく分かりました。じゃあ、丹精君、ありがとうございました。」

「あ、お疲れ様でしたー(笑)。」

  


 ☆本日の注文品

・ネパールビール(600円×2点)…1200円
・スパイシー・ジンジャー&ワイン…550円
・スペシャルランチ…1350円
・クリームチーズとナッツのクレープ…420円

 計3520円!…奢らせて頂きました!!

 ☆中央林間 E Masala のHP…http://emasala.jimdo.com

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 子育てを始めて間もないママさんと、その子供とが一緒になって楽しめ、そして内容は本格的なジャズライブ…というのを目的とした mamaJAZZ…。昨年の11月に TRI4TH で出演させて頂いたのは記憶に新しいですがmama JAZZ Vol.1 に TRI4TH で参加!参照〕、その第2回目の企画に再度 TRI4TH で出演をしてきました。場所も前回と同じ駒込 K2O にて行われ、前回で得たノウハウをフィードバックし、更に一歩進めたライブになったと思います。

    

 前回の時には、お越し頂いたお客さんにアンケートをとっていたようで、良い意見は伸ばし、改善点は極力耳を傾ける等、運営者側の細かい配慮がより垣間見れた1日になりました。分かりやすい所ですと、定員を若干減らした事と、座るシートにラインを引いた事でしょうか。多くのお客さんにお越し頂けた反面、1組辺りのスペースがかなり狭くなってしまい、結果的に寛ぎにくくなってしまったという意見が前回時にあったのかもしれません。また、シート上での飲食を控えるにように促した事で、前回より整然とした雰囲気が保てていたような気がします。…とは言え、これでも満杯である以上は、新たな会場を探さなければいけないわけですが、現在の場所としてはベストな状態だったように思います。

    

 また、リクエスト曲を募っていた事も2回目以降ならではの試みです。前回演奏して大変好評だった“Let It Go”や、ジャズの部分も色濃く反映させた“Moanin'”等、自分達の幅の広さを反映させるのかのようなリクエストは有り難かったです…。また、先日行われた『ママモコモてれび』のイベントのステージ〔TRI4TH で『ママモコモくらぶ春祭り2015』に出演!
参照〕で初披露となった『となりのトトロ』の“さんぽ”のジャズ・アレンジ・バージョンもお送りしてみました。これは通常の“さんぽ”と比較しながら演奏したので、皆さんにも分かりやすくお聴き頂けたかもしれません。…こうして、徐々にですが、自分達も mamaJAZZ という空間に慣れてきた感覚もあり、運営者側と意見交換しながら今後に繋げていけたらと思いますね。

    

 今回は2回目という事でしたが、会場も同じで、出演者も自分達のままだったので、その中でどのように改善点を見出だしていくかというのは、大きな課題だったに違いありません。ある意味で一番プレッシャーの掛かる状況だったとも言えるでしょう。しかし、多くの努力が垣間見られた今回のライブは、更にこの企画を続けていける自信にも繋がり、より多くの方に知って貰える事でしょう。前述の『ママモコモくらぶ』イベントの時にも思いましたが、こういったライブの需要は予想以上にあり、それらを経験した自分達だからこそ出来る事も、きっとあると思うのです。今後もどうぞよろしくお願いします!…そして、自分達の作ったCD『わらべ JAZZ』がこうした形で喜ばれ、今回のような機会に繋がっていった事に、改めて感謝致します!

 ☆mamaJAZZ のHP…http://mamajazz.her.jp

 ☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com

 ☆駒込 K2O のHP…http://www.livecafestudiok2o.com

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 昨日は、Dixie Pork というバンドで1曲だけ演奏をしてきました。Dixie Pork と聞いて分かる人は恐らく僅かだとは思いますが(笑)、大学の軽音楽部で出会ったメンバーが集まり、大学卒業後も活動を続けていた、恐らく個人的に大学卒業後で初めて組んでいたバンドだと思います。やっていたジャンルとしては、アメリカンロックサウンドの日本語オリジナル曲という感じで、メンバーは自分以外、一軒家を借りて一緒に住みながら、その家をスタジオ(特に防音設備は無しです…近隣の家が無いので音が出せるという発想から選んでいました)とする等、当時としてはかなり逸脱した事をやっていたような気がします(笑)。ライブも数多くこなし、自分達主導のイベントも企画する等、なかなか充実もしてきていたのですが、2005年の中頃に事実上の活動停止へ…。その後はメンバーの1人は浜松、1人は中国の上海に行ってしまい、再開するのも厳しい状態となっていました。これらの詳しくは色々と長くなりますので(笑)、この辺りの話しは〔竹内大輔の写真日記(〜2009)、2005年を振り返る(8月)〕や〔竹内大輔の写真日記(〜2009)、2005年を振り返る(9月)〕を参照して頂きたいですが、あれから10年、ついに同メンバーでの演奏が実現したのでした。

  

 …何故にこういった機会が実現したかというと、Dixie Pork としてのライブのサポート経験もあり、そもそも Dixie Pork の1ファンとも豪語してくれている、自分達の大学時代の後輩が結婚をし、その結婚パーティーの余興として、我々 Dixie Pork のライブを依頼してくれたからです。勿論、この日には他にも多くのバンドやミュージシャンが演奏をする時間があり、他の幾つかのバンドと同様、1曲のみの演奏で5分程の時間しか無かったのですが、10年振りにメンバーが揃うという事もあり、非常に貴重な機会になったのではないかと思います。
 その後輩はベーシストで、2009年の9月に Dixie Pork としてライブをやる機会もありましたが〔竹内大輔の写真日記(〜2009)、第2回平和を願うコンサート in 埼玉参照〕、そこから数えても5年半振りです…。メンバーの1人は浜松から駆け付け(もう1人のメンバーは既に東京在住)、久し振りにメンバー4人が揃いました。演奏曲は、自分達を代表する曲だったと思われる“田園少年”。その後輩からのリクエストでもありました。

    

 メンバーが持ってきた自前のギターの音が出ず、同じく持ってきたベースのシールドのノイズがあまりにも酷かったので、結局は他の方の楽器を借りて演奏に臨むというトラブルはありましたが(笑)、無事にステージをやり切りました!…実はこの時はリハーサルも無しで、ぶっつけ本番で臨んだ演奏ではありましたが、約10年振りのステージは、ひとまずは堂々としていたものだったと思います。どうもお疲れ様でした!

    

 この後は、メンバー4人で久し振りに飲みに行ったりしていたのですが、やはり話題の中心は自分達のバンド活動の事ばかり…。良い話しも変な話しも(笑)、全てがバンドの財産であり、大いに笑わせて頂きました。1軒目は大学時代によく行った 300B(通称“サンビー”)。懐かしの BFFT(左上写真参照…恐らく、ベーコン・フランクフルト・フライドポテト・トマトソースなのだと思いますが…笑)を摘みつつ、2軒目は学校近くの居酒屋へ。そして3軒目には、どちらかというと高校時代によく行っていた餃子楼(右上写真参照)へ。とにかく学生生活の思い出の場所を梯子していった感じでした。

  

 そして、この3軒目の後に、メンバー1人に撒かれるという事態が発生し(笑)、その後3人で4軒目に飲みに行くも、自分が眠くなってしまい、ここで自分は脱落…。残りの2人と別れ、自分は歩いて帰宅しました。後の2人はカラオケ館で朝まで居て、ビートルズを歌いまくったのだか何だか…(笑)。この時既に時刻は深夜1:30過ぎ。まだまだ若い証拠ですね。結果的には、あっという間に過ぎ去った時間でもありました。こんな機会に感謝です。そして、おめでとうございました!

 ところで、
Dixie Pork のホームページは削除こそしていないものの、殆ど機能していないに等しいのですが、何故か当時のライブレポートは残っていますので、せっかくなのでここにリンクを貼らせて頂きます。今見るとなかなか面白いので(笑)、どうぞ良かったら御覧下さい(よく探すと、まだ10歳にも満たないミキヤが写っているのが確認出来ます…笑)。ちなみに、このライブレポートの最後の年は2005年になっていますが、これに変わってこの時から自分の最初のブログ〔竹内大輔の写真日記(〜2009)〕を書き始めた次第です。そして現在のブログに繋がっている事を考えると、日記って、付けるものだなと思いましたね、はい。

 ☆Dixie Pork の過去のライブレポート…http://dixiepork.zero-city.com/livereport.html

 ☆小口一真のブログ…http://ameblo.jp/futten/

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 今年3月の全国ダイヤ改正は、話題的にも内容的にも、とても印象的なものになっていたのではないかと思います。寝台特急『トワイライトエクスプレス』号の廃止、最後のブルートレインと言われた寝台特急『北斗星』号の臨時化、〔鉄道さんぽ 28.(北越急行、ほくほく線編)〕でも取り上げた特急『はくたか』号の廃止、そしてJR信越本線、JR北陸本線の一部区間が第3セクター化…等々、鉄道に興味の無い方でも、どこかで耳にした事がある出来事が多かったのではないでしょうか。
 寝台特急の廃止、臨時化というのは確かに寂しい感じはありますが、ここは新たに開通した路線に目を向け、これからの発展を期待したいと思います!…その2大トピックと言えば、やはり北陸新幹線と上野東京ラインでしょう。どちらも、日本地図が塗り替えられるぐらい…というと大袈裟かもしれませんが(笑)、乗客の流れは明らかに変わっていくと思われる路線でもあり、それに伴う付加価値も非常に大きなものになるかもしれません…。北陸新幹線の最速種別である新幹線『はくたか』号は、東京駅〜富山駅間を最速2時間8分、東京駅〜金沢駅間を最速2時間28分で結び、これまでのルート(それが前述の北越急行ルートですが…)よりも1時間以上も短縮されます。この事実を聞くだけでもワクワクしてきてしまいますが、車両も“日本一豪華な新幹線車両”と言われるE7系(JR東日本所属)、W7系(JR西日本所属)が用意され(両者に仕様の違いはありません)、今回のダイヤ改正の目玉としてその魅力が放たれています。

    

 3月14日当日。開通したての北陸新幹線に乗りたいところでしたが(笑)、流石に時間の都合上厳しかったので、同じくこの日開業された上野東京ラインを探索してみました。せっかくなので、E7系とのコラボ写真も撮っておきます(左上写真参照)。さて、この上野東京ライン、名前の通り上野駅と東京駅を結ぶ路線…のように解釈されがちですが、意味はもっと広く、上野駅と東京駅を経由し、JR宇都宮線(JR東北本線)、JR高崎線、JR常磐線から、JR東海道本線を相互直通運転する列車の系統路線名…というのが正しいでしょう。これはJR湘南新宿ラインと同じ考えで、路線名というよりは、系統名を名乗っているというわけです。…なので、上野駅〜東京駅間はの正式路線名は、現状もJR東北本線のままです(…とは言え分かりにくいので、こうは案内されていませんが…)。
 それまで東京駅止まりだったJR東海道本線、そして上野駅止まりだったJR宇都宮線、JR高崎線、JR常磐線が相互直通運転を始めるのですから、その乗り入れ区間は相当な範囲に及んでおり、実際、静岡県の熱海駅から栃木県の黒磯駅まで、片道4時間以上掛けて走行する列車も登場する等、その運行は非常に複雑になっているだろうと予想されます。車両に掲載されている停車駅案内もだいぶ細かくなっていました(右上写真参照)。JR常磐線に関しては品川駅までの片乗り入れとなっているので、割りとシンプルかもしれませんが、こちらは特急列車も日中を中心に乗り入れるので、インパクト的には大きそうな気がします。実際、東京駅で見るJR常磐線E231系(左下写真参照)や、特急『ひたち』号E657系(右下写真参照)はなかなか新鮮な光景ではありました。

    

 上野駅〜東京駅間は3、6km。この内の半分くらいは既に留置線があった関係で、実際新たに建設した区間は2kmにも満たなかったとは思いますが、土地の余裕が全く無い所に新たに線路を築くというのは、大変な孝治であったと予想されます。元々、この区間には東北本線用の線路があり、列車も設定されていたのですが、用地を東北新幹線用に転用させる事から秋葉原駅〜神田駅間で線路が分断。その後、東北・上越新幹線の東京乗り入れが実現しました。
 その状況で更に新路線を開通させなければならなかったのです。前述の通り、特に用地に余裕が無い区間が秋葉原駅〜神田駅間で、ここは新幹線の真上に、更に高い高架橋を造る事でクリアさせました。東京駅を出て暫くすると、上り勾配になって真下に新幹線を追いやり、そして秋葉原駅の手前で新幹線を横に見ながら下り勾配になっていく…という感じです。…この間、電車に乗っていたらあっという間ですが、相当な難工事であったに違いありません。

    

 そして上野駅に入ります。東京駅のJR東海道本線の雰囲気は、もう完全に中間駅になってしまっているような感じでしたが、上野駅はまだまだ終着駅感が残っているような気がしました。…というのも、まだ多くの上野駅始発列車が残っている事と、北行きの3路線同士が漂わせる広い駅構内によるものなかもしれません。それまでのJR東海道本線からの列車が、ここで3方向(大宮駅までは2方向が同じですが)に分かれるのですから、乗客案内をしっかりしないと間違えてしまいそうです。そして直通運転区間が長きに亘っている為、もしも寝過ごしたら、とんでもない事にもなりかねませんね…。JR宇都宮線で上野駅で降りようとしていたら、寝過ごして熱海駅まで来てしまった…とか、今後本当にありそうです。注意して頂きたいですね。

    

 さて、上野駅では、今回のダイヤ改正から見られる光景を発見しました。右上写真がそれなのですが、E231系とE233系が併結して運転されていました。これまでは無かった事なのですが、こちらも今回のダイヤ改正を象徴する姿かもしれません。とにかくファン心理をくすぐられる光景です(笑)。

 この日、自分が上野東京ラインを探索していた時間は1時間にも満たなかったのですが、もうこれだけの話題を挙げてしまいました(笑)。新たに開通した区間は短けれど、その内容や効果は壮大なものがあるという何よりの証拠でしょう。北陸新幹線と共に、大いに注目していきたい路線であるのは確かなようです!

 ☆JR東日本のHP…http://www.jreast.co.jp

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 「心が旬のうちに録っておきたいので、来週の平日の深夜空いてる?」と、ボーカル・ギターの丸本達也さんから連絡が来たのは、今回のレコーディングが決まった4日前の事でした。振り返ればこの更に1週間前に、この曲は旬の時期が短いので、気持ちがまだワクワクの時に録っておきたい…という依頼があったわけですが、自分の予定とスタジオのスケジュールがつかずに、いったん流れてしまったものでもありました。
 …そして今回は深夜帯に目を向け、リスケジュール。流石に深夜なら時間が空けられ、急遽今回のレコーディングに至ったのでした。場所はお馴染みの吉祥寺 Leda。時間は日を丁度跨いだ、深夜24:00から朝の5:00までの5時間…。これは気合いを入れねばなりません。この日、自分は夜に仕事があり、それを終えてからのスタジオ入りとなったので、自分が始められたのは1:00ぐらいになっていましたが、事前に頭の中で演奏のイメージを立て、レコーディングそのものは順調に進められる事が出来たと思います。

    

 レコーディングさせたのは、1つの曲…という事ですが、2バージョンを予定していて、1つは歌有りの通常バージョン、ではもう1つはというと、歌無しのインストバージョン…との事でした。一瞬、カラオケ用の録音かと思いますが、そうではなく、自分のピアノをメインにして、ピアノがそのメロディをとり、テンポも落として全くの別バージョンとして、ピアノインスト曲(丸本さんが言うところの、インスト版DS…というものですね…)として録音したのでした。タイトルが1曲…ではなく、1つの曲…と書いたのはその為です。
 録音は至って順調に進められました。自分が遅れて1:00に着くまで、丸本さんはクリックを聞きながら練習をたっぷり出来たそうで、これがまたスムーズなレコーディングの流れに繋げる事が出来ました。…というのは、自分がスタジオに着いた時点で、丸本さんが担当する部分の録音は終えていて、それに自分のピアノを重ねるという作業から始められたからです。
 1、2回やって手応えを掴み、そして今度は丸本さんと自分と、同時に録音します。結果的にはこちらのテイクを採用する事になりましたが、こういった最初からの流れがあったからこそ、このテイクに辿り着く事が出来た部分もあり、自分達のレコーディング方式として、1つの答えを生み出せたような感じがしたものです。勿論、採用テイクはそれぞれの良さが出た、なかなか聞き応えのあるものとなりました。
 さて、インストバージョンの方にすぐ移ります。事前に丸本さんから、曲調の概要は聞いていたのですが、更に自分は細かいアレンジを事前に考えてきており、丸本さんにその場で確認して貰いつつ、直ぐさま録音へ…。丸本さんも気に入って頂けたようで、こちらも2回程のテイクで終える事が出来ました♪…この時点で時刻はまだ2:20。相当順調だったと言えるでしょう。深夜のレコーディングで恐いのは集中力が切れる事なので(笑)、そんな事?になる前に音が残せて良かったと思います。

    

 この後には丸本さんがコーラスを重ねたりして、3:00には全ての録音を終える事が出来ていました。…とは言え、ここで終わりではありません。この場でもうミックスをやってしまいます。だからこそスタジオを5時間抑えたわけであり、本当にこの1日でほぼ完成まで近付けるという段取りでやっていったのでした。
 こうして時間内に曲は完成。あっという間に1つの曲の2バージョンが出来上がった事となりました。恐らく今後リリースするであろうCDに入ると思うのですが、まず最初にこの1曲…という事で完成させた次第なのだと思います。個人的にはインストバージョンの方の処遇が気になりますが(笑)、暫くは動向を見守っていきましょう。

 さて、気になるこの曲とは…何でしょう。丸本さん本人の発表を待ちますが、旬な曲であるという事は確かです。地元広島を愛する丸本さんですから…旬感が出ているという事で、何となく分かってしまうかもですね(笑)。どうもお疲れ様でした!

 ☆丸本達也さんのブログ…http://blog.livedoor.jp/waits2/

 ☆吉祥寺 Studio Leda のHP…www.studioleda.com/

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 東日本大震災から4年目の3月11日を迎えました。4年前のこの日は自分は何をしていたのかというのは〔2011年を振り返る 1.参照〕に記してあるので重複してしまいますが、その日の夜の赤坂 Kuro での演奏が中止になっただけで、今思えばそんなに大変ではなかったような気がします。
 地震発生時は池袋周辺にいて、確かにこの時の自宅の成増まで2時間掛けて、バスと歩きで帰りましたが、夕方の18:00頃には家に戻れていましたし、家族も揃っていましたし、ただただ動向を見守る…というような状況ではありました。
 むしろ、大変だったのはその後の事でしょう…。次の日の3月12日から自分は中国ツアーが入っており、5ヶ所を巡る10日間の壮大な行程が組まれていたのですが、南京での1ヶ所での演奏をした後に、対外的な活動を自粛するという外務省からの方針が出てしまい、ツアーは途中で中止、5日目にして日本に強制的に帰国させられてしまう事になりました〔amin、中国ツアー(2011.3.12~3.16)
参照〕。この時に思ったのは、自粛って何だろう…という事と、帰ってから何をしよう…というものでした。
 日本に帰国した当初、自宅周辺は“計画停電”の最中にあり、街から明かりが消えた中を最寄り駅から歩いて帰ったのですが、思ったより普通に歩けた事と、月明かりの眩しさを改めて知る事が出来たという記憶が思い出されます。そして自宅に戻って丸1日考えた後、色々な仕事仲間に連絡をしていったのでした。
 …というのは、元々自分は10日間の予定を抑えられていたので、その間に他の演奏の仕事を誘われるも、幾つか断らざるを得ない状況が続いていたのです。しかし、せっかく自分の身が空いたので、何か協力出来る事は無いかと、直前ながら聞いてみたのでした。突然な行動ではありましたが、皆、快く承諾してくれ、それで実現したライブが〔五香(松戸)慎家から元気を…〕や〔牡羊座とは、雄の羊〕でもありました。改めて考えると、このライブへの参加は、自分の今後への行動に深く影響しているような気がしてなりません。
 …その後、自粛の為にキャンセルしてしまうライブも然り、いや、こんな時こそ実行した方が良いというライブも然り、暫くはこうした状況が続いていきましたが、自分の場合は、それ程はキャンセルの影響は受けていませんでした。また、こうした時だからこその工夫を拵えたライブも多く、やり方次第では、音楽もまだまだ需要はあると思ったものです。

  

 …そうして今日を迎えております。いつものように自分は、これから出向くリハーサルの準備をし、夜に行われる演奏の譜面を整え、深夜に行われるレコーディング(笑)のアイデアを考えています。こうして音楽という仕事に、いつも通りに関われる事の幸せを噛み締め、まずは自分の為に音楽活動を続けていきます。どうぞ今後ともよろしくお願い致します。
 改めて、震災で亡くなられた方々やご遺族に、お悔やみ申し上げます。また、全ての被災者の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

拍手[5回]



 今回でこのブログは1000回目を迎えます!…思い起こせば、5年前の1月にこのブログを開設して2010年、ブログ始めました!参照〕以来、コツコツと更新してきたわけですが、多くの方に見て頂けた事で、ここまで続ける事が出来ました。改めまして、いつも御愛読ありがとうございます!…これからもマイペースに続けていきますので、どうぞ末永くお付き合い頂ければと思います。

    

 さて、第1000回目の記事の写真として、この車両に登場頂きましょう。JR山手線を走るE231系500番台ですが、東京駅開業100周年に因んだラッピングがなされたスペシャル仕様となっており、大台に乗った記念として掲載させて頂きました。赤レンガ色とも比喩されていますが、今年の3月末まで運転されるという事で、このブログの1000回目のタイミングに間に合ったというのも縁なのかもしれません。…ちなみに前回のブログでも、第1000回目の記事は山手線の記念車両と掲載しています〔竹内大輔の写真日記(〜2009)、祝、1000回目!!!参照〕。こちらは、山手線の命名100周年というもので、チョコレート色と比喩されたラッピングがなされていました。何故だかこちらの節目とタイミングが重なるので、偶然にしても何だか嬉しいものです。

 1000回目を迎えたという事で、プラグインに掲載しているリンクの欄も、一大更新させて頂きました。振り返れば、このブログを始めて以来、リンク欄は微調整しかしてこなかった感じがしたのですが、改めて追加等の整理してみると、現在のリンクは200件以上!…一気に以前の倍にまで膨らみました。多くの出会いに感謝致します。それでは1001回目以降も、どうぞよろしくお願いします!

拍手[8回]



HN:
竹内大輔(Pf,Key)
性別:
男性
自己紹介:
1980年1月29日生まれ
の生粋のO型(…が、初対面
ではよくA型と見られる)。
3歳(自分では記憶に無い)
からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学
ではバンドも経験する。現在の
活動は日本全国から海外に及び、
各地のライブハウスやラウンジ、
レストラン、そしてバー等での
演奏は勿論、各アーティストへの
レコーディングや、作曲・編曲
等にも積極的に取り組んでいる。
日本、世界中を飛び回りたい、
鉄道、旅客機、旅行、写真好き。

5月16日(木)
銀座 No Bird
Open…18:00~、
1st…19:30〜、
2nd…21:00〜、
Charge…3500円(ドリンク別)
コースを御予約の方は2500円
Member…(Pf)竹内大輔、
(B)池田暢夫、
(Ds)佐々木俊之

全曲オリジナル収録の最新作、
4th.CD アルバム『Voyaging』
発売中!(2015.4.15 Release)
●詳しい曲解説はこちらへ!

・トレイラー公開中


★タワーレコードオンラインで
 発売中(ボーナストラック
 “In A Sentimental Mood”収録)
 …こちらへ!

★iTunes にて配信中
(“Casa Familia[Pf Solo]”
 限定配信!)…こちらへ!

★Amazon で発売中…こちらへ!


初カバー・アルバム、3rd.CD
『ReInterpret the passage』
発売中!(2013.4.10 Release)
●詳しい曲解説はこちらへ!

・Music Video“Love Theme
 From Spartacus”公開中!


★iTunes にて配信中…こちらへ!

★Amazon で発売中…こちらへ!


全7曲入り、トータル70分強の
意欲作、2nd.CD アルバム
『Fingers Dance』ライブ会場限定
発売中!(2011.7.3 Release)

   Fingers-Dance-jak.jpg



全曲オリジナルの 1st.CD アルバム 『Pictures』発売中!…在庫僅か!
(2008.10.17 Release)

   Pictures-photo

★iTunes にて配信中…こちらへ!

SME Recrods からの
メジャーデビューアルバム
『ANTHOLOGY』のMV
“Maximum Shout”公開中!


初のカバーアルバム
『Hybrid ROOTS』に
収録されている、TRI4TH
自身によるセルフカバー
“FULL DRIVE”の MV 公開中


TVアニメ『博多豚骨ラーメンズ』
の ED を飾った TRI4TH 楽曲
“DIRTY BULLET”の MV 公開中


TRI4TH、6th CDアルバム
『4th Rebellion』の MV
“Rebellion”公開中


同“Guns of Saxophone”公開中


TRI4TH & カルメラ
スプリット・ミニ・アルバム
『HORNS RIOT』のタイトル曲
MV“HORNS RIOT”公開中


5th CDアルバム
『Defying』の MV
“Green Field”公開中


同“Sand Castle”公開中


ベストアルバム
『MEANING』の PV
“Dance 'em All”公開中


4th CDアルバム
『AWAKENING』の PV
“Bon Voyage”公開中


同 PV“Freeway”公開中


3rd CDアルバム
『Five Color Elements』の PV “Evervbody Knows That”公開中


2nd CDアルバム
『TRI4TH AHEAD』の PV
“TRY AHEAD”公開中


Music Video
“Introduction Pt.3”〜
“The Return Of Nautilus”公開中


Music Video
“YOISURA”公開中


Music Video
“行きゅんにゃ加那節”公開中


Music Video
“豊年節”公開中


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