今まで遠征ツアーで、このCDの発売に即したライブは何度かやってきましたが、今回は更にそのCDの世界観に踏み込んで貰う為に、1ステージ目はCDの曲順通りにやっていきました。その意味ではCDの1曲目の“Overture”から“ヨイスラ”への曲の繋ぎを再現出来た事は良かったのかもしれません。“Overture”自体が、このCDの導入の為に用意された曲でもあった為、今までライブの選曲に組み込む事が難しく、実は今回のライブが初お披露目でもあったのでした…。そして、ボーカルの里アンナさんが登場して、“ヨイスラ”にそのまま傾れ込む…。CDの世界観がバッチリで今回のライブの幕開けとなったのでした。
他、“Affirmation”や“Mangrove”等も、今回もライブで初お披露目の曲達でした。本当にこの日はCDに収録されている曲を余す事無くお送りしており、その意味ではツアー・ファイナルと言うよりも、レコ発ライブという側面の方が強かった1日になっていたのかもしれません。しかし遠征ツアーを経て、確実にバンドサウンドの色が濃くなりましたし、一体感も数段良くなっています。ツアーの経験はやはり今回に生かされ、メンバーそれぞれも攻めの姿勢でライブに向き合う事が出来ていたように思いました。
今回はスペシャルゲストとして、津軽三味線のはなわちえさんにお越し頂きました。説目するまでもなく、初代?黒船のメンバーの1人で、里アンナさんを除いた計4人のメンバーで、ここ Last Waltz で関谷君主催のライブ〔関谷友貴の Live ソムリエ bottle.5!参照〕を行ったのが、この黒船誕生の切っ掛けでもあったのでした…。あの時に演奏した曲もやりつつ、現在の黒船のレパートリーにも何曲か参加し貰い、現黒船の津軽三味線を担当する、白藤ひかりさんとの津軽三味線バトルは感慨深いものがありました。今まで共演してそうな2人でしたが、実は共演は初との事で、とても貴重な時間になったのではないかと思います。
こうして、『BREAKTHROUGH』のレコ発ライブ、並びにCD発売記念ツアーは終了となりました。ライブも盛り上がり、とても楽しい時間だったと思います。このライブ後には、クラウドファンディングで支援をして頂いた方との食事会が用意され、お客さん方と会話を交えながら、滅多に無い時間を過ごす事が出来ました。この方達のお陰で、CD『BREAKTHROUGH』は誕生出来たと言っても過言では無く、来年に向けた黒船の抱負をリーダー関谷君自身からも聞く事ができ、また面白そうな1年になりそうな予感でした。
このCDを最初にレコーディングしたのが、今から約1年前の事で、これは前作のツアーを終えた直後の事〔2014年を振り返る 3.参照〕でもありました。…そう考えると、最初にCDをリリースさせてから留まる事無く突き進んで、今回のライブがあったようにも思えてきます。その意味では、ライブ後の現在はひとまずの休息時間とも言えるのかもしれませんが、是非とも来年の黒船活動も注目して頂ければと思います。…本当に多くの方の協力があってCD発売に至りました。改めて、どうもありがとうございました!
☆黒船のHP…http://www.peaceofcake.net/kurofune/
☆渋谷 Last Waltz のHP…http://lastwaltz.info
お店に足を踏み入れると、そこは以前とは別世界が広がっていました。少しスタイリッシュな雰囲気も漂っており、カウンターを1席潰した分、ステージは結構広くなった印象があります。店内はテレビが設置され、動画も流せますし、カラオケの設備もあるとの事。キーボードは新しい物を入れていて、演奏する側にも心機一転の気持ちを感じさせてくれるものでした。
これまであったソファは無く、高椅子とテーブルの組み合わせで客席は設定されているようでした。勿論、カウンターも残っていますが、全体の印象としては、気軽に足を運べるような雰囲気になっていたと言えるでしょう。今後、様々なミュージシャンがここに出演をされると思いますが、雰囲気に馴染んで頂けたら何よりと思います。
今日の演奏者は、ボーカルに白石恭子さん、宗像夏子さん、そしてベースにかわ島崇文さんは以前からの出演者でもあり、今回は初めましてのトロンボーンの海江田紅さんを加えて、5人で演奏させて頂きました。そもそも5人で演奏というのも、昔からしたら相当珍しい状況ではありますが、これはステージが広くなった事も大きいでしょう。これまでの Kuro では出来なかった事が、今後はどんどん可能になっていく事を予感させてくれます。自分もチラチラと出演していくと思いますので、どうぞ新しい Kuro もよろしくお願いします!
☆赤坂 Live Bar Kuro のHP…http://www.livebar96.com
発売日となった12月2日は、黒船メンバーでリハーサルを行っていた為、その足でそのままタワーレコード渋谷店に御挨拶をしに行ってきました。そして、左上写真通りの大展開!…隣りには TRI4TH のブースも控え(笑)、そしてよく見ると、黒船ブース内にも自分のピアノトリオを始め、Nautilus のCDも展開されているではないですか!…何という嬉しいご配慮。改めて、ありがとうございました。また、後述もしますが、来年2月7日(日)に、ここタワーレコード渋谷店で行われるインストアライブのポスターも出来上がっており、こちらも見応え有りです。それぞれにメンバー全員から、サインやメッセージを添えてきました。足を運んだ際等に御覧頂けると幸いです!
そしてこの足で、タワーレコード新宿店にも行ってきました。こちらも専用のブースを用意して頂いており、サインやメッセージを書かせて頂きました。邦人ジャズコーナーが非常に充実しているこちらの店舗も、是非ともチェックをよろしくお願いします!
さて、このCD『BREAKTHROUGH』リリースに伴い、収録曲“YOISURA”のMVも公開となりました。これまで、一般公開はショートバージョンのみとなっていたのですが、改めて、完全バージョンをお楽しみ頂けたらと思います!…こちらは、御覧になって頂ければ分かりますが、同じCD内に収録されている“行きゅんにゃ加那節”のMVとは完全に世界観を変えていますので〔黒船、2作目の Music Video“行きゅんにゃ加那節”公開!参照〕、見比べてみるのも面白いかもしれませんね。
この発売となる日には、黒船メンバーでリハーサルを行っていたと書きましたが、勿論これは今度12月5日(土)に行われるレコ発ライブに向けてのものです。また、先月辺りから行ってきたリリース・ツアーのファイナルとなるものでもあり、メンバー一同気合いが入っているは言うまでも無いでしょう。しかもこの日にはゲストとして、初代?黒船メンバーであった、津軽三味線のはなわちえさんの参加も決まっております。滅多に見られない津軽三味線奏者同士の共演(…というか、共演自体が初めてだそうです)も含めて、どうぞ楽しみにしていて下さい!
また、前述通り、黒船は来年2月7日(日)にタワーレコード渋谷店でインストアライブを行います。しかも場所は1階フロアにてです!…オリジナル性を大事にしてきた自分達のサウンドを多くの方に見て貰えるチャンスでもあります。これは何としもて盛り上げていきたいですね。お店のイベントページも参照の上、こちらも是非ともお越し下さい!…というわけで、新作CD『BREAKTHROUGH』と共に、今後ともどうぞよろしくお願いします!
●12月5日(土)渋谷 Last Waltz
Open…18:00~、Start…19:00~2ステージ
Charge…前売り3500円、当日4000円、学割1500円(共にドリンク別)
Member…≪黒船≫(B)関谷友貴、(Vo)里アンナ、(津軽三味線)白藤ひかり、
(Pf)竹内大輔、(Ds)佐々木俊之
Special Guest…(津軽三味線)はなわちえ
●2016年2月7日(日)タワーレコード渋谷店1階
Open…10:00〜、Start…17:30〜30分
Charge…無料
Member…≪黒船≫(B)関谷友貴、(Vo)里アンナ、(津軽三味線)白藤ひかり、
(Key)竹内大輔、(Ds)佐々木俊之
☆黒船のHP…http://www.peaceofcake.net/kurofune/
そもそもこのフリーライブですが、今回のツアーが決定した頃には、まだ予定としては組み込まれていませんでした。前述の11月15日に行われたライブが早々とソールドアウトになったのを切っ掛けに、ファイナルまでに関東で行うライブがインストアライブしか無い事を勿体無いと思い、急遽、日頃の感謝の気持ちを込めて、フリーライブとして企画されたのでした。場所は渋谷 The Room にて…。自分達クラブジャズバンドを育て上げてくれている貴重なライブハウスとしても有名であり、今回は急なお願いにも関わらず開催を引き受けて頂けた事に感謝でした。
フリーライブという事で、細かなライブ時間は決めていませんでしたが、1ステージ1本勝負でやる事は決めていました。そこで、ライブスタートまでの時間は、いつも TRI4TH がお世話になっている、衣装の岩田さん、そしてヘアメイクの米沢さんにDJをお願いしており、自分達のライブに華を添えて頂きました。そして更に、急遽ではありましたが、トランペットの織田君もDJに参戦(左上写真参照)。こちらも珍しい時間になったのではないかと思います。
そうこうしている内にライブが始まりました。1ステージ、長めの1本勝負という事で、普通に考えれば自分達の身体のペース配分の事も考えなければいけない筈ですが、今回は最初から全力で演奏させて貰ったように感じます。…いや、最初はペース配分を考えようとはしていたと思うのですが、まずはお客さんの近さと、その多さに圧倒され、これは最初から全力で楽しませなければ…と思ったのです。この事は、恐らくメンバー全員が思った事でしょう。リリースツアー前半戦を経験した、力のあるサウンドがその場所を支配させていました。
また、今回のライブが終わると、12月後半になるまで TRI4TH のライブは予定されていないので、ある意味でこの日が前半戦の集大成になるという事を、皆で共有して感じていたのかもしれません。お客さんからの笑顔や、楽しく踊っている姿を演奏の活力にし、最後まで踏ん張って弾き切りました。こちらも楽しい時間を過ごす事が出来たと思います。本当にありがとうございました!
この日はフリーライブであったので、予約制には出来ず、蓋を開けてみるまで、どれくらいのお客さんにお越し頂けるかは分からなかったのですが、結果的に多くの方に足を運んで頂けて、とても熱量のあるライブとなりました。改めて、皆さんに感謝です。…そして同時に、今まで以上の期待と責任も感じました。ツアー後半戦も、その期待以上に添える時間を提供していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。そして、ひとまずツアー初日からの約2週間、本当にお疲れ様でした!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
☆渋谷 The Room のHP…http://www.theroom.jp
…とは言え、昼からの公演があるという事で、前日同様やはり入り時間は早く、それは銀座に朝の9:00というものでした。前日、車組ではなかった自分とトランペットの織田君は前橋市内のホテルに宿泊し、次の日の朝に電車移動する事を選択…。ホテルから最寄りの新前橋駅の電車の出発時刻は6:38発というものでしたが、これが素晴らしい事に、今年の3月に開通した上野東京ライン直通の列車という事で、銀座ケントスの最寄り駅である新橋駅まで乗り換え無しの1本で行けてしまうのです。ここで上野東京ラインの恩恵にあやかるとは思いませんでしたが(笑)、群馬の山々を横目に見つつ、お陰で車内ではぐっすり快適に過ごせました。新橋駅到着は8:51。パーフェクトに完璧、所謂パーペキです♪
銀座ケントスでの演奏は、恐らく自分は初めてだったと思いますが、天井が高く、ゴージャスな雰囲気が一目で分かる程に溢れており、それはお客さんの座席にも表れていました。中央から背後に向かうに従って高さも付けられ、どこからも遮る物がなくステージが見渡せます。左上写真がリハーサル時のものですが、この環境に照明の力も手伝って(右上写真参照)、豪華さ溢れるステージが展開されていったのでした。
CDのレコ発ライブという事で、CD収録曲は勿論、他にも何曲かカバー曲を演奏させて頂きましたが、一応『NÎROCK!』との差を出す為に、少ししっとり目の曲を多めにお送りしていきました。…というのは実は一部分だけで(笑)、後は通常の『NÎROCK!』通り?ガンガンに攻めた曲をお送りしていきました。…と言いますか、お客さんも実はそれを心のどこかで期待されていたのではないでしょうか(笑)。ライブの最後にはお客さんを立たせて、皆で身体を揺らしつつ踊っていきます。それはどこかで心の開放がされたかのようで、皆楽しそうに身体全体でライブを楽しんでいる感じでした。勿論、自分達も楽しく演奏出来たと思います!
…とは言え、2時間ぶっちぎりのステージを昼夜2回公演行っているのは事実なので、疲れが無いわけでもありません。そして次の日もまた TRI4TH のライブが控えてたりと、まだまだ自分達は音楽活動の渦中にいるわけなのでした。それもあってか、この日の打ち上げはメンバー全員共に、心から楽しんでいる感じがありました。思い切り演奏に打ち込み、そしてその後は思い切り打ち上げで楽しむ…。充実したライブを終えられたならではでしょう。今回も本当にお世話になりました。どうもありがとうございました!
そして大事なお知らせが…。『NÎROCK! Vol.10』、来年の5月28日(土)、29日(日)にお馴染みの渋谷 Glad にて決定です!…サポートメンバーは今回同様、TRI4TH +平田崇でお送りします♪…10回目となる節目に自分達を呼んで頂き、本当に感謝ですよね。これは目一杯盛り上げなければいけません。どうぞよろしくお願いします!
☆新納慎也さんのHP…http://www.shinya-niiro.jp/index.html
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
☆銀座ケントスのHP…https://www.kentos-tokyo.jp/ginza/
昼からライブがあるという事は、必然的に入り時間も早くなります。それは現地に10:30というもので、確かに早かったですが、自分は電車で向かい、途中の高崎駅では、駅の立ち食い蕎麦に舌鼓を打ったり、臨時列車の『SL みなかみ』号に出会えたりと、それなりに楽しく向かわせて頂いたものでした(笑)。
最寄りの前橋駅からも、清心幼稚園へは少し距離があったのですが、立派な県庁を通ったり、遠くに山々が見えたり(この日は秋晴れらしく、非常に天気の良い1日でした)と、自分の中の旅心を沸き起こさせつつ、モチベーションを上げながら現地に到着したのでした。
そして、現地に着いて驚きました。幼稚園での演奏…という事で、失礼ながら大した演奏環境は期待していなかったのですが、グランドピアノを常駐させ、音響や照明も完備している立派なホールのような場所に案内されるではないですか…。これが幼稚園内に存在している事に、ただ者ではないものを感じたのは言うまでも無いでしょう…(笑)。今の建物になってからは10年ぐらいが経っているようですが、こうした場所を提供している事に本当に感心させられました。表には立派なライブ看板も立てて頂いており、とても時間を掛けて歓迎して頂いている事が嬉しかったです。
こうした場所が存在しているというのは、現在の園長先生とお会いして、何となく理解が出来たような気もしました。とにかくファンキーな方と言いますか(笑)、恐らく好奇心旺盛な方であり、お話ししてとても楽しい方なのでした。ライブ後に改めて気付くのですが、今回のライブの雰囲気も、正に園長先生の人柄をそのまま会場に持ってきたような、そんな時間だったようにも思います。自分達のリハーサルの時間から「イエーイ!」と声を掛けてきて下さり、一緒に何度も何度も記念写真を撮る等、とにかく元気を頂いたものでした(笑)。
さて、まずはお昼の部の始まりです。“わらべ Jazz”の曲目を中心としたセットを組んで臨んだこのステージは、お客さんの対象も、お子様連れの家族が中心です。客席の前方部分には可愛い椅子が並べてありましたが、これは幼稚園内ならではでしょう。ここの園児も多かったに違いありません。ただ、後から考えると、むしろこの日1日は、ずっとこのような雰囲気なんだろうなとも思っていたものでした。それが夜になると、また雰囲気を変えたライブステージへと変貌を遂げるのです。
昼間公演が14:00〜だったのに対し、夜の公演は19:00〜で、そして全2ステージが予定されていました。ライブチャージも異なっており、夜はビッフェ式の食事や、お酒の提供までもがなされていたのには驚きました。この時点で園長先生は既に赤ワインを嗜んでおりましたが(自分にもだいぶ勧められました…笑)、照明も少し落ち着き目にしていて、昼間(上写真参照)との差は写真でも一目瞭然だと思います(下写真参照)。改めて、ここが幼稚園だとは俄には信じ難い光景でした。
昼間も沢山のお客さんにお越し頂きましたが、夜は更に多くのお客さんにお越し頂き、会場は満席になっていました。こうした会場を提供する場所だからこそ、ここ発信のイベントには多くの方がチェックしているのかもしれません。…そしてここからは、通常の TRI4TH の勢いをそのままにライブをお送りしていきました。流石にお客さんの年齢層はやや高めではありましたが、徐々に空気も温まってきており、会場が1つになっていくのを感じたものでした。
それまでの『AWAKENING』ツアーと同等、取り上げる曲の殆どがアッパーな雰囲気を持って挑みます。自分達も会場を動き回り、皆で身体を揺らして楽しんでいきます。勿論この日は着席スタイルのライブではありましたが、ライブの最後の方ではお客さんを立たせ、ここでも会場をダンスフロア化させました。勿論、お客さんは任意ではありましたが、ここで率先して踊っていたのが園長先生であった事は、もはや説明するまでも無いでしょう(笑)。会場の温かい雰囲気を作り出し、そして自分達のテンションも上がったものでした。本当に楽しい時間をありがとうございました!
最初は静かな雰囲気を予想した清心幼稚園でのライブでしたが、蓋を開けてみれば、今までのどの会場にも引けを取らない程、盛り上がった1日になったと思います。お客さんは勿論の事、この清心幼稚園側のスタッフの方からも大好評で、とても遣り甲斐のある時間を過ごさせて頂いたのだと思いました。皆、本気で楽しんでくれるので、自然と自分達も誠心誠意込めた演奏へと繋がっていけるのです。
こうした正の連鎖がスムーズに行える場所というのは、実はとても貴重なようにも思います。そしてそれが幼稚園で行われたというのは、もはや奇跡に近いのではないでしょうか…(笑)。こうした場所に出会えて本当に感謝でした。お腹いっぱい、お酒も楽しく沢山頂き、そしてまた来れる日を願って、長い1日を終えられました。どうもありがとうございました!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
☆前橋清心幼稚園のHP…http://www.seishin-gakuen.jp
リリース・ツアーも好調な TRI4TH は、このツアーの後半も予定されていますが、今年末にはカウントダウンライブへの出演も決定されています。この日は Playwright レーベルの各バンドが勢揃い!…年越しを共に過ごしましょう。それでは今年もあと1ヶ月、気合い入れて臨みます!
●12月4日(金)赤坂 Kuro
Open…19:30〜、 Start…20:00〜
Charge…5000円(フリードリンク付き)
Member…(Vo)白石恭子、(Vo)宗像夏子、(Tb)海江田紅、
(Sax,B)かわ島崇文、(Key)竹内大輔
12月1日をもってリニューアルオープンをする事になった赤坂 Kuro。
これまでのシステムとは異なり、ミュージックチャージが明記されての
ライブとなりました。第1週の1日〜4日はリニューアルオープン期間の
イベントで特別料金となっており、フリードリンク制となっています。
新たな装いとなった Kuro を気軽に見れるチャンスかもしれません!
自分は今月はこの期間中のみの出演となりますが、来月以降にも何度か
出させて頂くと思いますので、どうぞチェックの程よろしくお願いします!
●12月5日(土)渋谷 Last Waltz
Open…18:00~、Start…19:00~2ステージ
Charge…前売り3500円、当日4000円、学割1500円(共にドリンク別)
Member…≪黒船≫(B)関谷友貴、(Vo)里アンナ、(津軽三味線)白藤ひかり、
(Pf)竹内大輔、(Ds)佐々木俊之
Special Guest…(津軽三味線)はなわちえ
黒船の 2nd. CDアルバム『BREAKTHROUGH』の発売記念ツアーの締め括りとなる、
東京でのライブです。CD自体は12月2日全国リリースされる予定ですので、共に
メモリアルな1日となるでしょう。既に福岡、大阪での遠征ツアーを終えた自分達は、
それまでの経験を蓄えており、このファイナルの東京ライブにぶつけて?いきたいと
思います。どうぞ楽しみにしていて下さい。そしてこの度、黒船の初期メンバーでも
あった、津軽三味線のはなわちえさんの参加も決定致しました。現メンバーである
白藤ひかりさんを紹介したのは、はなわちえさんでしたが、聞くと、まだこの2人の
共演は無いのだとか…。これは、非常に貴重な瞬間が展開されるかもしれませんね!
●12月8日(火)自由ヶ丘 Mardigras
Open…19:00〜、1st.…20:00〜、2nd.…21:30〜、
Charge…2100円(ドリンク別)
Member…(As)山上祐子、(B)鹿島達彦、(Pf)竹内大輔、(Ds)小野裕市
久し振りにサックスの山上祐子さんのセッションライブに参加します。
時期柄、クリスマスの曲も予定されているとの事ですが、他には蓋を
開けてみないと分からない曲ばかりかもしれません(笑)。…とは言え、
セッションはその場の即興感も大事であり、そのスタンスでの臨めたらと
思います。メンバーは自分はお初の方ばかりですが、それこそが今回の
セッションへの良い刺激になりそうです。どうぞよろしくお願いします!
●12月9日(水)外苑前 Z・imagine
Open…19:30〜、Start…20:00〜、
Charge…2800円(ドリンク別)
Member…(Tap Dancer)丹精、(Pf)竹内大輔、(B)石川慎一郎
今年の2月に香港で公演を行った、タップダンサーの丹精君率いるトリオバンド、
D.S.T.(名前の由来は、メンバーを見ればお分かりかと思います…笑)。その後、
1度だけ東京でもライブをやらせて頂きましたが、今回久し振りに2度目となる
東京ライブを行います。場所はお馴染の外苑前 Z・imagine にてですが、今まで
何度も足を運んでいるお馴染みのこのお店で、どのようなパフォーマンスを繰り
広げていけるか、自分としても非常に遣り甲斐を感じます。お待ちしています!
●12月10日(木)赤坂 Pro-Amuse
Open…18:00~、
1st.…19:30~20:05、2nd.…20:40~21:15、3rd.…21:50~22:25、
Charge…3000円(ドリンク別)
Member…(Vo)白石恭子、(Key)竹内大輔
毎月定期的にやらせて貰っている赤坂 Pro-Amuse での、ボーカルの
白石恭子さんとのライブです。この12月は恭子さんの誕生日月でも
ありまして、そして何と正にこの日の10日が恭子さんの誕生日です。
皆さん、盛大にお祝いしましょう♪…ちなみに、今年も29回目の
誕生日…だと思います(笑)。ロウソクの数をお間違えの無いよう…。
●12月11日(金)経堂 Crazy Love
Open…19:30~、Start…20:00~
Charge…2500円(ドリンク別)
Member…(Vo)ランデル洋子、(Vo)青山祐子、
(Pf)竹内大輔、(B)菊田茂伸、(Ds)金澤沙織
お馴染み、経堂 Crazy Love でのジャズライブです。この日は豪華に
ダブルボーカルとなっていて、それぞれの魅力を1度に楽しめる日と
なっております。楽器陣もお馴染みの方ばかりという事もあって、
リラックスした雰囲気で、即興感溢れるジャズの世界をお送りして
いきたいと思います。12月もどうぞよろしくお願いします!
●12月12日(土)関内 Aquila Volans
Open…14:45〜、Start…15:00〜
Charge…4500円(軽食、デザート、1ドリンク付き)
Member…《弾楽》(Fl)いづみ、(Tap Dancer)丹精、(Key)竹内大輔、(B)中司和芳
横浜関内にあるホテル、ダイワロイネット横浜公園。その1階に位置する落ち着いた
場所に、レストラン Aquila Volans(アクイラ・ウォランス)はあります。ここで
弾楽で、40名様限定というクリスマスライブを行う事になりました。お洒落な
雰囲気の中で、この日しか体験出来ない、音楽とお酒と食事をお楽しみ頂けたらと
思います。赤の小物を身に付けて来ると、お店から赤ワインが赤のザクロジュースが
プレゼントされるとか!…ひと足早いクリスマスライブを、どうぞお楽しみ下さい!
●12月15日(火)来宮(熱海)扇
Open…19:30〜、Start…20:00〜随時
Charge…5000円(ドリンク付き、オーダー別)
Member…《弾楽》(Fl)いづみ、(Tap Dancer)丹精、(Pf)竹内大輔、(B)中司和芳
今月は弾楽の静岡県内でのライブを、小出しに(笑)お送りしていきます。
まずは来宮(熱海)にある扇というクラブ・バー。熱海で40年以上の
歴史を持つ老舗のお店で、ゆったりと熱海の夜を過ごしてほしいという
ママの強い想いが伝わってくるようなお店です。店内にはグランドピアノが
置かれ、セッションも積極的に行われているようです。以前、いづみさんと
自分でこのお店に寄らせて貰った事があり、そこでの縁から今回の演奏の
機会に繋がったと言えるでしょう。楽しい夜を過ごしていきたいと思います!
●12月16日(水)、17日(木)渋谷 Kuro Beyond
Open…19:00〜、Start…20:00〜、
Charge…詳細不明
Member…(Vo,As)加地直子(16日のみ)、(Vo)白石恭子(16日のみ)、
(Vn)Tsukasa(17日のみ)、(Key)竹内大輔
ママのいる Kuro(あくまでもママはマネージャーという立場ですが…)は
再度渋谷に移転して営業を始めました。自分もまだお店に足を運んでは
いないので、どういう状態になっているかが楽しみです。ここでのお店の
リーダーは、ギターの松下譲二さん。渋谷の道玄坂という地で、これから
どのような展開を見せていくのか、出演する側としても興味深く、そして
楽しくやっていければと思います。こちらでもどうぞよろしくお願いします!
●12月19日(土)新木場夢の島熱帯植物館
Open…9:30~、Start…15:00~45分程度
Charge…大人250円、中学生100円、小学生以下無料(熱帯植物館の入場料です)
Member…《Bridge》(Ss,As)郷原繁利、(Pf)竹内大輔
この日の昼は、郷原君とのデュオ・ユニット、Bridge での恒例の演奏場所、
熱帯植物館でのライブが久し振りに実現します。この時期になると、特に会場の
外気との違いが楽しめるのではないかと思います。クリスマスも近いという事で、
そんな感じの?曲もお送りする1日になるかもしれません。お気軽にどうぞ!
●12月19日(土)銀座 No Bird
Open…18:00〜、1st.…19:00〜、2nd.…20:30〜、
Charge…3800円(ドリンク・フード別)
Member…(Vn)Tsumuzi、(G)侑音、(Pf)竹内大輔、
(B)太田太、(Ds)津島周平
19日の夜は、バイオリンの Tsumuzi 君のワンマンライブに参加します。
お店の雰囲気に合わせた楽曲、そしてパフォーマンスでお送りします。
毎回人気のここでのステージですが、今回もどうやらソールドアウトに
なっているとの事…(最近、毎回ソールドアウトになっていますね!)。
キャンセル待ち等のお問い合わせは、お店への電話でお願い致します!
●12月20日(日)三島ぐら Bars(Facebook のページ)
Open…17:30〜、Start…18:00〜、
Charge…前売り2000円、当日2500円(共にドリンク別)
Member…《弾楽》(Fl)いづみ、(Tap Dancer)丹精、(Key)竹内大輔、(B)中司和芳
この日は、弾楽がよくライブをやる場所、三島にて。ぐら Bars というお店自体は
自分は初めてになりますが、メンバーは何度か出演した事があるとの事です。
自分達のライブは勿論ですが、この日はオープニング・アクトとして、地元の
方々からなる mishmash というバンドのライブも予定されているという事で、
バラエティに富んだ1日が楽しめる事でしょう。クリスマスライブという名目も
あるので、明るく楽しんでやっていければと思います。よろしくお願いします!
●12月21日(月)吉祥寺 Manda-la 2
Open…18:30~、Start…19:30~、
Charge…2200円(ドリンク別)
Member…(Vo,G)丸本達也、(Pf)竹内大輔
毎月定期的にやらせて貰っている、ボーカル・ギターの丸本さんとの
ライブですが、この日はボーカル・ギターの又吉康人君との2マンライブと
なっております。昨年の12月に初めて行いましたが、これがなかなか好評で、
今回もお互いのステージにゲストとして参加したりと、自分達ならではの
2マンライブをお送り出来ればと思っています。力強い2人のボーカリストの
歌声をたっぷりとお楽しみ下さい!…自分のコーナーも、ある…のかな(笑)?
●12月22日(火)池袋鈴ん小屋
Open…19:00~、Start…19:30~、自分達の出番はまだ不明
Charge…前売り2000円、当日2500円(共にドリンク別)
Member…(Vo)鹿嶋敏行、(Pf)竹内大輔、(B)岩川峰人
ボーカルの鹿嶋さんとの年内ラストライブは、最近お馴染みになってきた
このトリオ編成でお送りします。徐々に自分達のサウンドも方向性が
見えてきたと言いますか、メンバーそれぞれが無理しないで、自然と
音を合わせながら演奏出来ているように思います。レパートリーも
そこまで変化を付けず、1曲1曲のクオリティを更に高めたものを
目指していけたらと思いますね。どうぞ楽しみにしていて下さい!
●12月23日(水・祝)富士 Blitz Coffee
Open…18:00〜、Start…18:30〜、
Charge…2500円(ドリンク別)
Member…《弾楽》(Fl)いづみ、(Tap Dancer)丹精、(Pf)竹内大輔、(B)中司和芳
弾楽の年内ラストライブは、何度か出演した事のある富士 Blitz Coffee
にてです。やはりこの日もクリスマスライブを銘打っており、お店の食事も
クリスマス・スペシャルメニューを用意しているのだとか。非常に楽しみ
ではありますが、ここからの終電は早く、演奏後、自分自身も帰り支度に
追われ、いつもバタバタになってしまっている事が不憫でなりません(笑)。
…なので、ステージがスムーズに進むように務めたいと思っている次第です。
●12月24日(木)川崎 La Citta Della 中央噴水広場
Open…11:00〜、Start…19:00〜、
Charge…無料
Member…(Sax)宮里陽太、(Key)竹内大輔、(B)川村竜
自分との出会いは Generation GAP で、今や山下達郎さんのツアー等で
引っ張りだこの、サックス宮里陽太君のクリスマス・スペシャルライブに
参加します。この日は無料で観覧出来るので、お気軽にお越し下さい。
ライブ後は、宮里君が10月14日にリリースさせたソロCDアルバム、
『Colors(with Horns & Strings)』の即売会、サイン会が行われる
との事で、“クリスマスイブ”の夜を一緒に楽しく過ごせたらと思います!
☆TRI4TH、大阪・高松ツアー
・12月26日(土)梅田(大阪)Always
Open…18:30〜、Start…19:30〜
Charge…前売り3000円、当日3500円(共にドリンク別)
・12月27日(日)高松黒船屋
Open…18:30〜、Start…19:30〜
Charge…前売り3000円、当日3500円(共にドリンク別)
※以上、メンバー全て、≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Ts)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Pf,Key)竹内大輔
TRI4TH のCD『AWAKENING』リリース・ツアーの後編がスタートです。
今回遠征するのは大阪と高松。どちらも以前に出演した事のあるお店で、
両方とも個性のある、素敵なライブハウスです!…ここでパワーアップした
自分達の演奏を見て貰える事が出来るのは嬉しいですね。2日間とも、
たっぷりと2ステージ用意していますので、どうぞ楽しみにしていて下さい!
☆12月31日(木)渋谷 JZ Brat
開催時間…17:00~翌日2:00、TRI4TH の出番は最後、翌日25:10〜、
Charge…チケットぴあ前売り特別価格3900円、With Flyer&前売り4200円、
当日4500円、出入り自由チケット5500円(チケットぴあ取扱い)
Member…≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Ts)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Pf)竹内大輔
TRI4TH で、渋谷 JZ Brat で行われる年越しイベントに、2年振りに出演します。
タイトルはズバリ『渋谷JAZZ JUNGLE Vol.11×Playwright』。毎年行われている
JAZZ JUNGLE と、Playwright のコラボレーション・イベントとなっております!
Playwright 所属、今後リリース予定のアーティストが総出演で、勿論合間には
豪華DJ陣達のパフォーマンスもあります。当日のタイムスケジュールは➡こちら
を参照して頂きたいですが、今回の TRI4TH の出番は、何とトリです!!…既に
日付を跨いで2016年となって、25:10〜のライブを予定しています。とにかく
豪華で、貴重な年越しになるのは間違いありません。お店では例年通り、振る舞い
酒や Food 等が用意されるとの事で、楽しく大勢の方と2016年を迎えましょう!
言うならば、2015年最後のライブと言いますか、2016年最初のライブです。
どうぞ皆様お越し下さいませ!…そして、2016年も盛り上がっていきましょう♪
以上になります。12月も盛り沢山でした(笑)。まずは年越しまで駆け抜け、そして新たな年を無事に迎えたいと思います。勿論、来年1月も盛り沢山♪…まだまだライブの楽しい時間は終わりませんね。12月、そして来年もまたよろしくお願いします!
今回は荷物量の関係もあって、ワゴン車1台をレンタルしての行程となりました。…写真では狭そうに見えるかもしれませんが(笑)、今まで一番パーソナルスペースが広く、とても快適に車内に過ごす事が出来たと思います。それは精神的な余裕にも繋がり、各地の美味しい物を吸収しつつ、良いモチベーションでそれぞれのライブと向き合う事が出来たように思いました。
初の福岡(左上写真参照)、TRI4TH の最初の遠征地でもあった広島(右上写真参照)、多くの方に足を止めて見て頂いた名古屋(左下写真参照)、そしてカルメラが大阪で開催してくれた『JAZZ A GO GO Vol.4』(右下写真参照)…。本当に多くの方にお越し頂き、そして自分達の演奏を心待ちにしてくれていたように感じました。1曲1曲をやる毎に歓声が沸き起こり、集中して楽しんでくれているのが分かります。自分達もその雰囲気を肌で感じ、更なる演奏の奮起に繋がりました。
そして、この遠征ツアーの最終日となった、再びの名古屋(下写真参照)。TRI4TH の第2の故郷とも言えるこの場所で、ひとまずの区切りを付けられたというのも、何だか感慨深い思いになってきました。第2の故郷…と言える所以は、トランペットの織田君とドラムのタカオさんが大学時代を名古屋で過ごしたという部分があるのですが、そうではない自分としても、何度も名古屋に足を運んでライブをやらせて貰える事によって、その感覚は強いものになっているように改めて思いました。
恐らく、各地を回ってきて大盛況で、期待感も勿論受け取ってきたのですが、名古屋ではこれらに加えて「お疲れ様」という雰囲気も感じられたからだと思います…。バンドにとって、こういった場所の存在というのは本当に有り難い事で、今回は特にそう感じたのでした。
ひとまず東京に戻るも、ツアーはまだまだ続きます。また各地で皆さんにお会い出来る事を楽しみにしています。そして、今回立ち寄らせて貰えた各地にも、またひと回り大きくなった自分達を見せられるよう、日々精進していければと思います。どうもありがとうございました!
…今回はあまりにも印象的な事が多過ぎて、いずれ書くであろう(笑)ツアー日記も相当長くなりそうですが、後日、どうぞ楽しみにして下さいませ!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
11月21日(1日目)
この日、ボーカルの里アンナさんを除く、黒船4人のメンバーは、羽田空港第1ターミナルへと集合していました。ライブは次の日の22日に福岡で予定されていたのですが、その福岡に行くならまずは前入りして、御当地のご飯を食べて貰いたいという、リーダー関谷君の意向によるものでした。
航空会社はスカイマークを利用しましたが、機材はこの時期に導入されていた(結局、この時期限定になってしまいましたが)エアバスA330−300。日本の航空会社では珍しい機材なのですが、スカイマークはこの飛行機を豪華仕様にしていて、座席が他社でいうビジネスクラス並みのものにしているのが特徴です。自分もこの仕様の機材には初めて乗るのでワクワクしていたものですが(笑)、確かに座り心地も抜群で、この広さは癖になってしまいそうです。それでいて料金は通常のスカイマーク料金と変わらないので、これは破格のサービスだと思うのですが、前述通り、やはりこの戦略は長くは続かず、この機材もスカイマークからは撤退しています。
…正直、自分はこの時点でも長くは続かないだろうと思っていたので、今回は思う存分、この豪華仕様の飛行機を楽しみました。有料ではあるもののビールを頼みつつ、しばし空の旅を満喫します。椅子が豪華なので、想像を膨らませば、国際線のビジネスクラスにでも乗っている気分に浸れるのです…(笑)。
…とは言え福岡空港までは約2時間。この座席に身体を委ねている身としては、あっという間の時間ではありました。空港までは関谷君のお義母さんに迎えに来て頂き、そのままお義母さんの家へ…。どちらかというと佐賀県に近い所らしいので、福岡空港からは結構な時間が掛かりましたが、これもまた九州を旅しているような気分になれるではありませんか。ある意味でツアーの醍醐味でもあるのです。
しばし御自宅で休憩をし、セッティングされたお店へと向かいます。目的地は鰻屋で、どうやら関谷君はこれを食べさせたかったようです。…なるほど、東京のとは少し異なる様式となっていて、美味しかったです。前打ち上げ…というわけではありませんが、メンバー一同、至福の時間を過ごせたと思いました。仕事の為に、福岡には前乗り出来なかったアンナさんには申し訳ないですが…(笑)。
福岡の味を楽しみつつ、次の日から始まるツアーに備えさせて頂きました。黒船は順調に九州に馴染んでいるようです(笑)!
11月22日(2日目)
いよいよこの日は、黒船初の福岡ライブの日です。今回泊まらせて貰った所からライブ場所である New Combo までは、車で約1時間の距離。それなりに時間が掛かるので、早めに車を出発させますが、福岡と言ったら、うどん…でしょう!…という事で、お勧めのうどん屋にも寄らせての道のりでもありました。これもまた美味しく、本当に今回はグルメツアーなのではないかと思う程でした(笑)。
そうして New Combo に到着。アンナさんも合流後、早速リハーサルに入ります。アンナさんは移動直後で大変かもしれませんが、自分達としてはグルメを満喫、そして前日から福岡入りしてゆっくり休めていたので、だいぶ万全な状態でした。インスト組で良いサポートが出来たらとも思いましたが、そんな気も他所に、アンナさんもなかなか調子が良さそうな感じです(笑)。どうやら良いライブになりそうです。
New Combo も初めての場所でしたが、自分達のやりたいようにやらせてくれて、そんなに苦労する事無く本番を迎えられたと思います。そして蓋を開けてみたら大盛況!…黒船にとっては福岡自体が初めての地であったわけですが、多くの方にお越し頂けて本当に有り難かったです。後は白熱したライブをお届けするのみです!
北の津軽三味線と、南の奄美島唄が出会い、ジャズをベーシックに演奏していく…という黒船のコンセプトを基に、1st.CDアルバム『CROSSOVER』に収録されている曲を中心にお届けしていきます。オリジナル曲、カバー曲、そして民謡曲の3方向から成り立っているこの作品は、今回のステージにもそのまま反映させ、それがそのまま黒船の魅力を特徴付けたライブを出来上がらせました。その中でも、福岡県の民謡“黒田節”はマスト曲でもありましょう(勿論、今作品の『CROSSOVER』にも収録済みです!)。だいぶハーモニクスを変えた、フリージャズらしいアプローチとも言えそうなアレンジでしたが、福岡のお客さんには面白く?受け入れて頂けたようです(笑)。
最初は緊張気味だったステージも、後半になるに連れて解けていく感じはありました。そうなればもうこっちのもので、どんどん演奏の熱量も上がっていきます。そして5人のパワーが1つになって、福岡の夜を鮮やかに彩らせる事が出来ました!…お客さんの反応も上々で、黒船という名前を多くの方に知って貰える切っ掛けになったのではないかと思います。どうもありがとうございました。この5人のメンバーになって初めての地方公演でもありましたが、無事に終えられてホッとした感覚もあったので、やはりどこか構えて臨んではいたのかもしれません。…とは言え、楽しく演奏出来たので良かったです。
打ち上げは、福岡の定番とも言える、もつ鍋屋さんを敢えて選択!…ここで飲んだビールもまた美味しかったのでした。次の日の大阪ライブもまだ控えていますが、まずは最初のライブ場所であった福岡が無事に終えられた事への感謝の気持ちが大きく、この日は盛大に打ち上げさせて頂きました。それはもう、大阪での成功のビジョンが見えるくらいの自信の表れでもあり、だからこそ、この5人が揃った初の地方での夜を楽しんだのでした!
11月23日(3日目)
この日は大阪へ移動して、そのままライブです。まずは福岡空港へ移動し、搭乗手続きへ…。ここで使う航空会社は、日本の LCC として代表的な Peach です。東京(成田便のみ)からの便は関西空港行きしかないので、東京での知名度はまだ小さいですが、拠点の関西空港では最近、専用のターミナルビルを建て、日本各地は勿論、国際線まで運航している、とても活発な航空会社でもあるのです。大阪に寄る時には是非とも使いたい航空会社の1つと言っても良いかもしれません。荷物を預けるのが有料で、それは個数によっても変動するのですが、荷物の少ない自分の分を、荷物の多いメンバーの分にあてたりと工夫して、なるべくコストを掛けずに移動させていきました。チェックインもスムーズに済ませ、最後の福岡の“食”を頂いておきます(笑)。
飛行機に乗ってしまえばこっちのもの。福岡空港から関西空港までは約1時間のフライトで、感覚的には離陸して巡航高度に達してしまえば、少しウトウトしてくる頃に着陸態勢に入っている感じです。そうして、あっという間に関西空港に到着。Peach の専用ターミナルに入っていきますが、LCC らしく、ボーディング・ブリッジではなく、タラップでの乗降、そしてターミナルの建物自体も大きな倉庫のような、だいぶ簡素な造りとなっているのは、最近のトレンドと言えばトレンドなのでしょう。更に、関西空港の鉄道駅まではバス移動も伴う等、色々と面倒な事はあるのですが、航空券を安く抑えたい演奏ツアーではもはや常識の光景。それならば、その過程を楽しんでいきたいものです。
そうして、JR線に乗って大阪駅へと向かいます。ここも約1時間の行程なので、飛行機と同じくらいの移動時間が掛かっていますが(笑)、無事に大阪の Mister Kelly's に着く事が出来ました。そう、ここは初代?黒船が2013年の9月に、初めて地方公演を行ったライブ場所であるのでした〔黒船、大阪・東京ツアー(2013.9.14、9.21)参照〕。あれから1年2ヶ月経っての同場所ですが、その間に黒船はメンバーも入れ替わり(そもそも、アンナさんも正式メンバーではありませんでした…)、新作CDも抱えての訪問となったのは、何だか感慨深くも思ってしまう程です。それはやはり演奏面でも、メンバー皆で作り上げた曲…という感覚があるからで、今回は本当にバンドでやってきた…という思いが強かったのではないかと思います。
勿論、サウンドチェック、リハーサルは順調に終わり、控え室では既にビールやらワインやらを楽しんでいる自分達がいました(笑)。この控え室が、普段はバーとして営業している所を使わせて貰っている為、衣装に着替えたアンナさんをキャストに見立て、思い思いの時間を楽しみます(笑)。こう見ると、黒船メンバーもだいぶ余裕が出てきたというものです。
さて、いよいよライブが始まりました。基本的には、前日の福岡でのセットリストに近い形でお送りしていきましたが、演奏面でのリラックスが大いにあり、前日よりも伸び伸びと演奏していっている印象がありました。また、関谷君自身が大阪出身であり、凱旋ライブという思いも強く出ていたのでしょう。ステージ上では良い弾けっぷりが披露されており、お客さんも含めて大いに盛り上がっていました。
前回の大阪でのライブを思い出すに、関谷君のMCが空回りしていたような印象が残っていたのですが(笑)、この日はやはりバッチリでした。前回ら今に掛けての黒船の事、そして初めてリリース出来たCDの事等、話題は豊富です。更に、このツアーはまだ続いており、念願の奄美にまで行く予定があるとならば、お客さんの興味も自然と上がってくるものです。そうして奄美民謡の曲もお送りするのですが、関谷君の大胆アレンジがまた光り、お客さん達もノックアウト(いい意味で)。だいぶインパクトのある時間になったのではないかと思いました。
関谷君もホームの場所ですが、ひかりさんも兵庫県出身なので、大阪はホームの場所と言っても良いでしょう。黒船にとって大阪とは、本当に来るべくして来た場所だったのかもしれないですね。前回以上に温かい空間を感じ、とても気持ち良く演奏出来ました。前回以上に大盛況に終わった大阪ライブ。どうもありがとうございました!
ライブ後のCD販売も好調で、より多くの方に黒船サウンドをお届けする事が出来たのではないかと思います。また、既にこの時点で、CDに入っていない、いわゆる新曲も取り上げていたりしたので、今後の作品への期待も込められていたかもしれません。また来れる場所があるというのは、本当に有り難い事でもあるのでした。
さて、次の日は東京に帰るだけで、しかも飛行機の夕方ぐらいの便にしていたので、この日の打ち上げも万全体制で臨みました(笑)。メンバーで赤ワインのボトルを頼み、ここにて乾杯。前回大阪に来た時も、ワインで乾杯していたような気もしますが(笑)、この日のワインはまた格別でもありました。ツアーに来れて、本当に良かったです。
…いつまでも飲んでいたいところでしたが、この日の宿泊場所に自分と関谷君は、お馴染みの関谷君の実家を予定していたので、終電で帰らなければなりません。それでも、途中の駅からはタクシーで良いか!…ぐらいの気持ちになっていたので、終電を1、2本遅らせての帰宅となりました。
地下鉄で途中の駅まで行き、ここからはタクシーを乗ろうとしていていざ駅を降りると、家の近く(…と言っても30〜40分は歩くと言われましたが…笑)を通る深夜バスがあるではないですか。途中から歩くのも酔い覚ましに良いか!…という発想に切り替り、関谷君ですら乗った事の無い深夜バスにて、無事に帰宅の路に着いたのでした。…とは言え歩いていた事情もあり、御実家に着けたのは深夜2:00頃。どうもお疲れ様でした(笑)。
11月24日(4日目)
この日はもう東京に帰るだけ…。個人的には、今回は全体的にゆったりなツアーをさせて頂きましたが、それは帰りの日まで続いていたようです。飛行機は夕方の便でしたが、直接空港に行くのも味気が無いので、難波で大阪の食を楽しむべく、まずはここに向かう事にしました。関谷君の実家から難波までは、南海電鉄高野線を使います。こちらもまた渋い路線なのですが、久し振りに乗れて良かったです(笑)。
そうして、難波にてドラムの佐々木俊之さんと合流。打ち上げの続きをするかのようにお好み焼きを食べ尽くしたのでした。時間的には余裕があったので、頑張ればもっと色々な所には行けた気もするのですが、何だかんだで1軒に居座っちゃいましたね(笑)。
そうして、そろそろ時間とばかりに、今度は難波駅から関西空港駅まで、今度は南海電鉄本線で向かいます。ここでもコストを抑えようと、関谷君は金券ショップえ出向き、見事に1割り引きの値段で空港までの切符を購入していました。勿論、特急とかではなく、急行列車等の一般車の選択です。自分的にはこれもまた一興です(笑)。
…さて、そろそろツアーの終わりが近付いてきました。昨日、来た道を辿るかのように、空港駅からバスで Peach のターミナルへと向かいます。まだ余裕のある造りなのか、利用者数にしてはターミナルが広いようにも思いましたが、今後 Peach の路線がまだまだ増えて、利用者増を見込んでの事なのかもしれません。
確かに、Peach のような航空会社がもっと増えれば、自分達で企画するようなツアーの助けになる事は確実であり、それがもっと浸透していけば、より各地で気軽にライブが出来るようにもなると思います。そんな期待感もありつつ、成田行きの便に乗ったのでした。勿論、ターミナルを出てからのタラップでの搭乗で、改めて間近で見る飛行機に、ひと際格好良く見える瞬間を感じたりしたものでした。
こうして、黒船の福岡・大阪ツアーは終了しました。このメンバーになって初めてのツアーという事で、移動やブッキングも含めて初物尽くしでもありましたが、本当に充実した内容のものになったと思います。この後には奄美ツアーが控えていますが、ここで得た自信を確かなものにして、万全の状態で臨みたいと思いました。今度は、アンナさんにとってのホームの場所となりますね。どんなツアーになるのか、この時点で既に楽しみだったという事で、筆を置きたいと思います。皆さんありがとうございました!
☆黒船のHP…http://www.peaceofcake.net/kurofune/
☆天神(福岡)New Combo のHP…http://www.f2.dion.ne.jp/~combo/
☆梅田(大阪)Mister Kelly's のHP…http://www.misterkellys.co.jp/
☆Peach のHP…http://www.flypeach.com/pc/jp
この日はツアー初日にしてソールドアウトという、これ以上無い舞台を用意して頂きました。しかし、その分スタート前でのメンバーの表情には、どことなく緊張感が見られたようにも思います。勿論準備は万端ではありますが、ライブはやはり生き物なので、蓋を開けてみないと分からない部分も多いにあるのです。また、準備が万端だからこそ緊張を保てる…という見方もあるでしょう。個人的にも、その緊張は嫌な方向には働かず、むしろ心地良い緊張感だったように思いました。
Shock On は座席が用意されているお店で、落ち着いた雰囲気も漂っています。しかし今回のCD『AWAKENING』は激しい曲が多く、むしろお客さんも巻き込んで、身体を大きく揺らして腕を振り上げて、皆で騒いで楽しいライブを目指したい思いがありました。これが自分達の1つの目標値だったように思います。最初から全力で飛ばしていく方法もありますが、ここは徐々に熱量を高め、まずは楽しい雰囲気を作っていきたいものです。CD『AWAKENING』に収録されている曲を中心に、それまでの曲も交えながら演奏していきました。
1ステージ目はトークが少なめで、どちらかというとそれは2ステージ目に多く持ってきた印象だったでしょうか。今回CDをリリースしてから、初の TRI4TH 主催のワンマンライブという事もあって、自分達も感無量の状態である事を言葉としてお伝えする時間はやはり必要でした。そしてそれは、喜びをお客さんと共有出来る時間でもあったという事であり、とても有り難いものだったのです。そしてそのまま、感謝を演奏でお返ししていく流れへ繋がっていくのです。
座席があるお店ではありますが、ラストにかけてお客さんを立たせて、いよいよ熱量を最高に上げていきます!…こちらも気合いが入りますし、お客さんとしても、より一層気合いを入れて聴いて頂ける時間なのかもしれません。ダンスフロアと化した Shock On が、ステージと客席が一体化した瞬間でもありました。
この熱量を消すまいと、お客さん側から大きなアンコールを頂き、そのまま最後の流れへと突き進みます。客席を練り歩き、大きな手拍子や拍手を頂き、更には大きな掛け声まで頂きつつ、本当に楽しい時間でした。皆で TRI4TH の音楽を好きでいてくれて、楽しんで聴いてくれる表情を見ながら演奏出来るというのは、バンドメンバーとしてこれ以上幸せな事は無いくらいです。
大盛り上がりで、全国ツアー初日の2ステージを終えました!…心地良いと疲労感と、個々にある満足感、そしてこれから始まる西日本ツアーへの展望等々、色々な思いが渦巻く時間でもありましたが、とりあえず乾杯しておきましょう(笑)。皆様どうもお疲れ様でした!
…さて、この時点で時計を見ると、何とまだ20:00になっていません。そう、この日のライブは少し早めの17:00から始めており、そもそもこれは時間通りだったのですが、実はライブ後の乾杯と、この日お越し頂いたお客さんとの触れ合いの時間を作りたかった為でもあったのです。まだまだたっぷりと用意されているライブ後の時間を、皆で楽しみながらゆったりと過ごさせて頂きました。…そういえば普段の自分達のライブ後では、時間が少なくて慌ただしく、こうして皆でゆっくりとした時間を過ごすというのも久し振りだったかもしれません。地方遠征に行く前のちょっとした休息時間を、メンバーそれぞれ楽しめた感じでしょうか。良い時間だったと思います。そして今月20日から始まる西日本ツアー…。こちらも楽しい時間にしていきましょう。皆様どうぞよろしくお願いします!
☆TRI4TH、西日本ツアー
・11月20日(金)天神(福岡)brick
Open…19:00〜、Start…20:00〜
Charge…前売り3000円、当日3500円(共にドリンク別)
・11月21日(土)広島 Lush Life
Open…18:30〜、Start…19:00〜
Charge…前売り3000円、当日3500円(共にドリンク別)、
メールによる予約 ➡ KuMiAi:info.kumiai@gmail.com まで
・11月22日(日)矢場町(名古屋)PARCO 西館1階
Open…10:00〜、Start…18:00〜30分程度
Charge…インストアライブなので無料
・11月23日(月・祝)心斎橋(大阪)SUNHALL
『Jazz A Go Go Vol.4』
出演…カルメラ、bohemianvoodoo、JABBERLOOP、TRI4TH
Open…13:30〜、Start…14:00〜、TRI4TH の出番はまだ未定
Charge…前売り3000円、当日3500円(共にドリンク別)
・11月24日(火)栄(名古屋)Doxy
Open…18:30〜、Start…19:30〜
Charge…前売り3000円、当日3500円(共にドリンク別)
※以上、メンバー全て、≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Ts)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Pf,Key)竹内大輔
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
☆川口 Shock On のHP…http://www.shock-on.jp

5月16日(木)