まずは、8月19日に行われた富士 Blitz Coffee にて。自分も大好きなお店の1つであるこの場所でツアーのライブが出来るという事は嬉しく、顔馴染みのお客さん方に囲まれ、ある意味でツアー報告の場となっていたとも言えましょう。ここにお越し頂いたお客さんは弾楽の事を昔から知っていて、自分達のオリジナル曲の成長の過程もある程度見てきた方々です。それらの曲が更に成長させて今回持ち帰ってきたわけでもあるので、とても重要なステージにもなっていたと思います。
そして翌日の20日は沼津の枯山水というレストランにて…。ここは、フルートのいづみさんとタップダンサーの丹精君が静岡で初めてライブをした場所というお店らしく、こちらもそんな2人が成長してきて帰ってきたという報告も兼ねた時間になれたのではないかと思いました。
これらの静岡ツアーの詳細は、また後々に綴るとしまして、いよいよこのツアーも残り1本を残すのみとなりました。これまでのライブの集大成を出せる場として、全力で臨みたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。改めて、詳細は以下になります。
●8月26日(金)南青山 Mandala
Open…18:30〜、Start…19:30〜2ステージ、
Charge…前売り3300円、当日3800円(ドリンク別)
Member…《弾楽》(Fl)いづみ、(Tap Dancer)丹精、(Pf)竹内大輔、(B)中司和芳
弾楽好きな方も、そうでない方も(笑)、そして弾楽の事をまだ知らない方も、どうぞお気軽に足をお運び下さいませ。それではお楽しみに!
しかし、この翌年に茅ヶ崎駅〜橋本駅間の路線は、戦時体制下における東海道本線と中央本線を結ぶバイパス路線として国有化され、相模鉄道の路線は横浜駅〜海老名駅間だけとして留まります。こうして、当時経営の基盤であった茅ヶ崎駅〜橋本駅間を失ってしまうものの、厚木飛行場の開設等により、神中線の乗客や貨物輸送は格段に増えたそうです。
ただ、元々神中線の輸送力は脆弱であり、とても自社だけでは戦時中の混乱期を乗り越えられないと判断され、この時の親会社であった東急へ鉄道事業を委託させ、戦時中の1945年から終戦後の1947年まで乗り切る事になったのでした。この時は東急厚木線や、東急神中線等と呼ばれていたそうです。そして1947年に独立。新たな相模鉄道として、戦後の再スタートを切る事になったのでした。
戦後は電化、複線化等が進んで輸送力が増え、沿線の宅地化も進んで乗客も増えてきました。その後1976年には支線となる、いずみ野線が開業。1990年にいずみ中央駅まで延伸された際には、日本民営鉄道協会における大手私鉄としての要件を満たした為、この年に正式に大手私鉄の仲間入りを果たしています。
長らく他社との乗り入れは行っていなかった相模鉄道でしたが、2004年にJR東日本との相互直通運転計画を発表、後の2006年には東急との相互直通運転も行うと発表され、これら2路線を併せて『神奈川東部方面線(仮称)』が、現在実現に向けて工事が進められています。これは、本線の西谷駅を分岐点とさせ、東方面に新たな路線を建設、羽沢付近を走る東海道貨物線に合流させ、そのまま湘南新宿ラインに繋げるというのが1線、羽沢から東海道新幹線の新横浜駅を通り、その先の日吉駅で東急東横線や東急目黒線に繋げるのが1線と、どちらも壮大なものです。これが実現すると、二俣川駅〜渋谷駅が直通で35分、二俣川駅〜品川駅間が27分になると案内され、現在より飛躍的に便利になる事は言うまでもないでしょう。
ネックは、このルートがメインになると、今までターミナルだった横浜駅を通らない乗客が増えてしまう事であり、この部分は相模鉄道にとっても苦渋の選択だったとは思われますが、それよりも都内に直通出来るというメリットは大きいと思われます。JR線との直通は2019年、東急線との直通は2022年の開通を予定しており、これが完成すると、首都圏の鉄道地図がまた大きく塗り替えられる事にもなるでしょう。正に大きな変革の時期に来ている相模鉄道。直通に向けた準備の進捗度合いを探索しつつ、今の相模鉄道の風景を見ておきたいと思います。どうぞ御覧下さいませ!
●日時…2016年8月14日 ●距離…24,6km ●駅数…18駅
相模鉄道(以下、相鉄線)の横浜駅ホームは、自社の駅ビルである相鉄 JOINUS 2階に位置します。4面3線のいわゆる頭単式ホームで、駅を出るとJR東海道本線と併走し、地上に降り立つとすぐに平沼橋駅となります。横浜駅ホームの海老名寄りに行くと、既に平沼橋駅は見えてしまうくらいの距離に位置します(右下写真参照)。
以前の相鉄線の列車種別は急行と各停のみで、急行は二俣川駅で各停に接続するという極めてシンプルなダイヤ構成だったのですが、1999年に快速が、2014年には特急が新設され、全体の速度向上が図られています。故に、横浜駅を発着する列車も多様になりました。車両の種類も随分と増えたようにも思いますが、JR東日本の車両をベースに造られた10000系より以前の車両の車内には、ドア横に鏡とパワーウィンドウが付いています(左下写真参照)。ドア横の鏡については、以前の『鉄道さんぽ』において、新京成電鉄の車両でも紹介させて頂きましたが〔鉄道さんぽ 35.(新京成電鉄、新京成線編)参照〕、どちらも未だに珍しい特徴と言えましょう。
さて、東海道本線とは西横浜駅まで併走します。この駅の横には留置線があり、回送列車等が留置されている姿をよく目にします。ここで東海道本線と分かれて右カーブし、相鉄線の線路は北西へと進路を変えていきます。
そして高架へと上がり、天王町駅へ。ここはかつて、東海道の程ヶ谷(保土ヶ谷)宿が存在していた付近でもあります。以前から高架駅でしたが、現在、この先の星川駅までの連続立体交差事業により、駅構内も含めて工事中という感じでした。
そして工事中の星川駅へ。2面4線のホームを持ち、快速の停車駅でもあります。当駅で各停は朝ラッシュ時を中心に特急、急行の通過待ち、快速の待ち合わせを行い、日中も各停の一部が当駅で特急に抜かれます。“さんぽ”時は正に高架化工事中という感じでしたが、2017年3月に下りホームが高架化されました。2018年秋には上りホームの高架化も完成する予定です。
ここで、停車中だった8000系(右上写真参照)の車内を見てみましょう。JR東日本の車両をベースにした10000系、11000系以前の車両は相模鉄道のオリジナリティが強く、先程紹介した鏡やパワーウィンドウ仕様もそうでしたが、7000系の一部や9000系、そしてこの8000系の車両には、編成で2両(5号車と8号車)分だけ、車内がセミクロスシート(右下写真参照)になっているのも特徴なのです。
ロングシート車(左上写真参照)もセミクロスシート車も外観は変わらず、扉の数も4扉車となっています。今でこそ、JR東日本のE231系やE233系の近郊形仕様の車内の一部にはセミクロスシート車があり、珍しい存在ではないのですが、相鉄線のこの車両が登場した当時、セミクロスシート車両というと2扉車や3扉車が常だったので、4扉車なのにセミクロスシート仕様というこの車両には驚いたものでした。10000系、11000系はJR東日本の通勤形仕様車をベースにしている為か、オールロングシート車のみとなっているのですが、今後、湘南新宿ラインに直通させる車両…という観点からいくと、セミクロスシート車復活も有り得るかもしれませんね。
さて、その湘南新宿ラインや東急東横・目黒線に直通させる工事がたけなわなのが、写真の西谷駅付近です。この辺りは帷子川の小さな渓谷地帯でもあり、平野部の少ない部分でもあるのですが、元々2面4線あった西谷駅のスペースを利用し、当駅を『神奈川東部方面線』との分岐駅に設定したのでした。現在では元々あった待避線部分が撤去されていますが(右下写真参照)、ここが将来は『神奈川東部方面線』が発着するスペースに充てられる事でしょう。
西谷駅上では東海道新幹線とクロスしていますが、勿論新幹線に駅はありません。…とは言え『神奈川東部方面線』が完成すると、ここから新横浜駅までスムーズに向かう事が出来るので、東海道新幹線への乗り換えも便利になる事でしょう。一体、完成時にはどのような景色になっているのか。本当に楽しみでもあるのでした。
さて、鶴ヶ峰駅を過ぎ、本線のダイヤ上の中心の駅である二俣川駅に着きました。2面4線のホームを持ち、全ての定期列車が停車、そして当駅から相模鉄道いずみ野線が分岐。接続も概ね良好です。ここを始発とするいずみ野線列車が終日設定されている為、横浜駅寄りには引上げ線も設置されています(左上写真参照)。
現在、この駅は大幅なリニューアル化が行われており、ここでも工事がたけなわでした。やはり将来の直通運転に向けてのものでもありましょう。直通運転が開始されれば、この駅は今以上にダイヤ上で重要な駅となり得そうです。今後の動向を見守っていきたいものです。
二俣川駅を4線で出た線路は、真ん中の2線がいずみ野線方面へと向かいます。いずみ野線の線路は徐々に上り勾配となり、下り本線を跨いで南西方面へ、本線はそのまま西方面へと進んでいきます。ここでは今後の相鉄線車両の標準カラーとなる、“ヨコハマネイビーブルー”という塗装を纏った9000系を撮影する事が出来ました(右下写真参照)。これは、塗装だけではなく、内装も含めてリニューアルされており、更に言うと、2017年12月に創立100周年を迎える相鉄の「デザインブランドアッププロジェクト」に沿った仕様となっています。つまり、車両だけでなく、駅のデザインや制服のデザイン等、正に会社全体を含めてのプロジェクトであり、正に相模鉄道は新しい時代を迎えようとしているのかもしれません。その取り組みは見ていて頼もしい限りでもありますね。
暫く谷沿いの住宅地の中を通り、希望ヶ丘駅、そしてこの次の三ツ境駅が、相鉄線で一番標高の高い所でもあります。この先は相模野大地の小高い丘の上を走るようになり、都心直通構想を見越して2面4線化された瀬谷駅を通った後、境川を渡って地下に潜り始めます。この先が地下駅の大和駅で、元は地上駅でしたが、地上の道路の渋滞緩和等の目的で地下化されました。小田急江ノ島線との乗り換え駅で、両社の共同使用駅ともなっている為か、お互いの路線は改札を通らずに行き来が可能です。
大和駅を出て暫くすると地上に出ます。この辺りは、厚木飛行場のすぐ脇でもあり、飛行訓練の飛行機が轟音で飛んでいるのをよく目にする事が出来ます。その轟音は車内に居ても聞こえる程です。そして東名高速道路を跨ぐと相模大塚駅です。この先、さがみ野駅までずっと道が並行しているので、軽く“さんぽ”してみる事にします。
この駅間には緩いカーブがあり、迫力ある列車の行き来をすぐ横の道路から気軽にカメラで収める事が出来ます。左下写真が、JR東日本E233系をベースにした11000系で、この車両や10000系(JR東日本E231系がベース)が登場した時、前面デザイン以外、殆どそれはE231系やE233系そのもので、それは驚きました。車両の標準化は私鉄とJRの間でも行われるようになって、いつかJRも私鉄も同じ車両ばかりになってしまうのではないかと、当時は考えさせられたのでした。確かに部品の共通化は沢山あれど、各社で個性を出すようにもしていて、今ではその部分を見るのが楽しくなってきた感じではあります。
さがみ野駅を出ると、かしわ台車両センターが隣接しているかしわ台駅に着きます。車両基地に隣接しているので、ここでは多くの留置車両を見る事が出来ますが、ここではこれらの車両を見つつ、この次の終点の海老名駅まで“さんぽ”してみようと思います。
当然、現役の車両が数多く見られますが、静態保存されている車両も結構多く、かつての現役車であった6000系のトップナンバー車(左下写真参照)や、6000系のアルミ車体試作車(右下写真参照)等々、付近の道路からも容易に見る事が出来る場所に置かれています。これらの車体は再塗装も行われており、見た目にも綺麗な状態で保存されているようでした。
かしわ台駅を出た路線は台地を下るように走り始め、そして築堤で目久尻川を渡ります。この辺りが相鉄本線で最も風向明瞭な所でもありましょう。風向明瞭…とは言え、近くには団地群があり、住宅地のエリアに違いないのですが、辺りは開けており、一瞬のどかな風景を望む事が出来ます。
歩いていると、この目久尻川を渡る道に河童の銅像がありました。どうやら海老名の伝承によると、昔この川に河童が住み着いて悪さをしていた為、地元の人がこの河童を捕えて目を穿り出してしまっと…。それでこの川を目穿川と呼び、それが転じて「目久尻川」となったのだとか。昔話しだとは思いますが、興味深い言い伝えでもありますね。
さて、目久尻川を渡って団地群を抜けると、その先に線路が分かれるポイントが見えてきます(右上写真参照)。この分岐先が相鉄厚木線と呼ばれるもので、相鉄線の前進となる神中鉄道が厚木駅〜二俣川駅を開業した時の路線です。つまり、この路線を辿ると現在のJR相模線の厚木駅に通じていくのです。
この厚木駅までの路線の開業後、このポイントから海老名駅までの路線が開業し、その時にこちらの路線は旅客営業を中止して、貨物線という区分けになったのでした。実際に貨物も運転されていましたが、1998年9月をもって廃止。…とは言え、JRと線路が繋がっている利点を生かし、新製・更新車両の車両輸送がこの路線を介して行われているので、相鉄にとっては旅客営業こそ行っていないものの、重要な路線である事は間違い無いと言えるでしょう。
厚木線は、前述のJR相模線の厚木駅まで向かうので小田急小田原線を越えますが、相鉄本線は小田急線に寄り添うように勾配を下っていきます。そして小田急線と併走し、その車両基地である海老名検車区が見えてくると、終点の海老名駅となります。かつては小田急線へ直通運転も行っていましたが、1964年に休止されました。
これで相模鉄道本線の“鉄道さんぽ”は終了となります。こうして乗ってみると、横浜近辺を除いて工事中やら再開発中の場所が多く、今はされていなくても、かつて再開発したであろうという場所が多かったのが印象的でした。かつては相模川で採取された砂利の輸送を主眼とする目的で造られた路線で、沿線もさしたる産業も無い農村ばかり…。しかし戦後の宅地開発により、その経営は常に新しいものへ、新しいものへ…と向けられいたようにも思います。オリジナリティ溢れる自社車両もそうですし、創立100周年に向けたプロジェクトもそうでしょう。これまでは横浜駅発着で、神奈川県のみを走る私鉄でしたが、これからは相互直通を見据え、関東各エリア横浜郊外を結ぶ路線という見方をされるかもしれません。今後、より多くの人の目に留まる事になるであろう相模鉄道。自分もその発展を見守っていきたいと思います!
☆相鉄グループのHP…http://www.sotetsu.co.jp/
1日目のハイネケン・キリン・ステージでは盟友 JABBERLOOP の名前も!…ステージも勿論見させて頂きましたが、ジャズフェスならではの飛び入りやゲスト参加もあったりして、かなり盛り上がっていました(トランペットの織田君も急遽参戦していました)。炎天下の中の盛り上がりはインパクトが強く、正に夏の1シーンを見させられた感じでしたが、大きな刺激を受けて臨んだ自分達のステージのテンションも高く持っていけたと思います。そして、そろそろ陽も傾いてきた18:00過ぎ頃から、自分達のステージは始めさせて頂いたのでした。
この日はやはり、“Freeway”からスタートさせました。いきなりのテンション上げ曲ではありますが、お客さんも最初から飛ばしてくれていて、一気にその熱量を上げていきます。ステージの前に集まっていたお客さんは、既に数えきれないくらいに膨らんでいて、そこには最高の光景が広がっていました。恐らくメンバー皆、そう思っていた事でしょう…。それは演奏にも表れ、明らかにいつもより熱いプレイがそこにはありました。
毎年、すみだジャズでは炎天下の中でやってきた…という印象が強かったのですが、今回の出番は18:00以降という事もあり、時間が進みにつれて陽が暮れてきて、眩しい照明にあたりながらも、それがまた良い演出を醸し出す事にもなっていたと思いました。
そこで取り入れたのが、“モノクローム”のピアノ独奏でした。テンポを揺らせ、夕暮れに包まれた会場の雰囲気に合わせるように、その場に身を任せるように弾いていきます。…そしてその雰囲気をぶった切るように演奏したのが、新曲“SNAKE”。新たにリリースするCD『Defying』の世界観たっぷりの曲でもあり、これからの TRI4TH を象徴していきたい曲でもありました。
…そしてステージは後半戦へと傾れ込んでいきます。
ここからはもう、パワー全開中の全開と言いますか…(笑)、とにかくよく弾き、よく動き、よく踊った時間でした。汗だくになりながらも、お客さんからのパワーを頂きつつ、最後までこのステージを楽しみました。すみだジャズ、最高でした…。
最後にはアンコールを頂きまして、ここでは勿論“Dance 'em All”。本当に沢山のお客さん方と共に、踊って騒いだ夜を過ごせました!…ハイネケン・キリン・ステージのトリを担当したものとして、その役目を少なからず果たせたのではないかと思っています。どうもありがとうございました!…本当に、本当に楽しかったです!
前述の通り、TRI4TH はすみだジャズに今年で5年連続で出演させて貰っていましたが、その中でも最高に盛り上がり、今までで一番沢山の方々に見て頂けたのではないかと思います。感謝と共に、自分達の成長も感じられたライブになりました。CDもTシャツも沢山の方に御購入頂けました。またこのフィールドに帰ってこれたらと思います。今後もすみだジャズの繁栄を祈りつつ、どうも皆様お疲れ様でした!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
☆すみだジャズのHP…http://sumida-jazz.jp/sj/
ズバリ、これまでで一番ゴリゴリの内容になっていると断言します。アー写を反映させた衣装のクールさを突き破らせるかの如く、パワー全開で進めています。その状況を踏まえて、自分も今回は初のスタンディング・スタイルでピアノに向かわせて頂きました。…メンバーそれぞれに焦点が当たっている今回のMV。沢山の方に見て頂けたらと思います。
『Defying』発売に向けて、着々と準備が整ってきました。リリース日までもう1ヶ月を切りましたね。自分も本当に楽しみになってきました。引き続き、よろしくお願いします!
☆Playwright のHP…http://www.playwright.jp/
幾つもある会場の中で、自分達が出演するステージはメロディー・ラインと呼ばれる場所に設けられていて、エレガントな造りの客席の中で演奏するのは、自分達的には少々久し振りな状況でもありました。本番までには時間があったので、ホテル内を正に“Cruise”するかの如く、このイベントの空気感に触れておきます。食事も提供されていたので、ここぞとばかりに沢山頂いてしまいました。お陰でメンバーの皆様には眠みが(笑)。…とは言え、本番にはバッチリの状態で臨んでいくのでした。
自分達の1つ前の出番が fox capture plan となっていて、ここでも相当な盛り上がりを見せていました。これは自分達にとって、より刺激にもなり、更なる気合いを入れるに十分な環境が整っていたように思います。イベント会場内は出入り自由なので、お客さんの入れ替えも普段より多めな感じではありましたが、如何に自分達のステージに留まって頂けるかもポイントとなるでしょう。…と、色々と想いが交錯していましたが、本番はじっくり楽しむ事を念頭にステージに立たせて頂いたのでした。
今回は久し振りに、“Blow This Moment”から始めさせて頂きました。CD『AWAKENING』からの曲でもありますが、この部分はいつもであれば“Freeway”が来る筈でした。しかし、初めて自分達を見るお客さんが多い中での“Freeway”は、少し攻め過ぎと言いますか、お客さんを置いてけぼりにする可能性がなきにしもあらずという事で、実は思い切って、今回のセットリストからも外したのでした。“Freeway”を演奏しないライブなんて、だいぶ久し振りな気もするのですが、新たなステージに突入出来た感覚もありましたね。勿論、自分達を知って下さっているお客さんが多い状況では、まだまだ演奏すると思いますので御心配なく(笑)!。
オリジナル曲を3曲お届けしたところで、ゲストをお呼びしました。シンガーソングライターの澤田かおりさんです!…以前、TRI4TH のメンバーでサポートをした事もあったようですが、自分は初めましてでもありました。そしてここでボーカル入りのカバー曲を2曲お届けする事になったのでした。
1曲目は“It Don't Mean a Thing”。ジャズスタンダードの名曲中の名曲ですが、TRI4TH 流のアレンジを勿論施し、自分達らしい雰囲気で曲を進めていきました。その展開の中には TRI4TH メンバーもこぞって「doo-ah, doo-ah, doo-ah, doo-ah〜」とコーラスで参加する部分を盛り込む等、ある意味で本日のハイライトとも言える光景が展開出来ました(右下写真参照)。最近のハイライトは、歌っていく系が多いですかね(笑)。
そしてもう1曲は、ビートルズの“Come Together”。勿論アレンジは施してあり、こちらも予想以上に格好良い仕上がりになったと思います。アレンジならではのキメも多い反面、即興的に展開を作っていく部分も多く、澤田さんとの掛け合いもヒートアップさせて披露する事が出来ました。だいぶ楽しい時間で、このステージだけに留めておくのが勿体無いくらいでしたが、どこかでまた披露する機会があれば良いですね…。
その後、TRI4TH メンバーだけになり、後半戦へと突入します。今回のステージではお客さんは座りの状態でしたが、ここで皆立ち上がらせ、ジャズクラブがダンスクラブへと化した瞬間でもありました。盛り上がりました!
ふと会場の後ろを見渡すと、客席の後ろまでパンパンにお客さんが入っていて、そしてまだまだ楽しんで頂けている様子でした。それを確認出来たのも嬉しかったですし、自分達の音に相当耳を傾けてくれているのも有り難い事でした。恐らく、自分達を初めて見る方が殆どだったと思うのですが、インパクトある印象を残せて良かったです。そして自分達的にも、ライブ環境の変化に対応させたステージをお送りする事ができ、今後への自信に繋がった1日にもなったと思いました。
勿論、『Tokyo Music Cruise』自体はまだまだ続きます…。せっかくなので自分も、福原美穂さんのステージや、JiLL-Decoy association のステージ等を見て回り、このイベントを隅々まで楽しませて頂きました。どの会場も盛り上がってましたね。いつの間にか時刻は23:00を回っているような状態でしたが、こんなイベントが2日間用意されているというのも凄いと思います。素敵な機会を、どうもありがとうございました!
☆Tokyo Music Cruise のHP…http://www.tokyomusiccruise.com/
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆澤田かおりさんのHP…http://kaorisawada.com/
☆芝公園 The Prince Park Tower Tokyo のHP
…http://www.princehotels.co.jp/parktower/
…こんな場所でした。雲仙岳の麓にある町、島原市の、とある旅館(民宿)にてです(笑)。この時は弾楽のツアー途中でもあり、前日、島原のお店でのライブをやり終えて、経費節約の為の宿を選んで泊まっていたのでした。…とは言え、この辺りはとても良い場所で、少し歩けば海も見渡せ、時の流れを忘れさせてくれるような雰囲気は悪くはありませんでした。しかし、実際に時間の流れを忘れてはいけません…(笑)。朝方に旅館を出発し、ここの雰囲気とは真反対の六本木という場所へ、自力で向かう事になったのでした(あ…、島原駅までは旅館の女将さんが車で送ってくれました…笑)。
恐らく島原城を意識している、立派な島原駅舎から乗るのは、小ぢんまりとした1両編成の島原鉄道のディーゼルカー。まず向かうは諫早駅です。島原鉄道に乗るのは今回で2度目ですが、東京に向かう為に乗るという、ちゃんとした仕事の目的があって(以前は、この路線に乗るのはそもそも目的だったので)使わせて頂くわけで、それによって乗車時の自分の感覚も、いつもとは変わる事に気付かされました。
ホームの向こうは海!…なんて駅も幾つか停まり、まさしく鉄道旅の醍醐味に触れているような感じもするのですが、心のどこかでは、早く目的地に着かないかな…と思っている自分もいるわけです(笑)。鉄道旅は、ローカル線という、自分にとっては非日常の環境を楽しんでいる部分も多いとは思うのですが、今、自分にとってこの路線は、六本木に向かう為の通勤路線という側面を持っているわけで、ある意味で日常の環境を僅かながら含んでいると思うのです。だからこそ、いつもの鉄道旅とは違った印象を受けるのかもしれません。…とは言え、それはそれで心境的には楽しんでいると思いますが…(笑)。
諫早駅からはJR大村線に乗り換え、大村駅へ…。駅から少し歩いて大村バスターミナルへと向かい、ここで長崎空港行きのバスに乗り換えるのでした。このルートも以前辿った事がありますが、バスターミナルに着いてみると、5分程前に出発している筈の空港行きのバスが、いま到着すると案内されるではありませんか。どうやら道路混雑の為に少し遅れていたみたいで、逆に早いバスに自分は乗れた事になりました。本来なら、バスターミナルであと30分ばかり時間を潰さなければいけないと思っていたところだったので、これはラッキーでした。お陰で、空港ではゆっくりと食事をとる事ができ、ビールまで進んでしまいました(笑)。
空港では、長崎ちゃんぽんのお店に入りましたが、実は前述の弾楽ツアーはまだ終わってはいなく、次の日に自分はまた長崎に戻ってくる予定にしていました。その意味では、いずれは長崎ちゃんぽんは食べる機会が来るだろうという事で、敢えての担々麺を選択(しかも、夏限定の冷やし担々麺!)。これが大正解で、暑い日が続く長崎のひとまずの締めを飾るのに相応しい味でした。ビールとの相性も抜群でした。
そして飛行機に乗り込みます。今朝、旅館を出たのが朝8:40ぐらいで、長崎空港を出発する便が12:20発だったので、ここまでで3時間40分が経過していますが、羽田空港に到着するのは14:05の予定だったので、やはり飛行機の速さを痛感します。離陸後も天気が良い状態は続き、窓からは諫早湾越しの雲仙岳や手前に多良岳(右上写真参照)を臨む事も出来ました。この景色を目に焼き付けた後は、自分はほぼ眠っていたと思います…。
そして、少し遅れて飛行機は羽田空港に到着。まだまだ新しい東京ゲートブリッジを臨みながら空港へアプローチしていく様は、寝起きにハッキリと東京を感じさせるに相応しい風景を披露してくれましたが、ここから六本木への道のりもまた、いわゆる日常の光景の中を進んでいく感じなのでした。
お店でメンバーと合流、そしてリハーサル、本番という流れの中で、この日に行うステージの流れの事を頭に叩き込んでおきます。ここでのイメージこそ本番に大きく影響するので、大事な時間でもありました。ある意味で頭の切り替えであり、環境の切り替えに対応していかなくてはなりません。そして本番の時間となったのでした。
言うまでもありませんが、自分達 TRI4TH はこの約1週間前の7月28日に、10周年ツアーのファイナルとなる代官山 UNIT でのワンマンライブ〔TRI4TH 10th Anniversary Tour LIVE@代官山 UNIT 参照〕を終えたばかり…。その直後の1本でもあったので、大事にしていきたいライブでもありました。遠征ツアーで蓄えた経験は勿論ですが、先日のワンマンライブを経て得たものも消化し、このライブにぶつけていきたいところです。また、この日は2マンライブという側面があったので、初めての自分達を見るお客さんへの意識も重要でしょう。今考えられる最大限のパフォーマンスをやらせて頂きました。
六本木 VaRiT は照明も綺麗なところで、ステージングにも大きく取り入れていきました。最近の自分達のライブは本当に派手になってきているので(笑)、照明とのコラボも大事にしてきたいものです。自分達だけのステージは40分程でしたので、先日の UNIT での魅力をギュッと凝縮させたのが今回のステージ…といったところでしょうか。自分達にとって重要な曲を厳選してお送りして、フロアとの一体感を楽しんでいきました。
そしてここで中塚武さんにステージに登場して貰い、中塚さんの曲を、今回の為にTRI4TH 流のアレンジを施したバージョンでお届けします!…曲は“Countdown to the End of Time”で、これまで中塚さんと対バンした時にも中塚さん自身のステージでやっていて、自分達の中でとても印象的に残っていた曲でもあったので、今回取り上げさせて頂いたのでした。
…この演奏後には、TRI4TH ホーンズの2人だけ残り、今度は中塚さんのバンドに2人が参加するという形でステージが進んでいきます。コラボレーションライブと銘打っているからこその展開で、ただの2マンライブでは終わらせない…という意気込みが感じられました。
そして、中塚さんの曲がまた驚愕で、TRI4TH ホーンズの2人もステージ上で[踊ろうぜ!]ならぬ、「踊らされてるぜ!」かの如く、大変そうな感じが目に飛び込んできましたが(笑)、とても盛り上がっていました。テクニカルであり、それを鮮やかにやってのけ、そして心にも響いてくる…。その後に中塚さんバンドのメンバーだけの時間が続きましたが、そのテンションは常に健在。あっという間に時間が経ってしまいました。
また、なんと中塚さんが自分達の TRI4TH のオリジナル曲である“Yellow Butterfly”をカバーしてくれていて、これまた複雑なアレンジをもって演奏して頂けたのでした。どこかで聞いた事のあるメロディだなぁと思ったら、自分達の曲だったと…と(笑)。これもまたコラボライブの醍醐味であったかもしれません。
さて、アンコールを頂き、中塚さんバンドのメンバーと入れ替わる形で、今度は再び TRI4TH の全メンバーがステージへと上がり、中塚さんをフロントに置いての演奏となりました。ここで注目すべきは選曲で、なんとフリッパーズ・ギターの“恋のマシンガン”をコラボ演奏させて頂いたのでした!…最後の渋谷系と称される中塚さんへの、敢えてストレートな選曲をしてみたのですが、中塚さん自身は実はリアルタイムで渋谷系は通っていないらしく、それは意外でもありながら、むしろガンガン通っていたトランペットの織田君がコーラス、そしてハモりとしても参加するという(上写真参照)、だいぶ面白い光景が繰り広げていました。…ある意味で、この日のハイライトだったかもしれませんね(笑)。
こうして、大胆にコラボしていったライブが無事に終了しました!…初めはどんな曲をコラボして良いのか、アレンジをどうしていけば良いのか…と、色々と悩まされる部分も数多くなったのですが、中塚さんと寄り添える事の出来る機会を設けて頂いて、とても幸せな時間でもありました。改めまして皆さんに感謝です。島原から移動してきた甲斐があったというのは、正にこの事ですね(笑)。どうもお疲れ様でした!…そして、また是非ともこんな機会に巡り会えたらと思います。どうぞよろしくお願いします!
…そして自分は、この次にまた長崎へと戻るのでした…。
☆中塚武さんのHP…http://www.nakatsukatakeshi.com/
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆六本木 VaRiT のHP…http://www.r-varit.net/
東京➡伊豆高原➡修善寺「宿泊のみ」➡東京➡大阪➡福山➡生口島(尾道)
➡小倉[宿泊のみ]➡呼子(昼食のみ)➡島原(長崎)➡東京[TRI4TH ライブの為]
➡佐賀[乗り継ぎのみ]➡生月島(長崎)➡篠栗(福岡)➡長崎➡大村(長崎)
➡長崎[宿泊のみ]➡福岡[乗り継ぎのみ]➡東京
…という感じです。なんとめまぐるしい(笑)。1つ1つ振り返るのが大変な程ですが、それだけ充実していたという事でもありましょう。8月頭の大阪でのライブなんて、だいぶ昔の事のような気がしてしまいますが(笑)、こうやってライブを続けていってツアーを形成させて頂いている事は、本当に有り難い事だとも思います。
今回のツアー先に、尾道の生口島と長崎の生月島が組み込まれていましたが、これらは足を踏み入れるのも初めてな場所で、島の独特な雰囲気と、日本らしい長閑な風景に刺激を沢山受けました。日本は本当に広く、本当に色々な人がいる…と、改めて思わされる事が沢山あったと思います。これも良い経験になる事でしょう。
そして、今回の訪問先の1つに長崎がありましたが、長崎の平和祈念式典(8月9日)に合わせての行程を組んでもいました。言わずと知れた、長崎に原爆が落とされた日でもありますが、実は弾楽のオリジナル曲に、これらをモチーフにした曲“和楽”という曲があり、それが作曲されたのが昨年の今頃だったでしょうか。これまでに何度もライブで披露し、勿論今回のCDにも収録されていますが、それをこの時期に長崎という場所で披露するというのは、とても大きな意味を持てたと思います。
当然、平和祈念式典にも、メンバーで足を運ばせて頂きました。会場となる平和公園では満席の為に入る事が出来ませんでしたが、隣りの原爆公園(原爆投下地点)にて黙祷をさせて頂きました。ここでは本当に色々な人達が出入りし、それぞれの平和活動を行っていましたが、原爆投下の時刻である 11:02 になると辺りは静けさに包まれ、本当にここにいる人全員で黙祷を捧げていたのでした。とても考えさせられる時間でした。
さて、『和二咲ク水輪花』レコ発ツアーは、いよいよ後半戦へと突入します。これまでの活動の中心となっている、お馴染みの静岡でのライブ2本と、ファイナルの東京での1本がそれになります。このツアー中、既に9本のライブを終えていますが、バンドにとってもだいぶ成長の見られた2週間になったのではないでしょうか。これからの後半戦のライブは必見だと思います。まだまだ予約を受け付けていますので、どうぞお気軽にお越し下さいませ。
●弾楽、CD『和ニ咲ク水輪花』
Release Tour 〜和ノ輪〜(後半戦)
・8月19日(金)富士 Blitz Coffee
Open…18:30〜、Start…19:30〜2ステージ
Charge…2500円(オーダー別)
・8月20日(土)清水町(沼津)枯山水(Yahoo のページ)
Open…18:00〜、Start…19:00〜、
Chrage…4000円(バイキング料理付き)
・8月26日(金)南青山 Mandala
Open…18:30〜、Start…19:30〜2ステージ
Charge…前売り3300円、当日3800円(ドリンク別)
※以上、メンバー全て、《弾楽》(Fl)いづみ、(Tap Dancer)丹精、
(Pf)竹内大輔、(B)中司和芳
…それでは、引き続きよろしくお願いします!
…というわけで、まず1本目のライブを終えた感じですが、まだまだ課題はありそう…というのが正直なところでしょうか…。弾楽自体、このような機会でライブをやるというのは初めてであるので、慣れていない部分もあるのでしょうが、言い換えれば、これからの伸び代も大きいという期待を持ちつつ臨みたいところです…。これから長い期間、メンバーで一緒になりますが、果たしてどのような展開が自分達を待っているのか、まずはじっくりと感じられたらと思う次第です。改めて、ツアー・スケジュールは以下の通りになります。よろしくお願いします!
●弾楽、CD『和ニ咲ク水輪花』Release Tour 〜和ノ輪〜
・7月30日(土)伊豆高原 JIRO's
Open…18:30〜、Start…19:30〜2ステージ
Charge…2500円(ドリンク別)
・8月1日(月)西大橋(大阪)LION KITCHEN
Open…18:00〜、Start…19:00〜2ステージ
Charge…2500円(+1ドリンク、1フード)
・8月2日(火)東福山(福山)MUSIC FACTOPY
Open…19:00〜、Start…19:30〜、対バン有り、自分達の出番は不明
Charge…前売り2000円、当日2500円(共に、+1ドリンク500円)
・8月3日(水)生口島(尾道)汐待亭
Open…14:30〜、Start…15:00〜
Charge…前売り2800円、当日3000円
・8月4日(木)島原 Jazz & Cafe サラマンジェ
Open…10:00〜、Start…19:30〜
Charge…前売り2500円、当日3000円
・8月6日(土)生月島(平戸)Cafe PAYARA(食べログのHP)
Open…11:30〜、Start…17:00〜、対バン多数有り、弾楽の出番は21:00頃を予定
Charge…500円(要オーダー、投げ銭制)
・8月7日(日)篠栗(福岡)茶房わらび野(食べログのHP)
Open…13:30〜、食事スタート…14:00〜、ライブスタート…15:00〜
Charge…4500円(1ドリンク、食事付き)、2000円(1ドリンク付き)
・8月8日(月)長崎 BODY Ⅱ SOUL
Open…19:00〜、Star…20:00〜、対バン有り、弾楽の出番は不明
Chrage…2500円、Start…3000円(ドリンク別)
・8月9日(火)大村(長崎)RON's BAR(Facebook ページ)
Open…20:00〜、Start…20:30〜
Charge…投げ銭制
・8月19日(金)富士 Blitz Coffee
Open…18:30〜、Start…19:30〜2ステージ
Charge…2500円(オーダー別)
・8月20日(土)清水町(沼津)枯山水(Yahoo のページ)
Open…18:00〜、Start…19:00〜、
Chrage…4000円(バイキング料理付き)
・8月26日(金)南青山 Mandala
Open…18:30〜、Start…19:30〜2ステージ
Charge…前売り3300円、当日3800円(ドリンク別)
※以上、メンバー全て、《弾楽》(Fl)いづみ、(Tap Dancer)丹精、
(Pf,Key)竹内大輔、(B)中司和芳
ひとまず、今回の Jiro's でのライブも含め、後々にツアー日記としてまとめて綴っていきたいと思います。重ねて、よろしくお願いします!
妙子さんは、自分の音楽を本当に好きでいてくれて、時に本当に的確なアドバイスを頂戴する事もあるのですが、今回の『奢らせて頂きます!』の登場にも十分に気合いを入れてきてくれたそうで、過去の39回分を全て読み直してきてくれたそうです(!)。そして、ファンならではの質問も用意してくれていて(笑)、ある意味で今回は、本当に記事らしい記事になったのではないかと思います。
そしてお店ですが、最近ご近所に出来たイタリアンを選択し、自分達ならではの話しをしてきました。温かい目で見守って頂けたらと思います。どうぞ御覧下さい!
●日時…2016年7月31日 ●場所…中野
●お店…Pastatoria ALESSIO
お楽しみに!
当日、メンバーは、当初の入り時間よりも1〜2時間早くはお店に入っていました。10周年という事で、この日ならではの作業を色々と準備していた為です。それは、バンドの10年間の歴史を写真で辿る…というもので、お店のエントランスから会場に至るまでの階段の壁に、昔からの写真を時系列的に貼り、そして会場内では、コルクボードに一面に貼られた、昔から現在に至るまでの厳選された写真100枚を展示させて頂いたのでした。
そして、そんな我々を祝福してくれるかのように、今回は沢山のお花を頂きました。これらは会場にも飾られていて、自分達のCDと共に、華やかに場を飾ってくれる事になりました。皆様本当にありがとうございます。また、TRI4TH Tシャツも今回から新しいデザインの物が出来まして、物販も賑やかな事になっていました。それらに混ざって並べていたのが、先程の写真達でもあったのです。また、写真の時代と並行させて、当時作っていたCDも置いてみたのですが、初期の頃は自主制作という事もあり、かなり貴重なCDもありましたね(自分も今回初めて見たのが多数…笑)。このエリアだけで長い時間を過ごせそうな感じでしたが、DJが始まり、いよいよライブオープンの運びとなったのでした。
この日のDJを担当して頂けたのは、TRI4TH で長い間ヘアーメイクを担当して下さっている米沢さん、そして衣装を担当して下さっている岩田さん、そして我らがボス、Playwright の谷口さんです。これもまた豪華なラインナップなのですが、谷口さんの出番の時には、TRI4TH の新しいMVとなる“Sand Castle”の会場限定公開の時間もありました(左下写真参照)。こちらも近い時期に一般公開されると思いますので、どうぞ楽しみにしていて下さい。…そして、本番が始まります。
…ステージに上がって対面した、多くの人、人、人…。有り難過ぎる光景でした。皆、自分達のライブを聴きに、この場に足を運んで来て頂いていて、そして音楽に身体を預けて踊ってくれています。当然、自分達の演奏も自然にヒートアップしていきますが、そもそもが最初から熱く臨んでいっただけに、自分でもよく分からないような熱量に上がっていく感じがしました。演奏が楽しい、ライブというこの空間が楽しい、この時間を少しでも長く感じていたい…と冷静なようで熱くなっている自分がいたものでした。
今回は、1ステージ1本勝負。練りに練ったセットリスト。これは勿論、曲間のタイミング等も含めてなので、用はライブ“進行”と言った方が良いかもしれません。また、練りに練ってはいますが、ここはやはりジャズバンドの維持と言いますか、アドリブに任せるところはアドリブに頼っていく(演奏も曲間の演出も)のもまた、緩急が付いていて身が引き締まるのです。…振り返ってみると、TRI4TH はこの部分のバランスが、最近とても良くなってきている気がしていまして、それが自分達のステージの特徴にもなっているように感じています。当然、まだまだ詰めたい所もありますが…(笑)。
選曲もバラエティに富んでました。これこそ、今回は敢えて『MEANING』ツアーとはしていなくて、10周年ツアーであるという部分が生きたとも言えましょう。『MEANING』はベストアルバムなので、これもある意味では10周年記念的な意味合いが強いと言えますが、これまでの TRI4TH のオリジナル曲を絞りに絞って選出させたのが『MEANING』とすると、その絞り出す前の段階からの曲達も演奏してしまうのが今回のツアーのコンセプトでもあったのです。それ故に、今回の10周年ツアーでは、遠征各地によって特徴あるセットリストが出来上がっていたと思うのですが、それらを踏まえて考え出されたのが、今回のセットリストでもあったのです。幾つもの曲を演奏する度に、これまでのツアーの事が思い出されたり、曲を作る段階でも出来事が頭をよぎったりもしたものでした。本当に TRI4TH では色々な事がありました…。
…気付いたら、いつの間にかアンコールのステージへとなっていました。演奏スタートしてから時間にしてここまで、1時間15分ぐらいだったと思いますが、本当にあっという間でした。バンドリーダーであるドラムのタカオさんの挨拶もあり、まず演奏したのは、トランペットの織田君と共に歩んでいた名古屋時代をテーマにさせた“じゃんだらりん”。勿論、この後にそのまま引き下がるわけにもいかず(笑)、TRI4TH 流のスカを取り込んだ“FULL DRIVE”。そして最後は勿論、元祖「踊ろうぜ!」の“Dance 'em All”で締め括りました。恒例のサックス藤田君の客席練り歩きも有り、どうぞ探してみて下さい(右上写真参照…笑)。
…本当に、フロア全体が揺れていました。踊りまくっていました。…こんなに楽しい時間を過ごす事が出来て、自分達は幸せです。多くの人に恵まれ、そして成長出来た10年と言えたのではないでしょうか。自分は TRI4TH に入って4年が経ち、現在5年目に突入という感じですが、自然と「TRI4TH の10年」と言えてしまうから不思議です。それが何故なのかはよく分かりませんが、これらの答え合わせをしに、これからの5年、10年を共に過ごしていくのも悪くないかもしれません。
今後も TRI4TH は続いていきそうです。…と言うのは、このメンバーでやりたい事が、まだまだ沢山あるからです。この10年間でやってきた事が蓄積されて、今回の景色を見る事が出来ました。そしてその瞬間、他にも見たい景色が沢山ある事にも気付かされました。…言うまでもありませんが、今度は9月14日にリリースされる 5th CDアルバム『Defying』を引っ提げて、更なる挑戦をしていきたいと思います。どうぞ楽しみにしていて下さい。
ライブ後の時間も楽しかったです。本当に色々な方とお話しする事が出来ました。この時間が楽しみで演奏をしているのではないかという説も無きにしも非ず(笑)、ビールも美味しく頂きました♪…多くの方に支えられてここまで来れた TRI4TH。改めて、皆様どうもありがとうございました。そしてこれからもどうぞよろしくお願いします!
打ち上げ時のお酒は特に美味しく感じられました。メンバーも本当にお疲れ様でした。今後も休み無き活動が続いていきますが(笑)、共に頑張っていきましょう。…来月の8月は、本当にバラエティに富んだイベントが目白押し。また TRI4TH 流のライブを見せてやりましょう!
☆8月の TRI4TH ライブスケジュール
・8月5日(金)六本木 VaRiT
Open…19:00〜、Start…19:30〜
Charge…前売り3000円、当日3500円(共にドリンク別)
・8月12日(金)芝公園 The Prince Park Tower Tokyo
Open…16:00〜、Start…17:00〜、TRI4TH の出番は、メロディーラインにて、20:45〜
Charge…着席エリア自由席1日券10000円(1フード、1ドリンク付き)、
スタンディングエリア1日券7500円(1ドリンク付き)
・8月13日(土)錦糸公園
開催時間…10:30~20:00、TRI4TH の出番は、緑のステージにて、18:00〜
Charge…無料
・8月21日(日)渋谷 clubasia
Open…16:30〜、Start…17:45〜、TRI4TH の出番はまだ不明
Charge…前売り3500円、当日4000円(共にドリンク別)
※以上、メンバー全て、≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Ts,Ss)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Pf,Key)竹内大輔
改めまして、8月もどうぞよろしくお願いします!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
☆代官山 UNIT のHP…http://www.unit-tokyo.com