ライブ・スケジュールの変化と言えば、中国ツアーの途中での中止は残念でしたが、時間が経つにつれ、他の演奏のキャンセルも出てきました。ここでまとめて記載させて頂きます。
●3月23日(水)、24日(木)、25日(金)銀座ドンピエールみうら
3日間とも、全てキャンセルとなります。お店自体は営業しているのかもしれま
せんが、流動的な要素もあるので、行く際には確認した方が良いと思います。
今のところ、キャンセルが決定しているのは上記だけです。しかし、レコーディングや営業演奏等、ここには載せていないものの中止、延期が相次いでおり、やはり影響の大きさは感じずにはいられませんでした。自分の母校のジャズ研究会のライブも中止されてしまいましたし(見に行く予定だっただけに…残念!)、この母校では小学校から大学まで全て、卒業式ですら中止になってしまったようです。流石に他人事のようには思えない出来事でした。また、キャンセルになっていないライブにしても、あくまでも“今のところ”と言う他になく、今後の状況次第では変更も有り得るかもしれません。小まめなチェックをよろしくお願いしたいです。
さて、そんな状況ではありますが、1つ演奏の追加が決定しました。自分もよく一緒に演奏させて貰っている、ボーカルの夢輝のあさんのコンサートです。本来ならば、このコンサートの当日に自分は中国ツアーから帰ってくる予定で、参加は厳しい状況にあったのですが、結果的に?晴れて参加出来る運びとなりました。ただ、それは今月16日の帰国後、この数日間で決めた事なので、既存のコンサート・プログラムを大きく変えるわけにもいかなく、少し“付け足し”の感じでの参加となる事を御了承下さいませ。
●3月21日(月・祝)丸の内、東京會館ゴールドルーム
開場…14:45~、開演…15:00~、
Charge…9800円(ドリンク&スイーツ、お土産、税・サ含む)
Member…(Vo)夢輝のあ
Guest…(Vo)椿火呂花、(Vo)鳴海じゅん、(Pf)竹内大輔、他…
個人的な判断ですが、自分はゲスト…的な扱いとして載せさせて頂きました(笑)。
“Birth of Aries”という副題が付いている、夢輝のあさんのトーク&コンサート。
3月23日生まれの牡羊座である、夢輝さんらしいコンサートになるのは間違い無く、
しかも牡羊座のテーマが「情熱、チャレンジ、男性的パワー」なのだそうで、
この日は宝塚時代を彷彿とさせるステージが期待出来るのではないでしょうか。
ゲストに、同じく牡羊座であるという椿さん、そして急遽出演が決まった鳴海さんも
出演するそうで、内容も豪華なものになっていきそうです。そして自分ですが、以前、
夢輝さんとチャレンジした“読み聞かせ歌”〔“読み聞かせ歌”という世界 参照〕を、
ここでも披露していきたいと思っています。結構久し振りの試みとなりますが、
どうぞ御期待下さい。自分も楽しみに“チャレンジ”していきたいと思っています!
…以下、御予約の仕方を、企画のゴールデンバードHPから転記させて頂きます。
☆チケットのお申込み
・メールでのお申込み
宛先…tic@goldenbird.jp
夢輝のあFC会員の方…netz@goldenbird.jp
※「お申込み名、参加人数、ご住所、電話番号、会員かどうかの記載」を
必ずお願いいたします。尚、FC会員の方で会員、非会員ともに同伴者の
いらっしゃる方は同伴者名も記載ください。
・お電話でのお申込み 03-6433-9355 (平日11時~17時、場合により留守電対応)
※留守電対応が多くなる日もありますので、なるべくメールか
ウェブショップのご利用をお願いいたします。
また、今回はチャリティ開催とし、当日は場内に募金箱を設置し、皆様からの
義援金を受け付けさせて頂くそうです。また、イベント入場料及び会場での
CD等のソフトウエアの売上金の一部もあわせて「東日本大震災義援金」
として日本赤十字社を通じ寄付させて頂く事になっているそうです。詳しくは
夢輝のあさんのHP、又はゴールデンバード・レコーズのHPを御参照下さい!
以上です。自分が演奏するのは僅かな時間だとは思いますが、それでもコンサートに参加出来るという事は嬉しく、自分自身楽しみにしております。また、この他に行う予定のライブでも、チケット代の一部を寄付して開催するものもあり、それはその都度御報告させて頂きます。ひとまず21日のコンサート、よろしくお願いします。
様々な要因が交錯する中で、音楽に限らずイベントの中止や、逆にその状況だからこその公演継続等、その決定はどちらにしても相当な決断が必要なものだと思われますが、共通しているのは皆、被災地の事を思って行動している…という事であり、その事が伝わるだけでも十分救われる気持ちになるものです。
…いや、そんな事は言葉にしなくても、皆が必ず心に思っている事であり、敢えて全面に出さなくても分かる事ではあるんですよね…。なので、こういった時期だからこそ言わせて下さい。自分は、自分の為に、今後の演奏活動を続けていきます!…どうぞよろしくお願いします。
先日の中国ツアーでゲットした、何だか元気を貰えたお菓子です。携帯電話からだと見辛いかもしれませんが、精一杯の日本語が書かれています(そして、結局ゴマ味って!…笑)。少しでも日々の癒しになれれば幸いです。
さて、今日19日(土)ですが、ボーカル・ギターのさばいばるいとうさんが、大阪から遥々やってきたゲイ・シンガー、やらっぺさんを引き連れて、五香(松戸)慎家にてライブを行うのだそうで…。自分は、そこから場所的にも近い、祖母の家に今日は行こうとしていた事もあり、せっかくなので遊びに行こうかと企んでおります(笑)♪
その指示が出てすぐに航空チケットは手配され、次の日の16日(水)の上海発~東京行きの飛行機が取れたという事で、15日中にいったん上海に戻り、今日の夕方、羽田空港に無事着く事が出来たのです。結果的には4泊5日という行程になりましたが、本当に、変化の中を行動してきた5日間になりましたし、中国という国に元気を貰えたツアーでもありました。
表現上、これは“中止”…というものになってしまいますが、個人的にはただの中止とは言いたくありません。何故なら、南京では通常通りコンサートは行われ、そして誰もが成功だったと思わせるような内容のものを残してきたと自負出来るからです。殆どが中国の方と思われる中でのコンサートでしたが、多くの方に喜んで頂きましたし、多くの方に日本の素晴らしさを伝えられたような気もしました。そして勿論、自分達は中国の素晴らしさも沢山知る事になるのです。
中国では、誰もが日本の地震の心配をしてくれました。そして、そんな渦中によく中国に来てくれたとも歓迎をしてくれました。今まで、中国の“南京”と聞かれても、いまいちピンと来てなかった場所だけに、今回のツアーでは一気に好きな場所にもなってしまいました。そしてその良さを、色々な方に伝えられたらとも思っています。
…このまま順調通り進めば、他の色々な街でも素晴らしい体験が出来たのかもしれませんが、残念がら今回は途中での帰国という事で、また次がある時への布石にしていければと思います。いや、あれ程意味のあるコンサートが出来たのですから、きっとリベンジも出来る筈でしょう。まずは日本で、自分が出来る限りの事をするのみです!
上写真は、そんな中での帰国時に乗ってきた日本航空の飛行機で、今日のお昼頃の上海の虹橋(ホンチャオ)空港にてです。左側に多くの荷物が見えますが、個人の荷物にも見えないので、もしかしたら中国からの救援物資かもしれませんね。これらは勿論飛行機に積み込まれ、自分と共に?羽田空港まで運ばれて行きました。共に懸け橋になれた事の幸せを感じてしまった瞬間でもありましたが(笑)、まだまだ大変な状態の日本…。協力して頑張っていきましょう!
・左上写真…池袋駅西口にて、鉄道が全線ストップの為、人が溢れています
・右上写真…池袋駅西口にて、バスが大通りに寄せられ、数台が停車しています
・左下写真…立ち往生中の東武東上線列車、車内には既に人がいませんでした
・右下写真…混雑している川越街道
地震発生時、自分は池袋付近におりまして、余震も続いていたので鉄道は動かないと判断し、バスと徒歩で自宅まで帰ってきました。同じ境遇の人が何人もいて、道路はいつも以上に人が多い状態となっていました。最寄りの鉄道路線、東武東上線も当然止まっており、むしろ駅間で、そのまま立ち往生していた列車も多数(乗客は既に避難させられていました)…。今日はカメラを持ってなかったので、これらは全て携帯電話からの写真です。
観測史上最大級(歴史上…という説も)という今回の地震。引き続き警戒して下さい!
先日の3月5日に東北新幹線でデビューした“はやぶさ”ですが、車両は新鋭(JR東日本保有の新幹線車両としては、14年振りの新系列)のE5系が専用で使われ、中でもグリーン車の上をいく“グランクラス”の設定は大きな話題になり、初日の列車の前売り開始後約20秒で売り切れになる等、その人気の様子は計り知れない列車でもあります。
先頭の15mにもなるノーズ部分はインパクト大ですが、現在の最高速度は、山陽新幹線内のN700系と同じ300km/時で、段階的に320km/時に上げられ、この時には名実共に日本一の速さの新幹線車両となります。ただ、今のところ東京駅~新青森駅間2往復と、東京駅~仙台駅間の1往復しか設定されておらず、この運転本数の少なさも、チケット入手の競争率を上げている要因になっている気がします。
そして、自分としては来月の4月6日に乗る予定にしていたので、指定席が全国で一斉に発売される1ヶ月前である3月6日に、旅行会社に出向いていたのでした。更に言えば、一斉発売の時刻は朝10:00と決まっているので、この時間に行っても良かったのですが、若干駄目元な見方も自分にありまして、結局午後くらいの時間になってしまっていたのです。店内は空いていて、すぐ様受付カウンターに陣取らせました。
「4月6日発で、新青森駅から大宮駅で“はやぶさ”の予約をしたいのですが…。」
こう切り出します。新青森駅発…と、復路の設定にしてあるのは、往路より混雑していないだろうという考えがあった為と、後述する“旅”計画の、最後のシメとしてこの列車を選びたかったからです。
「今、グランクラスって取れるものなんですかね。」
一応、この事も聞いておきます…。あれだけニュースにも流れているので、その競争率は更に高いものになっているような気もしたのですが、その予約状況は確かに気になるものなのです。すると…、
「グランクラス…ですか…、そうですね…。3月中は殆どの列車で満席になっていますので…、まあ、やってみないと…。」
…と、基本的に期待はしないように…的な発言です。それもその筈で、1列車に18席しか設定されていないグランクラスの確保は物理的にも難しく、3月中はほぼ満席という事も、自分もニュースで何度も耳にしたものでした。店員から“はやぶさ”のパンフレットも渡されましたが、こう見ると、もう本当に高級商品のパンフレットそのものです。まあ、確かに鉄道会社にとって列車というのは“商品”ですし、何より“はやぶさ”は看板商品に間違い無いでしょうしね…。そう思いながら暫く待っていると、頼んでもないのに1枚の切符が発行され、こちらに持ってくるではありませんか。
「取れました。残り1席でしたので、他の方に予約されないように、とりあえず発行してしまいましたけど…、どうしますか?」
残り1席!?
流石“はやぶさ”人気です。…しかし、このタイミングで入手出来るというのはラッキーに近いものがあると言って良く、もう2つ返事でオーケーしてしまいました(笑)。こうして自分は、暫くはプラチナ・チケットと言われるであろうグランクラスのチケットを、無事入手する事が出来たのです(右上写真参照…席番号は消してあります)♪
3月の末から4月の頭にかけて、自分の九州ツアーがあるという事は前のライブスケジュール〔2011年3月と、3~4月の九州ツアーのライブスケジュール 参照〕に載せさせて頂きましたが、この時には九州新幹線も全通しているわけで、事実上、鹿児島(鹿児島中央駅)から青森(新青森駅)まで、新幹線で結ばれている事になります。…そこで、せっかく九州にいるので、この祭鹿児島から青森まで新幹線で乗り通してしまおう!…と考えた時に、その青森からの復路に抜擢されたのが“はやぶさ”だったわけなのです。
今から楽しみで仕方ありませんが、勿論ツアーがあっての旅ですので…(笑)、お互いに一生懸命やっていけたらと思います。それにしても…予約出来て良かった…。
今回のライブは、最初から個人的に試したい部分がありました。そろそろ新しいCDが作りたいと言っているのは周知の事かと思いますが、CDに入れたい曲を順番に、ライブで再現させてみようと思っていたのです。それは特に2ステージ目に現れていて、本当にこの曲順、この構成で録音していきたいと、今の段階では考えているのです。
勿論それらの曲は今まで何度も演奏してきた曲であり、特に目新しい事は無かったのですが、そもそもレコーディングとライブは別物として考えてあり、それは1曲1曲の構成についても同じ見方でいます。なので、今回は敢えてレコーディングで行おうとしている構成で演奏させて頂きました。本当に微妙な変化なので、注意しないと違いは分からない程度だとは思うのですが、全体の流れとして、良いものが出来そうな手応えを感じられました。そのままレコーディングに移行出来たらと思います。
それらに使われた曲は、以下のセットリストを参考にして頂きたいですが、今回改めて演奏してきて、また前回のアルバムとは違った雰囲気になりそうだとも思い、自分自身楽しみにしているところでもあります。また、よりトリオのメンバーそれぞれをピックアップ出来るような構成にもする予定で、CDながら、スリリングな内容にもしたいと思っております…(笑)。どうぞ御期待下さいませ!
そして、次回のライブなのですが、ちょっとレコーディングに費やしたい部分もありまして、暫くはその発表は控えさせて下さい…。勿論、何かしら決まり次第、改めてブログに書かせて頂きますので、末長く見守って頂けたらと思います。
今日もどうもありがとうございました!…また今後ともよろしくお願いします!
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、Morning In Trastevere(オリジナル)
2、Hazy(池田暢夫オリジナル)
3、Guernica(オリジナル、リアレンジ・バージョン)
4、Gymnopedie No.1
5、Spain
・2ステージ 1、Scramble(オリジナル)
2、La Cantaora(オリジナル)
3、Water Lily(オリジナル)
4、Fingers Dance(オリジナル)
5、Valse Op.34 No.2
6、Hagatna(オリジナル)
☆外苑前 Z・imagine のHP…http://www.radio-zipangu.com/zimagine/
☆池田暢夫のHP…sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のHP…http://www.toshiyuki-sasaki.com/
この車両、見た事がありますでしょうか…。
自分と同じ地元の方ならよく分かるかもしれませんが(笑)、東武東上線を走る8000系という車両です。自分の生まれる前から当たり前のように走っており、特に今まで注目される事もなかったような車両です。しかし最近この車両に、俄然注目が集まってくる事になりました。
そもそもこの8000系という車両ですが、最初の車両が登場したのは1963年の事と歴史はかなり古く、そこから約20年かけて合計712両も造られました。この数は、JRを除く私鉄の中での1形式の中では最大の勢力を持っており(そもそも、幾つかの大手私鉄の全車両保有数より上です)、しかも最初の廃車が出たのは2004年の事と、本当に大事に使われた車両でもあったのでした。
約20年間も造られたので、何度も細かいマイナー・チェンジが行われています。また、装備終了後の1986年から、初期の車両には延命対策として修繕工事が行われ、これまた車両数が相当な数なので、2007年に事実上全車両に行き渡りました(事実上…というのは、その前後に廃車された車両もあるからです…)。つまりは、修繕工事自体も約20年にわたって行われたので、その内容もまたバラエティに富んだ事になっているのです。
上の写真は東武の本線である伊勢崎線の方ですが、かなり後期に修繕工事が行われたもので、同じ8000系ではあるものの、かなり印象が違っています。特に変わったのが車両の先頭部…いわゆる“顔”の部分で、窓を天地に広げて、以前よりも少し近代的な感じになりました。ただ、この“顔”の変更が行われたのは、1987年度の修繕工事以降からなので、いわゆる原型顔の編成は1986年度に行われたが唯一…というものになります。
そして、改めて一番上の写真をご覧下さい…。8000系全ての車両に修繕工事が行き届いた2007年時には、このタイプは8編成が残っていましたが、2011年現在、実はもう最初の写真の1編成しか残っていないのです。
既に製造から20年が経っていた車両に、更に20年は使えるように…と行われた修繕工事ですが、もう工事施行の1986年が25年は経っているので、車両的にはそろそろ限界がきているようにも思われます。しかし、この修繕工事が行われる前の8000系は全てこの顔のタイプのものであった為、いわゆる“東武顔”とも言われており、今やそれそ後世に伝える唯一の車両という事で、注目も浴びる事になったのです。
しかし、この東武東上線(池袋駅~小川町駅間)では、2012年度中にATC(自動列車制御装置といって、自動で列車速度を制御できる装置です)化が予定されており、この8000系ではそれに対応出来ないらしいので、活躍が見られるのは必然的にあと少しという事になってしまいました。そもそも8000系自体が東上線の池袋口では見る機会が少なくなっているので、いよいよ引退まで秒読みという感じです(東上線の小川町駅以降と、越生線では、修繕工事の後期にワンマン化改造された8000系により、まだ暫くの活躍は見込めそうです…また、場所を変えれば、例えば東武野田線は、全車が8000系で運行されています)。
あれだけ当たり前のように走っていた車両が無くなってしまうというのは、寂しさと言うか、時代の移り変わりを感じさせますが、逆に考えると、よく今まで走ってくれていた…という感もあります。折りしも、今日3月5日は東武東上線のダイヤ改正の日でもあり、まだこの日で引退という事は無いでしょうが、最後の活躍を見せてくれるダイヤだとも言えます…。今後の動向を見守っていけたらと思いますね。…久し振りに“うんちく”を語らせて頂きました(笑)。
☆東武鉄道のHP…www.tobu.co.jp/
また、この日はただのリハーサルで終わらせたわけではありませんでした。実は、近々自分達の新たなCD作成に向け、レコーディングをしようと考えており、それに向けての曲のチェックも同時に行っていたのです。選曲はライブで演奏しているものから取り上げるものの、やはり、レコーディング用に細かいアレンジが必要になってくる部分は避けられず、ここでメンバー3人による“詰め”の段階を経る必要がありました。もしかしたら、今後のライブにも若干影響が出てくるかもしれません。事前のアレンジには相当悩んだものでしたが、今回のリハーサルをやってみて、手応えは十分に感じられました。後は、本当に細かい調整で大丈夫だと思います。
…勿論、レコーディングも楽しみですが、まずは今度のライブの方が順序は先です。この日のリハーサルを生かしつつ、そして自分でも楽しんで演奏出来るライブを目指していきたいと思います。どうぞ足をお運び下さいませ!
…と、この日はスタジオを4時間以上も押さえ、正に準備万端という感じで臨んでいったのですが、ベースの池田君の1時間の遅刻と、ドラムのトシさんの風邪引き疑惑…、微妙に頭を抱えさせたリハーサルでもありました…。ライブでリベンジしましょう(笑)。
★3月6日(日)外苑前 Z・imagine
Open…18:00~、1st.…18:30~、2nd.…20:00~、
Charge…2700円(ドリンク別)
Member…(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之
●3月3日(木)、10日(木)、11日(金)、29日(火)赤坂 Kuro
1st.…21:00~、2nd.…22:00~、3rd…23:00~、
Charge…詳細不明
Member…(Vn)Tsukasa(3日、10日、29日のみ)、
(Vo)白石恭子(11日のみ)、(Key)竹内大輔
3月の Kuro はメンバー的にはシンプルなものとなっていて、11日のボーカルの
恭子さんとの日以外は、全てバイオリンの Tsukasa さんとの演奏になります。
Kuro も色々と日取りシステム?が変わってきて、なるべくメンバーを固定させる
ような方向になってきているのかもしれません。今後ともよろしくお願いします!
★3月6日(日)外苑前 Z・imagine
Open…18:00~、1st.…18:30~、2nd.…20:00~、
Charge…2700円(ドリンク別)
Member…(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之
何となく、前回からそんなに日にちが経っていないような気もするのですが(笑)、
今年2回目の自分名義ライブをやらせて頂きます。演奏曲はまだ未定ですが、
そろそろ新しいCDを作りたいとも考えており、それに入れるべき曲を中心に
お送りする予定です。ライブでは何回も演奏していても、意外とまだCDに
なっていない曲は沢山ありますので…。より、トリオ・メンバーの一体感を
全面に出せたライブになれればと思います。後の録音にも生きる事でしょう。
●3月21日(月・祝)丸の内、東京會館ゴールドルーム
開場…14:45~、開演…15:00~、
Charge…9800円(ドリンク&スイーツ、お土産、税・サ含む)
Member…(Vo)夢輝のあ
Guest…(Vo)椿火呂花、(Vo)鳴海じゅん、(Pf)竹内大輔、他…
個人的な判断ですが、自分はゲスト…的な扱いとして載せさせて頂きました(笑)。
“Birth of Aries”という副題が付いている、夢輝のあさんのトーク&コンサート。
3月23日生まれの牡羊座である、夢輝さんらしいコンサートになるのは間違い無く、
しかも牡羊座のテーマが「情熱、チャレンジ、男性的パワー」なのだそうで、
この日は宝塚時代を彷彿とさせるステージが期待出来るのではないでしょうか。
ゲストに、同じく牡羊座であるという椿さん、そして急遽出演が決まった鳴海さんも
出演するそうで、内容も豪華なものになっていきそうです。そして自分ですが、以前、
夢輝さんとチャレンジした“読み聞かせ歌”〔“読み聞かせ歌”という世界 参照〕を、
ここでも披露していきたいと思っています。結構久し振りの試みとなりますが、
どうぞ御期待下さい。自分も楽しみに“チャレンジ”していきたいと思っています!
…以下、御予約の仕方を、企画のゴールデンバードHPから転記させて頂きます。
☆チケットのお申込み
・メールでのお申込み
宛先…tic@goldenbird.jp
夢輝のあFC会員の方…netz@goldenbird.jp
※「お申込み名、参加人数、ご住所、電話番号、会員かどうかの記載」を
必ずお願いいたします。尚、FC会員の方で会員、非会員ともに同伴者の
いらっしゃる方は同伴者名も記載ください。
・お電話でのお申込み 03-6433-9355 (平日11時~17時、場合により留守電対応)
※留守電対応が多くなる日もありますので、なるべくメールか
ウェブショップのご利用をお願いいたします。
また、今回はチャリティ開催とし、当日は場内に募金箱を設置し、皆様からの
義援金を受け付けさせて頂くそうです。また、イベント入場料及び会場での
CD等のソフトウエアの売上金の一部もあわせて「東日本大震災義援金」
として日本赤十字社を通じ寄付させて頂く事になっているそうです。詳しくは
夢輝のあさんのHP、又はゴールデンバード・レコーズのHPを御参照下さい!
●3月22日(火)六本木 Morph-Tokyo
Open…17:00~、Start…17:30~、自分達の出番は最後、20:00頃~、
Charge…前売り2400円、当日2900円(共にドリンク別)
Member…(Vo)彬子、(G)山口和也、(Key)竹内大輔、(B)相澤卓也、(Ds)Soki
毎月1回の、ボーカルの彬子さんの恒例バンド・ライブ、3月も無事持続中です!
勿論、新曲も発表させるという事で(まだ完成はしていないのですが…笑)、
こちらも楽しみにして頂きたいものです。最近のライブでは、この1年で生まれた
曲ばかり演奏していますね。それだけ新曲も充実してきたという事でしょう♪
●3月30日(水)五反田 Rocky
Open…19:00~、1st.…19:30~、2nd.…20:50~、3rd.…22:10~、
Charge…2500円(ドリンク別)
Member…≪黄門御一行様≫(Vo)白石恭子、(Keys)竹内大輔、
(B)植木宏之、(G)坂上真一、(Ds)中武誠二
まだまだ今年で2度目の出演ですが、“お馴染み”の黄門バンドによるライブです。
2月の黄門バンドライブに、自分は3ヶ月振りに出演させて頂いたのですが、
このバンドの特徴的な部分というのは、唯一無二なものである事が、改めて
分かったものでした(笑)。今後もこのスタンスでやっていきましょう!
●竹内大輔、九州ツアー
・3月31日(木)牧(大分)fサウンドカフェ
Open…19:00~、Start…20:00~、Charge…2000円(1ドリンク付き)
Member…(Key)竹内大輔、(Guest Vo)ルージュ
・4月1日(金)門司港そわある
住所…北九州市門司区栄町11ー7 電話…093-321-1007
Start…19:00~、Charge…チップ・スタイル
Member…(Pf)竹内大輔、(G,Vo)…Daddy 津田(O.A.)
・4月2日(土)九重(大分)宮柱邸
住所…大分県九重町田野
Start…詳細未定 Charge…詳細未定
Member…(Key)竹内大輔
この時期の恒例行事となってきました、九州の Daddy 津田さんに呼ばれての
自分自身のソロのツアーです。今年は北九州も勿論ですが、大分のお店にも
何軒か行かせて頂ける事になりました。上の予定ではまた3日間ですが、
3日(日)にも演奏の予定があり、それは決まり次第掲載させて頂きます。
ボーカルのルージュさんも招いたり、オープニング・アクトに Daddy さんが
出演したりと、相変わらず盛り沢山です(笑)。是非ともよろしくお願いします!
これで、日本でのライブは以上ですが、3月12日(土)~21日(月・祝)にかけて、中国に演奏ツアーに行ってきます!…最近、何度か一緒に演奏させて頂いている、ボーカルの amin さんのツアーによるもので、小編成ですがアコースティックによる雰囲気で、中国各地を色々と回らせて頂きます(どうやらこのコンサートは、共催の中国各大学、図書館の招待による学生及び関係者のみ観覧可能なものなようで、一般の方はご入場頂けないそうです…残念!)
・3月13日(日)南京大学大礼堂(18:00開演)
・3月15日(火)重慶師範大学公演ホール(19:00開演)
・3月17日(木)吉林(長春)芸術学院音楽ホール(19:00開演)
・3月19日(土)青島大学音楽堂(14:00開演)
・3月20日(日)北京クンルン飯店(15:00開演)
…こんな感じです。全て夜の時間帯で、北京以外は行った事もないような場所ですが(笑)、それぞれの場所で行われるジャパン・デーやジャパン・ウイーク…というイベントに参加してのコンサートとなるようです。演奏メンバーですが、ボーカルの amin さんを筆頭に、ギターに関淳二郎さん、そしてキーボードに自分…というもので、豪華ゲストとして、ボーカル&三線奏者の城南波(キズキミナミ)さん、そしてボーカルに河口恭吾さんを迎えて、この計5人で行ってきます!
写真は、2月27日に西麻布新世界で行われた amin さんのライブで、シークレット・ゲストとして出演して頂いた河口恭吾さん他、中国ツアーに行くメンバーでの、当日のライブ後のものです(勿論“桜”もやりまして、中国語の歌詞を付けたりして演奏しました…恐らく中国でも演奏する事でしょう)。日本と中国の懸け橋役という意味でも重要な意味を持つ今回のツアー、思う存分楽しんできたいと思います♪
野岩鉄道という名前は、下野(現在の栃木県)と岩代(現在の福島県の会津地方)を結ぶという意味から付けられており、想像通り、かなりの山間部を走る路線でもあります。今は冬真っ只中という事で、この季節に相応しい風景も見られるかもしれません。また、この路線は、自分が鉄道に興味を持ち始め、何となく遠出もするようになってきた中学生の頃に幾度と無く足を運ばせていた路線でもあり、その時との比較を見てみるのも面白そうです。…沿線の人口が極端に少ないので、殆どが観光客で成り立っているというこの路線ですが、敢えて観光客が少なさそうな平日を狙って(学生の頃は、それこそ日曜日しか行けなかったので…)乗ってみました。さあ、その表情はどのように変わっているでしょうか…。
●日時…2011年2月25日 ●路線距離…30,7km ●駅数…9駅
首都圏の路線を乗り継ぎ乗り継ぎ、東武鬼怒川線の終点新藤原駅が、今回の野岩鉄道の起点駅です。ここまで4両編成で来た列車も、原則的に野岩鉄道線内は2両編成での運転となるので、いよいよ山岳地帯に入っていくのだと感じさせます。ただ、ここまでの道のりが、東武鬼怒川線は鬼怒川の渓谷に沿って急カーブが続き、スピードもろくに出せなかった路線に対し、歴史的にも新しい野岩鉄道は、ここから急にトンネルや橋梁が増え、列車も生き生きとした?速度で走り始めていきます。この路線が完成したのは1986年ですから、大正時代に軽便鉄道として開業した東武鬼怒川線とは、本当に対照的なのです。ただ、運行形態を見ると、野岩鉄道は実質東武鬼怒川線の延長部分であり、大部分の列車が東武線からの直通列車です。更に何本かは浅草駅からも直通しているので、この事が、ただの地方路線とは別格の意味合いをもたらしているような気がします。
…では早速、その新藤原駅から次駅の、龍王峡駅まで歩いてみましょう。駅を北上するとすぐにトンネルに入り、カーブはしても緩やかな線形になっているので、確かに高規格の路線である事が窺えます…。周辺は既に山の中なのですが、路線の勾配やカーブにまでは影響していないといった感じですね。恵まれた線路条件の鉄道だと言う事が出来ると思います。
それ故、新藤原駅~龍王峡間は、並行すると国道のすぐ近くを走っているものの、その殆どがトンネル区間になる為、列車の確認には限度(右上写真参照)があるというものでした。ちなみに野岩鉄道を走る車両は、殆どが左上写真のもので、右上写真の車両は、この先に接続する会津鉄道からの乗り入れ車のものです。
龍王峡駅は、トンネルとトンネルの僅かの明かり区間に位置しています。…むしろ、ホームの半分くらいはトンネル内と言って良いのかもしれません。ここまで歩いてきたので、やっとここから野岩鉄道に乗るという事になりますが、ここではフリーきっぷ(後述します)がとても便利な役割を果たしてくれました。駅の名前通り、火山岩が浸食されで出来た渓谷“龍王峡”は、当駅から歩いてすぐの所です。
龍王峡駅を出ると、すぐ様トンネルとなり、そこを抜けると川治温泉駅です。トンネルを出てそのまま高架橋が続きますから、本当に近代的な路線ですが、結構な山の中でこのような路線形態が続くので、何だか不思議な気さえしたものでした…。
さて、ここから次の川治湯元駅間こそ、自分が何度も足を運んだ区間です。何故かというと、両駅の距離が短い割りに、とても眺め良い景色の中を走るからです。下の双方の写真を見れば分かると思いますが、左下写真の左の方に川治温泉駅があり、右のトンネルを抜けると、そのまま右下写真へと繋がり、この写真の右端には既に川治湯元駅が見えています。路線の距離的には、ここは僅か1,2kmしかありません。道路は回り道をしている為に、歩きだと30分弱は掛かるのですが、それでも丁度良い散歩コースであり、山の中を走る列車を手軽に撮影出来る場所でもあったのです。
この付近を、駅を降りてまで訪れたのは、本当に十数年振りなのではないでしょうか…。駅の近くにある川治温泉街は前のままでしたが、色々な個所に気軽な温泉施設(足湯等)が出来ていたり、“かわじい”という、川治温泉のキャラクターまで現れていたり(笑)と、現代風な部分を感じる事も幾つかあって微笑ましかったです。全体的に、以前よりも訪れやすい環境が整っているとも言え、何だか嬉しくもありましたね。辿り着いた川治湯元駅前にも、例の“えんじい”が居ましたし(写真左下参照…笑)、これから更なる発展を願いたいものです。
さて、川治湯元駅を出ると、これまた長いトンネルに入ります。沿線で最長の葛老山トンネルというもので、その延長距離は4250mもあるのですが、こんこトンネルを出ずして存在するのが、次の湯西川温泉駅です。この駅に降り立つと、すぐ先がトンネルの出口なのは分かるのですが、人間の降りれる出口は勿論別(階段で何段か上がっていきます)で、いわゆるこの駅は、山岳トンネル内にある駅…にあたるわけです。
この駅は、道の駅と併設となっており、お土産屋や食堂など、なかなか充実した設備を持っています。しかし、周りに民家等は無く、ここから湯西川温泉街までも、バスで30分くらい掛かります。しかし、列車からバスへの接続はちゃんとしているので、要は中継地のような役割を果たしている駅だという事でしょう。駅の北側には、五十里湖を渡る鉄道橋梁が見え、この日は湖が凍っている姿が目撃出来ました。この季節ですと、この駅から雪が目立ってくるようになってきます。丁度お昼時でしたので、この建物内にあった食堂で、“鹿ビビンバ丼”(右下写真参照)なる物を食べておきました。鹿はどうやらこの辺りでは産物らしいです…。さてさて、この辺りが“さんぽ”の中間地点になるでしょうか…。
湯西川温泉駅から、次の中三依温泉駅までは駅間が長く、6,5kmもあります。この区間は目立った平地も無いので、トンネルの連続という感じで、一気に山間部を抜けてしまう感じなのですが、実は以前、自分はこの駅間を歩いた事があったのです(しかも、今くらいの冬の時期にです…笑)。当時は、左上写真の鉄道橋の奥に見える道路橋が出来ていなかったので更に大回りになっていて、実質8~9kmくらいは歩いたような気がするのですが、自分ながらよくやったと思います(笑)。その代わり、大自然の中を強行突破するような?野岩鉄道の列車が見えて、改めて凄い路線だなと思った記憶がありますね。この間、列車ですと7分くらい到達するので、鉄道の便利さと言うか、この路線が東京(浅草)まで繋がっているという安心感と言うか、何か偉大なものを感じた時期でもありました。
今回は、この次の中三依温泉駅から、その次の上三依塩原温泉口駅までを歩いてみる事にしましょう。駅間は4,2kmで、道路もほぼ並行しているので、そんなに無理のないプランのように思います。中三依温泉付近は“三依そば街道”と言われていて、所々にお蕎麦屋さんが点在していたのが興味深かったですが、先程自分は、鹿ビビンバ丼を食べてしまっていたところでした。せっかくの蕎麦好きが泣きますが(笑)、またの機会という事にしておきましょう。
この区間も山と川が迫ってきているようで、やはり列車はトンネルや橋梁で抜けるのですが、先程までその区間は長くなく、点在している集落と集落を繋いでいるような感覚に近いかもしれません。道路は川に沿って若干蛇行して進むので、鉄道とはえらい違いですが、もう一本奥に有料道路の存在もあるので(こちらはトンネル等で一気に突き抜けます)侮れません。そう言えばこの野岩鉄道は、自分が中学生の頃は4両編成での運転が普通で、勿論日曜日という事もあったと思いますが、今よりも賑やかだったイメージがあります。しかし、現在では2両編成での運転が原則で、それでもこの日はガラガラだったので、やはり時代の影響も無視できない部分なのかもしれませんね。
…歩いて歩いて、それでも1時間は掛からずして上三依塩原温泉口駅に到着しました。ここは塩原温泉への玄関駅ともなっていて、駅前から路線バスも運行しています。そろそろ雪も目立ち始め、栃木県から福島県に入ろうとしている場所でもありますね。この駅舎は右上写真の通り、結構モダンな装いをしていて、それこそ観光の拠点にでもなりそうな佇まいなのですが、次の列車に乗った乗客は自分1人だけでした。冬はスキー・シーズンで、野岩鉄道沿いにもスキー場は幾つか有り、完全なオフ・シーズンとは言えないとは思うのですが、やはり現在は車が主流なのでしょう…。実際、スキー人口自体が減っているらしいですし、なかなか観光を取り巻く状況は厳しいようです。
さて、次の駅である男鹿高原駅まで向かいますが、この時に来た列車が、ついに野岩鉄道所有の車両になりました。…とは言え、左上写真を見た限り、今までと同じ車両では…と思うかもしれませんが、この車両は6050系といって、東武鉄道の車両と一体化させて運行が行われているのです。車両の運用幅は広く、南は浅草駅から、北は東武日光駅や、今回の野岩鉄道の終点の先である会津田島駅まで使用されていて、車両自体も共通運用となっているので、現在29編成58両のうち3編成6両を所有する野岩鉄道の車両は、当の路線自体でもなかなか出会える機会がありません…。見分けるポイントは簡単です。車両の番号表記が60100台になっていて、車両番号表記の横に、野岩鉄道の社紋が入っているところです(写真左下参照)。ちなみに会津鉄道所有の車両も1編成2両だけあって、こちらは60200台の番号となっているのですが、こちらこそ究極のレア車両かもしれません(笑)。外観は殆ど変わらないので、一瞬では見分け難いですが、見付けた時には感激ものです(笑)。
さて、そんな自社車両に乗って、男鹿高原駅までやってきました。ここは栃木県と福島県との県境に近く、人が全く住んでいない地域でもあるのですが、何故か駅が用意されています。近くに緊急ヘリポート(左下写真参照)があるのが不思議ですが、いわゆる“秘境駅”として、何度かテレビや雑誌等にも取り上げられた事があり、自分も降りらずにはいられませんでした。
確かに駅前にあるのは道だけで、ここから10分ぐらい歩くと国道に出られるですが、辺りは山の中で、成程、人の姿は全く感じられません。むしろ熊や猿の方が出そうな感じがする程で(実際、目撃情報は頻繁にあるそうです…笑)、秘境駅と呼ばれる所以も分かる気がしました。しかし、列車は1時間に1本くらいは走っており、その行き先は“浅草”だったりするのが面白いところで、ある意味で気軽な秘境駅…とでも言いましょうか。ちなみに、1日の平均乗車人員は1~2人らしく、恐らくこの日も、自分以外の乗客はいなかったと思われます…。
さて、男鹿高原駅を出るとすぐにトンネルを潜り、そこを抜けると福島県に入ります。峠を越えたような印象を受けますが正にそうで、ここからは勾配を下る方向に向かっていくのですが、その途中で集落が見えてくると、そのまま会津高原尾瀬口駅に到着となります。ここが野岩鉄道の終点で、今回の鉄道さんぽも終わりを告げる事になります。
このまま線路は先に延びていますが、ここからは会津鉄道という、やはり第3セクターの鉄道会社となっています。この路線の途中の会津田島駅までは電化されているので、東武鉄道や野岩鉄道からの列車は、その駅まで直通運転されています。その先は非電化区間なので乗り換えは発生するものの、最終的には会津地方の中心地、会津若松駅まで行けるので、都心から会津方面のルートとしても、この鉄道は見逃せない存在となっているのです。逆に、会津鉄道側からの列車(気動車)が、野岩鉄道、そしてその先の東武鉄道鬼怒川温泉駅まで乗り入れているのですが、これが今までに何度か写真に登場してきている“AIZU マウントエクスプレス”という快速列車で、今回はこれで一気に戻る事にしましょう。
この列車は東武側の鬼怒川温泉駅で、東武特急のスペーシア号と接続がとられていて、それらの車両と遜色が無いように、座席は回転リクライニング・シート、木目調の壁、電球色の半間接照明等、なかなかの豪華仕様となっています。快速とは言えど、野岩鉄道内は、前述の男鹿高原駅を通過するだけで、あとは全ての駅に停車します。今回の“さんぽ”は、何気に全ての駅に立ち寄る事が出来たので、1駅1駅、復習?する意味でも良い乗車時間だったと思います。
今回の“さんぽ”に使わせて頂いた切符は、史跡めぐり往復割引きっぷ…というもので、料金は1460円でした。龍王峡駅~会津高原尾瀬口駅の片道運賃が1040円なので、これはお得な値段設定と言えるでしょう。これは龍王峡駅、川治温泉駅、川治湯元駅を発駅とした場合のみ発行される切符で、それらの駅から会津高原尾瀬口駅までの区間が乗り降り自由というものです。自分は今回、野岩鉄道自体は龍王峡駅から乗ったので適用となったのでした。ただし、この場合だと、帰りの龍王峡駅~新藤原駅間は別清算しなくてはならないのですが、それでも龍王峡駅~新藤原駅間の料金は190円なので、まだまだお得なのです。ちなみに、野岩鉄道全線のフリーきっぷも存在していて、それは2000円になるのですが、それでも前者の方がお得ですね点。この鉄道には、東武鉄道や会津鉄道も絡めたお得な切符が色々と売られているので、用途に応じた検討をした方が良さそうです。
今回この切符は、実は龍王峡駅の改札のおばさんが説明してくれて知ったもので、本当に有難かったのですが、そう言えば野岩鉄道では、車掌さんも含めて、何だか親身になって話しかけてくれる姿が前から印象的であり、それは自分は中学生の頃から経験済みでした。世の中は不況という時代ではありますが、こうした人間的なホスピタリティは変わらず健在だったという事で、本当に素晴らしい事だと思いました。お客さんは減少してしまったかもしれませんが、まだまだ頑張る野岩鉄道…。機会があったら、是非乗りに来て頂ければと思います。何せ、東京(浅草)から直通で来れてしまうのですから!
…最後に、これは野岩鉄道とは直接関係がありませんが、東武鉄道とJR東日本を行き来する特急についても触れておきましょう。現在、東武鉄道日光線とJR東日本宇都宮線の栗橋駅を介して、JRの新宿駅から東武日光駅・鬼怒川温泉駅を直行する特急が走っているのですが、東武側は“スペーシア”という、東武鉄道を代表する車両を使うものの、JRは485系という、いわば旧国鉄型の改造車を使っており、いわゆる車両の老朽化が問題となっていました。
そこで今年の4月半ばに、旧“成田エクスプレス”号で活躍していた253系という車両を改造したものと取り替える事になり、現在の車両はそれまでの活躍という事になったわけです。この485系は、改造はされているものの、今では貴重な旧国鉄型の特急車両…。これは乗らないわけにはいきません。東武日光駅まで足を運ばせ、今回はこの車両を使った列車(特急“日光”号)で池袋駅まで一気に戻ってきたのでした。
車両の揺れや騒音等、現在の最新型の特急からすれば見劣りしてしまう点は多いものの、この車両にしか無い味わいを体験する事が出来た時間でもありました。こちらの所要時間は2時間弱という感じでしたが、良い時間を過ごせました。こちらの車両も合わせて、野岩鉄道に乗ってみるのも良いかもしれませんね(笑)!
☆野岩鉄道のHP…www.yagan.co.jp/

5月16日(木)