3日間のライブを終え、フルートの西仲美咲さんによる沖縄ツアーから、ひと足早く帰ってきました!…ひと足早く…というのは、実は自分以外のメンバー3人は、まだまだ沖縄に残ってまして、今日は阿嘉島(ドラムの和丸君の出身の島です)という島にいるのです。地震あり、津波ありと、なかなかニュースに残る日々ではありましたが(笑)、まずは無事に終えられてホッとしています。
ライブは初日から3日間連続でやり、4日目にオフを貰い、5日目に自分は東京に帰ってきたわけですが、この間、本当に濃い体験が出来たと思います。やはり、演奏メンバーの半分は沖縄出身ですから、色々案内してくれるんですよね。今回、自分は沖縄は5回目(演奏で行ったのは3回目)ですが、また新しい気持ちで沖縄と接する事が出来ました。また改めてツアー日記として書きたいと思いますので、どうぞ楽しみにお待ち下さいませ!
さて、今回のベースは池田暢夫君だったのですが、彼は今回沖縄は初めてという事で、相当楽しんでいたように思いました。そんな池田君と沖縄の風景を併せて、幾つか写真を撮らせて頂きましたので、今回はそちらでもお楽しみ下さい!
…あ、演奏している写真が無いですね(笑)。まあ、それは後々で…。まあ、沖縄での楽しさは伝わったかと思います(笑)。
お待たせしました、2010年3月のライブスケジュールになります。この月も色々なライブをやらせて頂きますが、3月特に、個性豊かなライブが揃っている月…と言っても良い月なのではないでしょうか。それくらい、いつもとは異なるライブが沢山あると思います。毎回毎回違う感じなので楽しいですが、その分、1つ1つを大事に演奏していかなくてはならないとも思いますね。気持ちの切り替えにも重きを置いて、それではどうぞご覧下さいませ!
●3月2日(火)鴬谷、東京キネマ倶楽部
Open…17:45~、Start…18:15~、対バンあり、自分達の出番は3バンド目、20:00~
Charge…前売り2500円、当日2800円(共にドリンク別)
Member…(Vo)彬子、(G)山口和也、(Key)竹内大輔、(B)相澤卓也、(Ds)Soki
かなり久しぶりですが、ボーカルの川上彬子さん(ここでは“彬子”という
名義で出演します)のライブに参加させて頂きます。前に一緒にやった
ライブは昨年の4月なので、あれからほぼ1年と考えても良いくらい
経ってしまいました。その間、川上さんも“亜希蘭”という名義になり、
そして“彬子”という名義になり、まあ色々紆余曲折を経て(笑)、今回
久しぶりのバンドスタイルでのライブ…という事になったようです。場所が
場所なのか、今までとは結構違う雰囲気でのライブになるかもしれません。
新曲も多数揃え、心機一転の勢いが感じられる事と思われます。
バンドメンバーの皆さんも久しぶりですし、楽しんで演奏したいですね。
●3月3日(水)、5日(金)、9日(火)、
11日(木)、25日(木)、31日(水)、赤坂 Kuro
1st.…21:00~、2nd.…22:00~、3rd…23:00~、
Charge…詳細不明
Member…(Vo)東野泰人(3日、9日、25日のみ)、(Vo)白石恭子(5日、31日のみ)
(Vo)山崎信子(11日のみ)、(Vn)Tsukasa(3日、9日のみ)、
(G)松下譲次(5日、11日、25日、31日のみ)、(Key)竹内大輔
3月の Kuro の出演は極めて多く、全部で6回の出演となっております。
これは後に紹介する、Kuro 企画のライブによる影響もあるのですが、
この Kuro こそ、1回1回を大事にやっていかなければならないお店の1つ
でしょうね。色々な方と共演しますが、それも楽しみにやっていきます!
●3月4日(木)お台場、ホテル・グラン・パシフィック LE DAIBA(アトリウム2階)
1st.…18:35~、2nd.…20:05~、
Charge…入場無料(オーダー必須?)
Member…(Vo)Na-Key、(Key)竹内大輔、(B)鈴木健市
お台場にある、ホテル・グラン・パシフィック LE DAIBA がお送りする
スペシャルイベント、“Printemps Le Daiba~春の予感に誘われて ”の
ミニライブに、ボーカルの Na-Key(ナオキ)さんと久しぶりに共演します。
このイベントは毎年行われているようですが、ホテル内のオープン・
スペースにて、フード&バー・コーナーが設けられ、それらと共に音楽も
楽しめる空間…といった感じでしょうか。Na-Key さんのレパートリーは
数多いですが、この日はジャズを中心に選曲をしていくという事で、どんな
ライブになるのか楽しみです。時間的には、1ステージ30分ぐらいのよう
ですが、素敵な空間に華を添えられるよう、雰囲気良く臨みたいと思います!
●3月10日(水)五反田 Rocky
Open…19:00~、1st.…19:30~、2nd.…20:50~、3rd.…22:10~、
Charge…2500円(ドリンク別)
Member…≪黄門御一行様≫(Vo)白石恭子、(Keys)竹内大輔、
(B)植木宏之、(G)坂上真一、(Ds)中武誠二
3月の中では、数少ない“恒例”ライブではないでしょうか。お馴染み黄門
御一行バンドによるライブです。今年も毎月1回のペースと、コンスタントに
ライブが出来るのは喜ばしい事でもありますね。そろそろ新曲も出てくる
…かは分かりませんが(笑)、まあ、マイペースにやれればベストですよ♪
●3月12日(金)阿佐ヶ谷 Mix
Oepn…19:00~、1st.…20:00~、2nd.…21:30~
Charge…1600円(ドリンク別)
Member…(B)池田暢夫、(Pf)竹内大輔
2月もやりましたが、3月もベースの池田暢夫君とデュオ・ライブをやります。
先日、池田君とデュオで真面目に?演奏するのは久しぶりだったような
気がしましたが、やはり自分のトリオで一緒にやる時とは違う雰囲気が
あり、これは恒例ライブにした方が良いかなと思い(笑)、今回もまた実現の
運びになりました!…選曲もスタンダード中心ですからね…。これは自分の
トリオではあまり聴けない進行です。気軽にお楽しみ頂ければと思います!
●3月13日(土)赤坂 Live Cafe Sala
・第1部 Open…15:00~、Start…15:15~、
Charge…3500円(ドリンク別)
・第2部 Open…17:30~、Start…17:45~、
Charge…5000円(ドリンク別)
Member…1部2部共通…(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)Soki、
(Vo)東野泰人、(Vn)Tsukasa
1部のみ…(Vo)江梨香
2部のみ…(As)加地直子、(Sax)かわ島崇文
前々から言っていた、Kuro のお送りする企画ライブがこれです!…何だか
いつの間に、自分が仕切る感じのライブになっているのですが(笑)、まあ
サウンド面では…という事です…。構成は第1部、第2部に分かれており
(これらは入替制です)、第2部は Kuro の出演メンバー複数(残念ながら
全員ではないですが…)によるライブ・パフォーマンスとなっていますが、
第1部のテーマは、何と“韓流”です!…自分も初めて挑戦するジャンル
なので、まだ戸惑いは隠せていませんが(笑)、あの有名曲?も含め、
全力で投球していきたいと思っています。また、韓流の歌には、東野さんの
声が映えるんですよね…。第1部、第2部共に見所は沢山ありますので、
時間帯も早いですし、普段 Kuro に来られない方もどうぞご参加ください!
ここで、Kuro の魅力が垣間見られるかもしれませんよ。お楽しみに♪
●3月16日(火)小岩 Johnny Angel
Open…19:00~、Start…20:00~、3ステージ
Charge…2500円(ドリンク別)
Member…≪白石恭子トリオ≫(Vo)白石恭子、(Pf)竹内大輔、(G)岡田晃一
こちらもお馴染みになりつつある、白石恭子トリオでのライブです。今回は
自分達では2回目の、小岩 Johnny Angel でのライブとなっており、幾分
肩を張らないで楽しめる場所となっているかもしれません。こちらの方の
レパートリーも、そろそろ増やしたいところですが…、どうなんでしょう(笑)?
●さばいばるいとう UNIT 関東ライブ
・3月19日(金)入間 Once 阿呆ナ! Time
Open…18:00~、Start…19:00~、Charge…1000円+投げ銭
・3月20日(土)柏の葉公園レストハウス
時間…昼間、Charge…投げ銭
・3月20日(土)五香(松戸)慎家
住所…千葉県松戸市金ケ作419-40 電話…047-383-6002
Oepn…18:00~、Start…18:30頃~、Charge…投げ銭
・3月21日(日)日高市日高総合公園憩いの森
住所…日高市大字高萩1500
時間…昼間、Charge…投げ銭
・3月21日(日)飯能エビス Cafe
住所…埼玉県飯能市大字双柳218−1 電話…042-974-2324
時間…夜、Charge…投げ銭
※以上、メンバー全て≪さばいばるいとう UNIT≫
(Vo,G)さばいばるいとう、(Perc)ミキヤ、(Key)竹内大輔
暫く活動を休めていましたが、ミキヤの受験も終わり(どうなったんだろう…)、
いよいよ本格活動を始めた“さばいばるユニット”の今年1回目のライブです。
今回は、北九州からのシンガー・ソング・ライター Daddy 津田さんが、関東に
ツアーにやってくるという事で、この日から4日間(自分は3日間)、伊藤さんと
一緒にライブをやっていく一環として行われるようです。もちろん、自分達に
とっては本当に久しぶりの、そして今年最初のライブでもあり、そしてこの
3日間でどのような音に変化していくのか、非常に楽しみでもありますね。
どうやらここでも、1回1回の精神…が重要になりそうです。頑張ります!
●3月22日(月・祝)丸の内、東京會館ゴールドルーム
Open…16:30~、Start…17:00~、
Charge…10000円(軽食込み)
Member…(Vo)夢輝のあ、(Pf)竹内大輔、他…
よく演奏のお手伝いさせて頂いている、ボーカルの夢輝のあ(黒光由佳)さん
ですが、この日は“夢輝のあ、バースデー・コンサート”という事で、お祝いも
兼ねたコンサートを予定している感じです。まだ未定な部分も多いですが、
今回はどうやらお客さんにリクエスト曲を募集して(もう締め切っています…)、
そこからコンサートの選曲をしていくようで、ファンの方との交流を深めるという
意味でも、なかなか興味深いライブになっていくのだと思います。…という事は、
今までのCDの曲はもちろん、やはり宝塚時代の曲は外せない感じなのでは
ないでしょうか。もしかしたら、自分でも予想出来ない、かなり意外な曲をやる
可能性もあるのでしょうが、その部分も楽しみに演奏できたらと思っています。
ご予約、お問い合わせは、東京會館企画部(03-3215-2111)まで…だそうです
(まあ、自分に言って頂いても大丈夫だとは思います)。よろしくお願いします!
●3月27日(土)池袋、豊島区民センター音楽室
Open…14:00~、Start…14:30~、
Charge…前売り2300円、当日2500円、学生前売り1700円、学生当日1900円
Member…(Vo)鹿嶋敏行、(Pf)竹内大輔
ボーカルの鹿嶋さんと、また外部イベントに出演させて頂きます!…今回は
セクシャル・マイノリティを応援する(前回のイベント出演からの縁なのだとか)、
すこたんソーシャルサービスというところが主催するイベントで、池袋にある
豊島区民センターの音楽室で開催されるのだそうです。実はこの日は、出演
するのは実質鹿嶋さんのみとなっていて、いわゆるワンマン・リサイタル…と
言っても良い内容になっているのです。今まで鹿嶋さんと数多くライブをやって
きましたが、こんな機会は初めてであり、その分凄く楽しみにもしているのです。
途中に少々の休憩を挟み、2ステージ構成で、たっぷりと鹿嶋さんの世界に
浸れるかもしれません。ある意味、鹿嶋さんと自分との、今までの集大成の
ライブにもなるのでは…と思っております。是非皆さん足を運んで下さいませ!
こんな感じで、確かにバラエティに富む月ともなっているようですね。見方によっては、その場限り…なライブばかり…と言っても良いのかもしれません。その為にも、印象に残るライブを目指したいところです…。数多くのライブが控えていて大変になりそうですが、頑張ってやっていきます。皆さんどうぞよろしくお願いします!
…という事で、今日(2月24日)から、フルートの西仲美咲さんの沖縄ツアーに出向いてきたいと思います!…ライブは24日(水)、25日(木)、26日(金)の3日間で、こちらも1つ1つを大事にやっていきたいです。詳細は〔2010年2月のライブスケジュール〕をご覧下さいませ…。それでは、行ってきます!
先月、このブログになってからの新しい試みとして、“竹内大輔の『奢らせて頂きます!』”というシリーズ〔竹内大輔の『奢らせて頂きます!』1.(池田暢夫編)参照〕を始めさせて頂きましたが、あの時、隔月でお送りすると書かさせて頂きました。つまりは、奇数月にお送りする形になるかと思うのですが、では偶数月の連載するものとして、もう1つシリーズものをお送りしたいと思います。
それは、ずばり“鉄道さんぽ”…です(笑)。基本的には、自分が数ある路線の1つに乗って、それについて記事にするもので、微妙に“旅日記”と被る可能性も否めなかったのですが、こちらはあくまで“1つの路線”に絞って取り上げていく予定ですので、また違った感じになるのでは…と思っております。いつものように、末永く見守って頂ければと思います(笑)。
そして、今回がそんな記念すべき?第1回目となるわけですが、取り上げる路線は、千葉県の木更津から房総半島内部に向かって延びていくローカル線、JR東日本の久留里線を取り上げたいと思います。首都圏内にありながら、雰囲気はもう地方のローカル線そのものという感じで、首都圏内のJR路線では、未だに数少ない非電化路線でもあります。ゆえに、ここを走る車両というのも大変貴重なものばかりで、今の内に取り上げたい路線ではありました。初めて乗る路線ではありませんが、そんな久留里線の魅力を、少しでも知って頂ければ幸いです。それではどうぞご覧ください!
●日時…2010年2月19日 ●路線距離…32.2km、●駅数…14駅
東京に雪が降った2月19日の朝に、自分は久留里線に乗りに行きました。雪が降ったのは偶然ですが、昼前には止んでしまうという事と、元々久留里線の走る房総半島は雪が少ない地域でもあるので、きっと着く頃には跡形も無く消えている事でしょう。それでも、自宅から久留里線の起点である木更津駅までは、雪の為による列車の遅れからスムーズに行く事が出来ず、なんとか10:00前に木更津駅に到着する事が出来ました。自宅からは約2時間半の行程で(スムーズならば2時間ぐらいで着けます)、久留里線の朝ラッシュ時の時間帯には間に合わなかったわけですが(やはり路線を知るには、利用している人が多い時間を狙った方がよく分かるのです…)、この日を逃すわけにはいかなかったので、これから久留里線散歩を始めたいと思います。
久留里線は全線非電化で、いわゆるディーゼルカーと呼ばれる車両がここでは活躍しているわけですが、そんな特殊な事情から、ここには全国的にも珍しい車両ばかりが集められています。現在、久留里線で走っている車両は全部で3形式、キハ30形、キハ37形、キハ38形です。いずれも、20~40年くらい前は、大都市の非電化区間の通勤型車両として活躍していた車両ですが、路線の電化や、車両そのものが古い事もあって急激に淘汰されてしまい、気付くとここ久留里線に、全てが集結した感じになってしまいました。つまり、全国のJR路線でこれらの車両というのはここ久留里線にしか走っていなく、全てが孤高の存在となっているのです。言わば本当の意味での希少車両と言えるでしょう。しかもローカル線である為、車両の絶対数がそもそも少なく(日中は2両編成とかで走っているので…)、キハ30形が3両、キハ37形が3両、キハ38形が7両と、合計でも13両となっております。このうち、キハ30形(上写真参照)は特に古く、製造されたのも1963年~1966年頃なので、車齢からすると奇跡の現役車両と言えるかもしれません。
このキハ30形は、キハ35形という車両の両運転台付きバージョンとなっているわけですが(要するに、1両での営業運転も可能)、それがこの路線の事情によく合っているのでしょう。久留里線の他の2形式は、片方にしか運転台がないので、基本的に2両1組で運用されているのですが、時に3両、4両運転ともなる久留里線では、キハ30形のような、1両単位で独立できる車両が重宝されるのかもしれません。
この車両は、20年前くらいまでは、首都圏でも郊外に行けばよく出会える車両でした。具体的には、相模線、八高線、川越線等…です。もちろん、現在はこれらの路線は電化されており、通勤型のディーゼルカーはどんどん活躍の場が狭くなってきているわけですが、久留里線という路線があって、今まで生き永らえてきた…という見方も出来るでしょう。また、キハ30形は、首都圏内では珍しい非冷房車両でもあり、この時期では体感は出来ませんが、夏は、窓を開けながら自然の風を楽しむ事の出来る、今どき珍しい車両でもあります。そんな列車旅も良いのかもしれませんね。
せっかくなので、ここで久留里線を走る他の形式も紹介しておきましょう。まずは、こちらも3両のみの存在であるキハ37形です。元々累計5両しか製造されなかった車両でもあるので、当初から希少価値の高い車両ではありましたが、現在では更にその価値は高まっているかもしれません。しかし、車体にあまり特徴が少なく、活躍場所の狭さからも注目度は低く、地味な感じは否めないところでもあります…。久留里線では唯一の2扉車両でもあり(その分、他の車両よりも暖房の効きが良かったような感じがしたのですが…?)、ここでも異色の車両のような存在です。…ですが、今後は更に貴重になっていくに違いありません。
そして、久留里線の中でも絶対数が多い(…とは言え、計7両)のが、このキハ38形です。製造されたのは1986年~1987年なので比較的新しいですが、もう20年以上は経っている計算になりますね。元々は八高線に導入されましたが、1996年の一部電化により、ここ久留里線に移動してきました。当時はコストを下げて車両を造る傾向があった為、キハ35形の近代化改造車みたいな感じで造られたようですが、バス流用部分も多く、特に冷房装置(暖房装置もだと思います)は容量不足な感じが否めなかった記憶があります。とりあえず、久留里線の中では絶対数が多いので、一番見る機会が多い形式であると言えますね。
さて、まず木更津駅から乗ったのは、貴重なキハ30形でした。久留里線を走る車両は、全てがこの路線専用の塗装を纏っているのですが、キハ30形は最近の人気にあやかって、塗装を旧国鉄色に塗り替えられ、異彩を放っています。最近の車両の塗装は寒色系が多かったり、また、そもそもステンレス車両が多いので、塗装なんかは塗られない場合が多いのですが、旧国鉄の塗装というのは暖色系だったので、何だか車両独特の暖かみを感じたりもしてしまいます。列車は10:06に出発をしました。
走り始めると、車掌さんが検札にやってきました。この久留里線内では、殆どが駅員のいない無人駅となっているので、ここで切符をチェックしているのでしょう。また、首都圏内にありながら、当分 Suica 等を使えない路線にもなっているので、それらの確認も併せて行われているようです。久留里線は、起点の木更津駅ではJR内房線と連絡していますが、後は連絡するような駅はなく、終点の上総亀山駅まで、1本の盲腸線となっております。その意味でも、木更津駅発車後の切符確認は意味がありそうですね。
さて、木更津駅から3つ目の、東清川という駅で降りてみました。特に何の当てもなく降りたのですが、この鉄道さんぽでは、それぞれの駅間を歩いてみるという試みも、積極的に取り入れていきたい予定だったのです。…とは言え、この日は猛烈に寒かったのですが、一度決めた事を辞めるわけにもいきません…。もう、根性で歩く事に致しましょう。
東清川駅はもちろん無人駅で、特に車掌さんも切符のチェック等はしませんでした。先程の検札で確認済み…という事なのかもしれませんが、確かに、午前中の下り列車という事もあって、1列車にお客さんは10人くらいしか乗ってなかったので、全ての乗客を覚えられるくらいなのかもしれませんね。ここから、隣の横田駅まで歩いて行きました。
道順は、基本的に線路に沿って道路があったので、迷う事はまずありませんでしたが、意外に車通りは多く、しかも大型トラックの姿も結構目立ちます。それでいて、全部に歩道があるわけではなかったので、何だか危なっかしくてしょうがなかったです…。そもそも、この辺りを歩く人なんていないのかもしれませんね。大型トラックは何度も擦れ違ったものの、横田の集落に入るまで、擦れ違った人は皆無でした。
そして、途中で上り列車の撮影等もした為、普通に歩くよりは時間が掛かりましたが、およそ1時間10分くらいで横田駅に到着しました。こちらは、規模は小さいながらも町がある地域なので、先程の東清川駅程の荒涼感はありません。むしろ駅員もいる駅で、久留里線の中では比較的に大きい駅とも言えるでしょう。
ここで、次の下り列車を待ちます。久留里線は、日中は概ね1~2時間に1本の運転なので、先程東清川駅で列車を見送って以来、まだ次の列車が来ていないのです。一応、横田駅は駅舎があって、建物の中で列車を待つ事が出来るのですが、そこには特にドア的なものがあるわけではなかったので、室内ですら相当寒かったです…。ここで待つ事約15分…。自分以外には1人の学生っぽい乗客を乗せ、更に列車は奥へと進み始めました。
今度は、横田駅から4つ目の、小櫃(おびつ)という駅で降ります。もちろん、ここでも特に当てがあったわけではありません(笑)。ただ、久留里線の車窓風景というのは、大きく3つに分けられると思うのですが、最初は平野部を走り、次第に起伏が激しくなって山が近くに迫ってきます。…そして最後は山間地に入っていくのですが、この小櫃駅付近は、途中の起伏が激しくなってきそうな地域…とでも言いましょうか。
実はこの辺りは、お墓参りに行く時に、生まれてからこの方、車で何度も通ってきている場所なのですが、当たり前の事ながら、周辺を歩いた事はまずありませんでした。…なので、何となく不思議な感覚です。道自体はよく知っているのですが、歩くとまた違った風景に感じてしまうわけです。やはり、ゆっくりと周りの風景を見ながら進んでいかないと、本当に“通った”とは言えないのかもしれませんね。なかなか新鮮な時間だったように思います。
そして、隣の俵田駅まで歩いて、ここからまた下り列車に1駅区間だけ乗り、久留里線の中枢駅とも言える久留里駅に到着です。ここも小さいながら“街”という感じで、ここを終点とする列車も何本か設定されています。つまりは、ここからいよいよ山間部に突入していくわけですが、自分が今乗ってきた列車も久留里駅止まりで、次は約1時間後に発車との事でした。…という事ならば、また1駅自分は先に歩いてしまいましょう(笑)。確か車で通った時の記憶では、この先は道も険しくなってきたような気がしていたのですが、1時間駅周辺で待っているのも勿体無いです。やはり鉄道“さんぽ”なのですから、歩かないと…ですよね!?
しかし、この行程がまた、今までの2区間とは全然違っていました。傾斜を避けて通っているのか、線路と道路は大きく離れまして、そして道路の起伏の激しい事激しい事…(笑)。一応、ちゃんとした国道なので、歩きにくい道ではありませんでしたが、坂やカーブが突如多くなってきた感じはありました。小櫃川も蛇行し始め、緩やかな山ですが、ギリギリまで道路側に迫ってきている雰囲気もあります。
久留里駅の次の駅の平山駅までは、路線上では約3kmという距離のようでしたが、行程的にはもっとあったような印象がありましたね。山間部に入っていく感じが急に出てきたからだとも思いますが、予想以上に体力を消耗してしまいました。次の列車まで1時間弱…という時間制限もありましたし(それを逃すと、次の列車は更に約1時間半後…)、途中、駆け足になる区間もあったくらいです(しかも上り坂とかで…笑)。久留里駅を出てから、離れていった線路が再度見えてきた時にはホッとしたものですが、よりローカルらしい景色にも出会えた事ですし、今回は良しとしましょう…。そんな平山駅には、自分以外の乗降客はまるでいませんでした。
そして、このまま上総亀山駅まであと2駅、そのまま乗り通します。恐らく、この辺りの景色が一番変化に富んでいて面白いとも思うのですが、久留里駅止まりの列車がある為に、この区間は列車本数もぐっと減り、日中は2時間に1本くらいの運転になってしまっています。なので、気軽に途中下車するわけにもいかないというのが正直なところで、今回は終点まで行く事にしました。1駅区間も、今までより長くなってきた感もあり、いよいよ、川も山も間近に迫ってきています。そこを久留里線はギリギリで避けて?走っていくのですが、そのまま久留里線では数少ないトンネルを2つ抜けると、終点の上総亀山駅になります。ここは、自分が車で墓参りに行くルートからは外れた場所となるので、あまり馴染みの無い所ではありますが、一応今回で2回目の訪問となりました。
前に来たのは、もう10年以上も前で、季節は夏だったように記憶していますが、暑さと寒さの違いと言えど、殆ど前と雰囲気は変わってないように思えました。町の規模からすると、ここに鉄道の終着駅があるのは不思議な感じがするのですが、当初は(戦前ですね)この先も延ばす予定があったの事です。今は、そんな雰囲気は見る影もありませんが、本当に喉かな風景のように思いました。
ここで列車は折り返しの為、しばらく上総亀山駅に停車しているわけですが、その発車まで、あと約1時間20分もあります!…さすがにのんびり…という感じですが、そんなのんびり的な風景には、旧国鉄塗装の車両がよく似合うような感じもしました。ただ、さすがに自分には時間が無かったので、駅前にあったタクシー屋でタクシーを拾い、若干運転本数が多くなる久留里駅まで乗っていく事にしました。時間的には15分で、3000円くらいでしたが、途中には今まで歩いてきた道も通って行ったので、今回の散歩を少し振り返る時間にもなり、良かったと思います。…最後には、上総亀山駅に佇む、旧国鉄塗装のキハ30形の写真をお楽しみ下さい♪
こんな感じで、久留里線の“さんぽ”は終わりました。大急ぎで紹介してきましたが、沿線や車両の雰囲気など、大まかな感じで掴めて頂けたのではないかと思います…。今後もこのように、自分の気になる?路線等を取り上げていきたいと思っていますので(なるべく、山手線や中央線等のメジャーな路線は避けたいのですが…笑)、どうぞ楽しみにしていて下さい♪
…ところで、この企画をやり遂げた次の日、早速自分は足が筋肉痛になってしまいました…。行程は、道をほぼ歩いていただけにも関わらず…です。これは長期連載に繋げる為にも、まずは自分の体力を付けておかなければならなさそうですね(笑)!
☆久留里線の参考HP…www.kururisen.com/
今日は、相模大野にある Alma En Musique(アルマ・オン・ミュージック)というお店にて、アルト・サックスの細井寿彦君と、デュオ・ライブをやってきました。ここは、昨年から演奏をさせて貰っている場所で、小さなサロンのような雰囲気のお店なのですが、今回で3回目の出演となります。
小さいながらも、お店にはしっかりグランドピアノが置いてあり、トシ君も、サックスの他にフルートや、ベース用にマイクロ・サンプラー(キーボード)まで持ってきていて、デュオと言えども、普通ではあまり見られないステージが展開されそうな感じでした。
実際、演奏の内容を見てみると、トシ君はサックスでテーマを吹いて、そのままアドリブを吹き終えると、今度はピアノソロ中に、キーボードでベースのラインを弾き始めてしまいます!…なかなか面白い光景ですが、これがオリジナル性と言えばオリジナル性なのです。ピアノも弾けてしまうからこその技で、それを生かしたステージング…とも言えるでしょう。
それで、今回のライブはどの曲をやろうかと、色々リハーサルをしつつ検討して、そして本番に臨んだわけですが、いざステージに立ってみると、何故だかスタンダード曲をやりたくなってきてしまいました(笑)。一応、少しは自分のオリジナル曲等も盛り込んだのですが、この日は半分以上はスタンダードな展開でした。演奏スタイルこそ不思議?ですが、この日やった曲を振り返ってみると、“All Of Me”や“Just Friends”等、いわゆる本当の“スタンダード”と言えるものが多かったのです。ただ、自分達にとっては普段やらない曲なので、逆に新鮮という事なのかもしれませんね。これらは特に打ち合わせもせず、出たとこ勝負で演奏させて頂きました。なかなか面白かったです。
ここでの演奏は、デュオという特殊な編成もそうですが、お店の雰囲気というのも、少なからず影響を受けている気がします…。座席もソファタイプのものがあったりと、ゆったりと寛げる感じでしょうか。お酒も、ビールというよりは、ワインやウイスキーが似合うような…、そんなお店です。また次回は5月26日(水)に決定しましたので、お店の雰囲気に浸って音楽を聴きたい方は、是非お越し下さいませ!…自分達も普段とは違った感じ?で、演奏を楽しんでいきたいと思います!
☆細井寿彦君のブログ…blog.livedoor.jp/ongakushitsu2006/
今日は、お馴染み黄門御一行バンドのライブでした。いつも、緩々の空気のステージが心地良い感じで進めている自分達ですが、今回初めてのお客さんも何人かいらっしゃったという事で、珍しく(笑)力を惜しみなく出しきった?時間も設けられていたりしたのが目新しかったです。それでも、それは2ステージ目の前半だけで、後半からはまた、いつもの黄門御一行スタイルに戻っていきました。曲で言えば、“Hippy Hippy Shake”から“あずさ2号”に戻った辺りですが、この移り変わりこそ、正に黄門バンドの真骨頂だと言えるでしょう。その意味では、改めて黄門バンドの味が感じられたと共に、他には絶対無いバンドだなとも思いましたね。
さて、そんな感じで、今回も色々な曲をやっていったのですが、今日は自分にとって、1つのチャンスがありました。…この日、お客さんのバースデーを祝うという事で、それを3ステージ目の中に盛り込む事になっていたのですが、それを、お店のマスターの希望?で、おやじバンド(マスターがバンマスとなっているバンドがあって、そのメンバーがこの日、お客さんとしていらっしゃっていたのです)による演奏をプレゼント!…という事になったのです。
そのバンドには専属のキーボードの方もいましたので、それはつまり、自分はその曲はお休みという事になるのですが、ならば…と思ったのが、自分で黄門バンドのステージ写真を撮ろう!というものでした。実は、このブログに掲載される黄門バンドのライブ写真は、ステージ前に自分がお客さんにカメラを渡し、毎回頼んでいるもので(これを丸投げと言います…笑)、自分で撮る…という機会はまずなかったのです(当たり前ですが)。しかし今回は、そんな滅多に無いチャンス…と言っても良いものでした。ここで自分はマイカメラを取り出し、演奏中、ステージにレンズを向け、パシャパシャと撮らして貰ったのです。そして、こんな感じに仕上がりました(もちろん一部です…)。
なかなか良い感じではないでしょうか?…ステージに寄っている雰囲気が何だか新鮮かも。…というわけで、次回のライブは3月10日(水)でございます。どうぞお楽しみ!
☆五反田 Rocky のHP…livecafe-rocky.com/
先週の土曜日の話しになりますが、ボーカルの鹿嶋敏行さんと、下北沢 Big Mouth にてライブをやってきました。鹿嶋さんとはもう長い付き合いになりますが、毎回拘りのあるライブを見せてくれて、聴いても一緒に演奏しても、刺激を常に受けさせて貰っている、そんなアーティストの1人だと自分では思っています。
そして、この日は特に刺激的な1日になりました。…というか、ライブをやる前からそうなる事は、自分も鹿嶋さんも明白だったのでは…と思われます。…というのも、この日は、ある人のトリビュート・ライブ的なものをしようという試みで立ち向かったのですが、その人というのがフランスの名歌手、エディット・ピアフだったからなのでした。
エディット・ピアフについては、今更説明するまでもないですが、フランスのシャンソン歌手であり、フランス国民の象徴存在でもありました。その意味では、フランスのシャンソンという文化を、第一線で育て上げた人…と言っても良いのかもしれません。現に、もう亡くなってから50年近くが経っているわけですが、未だに彼女のCD(レコード?)はフランスで売れていると言います…。最も、フランスで愛された歌手なのかもしれません。
この方のトリビュート…という事ですが、これはそうは簡単にはいきません。ピアフの歌は、彼女の悲劇的な生涯を反映しているとも言われていて、彼女の意思への理解無しでは、とても表現しきれるものではないのです。もちろん、これは歌どころか、曲にも反映されていて(…と、自分では思います)、実は昨年の10月の鹿嶋さんとのライブでも、同じくエディット・ピアフのトリビュート・ライブを行ったのですが〔“竹内大輔の写真日記(~2009)”エディット・ピアフ・トリビュート・ライブ参照〕、この時の演奏後ときたら、心身共に非常にぐったりしてしまったのを覚えています(笑)。しかも、この時ピアフの曲を取り上げたのは4曲だったのですが、今回は全てがエディット・ピアフもの(全具で7曲です)とみても良いラインナップ…。これは、生半可な気持ちでは演奏できないと思ったのは当たり前の事なのでした…。
そしてライブです。今回取り上げた曲は、“パリの空の下”、“バラ色の人生”、“愛の賛歌”等、ピアフの数ある曲の中でも、かなりメジャー級なものが入っています…。他には“アコーディオン弾き”、“王様の牢屋”、“谷間に3つの鐘が鳴る”という曲もやりましたが、これらは、ピアフ自体を知っている方なら、御存知な曲…という感じでしょうか?…そして、実は1曲だけ、美輪明宏の“ヨイトマケの唄”を取り上げたのですが(鹿嶋さんが自分と一緒にライブをやる時は、必ず取り上げる曲なのです…)、この方もエディット・ピアフに多大な影響を受けた内の1人…。ある意味、今回のトリビュートに相応しい曲だったと言えるかもしれません。
つまりは、今回はかなり真っ向勝負で、エディット・ピアフに立ち向かっていったところがあります。それはそれで無謀な挑戦なのかもしれませんが(笑)、自分は、演奏中には前ほどの疲れは感じなくなりました。少しは慣れた…という見方もありますが、何だかシャンソンの弾き方の一部分が見えてきた感じがあったからなのです。
それは、今回の“バラ色の人生”を演奏した時に特に顕著に現れました。今回、この曲を演奏するにあたって、1番は鹿嶋さん独自の日本語訳、そして2番はフランス語で歌ってみるという試みをやってみたのですが、その時に浮かぶ自分の伴奏フレーズというのが、明らかに1番と2番で異なる感じになってきたのです。
自分が、人の歌の伴奏でピアノを弾く時、もちろんボーカルの方から発する声を聴いて、それに合わせるような演奏を常に試みているわけですが、特に決まったフレーズはなく、基本的には歌の雰囲気で自分の中で消化して、そして音にそのまま出している感じがあります。そうなると当然と言えば当然なのですが、日本語の聞こえ方とフランス語の聞こえ方では、そこから消化されるフレーズは全く異なる物が出てきてしまうのです。そういえば、シャンソンをやっている時のピアノの伴奏って、何か不思議な特徴があるなと感じていたのですが(言葉で説明するのは難しいですが、例えば変に装飾音が多かったり、ポロポ♪ポロポ♪ポロン♪…って弾く感じが妙に目立ったり…)、正にフランス語での伴奏は、そんなフレーズが出てきてしまうのです。
…成程、あのシャンソン独特の演奏方法は、フランス語特有の喋り方による、グルーブの1つだったのか…と、自分では勝手に解釈されました(笑)。本当かどうかは分からない部分ではありますが、何だか個人的には目からウロコ状態であり、言わばシャンソン系を弾くのが幾分か楽になったのです。きっと、無理にシャンソンっぽく弾く必要は全く無くて、鹿嶋さんから出てくる言葉の粒を、そのままピアノに消化させれば良い…。ただ、これだけの事だったのです。
そうなると、よくシャンソンの曲を、日本語の歌詞で日本の歌謡曲風にアレンジして、その時の伴奏を、言わば本場のシャンソンのようなフレーズにして弾いている状況って、よくあるように思うのですが、あれは全くのナンセンスという事になりますね…。ただの本場の真似事…という感じでしょうか。まあ、それはそれでスタイルだから…と言うのならば仕方が無いのかもしれませんが、あまり自分にとっては面白くない事実ではありますね。自分も全くのシャンソン初心者なので何とも言えないですが、音楽という共通点からすると、やはり出音から生まれる、自分と周りとの調和を加えた解釈…を重視したいと思うわけです。まだまだ消化しきれていない部分はあるにしても、良い切っ掛けは与えて貰えた事になりました。また今後も活動の1つとして、続けていけたらと思いますね。
…と、このように、正味45分くらいの演奏でしたが、自分にとっては、非常に大きいものを得られたライブになりました。…しかし今回の演奏は、完成まではあと一歩…という感じだったのが正直なところです。頭では理解していても、それが表現にまで回れない…というか、もっと純粋な気持ちで演奏ができる筈だ…と思ったからです。それでも、改めてエディット・ピアフという表現者の偉大さと共に、彼女をもっと真正面から向かえられるように、更なる理解をしていこうとも思ったものでした。今回はどうもありがとうございました。…そしてやはり、聴いて頂いた皆さん、お疲れ様でした(笑)!
☆鹿嶋敏行さんのブログ…blogs.yahoo.co.jp/kajimarl_to_the_world
☆下北沢 Big Mouth のHP…www.livebarbigmouth.com/
この新ブログが始まって、今回初の旅日記となります。旅日記の番号ですが、こちらも以前の日記〔“竹内大輔の写真日記”(~2009)、旅日記 31.(フランス、パリ編…2009.7.22~7.28)参照〕の連番として綴らせて頂きます。どうぞよろしくお願いします。
今年初の旅行先に選んだのは、ベトナムのホーチミンでした。前々から個人的に行きたい場所ではあったのですが、なかなか実現しなく、今回は念願の…という言葉がピッタリな機会でもありました。ベトナムという国自体が自分は初めてで、また色々と衝撃を受けてきましたが、いつも通り、マイペースで読んで頂ければ幸いです♪
●キャセイパシフィック航空で、香港乗り継ぎのホーチミン入り!
東京からホーチミンに行く方法は幾つかありますが、最もポピュラーなのは、もちろん地元のベトナム航空や、日本の日本航空や全日空による直行便でしょう。これだと、日本から6時間程でホーチミンに到着する事が出来ます。しかし、この場合1つ難点があって、ホーチミンから東京への便は、全て深夜便になってしまいます。今回、自分の休暇は5日間とれたのですが、深夜便の場合、旅行4日目の夜に現地を出なければいけない事になります。そうなると、東京到着は5日目の朝6:00過ぎくらいになるのですが、何だか1日無駄にしている感じもしてしまいます。しかし、直行便の場合は、復路は全て深夜便…。飛行時間的には無駄が無いのですが、復路の便の時間帯選択の少なさは、旅行日程に制約を与えているに等しい事実だと思いました。
そんな時に目を向けたのが、乗り継ぎ便という選択です。何も、ホーチミンへの路線を設定しているのは、日本航空や全日空だけではありません。日本に近い国からでも、豊富な便が提供されているのです。直行便に比べ、一度は乗り継ぎ…というハンデはあるものの、それはそれで、もう1国行った気分にもなり、なかなか面白い経験になるのでは…という見方もありました。
ここで航空会社の選択として挙げられらのが、チャイナエアラインの、台湾は台北乗り継ぎ、そして、キャセイ・パシフィック航空(以下キャセイ)による、香港乗り継ぎです。どちらも、その航空会社本国の拠点空港の乗り継ぎになるのですが、こちらですと、実は復路にも日中便の設定があるので、5日目の朝にホーチミンを出て、東京にその日の夜に着く…という、5日間をフルに使える日程が可能なのです。日本~ベトナム間の移動で、往復とも日中の移動は、第3国の航空会社しか無い…というのが意外な感じですが、航空機の運用や空港の使用可能時間帯等の都合で、事実そうなっています。そんなこんなで色々練りましたが、今回はキャセイの香港乗り継ぎでホーチミンに入る事になりました!
実はこのキャセイですが、何気に自分は色々な旅行で使わせて頂いております。香港に行った時はもちろん、台湾の台北に行った時や、タイのバンコクに行った時にも使ってまして、今回のホーチミンへの搭乗回数も合わせると(乗り換え含む)、実は外資系の航空会社で一番利用している航空会社にもなるみたいです。これはつまり、キャセイの豊富な便設定にあるのでしょう。日本へは成田の他に、中部、関西、福岡、札幌への便があり(このうち札幌線以外は、台北経由の香港行きの設定があります)、他に北米やヨーロッパはもちろん、中東や南アフリカ、そしてやはり、現地に近い東南アジアのへの便も充実しています。そして後に説明しますが、これらの便から便への乗り継ぎが、香港の空港ではうまく接続できるように工夫してあるのです。要は、キャセイの乗り継ぎ便を選ぶと、乗り換えに要する時間を少なくする事ができ、結果、効率の良いルートが選べる…という事なのです。実際、今回の乗り継ぎ時間は、往路が1時間半、復路が1時間強でしたから、実は、そんなに時間のロスはしていないのです。また、香港という場所がアジア諸国的に見て、ちょうど真ん中辺りに位置している…というのも、乗り継ぎに便利な武器になっているのかもしれません。
まずは、成田から香港までが4時間半(復路は4時間)。旅行日程的には、まだ序章中の序章ですが、乗り継ぎ便というのは、そう簡単に目的地に着かない(着けない)楽しさ…というのもあったりします。いかに遠い国なのかが改めて分かると共に、その中継地として香港を訪れるというのも、また新しい楽しみだったりするのです(今回は、ホントに乗り換えだけの為に寄っただけですが…)。
機種は、キャセイの中距離便ではポピュラーのA330-300型(左上写真参照)で、もうキャセイの中では古い機種(リニューアル中ですが…)になってきましたが、それでもまだ機齢は10数年という感じでしょうか。座席には全てパーソナル・ディスプレイが備えられており、1人1人が別の番組を見る事が出来ます(古いタイプなので、映画の早送り、巻き戻し…という事は出来ません)。何気に“This Is It”がやっていたのが面白かったですが(笑)、あまり見る気になれず、ビールと機内食で時を過ごさせて頂きました(笑)。それでも、香港まではあっという間です…。到着間際になると、ディスプレイには、そこからの自社の乗り継ぎ便の出発時刻・搭乗ゲートまでもが掲載されていて、香港が如何に乗り継ぎ地点として機能しているかを示す指標にもなっていました。
自分が香港に着いたのは15:00前、ホーチミン行きの便は16:30の出発ですが、乗り継ぎに便利に出来ている香港国際空港(赤鱲角空港…チェクラップコク空港と呼ばれています)をもってすれば、余裕の乗り継ぎ時間だと言えるでしょう。実際、先程の機内ディスプレイには、15:55発の便の接続も掲載されてましたし、実際のところ、30分もあれば大丈夫かな…という部分もあります。ただし、空港内はシンプルなものの広いので(長い…というか)、ゲートによっては移動が大変ですけどね…。ただし、事前にゲートはチェックできます!
また、なにも東京からの便の接続が、たまたま良かったわけではありません。キャセイは同じ時間帯に、世界各国からの便を集中して到着させており(1日に3回ぐらい、そういった時間帯を設けてあるそうです)、例えばこの時間帯は、関西や中部からの便や、近隣アジアの国からの便が、同じくらいの時間に到着しております。そして、この1~2時間後に、また近隣アジア諸国や、ヨーロッパ、北米への便が出発していくのです。この事は何を意味するかと言うと、香港を経由すれば、どこの国からどこの国へも、スムーズにアクセスが出来る…という事なのです。例えば、日本からホーチミンへは、現在、成田と関西からしか直行便は出ていませんが、福岡や名古屋の人も、キャセイを使って香港を経由すれば、わざわざ成田や関西に出向く必要が無く、ホーチミンに辿り着く事が出来ます。そもそも、日本からは直行便の設定が無い、カンボジアのプノンペンや、ネパールのカトマンズ、南アフリカのヨハネスブルグ等にも便があり(まだまだ沢山ありますよ!)、これらへの乗り継ぎも良いので、やはり香港経由は、“使える”ルートなのです。こういった運航を行っている空港の事を、いま日本でも話題の“ハブ空港”と呼んでおり、キャセイでは昔から、こういった運航で世界中の人を運んでいるわけなのです。日本では現在、羽田・成田の“ハブ化”を目指す…という記事をあちこちに見ますが、こういったキャセイのような運航をしてこそ、ハブ空港であるのです。それが、今の日本の航空会社と言うと、日本から諸外国へ行く為だけのような運航をしており、確かに、どこかの国が、日本の航空会社で成田を経由して、また別の国に行く…というのは殆ど見た事がありません。日本は極東の国であり、旅の終着点、起点になるような所なのです。
話しが逸れましたが、香港のような空港を見ると、日本の目指すハブ空港って、何なのだろうと思ってしまうんですよね…。空港だけの造りを見ても、乗り継ぎ客に易しく出来ていますし、保税エリア(税関を抜けた先のエリア)の店舗も充実しています。そして、そこには世界中の人が行き交い、それが1つの文化を生んでいるかのようなのです。自分は香港という国自体が好きですが、香港の空港も負けないくらい好きですね。そして、この空港に寄る度に、香港市内にもまた行ってみたい…と思わせてしまうのです。
この空港は、成田以上に世界中から航空会社が集まってきます。その中には、日本では見られない航空会社も多々ありますし、もちろんお馴染みの航空会社も集まってきています。それゆえ写真撮影的には忙しくて仕方無いのですが(笑)、今回はシンガポール航空のA380-800型(左上写真参照)と、ブリティッシュ・エアウェイズのB747-400型(右上写真参照)をピックアップさせて頂きました。A380は、まだ世界に10数機しか飛んでいない、全2階建ての最新機種であると共に、世界最大の旅客機でもあります。成田空港でも見れますし、自分も何回か撮った事はありますが、ここまで近くに寄って撮れたのは初めてでした!…海外で見るお馴染みの航空会社というのも、また違った表情が見れて面白いと思うんですよね。…お陰で、ホーチミン行きの便にはギリギリの時間になってしまい、しかも地上誘導スタッフには相当煽らされてしまいました(笑)。うーん…、ある意味自分にとっては、乗り継ぎに危険な空港であるのかもしれませんね。
香港~ホーチミン便の機体は、キャセイでは少数派のB777-200型というものでした。キャセイではB777-300型という、これよりも胴体が数メートル長い機体が主流になっているので、ある意味今回の搭乗はラッキーと言えるでしょう。乗り継ぎ便ですと、片道だけで、このような複数の機体に乗る事が出来るので(結局、この後の帰りの便は全てA330-300型でしたが…)、自分としてはこれすら楽しみの1つになっているのです(笑)。まあ、飛行機好きの方以外では、あまりいない例かもしれませんが…(笑)。
便が変わっても、キャセイのグローバルなサービスは健在です。さすがに、日本路線のような日本語案内というものはありませんが(当たり前です…)、それ以外は今まで乗ってきた便と雰囲気は殆ど変わりません。お客さんの風貌にはもちろん変化が出てきますが、キャビン・クルーは基本的にアジア系が多いので、日本人にとっては馴染みやすい感じで目に映るのです。
さて、ホーチミンまでは約2時間半のフライトなので、距離的には東京~沖縄間…という感じですが、ちゃんとした国際線なので、免税品販売はもちろん、機内食も普通に出てきます。自分は先程の香港までの機内で満腹になったばかりなのですが、また同じ量くらい食事は出てきてしまいました(笑)。デザートにドラゴンフルーツが添えられていた感じが、いよいよ東南アジアかと思わせますが、頑張って全て食べさせて頂きました。これは、ホーチミンでの夕食には気を遣う事になりそうです…。
そうこう言っている間に、飛行機は高度を落とし始めました。外を見ると、段々と日も暮れてきて、空も赤く染まりつつある感じになっています。そして、大きな川(左上写真参照)が視界に飛び込んできました。後で地図を見たところ、ビエンホアという地域のドンナイ川…という事でしたが、この時点ではまだ“雄大な川”という認識のみです(笑)。
そして、いつの間にか市街地上空に入り、街中に大きく蛇行している川が見えてきましたが、これはサイゴン川というのは分かりました。今回自分の泊まるホテルは、サイゴン川に面している場所にあったので、その川の名前は覚えていたのです。いよいよホーチミンに入っていく…というのが実感されてきましたね。そして、遠くに(…と言っても、空港からの距離としてはそう遠くはないでしょう)ビル群が見えてくると、機体はホーチミンのタンソンニャット国際空港に無事着陸しました。何だか本当に、夕暮れ時の良い雰囲気で出迎えてくれた感じがありました。
そんなホーチミンの玄関口となる空港ターミナルですが、2007年に新しく建てられただけあって、とても近代的な造りをしていました。しかし、ここを見ただけでは、とてもベトナムとは思えない感じではあります。むしろ、香港の空港ターミナルが、そのまま小さくなったぐらいの印象かもしれません…。早速、自分の中では予想外の光景に出くわしたわけですが、この先もきっと、自分のベトナムに対するイメージは色々払拭されるのでしょう。ふむ…楽しみではないですか♪…さあ、いよいよホーチミン市内に入ります!
●メコンデルタに行く
ホーチミンに着いて、とりあえず1泊。まださすがに街の雰囲気には馴染めない感じですが、次の日には早速、メコンデルタという所へのツアーに参加する事にしてみました。メコンデルタというのは、ホーチミンから南西に約70kmの距離にある地域の事を指してまして、チベットから約4000kmもの長さを流れてきた、メコン川の下流に部分に属する場所でもあります。ここでの川幅は2kmにもなり、その間には幾つか中洲状の島が点在しているのですが、ここでのクルージングは有名で、メコン川やその島への観光、そして狭い水路のような所を船でのんびりと移動していく様は、ベトナムに来たら一度は体験しておきたい事でもありました。
これらの観光は個人でも行けない事はないようですが、やはりホーチミンからの往復や、現地で交渉という面倒さを考えると、ホーチミンから出発しているツアーに参加する方が得策と言えそうです。実際、ホーチミンにはこれらを扱っている旅行会社が数多くあり、それは本当にどこを使おうか迷ってしまう程なのですが、自分は、日本語ガイド付きツアーの中で、一番格安と言われている、“TNKトラベル”という旅行会社を通じて行く事にしてみました。これで、昼食付きで25$(約2250円)です…。英語で良ければ、“シン・カフェ”や、“キム・トラベル”という旅行会社が最も安いと言われていて、実際同じ条件で7$からあるのですが、同じ参加者が外人というのも困りますし、意味:が全く分からないのも嫌なので、自分は日本語のガイド付きのプランにした次第です。そして朝8:00、自分はホーチミン発の人となっていたのでした。
今回の、このツアーの日本人の参加者は、自分も合わせて8人という陣容でした。出欠?をしてからバスに乗り込みますが、随分とこの人数にしては大きなバスが停まっていて、これに乗り込めとの事です…。なかなか贅沢だなあと思っていたのですが、自分達は座席の後ろの方に座らせられ、前には欧米人を中心とした、別の団体が乗り込んでくるではありませんか。
成程、このツアーでは日本語ガイドも英語ガイドも、移動は同じバス1台で行う…という事なのですね。前の方には英語のガイドが別で乗っており、ツアーの解説もそれぞれのようですが、ハッキリ言って声は後ろまで届いてきます(マイク使ってますし…笑)。もちろん英語ガイドのツアーとして乗ってきている乗客の方が遥かに多く、割合にして5対1ぐらいな感じでしたが、英語ガイドの方の料金が気になる感じですね…。よく見ると、日本人と思われるツアー客も乗っており(英語ガイドで構わない人なんでしょうね)、何だか差がよく分からなくなってくる感じですが、後ろは後ろで快適なので、このままバスに揺られている事にしましょう(笑)。
ホーチミン市内は本当にゴチャゴチャしていて、そこを大型バスが抜けるのには、素人目にはかなり無理がある光景に思えたのですが、それでも強引に道を進み、そして大通りに出てやっとスムーズに走り始めた感じでしたね。急激に開けた感じもあり、これが郊外の風景なのかな…とも思いましたが、まだまだ工事中(途中段階)の道も多く、インフラ的にはまだまだな部分が目立っているようです。これは、自分で運転しろと言われても、断りたいぐらいですね…。
バスは国道をひたすら走り、いつしかホーチミン市内も抜けた雰囲気になってきました。そうなると、辺りは畑や田んぼだらけになり、農業をやっている人が多いという事を窺わせます…。実際、ガイドの人もそんな事を言っていて、まだまだベトナムの人達は、農業に頼っている部分が大きい…という事らしいのですが、その後に、住民は基本的に貧乏で、お金が無くて、欲しいものが買えない…等、とにかくベトナム人の貧困っぷりをやたらアピールしてきます…。何だか捻じ曲がった発想のようにも思えたのですが(笑)、後々調べてみると、ベトナムの男子というのは(ガイドさんはおじさんでしたが…)、うんちくを傾けて話す傾向にあるらしく、確かに納得してしまうような話し方でしたね。まあ、こういう部分からも、ベトナムという国を体験できるので、それはそれで面白い事なのかもしれませんね。
そろそろガイドの話しもしつこく感じてきた頃(これは、何も自分だけが思った事では無さそうな雰囲気でした…きっと、言葉の上手さ以外に、話し方にも問題があったのでしょう…むしろ英語ガイドの人の方は、話し方が上手いな…と思いながら聞いていたので)、バスはトイレ休憩に入りました。辺りには殆ど何も無いような場所に、その休憩場所だけがポツンとあるような場所で、ここは、いわゆるドライブイン…という事なのでしょうか。かなり喉かな風景ですが…。
バスから降りると、早速「サングラスを買わないか?」と、物売りの勧誘にあいます。ああ、アジアだな…と思いながら、そこを無視してドライブインに入りますが、意味不明な石像が置いてあったり、そんなに綺麗ではない泉が湧いてたりと、なかなか興味は尽きません(笑)。こういったツアーに参加した客だけを目当てとした場所のようにも感じましたが、軽い飲食が出来る休憩所もあったので、ベトナム・コーヒーと、変な短いバナナを買って、暫く時間を過ごしていました。この時、辺りは凄い暑かったのですが、やはりコーヒーだからと、ホットを頼んだのが失敗だったようにも思います。雰囲気は出ていましたが、更に暑い思いをする事になったのは言うまでもありません(笑)。
そんな胡散臭いドライブイン(笑)を出て、また暫くしまして、バスはメコンデルタの入り口となっているミトーという町に到着しました。ここからは皆でライフベストを着て、いよいよ船に乗り換え、メコン・クルーズに出発していくわけです。目の前には大河とも言えるメコン川が迫っており、本当に茶色に濁っています。確かに雄大な景色で、これが遥かチベットから流れてきていると思うと、感慨も一入でありますね。
しかし、本当に面白いのはこれからでしょう。船の乗り場からは遠くに、最近出来たと説明された、そんなメコン川を横断している大きく長い橋を望めたのですが、まず船はそれを背にしまして、いわゆる河口側に向かって進んでいきました。船は小さいのでよく揺れますが、これくらいの方が、より自然とお近付きになれるのかもしれません…。揺れ過ぎて、外の写真を撮るにもレンズが定められないくらいですが、それでも目に(カメラに?)焼き付けようと、必死で外の景色を脳裏に取り込んでいきます。
外の景色は、ありとあらゆるものが新鮮で、何が何だかよく分からないくらいでした。ガイドさんも、少しは説明をしてくれているようなのですが、船がうるさ過ぎで、正直何を言っているのかよく分かりませんし、こちとら船に揺られまいと必死なので(笑)、聞こえたところで殆ど耳にも入って来なかった事でしょう…。川幅の広い部分では、とりあえずはそんな時間が続いていった感じでした。
そんな雰囲気が少し変わり始めるのは、川の中側にある中洲状の島に近付いていった時です。船のスピード自体も落とし始めて、やっと、ゆったりな時間が過ごせるようになってた感じですかね。ガイドブック等の写真で見た時と同じように、すぐ傍にはジャングル地帯が迫ってきて、いよいよ“クルーズ”っぽくなってきた感じでしょうか。
これらの島は、殆どが果樹園になっているとの事でしたが、それを説明しているガイドさんの発音が良くないのか、どうしても“がじょえん”…と聞こえてしまうのが気になります。雅叙園…目黒か!…とか思いながら(笑)、どうやらここの島内で今回は昼食をとるらしいので、小さい船着き場のような所に船を泊め、ツアー客皆で島にゾロゾロと上陸していきました。何だか不思議な光景が続きますね(笑)。
島に上がっていくと、少し段差が付けられているのに気付きました。実はこれ、人工の堤防の役目を果たしてるとの事で、冗談抜きで、満潮の時はこの辺りまで川の水位が上がってくるらしいのです。現在の光景からは想像できませんが、改めて自然の凄さを感じてしまいますね。そのまま果樹園の中を突っ切って行くと、ちょっとした広場があり、建物もあって、その下には机や椅子が並べられていて、明らかに団体用に食事をとられる場所が作られていた感じでした。
若干萎える光景ですが、昼食はツアー代金に含まれているので、ここで少し腰を落ち着ける事にしましょう。しかし、飲み物だけは実費というのが介せません…。それでも、暑いので飲まないわけにいかなく(自分は缶ビールを頼みましたし…笑)、しぶしぶ全員に近い人数が飲み物をオーダーするわけなのですが、ここの食堂みたいな所での収入が、果樹園よりも遥かに入ってそうな気さえしてしまいますね…。まあ、ツアーにはよくある光景…という事で、細かい事は目をつぶっておきましょう。
お腹が一杯になり、一行は再度船に戻り、更に先へと進んでいきます。…という事は、またもガイドの長い話しか…という感じではあったのですが、気が付くとガイドさん、船の後ろの方で手製のハンモックを掛けており、出来あがるとそこで横になりだすではないですか!…さすがに一同絶句でしたが(笑)、これがベトナム式の現地発ツアーの光景なのかと思うと、もう笑うしかありません。自分達は今、大変貴重な体験をさせて貰っている…。こう信じて、次なる場所に着くまで、ひたすら待っている時間が続きました(笑)。
最初に船に乗ってから、川の中にある中洲を囲むようにぐるっと回ってきたので、今度は船の前方に、メコン川を渡っている先程の大きな橋を望めるようになってきました。川岸から中洲までも距離はありますが、更に対岸はその先にあるので、一体この辺りの川幅はどれくらいになるのでしょうか。そんな事を思わせる光景でしたが、不意に船は、そこから川岸に向かっていき、メコン川から枝分かれしている1つの小さな水路のような川へ向かっていきました。…これぞ、ディズニーランドのジャングル・クルーズのようで、いよいよ楽しくなってきたか?…と思ったのも束の間で、先程のガイドさんから、ここで降りろとの指示が出てしまいます…。ここには、ココナッツ・キャンディー工場があるとの事。なかなか団体行動でのツアーは、思うような行動が取れません(笑)。
さて、やって来たキャンディー工場…。しかし、そこの造りはお世辞にも立派な施設とは言い難く、はっきり言って簡素で、昔ながらの光景です。どちらかと言うと、“工場(こうば)”な感じでしょうか…。しかし、英語で言えば“Factory”という場所なわけで、成程、日本語の難しさを感じさせられましたね。とにかく、喉かな工場…という印象でした(笑)。色々と説明は受けましたが、さすがにキャンディーを買うまでには至らず、何だか時間を持て余し気味な雰囲気は否めなかったと思います。
そんな人達がいるからかどうか分かりませんが、ここでは蜂の巣(もちろん蜂付き)や大蛇を触らせてくれるというイベントが設けられてあります。皆、キャー!…とか言いながらも、記念撮影やら挑戦やら、全体的に楽しんでいた感じですが、何だか騙されているような気がしないでもないですね…(笑)。個人的に面白かったのは、外人さんのそれぞれのリアクション…という感じでしょうか。わざとおどけて写真に写ってみたり、強気なポーズを取ってみたり…。もしかしたらここが、人種のるつぼを垣間見える空間として相応しい場所なのかもしれませんね。何だか笑顔になってきてしまいました。
その後は、手漕ぎボート乗り場へと案内されます。先程の狭い水路をまた奥へと進んでいくのですが、ボートは更に小さくなって、そしてベトナムでよくある“傘”?を被せられ(笑)、正にボート漕ぎ体験が出来るわけです。ボートは、座る所が4人分で、もちろん、ちゃんと漕いでくれる人も1人か2人だけ乗ってくれているのですが、途中でオールを貸してくれたりと、なかなか大変な作業も体験できます。流石にヘビーで、汗が吹き出してしまうくらいでしたが、先程の昼食時のアルコールも抜けて、調度良いかもしれませんね(笑)。それでも、ゆったりと水の流れに任せて進むというのは気持ちの良いもので、やっと雄大な川である事を認識出来た瞬間でもありました。まさか、こんな川幅の狭い部分で気付くとは思いもしませんでしたが…(笑)。
そんな体験は5分程で終わり、ボートから降りて更に5分くらい歩くと、また小さな休憩所が現れてきました。ここではデザートが用意されており、更に辺りを見回すと、楽器らしき道具を持っている人が3、4人程スタンバイしていていて、自分達が揃うのを、今か今かと待っている感じでした。
そう、ここでデザート・タイム兼、音楽鑑賞…なのだそうです。一見マンドリンのように見える楽器や、中国の二胡のように見える楽器など、民族楽器的な雰囲気が強く漂っていましたが、確かにそのようで、曲もベトナムに伝わる民謡のようなものを演奏してくれました。
最初、女性の方が歌って、次に男性の方…というふうに続いたのですが、ここで先程から綴らせて頂いているガイドさんが突如(…という雰囲気でした)、「次は私が、歌います。この歌…私も好きだから」…と言うではないですか!
いきなり何を言い出すのか!…と思いましたが(笑)、もう既に役に成り切っているようで、最初に歌ってくれた女性の方とのデュエットが始まってしまいました。成程、どちらかと言うとミュージカル的なやり取りなのだと思いましたが、彼が作り出したこのシュールな空間は一体何なのでしょう…(笑)。そんな上手いとは思えませんでしたが、確かに気合いは入っている感じでしたね。自分としては、先程2番目に歌ってくれた男性が、このガイドさんが歌っている時に相当つまらなさそうに見ていたのが、気になって仕方ありませんでしたが…(笑)。
…これで、全てのスケジュールは終わりました。ここから歩いて10分程でバスの乗り場へと移動でき、後は先程のメコン川を渡る大きい橋を通って、ホーチミンへの帰路に着くだけです。確かに、盛り沢山なツアーでしたし、ある意味で盛り沢山過ぎる内容でもありました…。ただ、ベトナム“らしさ”を感じるには十分な1日になった事は確かで、自分はベトナムに初めて着いてすぐに次の日に行ってきたので、この後のホーチミン観光へ向けて、免疫を蓄えられた感じはしましたね(笑)。そして今、ここで当時を思い返しながらこの文章を書いてみても、ああ、面白い経験だったと言えるという事は、やはり貴重な体験をしたという事に間違いは無さそうです。まあ、やはりツアーって、ガイドによって大分印象は変わりますよね(笑)。これが今回と違う人だったら、また異なる印象を持つのかもしれません。…という事は、やはり人に勧められるべきツアーなのかな?…とも思ったりしたものでした♪
今日は、上板橋にある Brasserie d'Azur(ブラッセリー・ダジュール)大塚というお店にて、ベースの池田暢夫君とデュオライブをやってきました。上板橋…というと、自分の家からは結構違い場所にあるお店でもあるのですが、自分はなかなか行く機会がありません。今回も、なんだかんだで約1年振りの来店となってしまいました。時が経つのは早い…という理由にしておきましょう(笑)。
ここで今回ライブをやる切っ掛けになったのは、以前、ベースの池田君と、彼の地元で飲んだ時に〔竹内大輔の『奢らせて頂きます!』1.(池田暢夫編)参照〕、最近デュオでの演奏してないね…みたいな話しが出て、じゃあ、やっちゃいます!?…みたいなノリで実現されたものでした(笑)。また、この時の話しは予想以上に盛り上がりまして、デュオで今年はコンスタントに活動していく?…とか、やはりスタンダード曲を中心にやってこうよ!…とか、ツアーだったらデュオの方が回りやすいよね…等々、かなり今後の展望を交えた内容にまで発展していったのです。池田君自身も、じゃあ俺、取りまとめさせて貰っていいすか!?みたいな感じになってきまして、今回のライブは、本当にトントン拍子に決まったのでした。
もちろん、いざ2人がお店に揃うと、じゃあ、何の曲やろうか…みたいな感じになってしまうのですが(笑)、色々と用意はあったので、とりあえずスタンダード曲中心というのは守って、とにかくデュオで演奏してみました。
今回取り上げたのは、“Alice In Wonderland”、“A Child Is Born”、“Four”、“Tenderly”辺りをやったかと思えば、“In Your Own Sweet Way”、“Just Friends”、“Israel”等、もうホントにスタンダード!…と言えるものばかりでした。池田君と一緒に演奏する機会は沢山ありますが、ここまでスタンダードに特化したライブというのは他に殆ど無く、ある意味新鮮に思えたライブにもなりましたね。
もちろん、スタンダードでない曲をやっても良いとは思うのですが、ここでは、敢えて普通のスタンダード曲を選んで、むしろお互いのインタープレイを楽しみたいところではあるのです。なので、やはり演奏しやすい曲と、そうでない曲というものが出てきてしまうのは致し方無いわけなのですが、これは自分達デュオの今後のライブを重ねる事によって、構築していけば良いのかな…とも考えております。まずは1回目、無事に終えられた感じでしょうか。またお手合わせ願いましょう!
そして、ここダジュールでの演奏後のお楽しみと言えば、半端ではない量で出てくる賄いにあります!…今回はちょっと自分達に優しめの、親子丼とサラダ…という感じでしたが(お替りにカレーがある…とは言ってましたが…笑)、それでもお腹の満足度は超えました。いつもながら感服いたします。またよろしくお願いします!
さて、またお手合わせ…と書きましたが、実は次回のデュオライブも決まっています(笑)。場所は久しぶりの 阿佐ヶ谷 Mix で、日にちは3月12日(金)です。普段、自分のトリオで演奏している時の雰囲気とは、また違う感じに仕上がっていますので、なかなか変化があって面白いかもしれません。皆様、是非お越し下さいませ!
☆池田暢夫のHP(最近、HPが完成したようです)
…sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆上板橋 Brasserie d'Azur 大塚の(食べログの)HP
…r.tabelog.com/tokyo/A1322/A132203/13030376/
今日は“白石恭子トリオ”による、表参道 Jazz Bird にてのライブでした。ここは自分は初めてでしたが、表参道という東京の大都会にありながら、少し喧騒を隔てた雰囲気を醸し出しており(実際には、表通りから僅かしか脇道に逸れていないのですが…)、何だか大人の隠れ家を感じさせるような、そんな落ち着いた印象を受けたようなお店でした。
店内に足を踏み入れてみると、まずはバー・カウンター席が左手にあって、その横には普通のテーブル席が並べられてあります。あれ、ステージは?…と思うと、そこから右に一段降りた所にまた客席のスペースがあって、更にその先に、大きなグランドピアノが置いてあるスペースになると…ステージはありました。そして更に、そのピアノの周りには、ピアノを囲むように客席椅子が配置されているではありませんか!
成程、このお店は、ライブを見に来るお客さんと、BGM程度に聴きに来る(普通にお酒を飲みに来る)お客さんとを、うまく分けられるように配置されているのですね。そして、特等席?として、ピアノの周りに設置された座席も有りと、お客さんの趣向に応じて席を選べるのが良いですね。グランドピアノにしても、蓋の代わりに、特注の丈夫そうなテーブル(…兼、蓋なのでしょうけど…)が置かれてあり、楽器のへの配慮も窺えている感じでした。なかなか興味が尽きないお店ですね…。
この日の演奏は20:00~で、お店の方からは「23:30までの間に、ステージを3回やって頂きたい」…と言われただけで、中をどうするかはお客さん方の状況を見て…という事でした。随分ざっくりしてるなぁと思いましたが(笑)、自分達にとっては、こういった雰囲気の方がやりやすい部分もあるような気がしました。いつも通り、このトリオではジャズを中心とした(現実的には、アコースティックな曲を中心とした…と言った方が近いですが…笑)レパートリーを演奏していき、なかなかお店も盛り上がって、良い1日だったように思えました。
ステージ側から客席を見ると、目の前にピアノ・カウンター席があって、その先に、こちらと同じレベルに席が少々。後は一段高く上がって、バー・カウンター席とその周りの席…という感じですが、そのバー・カウンター周辺階?にも、お客さんは結構入っており、改めて、このお店の人気具合が窺えたものでした。
確かに、左上の写真だけを見たら、ここが表参道駅から徒歩2分程度の場所とは思えないかもしれません。自分も、お店自体を今回初めて知ったのですが(名前ぐらいは聞いた事がありましたが…)、それ程までに意外な雰囲気だったというか、何だか良い場所を発見した…という気持ちにもなれました。この日は、お客さんの誕生日を皆で祝ったりもしましたし(ケーキも、店から提供されていました)、何だか表参道という場所にありながら、家庭的な暖かさを感じた日にもなれました。どうもありがとうございました!…またよろしくお願いします!
☆表参道 Jazz Bird のHP…www2.ttcn.ne.jp/jazzbird/
☆白石恭子さんのHP…www.geocities.jp/reikokyoko/
Generation Gap(以下 GG)とは、言うまでもなく、自分が長い間(ホントに長い付き合いになってきました…笑)サポートとして参加させて頂いている、サックス4管にリズムを加えた、大所帯のインストゥルメンタルバンドです。ちょうど先月にも、ライブに参加させて頂いたばかりですが〔2010年最初の Generation Gap ライブ!参照〕、その時に、今年は結成10周年という言葉を聞き、本当に息の長いバンドなのだと改めて思ったものでした。
そんな GG ですが、最近 MySpace を開設したそうです。MySpace については今更説明するまでもありませんが、世界的なソーシャル・ネットワーキング・サービスであり、特に音源、動画の広告媒体としては素晴らしいポテンシャルを持っていて、ミュージシャンなら必須のサイト…という事が出来るものでもあります(それなら、自分もやれって感じですが…笑)。
…という事で、GG もこの流れに乗っ取りました!…ここで“今更”…と考えるのは、この際野暮としましょう(笑)。しかしこれがまた、現在発売中のCDに入っている音源や、懐かしの? GG 初期の音源、更には最近のライブの音源まで挙げられているので、これは、GG からの大サービスと言う意外に言葉が見付かりません!…なんとも贅沢な MySpace です。是非皆様チェックしてみて下さい。殆どの曲で、自分もキーボードを担当しているので♪
…それにしても…。何だか掲載写真に見覚えがあり過ぎるのですが…(笑)?
☆Generation Gap の MySpace…www.myspace.com/generationgapsax
☆Generation Gap のHP…www.generation-gap.jp/

5月16日(木)