…さて、今回の編成ですが、ボーカル彬子さん(たまに弾き語り)、ベースに相澤卓也さん、そしてピアノ(キーボード)に自分と、計3人での演奏となっていました。場所的に、ドラム演奏は厳しいという状況でもあったからですが、このトリオでの演奏というのが今回の一番の特徴でもあり、そして今回で一番苦労したところでもありました。…と言うのは、今までオリジナル編成で弾いてきた事を、そのままトリオ演奏で用いても、何だかしっくり来ない部分があったからです…。
いつもの彬子さんのバンドでは、4人か5人での演奏が基本ですが、これがピアノと歌だけのデュオ編成でやったりする分には、別に難しくないのです。その都度その都度で、ピアノの伴奏を変えていけば良いのですから…。しかし、今回のような編成ですと、伴奏者がベースとピアノの2人が存在する事になり、即興で演奏スタイルを変えていくわけにはいけません…。やはり、入念な準備とアレンジが必要になってくるのです。
その意味では、今回は全部で12曲程の曲を演奏しましたが、バンド演奏時と全く同じ感覚で弾いている曲…と言うのは、殆ど存在しません。…厳密に言えば、アレンジは変えていない曲は何曲か存在しているのですが、それでもやはり、ドラムがいるのといないのでは、弾き方や感覚も大分変わってきます。ある意味で、ピアノもベースも、ドラムが抜けた穴を埋める事が出来る楽器ではありますので、お互いが相殺しないように、音を聴きながらの演奏というのも心掛けたものでした。
個人的に思うに、アレンジそのものは変わってないものの、弾き方が結構変わった(変えた)曲というのが、“Error”、“クモの糸”、“光のワルツ”辺りでしょうか。そして、アレンジを大幅に変えて挑戦したのが、“Destiny”、“Same”、“私があなたにできる事”…辺りでしょう。これに、曲の構成を変えたものを加えると、殆どの曲になってしまいます(笑)。弾き慣れた曲ばかりのライブ(まあ、当然なのですが…)でしたが、新鮮さは今まで以上のライブになっていたのは、やはり当然の事でした。そして、程良い緊張感が良かった時間でもあったように思います。
Big Mouth での演奏風景と言うのは、何となく全体的にしっとりとしていたようなイメージがあって、彬子さんの今回のライブというのは、最初はどうなるのか、微妙に想像がつかない感じだったのですが、流石、彬子さんの存在というのは確かで、大分盛り上がっていましたね。お客さんも、殆どが知っている顔というのも大きかったとは思うのですが、皆でパーティーをしながら楽しく時間を過ごした…という感じでした。もう、お酒を飲むのが好きな人ばかりが集まっている事もあって、その盛り上がりも瞬間的にピークに達している雰囲気はありましたが(笑)、お店のこういった側面も見る事が出来て、自分は何だか得をしたような気分になりました。そして Big Mouth を見事、自分の庭と化せた?彬子さんにも、確かな腕と、Big Mouth との信頼感を見出す事が出来たような気がします。
色々な事が渦巻き、冷静に自分は見れていたのか、もはやよく分かりませんでしたが(笑)、とにかく、精一杯演奏に打ち込む事は出来たように思います。そして、新たなパフォーマンスの可能性を感じ取れた1日でもありました…。どうもありがとうございました!…次回の彬子さんバンドのライブは5月10日(木)で、場所は渋谷 Under Deer にてです。またどうぞよろしくお願いします!
☆彬子さんのHP…http://www.akiranochikara.com/
☆下北沢 Big Mouth のHP…http://www.livebarbigmouth.com/
4月12日(1日目)
この日は吉祥寺 Meg にて、西仲さんとのデュオ編成でお送りしました。そして、4月12日というのは西仲さんの誕生日の日でもあります。西仲さんのバースデー・ライブは恒例ともなってきて、自分も今回で3回目の参加?となりますが、前回〔西仲美咲バースデー・ライブ2011参照〕、そして前々回〔西仲美咲バースデー・ライブ参照〕と、どちらも Meg で行われており、このお店で行う事が、そもそも恒例化しているようです。これは、居を沖縄に移しても変わらないようですね(笑)。
この日は、この次の日に一緒に演奏をする、ドラマーの国場幸孝君が遊びに来てくれました。この時に楽器はセッティングされていなかったので、一緒にセッション…というわけにはいきませんでしたが、昨年のバースデー・ライブの時に、同じくドラマーの和丸君が来てくれた事を思い出したものでした。和丸君の時は殆どの曲で一緒に演奏したような記憶がありますが(笑)、思えばあの時が、西仲さん、自分、和丸君のトリオ編成の、誕生の切っ掛けになっていたような気がします。今では沖縄で演奏するというと、大体この3人で…となっていますから、切っ掛けと言うのは、どこで転がっているか本当に分からないものですよね…。
曲は、沖縄民謡のジャズ・アレンジ曲を中心とした感じだったでしょうか。また、久し振りに西仲さんのオリジナルの“Pray”を演奏した事も特筆出来るでしょう。実は来月、西仲さん名義で新たなCDアルバムを作ろうという話しが出ており、それは沖縄民謡のアレンジ・バージョンを集めたものにするという事が決まっております。その為にも、沖縄民謡のアレンジ曲をライブで演奏しておく事は大きく、また新たな広がりを持ってレコーディングに臨めるというものなのでした。こちらも楽しみにして頂きたいと思います。
さて、この日はやはりバースデー当日ライブ…。盛り上がらないわけにはいきません。ライブ後にはケーキも振る舞われ、皆でバースデー・ソング(演奏:竹内)を歌い、右上写真のような集合写真も撮らせて頂きました。この眼鏡は、今後恒例化していくのでしょうか…(笑)。東京ツアーの初日に相応しい、皆で西仲さんを温かく迎えられた1日になったと思います!
4月13日(2日目)
この日の演奏場所は三軒茶屋 Obsounds。編成も、ベースにトオイダイスケ君、そしてドラムに国場君を迎えてカルテットで臨みます。ちなみに、前述の新たなレコーディング…と言っていたメンバーは、この4人で行います。こちらもまた新たな風を吹き込んでくれるでしょう。
この日はまず“Song For You”と“Comin' Home Baby”の2つのカバー曲を演奏し、カルテット編成の挨拶と言いますか、それぞれの演奏者をピックアップしていくようなステージをお届けしました。実は、この場所、このメンバーと言うのは、昨年の11月に行われた、西仲さんの東京生活の最後のライブ〔東京での活動、一区切り!参照〕と、全く状況が同じなのです(あの時、西仲さんは、すぐにでも東京に戻ってきてライブをやる…、と書きましたが、正にその通りになりましたね…笑)。当時の光景を思い出す意味でも、良い時間だったのかもしれません。
この後に、怒涛の?沖縄民謡アレンジ曲が続いていきます。もう皆さんの中では、お馴染みになっていると思われる、“べーべーぬ草刈いが”や、“谷茶前”等、ある意味でスタンダード化もしているのではないでしょうか。そして、一応12日も演奏したのですが、新たな沖縄民謡曲を加えさせて頂きました。童謡らしいですが、“赤田首里殿内(あかたすんどぅんち)”という曲で、これもまた結構なリハモナイズやリズムの変更等を加えていきまして、予想以上に壮大な風景を思い起こさせる曲になりました。CDにも入れたいという事で、こちらでも楽しめる日が来るかもしれません。
そして沖縄民謡と言えば、“てぃんさぐぬ花”は外せないでしょう。今まで何度も演奏してきた曲でもありますが、また少々アレンジを施し、カルテット編成で演奏、そして一番の歌詞だけ、お客さんに覚えて貰って一緒に歌う時間を設けたり…と、色々な流れがありましたが、何となくこの日で、自分達の一先ずの完成形を見たような気がしました。これも恐らくCDに入れるのだろうと思いますが、ここからまたどのように発展して録音されるのが、自分としても興味深く付き合ってきたい曲ではありますね。
誕生日の次の日…という日付にも関わらず、やはりこの日もお祝いムードで、更なるケーキを頂いていた西仲さん(笑)。バンド・メンバーでも分けつつ、またレコーディングの日にお会いしましょう…という事で、気持ち良く終われた1日でもありました。
4月14日(土)
長かったような短かったような3日間でしたが、ついにこの日で東京ツアーも幕を閉じます。この日の演奏場所は、これまたデュオで何度もお世話になっている、経堂の Wonder Land…。編成も初日と同じデュオ編成に戻り、今まで以上に気合いを入れて臨みました。
演奏する曲にしても、これまでの2日間の流れからすると異色の、“Straight No Chaser”からの始まり。この後に“べーべーぬ草刈いが”を挟むものの、デュオで“Comin' Home Baby”、そして“One Note Samba”と、ジャズ・スタンダード曲を続けていきます。自分達の武器は沖縄民謡曲だけではない!…と言い聞かせているかのようで、何故か自分も熱いものを感じたのか、いつも以上にガンガンに弾いていった意識がありました(笑)。また、相当久し振りに“Country”を弾いた事も特筆されるかもしれません。曲の持つパワーの凄さを、改めて感じた1日だったとも思います。
この日の演奏は本当にたっぷりで、1ステージ目に関しては、それこそ1時間20分ぐらいは演奏していたのではないでしょうか。この時の西仲さんは、演奏する曲のリストだけを作って、曲順はその都度決めていく…という形で進めていっていたので、次の曲を決めてる段階で、恐らく終わろうという意識が無かったのではないかと思います(笑)。つまりは、それだけお互いに盛り上がっていた1日だったという事でしょう。お客さんとの一体感も最高の一言で、正にお店一丸となって、この日のライブ、更には東京ツアーの千秋楽の日を作っていった感じでしたね。演奏も楽しく、あっという間に過ぎ去っていった時間でもありました。どうもありがとうございました!
お客さんを交えての記念写真…、怖いです(笑)。そしてこの日、お店のマスターのケンさんから自分は、ある物を戴いてしました。ケンさん自らがコレクションしていたという、昔の切符(硬券有り!)や、昔の何かの客車のHOゲージ等、これまたテンションがググッと上がりましたね…(笑)。このお陰なのか何なのか、この日のライブ後の自分のテンションは可笑しいものになっていましたが(笑)、皆さんもノリノリで、自分もノリノリ…。何も問題はありません。気付けば、もう自分の終電の時間に近付いていました…。
これで、3日間の西仲さんの東京ツアーは無事に終了しました。沖縄を拠点にすると、東京でライブをやる事自体が、少しハードルの高いものになってしまうリスクがあるわけですが、それにも関わらず、東京で生活していた時と、何ら変わらない感覚でライブを行う事が出来たのは、自分達への自信に繋がった事は間違いありません。恐らく、レコーディングもスムーズに行え、またこうした環境でライブも行えるものと思います。自分にとっては、今月末の沖縄でのライブ〔2012年4月のライブスケジュール参照〕も控えていますが、良い流れを作れていると思います。どうぞ今後にも期待して下さい。とにかく、大きな大きな3日間でした…。どうもお疲れ様でした!
☆西仲美咲さんのHP…misakinishinaka.com/
☆吉祥寺 Meg のHP…www.meg-jazz.com/
☆三軒茶屋 Obsounds のHP…http://www.obsounds.com/
日付け的には、4月5日~11日となっていますが、演奏は5日~8日の4日間だけ行われ、その後はこちらも恒例の、鉄道の旅に出ております(笑)。九州ツアーも5度目となると、個人的に現地の知り合いが沢山増えてきて、“初対面”から“顔馴染み”になってきた感じがしますが、今回も、顔馴染みの方から、新しい出会いまで、数々の貴重な時間を過ごしてきました。勿論、九州往復に関しても、かなり趣向を凝らしたものとなり(笑)、演奏から趣味に至るまで、思う存分、自分らしいツアーが出来上がったのではないかと思います。…ブログ的にも、盛り沢山な内容になりそうな今回のツアー、どうぞじっくりと御覧下さいませ!
4月5日(1日目)
この日は、北九州の門司駅前に15:30に集合というものでした。門司への行き方は色々ありまして、新幹線がメジャーな行き方ではありますが、今や値段では飛行機の方が有利な時代です。最初から飛行機で行く事に決定はしていた自分でしたが、北九州空港から行く場合や、福岡空港から行く場合…、そして、2010年の時には山口県の山口宇部空港を使用した年もありましたので〔竹内大輔、北九州ツアー(2010.4.1~4.5)参照〕、行き方の殆どは出尽くしてしまった感じではありました。
…しかし、ここで思い出したのが、今年の3月1日に新規就航を果たした、Peach という航空会社の存在です。Peach は日本で初めて、世界基準の LCC(Low Cost Crrier)と言われ、暫くはニュース等にもよく話題に挙がっていたので、御存知の方も多いかもしれません。個人的に、九州に向かう殆どの航空会社に乗ってしまった今、この Peach を利用してみる以外に、他の行き方は考えられませんでした(笑)。ただ、羽田空港には就航しておらず、関西空港からの便しか無いのが難ではありましたが、それならまず関西空港に飛べば良いのです(笑)。…故に、普段より相当朝が早くなってしまいましたが、まずは関西空港に行くべく、朝6:00頃には自宅を出発させたのです。
関西空港までの便に選んだのは、お馴染みの全日空です。そもそも Peach は、全日空が以前から日本の LCC 市場をにらんで、事業構想を練ってきた航空会社(つまりは関連会社に属するわけですが、出資は3分の1程度に留めて、独自性を強調しています)。本家との乗り比べをしてみるのも面白いかもしれません。ちなみに、気になる値段ですが、羽田空港~関西空港間が全日空利用で約10000円、関西空港~福岡空港間は Peach 利用で約5000円のチケットを手配しております。果たして、値段がどのように反映されている事やら…。
関西空港までのフライトは天候良好、富士山も綺麗に望む事が出来ました(右上写真参照)。搭乗した飛行機は、ボーイング767-300ERという機体でしたが、各席に個人モニターが設置されている国際線用の飛行機で、国際線も数多く設定されている関西空港までの便ですと、このように機材繰りの関係で、国内線でも国際線機材に乗れる事が多くあるのです。…とは言え国内線ではこのモニターは使用不可になっていましたが、国際線用に造られているだけに、機内は若干ゆったりとしていて、これは Peach には少々相手が悪かったようにも思えました(笑)。
…そんなこんなで、約1時間程で関西空港に到着しました。次の Peach の出発時刻にはまだ時間があったので、ここで前から行ってみたかった、関空展望ホール、スカイビューに足を運んでみる事にしました。
スカイビューは、関西空港の旅客ターミナルとは離れた場所にある建物で、無料のシャトル・バスでアクセスする事が出来るのですが、5階建ての建物から、ターミナルや滑走路、そしてすぐ横を着陸・離陸する飛行機が眺められる(風向きによりますが…)場所でもあるのです。内部にはレストランやショップ等も併設されており、飛行機を見る為に、ここまでの建物が造られたというのは、よく考えたら凄い話しでもありますが、確かに、そこからの眺めは良かったです。関西空港は、羽田や成田にも乗り入れてない航空会社もあったり、飛行機の種類もそれら以上に千差万別だったりしますから、面白さではある意味、東京の空港を超えているかもしれません。当初は30分くらい居れれば良いかな…とも思っていのですが、予想以上に色々な飛行機が飛び交い、写真をあれよこれよと撮っている内に、気付けば1時間半くらいはそこに居座っていてしまいました(笑)。…と、これ以上ここに居てしまうと、流石に Peach の搭乗時間に間に合わなくなってしまいます…。後ろ髪を引かれつつ、スカイビューを後にしました。
Peach のチェックイン・カウンターは現在、空港ターミナル内には存在しません。これはどういう事かというと、ターミナルから見て関西空港駅を挟んだ反対側の建物である、エアロプラザの2階(駅の出口のフロアからそのまま行けます…)に設置されているのです。ここはそもそも商業施設としてオープンされているエリアですが、そこにチェックイン・スペースを置くとは、なかなかやってくれるではないですか。つまりは、便利ではあるものの、高コストである通常のターミナルでのチェックイン、そして搭乗橋によるボーディングの動線を選ばなかった…という事でしょう。エアロプラザ内の空いているスペースを使って、セルフ・チェックイン(これも、ネットで予約して、メールで送られてきた予約確認書に記載されたバーコードを、機械に読み取らせれば終了です)、手荷物預け、保安検査、そして専用のバスで搭乗機脇まで移動…という新たな動線を生み出し、ここでも徹底的にコストを省いている事が窺えるというものです。
コスト・カットは値段にも表れていて、例えば、チケットによっては(安い設定のもの)手荷物預けは1個から有料だったり、座席指定も有料だったりします。機内での飲み物も当然有料ですし、驚いたのは、機内の座席の1番前と、非常口横の座席については、少し高い値段設定の席にもなっていたという事です(つまり、少し席の間隔が広い部分なのです)。コストを省けるところは極力省く…といった試みがここまで如実に表れていた航空会社は、恐らく日本では初めてでしょう。しかしその代わり、関西空港~福岡空港間は、一番安くて3780円の値段設定が組まれており(2012年4月現在)、これは既存の航空会社と比べても、劇的に安い値段である事は皆さんもお分かりでしょう。LCC は、日本語では“格安航空会社”と訳されますが、少し意味合いは違っていて、Low Cost=低コストでの運航…という事です。それ故に運賃が安くなっているのであり、ただ単に安っぽいというイメージとは掛け離れたものです。とにかく運賃を安くする為に努力をしている…。この事を、自分達はもっと理解した方が良いように思いました。そうなれば、日本における LCC の未来も明るいものになりそうな気がします。
荷物検査が過ぎると、これまた簡易的な待合室に案内され、搭乗機まで移動するバスの準備が出来始めると、階段を下って(これも、オフィス・ビル内の、ただの階段みたいな雰囲気の中での移動となります)、バス乗り場へ…。ここで、搭乗客は二手に分かれさせ、それぞれのバスに案内させられます。そのままバスは出発となりますが、ここの動線がユニークで、いったん隔離されたエリアをバスは出て、一般道経由で飛行機のランプエリア(飛行機が駐機している所)に入るのです。このような措置は前例が無いと思われますが、保安エリアに関する規制と、前述のようにコストを少しでも抑えたいという Peach の拘りが随所に見える部分だったと思いました。ちなみに、関西空港は現在、LCC 専用のターミナルを建設中で、言わばこれは暫定的な処置なのですが、Peach のフットワークの軽さも見せつけてくれる結果にもなっていると思います。
そしてバスは搭乗機の前に到着します。ふと飛行機の後ろの方を見ると、こちらにもタラップが取り付けられ、後ろ側からも搭乗客を乗せているのが見えてきます。定時運航確保の為、関西空港では前後両方のドアから客扱いを行っているようで、これも日本国内では珍しい光景のようにも思えました。
…このように、チェックインからボーディングをするまでも、今までの航空会社には無かった事の連続で、本当にアイデア勝負と言うか、コスト減の為に、やれる事は全てやっているという印象を受けた Peach…。さて、フライトはどんなものなのでしょうか。
さて、座席に腰を下ろしてみると、やはり“狭い”という印象が付きまといます。確かに、この機体と同じ型式の飛行機を使っている全日空の座席数は160席程に対し、こちらは180席に設定されていますから、狭くなるのも当然と言えます。まあ、福岡までは1時間程度のフライトなので、安い為なら狭さも我慢出来るというものです。今後、韓国のソウル線の運航も予定されているようですが、こちらもそんなに時間の掛かるフライトでも無さそうですしね。
巡航高度に達し、機内サービスが始まりました。…とは言え、飲み物等は全て有料で、本来なら機内誌の入っている場所に、簡単な機内メニューが置いてありました。関西~福岡線は時間的に短い路線に入るので、食べ物の種類は限られているようでしたが、ここは何か頼んでみたいものです。ひとまず自分は、グルメ・サンドイッチとホットコーヒーのコンボを購入。単品で買うようより50円引きの、650円という値段でした。まあ、一般的な喫茶店の値段…という感じでしょうか。ちなみに、一応人気メニューは、Peach の桃にちなんだ、特製ピーチ・デニッシュ(300円)でしたが、自分、加工した果物はあまり好きではないので、ここではパスさせて頂きました(笑)。
印象的だったのは、CAが皆、楽しそうに活き活きと働いている…という事です。これは雰囲気で感じただけでしたが、新規航空会社だけに、既存の枠組みに囚われず、新しいものを作っていこうという意欲の表れだったようにも思います。面白かったのは、福岡空港に到着した時に、本来ならば「御搭乗ありがとうございました」のアナウンスがあるところを、「おおきに!」と関西弁で話していた事があります。関西空港を拠点にする航空会社だけに、関西色も強めていこうという戦略なのでしょう。よく見たらセルフ・チェックイン時に発行された航空券(レシートみたいな紙ですが)にも、Ookini!!…と書かれていましたし、何だか自由な発想の社風を感じ取れました。全日空が出資している航空会社ですが、本元とは全く異なる航空会社ですね。今後も新たな発想で、航空業界を驚かせていってほしいように思いました。
こうして着いた福岡空港では、以外にも、普段の航空会社と何ら変わらない形で降りる事になりましたが(以外に…と思えてしまった事も面白いですが…笑)、いつか関西空港以外の空港でも Peach 独自のやり方でサービスを提供していくのではないかと考えてしまいました。今後にも期待していきたいと思います。
…さて、この後は門司駅へと向かいますが、電車で行っても良かったところ、敢えての?高速バスで小倉駅まで移動、そこで電車に乗り換えて門司駅に向かいました。理由は、時間と値段的に一番良かったという部分が大きかったですが、ゆったりとした高速バスの車内で、いち早く腰を落ち着けたかったというのがあったのかもしれません…。こうして無事に門司駅に到着。予定通りに Daddy さんとルージュさんに落ち合え、夜御飯を御馳走になって(笑)その後、この日の演奏場所である、門司駅前に位置する Brick Hall へと足を運ばせました。
門司 Brick Hall は右上写真のように、そして文字通り(笑)レンガ造りの建物で、元はと言うとサッポロ・ビールの工場だったらしいですが、見事に現代風に生まれ変わり、とてもお洒落な場所へと変貌を遂げたように思われます。中は吹き抜けの2階建てになっており、確かにホール状でもあり、それでいてゆったりとしたソファが備えており、落ち着ける空間としても機能しているように思いました。
ステージの広さ的にも結構ある感じでしたが、ここでソロ・ピアノ演奏というのは、何とも贅沢な気がしたものでした。しかし今回は、このツアーでの共演ではお馴染みとなっている、盲目のトランぺッターである小倉久司さんとの出演が控えています。今までは、小倉さんはゲスト的な扱いな感じで共演してきましたが、今回は殆どの時間に亘っての共演が用意されており、その広いステージを、よりダイナミックに使える準備は揃っていました。こちらも、気合いを入れて臨んでいきたいですね。
そして更に、こちらもある意味で恒例の共演ですが、以前自分も演奏をさせて頂いた、小倉にある Dream というお店のマスター、鬼頭さんを加えてのステージも用意させて頂きました…。曲目は例年通り(笑)、“Georgia On My Mind”と“I Left My Heart In San Francisco ”の2曲ですが、何だか懐かしくも思える時間でした。また、自分ソロだけの演奏も何曲か存在し、基本的にはジャズ・スタンダードの曲をやりましたが、自分のオリジナルCD“Fingers Dance”の販売促進の為、タイトル曲でもある“Fingers Dance”を演奏させて頂きました。恐らく、ソロで弾くのは初めてだったと思われますが、何度も弾いた事のある曲であるものの、新鮮感もあり、ソロだけでしか得られない感覚も掴めたような気がしました。実は、突然思い付いた選曲でもありましたが(笑)、このツアーで磨いていきたい曲にはなりましたね。
小倉さんとのデュオ演奏は、最初は探り探りな感じでした。何と言っても自分達の共演は1年振りであり、しかも今回は自分達2人で作り出すステージとして用意された場所でもあるので、リハ等が殆ど出来ないという状況を考慮するに、どういう風に進めていくかも、その場の状況を見ながら…とせざるを得なかったのです。しかし、ジャズ・ブルースや、“Take The A Train”等の有名系の?ジャズ・スタンダード曲を演奏するにつれ、1年前の感覚を徐々に取り戻してきた感じがありました。
こうなったら、後は攻めていくのみです。基本的に、演奏する曲目は殆ど決めず、ステージの上のその場で決めていたので、小倉さんも若干大変だったと思いますが(笑)、やはり1曲を演奏し終えると、…では、こんな曲はどのような演奏に仕上がるのだろう…とか、どんな風に小倉さんは弾いてくれるのか…という考えが沢山生まれてきて、次々に曲は浮かんでくるものだったのです。特にこの日は、“Caravan”や“What A Wonderful World”が良い演奏に仕上がった気がしました。お客さんも温かく、大きな拍手で迎えて下さり、嬉しかったです。自分は、九州に演奏しに“行っている”のですが、少しだけ“帰ってきた”気持ちにもなりました。何とも有難い話しで、それが何度も九州で演奏出来る活力にもなっているような気がします。
最後にはアンコールも頂いて、楽しく演奏出来た初日になりました。何だかいつの間に時間が経っていた…という感じでしたが、この日は朝早くから動いていて、殆ど眠れていないのにも関わらず、心地良い夜が送れていたというのは、やはり満足感から来るものなのかもしれません。ただし、羽目は外さないように…と(笑)、この日は割りと早い時間(…とは言え、24:00は過ぎていましたが…笑)に Daddy さんの自宅へと向かい、ビールを1杯程飲んでから眠りにつきました。…こうして、ツアーの初日で、とても長い1日は幕を閉じたのでした。また明日から頑張っていきましょう!
4月6日(2日目)
この日の朝の行動は非常に遅く、起きたのがそもそも昼過ぎで、昼ご飯(お馴染み、門司港駅近くにある“千兵衛”にてです♪)を食べに行ってから、また Daddy さんの自宅に戻って、しばしまったりとしていたので(笑)、本格的に動き出したのは、いわゆる演奏場所に出向く時でもありました。この日の演奏場所は、八幡にあるペントハウスで、2010年のツアー時に演奏をさせて貰った場所でもあります。つまりは2年振りの出演となったわけですが、あの時はトリオ編成で出演という状況で、今回はソロでの出演(そして、ゲストに小倉さん!)だったので、また気持ち的にも大きく違う環境ではありました。
演奏時間は20:00~と、少々遅くからのスタート設定で、まだあまりお客さんも来ていない状況ではありましたが、徐々に…という感じで始めていきました。この日も2ステージあるので、急いでやっても仕方ありません。自分のペースで…が重要です。
今回は、最初は自分のソロ演奏、そして後半から小倉さんが入ってきてデュオ演奏、…という形態を取らせて頂きました。…と言うか、もう既にそのスタイルが自分的に定着してきていると言いますか、半ば自然にその流れになっていました(笑)。曲も、ほぼその場で決めるスタイルというのも初回から貫き通しており、スリル感もありつつ、お互いの出す音に、一番純粋に反応していけます。そして何より、常に新鮮感を持ってプレイ出来るというのが大きいのかもしれません。即興性も強く、正にジャズの根本たる部分と向き合えるライブになったと思いました。
…惜しむべくは、少しお客さんが少なかった事でしょうか…。せっかくなのに勿体無かったような気もしましたが、昨日の Brick Hall 同様、温かい雰囲気に包まれ、良い演奏が出来たと思います。このツアーでは小倉さんとは最後の演奏になりましたが、またきっと来年?もお目に掛かれる事でしょう。自分も楽しみにしたいと思います!
そしてライブ後には、門司港名物である焼きカレーをお店から頂きました!…何度も北九州地区には来ているものの、この名物は未だに食しておらず、何とも良いタイミングだと思ってしまいます(笑)。要は、カレーのドリア・グラタン風…なわけですが、非常に香ばしく、どんどん食欲が進んでいきます。そして、妙にビールに合う気が自分はしてしまいました。演奏後の飲食は本当に楽しいもので、この日は更に名物も堪能しているのですから尚更です。次の日は北九州を離れ、大分県へと向かうので、しっかりとスタミナを付けておきたい時でもありました。
4月7日(3日目)
ツアーも3日目となりましたが、この日から、ギター・コーラスのちきぴーさんも一緒に行動します。この日と次の日の2日間は、Daddy さんのステージも行うからです。まず向かうのは、昨年〔竹内大輔、九州ツアー(2011.3.31~4.6)参照〕も演奏をさせて貰った、大分県は九重町の飯田高原にある宮柱邸です。急に長旅となるのですが、雄大な景色が楽しめる場所でもあり、今年も楽しみにしていた所でもあるのです。前日とは一変、朝8:00には出発し、午前中内での移動を目指しました。
こんなに早く移動したのも、この日の演奏は昼過ぎぐらいから行われる予定だったが故です。そして、その前の時間には Daddy さんに学校での演奏を(少しの時間ですが)依頼されているとの事で、更に前には昼御飯も食べておきたい…等々、やはり早目に移動しておく方が、何かと都合が良かったのです。北九州市から九重町に向かうのは、高速道路を最初は使わず、行橋市、中津市経由で向かうのが一般的になってきました。2時間以上は一般道を走るので、なかなか大変な道のりでもあるのですが、大分県に入って高速道路に乗ると、すぐに内陸の山間部に入っていき、景色も雄大なものに変わってきます。そして、由布ICで降りてから、更に1時間ぐらい走って飯田高原に辿り着くわけですが、やはりここまで走ってきた…という景色は健在で、やはり来た甲斐があったと思わせてくれるに十分な場所です。基本的には道路は順調で、お昼過ぎ頃には着く事が出来ました。早速、昨年も訪れた、Daddy さんの知り合いが営んでいる蕎麦屋で腹ごしらえ…。やはり山の水で作られるお蕎麦は美味しいです♪
さて、宮柱邸に行く前に、Daddy さんに依頼があったという、例の学校まで行ってみる事にしましょう。ここの蕎麦屋の主人の子供も通っている学校らしいのですが、演奏内容についてがどうもあやふやで、とりあえず行ってみようという事になりました。ここからは車で5分程降りたような場所にあり、確かにそこには立派な小学校がありました。
…とは言え、よく考えてみると今は春休みという時期です。生徒がいるのかどうか、微妙な感じはしたのですが、学校構内に入ってみると、1つの教室だけ、先生と生徒で何かが行われています。授業…というよりは、地べたに座って、何か楽しんでいるような様子ですが…。
…と、そこに臆する事無く、Daddy さんはズカズカと教室内に入っていきました。ここに居たのが担当の先生ではなかったのか、生徒も含めて皆で面喰っていた感じがありましたが(笑)、色々と訳を説明すると、快く皆さんは受け入れてくれました。そして、1曲 Daddy さんの歌を披露する事に…。何だか面白い光景でしたが、ここは見守る事にしましょう。曲は、手話をしながら歌っていく、“Happy Come Come”でした。
さて、学校での演奏?を無事終え(ちゃんと、当初の先生には会う事が出来ました)、いよいよ宮柱邸に向かいます。この日は、宮柱邸を貸し切って、どなたかの退職祝いをする会が行われているようで、その中での演奏…という事になっていました。まずは Daddy さん達がステージを行い、その後に自分がソロでステージを行います。まあ、かなり異色の2組である事は明白ですが(笑)、退職祝いの席だけに、お客さんは皆、御高齢の方ばかり…。選曲にも気を遣いながら進めていったものでした。
Daddy さんは、自分達のユニットを「前座で」…と言っているのですが、いえいえ、自分からしたら勿体無いお言葉です。ちきぴーさんが加わった Daddy さんのステージは、それぞれの曲が聴きやすいように、少々アレンジが施してあり、言わばアメリカン・カントリー・テイストが加わったといいますか、また面白い物が出来上がっているように思うのです。聴き慣れた曲が殆どですが、どこかでニヤリとさせられる箇所が存在したりと、そのアレンジのバランスも程良いのです…。この次の日は、自分も何曲か参加させて貰う予定なので、しっかり聴きつつ、明日の予習にもしておきましょう!
さて、自分の番です。一応、“ジャズ・ピアノ”という括りになっているので、手始めに…というわけではありませんが、お馴染みのジャズ・スタンダード曲を弾きつつ、ステージを始めていきましょう。ジャズを、普段からはあまり聴かれない方々…という事で、最初は聴き慣れた曲を入れつつ、徐々に徐々にジャズ寄りにしていく事で、ジャズというもの事態に入りやすい状況を作っておきました。
ただ、最後に持っていきたいのは、やはり自分のオリジナル曲なのです。CDを持っていっている…という理由もあるのですが、やはり、自分という人間がこの場に足跡を残したいならば、自分らしさが存分に出ている曲を残していきたいものです…。今回は“Monte Fiesole”と、ツアー1日目にも挑戦した“Fingers Dance”を演奏。確かな手応えは感じられました。…とは言え最後には“Spain”を演奏したのですが…(笑)。やはりこの曲は、盛り上がりますね(笑)。
…今回、お客さんの人数的には、それこそ15人ぐらい(6~7家族?)ではありましたが、それこそ全家族の方がCDを購入して頂けました。中には、今までクラシックばかりを聴いてきたものの、ちょっとジャズも聴いてみたくなったと言って頂けた方もいたりと、とても遣り甲斐のある場になりました。ここ飯田高原という場所は、仕事をリタイアしてからの住む場所としても人気が高く、皆さん、本当に趣味を大切にされている方々なのです…。その中の1つに音楽、そしてジャズという選択をして頂ける余地が少しでも生まれてきたのだとしたら、本当に嬉しい事ですよね。宮柱さんにもお世話になりました。どうもありがとうございました!
演奏も終わり、ひとっ風呂でも浴びたくなりますが、ここは九州有数の温泉地でもあります。露天もある温泉(今までに何度か寄ってる場所です)に寄りつつ、今夜の泊まる場所へと移動していきました。結果的に言うと今回泊まる場所は、やはり Daddy さんの知り合いが持つ、別荘のような所だったのですが、よくよく考えると、ここは以前に、ギター・ボーカルのさばいばる伊藤さんのツアー〔竹内大輔の写真日記(~2009)、さばいばる伊藤、日本海・九州ツアー(2007.8.6~2007.8.17)参照〕で泊まらせて(演奏もしましたね)貰った場所で、今回は実に5年振りという場所でもありました。
見た目通り、本当にロッジ風な感じではありますが、この木製の持つ、独特な温かみが良いのです。ここで打ち上げを兼ねて、鍋をやったり、お酒を交わしたり…。大自然の中で過ごした、とても心地良い時間でした。…とは言え、自分は早い段階でお酒が回ってしまい、早々に就寝に入ってしまうのですが…(笑)。それもある意味、幸せな過ごし方と言えるでしょうね。さて、次の日はいよいよ演奏最終日、ついに博多は天神へと向かいます。それまで目一杯、自然に触れておきたいものでした。
4月8日(4日目)
この日も思う存分眠りまして(笑)、爽やかな天気の中、博多に向けて出発しました(また、例のお蕎麦を頂いてからの出発でした♪)。時間的には余裕があったので、一般道のみでの移動です。まずは飯田高原から麓に降りるまでで30分強は掛かるのですが、更に国道210号線をひた走り、本当に地味に福岡県に抜けていきます(笑)。途中の日田市では、お昼ご飯と称し、九州ツアーの必須?のジョイフルに寄らさせて頂きました(笑)。その後、386号線、3号線を通って、いよいよ博多の街並みが近付いてきました。博多区内は都市高速を使い、順調に中心部に到着です!
ここで、自分は今夜のホテルに一度出向き、Daddy さん達は一度、ちきぴーさんの家に荷物を置きに行くとの事で、いったん別行動として、この後は現地集合としました。自分は博多駅前のホテルに泊まるのですが、今夜の演奏場所は、福岡屈指の繁華街、天神に位置するとの事。博多駅からは地下鉄で3つ目と、非常にアクセスはしやすいです。気持ち的にも余裕があり、ライブにも良い感じで影響するような気がしました。いよいよこの日で、ツアー時の演奏は最後となるのです!
…という事で、今回の演奏場所、天神の B.B.Kenchan というお店にやってきました。お店に入るやいなや、Daddy さんに「こちらがマスターのケンちゃん」と促され、店名も納得という感じでしたが(笑)、アメリカン・テイスト溢れるバーという感じで、雰囲気もなかなかのものでした。
ここでは珍しく?入念なリハーサルが行われます。…というのも、この日も Daddy さん達のステージが行われるのですが、自分も何曲か参加させて頂くからでした。曲数的には2,3曲程度でしたが、自分が初めて演奏する曲もあり、一応は事前に聴いておいたので(昨日のライブの以前にも)、何の問題も無くリハーサルは終了。後は本番を待つのみとなりました。
本番も、良い雰囲気で進められていきました。まずは Daddy さん達のステージから始まり、勿論自分も後半の方で参加させて頂いたのですが、残念ながら写真が撮れなかったので証拠が無いですね(笑)。まだ2,3曲ぐらいだったので問題は無かったですが、今後、全曲を演奏する事になるのは確実なので(6月に、Daddy さん名義のワンマンライブが開かれ、そこに自分も加わるからです!)、この日の演奏を糧に、次に生かせればと思いました。そして自分の出番となります。
ステージ配置的に、アップライト・ピアノが奥の方に設置されてあって、若干、客席から遠くなってしまっていた事が難点でしたが、MCを多めに挟み、なるべく客席との距離感を少なめに意識してみました。昨日と同じく、スタンダード・ジャズ曲、ポピュラー曲を中心に行い、後半の方で自分のオリジナル曲も盛り込んでいきます。良い感じです♪
そして最後には“Spain”で、久し振りの“プレイ&レスポンス”をやってみました。自分の即興で弾くフレーズに対し、お客さんにも声を出して貰って、すぐその場で返して貰う。最初はぎこちなさがあるのですが(当然です)、徐々に慣れ始めて、難しいフレーズにも果敢に挑戦し始めたりする…というゾクゾク感は、他にも代えられない楽しさで溢れています。大いに盛り上がって終了し、アンコールではマスターもギターを持って交えて、セッション感覚でジャズ・ブルースを演奏しました。本当に楽しかったです。良い、ツアーの締め括りになったと思いました!
…これにて、今回の九州ツアーの“演奏”の全行程が終了しました。今回も各場所によって色々と見所のあるツアーになりましたが、5度目になっても、やはり自分が受ける刺激は大きいものです。そして、この日の演奏後はお店にて、地元のお客さんも交えて、楽しくお喋りしながらお酒を嗜んでいましたが(笑)、これもまた大切な時間なのだと改めて思いました。人と人との関わりが、また今後への新たな刺激を生んでいきます。そして、また新たな演奏場所も生んでいきます。また九州に来る予定もあるので、自分も楽しみに待つ事に致しましょう。
そして、演奏の行程が全て終わった後は、、、恒例の鉄道の時間ですね(笑)。こちらも思う存分刺激を受け、楽しんでしまいましょう♪…どうもお疲れ様でした!
まだまだ続きます!
それでは…と、こちらに戻ってきた日は、東京は結構な雨と風が強い天気となっており、またこれで桜も散ってしまうのかと、微妙に諦めモードにもなっていました。またこれから東京ではライブの日々が続くので、今年は桜をゆっくり見れる機会は逃してしまいそうです。それ故に、現場に向かう時にチラッと見れる桜が、今は唯一の花見時間です(笑)。
それでも、僅かなチャンスですが満開の桜を目の前にすると、やはり圧倒されますし、何だか元気を貰っているような感覚に陥ります。…もう流石に今週が東京では限界でしょうが、今年は時期的に遅めだった桜シーズンを、もう少しだけ楽しみたいと思います♪
毎年恒例の、トランぺッターの小倉さんとの共演や、今回は Daddy さんや、ちきぴーさんとのステージにも立たせて頂いたりと、例年以上の盛り上がりを見せ、そして例年以上に遣り甲斐のあるツアーだったように思います。後者のメンバーでは、Daddy さんの名義で6月にまた中洲(博多)でライブを行う事も決まっていますし、今後に繋がるという意味でも、身になる1週間でした。また日を改めて、ブログを更新していけたらと思います。
…さて、こういったツアーでの個人的な楽しみの1つに、ライブ期間の前後に自由に鉄道に乗りに行く…というものがあります。今回も例外ではなく(前のブログを見返してみると、これは第1回目のツアーから既に行われていましたね…笑)、4日間の演奏を終えた後、3日間の鉄道の旅をする…という行程をとらせて頂いたものでした(笑)。そしてその最近の傾向と言えば、いわゆる“乗り鉄”で、まだ乗った事の無い路線を中心に足を運ばせるという行程を、毎年毎年繰り返しています(笑)。
今回は、長崎県を中心に行動してまして、また新たに完乗出来た鉄道会社が、今回は4つも増える事になりました。まず、北九州地区を走る筑豊電気鉄道(左上写真参照)、長崎県と佐賀県を走る、松浦鉄道(右上写真参照)、そして、長崎県だけを走る島原鉄道(左下写真参照)と、長崎市内を走る路面電車、長崎電気軌道(右下写真参照)です。
そして、JR線に関しても、佐賀県と長崎県はコンプリート出来ました!…福岡県と大分県は既に制覇している筈なので、残りは宮崎県と鹿児島県だけとなります…。前にも言いましたが、実際にあと1度くらい九州ツアーに行くと、九州の鉄道会社全線を制覇出来る程にはなるかもしれません。そして次の九州への訪問は、Daddy さんの名義のライブで6月と、既に決まっているのです。
…と、一体何が目的で動いているのか、よく分かりませんが(笑)、とにかく、演奏面でも趣味面でも充実した1週間を過ごす事が出来ました。Daddy さんやルージュさんを初め、関係者の皆様方に、改めてお礼を申し上げたいと思います。どうもありがとうございました!…そして、また次回も是非よろしくお願いします!
手前の物が新しく購入したもので、奥が今まで使っていた物ですが、若干スリムになった感じがお分かりでしょうか…。しかし、このスリムになったという部分がで重要で、飛行機に乗る時での機内持ち込みが出来るか出来ないかの、ギリギリな境目だったりするのです。今までのも、機内持ち込みに出来なくはなかったのですが、大量に荷物を入れてしまうとスーツケース自体が膨らみ、基準値をオーバーしてしまっていた事が何度かありました。…という事でハードケースならその心配も必要ありません。心置きなく、機内に持ち運びたいと思います(笑)。
何故、ここまで機内持ち込みに拘っているかというと、。実は自分は明日、回り道にはなってしまいますが、格安航空会社の Peach という飛行機に乗る予定で、この航空会社は、手荷物預かりが有料になってしまうのです。まあ、…とは言えプラス1000円程度なのですが、せっかくチケットが安いのに、何だか悔しいではないですか(笑)。
…という事で、今回も自分の拘りを随所に出せそうなツアーになりそうです(笑)。楽しんで行ってきたいと思います!
☆Peach のHP…http://www.flypeach.com/jp/ja-jp/homeJP.aspx
※また、本文自体はまだ終わっていませんが、昨年に行われた、今回と同企画のツアー
〔竹内大輔、九州ツアー(2011.3.31~4.6)〕の記事も、演奏の日の部分だけは書き
終えてますので、こちらも良かったら読んでみて下さい。よろしくお願いします!
そんなわけで、誕生日ケーキもささやかな感じです…(笑)。ちなみに、母親も同じく60歳になっていますので、2つのケーキに数字ロウソクを1本ずつ立てるという策に出てみました。喜んで貰えたのでしょうか…。
今回、タイトルに“1”と(強引に)付けましたので、今年はあと何度か、色々な方向から還暦を祝いたいと思います。…とは言え、まだノープランではありますが…(笑)。
●日時…2012年3月26日 ●場所…横浜中華街 ●お店…福満園新館
竹内(以下、緑で表示)「じゃ、お願いします。」
海野(以下、濃いピンクで表示)「よろしくお願いします。ここから録り始めるんですか?」
「そうですね。」
「ここから全部録って、ここから全部書くんですか?」
「そんなわけ無いでしょう。」
「面倒臭いところは飛ばすわけですか?」
「…まあ、そうですね。祐子ちゃん(山上祐子さん)の時に、色々な流れで旅行の話しに
なったんだけど〔竹内大輔の『奢らせて頂きます!』10.(山上祐子編)参照〕、
全部カットしましたし…。終わりが見えないと思って…(笑)。」
「旅行の話し…。成程、旅行好きですもんね。」
「でも、書いてどうすんだ…的なところもあるじゃないですか。」
「あー…。じゃあ、何を話せば書かれるんですか?
何か…、インタビューみたいな事をされるんですかね。」
「いや、しないですね(笑)。」
「しない…ですよね(笑)。あくまでも普通に…。」
「普通に…。」
「そしたら私、放送禁止用語しか喋らないかもしれないです。」
「あー、前にあったかもしれないですな。」
「そうですか(笑)。あ、食事、お取りしますよ…。鳥だけにね…。」
「…あ、そういうのを書いていきたいと思います(笑)。」
「え?…あ、いや、やめて下さい(笑)。…まあ、書いて貰っても
良いですけど、竹内さんの品格が疑われますよね(笑)。」
「…は?」
「…え(笑)?」
「品格が疑われるのは、俺じゃないでしょう。」
「いやいや、何ですかね…。」
「あ、何をこんなの書いてるんだか…って事?」
「そうです。」
「いや、良いんじゃないですかね、こんな調子で…。」
「そうなんですか。あ、これも食っちゃって下さい。…あ、『食っちゃって…』とか言うと、
これも書かれて私の品格が疑われるかもしれない…、気を付けないと。」
「まあ…でも、そういう事を目的とした場でもありますからねぇ…。」
「ははは…成程(笑)。人の本性を暴こうと…。まあ、MCとかで
出しちゃってますからね(笑)。あー、お腹空いたーー。」
「早速、本性が出てますよね(笑)。」
「しかし、面白い事を考えましたよね。」
「このシリーズって事?…そうですかね。」
「はい。人に興味が無さそうなのに、意外と人に興味があるって事ですよね。」
「そういう事になりますね(笑)。お客さんの為でもあったし、自分の為でもあったと…。」
「自分の為…。」
「…もっと人に興味を持とう!…みたいな。」
「あー!…じゃあ、元々は人に興味は無いですよね。」
「無いですね(笑)。」
「凄いそういう感じします。やっていくうちに、人に興味は持てたんですか?」
「いや、どうなんでしょうね…。」
「あはは(笑)。持ててないんだ(笑)。」
「でも…まあ、この企画を始めた当初よりは、興味を持てたんじゃないですか?」
「ふーん…。」
「まあ、基本的に、質問が無いんですよね…、人に(笑)。休みの日、何してる?…とか、
聞いても良いんですけど、それを聞いてどうするんだ、俺…みたいになっちゃう(笑)。」
「でも、お客さん的には、知りたいかもしれないって事ですよね。」
「まあ、そうですね。自分で聞いてよ!…とも思っちゃうけど(笑)。」
「ははは(笑)。でも、お客さんにいきなり、休みの日って
何してるんですか?…って聞かれても…っていう気はしますけど(笑)。」
「…って言うか、この企画をやっておいて、『自分で聞いてよ』は無いよね(笑)。」
「そうですよ。全然意味無いですよ(笑)。」
-----若干、不安な空気が流れつつ…続けます-----
海野「…で、休みの日は何してるんですか(笑)?…って、私が聞いちゃう。」
竹内「ははは(笑)。」
「…って言うか、休みとか、休みじゃないか…とか、分かんなくないですか?」
「あ、何をもって休みとするかって事?…確かに…。休みは休みで、
色々と出来る事ってあるもんね。譜面を書いたりとか…。」
「そうなんですよね。なんか、休みの日…って言われても困りますよね。
別に、夜だけ仕事がある日とかでも、朝起きて、昼とか夕方までは
休みの日みたいなものじゃないですか。普通の人からしたら…。」
「休みですね。」
「休みですよ。…って言うか、人生が休みですよ(笑)。
年がら年中、夏休みみたいなものですよ。」
「ぁあらっ…。言ってしまいましたね(笑)。」
「…いや、でも最近なんかホントに…休みって…、、、。
働いているって感覚あります?…ライブとかやってて。」
「それは難しい質問ですね。」
「そうですよね?」
「いや…、あるとは思うんですけど…、あの、自分達のデュオ
〔デュオでライブハウスやります!参照〕の時とかは、、、(笑)。」
「あっはははは(笑)。」
「あれは、どう捉えたら良いんだ…っていう(笑)。」
「あれは、本気で遊んでいる感じですよね(笑)。」
「あの遊びに、お客さんはお金を払って見に来るっていう…(笑)。」
「でも、仕事だから…って言って、BGMみたいにヴァ~、、ってやってるのを
聞きたいかって言ったら、そんな事は無いだろうから、良いんですよ!
遊んでるのを…、楽しく演奏しているのを見てる方が楽しいじゃないですか。」
「それもありますね。どうなんだろう…。
良い意味で、遊んでいるって事ですもんね。」
「だって本当に、仕事してます…みたいに思ってるだけで
演奏してたら、絶対にそういう演奏になっちゃいますよね。」
「まあ、仕事をどう捉えるか…ってところもありますね。」
「そうですね、難しいですね。」
「うーん、何かこれ、前にも誰かと似たような話しをした事がある気がするなあ…。」
「ふーん。」
「営業的な…、いわゆる結婚式とかの演奏でのBGMと、人に呼ばれて…例えば
自分だったら、Generation Gap とかのライブで演奏する時のスタンスの違い…ね。」
「…でも、違いますよね?」
「違うんですかね。なんか…、色々と考えてたら、
結局は違わないんじゃないかなって思ってて。」
「それは…、素晴らしい事だと思います。」
「何だよ、どっちだよ(笑)。」
「だから(笑)、変わらないくらい、パーティーとかブライダルとかの演奏を、
ちゃんと自分も楽しく演奏出来るって事じゃないですか…。逆の人が
いるわけですよ。それは、ちょっと良くないんじゃないかって…。」
「成程。…じゃあ海野さんはどうなんですか?」
「え?…私はちょっと…よく分かんないです。…今、食べてるんで(笑)、あははは!」
「あはははは(笑)。ちょっと食べてるから話しかけないでくれって(笑)?」
「まあ、そんなところですよね(笑)。」
「食べ終わるまで何も進まんわ(笑)!」
-----まだまだこの空気は続きます-----
海野「今のところ、まだ書ける事を話してないですよね。」
竹内「大丈夫ですよ。そのセリフ、この企画の“あるある”ですね。皆が聞きます。」
「そっか、じゃあ私、そろそろちゃんとしよ(笑)。竹内さん、食べるの遅いですね。」
「そうですか?…まあ、飲んでるかじゃないですか?」
「成程。じゃあ、うちの家族が早いんだ。こんなの出そうもんなら、一瞬で無くなります。」
「そりゃ、1人じゃないでしょ?」
「まあ、4人ですけど…。4人分あっても…ですよ。…あ、それ全部食っちゃって下さい。」
「また本性出てますよ(笑)。」
「……。」
「……。」
「…文章を書くのが好きなんですか?」
「それ、よく言われるんですけど…。たぶんそんな事は全然無いと思う…。」
「……。…人に、何かを伝えるのが…好きなんですか?」
「何言ってんだ(笑)。」
「あっはははは(笑)。だってブログとか…、あ、じゃあ自己満足なんだ。」
「うーん、よく分からないけど…。」
「私なんか、なるべくならブログとか書きたくないんですけど…。」
「はあ…。じゃあ、書かなきゃいいじゃん。」
「だから最近書いてないです(笑)。…でも、なんか書かなきゃなあ…と。」
「あーだこーだ言う人がいる…と。」
「……。」
「……。」
「GG(Genration Gap)のメンバーとか、やらないんですか?」
「…ん?…ああ、この企画の事?…やりましたよ。副田君
〔竹内大輔の『奢らせて頂きます!』3.(副田整歩編)参照〕。」
「あ、やったんですか?…見てみよう。」
「わりと初期の頃だけど。」
「でも、普段から喋っているのに、今更話す事とかあるんですか?」
「えーとね…、後半にかけてどんどん無口になっていった(笑)。」
「あははははは(笑)!」
「まあ、その時、もう1人ゲストで来ましてね。まあ、ブログを見てみて下さい(笑)。」
「町田でやったんですか?」
「勿論、町田 Herbie で。」
「ああ、あたし行った事ありますよ。」
「あ、そうなんだ。何で?」
「○○の○○が私の○○で、よく行ってたんです。あ、ここカットで!」
「あんた、企画を潰す気か。」
「え?…そしたらここの食事を1品1品紹介する会にすれば良いじゃない
ですか(笑)。海野さんは美味しそうに食べていました…って。」
「食べていました。…って、子供の日記か!…しかし、それでよく太らないよね。」
「太ってますよ。それ、よく言われるんですけど…。私、凄いデブでは
ないって事は自分では分かってるんですけど、一般の女性…、まあ、
一応標準体重ではあるんですけど、昨今の若い女性から比べたら…、」
「別にもう若くないじゃですか(笑)。」
「はは…(笑)、一応まだ20代なんですけど。…まあ、若い事にしておいて(笑)、
みんな痩せてるじゃないですか。だから、それなりに太ってますよ、やっぱ。」
「…と、食べながら言う(笑)。」
「あはははは(笑)。それと、一応毎日ジムに行ってるんですけど、それを知ってる
人は、何でジムにそんだけ行ってるのに、痩せてないの?…とは言われますね。」
「あー、成程。ゼロにしてるんだ。」
「そーです、プラマイゼロです(笑)。」
「じゃあ、どっちかが無くなったら大変なんだ。ジムが無くなったら…、」
「はい。アケボノです(笑)。」
「曙…、強かったじゃん(笑)。」
「そっかあ…、じゃあ、ただのデブです(笑)。」
「はははは(笑)、口が悪いわ。」
「はー、お腹空いたなー。」
「はい、食べて食べて(笑)!」
-----それぞれの知り合いの話しに…-----
海野「竹内さんって、誰と一緒なんでしたっけ?…歳。」
竹内「誰って…、副田君とか?」
「あ、じゃあ2コ上なんですか?」
「つまりは海野さんは29って事?…で、すぐに30…(笑)。」
「あれ、副田センパイってどっちでしたっけ?」
「どっちって何(笑)。」
「…いや、私の大学の、1コ上の先輩と、2コ上の先輩がいるんですよ、GG には。
でも1コ上の先輩で一浪しているから、皆、上杉さんと一緒なんです。
あ…、じゃあ皆、2コ上になるんだ。だから、竹内さんも…そっちか。」
「だから、秋航(立山秋航)が1コ上でしょ?」
「そうか、立山さんが真ん中だ。…で、立山さんのお兄ちゃんが…、」
「俺の1コ上。」
「もう1コ上なんだ。…で、押越さんがそのもう1コ上…。」
「…あの泣き虫…。」
「はっはっはっはっは(笑)!」
「あははは…(笑)。」
「泣き虫…(笑)。超可哀想…(笑)。いや、でも、泣いて良かった
ですよね、あのライブ〔押越雪彦セッション参照〕は。」
「あははは!…そんなに、蒸し返す話しでもない気がする!」
「いや、私はちょっと面白かったですよ、あの時。」
「まあ、面白かったでけど…(笑)。」
「だって、普通のセッション・ライブみたいにやってたじゃないですか。」
「ふふ(笑)。それはそれで俺はなかなか…(笑)。これ、10年後とかに
振り返ったら、凄く面白いライブだったなぁ…って思える気がしたもん。」
「はは(笑)。だって、何事も無かったかのように…。」
「そうそう、何かこう…、シレッと物事が運ぶ感じ(笑)?…凄いなって。」
「普通に、月1でやってます…って感じでしたもんね。」
「だってさ、よく考えたら…いや、よく考えなくてもさ、お客さんは
その時に何を見に来ているか…って言ったらさ…。」
「押越さんの…元気なお姿を…(笑)。」
「そうそう(笑)。前日に夜行列車で来てさ。前日にリハーサルをしてさ…。」
「ね。そんなまでして来たのに、普通にセッション・ライブやってましたからね(笑)。」
「お馴染みの人か!…っていう(笑)。」
「でも、押越さんの話し書いちゃったら…、ちょっとアレですよね。」
「そうかね。」
「カットで!!…はい、じゃあここから!」
「それは無理ですね(笑)。」
「押越さんの悪口しか言ってないじゃないですか。」
「別に悪口じゃないでしょう。…よく泣いた!…っていう(笑)。」
「成程。よくぞ、涙を…と(笑)。」
「…収拾がつきませんな(笑)。」
「じゃあ、真面目な話しをしましょう。」
-----海野さんにとって、真面目な話し-----
海野「好きな食べ物はなんですか。あはは(笑)」
竹内「まあ…それは海野さんにとって、真面目な質問という事ですね。」
「そうなんです。」
「人の好きな食べ物を聞く事によって、その人の人間性が分かる…と。」
「そう…それと、その人と合うか合わないか。」
「成程…。」
「はい……。」
「……。」
「……。」
「…蕎麦ですよ。」
「(1発、手を叩いてからの…)!!…イイ♪♪」
「あははは(笑)。まあ、広く言えば麺類だけど…。やはり日本蕎麦かなあ。」
「蕎麦は奥が深いですからね。」
「…でも海野さん、蕎麦なの?…食った気がしないんじゃないの?」
「食った気はしないですよ。この前、仕事の賄いがかき揚げ蕎麦だったんですけど、
もう1杯じゃ足りなくて足りなくて…。もう、イライラしてましたもん。」
「絵に浮かぶわ(笑)。」
「だいたい蕎麦屋に行ったら、温かいのか冷たいのか、
迷うじゃないですか。あ…、両方食べれば良いんですね。」
「ちゃんとした蕎麦屋に行ったら、俺は冷たいのですね。
駅にあるような立ち食い系だと、ほぼ温かいやつをいきますね。」
「そうですよね。駅にあるやつは、あまり冷たいのが美味くない…。」
「そうね。コシが無いというか…。温かいやつは、
そんなにコシが無くても食べれるもんね。」
「そうですね、冷たいやつには、やっぱりコシが無いと…。
これ、真面目な話し、してますねー!」
「はあ…(笑)。まあ、俺が蕎麦で好きな理由の半分以上は、タレだけどね。」
「良いですよね。私は、黒っぽい色をして、ちょっとトロみがあるのが好きなんです。
蕎麦をタレに付けてから出した時に、蕎麦に色味が付いているのが…良いです。」
「あー、いいですねー。」
「大丈夫ですか、これくらいで、真面目な話しは…。」
「はい、大丈夫です。お疲れ様でした(笑)。」
「あははは(笑)。」
「うどんか、蕎麦って言ったら?」
「両方です(笑)。」
「はは(笑)。じゃあ、蕎麦かラーメンかと言ったら?」
「…あ、蕎麦です。」
「おお。成程、じゃあ、蕎麦かパスタは?」
「うーん…、蕎麦か…なあ。…いや、パスタも捨て難い。
でも、ちゃんとした構えのお店だったら、、、」
「えーと、この辺で良いですか(笑)?」
-----食べ物の話し、終了…-----
海野「なんか、ホントに全然、身の無い会話してますけど、大丈夫ですか。」
竹内「そうだね…。」
「なんか一瞬、音楽の話しになりそうだったけど…、」
「戻っちゃった。」
「はい。しかも、音楽の話し、何をしてたかって言われても、覚えてないです。」
「まあ、ちゃんと録ってるから(笑)。じゃあ、音大の話しとかは?…サックスを
やる人って、なんで楽器をサックスにするもの…なんですかね。…いつから?」
「私は中1からです。」
「吹奏楽部?」
「まあ、中学から吹奏楽部に入りましたけど…、」
「その時に初めて?」
「はい。でも、ピアノはずっとやってて…、」
「まあ、そうか。お母さんがやってるんだもんね。」
「はい、悦子が…(笑)。でも何か、ずっと座ってなきゃいけないのが嫌だったんです。」
「成程、それでピアノは辞めちゃって…、」
「辞めてないです。そのままずっと続けてはいて、音大行くにもピアノを弾けなきゃ
いけなかったし、なんか大学の時も、ピアノはずっとやってたんですけど。」
「クラシック・ピアノですよね。」
「そうです。」
「イメージ付かないですねえ(笑)。」
「そうですか?」
「いや、サックスだったとしてもイメージ付かないけど…。」
「どういう事ですか(笑)?…サックス吹いてる姿が?」
「いやいや、クラシックのサックスを吹いているのが。」
「あー、あんなに見てるのに(笑)…って思った。そうですかねえ。でもあたし、
クラシックのサックスも、ちゃんとしたクラシックの曲はやってなかったと思います。」
「どういう事?」
「クラシックの中でも、変な曲…っていうか。」
「モダンな感じとか?」
「モダン…何て言うんだろう…。新しめの曲が多いんですよね。」
「そうなの?」
「サックス自体が新しいので。一番古くて、ドビュッシーとかなんですよ。」
「成程ね。ドビュッシーだと、ピアノ的には若干新しい感じだもんなあ…。
そっか、そうなると、サックスでクラシックって、変な話しだね。
それを大学でやってきてたと…。4年間。」
「そうですね。…て言うか、大学時代はあまり練習してなかったですね。
大体、コンビニ行って…、何か食ってましたね(笑)。」
「あー…。まあ、今と変わらない(笑)。」
「そういう事ですね(笑)。なんかあいつ、よく練習棟にいるけど、
何もしてないよね…とか。『もう1回コンビニ行ってくるねー!』
…って言って、更にもう1回行きますから(笑)。」
「食べ終わっちゃってね。」
「食べ終わっちゃった…んですね…。」
「……。そういう大学生活を…。」
「…送ってましたね、…何だこれ(笑)。」
「よく…続けたよね(笑)。サックスを食べ物だと思ってるんじゃないの(笑)?」
「あははは(笑)。まあ、似たようなものはありますよね(笑)。」
「あ、分かった。サックスを仕事にすると、物が食えるからだ!」
「ははは(笑)。…逆なんですよ。今あたし、サックスを吹いてるから…。
サックスを吹いてる時って、口が塞がってるから食べれないじゃないですか。
これが、ピアノとかギターとかドラムとか…、口が開いているやつだったら、
絶対リハ中とかライブ中とかに、口寂しくなっちゃうんですよ!」
「成程、はいはい。」
「だから、サックスをやっているって事で、ちょっとはまともな人生送れてるのかな…と。」
「確かに、他の楽器だったら、いつまでも食べてしまう…と。」
「なんで皆、口寂しくなってないのかな…って思います。また、話しが逸れましたかね。」
「いや、今度のは良いんじゃないの(笑)。なんか、ちょっとは開けた気が…。」
「有意義ですよね。」
「…いや、そこまでは…(笑)。まあ、後付けにしても、よく出来た話しですよ(笑)。」
「いや、最近気付いたんですよ。あ、サックスでバランスを取ってるんだ…って。」
「成程ね。サックスで良かったな…と。」
「そうですね。まあ、あと悦子がピアノやってたんで、何か一緒に演奏が
出来るのないかな…って言ってて、サックスになったっていうのもあります。」
「他の楽器にいかず?」
「そもそも、他の楽器があまり興味無かったですね。ドラムとかウッドベースとか…。」
「ウッドベースは、その状況じゃ、そもそも興味の対象にならないでしょう(笑)。」
「そうですね、ギターとかは家にあったんですけど、全然弾けなくて…。
なんかこう、弦が6本もあって、それを見てると、、、」
「食べたくなっちゃう(笑)。」
「(笑)。そう、蕎麦かな…って(笑)。」
「やっぱね。蕎麦好きからするとね。」
「そう、だから、鍵盤もね。ホワイト・チョコと、ブラック・チョコみたいに見えちゃう。」
「しかも、鍵盤の奥の方を見ると…、」
「やっぱり蕎麦かと(笑)!」
「いやー、ホント、サックスで良かったわ。」
「ちょっとは真面目な話しになりましたね。」
「…いや、俺、途中からふざけてるんじゃないかと思ったけど(笑)。」
「えー、あたし、結構真面目に…(笑)!」
-----最後は押越さんの話しで締める-----
竹内「楽器の話しは分かった。そうなると、ジャンルとかはどんなのが良いとか。」
海野「好きなジャンルですか?」
「食べ物以外ね(笑)。」
「なんだ~、食べ物の事かと思った(笑)。生パスタが良いとか…。」
「それたぶん、さっき聞いたよね(笑)。…まあ、
どうでも良いっちゃあ、どうでも良いんだけど(笑)。」
「元々、中学の時は、ジャズの先生に習ってて…。」
「え?…あ、学校以外でって事?」
「そうです。そこの、桜木町にある、ジャム音楽院って所で…、」
「ジャム…。それ、名前に騙されたんじゃないの(笑)。」
「ははは(笑)。そう、苺ジャムかと思ったら、ジャズ・スクールだった。」
「何だよ!…って(笑)。」
「そうだよ。ジャムは、バターと合わせる事によって、美味しさが倍増するんだよ…って。」
「あ、出た出た。」
「違います(笑)?」
「小学校までは好きだった。それ以降は、もう甘過ぎて…。」
「ぇえ~!?…そう言えば、大晦日のライブ〔2012年、一発目!参照〕で皆で
ジョナサン行った時も、ホットケーキに山盛りの生クリームをトッピングしたら、
先輩達に、うわ、気持ち悪い…って言われて…。大人って怖いなって(笑)。」
「センパイ達ね。怖いね(笑)。」
「いや、あたしにとって GG の方々っていうのは、もう、“センパイ!”って感じで…、」
「当たり前じゃないか(笑)。」
「…怖いんですよ(笑)。もう、卒業してますけど。」
「センパイ…って感じねぇ…。」
「大学1年の頃、あたし結構やんちゃだったんで、先輩達にすっごい嫌われてたんです。」
「押越さんだって、本当は年上なんだからね。」
「いや、押越さんは同期なんですよ。」
「分かってますよ!…でも、年齢でいったら…、」
「まあ、4つ上ですよね。どちらかと言ったらおじさん…(笑)。おじ越えさんです。」
「…泣き虫おじさん(笑)。」
「あははは、泣き虫おじさん(笑)。それ書いて下さい!…はは、絶対怒られる(笑)。」
「怒られるわー。」
「もう、お前らとはやらない…って言われる(笑)。押越さんは全然怖くないんですけどね。」
「おかしいよ、それ(笑)。人柄なのかなあ…。昔は、
GG と言えば!…みたいなところもあったけど。」
「いや、それは無いんじゃないですか。」
「いや、でも…。押越さん、上手かったなあ…。なんか、大晦日でライブをやって、
GG のサウンドって、やっぱり押越さんが合ってるんだな…って思っちゃった。」
「あー…。」
「その…、押越さんがやってなかった曲もあったじゃん。
ほら、メインとなる曲も変わってきたし…。」
「殆どやってないんじゃないですか。」
「あー、そうなのかな。でも、実際に曲を一緒にやった時、ああ、
こうなるんだ…って。こういうベース・ラインの曲だったのか…って。」
「GG のカラーを理解してるんですね。」
「それが GG だったのか…って感じ、しない?」
「押越=GG…みたいな。」
「まあ、そう言われると、嘘くさくなっちゃうけど(笑)。でも、あの大晦日のライブの後に、
副田君と車で帰ってて…。押越さん、良かったよね。みたいな話しになったんだよね。」
「えー、それ絶対、言ってあげて下さいよ。泣いちゃうかもしれないけど(笑)。」
「あははは、だって泣いちゃうんだもん(笑)。」
「絶対バカにしてる(笑)。…でも、今のは書いておきましょうよ。
さっきの泣き虫おじさんの件はカットして、途中から…(笑)。」
「話しの流れが不自然でしょうが(笑)。まあ、大丈夫でしょ♪
なんか今回、押越さんの回…みたいになっちゃったな(笑)。」
☆本日の注文品
・四川&上海料理スペシャルコース(2980円×2人)…5960円
・青島ビール(600円×3点)…1800円
・アイスウーロン茶(350円×2点)…700円
計8460円!…奢らせて頂きました!!
☆海野あゆみさんのHP…http://ayumi-unno.com/
☆横浜福満園のHP…http://fukumanen.jp/japanese/
●4月3日(火)、4日(水)、17日(火)、
18日(水)、24日(火)赤坂 Kuro
1st.…21:00~、2nd.…22:00~、3rd…23:00~、
Charge…詳細不明
Member…(Vo)石川早苗(3日のみ)、(Vo)沢乃鏡子(4日のみ)、
(Vo)白石恭子(17日のみ)、(Vn)Tsukasa(18日、24日のみ)、
(Key)竹内大輔
お馴染みの赤坂 Kuro での演奏から、4月は始めさせて頂きます。今月はそもそも、
ライブの本数が多くなっていた月だったのですが、そこで空いていた日を、全て Kuro で
埋められた形になっております(笑)。フロントの方によって、内容がまるで異なるのが
Kuro の魅力の1つでありますが、4月も、自分との共演者は少ないながらも、本当に
内容は千差万別…という状況になりそうです。どうぞ楽しみにお越し下さい!
●竹内大輔、九州ツアー
・4月5日(木)門司 Brick Hall
Open…18:30~、Start…19:30~、Charge…前売り2500円、当日3000円(ドリンク別)
Member…(Pf)竹内大輔、(Tp)小倉久司、(Guest Vo)鬼頭秀雄
・4月6日(金)八幡(北九州)Jazz & Cafe ペントハウス
住所…北九州市八幡東区中央2-16-5 電話…093-661-7747
Oepn…11:00~、Start…20:00~、Charge…2500円(1ドリンク付)
Member…(Pf)竹内大輔、(Tp)小倉久司
・4月7日(土)九重(大分)宮柱邸
住所…大分県九重町田野 電話…0973-79-3719
Start…昼過ぎ頃 Charge…詳細未定
Member…(Pf)竹内大輔
・4月8日(日)天神(福岡)B.B. Kenchann
Open…19:00~、Start…20:00~、Charge…2000円(要オーダー)
Member…(Pf)竹内大輔
※4月7日と8日のみ、O.A. …(Vo,G)Daddy 津田、(G,Cho)ちきぴー
毎年恒例、ギター・ボーカルの Daddy 津田さん(最近、ブルドック・レコード…という
レーベルを立ち上げ、そこでの企画という事になっています)がセッティングしてくれる
竹内大輔のソロのツアーです。予定を見てみると、前半の2日間と、後半の2日間で
雰囲気は異なりそうで、前者は盲目のトランぺッター、小倉久司さんと、そして後者は
お馴染みの Daddy 津田さんのユニットと一緒に(共演もありそう…笑)ステージを
繰り広げていきます。過去に行った事のあるお店も有り、今回初めて寄らせて頂く
お店も有り、正にバラエティに富んだ4日間となるでしょう。自分も、色々な方と
出会えるのが本当に楽しみなツアーでもあります。どうぞよろしくお願いします!
●西仲美咲、東京ツアー
・4月12日(木)吉祥寺 Meg
Open…12:00~、Start…19:30~2ステージ、
Charge…3000円(ドリンク別)
Member…(Fl)西仲美咲、(Pf)竹内大輔
・4月13日(金)三軒茶屋 Obsounds
Oepn…18:30~、Start…20:00~2ステージ
Charge…3000円(ドリンク別)
Member…(Fl)西仲美咲、(Pf)竹内大輔、(B)トオイダイスケ、(Ds)国場幸孝
・4月14日(土) 経堂 Wonder Land(食べログのHP)
Start…20:00~2ステージ、Charge…3000円(ドリンク別)
Member…(Fl)西仲美咲、(Pf)竹内大輔
ツアー…とは言っても、自分が地方に行くわけではなく、沖縄からフルートの西仲さんが
やってきて、東京ツアーを行う…というものになります。間の1日がカルテット、その他の
日がデュオ演奏となっており、自分は全ての日に同行します。また、4月12日(木)は
西仲さんのバースデー・ライブともなっており、この3日間の中でも特別な1日になる事
でしょう…。西仲さんとの演奏は今後も目白押しとなっていますが、この東京での
3日間も非常に大事な位置付けです。精一杯演奏していきたいと思います!
●4月15日(日)目黒東京倶楽部
Oepn…18:30~、Start…19:30~、2マン形式、自分達の出番は、20:30~、22:30~、
Charge…2000円(ドリンク別)
Member…(Vo)原田夏美、(Ds)亀井孝太郎、(G)山田豪、
(Pf)竹内大輔、(Ds)芹澤薫樹
ドラムの亀井さんに誘われ、初めての場所での出演です。このバンドのコンセプトは、
ボーカルの原田夏美さんをフィーチャーした、ジャズであり、いなたい感じであり…、
しかし良い意味でポップであるようなサウンドを目指すとか…。結構自分が個人的に
好きな音楽感でもあるので、とても楽しみなライブでもあります。カバー曲もありつつ
(恐らくアレンジを施すでしょう)、オリジナル曲もありつつ、探り探りではありますが、
個性的なステージになると思います。前述のように、自分の好きなジャンルの音楽でも
あるので、なるべく自然体で弾こうと思っています。どうぞよろしくお願いします!
●4月16日(月)下北沢 Big Mouth
Open…18:30~、Start…19:00~、
Charge…2625円(+お通し代 525円、ドリンク別)
Member…(Vo)彬子、(Key)竹内大輔、(B)相澤卓也
ボーカルの彬子さんの、月毎の恒例ライブですが、その中でも今回は“異色”のライブと
なるでしょう。場所はお馴染みの Big Mouth で、“ミニ”ワンマンライブという事で
やらせて頂くのです!…ミニ…と言うだけに、今回はドラム無しの3人で演奏して
いくのですが、非常にアコースティックに拘った1日もなると思います。これまで
バンド編成の為にアレンジしてきた彬子さんのオリジナル曲が、どのように生まれ
変わるのか…、非常に興味深いところではありますね。お通し代…と書いてますが、
要は食事が出てくるようなものなので、是非ともお腹を空かせてお越し下さい(笑)。
また、お店がお店だけに、今回は限定30人の、完全予約制とさせて頂くそうです
(それでも、かなり詰め込んだ感じがするのですが…笑)。この日は一緒にお酒でも
交わしつつ、その場の空気感を楽しんで進めていきましょう!…よろしくです♪
●4月19日(木)吉祥寺 Manda-la 2
Open…18:30~、Start…19:00~、自分達の出番はまだ未定、
Charge…2000円(ドリンク別)
Member…(Vo,G)丸本達也、(Pf)竹内大輔
こちらも毎月恒例の、ギター・ボーカルの丸本さんのライブです。2ヶ月後の6月に、
丸本さん初のワンマン・ライブを行う事が予定されていますが、それまで地道ながらも、
コツコツと各々のスキルを上げて臨んでいきたいものです。また、実はワンマンまでに
新しいCDをレコーディングする事も予定されていて、今回のライブは、それを行う
直前のライブともなっています。何だか色々な事が渦巻いている中での演奏に
なりますが、確かなサウンドを作っていきたいですね。どうぞお越し下さいませ!
●4月20日(金)経堂 Crazy Love
Open…19:30~、Start…20:00~
Charge…2500円(ドリンク別)
Member…(Vo)三善香里、(Pf)竹内大輔、(B)吉木稔、(Ds)大島洋
4月も Crazy Love にお世話になります(笑)。この日は、ボーカルの三善さんは初めて
ですが、吉木さんも大島さんもお馴染みの方なので、いつも以上に攻めの?サウンドに
拍車が掛かりそうです(笑)。正にその場の雰囲気を大事にしたライブですので、これぞ
ジャズ!…というステージが期待出来そうです。気軽に足を運んで頂けたらと思います!
●4月21日(土)赤坂 Pro-Amuse
Open…18:00~、1st.…19:30~、2nd.…20:40~、3rd.…21:50~、
Charge…2500円(ドリンク別)
Member…(Vo)ナオキ、(Key)竹内大輔
ボーカルのナオキさんとの、お馴染みの Pro-Amuse でのライブですが、土曜日という
曜日が、今までに無い感じがしますね(基本的に、平日の夜のイメージだったので…)。
ジャズではありませんが、こちらもその場の雰囲気を大事にしたライブ…。自分と
ナオキさんの、ある意味で即興の掛け合いを、どうぞ楽しみにいらして下さいませ♪
●4月23日(月)銀座まじかな
住所…東京都中央区銀座7-3-13 ニューギンザビル1号館2階 電話…0335735300
Oepn…18:00~、1st.…20:00~、2nd.…21:00~、
Charge…2500円(ドリンク別)
Member…≪ERNESTO-CIELO≫(Vn)Tsumuzi、(G)清水拓也、
(Pf)竹内大輔、(B)野々村拓、(Ds,Perc)玲
お馴染み、ERNESTO-CIELO のワンマンライブです。お店は“まじかな”という不思議な
ネーミングのお店なのですが、オーナーが中嶌英雄さんという方がやっているので、
“まじかな”…だそうです。しかしこの中嶌さん、ライブカメラマンという一面を持っており、
今まで手掛けてきたアーティストは、フジ子・ヘミングや喜太郎、そしてバレリーナの
森下洋子さん等多数で、これはお店にも興味が湧いてしまう事必至でしょう(笑)。
元々オリジナリティのある ERNESTO-CIELO…。更に特徴あるお店の雰囲気と
相まって、非常に独特な1日になりそうです。自分も楽しんで演奏したいと思います。
●4月25日(水)六本木 All Of Me Club
Open…18:00~、1st.…19:30~、2nd.…21:00~、3rd.…22:30~、
Charge…3000円(消費税別、ドリンク別)
Member…(As)南雲麻美、(As)多田誠司、
(Pf)竹内大輔、(B)岸徹至、(Ds)滝幸一郎
1月に行われた、アルトサックスの南雲さんに誘われたライブの第2弾になります。
メンバーも1月と全く同じになりますが、その時はベースの岸さんが急遽出演出来なく
なっていましたので、改めて、オリジナル・メンバーでのライブとなりそうです。大人の
雰囲気が満点の All of Me Club…。是非ともジャズの時間に酔いしれて下さい♪
●4月26日(木)横浜 Hey-Joe
Open…18:30~、Start…19:30~2ステージ
Charge…予約2500円、当日3000円(共にドリンク別)
Member… (Sax)海野あゆみ、(B)川内啓史、(G)倉内達矢、
(Pf,Key)竹内大輔、(Ds)山内陽一郎
久し振りの横浜 Hey-Joe で、これまた個人的には久し振りとなるセッション・ライブに
参加させて頂きます。自分と、川内君、海野さん、倉内君で、それぞれ曲を持ち寄って
ライブを行うという事で、正にメンバーの個性が垣間見え、その個性達がぶつかり合う
ライブになるのではないでしょうか。ライブで顔を合わす事は少ないものの、それぞれが
お馴染みのメンバーでもあります。この時にしか出来ない演奏を心掛けたいと思います。
ちなみに海野さん以外、メンバーの苗字が○内になっています…。偶然?…必然(笑)?
●4月27日(金)渋谷 Plug
Open…18:30~、Start…19:00~、自分達の出番は3バンド目、20:50~
Charge…前売り2300円、当日2800円(共にドリンク別)
Member…≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Ts)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Pf)竹内大輔
TRI4TH として、またもや渋谷 Plug に出演です。…と言うか暫く、Plug は月一での
出演が予定されています。対バンライブで、1バンドの持ち時間も短めなので、良い
意味で、表現を限定的に拘ったステージにしていきたいものです。前回、与えられた
ステージ時間で、ずっと曲を繋げて演奏していきましたが、この日はまだどう進めて
いくかは決まっていません。色々な方向性の見えるライブだと思います。そして、
他のバンドの演奏にも要注目です!…皆で楽しんで盛り上げていきましょう♪
●西仲美咲トリオ、沖縄ツアー
・4月28日(土)北谷 Live House Mod's
Open…19:00~、Start…20:00~2ステージ、
Charge…前売り2500円、当日3000円(共にドリンク別)
・4月29日(日) 那覇 Jazz Live In 寓話
Open…19:00~、Start…20:00~2ステージ、Charge…2500円(1ドリンク付き)
※以上、メンバー全て(Fl)西仲美咲、(Pf)竹内大輔、(Ds)和丸
フルートの西仲さんの、東京でのツアーを終えてまた一転、今度は地元沖縄での
ライブが行われます!…こちらは、もう自分にとってもお馴染みのお店となった
2店舗でのライブで、どちらもドラムに和丸君を加え、トリオで演奏していきます!
改めて言いますが、このトリオにはベースはいなく、非常に珍しい編成です。しかし、
自分にはこの編成が妙にバランス良く感じます。慣れ…と言うより、やはりトータルの
サウンド的に…でしょう。お互いが一番、自由にいられる編成なのかもしれませんね。
沖縄の風を受けつつ、思い存分楽しんで演奏していきます。よろしくお願いします♪
以上になります。本当に目白押し…と言った感じですが(笑)、また各地で色々な方に出会えるのを楽しみに、1本1本大事にやっていきたいです。…改めて気合を入れつつ、4月もどうぞよろしくお願いします!
3バンド中の、1バンド目の出演という事で、リハーサルも一番遅い時間ではありましたが、つまりはリハーサルから本番までの時間が、結構短いという事も意味しています。…実際、この日のリハーサルは19:10くらいにやっと終わった感じがあり、自分達の出番予定が19:30でしたから(結局、10分押しで始まりましたが…)、慌ただしかったと言えば、慌ただしかったとも言えます。しかも、今回のステージは新しい事をやるのが目白押しという状況…。冷静にも考えたいライブでした。
この日の1曲目は、まだタイトルが決まっていない、トランペットの織田君の新曲から始めました。最近の TRI4TH は、2枚目のオリジナルCDアルバムに向け、色々な曲を試行錯誤の上で制作しており、この曲もそんなプロジェクトの一環の流れとも言えましょう。そのまま、最近よく演奏している“Black Panther”に繋げ、TRI4TH の音楽感を広げていきます。
どんどん曲は繋げていって、3曲目は自分のオリジナル曲、“New Life Standard”をお送りしていきました。自分が正式なメンバーになってから、ほぼ毎回演奏している曲で、こちらも徐々にお馴染みになっている感じでしょうか。それぞれのソロを全面に打ち出した構成としており、ある意味で TRI4TH としては珍しい部類に入る曲なような気がしています。
まだまだ曲は続けます。…と言うか、今回は全部で6曲程演奏したのですが、そのどれもが、ほぼ間を挟まずに演奏していった感じでした。MCは曲のイントロ中か、本当に少しだけ曲間が空いた、ほんの何秒という時間のみです。勢いを殺したくないという思いがどこかしらにあり、そういったライブにも対応していきたいという気持ちの表れでもありましょう。確かに、今回のライブは本当に勢いがありました。
…勢いもそのままに、4曲目も新曲です。こちらはサックスの藤田君が書いた“Cameroon”という曲で(まだ仮題らしいですけど…笑)、こちらも今までの TRI4TH には無い雰囲気と言いますか、何だかタイトルの影響もあるのかもしれませんが(笑)、不思議に頭の中をループしてしまいそうな曲です。今後、お馴染みな曲になっていくのかどうか、楽しみですね。
そして5曲目ですが、こちらはメンバーの皆にとっては懐かしいという、“Sister Salvation”という曲でした。…が、自分はこの曲をやるのは初めてで、その事実に気付いたのが本当に最近という(笑)、なかなかの突貫工事並みに挑戦した曲でもありました。ただ、頭の中には入りやすい曲で、演奏自体もリラックスして弾けていたと思います。最近の TRI4TH には無いアレンジのような感覚が見出され、それが逆に新鮮だったのかもしれません。何故、ここ最近で演奏していなかったのか、謎でもありますね…。
最後の6曲目は、よく演奏している“Hammer Head!”という曲で、これこそ勢い重視的なところがあったので問題は無かったのですが、振り返ってみると、今回のセットリストの内の半分は(自分は)新曲になっていたのです。しかも、写真を見れば分かりますが、自分も TRI4TH では初めて、全曲暗譜で弾いているのです!
TRI4TH のメンバーは(特に、フロントの2人は)、基本的に楽譜を見ないで演奏しているのですが、自分は後から入ってきた身でもあったので、今まで譜面は一応置いて、それで演奏していました。ただ、新曲を披露するにあたり、状況は他のメンバーと変わらないという事で、一応新曲に於いては、見ないで演奏する事を決めてきたわけだったのですが、結局、残りの曲を見て演奏するとなると、譜面台は常に前に置かれてしまうわけで、見た目的には“譜面を見て演奏している”状況と、何ら変わりがありません。…それならば全部覚えてやろうじゃないかと、この日は全曲暗譜で立ち向かったのです。ただ、自分は基本の演奏スタンスが、譜面という“1枚の絵”からインスピレーションを受けているような部分もありますので、少々戸惑った部分も、無いとは言えません。ただ、メリットはやはり沢山ありましたし、同時に、譜面を見ない事による自分への課題も見えたライブでもありました。個人的な問題ではありますが、今後に是非とも生かしていきたいですね。あっという間に過ぎ去った40分間でしたが、バンドの魅力を凝縮してお届けしたステージでもありました。どうもありがとうございました!
この日のライブは3バンドの出演…と先程言いましたが、1バンド目の出演というのは、後に出てくるバンドをゆっくりと見ていられるという特典も見逃せません(笑)。特に、2バンド目の鈴木淳史さんのステージでは、その方の先輩にあたる織田君もゲストとして出演し、ダブル・トランペットでの演奏をここで披露してくれました。3バンド目は、このライブにしては打って変わって、ボーカルが入るバンドとなっており、少し民族的なサウンドが心地良く、そして気だるい感じを提供してくれていました。それぞれに個性があった今回のライブ…、楽しい時間を過ごせたと思います!
さて、TRI4TH の次回ライブですが、4月27日(金)で、また同じく渋谷 Plug となっております。またまたお越し頂きたいところですが、実は今後も TRI4TH は Plug でのライブを幾つか決めており、まだ予定の部分もあるのですが、それこそ毎月のようにやっていく事になるかもしれません。勿論、それ以外の場所でのライブも予定されていますから、いよいよ本格的にライブ活動の兆しが見えてきますが、ひとまず4月まで、その忙しさはお預けになるようです。どうぞこれからに期待していって下さいませ。皆様よろしくお願いします!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆渋谷 Plug のHP…http://www.shibuya-plug.tv/

5月16日(木)