場所は前回と同じく、汐留の日テレタワー内のスタジオにてでしたが、以前よりステージが大きめに設置されていて、また、装飾も含め、更に豪華になっている感じがありました。お客さんは事前応募制でしたが、何百人を越える申し込みがあり、広い会場も満員御礼…。多くの方に興味を頂いているイベントなのだと改めて思った次第です。
ライブの写真はありませんが、ママモコモてれびの Facebook ページ➡こちらや、番組HP等にも後日紹介されると思いますので、どうぞチェックして頂けたらと思います。今回はベースに須長和弘君をお迎えしてお送りし、またひと味違った TRI4TH のサウンドをお届け出来ました。バラエティに富んだ選曲もお客さんに好評で良かったです。
また今回は、番組の重要キャラクターである、モコたろう君とココモちゃんと写真を撮れたのも良かったです(笑)。どことなく、トランペットの織田君の家族に似てるような気がしないでもありませんでしたが(笑)、より親近感を持って『ママモコモてれび』を拝見出来そうです。
そしてキャラクターデザインの、おかだ萌萌さんや、今回の司会の辻岡アナウンサーとも記念写真を撮らせて頂きました。左上写真のポーズは、ママモコモのポーズらしいのですが、右上写真のポーズは言うまでも無く、ズームインするやつです!…何だかんだで、一番心ときめく瞬間だったような気がします(笑)。どうもありがとうございました。キャラクターも含め(笑)、多くの方と接する事が出来た、とても印象的な1日になりました。
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
☆ママモコモてれびのHP…http://www.ntv.co.jp/mamamocomo/index.php
先日の香港ツアーは2人だけでの訪問となったので、D.S.T. メンバーが揃ったのは久し振りとなりましたが、やはりこの3人が集まると、こう(左上写真参照)なってしまいます。ライブ前の風景なのはお分かりかと思いますが(笑)、ビールを飲み、焼き鳥を頬張り、幸せな時間を過ごしながら本番を迎えたものでした。
最大5人編成…と書きましたが、ステージ上での編成はバラエティに富んでおり、タップソロの曲から、タップとドラムのデュオ、D.S.T. メンバーのみによるトリオ演奏、そしてボーカルが加わったり、ドラムが加わったり…と、ステージ上ではメンバーの入れ替えが多々あったと思います。大まかに分ければ、それぞれのステージの前半がインスト、後半が歌もの…というようにさせて頂きましたが、それ以上に変化の多いステージだったように感じました。1曲1曲に全てを注ぎ込むような演奏だったというか、恐らく個々のメンバーが即興のモチベーションを持ってステージに臨んでいたからかもしれません。本番ならではの熱量や、ハッとする瞬間が起こり、緊張感と迫力のあるステージがお届け出来たのではないかと思います。
ヨノアさんとは、前回は飛び入り状態だった事もあり、2曲しか出来なかったのですが、今回はヨノアさんのオリジナル曲も含め、たっぷりとそのステージをやらせて頂きました。想像以上にソウルフルな歌声を響かせ、時に癖のあるオリジナル曲は個性を引き出し、印象的な時間を過ごせたと思います。オリジナル曲も所謂ポップスではあるのですが、タップが入る事を加味して演奏していった結果、原曲とは良い意味で異なる、こちらも面白いものに仕上がりました。それぞれのメンバーが演奏に個性を持ち込んだからこその演奏でしたね。お陰で楽しいセッションになりました!
最大5人編成でのこの演奏は、D.S.T. のメンバー自体が久し振りに集結したくらいですから、更に滅多に顔を合わせない5人で成り立った演奏だったとも言えるでしょう。しかし、改めて言いますが、皆が即興のモチベーションで臨んだステージだったからこそ、今回のライブは面白いものになったのです。メンバーそれぞれ、曲という媒体を通してお互いの個性をその場でぶつけ合う様は、演奏していて本当に痛快でした。そっちがこう来るなら、自分はこうする…といった流れが頻繁に起き、それはヨノアさんが入っても変わらなかったので、ライブ中、一貫した時間が作れたのだと思います。やはり自分は即興で勝負する人なのだと、改めて思い知らされた夜でもありました(笑)。
ライブの前はビールで始まりましたが、ライブ後もやはりビールで締めておきます…(笑)。やはり D.S.T. には、何だかんだでビールが似合いますね。またの機会に、こうして集まって音楽が出来たらと思います。どうも今回もお疲れ様でした!
☆関内 Paradise Cafe のHP…http://www.paradisecafe2001.com
☆ヨノアさんのHP…http://www.love-yonoa.com
http://tower.jp/article/feature_item/2016/03/07/0102
発売に合わせて、アルバムのイメージ写真も出来上がりました。メンバー勢揃いです!…そして後ろの影が『ジョジョの奇妙な冒険』のスタンドっぽくて、メンバー全員から絶賛の嵐が沸き起こっております(笑)。個性的なメンバーの演奏をどうぞお楽しみ下さい。…また、既に話題沸騰となっていますが、今回アルバムのお値段が、全12曲入りで、、、
1000円!!(税抜き)
…となっております!…安心して下さい、税込みで2000円になるという詐欺紛いの事はありません(1080円です…笑)。かなり思い切った値段設定にしてまして、自分達も含めて関係者はヒヤヒヤしていると思いますが、これもバンド10周年という事で、色々な方に気軽に聴いて貰いたいという想いがあっての事です。
ベスト版という事で、これまで計4枚リリースしてきたフルアルバムからの選曲となるのは御承知の事と思いますが、それだけに留まらない内容を御用意させて頂きました。まずはその収録曲を発表します(括弧内は、過去に収録されたアルバム番号です)。
1、BMWの女(1st.)
2、Dance 'em All(2nd.)
3、Yellow Butterfly(1st.)
4、Hop(3rd.)
5、Everybody Knows That(3rd.)
6、Walk Together(新曲)
7、TRY AHEAD(2nd.)
8、Circle(2nd.)
9、Little Italy(1st.)
10、Hammer Head(未収録…2nd.時に限定配信)
11、Freeway(4th.)
12、じゃんだらりん(未収録…1st.時に EP で発売)
如何でしょうか。何と、新曲や未収録曲が入っています!…そして、ライブで何度も取り上げられたリード曲がズラリ。また、ここが凄い(…というか、自分達が頑張った…笑)のですが、“Freeway”意外は全て新録とさせて頂きまして、アレンジも施し、以前より格段にパワーアップした内容となっているのです。もう少し具体的に言うと、これまでの曲を前作『AWAKENING』の世界観に近付けた…という感じでしょうか。とにかく、見所ばかりである事を保証します!
自分の音楽生活の中で、“ベストアルバム”というものを発表する事というのは、…いつかは来るとは思っていましたが(笑)、こんなにも早く実現すると思いませんでした。しかも、ただのベストアルバムではなく、殆どが新録+新曲という内容が格好良いではありませんか…。また、3月7日から予約を開始させて頂いたのですが、嬉しい事に、既にタワーレコードのジャズ予約ランキングで1位を頂きました!…本当に有り難い事ですし、改めて気を引き締める思いでもあります。
改めて声を大にして言わせて頂きますが、これはただのベストアルバムではありません。曲順や曲間にも拘りを詰めさせて頂いてまして、言うならば、今までのお馴染みの曲を基に、新たな物語を楽しめるアルバム…とでも申しましょうか。是非とも楽しみにして頂ければと思います。発売日は4月20日(水)。自分達との音の共有をお待ちしております!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
香港にライブで行くのは今回で3回目。前回〔D.S.T.、香港ツアー(2015.2.6〜2.9)参照〕からは約1年振りの機会になりました。メンバーは丹精君と自分だけで、いつの間に2人だけになってしまった感じはありましたが(笑)、行く度に大きな舞台を用意して頂いて、本当に感謝の気持ちで一杯でした。
日本からのメンバーは自分達2人だけですが、現地ミュージシャンとのコラボも多く、初日である中環(セントラル)Fringe Club では、ベースにスコット、ドラムにネイトの2人を加え、基本はカルテット編成で演奏していきました。これまでゲストとして現地ミュージシャンを加えて演奏する事はありましたが、正式ライブメンバーとして一緒にやるのは初めてで、これは大きな進歩だと思いました。自分は初対面のメンバーでしたが、演奏してしまえばやはり音楽で通じるというか、1曲を重ねる毎にグルーブ度が増していくのが心地良かったです。
2日目は、これまでも香港ツアーでもお世話になった、ボーカルのシャンディのブッキングによるもので、太子(プリンスエドワード)走馬燈というお店でのライブでした。ギャラリーのような雰囲気のこのお店では、楽器や音響機材を改めて配置してのライブとなりましたが、この手作りの感じが良かったです。シャンディ発信のライブでもあったので、以前、香港で知り合ったルイーナやロッド等も遊びに来てくれて(左上写真参照)、楽しい時間を過ごせました。ここでもシャンディやロッドを始め、ギターや二胡奏者とのコラボもあり、現地のミュージシャンとのセッションを肌で感じる事が出来ました。
3日目は、前回も訪れた場所、なんとまた西貢(サイクン)に行く事が出来ました。前回と同じ音楽事務所からの提案で、今回も野外イベントへの出演となりました。西貢は香港の中でも都市部から離れた場所で、車やバスでないと行けないエリアでもあるのですが、またこうして行ける事になったのは驚きで、本当に有り難かったです。そして同じイベントにシャンディやネイトも出演するという事もあって、皆で旅がてら?1台のバンを借りて現地に出向き、やはり海鮮等を味わいながらイベントの雰囲気を楽しんでいたのでした。ここでも色々なコラボが見られて、熱いライブを繰り広げられたと思います。
ライブはこの3日間でしたが、この自分達の活動が目に留まったのか、都市部に戻ってきてその日の夜23:00頃から、元 NHK で現在は香港で活躍する日本人アナウンサー、楢橋里彩さんのインタビューを受けてきました(右上写真参照)。執筆活動等も精力的に行っているとの事で、楢橋さんの記事やブログ(彩り亜細亜地図)等にも紹介されるかもしれません…。同じ日本人として、海外で活躍されているのが嬉しいと言って下さって、こちらも勇気を頂いた時間でもありました。とても有り難かったです。
ここまで、かなり駆け足だったのですが、次の日には三重県の四日市でのライブが控えているので、そんなに遅くまでお酒は頂かずに(…とは言え1:00は過ぎていたかもしれませんが…)、急いで就寝。そんな中、次の日の名古屋行きの便は朝8:15発だったので、早朝4:30起床は避けられませんでしたが(笑)、眠い目を擦りながら空港に出向き、定刻に出発、そして定刻に名古屋に到着…。電車で移動して四日市 Subway Bar に降り立ったのでした。
ここでのライブは、〔bud music x Playwright Match Up Vol.1 東京編〕で御一緒し、そして先日には TRI4TH とスプリット7インチアナログをリリースさせて頂いた、四日市出身の tio、そして自分達 TRI4TH の2マンライブでした。TRI4TH のメンバーは当日の早朝に車で東京を出発しており、お互いがなかなかの移動を経てのライブとなりましたが、この日も全力でステージを披露。盛り上がった時間を共有出来ました。
メンバーが変わればプレイスタイルも変わると言いますが、この日は正にそんな感じで、これまでの香港とまた異なったメンバー、環境、そしてお越し頂いたお客さん達の中でのライブは、今まで以上に刺激的な時間だったと思います。そしてライブ後には、やり切った達成感で溢れる事が出来たのでした。どうもありがとうございました!
…そうして東京に戻ってきましたが、前述通り、終わってしまえば本当にあっという間…という印象が強く、その時の1日1日では、今やる事で頭が一杯なので振り返る余裕は無いものの、改めて、手前味噌ながら本当に良い経験をさせて貰っていると思います。今回も香港で多くの知り合いが出来ましたし、次に繋げたいという気持ちもより強くなりました。四日市でのライブも楽しかったですし、ここも更に盛り上げていこうという気持ちで一杯です。正に音楽尽くしと言えた5日間でした。どうもお疲れ様でした!…これらの記事も、いつか詳細を書き記したいと思いますので、どうぞ気長にお待ち下さいませ。ありがとうございました!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
上写真は、最終ミックスダウンの風景で、下写真がマスタリング時のものです。実は、これらは1日差でしかなく、本当にダッシュでここまで駆け抜けてこれた感じでしたが、お陰様で早い段階で皆様のお手元に届けられる事が出来るのではないかと思います。どうぞ続報をお待ち下さいませ!
…さて、出来上がった音源を頂いて、早速繰り返し聴いているのですが、ベストアルバムとは言え、これはただのベストアルバムに留まっていない事は容易に分かります…。再録をしていますし、曲順や曲間にも拘りました。基本はリード曲のセルフカバーでもあるので、聴き馴染みの曲ばかりが収められている筈なのですが、タイミングやアレンジ等でハッとさせられたり、新鮮な気持ちになったりと、不思議と高揚感を覚えたりします。まだ詳しくお伝え出来ないのがもどかしいですが(笑)、絶対に楽しみにしていて損は無い事を保証します!…皆さんに御披露出来る日を自分も楽しみにしています。どうぞ引き続きよろしくお願いします!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
・日本古来の伝統的な精神を大切にしつつ、西洋の文化を受け入れ巧みに両者を
調和させる音楽を創るアーティストが出演する音楽好きの為のライブイベント
…との事です。御存知の通り黒船というバンドは、北の津軽三味線と南の奄美島唄をジャズのフォーマットで表現するバンドで、これだけで既に特徴的なのですが、こうしたバンドを集めてイベントを行うというのは大事で、フィールドは違えど、バンドによっての個性は自分達に刺激を与えてくれる事は間違い無しで、演奏者としても興味があるところでした。勿論、お客さんの興味も一気に惹き付けたようで、当日は満員御礼で迎えさせて頂きました。
この日は2マンでのイベントとなりましたが、お相手は尺八奏者である神永大輔さん率いる、和楽器でゲーム音楽を演奏するバンド、SUPER JOHN BROTHERS さんにお越し頂きました。懐かしのクロノトリガーや、クロノクロス、そして聖剣伝説等のゲーム音楽を演奏してくれて、自分も何曲か知っているものもあったので、それだけで楽しくなってしまいます(笑)。勿論、色々とアレンジは練られており、生楽器ならではの温かみも表現させていたのが個人的には好みでした。
そして黒船のステージです。この日のステージ時間は1時間強というものでしたが、敢えて曲数は少なめに設定し、ジャズのフォーマットである事を生かし、それぞれの楽器のソロを長めにしたステージを展開させていきました。曲は勿論 2nd.CDアルバム『BREAKTHROUGH』からが基本ですが、それ以外にも、久し振りにジャズスタンダード曲である“My Favorite Things”を演奏し、その中で津軽三味線のじょんがらを披露していく等、個々の楽器をフィーチャーさせた時間も忘れずに進めていきました。その時間は非常にパワフルで、ジャズというかロックに近いのでは…と関谷君も思う程でした(笑)。確かに、津軽三味線のパワーにはロックの精神を感じさせてくれるのもあり、これからはロック魂も忘れずに?ライブに向かっていきたいとも思ったものです。
そんな中、本編最後とアンコール曲には、SUPER JOHN BLOTHERS から、尺八の神永さん、そしてバイオリンの水谷美月さんを迎えて、総勢7人編成でお送りしていきました!…本編最後の曲に演奏したのは“La Fiesta”で、それぞれのソロが用意され、それは短い小節毎に掛け合って進めていきました。いつもは津軽三味線とベースでソロを回している箇所ではありますが、この日に限っては更に尺八とバイオリンも加わり、4人のソロ回しの時間となったのでした。全てがフロント楽器のようなポジションになり、個々のカラーが目立ちます。ここまで来ると、楽器対楽器…というよりは、人対人…という感じでしょうか。勢いは更に加速させ、この日最大の盛り上がりになったと思います!
こうして、和魂洋祭の第一幕は無事に閉幕となりました。多くのお客さんに見守られ、1つの新たな規格をやり切ったという想いで一杯になりましたが、これからも続けていけたらとの事でしたので、どうぞよろしくお願いします。音楽において、和と洋の調和というのは、何も今に始まった事ではありませんが、積極的に自分からこうしたイベントを始めるという意味は、バンドにとっても非常に大きいように思います。まだまだ、こうしたバンドなんて本当に多いと思いますし、その個性は本当に千差万別でしょう…。その1つに黒船も加えて貰えるように、やはり日々の精進が大切なのだと思いました。
固くなってしまいましたが(笑)、それはともかく、こうして同じ目的に向かったメンバー達で迎えたライブ後の乾杯というのは、この上なく至福の瞬間でもあるのです。これからのお互いの成長を祈りつつ、まずは楽しい時間を過ごさせて頂きました。どうもお疲れ様でした!
☆黒船のHP…http://www.peaceofcake.net/kurofune/
☆渋谷 gee-ge. のHP…http://www.gee-ge.net
このケーキ…、見た目を裏切るかの如く、味が美味しかったのですが(笑)、そんなこんなで自分達の演奏も幕を開けました。広めのステージが特徴的である Koln でのライブは、メンバー一同、いつも本当に伸び伸びとやらせて頂いています。それがまた楽器を奏でる演奏にも表れているのでしょう。音にも余裕さが感じられ、全体的に生き生きとしたステージを披露する事が出来たのではないかと思いました。
いつものメンバーに加えて、ゲストボーカルの方も入れて演奏したりと、ステージが大きい事もあり、色々な可能性を持ってライブに臨んでいきました。弾楽は現在、初めてのCDアルバム制作にあたり、色々と曲を煮詰めている状態なのですが、そんなアレンジの過渡期に、実際にお客さんを相手に演奏出来る機会はまたと無いチャンスだったわけで、この日を介して、曲に更なるフィードバックを持たせ、より進展させた状態を作る事にもなったと思います。オリジナル曲が多い弾楽ですから、自分達の個性を俯瞰させる意味でも、良い1日になったと思いました。
思い返せば、この日が今年初の弾楽フルメンバー・ライブでもあったわけですが、今年は初のCDアルバム発表もあるかもしれないという事で、そんな記念すべき年の最初のライブとして、大事な時間を過ごせたように思いました。タップダンスが入っているという、自分にとっても未だ経験の無いレコーディングになりそうですが、自分達らしさを大事に制作していきたいと思います。今後のライブと共に、どうぞよろしくお願いします。そしてバースデーのお祝いも含め、お越し頂きどうもありがとうございました!
☆富士 Koln のHP…http://www.fujinokuni.co.jp/cz/koln.htm
ステージはセゾンアートギャラリーの地下2階を利用して組まれましたが、まず建物に入って地下1階にはカフェ&バーのようなフロアが展開され、ここでは食事もでき、ライブ前後に自由に行き来してそれぞれの時間を楽しめるようになっていました。一見、コンクリート打ちっぱなしの無機質なフロアなのですが、バランス良く飾られたギャラリーと照明の雰囲気も相まって、何故だか温かみを覚えるような空気感がそこにはありました。
そこから地下2階への吹き抜け部分に目をやると、大きな正方形の書道紙が置かれているのが分かります。実はこれは書道家の竹内翠凰さんとのコラボ企画で、今回のライブの最初を飾る曲である“二月二十六日のタンゴ”の演奏中に、この巨大なキャンバスに字を書いて頂き、演奏の終了と同時に作品もタイムリーに完成する…というものだったのです。このスペースは客席の背後にセッティングされていたので、演奏ステージを見ているお客さんからすると一見確認出来なさそうですが、ステージ上にスクリーンが用意され、字を書く作業は全てそこに映し出されていたので、その心配は無用でした。それは演奏中の自分達も確認でき、演奏の熱量が上がっていくにつれて、筆にも力強さが垣間見えた気がした等、正に演奏と書道のコラボという時間でもありました。その完成品が右下写真のものになります。上下を逆にして御覧下さいませ。中央にある大きな字は“二二六兵に告ぐ”…と書いてあります。
さて、この“二月二十六日のタンゴ”の演奏中のイントロでは、小説家である永井紗耶子さんとのコラボも展開されていました。この曲をイメージした短い節を考えてきて頂き、演奏をバックに語って頂いたのでした。また、この時には“香りの演出家”である小泉祐貴子さんによる、独自の香りを客席に提供しており(Tsumuzi 君自身も、この香りを付けて登場していたようです)、Tsumuzi 君の思い描く世界を色々な角度から表現していく様が見て取れました。そして、それらの表現に自分達も刺激を受け、演奏のニアンスも変わっていくのを感じました…。独特な空間ながら、非常に面白い時間だったように思います。
勿論、演奏者側にもこの日はゲストをお呼びしてしまいました。それはフラメンコダンサーの伊集院史朗さんで、パルマを中心に、変拍子を駆使した難曲(笑)“ゲルニカの掟”ではその重厚なステップも披露してくれました。また、伊集院さんのハレオ(掛け声)に反応して、皆の演奏に更なる熱量が重なっていくの受け取られ、何だか心が涌き上がるものがありました。演奏と心というのもは強く繋がっているという事を、改めて感じさせられた時間でしたね…。
このように盛り沢山でお送りしていき、全2ステージたっぷり…という感じでしたが、その時間はあっという間に過ぎていった感覚でした。その中には次作である 3rd.アルバムへの想いを込めた曲も盛り込まれ、今自分達が表現したい事と、これから表現したい展望の部分が、程良く収められていたと思います。2月26日という自分達にとっては節目と捉えるこの日に、1つの芯の通った集大成を披露出来たのは、自分達にとっても今後の自信に繋がったのではないかと思いました。是非ともご期待頂ければと思います。
ライブ後には、ステージの最初に完成された書道作品をバックに、出演者全員で記念撮影を行いました(右上写真参照)。それぞれが異なるフィールドで活躍している方達ではありますが、こうして1つの同じ目的に向かって、個々の最大限の表現を展開する場所として、とても貴重な1日になったと思います。自分もその中の一員になれた事にとても光栄でした。またどうぞよろしくお願いします。ありがとうございました!
☆Tsumuzi 君のHP…http://tsumuzi2013.wix.com/ernestocielorecords
☆表参道 SEZON ART GALLERY のHP…http://sezonartgallery.com
今回の撮影ですが、とあるライブハウスを借り切って行われました。…というのは、敢えてのライブの雰囲気を再現するような形での絵作りをしようとしていて、その臨場感を出す上でも最適な場所だったように思われます。また、今回初めての試みとして、オーディエンスとして一般の方の参加を募って、皆で撮影を行ったという事が特筆されるのではないかと思います。
これは割りと急な応募だったのですが、突然だったにも関わらず、多くの方にお越し頂けたのは本当に幸いでした…。中にはミュージシャンの知り合いにも声を掛けていたりしたのですが、故に、至る所で意外な人達とのコラボが見られるようなMVになるかもしれませんね…(笑)。オーディエンス役の皆さん方にも、途中には監督の指導がきちんとあったようで(基本的には、ライブ中に盛り上がって騒いで頂くような演出です…笑)、これはなかなか面白い映像が出来上がるのではないかと思います。
撮影は順調に進み、無事に時間内に撮り終える事が出来ました。果たしてどんな仕上がりになるのか、参加者本人としても非常に楽しみですし、この気持ちはオーディエンス役として参加して頂いたお客さんとも共有出来る部分かもしれませんね…。是非とも一緒に完成を楽しみにしましょう。勿論、参加して頂いていなくても、大いに期待して良い内容になる事間違い無しです。今回の選曲ですが、お客さんと一緒に盛り上がる…という時点で、わりと激しいナンバーである事は予想出来るとして(笑)、今後の情報に御注目頂ければと思います。どうぞよろしくお願いします。そして快く参加して頂いた皆さん、どうもありがとうございました!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
御存知の通り TRI4TH は今年結成10周年を迎えており、色々と皆さんに御披露出来る事があると宣言しておりましたが、まずはベストアルバムの発表を楽しみにして頂ければと思います。これまでリリースしてきた曲の中から、全てリード曲と言えるものを選抜し、そして何と再録を行わせて頂きました。…自分は TRI4TH というバンドに途中から入ってきたメンバーでもあり、1st.CDアルバムの制作には関わっていませんが、ここで改めて 1st.CDアルバムの曲を何曲か録音する事が出来たわけで、そんな喜びも個人的には感じております。
そして今回も、ボイスとして Chihiro さんに参加して頂きました!…どのような形での参加となっているかは、今後をお待ち頂ければと思います。ひとまずは、ベストアルバムに収められる予定である曲を全曲録り終えてホッとしているところではありますが、今から完成が待ち遠しいのは言うまでも無いでしょう。意外と早いタイミングでお披露目出来るかもしれず、また詳細をお待ち下さいませ。まずは、どうもお疲れ様でした!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com

5月16日(木)