今日は昼に写真撮影、夜にライブ…と、東京に戻ってきていきなり、なかなかなタイトな1日だったのですが(笑)、まずは夜に行われたライブについて綴らせて頂きたいと思います。この日は千葉大学構内にあるレストラン、Colza(コルザ)にて、サックスの海野あゆみさんの貸し切りライブがあり、ベースに船曳耕市さん、ドラムに立山秋航の4人で演奏をしてきました。
大学構内にあるレストランという事で、どちらかと言うと食堂みたいなものを想像していた自分でしたが、これは普通に、一般的な“レストラン”と言っても差し支え無く、その堂々たる建物は期待以上のものでした。今回は貸し切りっぽいシステムになっていたので、普段の料理がどのようなものかは分かりませんでしたが、きっと美味しいに違いありません。今回は、食べ放題、飲み放題という事になっていたので、ライブ前のお客さんの表情も、どこか満足そうな雰囲気が感じられたものです(笑)。
この日は、レストラン内がほぼ満員という状態で、熱気に満ちた空間で支配されていました。そもそもレストランで演奏…と言うと、何となく静かめにやった方が良いのかなと思ってしまうものですが、今回は全くそんな事は無さそうですね…。楽しく賑やかに、お客さんと一緒に盛り上がっていこう!…という感じです。レストランの周り(つまり大学構内)に咲いていた桜もほぼ満開で、春に相応しいライブの舞台は正に整った…と言っても過言では無い雰囲気でした。
ライブの曲は、海野さんのオリジナル曲を中心に、“September”や“Spain”等、カバー曲等も豊富にやっていきました。基本的にはセッション・スタイルだったので、全2ステージのうち、それぞれの時間は45分という持ち時間だったのものの、1ステージで4曲もやれば十分!…という感じです。普通に、ライブハウスでやるようなライブと同じように進めていきました♪
実際、メンバーそれぞれの“攻め”の姿勢も崩していない感じで、更にお客さんも盛り上がっている感じでしたから、こちらとしても、より火が点いてしまいました(笑)。特に今回は、静かめの曲もそんなに取り上げなかったので、もっともっと盛り上げていこう!…という部分に重点が置かれたライブになっていたのは明白です。アドリブも長めにとっていきましたが、そもそもメンバーが4人だけと、シンプルな編成でもあったので、1人1人の場面がグッと前に出てくるわけです。演奏環境もあると思いますが、今まで以上にメンバーが近くに感じられたライブでもありました。
…ダブル・アンコールも頂きまして、お客さんからのリクエストで、海野さんのオリジナル・バラード曲である“Knot”、そして久し振りに、ミシェル・カミロの“Suite Sandorine Part1”を演奏しました。お陰で、全ての演奏後にはもうヘトヘトでしたが(笑)、だからこそ、帰る直前に頂けた賄いの美味しい事と言ったら無かったです(右上写真を見るに、ビールも用意されていますね…笑)。楽しい時間をどうもありがとうございました!
さて、このメンバーによるライブが、来月5月11日(水)に群馬県は桐生の Village というお店で演奏する事が決まっております。このお店は、個人的にかなり久し振りの出演ともなり、今後が楽しみな感じになってきました。またどうぞよろしくお願いします!
☆海野あゆみさんのHP…ayumi-unno.com/
☆千葉大学構内 Colza の(食ベログの)HP
…r.tabelog.com/chiba/A1201/A120101/12006674/
1週間程、東京を留守にしていましたが、九州ツアーを終え、無事帰って参りました。今回の全体的な行程は、ライブ3,5日間、鉄道(?)3,5日間(笑)というもので、自分自身としても非常に充実した日々を過ごせたツアーになりました。
今回特に感じたのは、人と人との繋がりの大切さです…。新しくお会いした方、毎年必ず足を運んで下さる方、馴染みのミュージシャンの方々等、挙げればキリがありませんが、本当に色々な方と触れ合ったツアーだったと思いました。特に今回はお客さんと交えた打ち上げが多く組まれていたので、より強く感じたのかもしれません。勿論、自分にとっては殆どが初めての方々ですが、地元地域の話しや、音楽に対しての話し、そしてライブについて…等々、参考にもなりましたし、何より、交流が多く持てたというのが、自分にとって良い経験だったと思えたのです。何だか今回は本当に、今までとはまるで違う“手応え”を感じられました。改めて、皆さんどうもありがとうございました!
そして恒例の鉄道の旅も、今回は3日間以上取れたので(プラス0,5日というのは、ツアー最終日の演奏がお昼だったので、午後以降は既に旅に入れたからなのです…笑)、今回も様々な場所に行かせて頂きました。残念ながら、先月予約をしていた東北新幹線“はやぶさ”のチケット〔新幹線“はやぶさ”を予約する 参照〕は、現在の東北新幹線が不通状態なので、キャンセルせざるを得ませんでしたが、その代わり九州新幹線“さくら”、“みずほ”を軸とした九州内の路線を、3,5日掛けてじっくりと回ってきました。
何だかんだで、長崎県以外の県は、全て足を踏み入れたのではないでしょうか(笑)。演奏の最終日が大分県の九重という所だったので、そこからスタートし、宮崎県、鹿児島県、熊本県、福岡県、佐賀県と回り、再度福岡県から飛行機で帰宅…という感じです。恐らく、結構な移動距離になっているのではないかと思います(笑)。
そして、右上写真のように、春の訪れを沢山感じられた鉄道の旅でもありました。これで春の充電は完了です(笑)!…そんなわけで、このツアーの詳細はいつものように、後日にまとめてお送りしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!
振り返れば、この黄門御一行バンドの初期形態の“黄門トリオ”が結成されたのが、2006年の6月の事〔竹内大輔の写真日記(~2009)、黄門トリオ!参照〕…。“黄門”という名前もそのライブ中に生まれ、そこから何回かライブをやり、バンド形態になったのが同年12月の事〔竹内大輔の写真日記(~2009)、黄門御一行様です♪参照〕…。その後は、何回ライブをやらせて貰ったのかは分かりませんが、約5年間、大して長い休止期間も無く、現在までライブを続けてこれました。本当に、色々とやってきたバンドでした…。
さて、そんな色々やってきた黄門バンドに相応しく、一先ず最後になる今回のライブは、懐かしの“オールナイト・ニッポン”をパクって、全編リクエスト・コーナーという試みになっていました。事前に曲は決めずに、全てお客さんのその場のリクエストでライブをやっていくのです。自分達はステージ上で、今までの全譜面を用意しつつ待機しているわけですが、ラストながら、とてもスリリングな状況でのライブになっていましたね。様々なジャンルの曲を取り上げている黄門バンドらしい締め括りのライブだと思いました。
そんな中、1曲目から自分のインストの“Caravan”だったというのは、正直度肝を抜かれましたね(笑)。しかし、この状況も、黄門バンドならでは…なのです。他のバンドだったら、まず有り得ないでしょうし…。それが逆に、このバンドでは“特徴”として捉えられるわけですから、バンドの個性というのは分からないものです。
その後は“駅”が出てきたり、“卒業写真”が出てきたり、中には「ビートルズの曲を!」という声もあったりして、久し振りの曲もまた然り、いつもの黄門バンドのライブっぽくなってきたものでした。
黄門バンドは5人編成ながら、“春よ、来い”のように、ボーカルの恭子さんと、自分の2人だけで演奏していった曲もありました。また、“あずさ2号”のように、ベースのヒロさんとドラムの誠二さんがボーカルをとり、恭子さんはステージに上がらないという曲もありました。更に言えば、“Room 335”のように、ギターの伸さんがメロディをとる、インスト・コーナーとも言える場もあり、先程の“Caravan”や“Misty”のように、自分がメロディをとるスタンダード・ジャズの時間も設けられており、本当に何でも有りなのが黄門バンドだったようにも思います。
そもそも、恭子さんの曲のレパートリーの広さから、この流れは波及していったようにも思います。今回挙がった曲でも、“Down Town”、“恋人よ”、“Open Arms”、“あの鐘を鳴らすのはあなた”、“I Will Survive”、“Fly To The Moon”等々、それは確かに盛り沢山だと、誰もが納得の事なのです。それはインストも同じ事で、だからこそ持ち曲の多さが際立って見えていたのだと思いますね。…また、お客さんからのリクエストに素直に答えてきたからこそ、多くなったという部分もあり、そう言えば今回は“宇宙戦艦ヤマト”もやりました。つまりはまた、レパートリーが1曲増えてしまったわけですよね…(笑)。
本当に最後まで、お客さんからのリクエストのみで進められた今回のライブ。考えてみると、こうしたお客さんからの投げ掛けがあってこそ、今の今まで続けてこれたのかもしれませんね。最後にはメンバーそれぞれから挨拶の時間も設けられており、自分も黄門トリオの時代から参加させて頂いた身として、感謝の意を述べさせて頂きました。5年間という期間でしたが、今まで本当にありがとうございました。
その後のアンコールは、お馴染み?の“狙い撃ち”でした(笑)。この日は伸さんもステップに参加し、大盛り上がりでライブは終了。これをもって黄門バンドは、暫くの休止期間を置く事になったわけです。しかし、ライブの依頼があればどこかでやるでしょうし、特に解散をしているわけでもないので、また皆様にお会い出来るのは確実です。メンバー皆、黄門バンドが大好きなのです(笑)。、また、相変わらずの緩いステージをお届け出来る日を楽しみに、またの登場をよろしくお願いします!…本当に、お疲れ様でした!
…最後に、今までお世話になった譜面の束でも乗せてみます(笑)。一体、何曲にまで膨れ上がっていたのでしょうか…。本当に、自分自身もレパートリーが増えた5年間でした。改めて、どうもありがとうございました!
☆五反田 Rocky のHP…livecafe-rocky.com/
●竹内大輔、九州ツアー
・3月31日(木)牧(大分)fサウンドカフェ
Open…19:00~、Start…20:00~、Charge…2000円(1ドリンク付き)
Member…(Key)竹内大輔、(Guest Vo)ルージュ
・4月1日(金)門司港そわある
住所…北九州市門司区栄町11ー7 電話…093-321-1007
Start…19:00~、Charge…チップ・スタイル
Member…(Pf)竹内大輔、(G,Vo)…Daddy 津田(O.A.)
・4月2日(土)、3日(日)九重(大分)宮柱邸
住所…大分県九重町田野
Start…詳細未定 Charge…詳細未定
Member…(Key)竹内大輔
毎年恒例にさせて頂いている、自分自身の九州ツアーですが、今回は大分にも
足を延ばさせて貰い、より広範囲なツアーになっているのが特徴でしょうか。
ボーカルのルージュさんも招いたり、オープニング・アクトに Daddy さんが
出演したりと、相変わらず盛り沢山ですが(笑)、是非ともよろしくお願いします!
素敵なポスターまで作って頂いて(笑)、これは頑張るしかありませんね♪
●4月8日(金)、13日(水)、22日(金)、28日(木)赤坂 Kuro
1st.…21:00~、2nd.…22:00~、3rd…23:00~、
Charge…詳細不明
Member…(Vn)Tsukasa(8日、13日、28日のみ)、
(Sax)かわ島崇文(22日のみ)、(Key)竹内大輔
お馴染みの赤坂 Kuro です。ここも地震の時はキャンセルを余儀なくされましたが、
現在は平常通りに営業をしております。バイオリンの Tsukasa さんとの演奏が
多い中、22日はサックスのかわ島さんのバースデー・パーティー・ライブとも
なっており、大いに見応えがある事でしょう。自分も楽しみたいと思います!
●4月12日(火)吉祥寺 Meg
Opne…12:00~、Start…19:30~2ステージ
Charge…2000円(+ミニマム・オーダー…1260円)
Member…(Fl)西仲美咲、(Pf)竹内大輔
フルートの西仲さんのバースデー・ライブという事で、一応はデュオで出演する事に
なっているのですが、ドラムの和丸君も急遽出演する可能性があり、その場合は
ベースレスのトリオという、一種変わった編成でのライブとなる筈です(笑)。
そして、和丸君を加えたこの3人のメンバーは、この後に紹介する沖縄での
ライブも控えており、準備というと聞こえが悪いですが、お互いの感覚を
思い出すという意味でも、大きい意味を持つライブになるような気がします。
まずは楽しく盛大?に、西仲さんのバースデーを祝わせて頂きましょう♪
●西仲美咲、沖縄ツアー
・4月14日(木)那覇 Jazz Live In 寓話
Open…18:00~、Start…21:00~、2ステージ、Charge…2500円(ドリンク別)
・4月15日(金)阿嘉島(沖縄)離島振興総合センター
19:00~22:00、Charge…無料
※以上、メンバー全て(Fl)西仲美咲、(Pf)竹内大輔、(Ds)和丸
フルートの西仲さんと、再び沖縄でライブをしてきます。今年で阿嘉島の Bar
ヨナミネハウスが開店5周年を迎えるとの事で、それに向けてのライブと、
久し振りの那覇の寓話で演奏を行います。和丸君も加えて、沖縄の風を
感じるには抜群のサウンドになる事でしょう。東京から離れた場所での
ライブが続くので、逆に、東京の風もお届けしたいものですが…(笑)。
●4月17日(日)下北沢ラ・カーニャ
Open…14:30~、Start…15:00~、
Member…(Vo,G)amin、(G)関淳二郎、(Key)竹内大輔
Charge…予約3000円、当日3300円(共にドリンク別)
3月に中国で、河口恭吾さんや、城南海さんと共にライブをやってきた amin さん。
今回もアコースティックに、シンプルに、美しい歌、曲をお届けしていきます。
中国でのライブは南京でのみ行われ、後は中止になってしまったのが残念
でしたが、“中国の地方都市でライブが出来た”という意味は大きく受け止めて
いるつもりで、この日もその成果が存分に発揮される事だと信じております。
自分も、実際に中国で演奏してきた事を生かし、打ち込んでいければと思います。
●4月18日(月)横浜 Hey-Joe
Open…18:30~、Start…19:30~2ステージ
Charge…予約2500円、当日3000円(共にドリンク別)
Member…≪Generation Gap≫(Ts)上杉雄一、(Ss)副田整歩、
(As)宮里陽太、(Bs)藤田淳之介、(G)寺岡佑、
(Pf,Key)竹内大輔、(B)安達貴史、(Ds)立山秋航
久し振り…の筈です。昨年の年末にライブをやって以来、実は2011年最初と
なるライブとなっているからです。非常にお待たせしてしまいましたが、
ある意味で良い時期にライブをやるような感じもしております。個人的に、
殆どのメンバーとも久し振りに顔を合わせるような状況ですし、これこそ
音の会話が楽しめる感じではないでしょうか。楽しみにしていきましょう!
●4月19日(火)経堂 Crazy Love
Start…20:00~2ステージ
Charge…2500円(ドリンク別)
Member…(Vo)平尾由美、(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)倉橋利幸
好評につき(…と信じたい…笑)、この4人での演奏が4月も実現します!
前回は、初めてのこの4人での演奏…という部分もあり、手探りな部分も
無くは無かったと思っているのですが(笑)、今回はそういった気遣いは
全く不要なわけで、改めて、どんな演奏になるのか楽しみの1日でもあります。
自分も、必要以上にお酒を嗜んでいる事でしょう(笑)。よろしくお願いします♪
●4月21日(木)秋葉原 Pagoda
Open…18:30~、Start…19:00~、自分達の出番はまだ未定
Charge…1800円(ドリンク別)
Member…(Vo)鹿嶋敏行、(Key)竹内大輔
以前、鹿嶋さんのライブで対バンさせて頂いた、藤本大祐さんという方が企画する
イベントとなっており、自分も初めてのお店の演奏となります。鹿嶋さんとの
ライブ自体も久し振りですが、最近は、今までやってなかった場所でのライブも
増えており、そのような方向性のままでやっていけるのは有難い事でもあります。
自分達の演奏は、結構その場の環境にも影響されると思いますので、この日が
どんな演奏になるか興味は尽きません。素直な気持ちでやっていこうと思います。
●4月26日(火)渋谷 Under Deer
Open…18:00~、Start…19:00~、自分達の出番は3バンド目、21:20~
Charge…2000円(1ドリンク込み)
Membe…(Vo)彬子、(Key)竹内大輔、(B)相澤卓也、(Ds)Soki
ボーカルの彬子さんの、毎月1回必ずライブ!…の4月版(笑)ですが、今回は
場所を渋谷に移し、初めてのお店でのライブとなりました。場所は、渋谷駅と
原宿駅の中間ぐらいに位置する Under Deer というお店で、少しクラブっぽい
雰囲気もあるものの、座席が多かったり、食べ物が食べれたりと、今までとは
明らかに異なる雰囲気でライブを楽しめるのではないかと思っています。
ここではライブもそうですが、ミュージシャンとお客さん方との交流も、十分に
触れられる場所なのではないでしょうか。この日は…飲みましょう(笑)♪
●4月29日(金・祝)赤坂 November Eleventh
Open…17:00~、Start…18:30~
Charge…4000円
Member…≪立川商店≫(G)立川善久、(Vo,G)立川真明、(Ts,Cho)荒井啓太、
(B)山田直弥、(Sax)かわ島崇文、(Key)竹内大輔、(Ds)立山秋航
久し振りにやって参ります、立川商店ライブ。またまたスペシャル・ゲストを
御用意してお待ちしております。今回もツアーの一環というのはいつも通り
かもしれませんが(笑)、どうぞ楽しみに、そして気軽にお越し下さいませ!
●4月30日(土)南浦和さいたま市文化センター
Oepn…9:30~、自分達の出番は2バンド目、10:20~(予定)
Charge…無料
Member…(Vn)Tsukasa、(Pf)竹内大輔、他、
埼玉県は南浦和駅から徒歩7分の所にある、さいたま市文化センター内にて、
『さいたま音楽の祭典、ワンデー・ミュージック・アワー』というイベントを
やる予定だったのですが、急遽内容が変更され、東日本大震災に対する
チャリティ・コンサートという形でやる事になりました。チャージも無料になり
まして、是非このコンサートで元気を少しでも分け与えられたらと思います。
メンバーは、自分達2人の他に、パーカッションとシンセサイザーの方の
計4人で行われます。出番は午前中となりますが、どうぞ足をお運び下さい!
●4月30日(土)丸の内 OAZO ○○広場
Start…12:00~、自分達の出番は3バンド目、15:00~、
Charge…無料
Member…(Vn)Tsukasa、(Pf)竹内大輔
この日は、Tsukasa さんとコンサートの梯子になりますね(笑)。午後は、
東京駅近くの丸の内 OAZO(オアゾ)の○○広場(おおひろば)にて、
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2011というイベントが行われていて、
東日本大地震復興支援という事で、色々な場所で無料でコンサートが
楽しめるようです。その中の一角で自分達も少々演奏をさせて頂いて
いるのですが、ここでは個人的に久し振りのクラシック曲を演奏します♪
曲は聴いてのお楽しみですが(笑)、これは張り切ってやっていかないと…。
以上です。少しでも明るく、そして楽しく音楽に触れられ、その雰囲気を伝えるべく、皆さんとお会い出来るのを楽しみにしております!…よろしくお願いします!
地震の影響で、色々なライブやイベントがキャンセルされている昨今ですが、このお馴染みの企画は何としても中止にはさせません(笑)!…ブログ企画、『奢らせて頂きます!』でございます。今回は、ボーカリストの平尾由美さんに登場頂きました。
由美さんは、このブログでこそ?登場回数は少ないですが、自分がライブの仕事を、そこそこ定期的にやり始めた頃(…なので、今から7~8年前でしょうか…)、よく一緒に演奏をさせて貰っていた人の1人でもあり、そういう意味では、ミュージシャン関係の中では物凄く長い付き合いの部類に入る人でもあるのです。その時はジャズを基本に演奏していましたが、暫く期間が開いたものの、最近はジャズ以外の知り合いを介して顔を合わす事も多くなってきて、また新たな音楽をやっていけそうな感触も掴みつつあります。これからが本当に面白くなってくるのかもしれません。…そんな話しでも出来ればと思いつつ、小田急線は和泉多摩川駅まで足を延ばしてきました。
●日時…2011年3月27日 ●場所…和泉多摩川 ●お店…炭屋五兵衛
平尾(以下、紫で表示)「今までのブログ見てって言ったから、復習してきたよ。」
竹内(以下、緑で表示)「おお、流石!…あんな長いのに(笑)。」
「川上彬子の回、爆笑だったんだけど(笑)。」
「あははは!」
「グダグダ過ぎるだろ!…っていう(笑)。」
「そうですね、本人はリベンジを図りたいらしいですけどね(笑)。」
「上回るグダグダ感にならないようにしよ…(笑)。
池田暢夫君は、毎年必ず出るの?」
「いや、もう出ない…暫く出さないです(笑)。」
「あはははは、恒例は今年だけ?」
「そうですね、池田君は1回目が探り探りだったので、ちょっと1回今年もやるか…と。」
「あはははは…(笑)、でも、面白い事を思い付くよね。」
「そうですね、意外とこういうサシ飲みの機会って、
限られた人としか普通はないですからね。」
「ふぅ~ん…って、思った(笑)。そう言えば、地震の時って、どこに居たの?」
「池袋の1つ先の北池袋って場所でお蕎麦食べてました。」
「あははは、大変だったね…。」
「いや、でも食べ終わった時で、そろそろ帰ろうかな…って時に揺れ出したんですよ。」
「うん、うん。」
「…で、いつもより長い揺れだったから…。」
「あれあれ?…いつもと違う…みたいな?」
「そうですね。…で、その時後輩と一緒にいて、自分が窓側に座っていたんですけど、
窓を開けた方が良いですよ!…って事になって…、でも窓が開かなくて…。」
「既に歪んでた?」
「いや…、なんか固くて(笑)。」
「あら(笑)。」
「…で、更に揺れが大きくなってきたから、『逃げましょう!』ってなって、
外に出たんです。そこは建物の2階だったんで、すぐ逃げれたんですね。」
「へ~、でも、外の方が危ないって言わない?」
「まあ、でも中も危なさそうな気がして…(笑)。そしたら、北池袋って、ちょっとした
商店街が傍にあるんですけど、建物中から皆、外に出てきてて、その時がきっと
揺れのピークじゃないですかね。明らかに建物とか電柱とかグラグラしてましたし。」
「落下物とか無かったの?」
「その時は大丈夫でした。でも、電柱から電線が外れていた箇所がありました。
…それで、もうこの感じだと普通の電車って、もう動かないだろうなと思って…、」
「頭いいね~…。」
「…で、隣りの駅の池袋駅まで20分強かけて歩いたんですよ。そしたら、池袋は勿論
賑やかな場所なんですけど、ありとあらゆる人が道に出てきてて、駅前とかも
人で溢れている状態になっていて…、あ、急に危機的な感じがしてきた…と。」
「うんうんうん、パニック~?…みたいな。」
「こんなに大変な事になってるんだと。…で、その時に第2波が来たのかな。」
「結構揺れたんだよね、あの日ね。」
「そう、その時は高い建物とかを、間近に揺れてるのを見てしまったので、
うわっ!危ね~!…とか思って、しかも建物自体が密集してるから、
その揺れで隣りのビル同士がぶつかるんじゃないかって思いました。」
「ホント?…怖いねー。」
「…で、その日も夜に演奏があったんですけど、きっとこの日は無いな…と思いまして。」
「素晴らしい。」
「実際、無くなりましたね(笑)。…で、2時間ぐらい掛けて家に帰ったんです。」
「そっか、でもあの時間ぐらいだから、まだそんなに混んでない頃だよね。」
「そうですね、家が池袋に近い方なんで…。これが新宿とか渋谷だったら
また違ってきてたかもしれませんね。…由美さんはどんな感じでした?」
「私は職場にいてー、私1人だからさ、昼間は…。」
「はい。」
「…で、普通はさー…、地震なんか、はいはいって感じじゃん。
それで、はいはい、はい…、…はい~?…みたいになってきて。」
「普通じゃないと。」
「そうそう。…はい?…え~~!?…って感じで。」
「途中までは、いつもの感じだったんですよね。」
「それで、最終的に裏の扉を開けて、うちは骨董屋だからさ…、まあ、いざとなったら
これらは保険が掛かっているから大丈夫だな…と思って、様子を見てたんだけど。」
「ふ~ん。」
「そしたらさ、なんかサーフィンしてるみたいな気分になってきてさ…。」
「あ~、なんか分かるかも。」
「そうそう、何だこれ~!…とか言いながら、1人で笑ってたんだよね(笑)。」
「え~(笑)。」
「で、事態の凄さが全然分からなくて…、テレビも無いし。それで、
お店の近くに、扱っている物の事務所?…みたいな場所があって…。」
「扱ってる物…って、何ですか?場所は?」
「ほら、刀屋さんだからさ。場所は代々木。」
「ほぉほぉ…。」
「その、何だろ…、協会?みたいな所に、書類を出しにいく用事があったんだけど、
それに託けてテクテク歩いていったら、今日は無理ですよ?…って言われて。」
「まあ、そりゃそうですよね。」
「そりゃそうだな…と、まあ、後で思ったんだけど(笑)。まあ、結構
のんびりしてたんだよね~。まだ事態がよく分かってなかったから…。
電車も止まるとは思ってなかったし。」
「そうなんですか。…でも、帰れないですよね。」
「うん、泊まった。」
「泊まる所、あったんですか?」
「うん、お店の入っている建物の管理人さんとも仲良くて、この日帰れたとしても、
家の中がグチャグチャになっているのを夜暗い中で衝撃として見るのも嫌だったし、
何となく『今日お店に泊まる事になっちゃたんですよ』…って言ったら、管理人さんが
『あ~、じゃあ、うちに泊まっていきなさいよ!』…って事になって…(笑)。」
「成程、それは確信犯ですね(笑)。」
「まあ、そう言ってくれるかな…とも思ってたしね(笑)。で、そこの娘さんと3人で、
テレビ見ながら『怖かったね~、怖かったね~』…って言ってた(笑)。」
「へ~…、何ていうか、随分恵まれた…(笑)。」
「うん(笑)、その、歩いて何時間…っていう辛さとかはあんまり無かった(笑)。」
「結構その日、歩いている人いましたもんね。千葉の方まで帰ったとか…。」
「まあね、変に家族が居たりとか、動物とか飼ってたら、帰ってたかもだけど。
1人だしね…(笑)。別に帰らなくても良いかな…って。」
「そうですか。でも、家とか大丈夫でした?」
「それが全然大丈夫だったんだよね。CDとか本が転げてたぐらいで…。」
「あ、自分もそうですよ。結構自分の部屋って、本とか楽譜とか山積みに
しちゃってる部分があるんですけど、それらは平気で、その代わり写真の
束だけ落ちてたり…(笑)。恐らく、重みの差なんじゃないかと思います。」
「あはは!…まあ、起きてたと言えば、起きてた。」
「そうですね(笑)。なんか、うちの地域って、地盤が固いらしいんですよ。
関東大震災の時にも、犠牲者が1人しか出なかったとか…。」
「何て素晴らしい!…凄いじゃん。…って言うか、その1人は何故に…。」
「ショック…何とか…ですかね。」
「私、地元が町田じゃん?…あそこって、地盤が緩いのね。だから、
人に聞いたら、岩手とか宮城とかと、揺れ方の度合いが似てたらしい…。」
「そうなんですか…。最近、町田は何故か縁があるんですけど、大変だな…。」
「それで、翌日に中国に行きますってブログ…。あれはあれで笑ったんだけど(笑)。」
「ははは、まあ、あれは事前に決まってましたから(笑)。国外逃亡ではないですよ!」
「早(笑)!、みたいな。」
「もう、空港に行くの大変だったんですから(笑)。」
「中国とか、日本の事で大騒ぎじゃなかった?」
「まあ…、でも、言う程…、って感じだと思いますよ。
まあ、ニュースはバンバン流れてましたけどね。」
「ホントに?…もう、東京は壊滅状態とか、
放射能でもう、どうにもならないとか流れてるって…。」
「まあ、向こうのニュースを見ても言葉が分からないので何とも言えないですけど、
少なくても地震から2,3日の感じでは、とにかく三陸地方の惨劇映像を
繰り返し流していたような印象がありますね。…で、何かの専門家が出てきて、
地震のプレートやら、原発の仕組みについて色々話しているっていう…。」
「何かの…(笑)。そうなんだ。あと、誰かのブログで読んだけど、外人のフリーの
ジャーナリストとかが、福島ではなく、宮城とか岩手に行って、あまり放射能とか
関係無いのに、ガヤガヤ騒いでるんだって…。そういう記事を海外とかに
流しているから、それらを知った人は、何を信じれば良いんだっていう…。」
「まあ、外国人…っていうのは大きいですよ。だって例えば、最近エジプトの情勢が
物凄く不安定になって、日本的にも、渡航の是非を検討するように…とかになって
ましたけど、恐らくそうなっている地域ってごく一部で、普通にエジプト人的には、
普段と変わらない生活をしている人もまた大勢いるなって思いますし…。
やはり不慣れな海外って事で、現地の人よりは安全な術を探しますよね。」
「あ~、まあね~。」
「しかし、ここの食事は美味しいですね(笑)!」
-----舌鼓を打ちまくりの時間-----
竹内「全部美味しいじゃないですか(笑)!」
平尾「でしょ?美味しいでしょ?」
「焼き鳥も…良い歯応えと、深い味が染みついているというか…。」
「“拘りの料理人です、拘り過ぎて仕事がありません”
…っていう知り合いのコックがいるんだけど…(笑)、」
「はい?」
「その人をこのお店に連れてきて、滅多な事で人の料理を褒めないんだけど…、」
「褒めないんだけど?」
「美味い…って言ってた(笑)。」
「あっはっはっは(笑)!」
「しかも、あれこれ頼んでた(笑)。」
「今回、この場所で良かったですよ。最初、町田って言われた
時は、ちょっと今の時期で考えると遠いかな…と(笑)。
しかも、町田でもこの企画、やった事ありますしね(笑)。」
「そっか~、じゃあ和泉多摩川で良かったね。ようこそようこそ!」
「このお店、ヒューガルデンとかもあるんですね。頼みます。」
「ヒューガルデンってベルギー・ビール?…飲んだ事ないや。」
「そもそもビールとか飲まないですもんね?飲んでみます?
たぶん、普通のビールとは全然違いますよ。フルーティーというか…。」
「…ホントだ。全然違う。不思議な感じだね~。」
「どうですか?」
「あ、これなら飲めるかも。何て言うか…、苦くないね。
…ほら私、苦みの分からない女…だからさ(笑)。」
「何を言ってるんですか。」
-----やっと音楽の話しに…-----
平尾「私もこのビール、真似してみようかな。」
竹内「お、是非是非。」
「あ…、でもどうしよう。日本酒だと…本当に終了しちゃうからなぁ…。」
「そうですね、もう少し話しの続きがありますので(笑)。
ここはやはり…、音楽の話しをした方が良いですよ。」
「あっはっはっは…、した方が良いかな(笑)。」
「した方が…いいんじゃないですか(笑)。でもやっぱり個人的に、
由美さんは自分の中で、ほぼ定期的に一緒に歌モノ・ライブを
やったうちの1人でもありますから…。」
「そうなの?」
「たぶん…。記憶が正しければ。」
「じゃあ、そういう事にしておこうか(笑)。」
「そうですね(笑)。あの頃の話しでも出来ればと思うのですが…。」
「あの頃の話し…。なんか恐ろしい記憶しか出てこないんだけど(笑)。」
「ははは。まあ、あの頃自分はお酒が弱くて弱くて…。」
「あはははは、後半はもう…(笑)。」
「はい…、帰れないし…、眠るしかない…みたいな。」
「ははは。可愛かったもんね~。」
「どうもどうも(笑)。今日、経堂の Crazy Loveにすれば良かったですかね(笑)。」
「そうだよね~、あたしもちょっと、そこかな?とも思ったんだけど…、」
「あ、そうなんですか?」
「でも、食い物が無いなと。」
「確かに(笑)。」
「このまま移動してみる?」
「あははは。まあ、懐かしいなって事で…(笑)。」
「懐かしい…ね。…私ね、あの頃って、今より訳分かって無かったと思うからさ。」
「今でも分かって無いのに…って意思が籠められてますね(笑)。」
「そう、分かって無かった。」
「でもこう、ライブはそれでも続けてきたわけじゃないですか。分からないなりにも…。
それって、ある意味自分に“強い”部分を感じたりしませんか?」
「うんうん…、あるよね。」
「それは事実ですからね。」
「あの頃なんて私、ホームページとかも無かったしね…。」
「そう、それで、暫く会ってなかったですけど、意外な所でバッタリ
会ってたりしたじゃないですか。しかも何回か…。不思議なもんだな…と。」
「うん。たぶん、そういう縁がある人…なんだと思うんだよね。」
「そうなんですかね。」
「私も、意外な所で名前見て、あっ!…とかなってたし。」
「自分もですよ。下北沢 Big Mouth で見掛けた時はビックリしましたよ、名前見て。
…でも、ヒラヲユミ…って書いてあるし…、カタカナだし、“ヲ”…だし(笑)。」
「そうそうそう(笑)。もしや違う人?…って。」
「で、ホラ、その頃からしたら、由美さんと Big Mouth っていうのが全然繋がらなくて…。
譜面があって、バック・ミュージシャンに渡して、セッション的にやる感じだったじゃ
ないですか、今までは。…なのに、そこではギター持ってオリジナル歌ってるし…。」
「そうだよね~、何の人って感じだよね。たぶん、竹内君と2005年頃にやったライブで、
自分はいったん、譜面とかを使う仕事を閉じよう…って思ったのね。」
「はいはい。」
「で、凄いのが…、これ私、才能だと思ってるんだけどー…、
自分が思ったら、思った通りになるんだよ!」
「はあ…。」
「まあ、丁度その…ウエーブが来てる時を、自分で思うのかもしれないんだけど、
だから、譜面とかを使う仕事がやりたいなー…って思うと、バーっと入るし、
逆に、今そういう時じゃないのかな?…って思ったら、一気に無くなる。」
「羨ましいですね(笑)。」
「そう、それで、その2005年以来、そういった仕事は一切やってこなかったの。」
「へ~。それでオリジナルにいったんですかね。」
「うん、弾けないギターを弾いて…ね(笑)。」
「ははは。あれ、でも2005年の頃って、オリジナルを作ってたりしてたんですか?」
「オリジナル…、どうだった…かなあ…。」
「作ってたとしても、一緒にやってはないですもんね。」
「一緒にやってはないねぇ。…あ、2005年だと、
バンドをやってて、その活動がひと段落しちゃった頃だ…・。」
「へえ、バンド!」
「うん、私は飾りでギターを持ってて(笑)。あと、ピアノとパーカッションがいて…、
ピアノが変態で、パーカッションも変態だったからさ…。」
「ボーカルは変態じゃなかったと…。」
「至って…真面目…(笑)?」
「あはははは(笑)!」
「…で、それが暗礁に乗り上げたというか…。まあ、よくある事だよね。」
「そうですね。今の弾き語りの感じっていうのは、いつから始めたんですか?
だって、バンドって、弾き語りの延長上みたいなところもあるじゃないですか。」
「あ、普通はね?…でも私の場合は逆で、バンドが無くなったから1人になったの(笑)。」
「はい?…あ、そうですか(笑)。」
「そう、色々いなくなっちゃったから、自分1人でギターぐらい
弾けるようにならないとマずいぞ!…みたいな(笑)。」
「ほ~…。」
「だって、“Stand By Me”も、何のコードから分からなく、
形だけで弾いていたようなもんだからさ(笑)。それで
初めて弾けたの、“きよしこの夜”だったからね(笑)。」
「ははは…、季節限定(笑)。」
「私、相模原のお店で、歌を歌わせて貰うお店で
歌って事があるんだけど、4月頃まで歌ってたよ(笑)。」
「それは…、でも、度胸は付きそうですよね。」
「うん、確かに。なんか、お店には出向くんだけど、ライブの時間とか特に
決まってなくて、お客さんの雰囲気のタイミングで歌う…みたいな感じ
だったし…。そもそも歌を聴きに来るお客さんばかりじゃなかったしさ。
特に歌わなくても良い…みたいな。」
「成程。」
「そういう時は、どちらかと言うとBGM的にやった方が良くて…。でも最初の頃って、
自分がBGM的に歌うのが耐えられないじゃない?…もっとガツンとやりたい…って。」
「まあ、最初は…。」
「だけど、音楽の使い方っていうか、有り方みたいな事柄を、凄い実験出来たわけで…。」
「はいはいはい。」
「ガツンとライブをやるにしろやらないにしろ、お客さんが聴いてるにしろ
聴いてないにしろ、お店がザワザワしているよりは、良い雰囲気になっていた方が
良いじゃない?…で、音楽って、それらをする良いツールになっているわけで…。」
「そうですね。」
「それこそ最初は、“私の歌を聴け!”って感じだったけど、そこは敢えて
一歩引く事で、伝えられる事もあるのかなって思い始めて…。」
「はいはい、“北風と太陽”方式ですね(笑)。」
「そうそうそう!…それを気付かせてくれたっていうか…、そのお店、毎週
行ってたし。凄いいい店。そこで、お客さんと楽しい時間を過ごせれば…、」
「…空間になれば、良いって事なんですよね。」
「そう、音楽ばかりじゃなくても…方法はある…っていう。
凄く良い場所だったんだよね…。」
「ふんふん…。」
「…なんか、真面目な音楽の話しを…してるね(笑)。」
「しますよ!…真面目な会なんですから。今後の音楽はどうあるべきか!…とか。」
「今後の音楽!?…重てぇっ!…知らねぇ(笑)。」
「あははは、確かに…。俺も知らねーなぁー(笑)。」
-----更に音楽の話しに…-----
竹内「由美さんは、オリジナルをメインとして今やってるじゃないですか。」
由美「うん、うっかりね。」
「うっかり!?…あはははは(笑)!」
「あはははは(笑)。」
「自分はですね…。曲は作るけど…、歌詞とか作った事ないんで…。」
「歌詞ね、難しいんだよね…。未だに私、作れてると思ってないもん(笑)。」
「あははは!…まあ、完成しても、ライブにお披露目しないものも沢山ですもんね。」
「うん、そんなの凄い一杯ある(笑)。あと、これはお客さんには悪いんだけど、
お客さんの前でやってみないと分からない…って部分もある。」
「それはありますよね~。」
「うんうん、人前に出さないと、余分な肉がまだ付いているような気がしてさ。」
「はいはい。削ぎ落としの法則で…。やはりシンプルにいきますよねボーカルの方は…。」
「そう、…すき焼き、お寿司、ステーキ、全部一杯あります。マズい!…みたいな(笑)。」
「そんなに食えない!…って(笑)。」
「それと…、やたら地球規模になったり(笑)。」
「ははは、壮大な感じで。」
「うん、例えば、“毛穴”…とかでもいいんだよ。」
「(笑)…そうですね、小さ~~い所をつくんですよね。
やっぱオリジナルって、そういうところに人間性が出ますよね。」
「出ちゃうよね~。だから面白いんだけどね…。
なんかさー、あたしの中でさ、シンガー・ソングライター的性格と、シンガー的性格って
いうと、絶対シンガー的性格だと思うのね。別に自分で歌を作らなくても良いっていう。」
「あー、はいはい。人の歌でも良い…と。」
「そうそう、アクトレス的な…分かる?」
「成程。」
「人のシナリオにおいても、自分の命を入れられる事に、燃えられる…というか。
まあ、元々譜面の世界でやってきてたからね。ジャズとかオールディーズとか。」
「アクトレス…か。ちょっと、川上さんにもちゃんと言ってあげて下さいよ。」
「なになに何?」
「表現方法として…、アクトレス!!」
「やだ、面倒臭い(笑)。」
「訳分からないって言いそうですが…(笑)。」
「あはははは、カタカナやめて下さい…とかね。」
「有り得ますね。」
「ははは、まあ、あれはあれで魅力だから…(笑)。それで、一番最後に
出てくるものが、一番苦手なものなんだけど、実は一番本質に近い…と
私は思ってるのね。そして、そんな自分と付き合っていくのが…良いのかなって。
焦らず…って言ってるから、こんな歳になっちゃったんだけど(笑)。」
「おお、自虐!」
「はい、終了ーー(笑)!!」
「いやいや…(笑)。まあ、あれですかね。今後はどうするんですかね。
今までやってきた譜面的な世界のものと、現在メインでやってる
オリジナルの弾き語りの世界…。客観的に見ると、だいぶ違うような
印象を受けますけど、また Crazy Love で、昔やっていたような事を
やる機会も、設けられてきているわけじゃないですか。それらを両立
…ってわけじゃないですけど、並行してやっていくかもしれないわけで…、」
「あ、これはね…。同じ目線で出来るな~と思ったから、やろうと思ったの。」
「あ、成程!…そういう視点で見れるようになった。」
「うん、力を入れなきゃいけない部分って同じだな…って事が見えたので。
でも、前ほど暴れてないと思うんだよね、歌ってて…、思わなかった?」
「まあ…、でもまだ1回しかやってないですからね(笑)。」
「なんかね、打ち上げ花火師的な感覚がどこかあったから(笑)。
まあ、打ち上げても良いんだけど、無理に仕掛けるものではないし、
それらのタイミングは凄く大事だし。そもそも、ジャズのメロディとか、
何もしなくたって美しいじゃない?…だから、無理に仕掛けなくても
良いのは、自分のオリジナルと変わらない…ってのが分かったから。」
「ふ~ん。」
「でも、花火は好きな性格だから(笑)。実際は分からないけどね。」
「そうですね、ジャズなんて特に…。仕掛けよう…って言うか、皆の音に自然に
反応してたら、結果的に仕掛けていた…ぐらいの感覚が好きですけどね(笑)。」
「そうそう、それが良いと思うよ!」
「まあ、捉え方は人それぞれですからね。」
「ちょっと作りものみたいで嫌なんだけど、ある意味、
こうして喋っている事も音楽だからね。セッション…になるわけじゃない?」
「そうですね。なんか、いい感じで終われそうですね♪」
「前半は震災の事ばかりになっちゃったけどね…。」
☆本日の注文品
・生ビール中…500円
・梅酒ソーダ…380円
・砂肝(100円×2点)…200円
・鶏かわ(100円×2点)…200円
・ねぎま(120円×2点)…240円
・豚トロ(180円×2点)…360円
・アスパラ肉巻…200円
・プチトマト肉巻…200円
・五兵衛サラダ…480円
・皮酢…320円
・地鶏のユッケ…500円
・ヒューガルデン瓶(504円×4点)…2016円
・レーベンブロイ瓶…504円
・お新香(320円×2点)…640円
・付出し(150円×2点)…300円
計7040円!…奢らせて頂きました!!
☆平尾由美さんのHP…hirawo.net/
昨日、自分の音楽仲間である、サックスの郷原繁利君の結婚式2次会パーティーに出席してきました。郷原君とは、もう何度も何度も一緒にライブをやってきた仲で、これからも一緒に音楽をやっていくであろう人物の1人でもあります。結婚したというのは本当に嬉しく、心からお祝いさせて頂いたものでした。
奥さんはクラシック・ピアノをやられている方…というのも興味深いもので、今までにも何度か話させて頂きましたが、お酒好きというのも微笑ましいものです。これはいつか、奥さんも交えて飲み会を敢行させなければなりません(笑)。
郷原君がサックスで、奥さんがピアノ…とくれば、パーティー中での演奏は不可欠です。それぞれが演奏を披露する場面もあり、勿論、2人共演で演奏する時もありました。自分も、それとは別に演奏する機会が設けられており、本当は1人での演奏だったのですが、ベースの池田暢夫君が、この日はたまたま?郷原君のバンドで演奏する為に会場に来ていたので、ステージ上からスピーチ中に強引に誘い、1曲“Spain”を熱演させて頂きました(後で聞くと、奥さんが好きな曲だったという事で…良かったです♪)。
しかし一番驚いたのは、奥さんに内緒で、郷原君が曲を作ってきたというもので、しかもその披露方法が、ピアノを弾きながら歌う!…というものだったのです。勿論、歌詞も本人が考えてきたわけで、予想外の新展開に驚きを隠せませんでした(笑)。しかし奥さんからは、その姿を暖かく見守っている感じもよく伝わり、良い雰囲気だったようにも思いました。きっと、末長く一緒にやっていける事でしょう。
昨今は、暗い、不安なニュースばかりが続いていましたが、そんな中に飛び込んできた、とても明るく嬉しいニュースでした。どうもおめでとうございました!
☆郷原繁利のHP…sgohara.com/
●3月28日(月)荻窪 Bunga
地震による節電の影響が大きかったのだと思いますが、先方の判断で中止に
なりました。楽しみにして頂いた方々、申し訳ありません。この日は前回の
デュオとは違い、バンドっぽい編成にもなっていて、自分も楽しみにしていた
1人だったのですが…、残念です。1日も早い復興を心から願うばかりです。
ミュージシャンや、ライブハウスのHP、ブログ等をご覧になられている方は、既に感付いているかもしれませんが、現在、ライブハウスやイベント関係の状況は、かなり厳しい状況にあります。今回のような地震や節電の影響、また、それに伴うお客さんの出入りの減少等で、ライブやイベントが相次いでキャンセルになっているからです。その中で、以下のライブに伴うお知らせもしなければならなくなりました。
●3月30日(水)五反田 Rocky
Open…19:00~、1st.…19:30~、2nd.…20:50~、3rd.…22:10~、
Charge…2500円(ドリンク別)
Member…≪黄門御一行様≫(Vo)白石恭子、(Keys)竹内大輔、
(B)植木宏之、(G)坂上真一、(Ds)中武誠二
お馴染み黄門御一行バンドのライブですが、この日をもって、Rocky に定期的に
出演するのは最後とさせて頂きます。突然になって申し訳ありません…。一応、
定期的…でなくなるだけなので、また忘れた頃?にライブを行うのかもしれま
せんが(笑)、本当に本数は少なくなるでしょう。今回で一区切り…という感じに
なるとは思いますが、是非、自分達の雄姿を見に来て頂けたらと思います!
長きに亘って定期的にライブを続けてきた黄門御一行バンドですが、一先ずは区切りのライブという事でしょうか。お店が無くなるわけではないですし、自分達も皆、バンドは続けていきたいという意思はありますので、特に解散するわけでもないのですが、Rocky では続ける事が難しくなってきてしまったのです。地震の影響…という理由にはしたくないですが、御理解頂けたらと思います。
…色々と厳しい報告をせざるを得ない状況ではありますが、開催するにしろ、しないにしろ、ライブスケジュールが流動的な感じになっているのは確かです。事実、直前で変更する可能性も十分有り得ますので、小まめなチェックをお願いしたいです。どうぞよろしくお願いします。
そんな矢先、テレビではタモリ倶楽部で“空耳アワード2011”が放送されていました。自分の元気の源にもなる番組です(笑)。また明日から頑張れそうです(今回が全編で、来週が後篇らしいので、是非…笑)♪
当然、メインの彬子さんも、予定通りライブを行うかどうか、非常に迷ったそうです。中止にするという手もありますし、彬子さん1人による、弾き語り形式で出演しようかとも思っていたそうです。しかし、最後に出た答えは、バンド形式で出演する事でした。これはライブハウスの理解も得られての部分もあると思うのですが、ある意味で一番、自分のやりたい事に素直に答えた結果だと思います。バンド・メンバーの一員としても嬉しく思いましたし、それは皆も同じ思いでしょう。
…こうして、ギリギリの展開ではあったものの、晴れてバンド・メンバー全員でステージに立つ事ができ、一緒にステージを共有する事が出来ました。勿論、共有出来たのは自分達だけではなく、お店のスタッフ、そしてお客さんに至っても同じ事です。普段なら当然の時間ではあるものの、今回はそれが非常に有難く、そして非常に楽しい時間でもあったような気がしました。
この22日という日は、実はお店にとっても1週間振りの営業となっていました。勿論、普段なら毎日のようにライブが入っているお店ですが、こうした状況の中なので、公演延期をずっと続けてきていたのだそうです。…なので、この日に対する思いといういのは、自分達とも結構近い状況にいたというか、共感出来る部分が数多くあったのは事実だったと思います。改めてこの日から、ライブを通して元気を発信していこう!という思い…。是非とも一緒になって作っていきたいものでした。
この日は、計画停電等の影響も考慮し、照明を少し“節電”状態にして、ライブを行いました。このお店の照明は本当に綺麗で、いつもながら感心させられるくらいでもあるのですが、そこを敢えて削っていくというのは、相当な決断があったに違いありません…。ただ、やり方が上手なのか、いつもより少し薄暗いかな?…と感じるくらいで、そんなに差があったようにも自分は思いませんでした。もしこれで良いのなら、ずっとこの状態を続けても大丈夫なくらいです。どうなのでしょうか…。
自分達の出番は最後、つまりトリという出順で、こんな日に何だか責任重大だとも思いましたが(笑)、ライブはいつものようにするに限ります。全6曲、心を込めて演奏していきました。特徴と言えば、最初にバラード曲を持ってきた事でしょうか…。“Listen”という、前回のライブ〔冷静が悪いという事は、必ずしも無い 参照〕で初お目見えした曲で、最近敢えてあまり作って来なかったバラードに、再度挑戦したという曲でもあります。
2曲目はお馴染み“Game”、そして3曲目に“蜘蛛の糸”と続き、4曲目に、恒例?の新曲を披露していきました。今回の新曲は“光のワルツ”というそうですが、タイトルにもある通り、3拍子の曲となっています。これまた、最近は敢えて封印していたという(笑)ジャンルだったらしいのですが、今回は久し振りに作ってみたという事で、自分でも、明らかにワルツと思えるようなアレンジを施してみました(その時、タイトルはまだ付けられていませんでした)。
少しクラシカルな雰囲気というか、ジャズっぽい部分もありますが、雰囲気的な部分で言えばシャンソン的なものが理想…という感じでしょうか…。歌の1番はリズムをあまり感じさせず、彬子さんのテンポで揺れるように演奏し、バンドに入ってからは大団円!…という感じの展開になります。間奏の部分のメロディも全て決めていますし、最終的にはオーケストラとかで出来たら面白いのかなと思う部分もあり、結構凝った作りに聴こえるかもしれません。
…ですが、基本的にはシンプルなのです。やはり、自然発生的に生まれたものを主としているので、お腹一杯には思わせません…。演奏的にはメンバーが一番大変かもしれませんが(ピアノは勿論、ギターもベースもメロディを弾く部分を作ったので…笑)、こういう部分があってこその曲だとも思ったので、素直に作ったまでです。クラシック的なアプローチになっているので、何度も何度も演奏を重ねる事で、味わいのあるメロディが構築されていくのかもしれませんね。今後が楽しみです。
そして、5曲目は“スパンコール”を歌い、お客さんとコール&レスポンスを、そのまま最後には“Keep On”で、お客さんと手拍子を一緒に合わせつつ、締めさせて頂きました。自分達は勿論楽しかったのですが、この日はお客さんの楽しさというのも大きくこちらに伝わってきたような気がして、本当に、皆で作れたライブだったように思えました。この一体感の大切さを忘れず、次のライブにも繋げていけたらと思います。皆さん、どうもありがとうございました!
さて、次回のライブは久し振りに場所を変えまして、渋谷 Under Deer というお店でやらせて頂きます。ここは飲みは勿論、食事も頂ける場所で、結構今までとは異なった雰囲気で楽しめるのではないかと思っています。この日はギターがいなく、他の全4人での布陣となるのですが、また新たな自分達を見に来て下さい。日にちは4月26日(火)となっております。どうぞよろしくお願いします!
☆彬子さんのブログ…ameblo.jp/akiranochikara/
☆六本木 Morph-Tokyo のHP…www.morph-tokyo.com/
そもそも、この日も自分は最初から参加出来るものではなく、やはり中国ツアーの中止の影響を受けて、実現する事が出来たものでした。…とは言え、その旨を伝えたのはコンサートの4日前という日で、既にその時期というのは殆どのプログラムは出来あがっていて、恐らくメンバーによるリハーサルも終了している頃です。…なので、最初は「手伝わせて下さい」と連絡するのも若干躊躇っていたくらいでした。それでも、何かで参加したいという思いは強く、特に具体的な案がないまま、先の連絡を入れていたのです。
そうして返ってきた返事は、「読み聞かせをやってみませんか?」というものでした。これは昨年の10月頃に、夢輝さんとタッグを組んでチャレンジした、演奏をバックに絵本を読んでいくというもので、途中に歌も入ったりします〔“読み聞かせ歌”という世界 参照〕。朗読と歌の間には演奏が途切れる事が無いので、それぞれの入りのタイミングは正に呼吸次第と、実は演奏的には大変スリリングな世界でもあるのですが(笑)、こういった夢輝さん自身のコンサートで披露するというのは初めての事でした。そうしてそれは、披露する時期的にも抜群だと、自分でも思ったのです。
今回のコンサートは急遽、チャリティとして開催する事になっていました。こういった状況なので、そもそも開催すら危ぶまれていたのは当然の事だと思いますが、やはり夢輝さん自身が今したい事、出来る事を考えた時に、素直に“実行しよう”と思ったのだそうです。これは本当に共感出来る事ですが、思う事を具体的に実行する大変さと言うのは、自分でもよく分かっているつもりです。まずはコンサートが開催出来た事に、感謝しなければならないのかもしれません。
今回、プログラムは1部、2部と分かれていて、1部にはコンサート、2部にはトークと読み聞かせ歌を持ってくるという構成になっていました(これも、急遽変更をして今回用になったのではないでしょうか…)。そして、今回のコンサートの副題にもなっていた“Birth Of Aries”というもの…。Aries は牡羊座の事で、当の夢輝さんがこの星座で、誕生日が、コンサートの翌々日の3月23日というものでもあったのです。
そして、牡羊座は雄の羊…という事で、選曲的にも、夢輝さんの宝塚男役時代の曲が多く取り入れられていたというか、今までに無い雰囲気のステージが繰り広げられていました。自分も、夢輝さんと何度も共演していますが、ここまで男役に徹したステージというのは初めて目の当たりにしたかもしれません。お客さん的にも、貴重な時間を過ごせたのではないかと思います。
…と、若干客観的な表現になっているのは、これら1部のプログラムでは、自分は会場の一番後ろで見学させて頂いていたからなのです(上下の写真は自分が撮影したものです…笑)。前述した通り、今回自分が2部だけの出演だったので、1部には別のピアニストである鳴海周平君という方が演奏していました。基本的にはオケを流して、更にそのバックで演奏するという形にしてたので、むしろ環境に溶け込ませるように弾く…という状況が求められそうですが、見事に演奏し切っていました。また、ピアノ以外にも、キーボード、そして鍵盤ハーモニカまで使っていたのは驚かされたものです。
今回はゲストに、ボーカルの椿火呂花さん(同じく牡羊座)、鳴海じゅんさんを迎えて、それぞれの共演曲や、最後には3人での共演となる等、色々とステージにも変化を混ぜつつ歌われていました。実は鳴海じゅんさんも自分と近い境遇で、今回は出演する筈では無かったのですが、チャリティになって急遽出演。ステージに華を添えて下さいました。自分も、それぞれの方との共演はありますが、3人揃った状態で見たのは初めてだったので、また個性が分かりやすいくらい滲み出ていて(笑)面白かったです。1部の後、2部の最初には、この3人によるトークが行われていました。
そして、いよいよ読み聞かせ歌の時間がやってきました。わざわざステージから名前を呼んで貰いつつ(笑)、今回参加になった経緯等を話します。そして、今だからこそ、読み聞かせ歌の世界を知って貰いたいという願いを込めて、まずは“いのちのまつり”という“話”から弾かせて頂きました。
実は、この読み聞かせ歌をやるのは、昨年の10月以来の事であり、この日も本番直前の1回しか一緒に合わせる事が出来なかったのですが、なかなかどうして、息の合った感じで進めていく事が出来ました。特にこの話は、テンポのある曲中に“歌”の部分と“話”の部分が入れ替わりで進んでいくので、特に歌始まりの部分のタイミングには相当な気を遣うのです。朗読のスピードを固定させるのは難しいですし、仮にそうしたとしても、それは芸術的に面白味を感じません。やはり、出たとこ勝負であり、だからこそ遣り甲斐もあるのです。
そして、もう1つの“つながっている”という話では、以前の10月の時にも手伝って頂いた、ナレーター業をやっているという清水麻那さんに話し手をお願いし、そして夢輝さんは歌に徹して演奏していきました。良い雰囲気になっているのが手に取るように分かり、充実した演奏時間を過ごせたような…そんな感じがありました。やはり歌だけの曲と違い、シンプルにストーリーが響いてくるのが特筆出来る事なのかもしれません。演奏する側としても、確かな手応えを持てたと思います。
その後、“雨ニモマケズ”を朗読(自分は演奏)し、そのまま最後に“イーハトーブ夢”を演奏、今回のコンサートは終了を迎えました。曲の後には今回の出演者が全員ステージに上がり、もう一度挨拶をしましたが、その時に“Happy Birthday”を(サプライズ的に♪)お客さんも交えて歌いまして、何だか和やかに締め括れた感じがしましたね。どうもお疲れ様でした!
今回は、本当に急遽…という形で出演させて貰ったのですが、皆さんと貴重な時間が過ごせて大変嬉しかったです。自分が演奏したのは僅かな時間ではありましたが、非常に中身のあるものができ、次に繋げられる起爆剤にもなりそうです。そして改めて、今回の機会を作って下さったスタッフの皆様に、感謝の意を伝えさせて下さい…、ありがとうございました!…牡羊座からのチャレンジ…、しかと見届けさせて頂きました!
☆夢輝のあ(黒光由佳)さんのHP…www.kuromitsuyuka.com/index2.html
☆GOLDENBIRD Records のHP…www.goldenbird.jp/
☆いのちのまつりプロジェクトのHP…www.inochinomatsuri.jp/
☆丸の内東京會館のHP…www.kaikan.co.jp/
やらっぺさんは、自分達の UNIT が関西方面でライブをする時に、よく対バンとしてお世話になった弾き語りの方で、以前、Daddy 津田さんの生前葬ライブ(笑)でもお会いしていました〔旅日記 34.余部編(2010.6.18~6.19) 参照〕。…即座に伊藤さんに参加したい旨を伝えると、快く承諾してくれまして、急遽、慎家ライブが決定したのです。勿論、ジャンべのミキヤも一緒で、何だか一気に楽しくなってきた瞬間でもありました。
自分は慎家まで電車で向かいましたが、ルート的には殆ど通常通りの運行で、順調に現地へと到着する事が出来ました。相変わらず、広い店内…とは言い難い場所でしたが(笑)、それでも演奏出来る事の有難さは何物にも代えられません。
さて、音チェックの為に少々のリハーサルを行ったのですが、その時に伊藤さんから渡されたのは、これとこれとこれ…と、新曲の譜面の嵐(笑)!…確か全部で7曲あったと思いますが、この時期のライブにそういった試みが行われるとは思わなかったので、自分は相当面喰ってしまいました(笑)。まるで、通常時のライブのようです。ここで初めて自分は、伊藤さんにとっては地震の時であろうが、余震が続いている状況であろうが、ライブに対しての気持ちは常に平常心である事に気付かされました。
自分は今回のライブに対して、“こんな時だからこそライブを!”…的な気持ちがあって臨んでいたものでしたが、伊藤さんはあくまで、“いつもの感じ”です。もしかしたら、被災地の方々が本当に望んでいる事を、この人は地でいってるのではないでしょうか…。少し考え過ぎかもしれませんが、自分は目の前が晴れたような気持ちにもなったものでした。
この日の演奏は、自分達、やらっぺさん、また自分達…という順番にしていて、その後最後に2,3曲、やらっぺさんの歌で終了させるというステージにしていました。内容的にはたっぷりなものになりましたが、確かに、伊藤さんには新曲の山がありますし、全部やるか分からない…と言っていた割りには、4,5曲は取り上げたような気がしましたから、むしろ自分達的には時間が足らなかったわけです(笑)。相変わらずアグレッシブですが、それに演奏を合わす自分とミキヤに、自分ながら誉めてあげたいものです(笑)。
やらっぺさんの、ちゃんとした(以前の Daddy さんの時は飛び入り的な感じだったので…)ステージを見るのは久し振りでしたが、耳に歌詞が残りやすく、そして素直な表現が相まって、楽しく聴く事が出来ました。やらっぺさん自体、千葉県で演奏するのは初めての事だったのだそうですが、この日たまたまいらしていたお客さんも、その存在を目に焼き付けて頂けたのではないでしょうか。また来て頂ける日がきっと来る事でしょう!
そして、ステージの最後の方には、やらっぺさんから急遽、キーボードで参加してくれと頼まれまして、勿論、自分は曲を殆ど知る筈も無く、本当にその場に出た音に反応してのジョイントが実現したのです。更に最後の曲ではミキヤも参加しまして、自分達的には、相当即興性の強い演奏になっていたに違いありません。しかし、これが本当に楽しく、是非ともまた機会があればやりたいなと思いました。そこに存在していたのは間違い無く“音の会話”で、これがあるからこそライブは楽しいのです。今回のライブは、自分にとっても(日にち的に)久し振りのライブでしたが、改めて演奏の楽しさ、そして演奏出来る事の幸せを感じた1日になりました。急な申し出にも関わらず、快く出演をさせてくれた皆さんに、本当に感謝です!…演奏する事によって、皆さんに元気を発信出来るかなと思って臨んだ今回のライブでしたが、結果的には、逆に元気を貰ってしまったライブでもありました。音楽の力って…大きいですね。
さて、ライブは終わりましたが、ここ慎家は元々、カラオケで歌が歌えるお店です。今度はお客さんが歌う番…という感じになりましたが、何故か伊藤さんもマイクを持って歌い出し、それが今日の締めの場面となりました…。どうもお疲れ様でした(笑)!
☆さばいばるいとうさんのブログ…sabaibaru.hamazo.tv/
☆やらっぺさんのブログ…maruta.be/yarappe

5月16日(木)