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 今年1月から始まった、奇数月の恒例企画『奢らせて頂きます!』ですが、今回は11月という事で、今年としては最後の回になりました。1、3、5、7、9、11月と行いましたので、合計で6回程やり切ったわけですが、なかなか好評のようで、今後もまた頑張って続けていけたらと思っている次第でもあります。
 さて、そんな今年最後の回は、フルート奏者の西仲美咲さんに登場頂きます。西仲さんと初めてお会いしたのは、恐らく、ちょうど3年前の今頃だと思いますが、2回目の共演時には早くもカルテット編成で演奏〔
竹内大輔の写真日記(~2009)、いつもとは違う Ami's Bar参照〕を行い、今では“スペシャル・カルテット”を組んで、一緒に西仲さんの地元である沖縄にツアー〔西仲美咲、沖縄ツアー(2010.2.24~2.28)参照〕に行く等、最近特に協力して演奏していく機会が多い方でもあります。
 …とは言え、前の沖縄ツアーの時も含め、ライブハウス以外で一緒に飲んだ事は、今まで殆どありませんでした。実際、ライブの後というのは疲れているので、そんなにお店には長く居られない…というのが正直なところなのですが、飲んでいても、それは複数人数でなので、ここまで共演しているわりには、飲みながら色々話し合う…という機会は皆無に等しかったのです。
 …なので、今回の機会は正に貴重な場だったとも言えそうです。折りしも、来年1月には沖縄でレコーディングを予定し、更にその時にライブを一緒にやる事も決定しそうなので、ますます共演機会は増えていく事でしょう。色々あった今年1年を振り替えつつ、西仲さんの地元である(流石に沖縄で…とはいかないので、現在の住まいの近くで…)練馬区付近のお店にて、今回は開催されました。

  
お店の前の自転車が、地元っぽい感じですね  1984年から続いているお店だそうです


 ●日時…2010年11月21日(日) ●場所…桜台
 ●お店…Green Planet


竹内(以下、緑で表示)「もう、何回も来てるんですか、ここは?」

西仲(以下、赤で表示)「うん、2日前はランチに来て…」

「おお!…下見…(笑)!?」

「ふふ、下見的になっちゃった(笑)。下見的になっちゃった。
 …で、このランチ・メニューを食べて、500円だから…。しかも美味しいの♪」

「へー、安いですね。」

「そう、それで満席で、みんな仕事してる雰囲気で、
 私だけボッサボサで、すっぴんで…みたいな(笑)。はー、ビール美味しー。」

「うんうん。」

「やっぱり仕事の後のビールは最高だねー!」

「僕もリハーサル後だったので…。」

「今日?…それはお疲れ様だね、2人ともね。」

「そうですね。」

「…!?…もう始まってるのこれ?」

「…まあ、はい(笑)…。意外とねえ、これを文章にする時に、出だしの言葉って
 なかなか無いんですよね。途中から録ってる感じになるから。」

「あはは、突然始まってる~みたいな(笑)?…そうか~。」

「そうなんです。ちょっと考えなきゃいけなくなるんですよね。」

「なんか、スタートの…、切っ掛けとか無いの?」

「いや、でも今の感じでいいと思いますよ。」

「今の感じ?…何だったの?」

「え…、だから、『よく来てるんですか?』みたいな…。」

「あ~、何だそれ~!…今のそうだったんだ…、畜生(笑)。
 大ちゃん(西仲さんは、竹内の事をこう呼びます)いつ始めるのかな~
 ぐらいに思ってたの。もう、そろそろかな~みたいな…(笑)。」

「何かねえ、ホラ、こう…構えても、出てこないと思うんですよね。…話題って。」

「まともに喋らないようにしよ…。ふー、暑い…。」

「お店ね、暑いですね。ビールを飲ませる為ですかね(笑)?」

「違うよ、こんなに暑いの初めてだもん。ストーンズのTシャツで来れば良かった。」

「ははは、あの白いあれね(笑)。でも、今日のもそうですよね?」

「そう、これもそうなんだよー。」

「…まあ、言われなくても分かるっていうか…(笑)。」

「これ、大ちゃんを狙って着たのに…(笑)。」

「池田君辺りが、『またか!』って言いそう。ハハハ(笑)。」

「姉ちゃんが勝手に買ってくれたって言うか…。」

「あ、そうなんですか?…お姉さんも好きなんですかね?」

「いや別に。私が好きなのを知っててさー。」

  
この後、ワインにいってから、更にビールを飲む事に…

「なんかね、桜台は、イタリアンの激戦区らしく…。」

「え、そうなんですか?…初めて知った。」

「なんか、2軒、いいお店を見付けたの。」

「はいはい。」

「でも、1軒は今日お休みで…、もう1軒は、行った事がないわけ…まだ。」

「成程。」

「だから、今日はちょっと駄目だなと思って。…でも、凄い有名らしい。
 数が少ないけど、激戦区っていう…」

「数が少ないけど激戦区。…どういう事ですか(笑)?」

「分からない(笑)。」

「誰と誰が戦ってるのやら(笑)。」

「まあ、数が少ない同士でしょう。3軒ぐらいが?…ははは。」

「お、料理来ましたね。」

「なんか、生ハム万歳!みたいになってるけど(笑)。」

「そうですね、このままワインにもいきたいですね。早くビール飲んだ方が良いですよ。」

「そうだねー。戴きます~♪」

「僕も腹空かせてきたんで♪」


----話題を変えて----


西仲「なんかさ、イメージ的に、東京で出会うジャズ・ミュージシャン達って、
    大学の頃にジャズ研でした…って人が多いなって思って…。」

竹内「まあ、結構ありますからね。」

「やっぱり、そういので数をこなして?…ライブとか?…って凄いなって…。」

「まあ学生はねー。暇ですからねー(笑)。」

「そういう経験って、羨ましいって言ったら変だけどー。やっぱり、プロになっても
 そういった経験って生きるわけじゃない?…まあ、過去を羨ましがっても
 しょうがないんだけど。その時期にジャズに触れたり…してたんだなって思うと、
 自分の中では、ジャズに出会ったのが遅かったんだなーって思っちゃう…。」

「あー…。でも、学生の時に出会っちゃうからこそ、何て言うのかな…、
 ホラ、学生ってめちゃめちゃ練習するじゃないですか…。」

「暇だから(笑)?」

「ははは、暇だから(笑)。まあ、夢中になれるって言うか…。」

「そうだね。」

「…だから、何て言うか…、凄いものとして見過ぎちゃうかなって…。」

「ああ、ジャズを凄いものとして見ちゃうって事?…ジャズってすげー、みたいな?」

「そうそう、お前ジャズ出来ないのか、駄目だな…みたいな。」

「へー…、ジャズの何が凄い感じになるわけ?」

「いや、よく分からないですけど…(笑)。勿論、傾向ってだけですけど、
 特に自分の大学の軽音楽部は、ジャズ“も”やる…みたいなシステムが
 あったんですね…。で、ジャズを出来る人と出来ない人に分かれてて、
 …というか、勝手にジャズをやれる人が、そう分けちゃってたかなっていう…。」

「ああー、成程ね…。」

「そしてホラ、学生は練習を沢山するから、変に鼻高々になってた
 部分もあったと思うんですよね、自分も含めて…。だから、
 そういのが行き過ぎると、ちょっと良くないかな…って思いますね。」

「う~ん、そっかー。やっぱり、何て言うか、羨ましがっても、
 それぞれのマイナス面とか、あるって事なんだよね…。」

「まあ、でも環境的には良いでしょうね、絶対。練習場所とか豊富にあったし…。」

「何だろ、慣れてるっていうの?…現場の何もかもが慣れてるっていうか…。」

「現場って…。別に仕事としてはやってないから…(笑)!」

「仕事としてやって…ないよねー、そりゃ(笑)。でも、何だろうな…。」

「まあ、楽曲的には慣れてるでしょうね。実際に音は沢山出してるから。」


----ワインへと移行----


西仲「このお店、1984年からやっているって事はー、今は2010年だから…」

竹内「26年ですね。」

「26年?…生まれて…るよね(笑)。」

「生まれては…いますね(笑)。池田君の2つ下ですね。」

「おーー!…そう聞くと、池田君って若いって思うね(笑)。」

「そうなんですよ…。最近やっと28歳になった筈ですからね。」

「まだ20代だもんね。なんか落ち着いててー…」

「え、あれ、落ち着いてるって言うんですか(笑)?」

「落ち着いてるって言うか、シケてるって言うか…
 落ち着いている部分?…そこが20代っぽくないなって…。」

「あー、A型って、あんな感じなんじゃないですか?」

「……。…私もA型なんですけど!」

「あれ、ホントですか?…じゃあ、ちょっと撤回させて下さい。」

「あはははー!…たぶんA型(笑)。」

「へー…、そうは見えないですけどね。」

「うん、見られないって言われる…。」

「O型って言われるんじゃないですか?」

「言われるかなー?…でも、A型とは言われた事ない。」

「ははは(笑)。まあ、それかB型かって感じでしょうね。」

「…B型って言われると…ちょっと何か嫌だなー。何でだろうね。」

「マイペースとか言われるからじゃないですか?」

「マイペース…え、マイペース…じゃないでしょ?…私。」

「え…、いや、あのー。マイペース…じゃないですかね(笑)。」

「そういう事いったら、皆マイペースじゃない?…大ちゃんだってマイペース…。」

「自分のO型のマイペースはですね…。どちらかと言うと、皆に合わせるマイペース…。」

「皆に合わせるマイペース!?」

「ハハハハ(笑)。」

「あはは(笑)。ちょっとちょっと、いま眉間にシワが寄ったけど!
 それ何?…皆に、空気を読みつつ、合わせてるって事!?」

「そうですそうです。そういう事って、O型は得意なんじゃないかと思いますね。」

「あー、世渡り上手?」

「まあ、変な言い方すれば八方美人ですね。」

「知ってる知ってる、うちの姉ちゃんが八方美人だもん(笑)!
 別に、悪い意味だけじゃなく、良い意味でも…ね。」

「はは。でも、八方美人って言葉が、一番しっくり来るんですよね。」

「うーん、悪い意味じゃなくてね?」

「ええ。でも、自分これでも良いのかなー…とも一応思ったりするんですよ(笑)?」

「あ、でも、いいんじゃん?…八方美人に乾杯!…ハハハ(笑)。」

  
ワインは、ついにボトルへ(笑)…右のシチューが、このお店の名物メニューらしいです!…勿論美味♪

「ねえ、この企画って、いつまで続けるの?」

「…うん!?(笑)」

「凄いよね大ちゃん。面白いもんねえ…。なんか、楽しみにしている人も多くって…。」

「あー、なんか…、そんな感じにもなってきましたね(笑)。」

「そうそう、自分の mixi のコミュがあって、この前、このブログ企画に私が参加
 します…ていう宣伝を書いてくれた人がいてさ。…で、それを書いたら、その
 企画はいつ行われるんですか?…っていう書き込みが入ったくらいでさ(笑)。」

「あはは(笑)!…問い合わせ!?」

「そう、問い合わせが(笑)。大ちゃんのこのブログ企画、人気じゃん…みたいな!」

「へー…(笑)。いや、なんか俺、こんな大それた感じで始めたわけではないんですけど、
 なんか3,4回目辺りから、やたら構えてくるようにはなってきましたね(笑)。」

「なんか可笑しいんだけど(笑)。凄い周りも盛り上がってたもんねえ…。」

「そうそうそう、大体『ついにー!』…って言われる(笑)。」


----たまには議題を振ってみる…----


竹内「じゃあ、今年1年を振り返る的な話しでも…して貰いましょうか?」

西仲「え、何…、エンディング的な?」

「なんで!?…エンディングじゃないですよ!…たまには真面目な質問もしないと!
 ホラ、今年は色々やったと思うんですよ。自分が見ても。だから是非…。」

「そうだね。…まあ、沖縄に帰っても、ちゃんと演奏する場所が出来たりしたからね。」

「あー。」

「なんか、全然ジャズやってなかったからー、知り合いが何もいないわけ。
 だから今は、帰れたー!…みたいな気持ちはあったけど…。」

「はいはいはい。」

「知ってる人も知らない人も、来てくれるんだー、みたいな?…そういう喜びはあった。」

「やっぱり、地元でやると、絶対次に繋がると思うんですよね。また来て!
 みたいになるじゃないですか。それは凄く良い事だと思うんですよ。
 自分は東京出身で、ずっとこっちにいるから…。あまりそういった感覚が
 少ないというか…。また決める時に決めましょうか…みたいな(笑)。」

「うーん、その辺はやっぱ違うのかねー、東京の人と…。」

「うん。」

「離れていても、ちゃんとコンタクト取ってるからね。」

「ああ、それは良い事だと…思います。」

「そういうのは何か…嫌じゃなくてやってる。たまに電話したりー、メールしたりー。
 大事だよね。急に仕事の…みたいに話しになるのが、自分がされる側だとしたら
 嫌なわけ。…だから、ちゃんと縁は、ずっと繋ぎたい…みたいな?」

「ふんふん。」

「でも今度、1月行くって決まったからね。」

「はい。でも、しょっちゅう帰ってません?」

「うん。一応、前よりは帰ってる。」

「前?…って、いつですか(笑)。」

「あ、だから前って(笑)。…いや、2年くらい帰らない時もあったわけ。」

「あー、そうなんですか!」

「信じられないでしょ。」

「そうですね、今や2,3ヶ月に1回くらいは帰らなきゃいけないのかなって(笑)。」

「一応、仕事もありつつ…。なんかね、ライブで帰っても、家には
 帰れないわけ、遠いから…。車も免許ないし自分は…。」

「あれ、免許あるけど、運転しないんじゃなかったでしたっけ…?」

「いや、それは間違いだって。無いの、無いの!」

「無いのかー!?…えー、何か、あるっぽいような事を言ってた気がしたんですけど…。」

「いやいや、無いし。大ちゃん、おかしいから!
 だから、沖縄では3人に運転して貰ったわけでー。」

「まあ、俺は途中でその地位から降りましたけど…。」

「飲んだからでしょ(笑)。」

「そうですね。」

「でも、大ちゃんとか、車を運転するイメージが無かったから、
 ホント沖縄では感動したよ。あー、運転出来るんだー…って。」

「出来ますよ!」

「凄い、車を動かせるって凄い…って。私は一生取らないと思うから。」

「ホントですか!?」

「うん、タクシー。」

「高く付きません?」

「年間、生涯?…の総合では…安いんだよ(笑)。」

「まあ、駐車代とかも掛かりますしね。」

「でも、沖縄に帰ってくるんだったら、免許取らないといけん…って言われた。」

「うーん、まあ…。知り合いとかに運転させれば良いんじゃないですかね(笑)?」

「それで今まで来ちゃったからな…。大丈夫かな。」

「東京にいる限りは大丈夫でしょ。」

「うん、でもいずれは沖縄に帰りたいから…。」

「あ、そうですか…。沖縄拠点だとしたら…やはりキツいんじゃないですか。」

「無理って言われた。まず帰ったら免許取れって。」

「俺も…無理だと思いますね(笑)。」

「ふふ…。タクシー通らんしね、うち…。流しなんかいないし。」

「呼んだら呼んだで、背もたれ倒れないし(笑)。」

「あは(笑)。窓から出していけば良い…事件ね(笑)。」

「本当に沖縄ツアーは勉強になりましたよ(笑)。手応えとか、どうだったんですか?」

「手応えねぇ…。」

「ほら、バンドを連れてくのって初めてでしょ?」

「一応2回目かなあ。…前はトリオだった。ギターとベース…。」

「はあ…。でも、今のカルテットって、バンドっぽいじゃないですか。」

「バンドっぽいね。」

「何て言うか…、サポートとして、お願いします!…って感じではないじゃないですか。」

「そうだね。前のは逆に、お願いします…って感じだった。」

「そうそう、バンドだと変な話し、そんなに仕事仕事してないって言うか…。むしろ、
 沖縄に一緒に行こう!…っていう延長の部分っぽいところもあるかなと…。
 勿論、それだけとは言わないですけど。そういうのって結構大きいじゃないですか。」

「うんうん。」

「そう…だから…。どんな感じだったのかなーって。」

「あー、どんな感じだったんだろうねー。」

「ホラ、こっちは行く側ですから。来て貰う側はどうだったのかなって。」

「あ、でも逆にさ、来て貰う…って感覚は無かったっていうか…。一緒に行くー!って感じ。」

「成程。」

「今回のは…一番嬉しかったのは、めちゃめちゃ前に会ったりしてた人が
 来てくれたりとか、案内出した人が、『美咲ちゃんが、沖縄に帰ってくるんだ』
 みたいな感じで応援を一杯してくれたり、なんか意外な人が沢山来て
 くれたわけ。そんな人達が多かったから、びっくりした…。」

「あー。」

「だから、それ程会ってもないわけ、正直。…だから、そういう人達が
 応援してくれてたって言うのが、本当に有難かったし、嬉しかった。」

「ふんふん、地元ならではですね。」

「ねえ。」

「たぶん、そういう人達は西仲さんが東京で何をしてるかを知ってると思うんですよ。
 ホームページとかブログもやってるし。…で、そうやって活躍を目の当たりにした人が、
 沖縄に帰ってくる…ってなったら、やはり前の感じとは違くなると思うんですよね。」

「そうなんだ。なんか不思議だった。」

「いや、やっぱ見に行くと思いますもの。まあ、自分は地方出身じゃないから分からない
 ですけど…。まあ、例えば自分の小さい時の知り合いに俳優になりたい奴がいて、
 そいつか舞台の勉強をする為にアメリカかどっかに行ったと…。で、向こうでそれなりに
 活躍して日本に帰ってきて、こっちで舞台か何かをやる…ってなったら、行きますね。」

「へー、そうなんかねー。」

「ええ、絶対に行きますよ。そして、また来てくれって言いますよ!
 …まあ、内容が良かったらですけどね(笑)。」

「ははは、良かったらね(笑)。」

「そう!…悪かったら、ちょっともう1回出直してくれる?…って(笑)。」

「はは、帰れ!みたいな(笑)。修行足らないんじゃないか…みたいな(笑)?」

「そうです(笑)。」

「なんかさ、この感覚は自分にしか分からないんだけど、私が住んでいた勝連半島って
 めっちゃ田舎なわけ。…で、そっから私は、高校で…那覇の高校に行ったわけ。
 だからさー、その時点で既に、沖縄から東京に行くみたいにギャップがあるんだよ。」

「あー、地元から離れて…。」

「そう、それで3年間、寮暮らしでー。」

「あ、寮暮らしをしてたんですか!」

「そうそう。それで、高校を卒業しても、全然地元の友達とは会わなかったわけ。」

「ほう、要するに中学校までの友達と…。」

「そうそうそう、中学までの。もうプッツリで…。
 だけどー、そういった友達が来てくれてたから…。」

「うーん、だからそういうのが、地方にはあると思うんですよね。
 恐らく、日本で一番冷たい人が東京人なんじゃないかって言う…。」

「ねー、大ちゃん冷たいもんね(笑)。」

「ちょっと(笑)!…いい話しをしてるのに!」

「はは(笑)。あと、新聞とかに載ると強いんだよね、沖縄って。
 …2社しかないし。琉球新報と沖縄タイムズ。」

「あー、俺、沖縄ツアーの帰りに琉球新報読みましたもん。大地震!って(笑)。」

「そうそう、あったねー。…この世の終わりかと思った。」

「ははは、この世って!…まあ、きっと地震に慣れてないんでしょうね。」

「それもあるし、あと、津波が来るんじゃないかって思ってビクビクしてた。」

「津波かあ。やはり、海の近くに住んでいる人って、そうなんですかねえ。」

「そうなんだよー。大丈夫だったの?あの時。」

「まあ、震度5でしたよね。一応、経験的に無いものではなかったので…。」

「めっちゃ揺れたよねー?」

「まあ、揺れましたね。むしろ、この建物大丈夫かなって(笑)。」

「そうそうー、狭くてさ、ちっちゃくてさ…、なんかごめんねー、あんな泊まる所で。」

「いえいえ…。まあ、あれはあれで良かったんじゃないですか?」

「ロケーション的にはー、私には結構良かったんだけど。車で寝るよりマシじゃない?」

「そりゃそうでしょ!…全然、横になれれば最高ですよ。」

「でしょー?…和丸(ドラマー、和丸君)なんかさ、酷いんだよ。文句ばっかりでさ。」

「はははは(笑)。」

「なのに、後で経験したツアーが酷かったらしく、『美咲のツアーがどんなに
 楽だったか分かった』…とか言いやがって、ムカつくアイツ~!!」

「はは、まあ経験って大事でって事で…。
 要は、豪華なのと、そうじゃないのを知っとくと良いかなって。」

「私は普通だと思ったんだけど。若干、同じ沖縄人からクレームが…(笑)。」

「自分は、わりと良いところも泊まってるし、その代わり車中泊も何度もありますし(笑)。
 その中で見ると、西仲さんというフリーの人が、殆ど自分の企画だけで、うちらを4泊
 寝泊まりさせてあげてた…っていうのは、むしろかなり良い方だと思いますけどね。」

「そうだよねー、良い方だよね!?…自分はね、わりと雑魚寝でも大丈夫な方だから、
 そこら辺を切り詰めようと思えば切り詰められるわけ。でもやっぱり、自分が平気でも
 相手が平気じゃないって事はあるから…。一応はね、今回みたいな感じを…。」

「やっぱツアーって、基本的にはずっと行動を共にするじゃないですか。
 …で、何が足りなくなるかって、プライベートな部分だと思うんですよ。
 だから、そういった時間を作らせる意味でも、風呂とかトイレとかは
 共同とかでも良いので、個室の時間があった方が良いと思いますかね。」

「あー、分かる分かる。私もバックパッカーをやってた時に、タイのバンコクで
 安いホテルに泊まって、シャワーとかバスとか男女共同だったわけ。
 でも部屋個室だったわけ…。だから、それで2週間くらいは居られたもんね。」

「絶対個室が良いですよ。若干ドミトリーとかよりかは高くなりますけど、
 個人的には、値段以上の疲れやストレスは休まるような気はしますね。」

「それぞれの個性とかあるからね…。まあ、また来年もお願い出来たら…。」

「是非是非。」

「やっぱね、期待して待っててくれる人がいると思うと、やりたいなって思うよね。
 あと何か、最近は東京から、観光も兼ねて一緒に沖縄に来て下さる方も何人か
 いらっしゃるから…尚更。阿嘉島も座間味も行ったし…。楽しかったよ~?」


----閑話休題----


西仲「なんかビールも飲みたくなってきた。ビール頼まない?」

竹内「え、ワインも飲んでるのに?…凄いですね。自分は遠慮しときます。」

「私、何だかんだで強くないから。」

「それは、強い人が言うセリフなんですよ(笑)。ライブ前にも飲むじゃないですか!」

「ライブ前は、なんか飲みたくなるよね。シャキッとさせる感じで♪」

「でもなんか、ライブ前に飲むっていう感じ…。意外と少数派なんだなって。」

「そうなんだ。私は、そういった意識も無い感じだけどね。」

「普通…って事ですね。水を飲む感じ…、喉が渇いたから潤す…って感じですかね。」

「うん。勿論、ベロンベロンになるまでは飲まないよ。吹けなくなっちゃうし…。
 でも、大ちゃんって、何であんなに飲んで弾けるの?…顔を真っ赤にして(笑)。」

「…そんなの分からないです(笑)。」

「お客さんとか、そう思ってるよきっと。あんなに飲んで弾けるの?って。」

「まあ…でも、一緒にやってるのってジャズじゃないですか。ジャズって、半分は感覚で
 やっているようなところがあるから、思っている事をすぐ出来るようにする!…っていう
 意味では、理性の部分を取っ払う事の出来る媒体として、酒は有りなのかなって
 思いますね(笑)。やっぱ、普段の生活だと、変に理性が働いている部分があるから。」

「やっぱ…、結局そうなのかもしれないね。理性的にはなりたくないんだ?」

「そうですね、性格がそうですから。感覚的に弾きたい時に、理性が邪魔をしている
 部分はあるんですよ。例えば、何の曲でも良いんですけど、曲のBメロにとかに
 入った時に、普通だったら『こうやって弾こう』と構えて突入しちゃうんですよ。
 それが自分の性格なので。だけど、それが必ずしも最善とも思ってないんですよね。
 ライブですし、もっとその場の音に反応して演奏する方が自然なんじゃないかって。」

「そっかー、そういう事か!…よっしゃー、分かったよ♪」

「池田君は、飲むと眠くなっちゃうみたいですね(笑)。」

「あー、そういう人もいるよね。」

「ライブ中なのか分からないですけど(笑)、まあでも、
 ライブ中に眠くなるって、まず無いと思うけどなー。」

「それ、相当退屈なんじゃないの。私は、逆に冴えてくるかも。」

「普通ならそうですよ。まあ、退屈になるのは、自分自身のせいでしょうからね。」

「睡眠不足(笑)?」

「いや、相当退屈な演奏をしてるって事じゃないですか?」

「大ちゃんって、凄くプラス思考だね。」

「あははは(笑)。そうですよ、そういう人は、刺激を自ら求めてないんですよ!」

「あ、でもそれは…、今の大ちゃんの発言は、大ちゃんの演奏そのものだよね?」

「そうですかね。」

「だって、退屈と思ったら、退屈の音しか出ないじゃない?」

「ふんふん。」

「たぶんよ?…大ちゃんだったら、退屈だと思った事もある…と思うよ、
 私とやってて…。でも、退屈じゃないようにしてると思うもん、自分でも。」

「あー、まあ、それはありますね。」

「私は、それを凄い…嬉しいのよ。」

「どうも。」

「だって、退屈だって思う事はあるじゃん。人間だもん。」

「そうですね…。」

「でもそれを、退屈じゃなくさせるっていうのは、私は大ちゃんは凄い
 プロフェッショナルだと思う…。…。…。今の記事に書かなくていい…。」

「いやいや、書く書く!…むしろ、今のとこしか書かないです(笑)。」

「皆、退屈だと思うと、退屈な音しか出ないよ…。あれ、悲しいよねー。」

「そうですね、すぐ分かっちゃいますよね。極端な話し、音を聴かないでも分かりますよ。」

「そう、見えちゃうよね。私がもし雇われている側だとして、退屈だなと思っても、やっぱ
 出しちゃいけないなって思うもん。それを、お客さんに見せちゃうってのがさ…。」

「そうですね、出しちゃ駄目ですよね。」

「なんか、その辺が大ちゃんは凄い仕事人だと思うよ、私は。」

「ははは(笑)、よく言われる…。」

「なんか、退屈だと思ってるとしても、決して表に出さないじゃない?」

「表には出さないでしょ。」

「いや、思っても良いんだよ?…そりゃ凄い…思う事もあるじゃん。」

「まあ、、思ってたら…、じゃあどうすれば思わないようになるかなって考えますね。」

「そう、自分なりに何か掴むよね。大ちゃんはそれがよく分かるの。あー、もしかして
 今日退屈かな?…と思ってても、そうじゃなくさせる力を持ってるじゃない。」

「確かに、そうしますね。」

「そう、リーダー VS 大ちゃん…とかじゃなくて、お客さんにちゃんと演奏を見せられる
 ピアニスト…になってるわけ。…それって必然的にファンも増えるじゃん!」

「ちょっと…、これも書いて良いですかね。一字一句…。」

「もういいよ、全部書いて。もう大ちゃん、大好き(笑)。」

「ははは(笑)。」

「私、プロフェッショナルって、そういう事だと思うよ?」

「はいはいはい。」

「ホントそれって…、変な話し、お金払う価値があるわけですよ。」

「ふむ。」

「自分はこんな実力じゃないんだ…とか、自分はこんな音楽やりたくないんだ…とか、
 その他諸々(笑)、…っていうミュージシャンは、私は本当に…要らない。たぶん、
 自分が下手だから、まだまだだって思っているから…。それで、大ちゃんは全開で、
 ガッ!て弾いてくれるから、心地良くもあるし、皆に紹介したくもなるわけ。」

「ふふふ…。」

「お願いだから、ずっとそうであってほしい…。
 ……。……あと1年でいいや。」

「へっ!?…あと1年でいい!?」

「“せめて”あと1年か(笑)。」

「何なんですか一体…(笑)。」

「まあ、でも貴重だと思うよ。仕事人且つクリエイティブって感じが…。素晴らしいね。」

「あ、素晴らしいですか。」

「……、嘘だよ。」

「えっ、嘘!?…もう書けねーなあ(笑)。」


----最後の話題へ…----


竹内「結構長く話してきましたからね。そろそろ、今後の展望でも聞きましょうか。」

西仲「えー、それ書くの?…ヤダー!」

「いや、何を今更…。」


「急に何か記者っぽくなってるけど、大丈夫?…ま、乾杯しよ(笑)♪」


「まあ、とりあえず1月にやりそうなレコーディング云々は抜きにして、それ以降、
 東京でやるライブは決まってないですか。その辺含めてどうなのかと思って…。」


「えーと…。今度の12月20日(月)のライブを終えたら…、そうですねー、
 1月のレコーディングや沖縄ライブを終えて、そっから決まればいいと思う。」

「はいはい。」

「何か、変に責任感というか、プレッシャーを感じただけで終わっちゃったりとか…。
 だから、まず沖縄での録音を録り終えました!…って言えてからの段階にして。」

「そうですね。何となくですけど、その沖縄での録音で、何か変わる気は…しますね。」

「うん、私も変わる気はしてる。」

「誰かの…とかじゃなくて、自主でのレコーディングって初めてですもんね。
 でも、今の内にやっておいた方が良い…って見方もありますからね。」

「そう、勿論初めて。それで、自主って楽しいじゃん!…みたいになれれば。」

「はい、自主って楽しんですよ。何せ、自分のやりたい事が出来ますから(笑)。」

「うん、だから、自分の今やりたい事って言ったら、私のアルバムを出す!って事より、
 阿嘉島で小学生の子供達と録音をしたい…って事になる方が強いから…。」

「それで良いんだと思います。だから、それを遠慮せずやって貰いたいって感じですね。」

「そう、やっぱり、うちなーんちゅが、やってて恥ずかしくない、
 うちなーんちゅの音楽でもあるし…。なんか涙が出てきた(笑)。」

「ええー!?…はは(笑)。自分で言って感動してしまったか…(笑)。」

「うん、まあ(笑)。…だから、うちなーんちゅの音楽から離れて東京に出てきて、
 違う音楽とかジャズをやってきて、それらが固まって出来た形かなって…。
 だから、その延長でまた、バンドのレコーディングが出来たら良いよね…って。」

「そうですね。まあ、時期を見ても良いんじゃないですかね。やりたくなる時に…。」

「だからそれは無理しなくて良いと思う。」

「まあ、レコーディングって1回やると、またやりたくなりますからね。その時には
 色々思う事も出てくるかもしれませんし…。まあ、思うに西仲さんはたぶん、
 もっと沖縄色を全面に出してやっていった方が良いと思うんですよね。」

「あ、また真面目な話し(笑)?」

「あはは(笑)。たぶんね、気を遣ってる部分がありますよね。」

「あ~、遣ってる遣ってる、だって、大人…だし~?」

「あれですよ。西仲さんの現在のカルテットとの時に、沖縄色が出せれば良いなって。
 それで文句を言う奴がいたら、しょうがないから置いていけば良いと思う。」

「それじゃあ、皆が着いてきてくれるか分からんさ。」

「まあ、誰かいますよ(笑)。」

「でも、こんな私でも、最初は沖縄って事は隠してたんだよ。」

「ですよね。最初会った時は…分からなかった…っていうか、
 顔で分かりましたけど(笑)。今は思い切り出てるからなぁ…(笑)。」

「それは…違う…さぁ(笑)。」

「出てる出てる(笑)。」

「自分はそういうのが駄目で…、沖縄って言われるのが嫌いだったわけさ。」

「必死だったんですかね。言葉に出ないなあとは思ってらくらいですから。」

「必死だったんだきっと…、可哀想、西仲~(笑)。最近は
 うちなーんちゅのミュージシャンが増えてきたから、楽なんですよ。」


「やっぱ言葉って大きいんですね。」

「今でも、オリジナルに関しては、沖縄にいる時に作れたりするから、
 そんな感じの雰囲気になるんだけどさ…。なんか恥ずかしくなっちゃうわけ。」


「そこは個性ですから…、出していきましょうか(笑)。」

「そう、でも私は…、うーん、実は“私は”とか言ってるのも恥ずかしかったりするわけ。」

「はい?」

「東京人でないと“私は”なんか言わないさ。“美咲は~”
 (※注…ミサキの“サ”にアクセント)だからさ!」

「ははは(笑)!」

「笑うな!」

「まあ、じゃあ、こんな感じで締めますかね(笑)?」

「え?…もう終わり?…こんな終わりじゃ面白くない…。」

「えー?…でも、こういったマックスな感じで終わる方がね…良かったりするんですよ。」

「池田君の時とか、どうだったの?」


「まあ、それなりに…ですかね(笑)。あ、再来月は、また池田君に
 頼もうとしてるんですよ。始まりから1年を振り返って…みたいな(笑)。」

「凄ーい、何で?…大ちゃん、池田君好きだよね(笑)。
 じゃあさ、その時2人呼ぶってのはどう?」


「2人?」

「私と池田君!」

「なんじゃそりゃ(笑)!…『ミキは~』で終わりですよ(笑)!」

  
最後の方は、いい感じに酔ってましたね(笑)


 
☆本日の注文品

・生ビール中(530円×2点)…1060円
・生ハムとモッツアレラチーズ…890円
・トマトサラダハム…800円
・帆立バター焼き…680円
・赤ハウスワイン・デキャンタ…1250円
・生ビール小…430円
・あさりワイン蒸し…520円
・ポテトチーズ焼き…550円
・ナヴォナ・モンテプルチャーノ・ダブルッツォ(赤ワイン)…2200円
・トマトのペンネ…950円
・ビーフシチュー…1020円
・生ビール・グラス…330円

 計10680円!…奢らせて頂きました!!


 そして、今年1年間の軌跡です…。

・1月、池田暢夫…7050円
・3月、桜井りこ…7521円
・5月、副田整歩…6700円
・7月、川上彬子…10740円
・9月、郷原繁利…11850円
・11月、西仲美咲…10680円



6人に計54541円も奢らせて頂きました!!


 ひえー、もう来年は控えようかな(笑)。

 ☆西仲美咲さんのHP…misakinishinaka.com/


 ☆桜台 Green Planet のHP…restaurant.gplanet.info/

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 今日は、今度11月27日(土)に行う自分名義ピアノトリオのライブに向けて、リハーサルをやってきました。今度のライブは、通算第30回目、しかも、トリオ結成の記念すべき4周年にあたる月でのライブともあって、豪華にお届けする予定なので、やはり事前に合わせておきたい部分があったのです。
 その豪華な内容として、今回は初めて、ゲストという形でメンバーに加わって貰う人を呼んでおります。何を隠そう、それはジャンべを叩く、高校1年生のミキヤの事です!…高校生…という事はさておき、もう自分とは何回、いや、恐らく百回以上はライブを重ねている間柄でもあるミキヤ…、今回は、そのミキヤと自分のピアノトリオとの共演を実現させました。全曲に入って貰うわけではありませんが、数曲のコラボレーションを予定しています。どうぞ御期待下さい!

  リハ中の写真を撮るのを忘れて、結局片付け風景…  スタジオのポイントを使って、ビールなぞを…(笑)

 …という事で、勿論この日のリハーサルは、ミキヤを入れて演奏する曲を中心に合わせていきました。カバー曲からオリジナル曲まで、その選曲は少ないながらも幅広く取り入れましたが、音を出してみると結構新鮮に思う部分も多く、これは楽しみになってきた感じですね。
 そもそも、ミキヤは譜面というものが読めないので、恐らく“記憶”と“感覚”でやっているのだと思いますが、やはり自分のライブを何度も聴いてくれているせいもあって、構成の確認等には特に問題は起きませんでした。改めて、高校1年生ながら…流石です!…なかなか貴重なライブになる事は間違い無しですね。皆さん、是非とも足をお運び下さいませ!


     ★11月27日(土)外苑前 Z・imagine
Open…18:00~、1st.…18:30~、2nd.…20:30~、
Charge…2700円(ドリンク別)
Member…(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之
Guest…(Perc)ミキヤ

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 今日は銀座にあるドンピエールみうら…というお店で、フルートの平野とも子さん、サックスの南雲麻美さんと共に演奏をしてきました。平野さんは赤坂 Kuro で、今までに2度だけ一緒に演奏した事がある間柄…。そして南雲さんはと言うと、恐らく3年振り以上の共演となります。つまりは、どちらも相当久し振りであるメンバーだったわけですが、それでも自分の事を誘って頂いた平野さんには感謝という感じでしょうか。平野さんはクラシック寄り、南雲さんはジャズ寄りの奏者なので、どちらも弾ける人材という事で自分が選ばれたようですが、これはやはり嬉しい事ですね。実際、平野さんとの曲は、本当にクラシックの曲とかを普通に演奏する為、譜読みは結構重要なファクターだったりするのです…。その意味では、なかなか遣り甲斐のある現場だったとも思いました。
 今回のお店、ドンピエールみうらというお店は、元々はクラブだったらしいのですが、それを一新して現在の形になったらしく、バーというお店にしてからは16年、銀座に初めてお店を構えた時から数えると30年以上と、なかなか歴史あるお店でもあるようでした。店内はスペインの路地裏にあるようなバー(バル…ですね)をイメージしているらしく、クラシカルな装いがなかなか素敵です。確かに、ジャズでもクラシックでも似合うような空間ではありました。

  銀座7丁目付近の、右のビルの1階に位置します  狭いながらも、雰囲気ある空間でした

 ここにグランド・ピアノか何かがあれば、その素敵さは完璧だったのですが、残念ながらそれらの楽器類は一切無く、自分も今回はキーボードを持ち込んでの演奏となりました。あまり広いお店ではないので、楽器の配置もなかなか大変な状況でしたが、なんとかセッティングも終え、トラブルも無く本番に臨めたのは良かったかもしれません。
 この日の演奏時間は一応19:00からの予定となっていましたが、お客さんはそれよりも早く、もう18:00前の時点で早速いらっしゃっていました。知り合いのお客さんっぽいので特別かな…とも思ったのですが、その後も引っ切り無しにお客さんは入ってきます。
 そう、この日は言わずと知れたボジョレー・ヌーボーの解禁日で、皆それを目当てで一杯やりに立ち寄る方々が多かったのです。実は、今回の演奏はその日程に合わせて設定されたもので、ちゃんと演奏目的でお越し頂いたお客さんも多数いらっしゃっていたのですが、簡単にお店が満席になってしまい、店員さんは最初から最後まで、席の遣り繰りに必死という感じでした…。
 当然、ステージと客席の距離も近い事近い事…。ある意味、楽器のする目の前がお客さん…と言っても過言ではありませんでした(笑)。まあ、これが臨場感を盛り上げる事にもなってはいたので、近さはむしろプラスの要素だったと考えても良いかもしれません。実際、お客さんの反応も素直に返ってきたので、なかなか楽しいライブになったと思いました。基本的にはお客さんの回転が早く、ゆっくり聴けるような空間を作り出すのは難しかったというのが正直なところでしたが、皆さん楽しんで頂けたようで良かったです。また呼んで頂けたら(来年?…笑)と思いました♪

  キーボードの場所の狭さは、特筆ものです(笑)  平野さん、いい表情しますね…(笑)

 勿論、ボジョレーも沢山頂きました♪…しかも何種類かです。よくよく考えてみると自分は、解禁日という日にボジョレーを頂くなんて、人生で初めてだったかもしれません。それくらい、自分の中で通って来なかったイベントだったわけですが、今日という日を体験して、なかなか良いものだとも思ってきました(笑)。自分は基本的にはビール好きの人間ですが、ずっとワインというのも悪くない…そんな時が来るのかもしれませんね。1つ大人になった?1日でもありました(笑)。

 ☆ドンピエールみうらの(銀座の夜)のHP…
  www.ginzanoyoru.com/shopinfo/35720740/35720740.html

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 今月15日(月)から昨日17日(水)までの3日間、自分は赤坂 Kuro に3日間連続で出演をしてまいりました。3日連続というのは、流石に Kuro でも珍しい事ですが、これは Kuro のママの誕生日がこの期間(16日)中にあり、出演ミュージシャンも多めに、豪華にやっていこうという試みがあったからです。勿論、ミュージシャンは自分以外は日替わりで、その日その日のカラーが楽しめた3日間でもありました。順に振り返っていこうと思います。

  色々な場所に花が置かれてますね  まずはシンプルに…

 1日目となる15日は、ボーカルに東野泰人さん、バイオリンに Tsukasa さん、そしてギターに久し振りとなる松下譲次さんと、自分でした。お店に入ると、早速お客さん方から贈られてきた花束が飾ってあるのが目に入り、店内は何とも華やかな雰囲気に包まれていました♪…何回も出演しているお店ですが、お花でこんなにも雰囲気が変わるというのは面白いものです。こちらも負けじと華やかに?演奏を進めていきました。

  豪華に演奏♪  ママも交えて記念撮影!

 また、この日はお客さんとしてベーシストの鮫島秀樹さんもいらっしゃていて、更に Kuro に華を添える感じにもなりました。…そうと来たら、やはり一緒にセッションして頂く他にありませんね(笑)。“New York State Of Mind”や“Route 66”等、楽しくやらさせて頂きました!…初日にして、なかなか豪華にやっていけたと思います。

 そして2日目の16日…。この日が正に、ママのジャストの誕生日だったので、お客さんの数も一番多かったように思います。もう満杯状態で、お馴染みのお客さん等はカウンターの中へと(自ら)席を設けて入っていく状況でした(笑)。出演ミュージシャンは、ボーカルに山崎信子さん、ベースに大久保輝幸さん、そして自分の3人でしたが、お店が始まって早い時間に、東野さんがケーキを持って遊びに来てくれて、ここでボーカル2人のデュエット曲が実現しました。曲は“Always”で、こちらもなかなか盛り上がったと思います。

  柿のケーキという、珍しい代物でした  自分も写りたいがために、立って弾いてます(笑)

 お客さんも多くなると、必然的に飲み物も豪華になっていきます。自分は基本的にはビールで済んでしまいましたが、気付くと Moet et Chandon(モエ・エ・シャンドン)のピンクが注ぎ始められているのは驚きでした。さすが赤坂、さすが Kuro ですね。

  つまみは割りと庶民的…(笑)  和気藹々した感じです

 そして、いつしかお客さんもミュージシャン達もお酒が入っていって、ママに歌って貰おうという方向になってしまい、そしてそれは実現に至りました。実は、今まで何度か機会はあったようなのですが、自分が伴奏を担当したのは今回が初めてで、何だか貴重な時間でもありました。曲は“恋のバカンス”で、お客さんも大盛り上がり!…また1つ、ここの名物が増えてしまった感じでしたね(笑)。御苦労様でした…♪
 …また、この日はケーキが幾つも用意されていたようで、何度も何度もバースデー・ソングを歌ったりと、何だか最終的にはよく分からない状態にもなっていましたが(笑)、こういった盛り上がり方が、Kuro 流と言えば Kuro 流なのかもしれません。大勢の方と過ごすバースデーは、本当に強い印象を残していってくれたと思いました。

  貴重な写真になるかも?  バースデー・ケーキ再び!…蝋燭の本数はリアル!?

 さて、ついに最終日となる3日目の17日。この日は自分の他に、ボーカルに石川早苗さん、サックス・ボーカルに加地直子さんという、初めての組み合わせでの演奏となりました。振り分けは色々と考えさせられましたが、何と、早苗さんは喉の調子を悪くしてしまったらしく、この日は(…と言うか、この日以降?)歌っている時以外は極力喋らない感じて進めていきました。しかし、コミュニケーションをとらなかったわけではありません。その分、早苗さんは筆談で会話をしていったのです。それ用の紙を用意していたのには驚きでしたが、また書くのが結構速く(自称、特技と言っておりました…笑)、それはそれで、いつも以上に会話が弾んだ?感じでもありましたね(笑)。勿論、治るに越した事は無いのですが…。

  不思議な絵面ですね…(笑)  それでも歌はパワフルに!

 この日は、基本的には早苗さんのボーカルに、加地さんのサックスを重ねていく…という感じで演奏していきましたが、加地さんはボーカルも出来るので、2人ボーカル…という形で、半ば即興的に“Fly Me To The Moon”をやったのが面白かったですね。また新たな見所?を発見してしまったような感じでした!

 このように、それぞれの日で、この期間だけしか見られないような出来事が沢山起こり、本当に豪華で貴重な3日間だったと思いました!…これもお客さんを始め、沢山の方々に祝福されたママあっての事だと思います。早苗さんが歌った“ハナミズキ”で言っていたように、Kuro というお店が100年(言い過ぎですが…笑)続きますように、そして、お客さんの幸せも100年続きますように…と願ってやみません。3日間どうもお疲れ様でした。そして誕生日、おめでとうございました!

 ☆赤坂 Kuro のHP…www.livebar-kuro.jp/

 ☆Tsukasa さんのHP…www.hadashi.jp/

 ☆山崎信子さんのHP…www.geocities.jp/tama_nobu_0821/

 ☆石川早苗さんのHP…www.geocities.jp/sanny_the_juicy_voice/

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 自分、何だか事ある毎に、秩父という土地に縁があるような気がします。昨日、埼玉県の秩父市にあるウニクス(UNICUS)秩父という所でジャズ演奏をやってきたのですが、話しが来たのはその前日の事で、突然の訪問ともなってしまいました。
 ウニクスは埼玉県を中心に、色々な場所で展開させているショッピング・モールですが、この秩父に出来たものは今回で開店1周年を迎えるとの事で、そのイベントとして、地元の人などを中心に集められた“ミュージック・フェスティバル”みたいなものが開催され、自分達はその一環としての出演となったのでした。
 まるで地元ではない自分ですが(笑)、何気に秩父には仕事でもプライベートでも、年に何回かは足を運ばせているのです。実際、昨年は7月にバイクの森というところで演奏をしましたし〔竹内大輔の写真日記(~2009)、小鹿野(秩父)バイクの森にて演奏参照〕、12月にはその時で2回目の経験!ともなった、秩父夜祭にも見に行っているのです〔竹内大輔の写真日記(~2009)、2009年秩父夜祭、宵宮参照〕。今回のウニクス秩父での出演メンバーは、ボーカルに山岡美香さん、ベースに村田博志君、そして自分のトリオ編成で、沢山出演者がいる中で、最後の出番となっていました(それでも17:30頃ですが…)。ウニクス秩父という場所は自分は初めて行きましたが(まだオープンして1年ですからね…)、何度も通った事のある道の脇に位置しており、事前に地図で見ただけで何となく位置関係は分かったものでした。山岡さん(今回の依頼は、山岡さんからきたものでした)も村田君も、そんなやたら詳しい自分に不思議そうでしたが…(笑)。

  席を向かい合わせにさせて楽ちん♪  西武秩父駅に到着!…背後には秩父の象徴、武甲山が

 さて、秩父に向かうには、やはり西武鉄道が便利ですね。全車指定の特急に乗って向かいましたが、予想以上の空き具合に、道中は途中から左上写真状態でした。最初は曇っていたものの、秩父に着く頃には青空も覗かせており、この日は野外での演奏と聞いていたので、ライブ日和な天気になってきたなとも思いました。

  人出が結構あったのには驚きました  正に燃えるような夕日が…!

 山岡さんや村田君と合流し、タクシーでウニクス秩父まで向かいます。…とは言え1メーターで行けてしまうような場所で、そう言えば、秩父夜祭の花火の時、この近くまで歩いてきたなとも思いながら向かって行きました。現地に着くと、いつの間にこんな場所が出来ていたのかという感じでしたが、確かに新しい雰囲気はまだ漂っており、そして意外にも人出が多くて、全体的に賑わっていたというのが初印象でした。何となく珍しい光景だったので驚きでしたが、秩父は音楽が好きな人達が結構多いというのも、今まで何度か訪れた事による思い起こさせるイメージがあり、正にその通りなのでしょう。この時には、ちょうど夕日がピークを迎えており、とても幻想的な風景が広がっていました。

 …さて、自分達の出番である17:30頃には、流石に日も暮れてしまいましたが、その代わりと言いますか、ステージの背後に設置されていた樹木に、イルミネーションが点灯されているのがより際立ってきたので、別の魅力が見えてきたような感じもします。他の出演者の方はポップスやロック系の曲を中心に演奏しており、自分達のジャズがトリ…というのは大丈夫なのかな…とも思ったのですが、とにかく出番は回ってきました。

  背後のイルミネーションが良い感じです♪  会場と一体的になりやすい環境だったかも

 与えられた時間は約30分。ジャズで、それぞれソロを回したりする事を考慮すると、全部で5曲くらいが適量かもしれません。そして、色々な方が御存知の曲が良いでしょう…。そんな背景もあって今回は、“On The Sunny Side Of The Street”や、“Take The A Train”等のジャズ・スタンダード曲を中心に、最後には“What A Wonderful World”を持ってきて、誰もが楽しめるようなステージを目指していきました。反応はまずまずで、夜になって寒くなってきたにも関わらず、殆どのお客さんがその場でジッと聴いて頂いたのは本当に有難い事でした。
 むしろ、自分達の方が寒さに敏感になっていたかもしれません。自分はダウンを着てこの日は秩父に向かったのですが、流石にステージ上では脱いだ方が良いだろうと思い、結局シャツだけでステージに臨み、見事に失敗をします(笑)。予想通り、10分もすると肌寒く感じてきて、後は指の硬直との戦いでした。勿論、特に問題は無かったものの、30分というステージ時間はもはやギリギリのところだったのかもしれませんね…。それでもお客さんの暖かさに助けられ、楽しい時間を過ごせたライブでした。どうもありがとうございました!

  秩父鉄道、寄居駅にて…旧国鉄の駅みたいです  東武東上線の小川町駅にて…車内はガラガラ♪

 …さて、ライブが終わり、自分は往路とは異なり、秩父鉄道経由で自宅まで帰ってみました。確か何度かこのルートで帰った事はありましたが、この秩父鉄道がまたローカル風情を醸し出していて良いんです♪…ガラガラの車内と相まって、ちょっとした鉄道旅行気分を味わえつつ帰路に着けた自分でした。1日お疲れ様でした!

 ☆山岡美香さんのHP…www.mika-yamaoka.com/

 ☆村田博志君のブログ…chabass.blog63.fc2.com/

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 最近、このタイトルにちょっと頼り過ぎな感じですが…(笑)、今日は男性ボーカル2人組のユニット、フロムナウのライブをサポートすべく、渋谷にある公園通りクラシックスというお店に行ってきました。自分は7月のライブ〔フロムナウ+ピアノ参照〕以来、2回目の参加となりましたが、今回はベースに池田暢夫君を迎えてのライブとなっています。…と言うより、池田君こそ、自分以上にフロムナウを長い間サポートしている人物であるので、むしろ新参者は自分という感じでしょうね(笑)。
 つまりは、フロムナウの2人と、ピアノとベースを加えて、計4人編成のライブとなったわけです。前回も4人でしたが、この時はベースではなくてパーカッションだったので、また一味違うライブにもなりそうだったのは明白でした。
 特に自分としては、前回は自分も担当していたベースの部分を、今回は池田君がやってくれるという事で(当たり前ですが…)、演奏面では随分負担が減りました。言うならば、更に自由度が増した感じで、よりハーモニーも強く出せるようにもなり、前回とは弾き方も変わってくるでしょう。その部分でも楽しみなライブではありました。

  車は、本人と何ら関係はありません  また新たなポートレートが出来ましたね(笑)

 さて、公園通りクラシックスというお店は、入口がビルの地下駐車場の脇に位置し、ちょっと特殊な状況ではあると思うのですが、お陰でこんな写真まで撮れてしまいました♪見ての通り、周りをぼやけるさせる等の加工も若干施してありますが、まあ、和気藹々とした感じが伝わって頂ければ幸いです(笑)。
 …それはそれとして、本番です(笑)。そもそも“アコースティック”ライブ…と銘打っているので、生楽器の良さを楽しんで貰う感じにはしたいところですが、楽器的にはグランドピアノにウッドベースと、見たところは全く遜色は無さそうです。しかし、あくまでもフロムナウというユニットを生かしたいので、やはりギターの二木君のアコースティック・ギターをフィーチャーさせたいところでもありますね。そしてこれが、このユニットの場合のサウンドにおいての特徴になるのかなとも思います。

  手拍子なんかも煽って貰い…  池田君が、外人並みの表情をしています(笑)

 自分は今回で2回目のライブになるので、前回取り上げなかった曲は全て“新曲”になるわけですが(笑)、勿論フロムナウの歴史にとっては違います。なので、自分が慣れている曲と、他のメンバーが思う慣れている曲というのは若干食い違いがありそうなのですが、やはりライブでは常に新鮮な気持ちで向かっていきたいので、特に問題は無かったと思います。
 最初は皆、ピッチをとるのに苦労したり、生ライブならではの出来事が色々とありましたが、徐々に暖まってきた会場が楽しかったですね。どちらかと言うと、静かめの曲が多いフロムナウの曲ですが(アコースティック・ライブだからだと思いますが…)、盛り上がるところではお客さんの手拍子が付いてきてくれたりして…、良い一体感があったのではないでしょうか。
 また、自分は参加していませんが、今度11月17日(水)にフロムナウはニュー・シングルをリリースするらしく、その中に入っている“星空を見上げて”と、“サナギ”という曲を、今回のライブでやらせて貰ったのは有難い事でした。やはり、作品として世に出る曲を演奏した貰えるというのは、名誉ある事なのです。ライブ後にはそのCDの先行発売も行っていましたし、なかなか良い機会に立ち会えたとも思いますね。またここから、新しい作品が広がっていってほしいものです…。これからも楽しみにしていく事にしましょう!…とにかく、お疲れ様でした。また機会があったらよろしくお願いします♪

  ポーズは特に意味無し  表情が凄過ぎます…

 さてライブ後…。そもそも、この日のライブは17:00に始まり、19:00には全て終了してしまう感じだったものの、フロムナウの2人はこの後また用事があるのだそうで、自分と池田君は取り残される形になってしまいました。それならば…と、久し振りにライブ後ラーメン・コースへと直行です(笑)。山手通りから環七通りと、池田君の車を走らせつつ、色々迷わせて頂きましたが、この日はラーメン二郎に決定致しました!…この流れ…何だか懐かしい感じでしたね…。そんな郷愁を漂わせる感じで、今回は締めさせて頂きます(笑)。

 ☆フロムナウのHP…www.fromnou.com/

 ☆池田暢夫のHP…sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/

 ☆渋谷公園通りクラシックスのHP…www.radio-zipangu.com/koendori/

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 昨日は、フルートの西仲美咲さんのカルテットで、お馴染み吉祥寺 Meg でライブでした。もう何度も紹介させて頂いている、ベースに池田暢夫君、ドラムに和丸君という、今年の2月に沖縄ツアー〔西仲美咲、沖縄ツアー(2010.2.24~2.28)参照〕にも行ったメンバーによるもので、本当に内容の濃い2010年だったと思います。
 若干、今年のまとめ…みたいになってますが(笑)、それもその筈で、このメンバーでライブをやるのは今回で今年最後になっていたからです。来月にもカルテットによるライブは予定されているのですが、その日はベースが違う方になるので、お馴染みのメンバーでのライブは今回が最後です…。もう年の瀬を感じさせるような出来事が来てしまいましたが、また来年に向けての節目の日ともなるように、気合を入れて演奏してきたものでした。

  なかなか仲の良い、池田君と和丸君  それぞれの個性も際立たせていきます

 このカルテットでの曲目と言えば、もう自然に核となるものが決まってきています。それは、西仲さんのオリジナル曲と沖縄の曲…の2点で、それらで既に選曲の7割強は占められており、同時にバンドを特徴付ける事にもなっていると言って良いでしょう。これらの曲は、長い時間を掛けて徐々にレパートリーとして増やしてきたものでしたが、それでも、基本的には1日にその内の何曲かをピックアップして、ライブとして披露していった部分がありました。
 しかし、この日のライブはそれまでとは異なり、西仲さんのオリジナル曲が2曲、沖縄の曲が3曲と、全部で演奏した8曲のうち、本当に7割方はそれらの曲で占められた選曲がなされていたのです。いつの間に、それらでライブを賄えるようになってきたのかと思いましたが、これぞ西仲スペシャル・カルテットの今年の集大成だとも思いましたね。確かに、自分達のカルテットの特徴を言葉として表わすと、やはり“オリジナル”と“沖縄”の2点に尽きるのです。恐らく西仲さん的に、これらの事を意識した選曲はしていないと思いますが(笑)、無意識に出てきた結果でもありましょう。1年の締め括りを見い出せる、大事なライブになったと思いました。

 …という事で、自分と西仲さんとのライブはまだまだ続きます。ひとまず、今回のメンバーでのライブは終えましたが、次回は12月20日(月)、若干メンバーを変えて、お馴染み吉祥寺 Meg でやらせて頂きます。こちらは正真正銘、西仲さんとの2010年の最後のライブになる事でしょう。またどうぞお越し下さいませ!

 ☆西仲美咲さんのHP…misakinishinaka.com/

 ☆池田暢夫のHP…sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/

 ☆和丸君のHP…oki-zamami.jp/~kazumaru/

 ☆吉祥寺 Meg のHP…www.meg-jazz.com/

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 少し時間が経ってしまいましたが、先日9日(火)、ボーカルの彬子さんのバンドで、六本木にある Morph-Tokyo にてライブをやってきました。…少し久し振りな感じもしましたが、前回〔アレンジを手掛けると、緊張が倍になる参照〕が7月の事だったので、約4ヶ月振り…というのは確かに時間を置いていた感じでしょうか。ただ、彬子さん曰く、これから暫くは月に1回くらいはライブを入れていきたいという事で、確かに次回は12月にも決定しているので、今後はそのペースを早めていくのかもしれません。期待する事にしましょう。

 さて、今回は普通のブッキングの日の為か、バンドの演奏時間はセッティング抜きで30分…という時間設定にもなっていました。これは、演奏する側からするとあっという間で、あれもこれもやっていくというのは厳しい感じなのですが、それでも今回の新曲を含め6曲と、結構盛り込んだ内容にもしていたのは流石でした。

  それぞれの拘りの品を食します  対バンの方達と、何故か写真を撮ったり…

 それでも本番前の食事、つるとんたんは欠かせません(笑)。ここで皆で食する事によって、メンバーのモチベーションがどれだけ上がる事やら…。短期集中型のライブになるのは目に見えてますが、リハーサルからの流れにおいてここでの一時休憩は、体力的にも精神的にも良い時間を与えてくれるのです。
 そんな和気藹々とした流れ?で、本番は始まりました。今回演奏した曲は全6曲と先程言いましたが、久し振りに取り上げた“Star”という曲以外、全て自分がアレンジした曲ともなっておりました。このうち1曲は新曲なので、残りの4曲は前回のライブでも演奏した曲ですが、また少しずつメンバーにも慣れが生じており、前回の雰囲気とはまた異なった感じで楽しめたライブにもなったと思いました。
 …では新曲は、…となりますが、タイトルを“スパンコール”と言い、そして今回の彬子さんの衣装がスパンコール的なものだったのですから、何とも計画的なスタイルです(笑)。今までの感じからすると異色とも見えますが、それ程までにスパンコールというものに執着したかった表れとも言えるでしょう。別の言い方をすれば、新曲に結構重きを置いたライブ構成にしていたのかもしれません。
 確かにこの曲には、彬子さん的には初挑戦になるという「コール&レスポンス」を盛り込んだ曲ともなっていまして、そして曲調的にも、既存の曲には雰囲気が欲しいという事で、新たな模索を存分に取り入れた時間にもなっていたような気がします。

  相変わらず、照明が綺麗ですね  スパンコールを身に纏う女

 ただ、これは今回のライブ全体にも言えるのですが、曲に対して、若干構え過ぎた感があったかなというのが正直な印象です。自分もそうですが、この曲の、この部分はこうやって弾こう…という思いが先行して、周りの雰囲気と溶けきれ無かった部分があったのは否めません…。曲をカチッと演奏していこうとい気持ちも捨てるわけにはいかないのは事実ですが、やはりライブというのは、その場その場の空気感が大事で、そこで自分が瞬時に判断し、音を出していくのか面白い時間だと思うのです。そういう意味では、そういった試みが少なかったと思ってしまったのは惜しいところでした。
 勿論、こういった試みを思う存分出せるには、曲に対する理解度を完全なものにしていかなければならないのが絶対条件です。幸いにも、今後はライブの本数もコンスタントになっていくという事ですから、こういった現状を踏まえ、より良いライブになっていけばと思いますね。とりあえず、次回のライブは12月22日(水)、同じく Morph-Tokyo にてです。また新曲もあるかもしれないという事で、頑張っていきたいですね。…どうぞよろしくお願します。今回もまたありがとうございました!

 ☆彬子さんのブログ…ameblo.jp/akiranochikara/

 ☆六本木 Morph-Tokyo のHP…www.morph-tokyo.com/

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 今度11月13日(土)に渋谷公園通りクラシックスというお店でライブをやる、フロムナウというユニットのサポートを務めるべく、そのリハーサルをしてきました。自分がこのユニットを手伝うのは今回で2回目で、前回は7月の下旬頃〔フロムナウ+ピアノ参照〕に行われていましたが、そもそもフロムナウのライブを手伝う切っ掛けとなったのが、ベースの池田暢夫君からの紹介であったものの、本人はこの時のライブには出れなかったという、不思議な経緯もあったライブになっていました。
 13日に予定されているライブでは、晴れて?池田君も出演をします。…と言うか、池田君こそこれまで何回もフロムナウのサポートを務めてきた人なので、その意味では自分の方が後輩のポジションにあたるわけですが(笑)、ここでフロムナウのメンバー2人、サポートとして自分と池田君…という、4人でのライブが実現する事になりました(前回いたパーカッションは今回は入らず、打楽器は無しで演奏します)。

  池田君が近い

 今回のライブでは、池田君は全編ウッドベースで演奏をしますが、やはり、ベースがあると無いとでは、ピアノの負担は大幅に軽減されますね…。勿論、単に弾く量が減らしたのではなく、その分、別の部分の伴奏を担当出来るようになったという事で、より広がりをもった表現が可能になったとも言えそうです。自分が前回やった曲も半分くらいは取り上げられていたのですが、また異なるアプローチで演奏出来るのは面白いものです。
 池田君にしても、フロムナウのライブでは、どちらかと言うと今までエレキベースでサポートしてきた部分が多かったようなので、ウッドベースというのもまた新鮮な筈でしょう…。池田君は自分にとって、一緒に演奏する機会がとても多い(たぶん、一番多い…笑)ミュージシャンの1人でもありますが、こういった自分達のサウンドが、フロムナウの2人が作り出す音に、どうやって溶け込んでいかせるのか…。なかなか見所があるライブだとも思います。良かったら是非お越し下さいませ!

 ☆フロムナウのHP…www.fromnou.com/

 ☆池田暢夫のHP…sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/

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 JR常磐線で、上野駅から約50分。茨城県に牛久という場所がありますが、その牛久の活性化を図るイベントに、“牛久駅前どんどん祭り”というものが最近開催されていまして、先日の土曜日にそこにライブとして出演をしてきました。こういったイベントを見付けてくるのは勿論、さいばいばるいとうさんです(笑)。ライブの直前まで、自分の出演がキャンセルになるのかならないのか、一転、二転していった状況でしたが、なんとか出る事が決定。久し振りに、日差しの強い中で行われた野外演奏を堪能してきました。
 場所は、本当に牛久駅の目の前という感じです。要は、駅前のロータリーの中に会場を用意している状況だったのに、正にタイトル通りの場所という事ですね。ステージの他に、色々な屋台も並んでおり、小規模ながら、和気藹々としている雰囲気が印象的でした。出演する人というのも、自分達のようなライブ的なものだけではなく、ダンサーもいたり、大道芸の人もいたりと、なかなかバラエティにも富んでいて、多角的な戦略を感じさせてくれたものです。
 面白かったのは、ちょうど近くの高校?の帰宅時と重なっていたのか、やたらそのロータリーを通る学生が多かったという事です。そんなに今まで多く開催されてきたイベントでは無い為、まだ浸透度が薄いのか、ちょっと立ち止まって見ては、そのまま素通りしていくというパターンが殆どでしたが、これがお馴染みのイベントになったとしたら、結構人出も増えていくかもしれません。そういった意味では、なかなか今後に期待出来るイベントに成長していくのではないのかなとも思います。

  自分達でセッティングを…  ライブは、ミキヤから始まるパターン

 さて、自分達のステージに与えられた時間は約1時間。結構たっぷりですが、それならばと、全部で8曲ぐらい用意しての布陣で臨みました。久し振りに取り上げる曲もありましたが、基本的にはもう何度もやってきている曲ばかり。何の心配無しに演奏出来たのは良かったです。お客さんもチラホラ集まって頂いて、恐らく地元の方々だとは思いますが、伊藤さんもMCに絡めていったりして、こちらもまた和やかな時間でした(笑)。
 それよりも、この日はかなり天候が良好な日で、それは野外というイベントにとって凄い良い事なのですが、ステージ中、ずっと直射日光だったのが参りました…。ステージは駅に向かうようにして設置されていたのですが、ステージからその駅の先を見ると、真ん丸な太陽が、これでもか!と光を発し続けている姿がドンと目に入ってくるのです。とにかく眩しい事眩しい事…。そして、伊藤さん親子は勿論汗だくです。そういう時に限って、ステージとは長い時間がとられているものですが(笑)、なかなか良い手応えを感じられたライブにもなりました。
 こういったイベントは3ヶ月に1回くらいの予定らしいですが、その都度、お客さんや出演者の意見を取り入れて、更に内容を良くしていこうという意気込みがあるようで、それはライブ後にスタッフの方々とお話しさせて貰って、よく分かりました。確かに、地域の活性化に繋がればと思いますし、その力に役立てれる事が出来れば、こちらとしても幸いです。また機会があったら出演したいですね。どうもお疲れ様でした!

 ☆さばいばるいとうさんのブログ…sabaibaru.hamazo.tv/

 ☆牛久駅前かっぱつ化実行委員会的ブログ…ameblo.jp/ushiku-kappa2/

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HN:
竹内大輔(Pf,Key)
性別:
男性
自己紹介:
1980年1月29日生まれ
の生粋のO型(…が、初対面
ではよくA型と見られる)。
3歳(自分では記憶に無い)
からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学
ではバンドも経験する。現在の
活動は日本全国から海外に及び、
各地のライブハウスやラウンジ、
レストラン、そしてバー等での
演奏は勿論、各アーティストへの
レコーディングや、作曲・編曲
等にも積極的に取り組んでいる。
日本、世界中を飛び回りたい、
鉄道、旅客機、旅行、写真好き。

5月16日(木)
銀座 No Bird
Open…18:00~、
1st…19:30〜、
2nd…21:00〜、
Charge…3500円(ドリンク別)
コースを御予約の方は2500円
Member…(Pf)竹内大輔、
(B)池田暢夫、
(Ds)佐々木俊之

全曲オリジナル収録の最新作、
4th.CD アルバム『Voyaging』
発売中!(2015.4.15 Release)
●詳しい曲解説はこちらへ!

・トレイラー公開中


★タワーレコードオンラインで
 発売中(ボーナストラック
 “In A Sentimental Mood”収録)
 …こちらへ!

★iTunes にて配信中
(“Casa Familia[Pf Solo]”
 限定配信!)…こちらへ!

★Amazon で発売中…こちらへ!


初カバー・アルバム、3rd.CD
『ReInterpret the passage』
発売中!(2013.4.10 Release)
●詳しい曲解説はこちらへ!

・Music Video“Love Theme
 From Spartacus”公開中!


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全7曲入り、トータル70分強の
意欲作、2nd.CD アルバム
『Fingers Dance』ライブ会場限定
発売中!(2011.7.3 Release)

   Fingers-Dance-jak.jpg



全曲オリジナルの 1st.CD アルバム 『Pictures』発売中!…在庫僅か!
(2008.10.17 Release)

   Pictures-photo

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SME Recrods からの
メジャーデビューアルバム
『ANTHOLOGY』のMV
“Maximum Shout”公開中!


初のカバーアルバム
『Hybrid ROOTS』に
収録されている、TRI4TH
自身によるセルフカバー
“FULL DRIVE”の MV 公開中


TVアニメ『博多豚骨ラーメンズ』
の ED を飾った TRI4TH 楽曲
“DIRTY BULLET”の MV 公開中


TRI4TH、6th CDアルバム
『4th Rebellion』の MV
“Rebellion”公開中


同“Guns of Saxophone”公開中


TRI4TH & カルメラ
スプリット・ミニ・アルバム
『HORNS RIOT』のタイトル曲
MV“HORNS RIOT”公開中


5th CDアルバム
『Defying』の MV
“Green Field”公開中


同“Sand Castle”公開中


ベストアルバム
『MEANING』の PV
“Dance 'em All”公開中


4th CDアルバム
『AWAKENING』の PV
“Bon Voyage”公開中


同 PV“Freeway”公開中


3rd CDアルバム
『Five Color Elements』の PV “Evervbody Knows That”公開中


2nd CDアルバム
『TRI4TH AHEAD』の PV
“TRY AHEAD”公開中


Music Video
“Introduction Pt.3”〜
“The Return Of Nautilus”公開中


Music Video
“YOISURA”公開中


Music Video
“行きゅんにゃ加那節”公開中


Music Video
“豊年節”公開中


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