今回も対バン形式で、合計7バンドも出演するという、かなり大所帯なライブになっていたのですが、お店的には深夜に別のイベントが入っているようで、自分達は7バンド目のトリという出番設定にも関わらず、20:50スタートという、そもそもライブ自体が早い時間帯で考えられている流れになっていたようです。
さて、今回のライブですが、前述したように7バンド出演の日でもあったので、1バンドあたりの演奏時間は短く、セッティング別で30分…という枠がありました。これは思ったより短い設定で、曲数で言うと、6曲でギリギリ…という感じでしょうか。ただ、今回は最後に、かなり久し振りに取り上げる“優しい人”という曲をやるので、全部で5曲とさせて頂きました。…と言うのは、“優しい人”はバラードの曲で結構時間も長く、それだけで2曲分ぐらいのボリュームを持っているからです(笑)。ただ、内容の濃さ、ダイナミックさもそれ以上であるので、むしろ丁度良いくらいだったかもしれませんね。全体的に見てもバランスの良い流れでした。
今回、まず1曲目に取り上げたのは、今年の3月頭に、それこそ約1年振りに行われたライブ〔彬子ライブ@東京キネマ倶楽部参照〕で初披露となった“Game”でした。この曲は、その時のライブの会場となった鴬谷の東京キネマ倶楽部を意識したアレンジを自分がやらせて頂いたのですが、いつの間にか彬子さんのライブではお馴染みの曲となってしまいました。よく考えたら、この曲が彬子さんの曲で、自分が一番初めに本格的にアレンジを手掛けた曲でもあったわけで、唯一、今年のバンドのライブでは常にやり遂げた曲として、自分ながら嬉しく感じてしまう瞬間でもあったと思います(笑)。
…2曲目は、早速新曲の“Same”です(“Game”の後に“Same”って…笑)。もう、自分が新曲をアレンジするのは通例になってきましたが(笑)、この曲はちょっと大人っぽく、緩急を大事にしたアレンジをさせて頂きました。自分はいつも、彬子さん自らの弾き語りで演奏している音源を貰ってアレンジをしているのですが、これは元と聴き比べると、かなり大幅に印象を変えるアレンジになったと思います。大胆にも、歌の1番は、Aメロがギターとボーカルのみ、そしてBメロは全員が入るものの、ピアノが細かいアルペジオを弾いていて、後の楽器は白玉(長く伸ばす音)しか弾きません。そして、歌のサビは再度ギターとボーカルのみになるのです。正に今までに無かったアレンジで、これがそのままこの曲の特徴にも繋がったのではないでしょうか。その後のソリストはベースですし、最後にはドラム・ソロでエンディングを迎えるというのも、新しい試みだったと思います。更に見ていくと歌の1番と2番ではコード進行を変えたり、最後のサビの2回目は、なるべく自然に転調させたり、、。…と、色々な試みがありつつも、根底にあるのは大人っぽい雰囲気という事で、演奏するのはかなりの技量を必要とする気がしました。しかし、もう何度も彬子さんのライブをサポートしている今のメンバーなら、その心配は無用というものです…。自分も思う存分アレンジさせて頂きましたし(笑)、無駄の無い構成が自分でも気に入っています。これから何度も演奏していきたい曲の1つになりそうです。
2曲目の説明が長くなりましたが(笑)、3曲目は前回の新曲、“スパンコール”です。これはもう説明不要の盛り上がる曲で、何も考えずに楽しく!…という感じでしたね。前回初挑戦の、曲の途中にある「コール&レスポンス」も慣れてきていたようですし、今回のライブでの、良い1つのアクセントになっていたのではないかと思います。
そして4曲目は、彬子さんもお気に入りという“Keep On”でした。ゴスペル且つポップという感じ(笑)でアレンジさせて頂いたこの曲ですが、こちらもライブではお馴染みになってきたような気がします。お客さんと手拍子を合わせ、よりステージとの一体感が強まった時間でした。いつもは最後に持ってくるパターンが多いこの曲ですが、今回は最後から2曲目という順番…。それは勿論、この後に演奏する“優しい人”があるからに他なりません。
さて、その今回のライブ…改めて言うならば、今年最後のライブの曲ともなった“優しい人”ですが、本当に久し振りの選曲でした。しかし彬子さんは、この曲を今回のライブの最後に入れるというのは、随分前から決めていたようです…。それ程思い入れのある曲というか、自分が考察するに、節目節目で歌っておきたい曲なのではないかと思っています。…そう考えると、今回のライブは出演時間こそ短かかったものの、彬子さんにとっては、相当気持ちの入っていたライブだったという事で、確かにそれは本番時の雰囲気からも伝わってくるようでした。
この日は1曲目から良い雰囲気だったのです。ただ、雰囲気が良いから、ライブが良かった…という事ではありません。演奏にしても、適度な緊張感と集中をもって臨む事が出来ていたと思うのです。そしてMC時も、彬子さんは自由奔放に楽しんでやっているという感じがしました。これが自分の考えるベストな状態で、だからこそメンバーも自分のやる事がよく見えていたのだと思います。2010年の最後に相応しい、“良い”ライブだったと思います。どうも皆様ありがとうございました!
…そう言えば、今回のライブの曲目を見ると、“優しい人”も含めて(こちらは少しですが)、全て自分がアレンジした曲で占められていましたね。確かに、毎回毎回その数は増えていってますので、いつかはその日が来るとは思いましたが(今回の曲数にも助けられた?…笑)、何だか感慨深かったです。
ところで、そう考えると今年は何回も一緒にライブをやっている感じがしてしまうのですが、実際のところ、彬子さんのバンドでのライブは、今年は今回も入れて4回だけしかやっていないのです。もっと活動しているような気がしてならないのですが、それだけ1回1回が濃く、新曲も増えていったからなのでしょうね…。確かに、今年最初のライブと今回のライブでは、かなりカラー(髪の色ではないですよ…笑)も異なっていっている気がします。これからが楽しみではないですか。
そして来年の1月にも、早速同じ場所でのライブが決まっております。前にも言ったように、月に1回のライブを目指していますからね。そして、その都度新曲を用意するという事ですし、アレンジする自分も大変ですが、まだまだ頑張っていきましょう!…日にちは1月24日(月)です。…という事で、とりあえずは今年1年お疲れ様でした!
☆彬子さんのブログ…ameblo.jp/akiranochikara/
☆六本木 Morph-Tokyo のHP…www.morph-tokyo.com/
今年も12月に入ってからというもの、数々の“クリスマスを感じさせるライブ”…みたいな事をやってきましたが、その中でも今回のライブは、最も正統派なクリスマス・ライブだったのではないでしょうか。恐らく他の時期には出来ないクリスマスの曲を何曲かやり、そして何よりも食事がその事に花を添えている感じでした。…まあ、これと真逆だったライブが、今月の5日に行われた、サックスの副田君のライブ〔副田整歩 Xmas Session 2010@町田 Herbie 参照〕なのでしょうが(笑)、改めて見比べてみると、それぞれの個性が出ていて非常に面白いなと思いましたね。どちらも自分にとってはお馴染みなだけに、良い刺激になっている気がします。
そんな双方の共通点と言えば、どちらも、たっぷりとライブをやった…という事でしょうか。今回は、50分ぐらいのステージを3回やらせて頂きましたが、悔しくもライブ時の写真と撮り忘れてしまいました…。なので、むしろライブ後にお店から頂いた料理の写真でも載せたいと思います(笑)。これは一応、残り物という事になるらしいですが、当然、美味しかったですよ。沢山食べて、そして飲んで、いつの間に終電ギリギリになってしまっていた感じでした(笑)。そろそろクリスマスも間近ですね。どうもお疲れ様でした!
☆郷原繁利のHP…sgohara.com/
☆西麻布 Kie のHP…www6.ocn.ne.jp/~kie/
今日は吉祥寺 Meg にて、フルートの西仲さんの、今年最後となるカルテット・ライブでした。メンバーは、フルートの西仲さんを筆頭に、ピアノが自分、ドラムが和丸君と、ここまではいつもと一緒だったのですが、今日はエレキベースにトオイダイスケ君を加えて演奏したのが、何より新しかった事だと思います。
トオイ君は自分とは初対面で初共演ですが、ミュージシャンを始め、共通の知り合いというのは物凄く多い人でもあります。色々と共通の知り合いを聞き出すと、何故今まで出会わなかったのかが不思議なくらいでしたが(笑)、とにかく今日で共演の運びとなりました。そして、またこのカルテットに新たな風を吹き込んでくれたように思います。
…何より、エレキベースというのが新鮮だったのです。確かに、西仲さんの取り上げる曲にはファンク調の曲が多いので、エレキベースが似合うのは当然だったのですね…。スタンダード曲はまだしも、やはり西仲さんのオリジナル曲で遺憾なく発揮された感じでしょうか。
ところで、実は今日のメンバーの中で、西仲さんと一番付き合いが長いのはトオイ君だったのです。それは西仲さんが初めてジャズというのものに出会った時、お店に聴きに行って、そこで演奏していたのがトオイ君だったそうで、それから節目毎に、トオイ君を呼んでは一緒に演奏する機会を設けていったのだそうです。
そう考えると、今回のライブもある意味で節目の時だった…という事なのでしょう。それこそ1年に数回程の共演だそうですが、西仲さんにとってのトオイ君の存在の大きさは、特別なものがあるのかもしれません…。実際、今回のライブは今年最後という事で、集大成を見せるという意味では緊張感も一入だったと思うのですが、西仲さんも終始リラックスした感じで、最後まで演奏する事が出来ていたと思います。…と言うか、来年に向けての音楽の展望が多い為に、今年最後という感覚が無いくらい…だそうでした(笑)。成程、今日のライブは、今年最後…という見方ではなく、来年に向けての節目、通過点という意識の方が強そうですね…。ますます今後が楽しみではないでしょうか。自分も頑張って協力させて頂きます。まずは1年間、どうもお疲れ様でした!
そして早速、来年の1月7日(金)に西仲さんと、同じく吉祥寺 Meg でのライブが決まっております♪…しかもこの日は、自分とデュオという形態でやらせて頂きます。更にこの1月には、西仲さんと沖縄でのデュオ・ライブ、も決まっておりますし(近い内にライブ・スケジュールを載せます!)、そこではレコーディングも行われる予定なのです。確かに、来年に向けて考える事は山のようにありそうですね。どうぞ来年もよろしくお願いします!
☆西仲美咲さんのHP…misakinishinaka.com/
☆トオイダイスケ君のHP…daisuketoi.blogspot.com/
☆和丸君のHP…oki-zamami.jp/~kazumaru/
☆吉祥寺 Meg のHP…www.meg-jazz.com/
Tsumuzi 君とは、最近自分がよく手伝っている、ボーカルの夢輝のあ(黒光由佳)さんの関西でのライブ〔竹内大輔の写真日記(~2009)、黒光由佳アコースティックライブ in Kanasai 参照〕で、2年前に一緒に仕事をしたのが切っ掛けで知り合いましたが、実は今回のライブは、それ以来の共演ともなっていました。…と言うか、あの時の1度だけの共演で、今回のライブに誘って頂けたというのは何とも有難い事で、これは張り切ってやっていきたいところでした。
今回のメンバーには、ベースにかなり久し振りの太田太君がいて、彼とは恐らく、Moca というバンドのレコ発ライブ〔竹内大輔の写真日記(~2009)、Moca レコ発ライブ!参照〕を手伝って以来だと思うので、それこそ4年弱振りとも言って良いくらい再会でしたが、こんなに間が空いてしまっても、すぐに音楽で一緒に会話が出来るのが嬉しいところですね。そして他のメンバーは、自分は初めましての方達で、ドラムに吉岡史博君、そしてギターに弓削貴昭さんという面々でした。そんな感じで、今回はこの5人での演奏となっていたのです。
Tsumuzi 君の作る曲は、今まで自分が出会ってきた中でも、かなり特徴的なものがあります。勿論、バイオリンが生きる曲だというのは当然ですが、やはりクラシック的なアプローチが随所に見られ、それは作曲法にも通じる所があるくらいだと思います。そして、やはりヨーロッパという世界観から、かなりの影響を受けているような感じがしました。…例えば、曲のタイトルにしても、“魔女狩りのフィエスタ”や、“独身貴族の言い訳”、“鮮血のマキューシオ”等、この言葉面からでも、特徴的な世界観が容易に想像出来そうな感じです。
個人的には、“ゲルニカの掟”という曲があったのには驚きました。…と言うのは、自分の曲にも“Guernica”という曲があるからです。曲調は違えど、同じインスピレーションを受けていたのは確かで、その部分では曲調の違いが、逆に興味をそそらせる事にも繋がっていったのではないかと思います。Tsumuzi 君の方は、5拍子や6拍子が入り混じる、非常に混沌性?の強い曲でしたが(笑)、弾き甲斐は相当ありましたね…。そういった「挑戦的」という意味では、自分の方の“Guernica”とも近い面があるのかもしれません(笑)。
これらのようなリズム感の強い曲では、ギターの弓削さんがパルマ(フラメンコの手拍子)も披露してくれて、更に異世界観の濃い空間が出来上がっているように思いました。こういった曲も含めて、今回のライブの曲調は全体的に自分も好きな感じでしたが、そんなに専門的な知識が無い為、今まで何となく…でしか触れてこれなかったジャンルでもありました。
…なので、今回のライブは楽しかったと共に、凄く得るものが多かったライブでもあったと思うのです。楽器の編成こそ違いますが、自分のピアノトリオにも取り入れたいと思った部分は幾つもありましたし、今後の作曲にも影響していくかもしれません。そして ERNESTO-CIELO の音楽を続けていく事で、その感覚はより開花させられるものだとも思いました。
早速、来年の1月27日(木)に、今度は中目黒の楽屋(らくや)でのライブが決まっているという事で、正にこれからが楽しみな感じです。曲もまだまだ沢山あるそうで、自分の挑戦は今後も続きそうですね(笑)。頑張っていきたいと思います。今日はどうもお疲れ様でした!
☆ERNESTO-CIELO のHP…ernesto.s155.xrea.com/
☆渋谷 7ef のHP…www.7ef.org/top.html
わざわざこの日の為に、この植物館ではパンフレットのようなものを製作して下さっており、自分達のプロフィールやら、今後のライブ活動、CDの宣伝、そして今回の曲目までもがそこには書き出されていました。曲目…という事は、途中での変更がきかないという事ですが(笑)、まあ良しとしましょう…。元々そんなに曲目は変える方では無いですが、ジャズという音楽を披露している者としては、若干制約がある状況に置かれているという事が、気掛かりに繋がる時もあったりするのです。
…とは言え今回のライブは、始まりの時刻が15:00~…、演奏時間も50分弱という感じでしたので、それこそ一気に演奏したという感覚がありました(勿論、CD宣伝等のMCは入れていきますが…笑)。曲数は6曲で、まあジャズ系の音楽でしたら適度な数でしょう。中には自分達のオリジナル曲もやらせて頂きましたが、半分はスタンダードやら、時期的にクリスマスの曲をお届けしまして、全体的に聴きやすい感じでお送り出来たと思います。
ここでの演奏は、以前は春頃にやらせて頂きましたが〔熱帯植物館でライブ参照〕、その時と明らかに異なっていたのは、陽の傾き具合の感じです。ここでの演奏はガラスに囲まれているものの、太陽の下で行われているので、そういった変化は大きく感じる事が出来たのです。演奏が始まった時点で、かなり西日の状態になっており、終わりの方では、既に夕暮れ時な雰囲気すらしたものです。これは、この場所ならではの変化の感じ方でしたね。ライブ自体も、一層雰囲気があるものになったのではないでしょうか。
この日は本当に多くのお客さんにお越し頂き、大盛況の中で演奏する事が出来ました。自分達は2人ともCDを持っていきましたが、どちらも沢山御購入も頂けましたし、重ねてありがとうございました。またこの場所で演奏出来る事を楽しみにしております!
…ふと、植物館の建物の裏手から、建設途中の東京スカイツリーが見えました。今度来る頃には完成しているかもしれませんね!
☆郷原繁利のHP…sgohara.com/wp/
☆新木場夢の島熱帯植物館のHP…www.yumenoshima.jp/
今回もまたお客さんは少なかったのですが(笑)、スタンダードもあれば、カバー曲もあり、そして諸々の事情で自分のオリジナル曲“Monte Fiesole”も披露する等、何だかんだでバランスの取れた選曲だったのではないかと思います。池田君がライブ前にお酒を頂いているのは、かなり珍しい状況でしたが、それ故の演奏が、凄く新鮮にも感じた1日でもありました。お互いに開放的な雰囲気があり、伸び伸びとプレイ出来ていたと思います。
そんな、今年最後の池田君とのデュオ・ライブでしたが、まだまだ面白くなりそうな手応えはある感じでしたね。トリオの時とも、他の現場の時ともまた、異なった空間が漂っているわけであり、その世界は未だに答えは出ていません。恐らく、この先もきっとやっていく事でしょう。とりあえずは、今年1年の集大成として、満足のいく演奏が出来たのは良かったと思いました。是非今後に繋げていきましょう。どうもお疲れ様でした!
☆経堂 Crazy Love のHP…www.jazzbar-crazylove.com/
☆池田暢夫のHP…sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
…はい、靴ではなく、靴下でもなく…ピアノのデザインです(笑)。ちょうど本物のグランドピアノのように、弦が交差に張り巡らせてあるのが分かるかと思います。流石に、電話番号とか名前とか書いてある側を見せるわけにはいかないので(笑)、こちらだけの披露とさせて頂きますが(まあ、表は字だけですが…)、シンプル且つ、表現したい事も分かりやすい感じなので、自分としても気に入ってます。
このデザインは、自分の大学の後輩でもあるデザイナー、“ままごと喫茶”に頼んだのですが、何を隠そう、自分のオリジナルCD『Pictures』のジャケット・デザインも、同じところに依頼していたわけで、ちょっと見比べてみると面白いかもしれませんね。良かったらHPも覗いてみて下さい。まだまだお世話になりそうな感じなので♪
☆ままごと喫茶のHP…www.mamagoto.net/
思い返せば、3月にはワンマンライブを行いましたし〔鹿嶋敏行ワンマンライブ参照〕、最近になると、池袋の鈴ん小屋や、新宿の Future Nature Valve 等、 今まで演奏した事が無いお店にも進んでライブをするようになって、変な話し、今までとは全く違う忙しさを感じた1年でもあったと思います。そして、それらの経験は間違い無、く自分達にとても良い影響を与えてくれた筈です。環境が変われば音も変わると言いますか、付き進めていくアイデアがまた新たなものが生まれたりと、常に新鮮な気持ちを持ってライブに臨めていたように思うのです。勿論、この日のお馴染みのライブハウス、下北沢 Big Mouth でも、良い刺激は沢山頂いてきたとは思うのですが、それとはまた違った感覚を得られたという事です。とにかく、色々あった1年でした。
そうなると、今回のライブは今までの総決算!…という感じだったのでしょうか…。確かに、そういった部分も無くは無かったですが、個人的には集大成というより、いわゆる12月…という月や、年の瀬を感じさせるライブ…という印象の方が強かったような気がします。昨年も取り上げた“Winter Wonderland”等、それはクリスマスの曲という面からも感じ取る事が出来たのですが、やはりそこは鹿嶋さん流に味付けされていると言いますか、もっと多面的なメッセージを感じました。
自分達が高頻度でよく取り上げている“ヨイトマケの唄”、“糸”、セッション感覚を全面に出して演奏した“Just Squeez Me”等、実際、集大成と言われても間違いではない曲もありましたが、例の“Winter Wonderland”や、今回新しく取り上げたジョニ・ミッチェルの“River”、そして久し振りの“Seasons Of Love”等、大きく見てみると、1年の終わりの月、時間…と思わせる印象の方が、自分は強く残ったのです。そして勿論、来年以降に繋げようとする思いも感じ取る事が出来たものでした。
盛り沢山なライブだった事は確かで、いつもより多めに演奏していた(実際、普段より1曲多く演奏しましたし…笑)ような気もするのですが、時間が経つのは、いつも以上に早いと思ったライブでもありました。それだけ充実した時間だったのでしょうね。今後、自分達の音楽はどのように変化していくのか…。まだまだ目が離せない感じでし、是非これからも一緒に作っていきたいと、改めて思った1日になりました。どうもお疲れ様でした!
☆鹿嶋敏行さんのブログ…blogs.yahoo.co.jp/kajimarl_to_the_world
☆下北沢 Big Mouth のHP…www.livebarbigmouth.com/
まず昼にやってきたのは、常盤平中央商店街という場所での野外ライブでした。ここは真ん中の小さい広場を、コの字型に囲むようにお店が連なっていて、正にその中でステージは組まれ、自分達は出演をしてきたのです。そもそもこのイベントは、常盤平という街の活性化を目指している“トキサイ”という団体によるもので、こういったライブ・イベントは今回で38回目になるらしいのですが、今後もまた期待していきたいものです。
今回は、ベースに池田暢夫君を加えた4人での演奏となっており、久し振りに豪華にお届けする感じとなっていました。最近、この UNIT で活動する事自体が減ってしまい、実際のところ、今回が今年最後の演奏となってしまったのですが、だからこそ大事に演奏していきたいところでした。しかし、それでも尚、新曲に取り掛かってしまうというのは、なかなかアグレッシブさを感じさせてくれる選曲でもありましたね(笑)。更に、クリスマスに近いという事なのか、伊藤さん的に歌詞を変えた“Amazing Grace”を1曲目に演奏しまして、自分達的には新鮮さを感じる事の出来たライブだったとも思いました。
この日は意外にも暖かく、正に野外ライブ日和だとも思ったのですが、周りを建物に囲まれているせいか、自分達の出番の15:00過ぎぐらいになると太陽が建物の陰に隠れてしまい、急激に寒くなってきたのを感じました。そもそもこの日は風が強かったせいもあって、お客さんが出たり入ったりを繰り返しつつも、若干少なかったのが残念だったかもしれません…。しかし、夜のライブへの起爆剤になった事は確かで、張り切って次の会場に向かえたのは良かったです。
…と、その次の場所に行く前に、自分はメンバーを招待する場所がありました。それは自分の祖母の家で、同じ常盤平という界隈に住んでいるところから、また連れてらっしゃいと、祖母からのお達し?があったからです(笑)。また…というのは、実は今年の3月にも同じような状況で寄っていたからで〔さばいばるいとう UNIT、関東ツアー(2010.3.19~3.21)参照〕、正に伊藤さん達は約9ヶ月振りの訪問となったのでした(池田君は勿論、初ですね)。
祖母の家は、会場からは車で2,3分の場所にあるので、それこそライブ後はすぐに着けたものでしたが、もう既に気合の入った食事が用意されているところでした。特上寿司に、高級肉を使ったしゃぶしゃぶ、自宅で漬けた漬物にサラダ等、それぞれ1人分用意されていたので、これはかなりの量でした(まあ、いつもの事ですが…笑)。しかも聞くと、ミキヤは、しゃぶしゃぶが初めてかもしれないと言っているではないですか…。だったらもう、これぞとばかりに食べて頂きたいと思います(笑)。まあ、これはメンバー全員だったのですが、かなりお腹は膨れてしまい、若干体が重くなった感じで次の会場に向かった次第でした(笑)。
この後向かったお店というのは、もう自分も何回もやらせて貰っている、常盤平の隣りに位置する五香という場所の、慎家というお店です。伊藤さんのお姉さんが経営しているお店で、伊藤さんも月に1回程(ミキヤもたまに)、ギター弾き語りで出演しているのだとか…。そういった状況からすると、今回は4人での出演ですから、かなりの大団円と捉えられている事は想像に難くないですね…(笑)。
しかし、このお店にはライブの機材が無く、全て伊藤さんの持ってきたPAで賄うのですが、元々狭いスペースが更に狭くなるのですから大変です。自分は最初、今回は4人で演奏するという事を聞いて、正直無理なんじゃないかと思った程でしたが(笑)、池田君もエレキ・ベースにしたり、場所も工夫する等して、何とか隅に収まりつつ演奏が出来る状態になってきました。…さあ、後は元気にライブをしていくだけです!
今回は2ステージ構成としていて、それぞれ1時間程のステージを演奏していったのですが、大勢のお客さん(祖母も、友達と共に4人連れで来てくれました♪)に見守られ、盛り上がって出来たと思います。個人的には、この日ライブがある事を知らず、普通にお店の常連さんがお越し下さっていたのですが、今日は来て良かったという言葉を頂戴した事は嬉しかったですね…。長丁場のライブではあったのですが、一体感を失う事無く最後までやり遂げたのが功を奏したのだと思います。
以前ここでライブをやった時は、それこそ祖母が呼んでくれた団体客で、祭りのような状態になっていたものでしたが(笑)、今回は色々なお客さんにお越し頂いたようで、バランス良く盛り上がったという感じだったでしょうか。良いライブだったと思います。
…これにて、今年最後の UNIT ライブは終わりを告げましたが、今後も若干不透明なものの、少しずつライブはやっていくと思いますので、また気軽にお越し頂けたらと思います。とりあえずは、無事に今回のライブが終えられてホッとした感じでしょうか…。今年もどうもお疲れ様でした。そして、来年以降もどうぞよろしくお願いします!
☆さばいばるいとうさんのブログ…sabaibaru.hamazo.tv/
☆トキサイのHP…www.tokiwadaira.org/
☆常盤平中央商店街のHP…www.connectus.sakura.ne.jp/syoutenkai/
まずは、“200回目”という事で、この車両に登場して頂きましょう。
東北・上越新幹線で使われている200系です。国鉄時代から走っている車両で、現在は大幅にリニューアルが施されており、オリジナルの姿とは結構異なった外観になっていますが、それでも当時(東北、上越新幹線開通当初から暫くは、この200系しか走っていなかったのです)を思わせる威風堂々っぷりは健在です。
ちなみに、この写真を撮りに行く為だけに、自分はわざわざ上越新幹線に乗って高崎駅まで出向きました(笑)。巷では東北新幹線が新青森まで延びたと話題沸騰ですが、敢えてこの時期に上越新幹線を選ぶとは…(まあ、現在の200系の主な活躍線区が上越新幹線なので…)。自分ながらアッパレですね(笑)。
この200系、延命工事こそされているものの、そろそろ後継機の車両の気配も感じられてきており、いつ引退してもおかしくない状況になってきました…。200回という記事回数に間に合って、幾分ホッとしています(笑)。
車両説明をしてしまうとキリが無さそうなので、この辺でやめておきましょう(笑)。また、200回という数字に目が行きがちですが、実はこの12月11日という日は、初代ブログを始めた日〔竹内大輔の写真日記(~2009)、ついに…参照〕でもあるのです(2005年の事なので、もう5年も前ですね…笑)。まあ、前のブログの話しですので、この日を振り返るのは今回で最後にしておいた方が良さそうです。
…という事で、また300回目(もう車両は予想出来ますね…笑)に向けて頑張っていきたいと思いますので、引き続き御愛読の程よろしくお願いします!

5月16日(木)