取り上げたのはジャズ曲が多く、ミシェル・ペトリチアーニの“Cantabile”や、チック・コリアの“500 Miles High”、トゥーツ・シールマンスの“Blueseette”等々、ジャズの中でもバラエティに富んだセットリストを組ませて頂き、その中には自分と三好さんのオリジナル曲も、それぞれ1曲ずつやらせて頂きました。ギターらしい曲もあれば、ピアノらしい曲もあって、バランスの取れた内容になっていたと思います。
勿論、タップのみの時間もありまして、その演奏前には丹精君ひとりで15分ぐらいMCをしているという(右上写真参照)驚異的な時間もありましたが(笑)、全体的には、短いライブ時間の中で様々な見所が凝縮されている形になり、演奏メンバー個々の魅力もお客さんに楽しんで頂けた事でしょう。
リハーサルは本番前に少し行った程度でしたが、だからこそ新鮮な気持ちで、音同士のやり取りを如実に感じる事が出来ました。この日ならではの、正に瞬間的なライブ…それがセッションです。たまにはこうしたライブも大事ですよね。ライブ後のビール(ライブ前から飲んではいましたが…笑)もまた最高なのでした。どうもありがとうございました!
☆丹精君の(Facebook の)HP…https://www.facebook.com/tantaplivemusic/
☆渋谷 Last Waltz のHP…http://lastwaltz.info/
対談のお相手は、日本工学院専門学校の学生達3名…。JaZZ JAPAN の創刊時から、本誌の web サイト制作の方でコラボレーションをしているとの事で、学生達に今のジャズに触れてほしいという企画で、自分達との対談が実現したのでした。皆、ジャズには興味はあるようですが、ジャズの印象を聞くと、「難しそう」、「大人っぽい」という感じで、話していくうちにジャズはもっと気軽に、カジュアルに楽しんでも良いもの…というような流れになっていきました。
生徒からの質問も面白く、最初は「ジャズを始めた切っ掛け」や、「ジャズの楽しみ方は?」という感じでしたが、「曲やアルバム作りで心掛けている事」や、「なんで和服を着てるの?」等々(笑)、鋭い質問も飛び出して、身のある時間が過ごせたと思いました。これらの対談を終えてから、生徒達は実際に自分達 TRI4TH のステージを見てくれており、今後のジャズとの関わり方に新たな考えが加わって貰えたらと思います。
自分としても、楽しく読ませて頂きました。また、『JaZZ JAPAN』Vol.75 では他にも興味をそそる記事が沢山あり、ホントにジャズ初心者でも楽しめる内容になっていると思います。発売からは少し時間が経ってしまいましたが、どうぞチェックして下さいませ!
☆JaZZ JAPAN のHP…http://www.jazzjapan.co.jp
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
初日の大阪は、心斎橋 Conpass でのワンマンライブで、空き時間を利用してタワーレコードにもお邪魔させて頂きました(左上写真はタワーレコード難波店になります)。お店からの期待も受けての大阪ライブ…。これまで、大阪という場所でワンマンライブはなかなか難しいようなイメージがあったのですが、フロアを揺らす程の多くのお客さんにお越し頂き、動員数も最高記録を更新出来たライブになりました。TRI4TH という名が広く知れ渡ってきた証しであり、本当に嬉しかったです。今の自分達に出来る最大限のパフォーマンスを、思い残す事なく披露させてきました。
そして2日目となった名古屋は、池下にある UPSET というお店で、やはりスタンディングのワンマンライブをやらせて頂きました。勿論、タワーレコードにも寄らせて頂きましたが、こちらの名古屋パルコ店ではCD『Defying』のリリースに合わせ、なんと TRI4TH の写真パネル展が開催されているという事で、そちらも見てきたい思いが強かったです。本来は9月までの展示でしたが、展示期間を10月末まで延ばしてくれていて、自分達もやっと目にする事が出来たのでした。これらはメンバーのサインを付けて、お客さんにプレゼントする形になります。多くの方にお届け出来ればと思います。
名古屋でのライブも勿論、とてもとても盛り上がりました!…ここでは久々のスタンディングライブだったので、最初は心配だったりもしたのですが、スタンディングならではの盛り上がりを見せてくれていて、こちらも楽しくライブに打ち込めました。こうして温かく迎えてくれる土地があるという事は、本当に感謝なのだと思います。
…ところで、このツアーの2日間は、ハロウィンの機運が高まっている時期でもありました。自分達としてもせっかくなので、アンコールはそれぞれ仮装をしてステージに上がり、そのまま演奏させて頂きました。それぞれのキャラ付けですが、自分の見解も含めると…、
・織田師匠…飴を配ってくれるカボチャ師匠
・タカオさん…「踊ろうぜ」を叫ぶ時には牙を外すドラキュラ
・じゅんじゅん…正体がバレバレのバットマン
・関谷君…体育中に大けが、ヘタしたら空気的にも大けがの学生
・竹内…仮装のただの掴みの為か、仮装グッズを大阪に忘れていく(大阪)
ハロウィンギャルのカツラのつもりが、売れないフォークシンガー(名古屋)
…という感じだったでしょうか。TRI4TH の新たな一面を見出だせた時間になったのではないかと思いましたし(笑)。多くのお客さんに楽しんで頂けて良かったです。…さて、ツアーはまだまだ中盤戦です。引き続き、どうぞよろしくお願いします!…勿論、今回のツアーの様子も、後々にツアー日記として書きますので!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
その代表的な例として、1933年に登場した阪和間をノンストップ45分で結ぶ『超特急』と呼ばれる列車があった事が特筆されます。この時の表定速度、81、6km/時という数字は、営業運転される列車としては当時日本国内最高記録の速さで、戦後に国鉄特急『こだま』号が、東京〜大阪間6時間40分運転(表定速度83、5km/時)を開始した1959年まで、26年間も破られる事は無かったという、歴史的に見れば超絶的なレコード保持の列車であったと言えましょう。阪和間に限っても、特急に限り120km運転が許容される事になり、阪和間が41分で結ばれた1986年で、ようやく記録更新が行われた程でした。阪和電鉄の線形は概ね良好でしたが、県境の山中渓駅付近は急勾配急曲線が存在し、現在のように振り子式車両(車体傾斜式車両)も無かったので、平坦区間で如何にスピードを出していたかが想像出来ます。
対しての南海本線は明治時代に敷設され、市街地を通りながらのルートであった為、スピード面での対抗には限界があり、そこでの対抗策が、豪華列車の登場や接客サービスの向上でした。特筆すべきは、1936年には日本の私鉄初の冷房電車試作に挑戦した事で、乗客からは大好評を博しました。
これら以外にも、阪和・南海の両社は大阪〜和歌山間の優等列車を頻発させて、デッドヒートを繰り広げていきますが、京阪間(大阪〜京都間)や阪神(大阪〜神戸間)間に比べて、和歌山という場所がそこまで規模の大きな場所では無かった為に、輸送需要に対して過大な供給過多であった事は否めませんでした。その為、両社は少ない乗客を取り合う為の消耗戦とも言えるべき戦いをしていたという見方もあり、むしろ阪和電鉄の経営は不振でした。南海は市街地を通っていたので、阪和間の乗客より地元の乗客の輸送で経営は成り立っており、1940年についに阪和電鉄は南海電鉄に吸収合併、南海山手線となります。その後、1944年に戦時買収によって国有化、国鉄阪和線となったのでした。この間、南海鉄道は関西急行鉄道と合併して、一時的に近畿日本鉄道保有の路線となりましたが、戦後の1947年に旧南海鉄道の路線については南海電気鉄道に分離しています。
こうして阪和間は複雑な歴史を経て、国鉄(後にJR)と南海電鉄の2社体制という、現在の形にほぼ近付きます。元々私鉄であったという阪和線だけに、沿線には私鉄らしい面影がどこか残っていて、国鉄標準の2面3線構造の駅がなく、2面4線が主要駅の標準となっているのも阪和線らしい光景です。また、起点の天王寺駅の阪和電鉄の頃から使っている阪和線専用のホームも私鉄らしい風景と言えるでしょう。
そんな阪和線ですが、現在、車両置き換えの過渡期にあります。以前は国鉄からの車両ばかりが台頭していましたが、1994年に日根野駅から関西国際空港へのアクセス線が開通した事を切っ掛けに、3扉転換クロスシート車の223系が大量投入。それは225系へと引き継がれ、この時は快速列車に優先的に投入されていましたが、快速優先のダイヤになったのと、普通列車にも223系、225系の充当が開始された事で、旧国鉄型の103系、205系は2017年度までに置き換えられる事になりました(後記…103系は2017年7月末をもって、羽衣支線を除いて全車運用を離脱しました)。
特に103系は、以前は東京等でもよく見た車両でしたが、現在ではJR西日本とJR九州でしか見る事が出来なくなってしまった車両です。JR九州の車両は地下鉄直通用という少し特殊なものなので、純粋な?103系は、今やJR西日本にしか存在しなくなったと言っても良いでしょう。それでも、まだまだ大量に残っているという印象だったのですが、今回の施策を聞き、直ぐさま阪和線を取り上げようと思ったのでした。この施策は阪和線だけではなく、恐らく他の路線にも波及していくと思われますので、今後は大阪のJR路線を取り上げる事も多くなりそうですね(笑)。…という事で、現在の状況も踏まえた阪和線の様子をお伝えしたいと思います。どうぞ御覧下さいませ!
●日時…2016年10月30日
●距離…63,0km
(天王寺駅〜和歌山駅…61,3km、鳳駅〜東羽衣駅…1,7km)
●駅数…36駅(東羽衣駅を含む)
阪和線の天王寺駅は、前述のように地上に阪和線専用の私鉄のターミナルらしい頭端式ホームがあり、以前からそこでの列車発着が行われていましたが、1989年から特急『くろしお』号を中心に、JR関西本線が発着するホームへの入線も可能とし、特に関西国際空港開業後は特急『はるか』号、関空快速等々、関西本線ホームから発着する列車が大幅に増えています。阪和線と関西本線を結ぶ連絡線も最初は上下線で1本の線路を共有していましたが、後に上下線で1本ずつに増設されました。
朝夕ラッシュ時でこそ地上ホームの発着はまだ多いですが、日中は3分の1以上が関西本線のホームから発着します。その主な列車は関空・紀州路快速で、特急列車と共にそのままJR大阪環状線の外回り線に乗り入れて、前者は環状線を1周して再度天王寺駅まで、後者は貨物線を使用して新大阪駅、京都駅まで到達します。大阪の“キタ”に向かうのは便利な列車であり、従来はこの天王寺駅で地下鉄に乗り換えて向かったものでしたが、現在では便利な直通列車に乗車する人が増えています。故に関西本線ホームでの列車系統は複雑で、関西本線の列車も大阪環状線に乗り入れる列車が多数あるので注意が必要です。
…とは言え、ダイヤは2011年3月からだいぶシンプルになりました。阪和線と関西本線、そして乗り入れ先の大阪環状線で併せて15分サイクルを基本とし、大阪環状線内に乗り入れて環状線を1周する快速(阪和線が関空・紀州路快速、関西本線が大和路快速)がそれぞれ1本、阪和線内と関西本線内で完結の快速がそれぞれ1本、普通もそれぞれ1本、そして大阪環状線内をずっと環状運転している普通が1本…という感じです。これに1時間に2〜3本の特急が加わります。15分サイクルで、それぞれの列車で接続のタイミングも同じなので、何度か利用すると概要が分かってくるようなダイヤだと思います。
それでは天王寺駅を普通列車で出発してみましょう。車両は青1色の103系。もう残数が少なくなってきた車両でもあります。日中のダイヤは前述のように15分サイクルに普通は1本しか走っていないので、少し本数が少ないかもと思いますが、車内はガラガラの状態でした。対して快速は、関空・紀州路快速と線内快速で併せて2本と、特急も走っているのでどうしても優等列車待避が多くなります。逆に言えば阪和線は待避設備がある駅も多いので、このダイヤが可能だとも言えましょう。日中の普通は鳳駅行きのみの設定で、途中、鶴が丘駅(左上写真参照)、杉本町駅(下写真参照)、上野芝駅で待避を行います。
国鉄型と言われる103系や205系は、もう普通列車でしか見る事が出来なくなりました。関西国際空港の開業後、転換クロスシートを持つ223系、そして後継の225系が次々に導入され、現在では普通列車ですら223系、225系で運転される列車が多くなっています。普通列車は4両編成と6両編成があり、最初は4両編成の車両から置き換えが始まりました(快速に使われる車両が4両編成が基本だったので)。しかし、2016年7月に、ついに6両編成の置き換え用として225系5100番台が登場し、103系や205系が姿を消すのも時間の問題となったのでした。関西では実は、205系は103系以上に希少な車両(元々少数しか投入されなかったので)であり、今回の“さんぽ”でも姿を見れて(下写真参照)ホッと一安心したくらいでした。JR東日本の205系とは違ったリニューアル化が行われている車両でもあります。
杉本町駅を出ると、大和川を渡って堺市に入ります。川を渡りきった所に浅香駅があり、ここは阪和線の撮影地として有名な場所でもあります(下写真参照)。行き交う車両の種類は前述のように多く、まずは先程の205系と103系。205系には1000番台という、前面窓の大きいタイプもあり、103系には前面の低窓タイプと高窓タイプとあります。
そして、当初は快速用で、現在では阪和線の特急以外の全ての列車を担う事になった223系と225系。こちらも223系は初期の0番台(左下写真参照)と、後に登場した2500番台(右下写真参照)が、225系は5000番台と5100番台があり、それぞれ前面のデザインが異なります。この記事には全ての“顔”を写真に掲載しているので、細かな違いをチェックしてみて下さい。
浅香駅を出ると、快速としては天王寺駅発車以来の停車駅となる堺市駅に着きます。主要駅の1つではありますが、2面2線の駅で、当駅で優等列車等の待ち合わせを行う事は出来ません。また、堺市としての代表駅は南海高野線の堺東駅や南海本線の堺駅で、阪和線の堺市駅は地理的には不利な位置にあります。ただし、当駅に停車する関空・紀州路快速は天王寺駅を越えて大阪駅に直結しています。当駅から梅田地区、そしてそこから発着する京都、神戸、北陸、山陰方面に向かうには、ここ堺市駅からの利用が便利かもしれませんね。また、223系、225系は転換クロスシート車なので、旅情気分が盛り上がるという見方もありましょう。これらは番台区分を設けて阪和線系統専用車両となっており、関西国際空港へのスーツケース利用者を考慮して片側が1列席になっているのが特徴です。
続いて三国ヶ丘駅も、特急以外の全ての列車が停車しますが、やはり待避設備がありません。ここは南海高野線との乗り換え駅ともなっており、終日乗り換え客が多いです。以前は区間快速と普通しか停車しない駅で、ホームも6両編成分しかありませんでしたが、1999年5月に快速も停車。ホームも8両分まで伸ばされました。実は阪和線の途中駅で、一番乗降客数が多い駅でもあります。
対する南海高野線は、準急以下のみ停車する駅で一番乗降客数が多い駅となっています。利用者の半分以上が阪和線との乗り換え客ですが、遠近分離や経営戦略上から、区間急行以上の列車は停車しません。ここが何とも関西の私鉄らしい部分を感じます。三国ヶ丘駅は、南海電鉄の中でも難波駅、新今宮駅、天下茶屋駅、堺東駅に次いで、5番目に利用者の多い駅。それでも通過列車の設定が多いのは興味深いところです。
…さて、列車は鳳駅に着きます。鳳駅は車両基地も併設されていて、阪和線の拠点となる駅の1つでもありますが、ここから阪和線の支線である、阪和線東羽衣線、通称羽衣線が分かれているので、こちらに少し寄り道してみましょう。寄り道…とは言え、羽衣線は鳳駅、東羽衣駅のみの1駅区間からなる、非常に短い路線です。鳳駅のホームも、本線とは別の場所である5番線から出ていて、ホームの時点で既に本線から分かれてカーブしているのが特徴です。
羽衣線は終日、線内だけを往復させる専用の103系3両編成が使用されています。この記事を書いている2017年8月の時点で、阪和線の103系は羽衣線を除いて運用離脱してしまいましたが、これは他の羽衣線のホームが3両編成までしか対応出来なく、現状でその編成の車両が新しく造られていないからです。しかし、鳳駅、東羽衣駅とも、現在ホームを4両化させるように工事がなされていて、これが完成すると羽衣線での103系も引退になるかもしれません。車両の世代交代は着実に進められているようです。
鳳駅を出ると、程なく線路は高架に上がります。この辺りは1974年に高架化されました。そもそも羽衣線は、ここ浜寺辺りの海水浴客を運ぶ為に、阪和鉄道時代に既に開通されていた路線で、短いながらもその歴史は本線と変わりません。現在では通学客が多く、東羽衣駅のすぐそばには南海本線の羽衣駅があり、乗り継ぎ客も多いとの事です。
東羽衣駅で終点なので高架は途切れ、すぐ向こうには南海本線の高架橋も見えます。かつての浜寺海岸への海水浴客を巡っても、南海鉄道との競争が繰り広げられたようで、ここにも関西の鉄道らしい風景があったのでしょう…。ちなみに2020年には、東羽衣駅と南海本線羽衣駅を2階部分で結ぶ歩行者デッキが完成するそうです。
さて、本線に戻りましょう。日中の普通列車は鳳駅で折り返してしまう代わりに、ここからの各駅への停車は区間快速が担います。前述のように、103系、205系は基本的に普通列車専用になってしまったので、日中は鳳駅以南ではこれらの車両は見られないという事になってしまいました。
鳳駅を出ると高石市に入り、すぐに和泉市へ。そして泉大津市との市境が入り乱れている部分に突入します。泉大津市に駅の設置は無いですが、路線周辺の市境が入り乱れている為に、立体化が進まない要因になっているのだとか…。その先で岸和田市に入り、待避線のある東岸和田に着きます。以前は快速停車駅のわりに狭い駅でしたが、2015年2月に下りホームが高架に移行され(左上写真参照)、2017年10月には上りホームも高架化されるそうです。
この辺りにくると、各駅停車となる区間快速の乗客も疎らで(右上写真参照)、東岸和田駅では日中は関空・紀州路快速との接続も行うので、概ね乗客は快速に移っていく感じでした。この後は更に南下し、泉佐野市に入って初めての快速停車駅、熊取駅を通り、関西国際空港への玄関口である日根野駅に到着します。
日根野駅ではJR関西空港線が分かれ、関空・紀州路快速は当駅で切り離し、それぞれ関西空港方面と和歌山方面へと振り分けられます。紀州路快速は関空快速より後に設定された列車で、紀州路快速設定時に、関空快速と日根野駅以北は併結されるという今のスタイルになりました。登場時の編成は5両編成と3両編成があり、それらを繋げて8両編成で運転。時間帯によって、利用者数に合わせてそれぞれの編成の行き先を変える工夫をしていしましたが、現在は車両の組み替えや新造を行い、関空・紀州路快速に使われる編成は全て4両編成に統一させ、車両の運用がシンプルになりました。
故に、快速の車両は223系0番台、2500番台、225系5000番台、5100番台と種類が多いのですが、これらは全て共通運用され、車両運用の効率も格段に上がりました。ちなみに、4両編成の車両は日中の区間快速、普通列車にも使われるので、その効率はより高いものとなっています。ちなみに、6両編成の車両も存在しますが(5100番台のみ)、これは前述の103系、205系置き換え用だったので、関空・紀州路快速には基本的に使われません。
鳳駅から各駅停車となっていた区間快速は、日中は当駅で折り返しとなります。そして関空快速も紀州路快速も、当駅から各駅停車となります。他に設定されている列車は特急列車となりますが、『はるか』号は関西空港駅方面に行くので、この先阪和線を通るのは、各駅停車となった紀州路快速と、特急『くろしお』号という事になります。前述のように15分サイクルのダイヤなので、1時間あたりに紀州路快速が4本(しかも4両編成)の運転と、1〜2本の特急列車のみとなり、少しばかりローカル度が上がっていく区間になると言えるかもしれません。以前の紀州路快速は日根野駅〜和歌山駅間でも快速運転を行っていましたが、2011年、2012年と段階を経て、全ての列車がこの区間では各駅停車となりました。
日根野駅には更に、吹田総合車両所日根野支所と呼ばれる、阪和線の車両基地への線路も分かれていきます。故に日根野駅は運転上の大拠点駅とも言えましょう。ここを境にローカル度が増していくのも、こんな背景があるからかもしれません。この日根野の車両基地は広大で、次の駅である長滝駅まで“さんぽ”してみましたが、“さんぽ”中も線路越し車両基地は見え隠れし、結局は長滝駅からも基地の終端が望める程でした(右下写真参照)。
この辺りに来ると、車窓は田園地帯が目立ってくるようになります。駅に近付くと、住宅地も出てくる…といったような感じでしょうか。こうして路線は泉南市に入り、ラッシュ時に運転される快速(紀州路快速とは別種別)の停車駅(一部は特急も停車)、和泉砂川駅に着きます。
和泉砂川駅を出ると、徐々に勾配を上げていきます。この先は南海本線のルートとは大きく異なっており、孝子峠に向けて進路を南西に取り続ける南海本線に対し、阪和線は阪南市に入ると雄ノ山峠に向けて南に進路を取ります。そして和泉鳥取駅を過ぎると、いよいよ長い山岳区間へと入ります。阪和自動車道とも似たようなルートとなり、山間部へ…。カーブも多くなり、春には多くの花見客が訪れる山中渓駅へ着きます。ここまでが大阪府で、阪和線の駅では大阪府の最南端に位置しています。
全体の列車の本数が少なくなるので、特急列車の存在も俄に大きくなってきます。ここを走る特急は『くろしお』号のみですが、『オーシャンアロー』という愛称を持つ283系(右下写真参照)や、2012年に登場した287系(左上写真参照)、元々JR北陸本線で活躍するも、北陸新幹線開業の為に余剰となった683系を改造した289系等、その車両種類はバラエティに富んでいます。
山中渓駅は写真の通り小さな駅で、大阪府内におけるJRの路線では唯一の無人駅、且つ大阪府内のJRの駅で一番乗降客数の少ない駅です。この後は和歌山県に入り、トンネルの連続となりますが、長い雄ノ山トンネルを抜けると右カーブし、左手に和歌山平野を望みながら、徐々に高度を下げていきます。この山越えとも言える山中渓駅からこの先の紀伊駅までの区間は、阪和線で最も長い駅間である 8,1km となっています。
更に高度を下げ、六十谷駅に着きます。紀伊駅、六十谷駅は快速停車駅です。この先で紀ノ川を渡り、いよいよ和歌山市街に入ってきたという風景になります。もう山越えは終わっており、後は和歌山平野をひた走るという感じです。
…阪和線の“さんぽ”も、いよいよ終わりが近付いてきました。無人駅の紀伊中ノ島駅を過ぎ、和歌山市駅方向から伸びてきたJR紀勢本線を越え、更に左側にはJR和歌山線の線路が近付いてきて、この3路線で並行して走ると和歌山駅に到着します。
和歌山駅は、実質的にも和歌山市の玄関駅になりました。以前はどちらかというと南海電鉄の和歌山市駅の方が需要が高かったのですが、紀州路快速が大阪環状線内に直通運転を始めると、南海電鉄では直通で行けなかった梅田地区に乗り換え無しで行けるようになり、阪和間の都市間輸送は南海電鉄からJR西日本へ大きくシフトする事になったからです。南海電鉄の阪和間優等列車本数も、最盛期と比べて半減してしまいました。
ただし、中之島や船場等の大阪市中心部への移動や、堺や岸和田といった沿岸部に発達した市街地への移動は、依然として南海電鉄の方が有利なので、阪和鉄道時代からの阪和間の競争は現在のところ、利用条件によって互いにシェアを分け合っている…という感じでしょうか。
…線路はこの先も紀勢本線へと続いていて、特急『くろしお』号を始め、朝夕の快速の一部も紀勢本線に乗り入れています。車両と共にダイヤも変化し続けた阪和線。これからはどのような展開を見せ、阪和間を輸送し続けるのか、今後も見守っていきたいと思います!
☆JR西日本のHP…https://www.westjr.co.jp/
TRI4TH『Defying』ツアーも続いております。11月に入ると、前橋(群馬)、柏(千葉)、伊那(長野)、仙台へと足を延ばし、各地で皆さんにお会い出来る事がとても楽しみなのです。そして Nautilus は 2nd.CD『deeper and deeper』のリリース・ライブがあり、今年活動してきた集大成となるライブが展開される事でしょう。
他にも、久し振りの共演者とのライブが沢山あります。タップダンサーの丹精君や、フルートの西仲美咲さん、そして1年振りの立川商店ライブ等、こちらもどんなライブになるのか楽しみですね。…また、ボーカル・ギターの丸本さんのワンマンライブの行方も気になります(笑)。どうやら11月は、内容の濃いライブが続きそうな月間になりそうですね。思う存分その濃い部分を味わいたいと思います。それではどうぞ御覧下さい!
●11月1日(火)銀座貴族
Open…20:00〜、Start…21:00〜3ステージ
Charge…詳細不明
Member…(Vo)IZUMI、(Pf)竹内大輔
ボーカルの IZUMI さんとの銀座貴族での演奏。こちら、先月となる
10月31日にも行われていますので、2日連続で自分での演奏が展開
されている事になります(笑)。こういった場所では珍しい状況かも
しれませんが、丁寧に演奏させて頂きますので、よろしくお願いします!
●11月2日(水)渋谷 Last Waltz
Open…18:30〜、Start…19:30〜
Charge…前売り2800円、当日3300円
Member…(Tap Dancer)丹精、(G)三好“3吉”功郎、(Pf)竹内大輔
タップダンサーの丹精君と久し振りにライブをやらせて頂きます。今回は
自分は初めましての、ギターの三好“3吉”功郎さんとのトリオ編成…。
何と言ってもベースレスの編成が特徴で、この状況は、伴奏者を担う
ピアノ、ギターにとって、それぞれの自由度が更に広がり、即興的で
楽しいライブになる事は間違い無しなのです。どうぞお見逃し無く!
●11月3日(木・祝)吉祥寺 Meg
Open…18:30~、Start…19:30~2ステージ、
Charge…2500円(+ミニマム・チャージ1260円)
Member…(Fl)西仲美咲、(Pf)竹内大輔
こちらも久し振りの、フルートの西仲さんとのデュオライブです。
吉祥寺 Meg で演奏するのも実に1年振りの事となります。共に
ライブを行う事が自体が久し振りとなるので、お互いどのような
成長を遂げてこの場所に帰ってきているのか、とても楽しみです。
西仲さんの出身である沖縄の世界をたっぷりと味わって下さい!
●11月7日(月)外苑前 Z・imagine
Open…19:00〜、Start…20:00〜、
Charge…2000円(ドリンク別)
Member…《Nautilus》(Ds)佐々木俊之、(keys)竹内大輔、(B)梅沢茂樹
先日リリースした、Nautilus の 2nd.CDアルバム『deeper and deeper』。
今回はそのリリース・ライブとして、お馴染み外苑前 Z・imagine でやらせて
頂きます。更に深い世界に飛び込んだ我々 Nautilus のサウンドを、是非とも
生で体感して下さい。例によって、ノンストップライブとなる事が予想され
ますが、ライブ中に起こりえる数々の見所、聴き所…、絶対に楽しいですよ♪
●11月9日(水)、17日(木)、29日(火)渋谷 Kuro Beyond
Open…19:00〜、Start…20:30〜、
Charge…詳細不明
Member…(Vo)宗像夏子(9日、29日のみ)、(As)松山真寿美(9日のみ)、
(Vo)折井敦都歌(17日のみ)、(Vn)Tsukasa(17日のみ)、
(Key)竹内大輔
お馴染みの渋谷 Kuro Beyond にて、11月は計3回の出演があります。
特に17日には、毎年恒例、Kuro のママのバースデー祝い週間となって
おり、大々的にお送りしていく予定です。このお店も、渋谷に移転して
から12月で1年になろうとしています。本当に月日は早いものですが、
無事に1年が迎えられる用、11月も張り切っていきたいと思います!
●11月10日(木)荻窪 Bunga
Open…19:30~、Start…20:00~、
Charge…2000円(ドリンク別)
Member…(Vo)mina、(Key)竹内大輔
最近、出演機会の多い荻窪 Bunga にて(笑)、11月もお店の
チーフである mina さんとライブをやらせて頂きます。聞くと、
Bunga は今年の11月で開店11周年を迎えるのだそうで、
それを記念した1日にもなりそうです。…となると、自分が
初出演したのも相当前の事になるわけで(笑)、そんな話しも
飛び出しそうなステージにもなるかもしれません。楽しみです。
☆11月12日(土)前橋清心幼稚園ホール
Open…17:30〜、Start…19:00〜、
Charge…前売り3000円、当日3500円(共にドリンク別)
Member…≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Sax)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Pf)竹内大輔
昨年も出演させて頂いた、群馬県は前橋にある清心幼稚園にて、
TRI4TH でライブをやらせて頂きます。幼稚園内のホールという
場所ではありますが、しっかり『Defying』ツアー形式でのライブを
展開させて頂く予定ですので、どうぞ楽しみにしていて下さい。勿論、
子供から大人、そしてお年寄りの方もお気軽にお越し下さいませ!
●11月16日(水)吉祥寺 Manda-la 2
Open…18:30~、Start…19:30~2ステージ
Charge…2200円(ドリンク別)
Member…(Vo,G)丸本達也、(Pf)竹内大輔
Guest…(Vo,G)有吉正己
10月に〔丸本達也、『それ行け Carp!日本シリーズ』ワンマンライブ〕を
やらせて頂きまして、丸本さんは11月も大々的にワンマンライブを開催します!
残念ながら Carp は日本一にはなりませんでしたが、ここまで世間を盛り上げて
くれた感謝の気持ちを込めて、『ありがとう黒田、ありがとう Carp!』ライブの
開催という形になりました。丸本さんの強い想いと共に、メモリアルな1日を
お過ごし頂ければと思います。この日も、ゲストに有吉さんが参加してくれます!
●Tsumuzi、大阪ツアー
・11月18日(金)URGE GRAND FRONT OSAKA
Start…19:30〜2ステージ
Charge…3500円(要1ドリンク、1フードオーダー)
Member…(Vn)Tsumuzi、(Pf)竹内大輔、
(G)侑音、(B)池田暢夫、(Ds)津島周平
バイオリンの Tsumuzi 君のバンドで、久し振りに大阪に行ってきます。
JR大阪駅直結の、初めてのお店となる URGE GRAND FRONT OSAKA
にて、堂々のワンマンライブです。お店もラグジュアリーな雰囲気を持って
おり、Tsumuzi 君の持つ世界観がどう披露されていくのか楽しみですね。
新CD『俺のリベルタンゴ〜情熱の五大陸』もあり、盛り上がりそうです!
●11月19日(土)赤坂 November Eleventh PartⅡ
Open…16:00~、Start…17:00~、
Charge…4167円(税別)、その他料金有り?
Member…≪立川商店≫(G)立川善久、(Vo,G)立川真明、
(Ts,Cho)新井啓太、(B)山田直弥、
(Sax)かわ島崇文、(Key)竹内大輔、(Ds)中沢剛
Guest…(Vo,G)宇崎竜童
恒例、今年も久し振りにこのライブがやってきました!…題して、
『帰ってきた立川商店リサイトォー2016』。毎回満席必至の
このライブ。今回もゲストに宇崎竜童さんが出演して下さいます。
プレゼントコーナーあり、モノマネショーあり(笑)の約3時間。
どうぞお楽しみ頂ければと思います。その他料金は…愛嬌で(笑)。
☆11月20日(日)柏 Cafe Line(Facebook のHP) ※Sold Out!
Open…17:30〜、Start…18:00〜、
Charge…前売り3500円、当日4000円(共にドリンク別)、学割500円引き
Member…≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Sax)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Key)竹内大輔
TRI4TH CD『Defying』ツアーで、初の訪問地となる柏でライブを
させて頂きます。これまで自分達は、千葉県ではあまりライブをやる機会が
無かったので、こうした機会が持てた事に感謝です。しかも、有り難い事に
現在ソールドアウトとなっております。これから来ようとして頂いている
方々には申し訳ないですが、また新たな機会があればと思いますので、
どうぞよろしくお願いします。初めての柏ライブ。燃えてきます!!
★11月22日(火)外苑前 Z・imagine
Open…19:00〜、Start…19:30〜2ステージ
Charge…2000円(ドリンク別)
Member…(Pf)竹内大輔
今年の11月で、自分のピアノトリオの結成10周年となります。そこで、
記念と感謝の気持ちを込めて、よくお世話になっている外苑前 Z・imagine
にて、トリオ編成とソロピアノライブの2DAYSをやらせて頂く事に
なりました。まずは1日目として、久し振りとなるソロピアノライブを
行います。計2ステージ、たっぷりとグランドピアノの音色に耳を傾けて
頂けたらと思います。曲目は、オリジナル曲は勿論、カバー曲まで、幅広く
取り上げていく予定です。ソロピアノライブも今回で3回目となるので、
また色々な趣向をもって臨めたらと思います。お待ちしております!
★11月23日(水・祝)外苑前 Z・imagine
Open…18:00〜、Start…18:30〜2ステージ
Charge…2300円(ドリンク別)
Member…(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之
そして、トリオ結成10周年企画の2日目は、Z・Imagine の登場はだいぶ
久し振りとなる、トリオ編成でお送りしていきます!…この日こそ、トリオの
集大成を見せられる日となると思います。曲の選択も幅広い視野で見たく、
新たな曲にも挑戦出来ればと思いますね。そして、今回はソロライブでも、
トリオライブでも、いつもより安めのチャージ設定にさせて頂いています。
より多くの方にお越し頂ければと思います。また、実は Z・imagine は、
今の場所での営業を今年までとしており、来年からは別の場所への移転が
決定しています。恐らく今の Z・imagine でのライブは今回が最後となる
事でしょう。トリオの飛躍の切っ掛けとなったお店でもありますし、今の
場所が無くなるのは寂しいですが、その分、心を込めて演奏させて頂きます!
皆さんと楽しい夜を過ごせたらと思いますので、どうぞよろしくお願いします!
●11月25日(金)経堂 Crazy Love
Open…19:30~、Start…20:00~
Charge…2500円(ドリンク別)
Member…(Vo)藤田佐奈恵、(Pf)竹内大輔、(B)トオイダイスケ、(Ds)宇山満隆
お馴染み Crazy Love でのライブは、久し振りとなるボーカルの
藤田佐奈恵さんをフロントに立て、カルテット編成でお送りします。
たっぷりと大人のジャズの世界に酔いしれて頂ければと思います。
12月の Crazy Love はスケジュールが合わなかったので、この11月が
自分は今年最後の Crazy Love ライブとなります。今年も早いですね…。
☆TRI4TH 伊那・仙台ツアー
・11月26日(土)伊那(長野)GRAMHOUSE
Open…17:00〜、Start…17:30〜、BLU-SWING との2マンライブ
Charge…前売り3500円、当日4000円
・11月27日(日)仙台 spaceZero
Open…17:00〜、Start…18:00〜、O.A. Zndada ORCHESTRA
Charge…前売り3500円、当日4000円
※以上、メンバー全て、≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Sax)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Key)竹内大輔
TRI4TH、CD『Defying』リリース・ツアーも、いよいよ終盤戦と
言える時期になってきました。今回の遠征先は、長野県の伊那、そして
TRI4TH では初ワンマンの開催場所となる宮城県の仙台です。伊那では
久し振りの BLU-SWING との2マンライブ、そして仙台ではDJとして、
DJ Jam(RimShot/RSB/SJM)、DJ Maisawa、そして急遽では
ありますが、オープニングアクトとして、仙台を中心に活躍している
バンド、Zndada ORCHESTRA に参加して頂く事になりました!
豪華な出演陣と共に、盛り上げていきたいと思います。よろしくです♪
●11月30日(水)銀座 Barbra
Open…19:00〜、1st.…20:00〜、2nd.…21:20〜、3rd.…22:40〜、
Charge…3000円(ドリンク別)
Member…(Vo)白石恭子、(Vo)吉田冨士子、(Pf)竹内大輔
銀座 Barbra にて、ボーカルの白石恭子さん、そして自分は初めましての
ボーカルの吉田冨士子さんと共に、ライブをお送りしていきます。ジャズの
お店ではありますが、この日はジャズだけに特化しない、バラエティに
富んだ音楽が聴けそうです。11月の最後の夜を、どうぞお楽しみ下さい。
以上になります。2016年も終わりが近付いてきて、各バンドやアーティストさん方の活動が活発になってきていますね。この勢いであと2ヶ月、駆け抜けていきましょう。11月もどうぞよろしくお願いします!
今回はタイトル通り、より Nautilus の世界の深い部分を体験出来るアルバムとなっています。冒頭のイントロ曲を含め、全13曲とボリューム満点。カバー曲とオリジナル曲のバランスも約半々でありますが、ドラマーならではの絶妙なアレンジが各曲に散りばめられていて、最初から最後まで聴いても、あっという間に時間が経ってしまうような印象だと思います。
…また、今回ボーカル曲が2曲用意されていて、2人のゲスト・ボーカルを迎えております。1人目は、黒船でも御一緒している奄美出身の里アンナさん。そして2人目には、若手の才能溢れるメンバーが集まったバンド『ものんくる』から、吉田沙良さん。それぞれシングルカットしたい程、素晴らしい内容になっています。こちらも是非ともお楽しみ頂きたい。
この『deeper and deeper』はCDショップの他、iTunes や Apple Music でも楽しめますので、どうぞチェックしてみて下さい。しかも、iTunes では jazz コーナーのトップバナーに登場しており、自分としても驚いた程です(笑)。多くの方の目に止まって頂けるというのは嬉しいですね。引き続きよろしくお願いします!
・iTunes
https://itunes.apple.com/jp/album/deeper-and-deeper/id1163155067&app=itunes
・Apple Music
https://itunes.apple.com/jp/album/deeper-and-deeper/id1163155067?l=ja&ls=1
そして、Nautilus では『deeper and deeper』リリース・ライブも予定しています。場所はお馴染みの外苑前 Z・imagine にてで、日にちは11月7日(月)です。恐らく年内最後のライブとなると思いますので、是非ともお越し頂けたらと思います。Nautilus のディープな部分をどうぞ体感して下さいませ!
●11月7日(月)外苑前 Z・imagine
Open…19:00〜、Start…20:00〜、
Charge…2000円(ドリンク別)
Member…《Nautilus》(Ds)佐々木俊之、(keys)竹内大輔、(B)梅沢茂樹
更に言付けしておきますと、Nautilus は既に次の段階に向かって動き始めています。また何らかの形で発表が出来ればと思いますが、まずは今作品『deeper and deeper』と、次回のライブを楽しみにして頂ければと思います。諸々ありますが(笑)、どうぞよろしくお願いします!
☆Nautilus のHP…http://www.nautilusmusic.net/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/
メンバー全員、いつも以上に気合いが入っていたライブ。この日ばかりは、いつも通りの自分達を…という言葉では片付けられません。これが TRI4TH だぜ!と見せつけるパフォーマンスをもって、ステージに皆で大いにぶつかっていったのでした。
与えられたステージ時間は30分。少し時間は押して始まりましたが、ステージ時間は短くしないで良いとの許可を頂きました。後は吠えて吠えて、吠えまくり…。皆で激しさを追求して、それでいて一体感は損なわず、お客さんと一緒に踊りまくる時間を作っていったのでした。もう既にステージ上は楽しかったです。
そして、周りは沢山の人で溢れていました。こうなったら、ハチ公も既に踊り始めているのではないかと思うくらいでしたが(笑)、最後には街全体を巻き込んでの“Dance 'em All”で、渋谷をジャックしていった感じです。熱量の高い空間をお客さんと一緒に作っていけた事が、何よりの幸せの時間でした。
30分は本当にあっという間です…。曲の終盤辺りでは、もう終わってしまうのか…という気持ちで一杯になりましたが、最後の最後でのメンバー個々のパフォーマンスも、残りの力を振り絞って伝えていった感じでしょうか。とにかく…最高でした。
織田師匠のラストのハイジャンプも、いつも以上に激しくキメて、TRI4TH のステージが終了となりました。メンバー全員が汗だくのは言うまでもないですが、お客さんも沢山踊ってくれた事で、そこでの一体感も更にあったのではないかと思いました。この日の為に遠方からお越し下さったお客さんも沢山いて、本当に感謝でした。
とてもインパクトのある時間になったのではないかと思います。この勢いで、TRI4TH は更に加速し続けます。現在はCD『Defying』ツアーの真っ最中。直近の見所となるライブとしては今週金曜日の大阪、そして土曜日の名古屋で行われるそれぞれのワンマンは山場の1つとなるでしょう。どちらも今の自分達のパフォーマンスを生かせるオールスタンディングで、規模もこれまで以上に大きくしてのライブです。どうぞ楽しみにしていて下さい。よろしくお願いします!
☆TRI4TH 関西ツアー
・10月28日(金)心斎橋(大阪)CONPASS
Open…19:00〜、Start…20:00〜
Charge…前売り3500円、当日4000円(共にドリンク別、学生は500円割引)
・10月29日(土)池下(名古屋)CLUB UPSET
Open…18:00〜、Start…19:00〜、Opening DJ…GUNSHIP(MIX DA VIBES)
Charge…前売り3500円、当日4000円(共にドリンク別、学生は500円割引)、
※以上、メンバー全て、≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Ts,Ss)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Key)竹内大輔
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆渋谷音楽祭のHP…http://shibuon.com/
龍興寺は加須市に位置しますが、自宅から向かうにはJR高崎線の鴻巣駅からも行けまして、とは言え車でないと厳しい距離なので、藤田氏の車に駅まで迎えに来て貰う段取りを組んでいました。最寄り駅のもう1つに、東武伊勢崎線の加須駅がありますが、そこからだと自宅から向かうのは少々面倒で、今回は鴻巣駅を選んだのでした。…なので、前日には一応、「加須駅じゃなくて、鴻巣駅だからね!!」と念を押しておいたのですが、いざ鴻巣駅に着いた旨を伝えると、「ごめん、加須駅に来てしまった!」と返されるではないですか。何故!?…。…相変わらずの藤田クオリティー、流石ですね(笑)。加須駅から鴻巣駅までは車で約30分の距離…。見事に我々は入り時間の30分後に龍興寺に到着したのでした。
「いやー、危なかった。」(by 藤田氏)
そんな自分達を(笑)、龍興寺は歓迎してくれました。本堂へのポスターの数と言い、待遇の丁寧さと言い、全てに頭が下がる思いでした。それでいて丁寧且つ、どこかノリノリな住職がもう最高だったのです(笑)。今日は良いライブになると確信したものでした。
そして迎えた昼の部の『わらべ JAZZ』。お子様連れの御家族を中心に、本当に沢山の方にお越し頂けました。今回、『わらべ JAZZ』と銘打つライブとしては珍しく、お子様連れではない方もお越し頂けるようにしましたので、遠方からのお客様もチラホラ…。その意味でも、とても良い機会を提案出来た日になったかもしれません。
曲目としては、CD『わらべ JAZZ』を中心に演奏していったのですが、そのCDには収録されていない、“さんぽ”や、“Let it Go”、“アンパンマンのマーチ”等は、ここ最近まで行われてきた『mamaJAZZ』等を通して新たに増やされたレパートリーだったので、今回初めて耳にする方も多かったのではないかと思われます。それらの曲に、今の TRI4TH のステージングのエッセンスを加え、最新式の『わらべ JAZZ』をお送りする事が出来たのではないでしょうか。子供達を中心に、御家族の方々も本当に楽しんでくれていて、皆で笑顔という空間がそこにはありました!
こうした『わらべ JAZZ』ライブを無事に終え、夜の部までの間は、本堂の外に休憩所が設けられていて、ドリンクや焼き芋等が振る舞われる等、お客様同士でも和気藹々とした時間が過ごせるように配慮されていました。お寺の中にある鐘も撞いて良かったのだそうで、休憩中にも何度か鐘の音が響き渡っていました。
そうして夜の部『寺ごころ』に突入です。時刻は17:00からとなっていましたが、辺りは既に薄暗くなっており、本堂内は『わらべ JAZZ』の時とはかなり異なる雰囲気になっていました。ここからは、普段の TRI4TH のライブをそのままお届けしていく時間になるわけで、より気合いも入れていきます。お客さんの数も、130人を越える人数にまでなっていたそうです。これは腕が鳴るというものです。
お寺の形式に則り、大きな鐘、そして小さな鐘を鳴らしてからの、我々の入場となりました。そして重厚なサウンドを鳴らしてから、“SNAKE”へと繋がらせてライブの幕開けとさせて頂きました。もうその時点からお客さんもノリノリです。その後、“Hop!”、“Moanin'”と、身体を動かしやすい曲を続けて演奏していきましたが、ふと見ると、住職もノリノリで聴いて頂いているではありませんか。しかも腕を振り上げ、かなりダンサブルな楽しみ方をしています(笑)。何とも嬉しい瞬間で、演奏している自分達も更に熱量を上げていった事でしょう。
この賑やかな曲調に対して、今回はバラード曲“Circle”もやらせて頂きました。今回のライブの根本な部分は、東日本大震災こども支援チャリティコンサートという企画であり、この“Circle”もまた、震災に関係して作られた曲でもあります。藤田氏とのデュオという状況も久し振りではありましたが、思いを込めて、そして力強く演奏させて頂きました。
今回のライブは勿論、座席のあるスタイルで行いましたが、やはり TRI4TH のライブなのですから、後半は皆で立ち上がって(出来る範囲で…笑)楽しく盛り上がっていきたいところです。それはお寺の本堂という環境でも同じ事で、“Dance 'em All”で皆で踊って動いて、激しく身体を動かしながら音楽を楽しく共有していきました。最後の最後には住職もステージに呼び出して、織田師匠と共にハイジャンプで締め括ったのでした。なんと素晴らしい瞬間でありましょうか。正に、『寺ごころ』ここに有り…というシーンでした。
今回のライブは、振り返ってみればかなり以前からオファーがあり、そして多くの方の協力があって成り立った1日であったとも言えます…。企画としては今回で第3回目との事でしたが、色々な面でもケアがあり、丁寧な対応をして下さって本当に有り難かったです。そして皆さん、この龍興寺が大好きなんだなと思いました。そんな多くの方々からの愛があって成功に導けた今回のライブ…。自分達もその一員になれた事に、心から感謝の時間だったのでした。
最後に、住職やスタッフの方々と一緒に、記念写真を2枚撮りました。…2枚、、、?…このようなユーモアセンス溢れる場所だからこそ、皆の笑顔が垣間見れた1日になったのではないかと思いました。皆様どうもありがとうございました!…今後ともどうぞよろしくお願いします!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆加須龍興寺のHP…http://ryuukouji.jp.net/
CD『Defying』に伴うものである事は言うまでもありませんが、この記事で特徴的なのは、CDに収録されているオリジナル曲を、それぞれの作曲者から、簡単ではありますが紹介されている事でしょう。これまで、色々な雑誌やラジオでインタビューを受けてきましたが、1曲1曲を紹介するといった内容がきちんと紹介されるのは、これが初めてかもしれませんね。中には、インタビュー中に自分も成程と思った事が幾つかあったり…(笑)。
レコーディング時や、ライブ時の使用楽器機材等が書いてあるのも、jazz Life らしい所かもしれません。それらも含めてお楽しみ頂けたらと思います。また、この11月号の特集の1つに、『晩秋のピアニズム』という興味深い特集があり、その中でも先月9月に自分もライブを見に行かせて頂いた、チック・コリア・トリロジー・ライブ〔チック・コリア、初ライブ鑑賞参照〕について書かれていたのは何だか嬉しかったです(自分が見に行ったステージの日ではなかったですが、逆に、他の日のセットリストを比較出来たりして良かったです)。
どうぞ全国の書店、又は楽器屋等で目に止めてみて下さい(ゆっくり読む為に、購入もお勧め致します…笑)!…よろしくお願いします!
☆jazz Life のHP…http://jazzlife.co.jp/
…しかし、ショッキングな出来事もありました。このライブの1日前に黒田投手の引退表明があり、それはそれは丸本さんも落ち込んでいました。この事は、事前に決めていたセットリストを変更する程のもので、急遽この日のライブの1曲目は、黒田選手に捧ぐ“Fifteen”になったのでした。そして、こちらはそのまま演奏するのではなく、以前に自分のソロピアノ・バージョンがあったのですが、この雰囲気に歌を載せる感じでやらせて頂きました。静かに、そして力強く始まったステージでした。
丸本さんは黒田投手のユニフォームを着て登場。この日のステージ照明は当然の如く赤を貴重として進められ、1曲1曲丁寧に演奏をしていきました。選曲の特徴ですが、そもそもはカープの為に作られた曲は殆ど無いのですが、この日はそんなオリジナル曲を、なんとか意味をもたせてカープに(強引に)繋げられるようにし、例えば、“つかまえ手”という曲は、捕手…という事なので、キャッチャー…等々(笑)、そんな流れでお送りしていきました。
そして、ゲストとして丸本さんと同じく広島県安芸郡出身の有吉正己(以下、Sammy)さんにも登場頂きました。丸本さんの曲で“Wake Up Sammy”という曲があるのですが、このモチーフとなった方でございます。Sammy さんソロや、丸本さんとのデュオ、そして自分も加わってのトリオ編成で、“カエルのお嬢さん”を演奏させて頂きました。
そして 2nd.ステージに突入です。ここで恒例のソロピアノコーナーとなりましたが、ここでもやはり丸本さんから、何の曲でも良いんだけど、出来ればカープやら、赤やら、何か繋げられる曲であれば…との希望を頂いており(笑)、色々考えた結果、先日『情熱大陸』でカープが特集されたという事実を知り、“情熱大陸”を演奏させて頂いたのでした。関連付けにも色々なやり方があるという事で、何とかモラルを守る事が出来て良かったです。
“まわっているのでは”では、恒例のように赤布を激しく回し(右上写真参照)、ステージの後半には、今月の新曲“泣いた赤鬼”をやらせて頂きました。“Fifteen”が黒田投手ならば、こちらは新井貴浩選手に捧げる曲です。途中、新井選手の応援歌風に演奏する箇所があるのですが、ここでステージのバックには背番号“25”の文字が(左下写真参照)!…CARP の文字といい、本当にお店の方の気遣いに感謝です!!
勿論アンコールもありました。ここでは衣装替えをして登場(笑)。実は自分は事前に渡されたカープの野球帽を被るだけだったのですが、丸本さんも Sammy さんもカープのユニフォームを着る事になっていたので何となく悔しく(笑)、内緒でライブ直前にダッシュで赤シャツを購入してきたのでした(ドンキホーテ、ありがとう)。これで統一感も辛うじて取れて、悔いなくアンコールに打ち込めるというものでした!
アンコール1曲目は“それ行けカープ”!…やはり、この衣装を着てのこの曲の熱唱は大事です。お客さんも交えての大合唱の時間となりました。そして2曲目は、若干変化球でもありますが、ボブ・ディランの“Like a Rolling Stone”をやらせて頂きました。もはやこれは説明するまでも無いでしょう…(笑)。そして最後の最後の1曲は再度“Fifteen”。Sammy さんも加えてトリオ編成で、オリジナル・バージョンでお届けしました。やり切りました…。
今回の写真を見返してみても、本当にカープ一色と言いますか、赤一色と言いますか、東京に居ながらにしてこのクオリティはなかなかのものだと思いました。Manda-la 2 の店長の方は阪神ファンらしいのですが(笑)、この日は「好きなだけ真っ赤に染めなさい」という許可も頂いていたそうで、それもあって実現したライブとも言えましょう。そして何よりお客さんの協力。カープファンの方も、そうでない方も併せて、カープ愛に溢れた1日となりました。どうもありがとうございました!
…さて、丸本さんの次回のライブですが、なんとこちらもワンマンライブとなっております。こちらは『ありがとう!Carp 2016』ライブと銘打たれており、カープへの感謝をお届けする1日になるかと思われます。同じく店長さんから、「次、いつになるか分からないんだから、思い切り祝いなさい」…との事です(笑)。こちらにも Sammy さんは出演して下さるそうで、豪華に、そして楽しい時間を過ごせる事でしょう。自分も楽しみに迎えたいと思います。どうぞよろしくお願いします!
●11月16日(水)吉祥寺 Manda-la 2
Open…18:30~、Start…19:30~2ステージ
Charge…2200円(ドリンク別)
Member…(Vo,G)丸本達也、(Pf)竹内大輔
Guest…(Vo,G)有吉正己
☆丸本達也さんのブログ…http://blog.livedoor.jp/waits2/
☆吉祥寺 Manda-la 2 のHP…www.mandala.gr.jp/man2.html