自分は韓国に行くのはこれが初めてではなく、むしろ既に4回も行っており(笑)、どちらかと言うと“慣れた”旅先でもあります。しかし振り返ると、前回に訪れたのは2006年の10月〔竹内大輔の写真日記(~2009)、旅日記 7.(韓国編・…2006.10.18~10.21)参照〕らしく、既に5年が経過しています。この間の日本での韓流ブームは留まる事を知らず、むしろ年々、外国という壁は低くなってきたように思います。また、自分の好きな鉄道面でも(笑)、空港からソウル中心部への鉄道の開通や、ソウル市内で新しい地下鉄路線が続々と誕生している事等、個人的に見逃せない変化も目白押しなのです。これらは故に街の発展へと繋がっており、結果的に新しい見所が増える事にもなっているので(アクセスがしやすくなったので…)、今のソウルを見ておきたいという気持ちが芽生えるのも当然と言えるものでした。
…という事で、今回の旅先は、韓国はソウルへと決定!…流石に、鉄道の旅…とまではいきませんでしたが(笑)、現在の韓国を色々な角度から(…とは言え、やはり個人的な視点だと思いますが…笑)体験出来たと思います。…まずは、韓国に向かう飛行機から拘りつつ、ソウルに向かってみる事にしましょう(笑)。
●大韓航空A380
今回、ソウルへの足となる航空会社は、最初から大韓航空と決めてました。言わずと知れた、韓国の昔からある航空会社で、便数も多く、現在ではサービスも世界最高水準になりつつある、人気の航空会社でもあります。そしてこの航空会社を選んだ最大の理由として、今年の6月から運航を始めた、全2階建ての旅客機、エアバスA380-800(以下A380)の存在は無視出来ませんでした。
A380は、〔竹内大輔の写真日記(~2009)、エアバスA380、日本初就航!〕の記事にも書いていますが、とにかく自分はまだ乗った事の無い機種で、今でこそ日本への路線は、シンガポール航空、ルフトハンザドイツ航空、エールフランス航空等が投入していますが、その機体の大きさから、やはり長距離便に使用される事が多く、なかなか個人的に乗れない状況が続いていました。
しかし、大韓航空に初めて投入されたA380が選んだ路線は、なんとソウル~成田線(他にソウル~香港線もあります)。これは飛行時間的には2時間強に過ぎず、ソウルは気軽に行ける海外というのもあって、航空券は安めに設定されています。何故これらの路線なのかと言うと、この時点ではまだ大韓航空のA380が1機しか存在していないので、本来のパフォーマンスである、ヨーロッパ線やアメリカ路線では、毎日の運航が出来ない状況になっています。そして、1日に成田線と香港線を往復させる事によって、クルーや地上スタッフをA380に慣熟させるという目的もあるのでしょう。…という事は今後A380の受け取りが進むと(全部で10機を発注しているようです)、順に長距離路線へと振り向けられる可能性もあるので、もしかしたら成田線は暫定的なものになるのかもしれません(現在、12月までは週3便の運航に減っているようです)。
…となると、気軽にA380に乗るには今がチャンスなのです。…ここまで書くと、韓国に行く目的の殆どが、A380に乗る為…みたいになってしまっていますが(笑)、強ち、的外れな意見でも無い事は言っておきましょう(笑)。今でこそ、ソウルへは羽田空港からも沢山の便が出ているので、総合的に見ればこちらの方が便利なのですが、敢えて成田空港を選ぶ理由というのも、まだまだあるようですね。
…さて、成田空港にやってきました。目の前にはスカイブルーのA380が駐機しています。やはり第一印象は「でかい!」…に尽きますね(笑)。それは世界最大の旅客機なので当然とも言える感想ですが、実は大韓航空のA380は、世界最小のA380でもあります。勿論、機体の大きさは他の航空会社と変わらないのですが、座席数が最小の407席しかないのです。
実はエアバスが提案しているA380の3クラスの標準座席数は525席なので、それよりも100席以上少ない設定です。この“525”という数字ですら、既存の旅客機よりスペースに余裕があるように作られているので、如何にゆとりのある機内であるかが想像出来ると思います。大韓航空の場合、2階部分は全てビジネスクラスとなっている(1階部分はファーストクラスとエコノミークラス)という事からも、挑戦的な座席配置が見て取れます。
勿論、自分はエコノミークラスの人間ですが(笑)、それでも確かに“ゆとり”があるというのは肌で感じる事が出来ました。特に思ったのが通路の幅で、これまで、機内に通っている通路というのは、人と人が擦れ違うのがやっと…という感じで、例えば搭乗中、誰かが荷物を頭上にしまっている人が前にいると、後ろの人はその人が収めるのを待ってからでないと、先に進めない感じでした。しかしA380の場合はどうでしょう。余裕で人と人が擦れ違えるばかりか、CAのワゴン・サービス中ですら、その脇を通って進めそうな気がします。
座席周りは、特にA380用…というわけではないので、敢えて言う必要は無いのかもしれませんが、ディスプレイの大きさや解像度は、やはり最新型である事を思わせ、それぞれにUSB端子が備えられてある事も特筆するところだと思います(要は、自分のメディアが接続出来るという事ですね)。
そして、大事な“乗り心地”という面ですが、これはもう“静か”と評するのが一番でしょう…。この巨体を見るに、さぞかし巡航中は騒々しいのではないかと思うかもしれませんが、ハッキリ言って、今まで乗った飛行機の中で一番静かではないでしょうか…。特に驚いたのが離陸時で、ジェット・エンジンを始動させ、着地時と共に、騒音では一番けたたましくなる瞬間でもあるのですが、まるでそんな事を感じさせないレベルです。言ってしまえば、隣の人と小声でも会話できてしまうような…そんな感じかもしれません。滑走路に向かう時の揺れも少なかったですし、ただ新しいだけではなく、“ゆとり”や“乗り心地”という、乗客にも優しい配慮が随所に感じられる旅客機だと確信したものでした。
大韓航空のA380お機内には、世界で初めて、免税品の展示スペースまでもが設けられてあります、昔から大韓航空の機内免税品販売は人気があり、カタログも相当な厚さのものが用意されているのですが、今度からはカタログだけでなく、実際に手にとって、しっかりと吟味する事が出来るわけです。例えば、往路に実際に手に取ってみて、復路で飛行機で受け取りを出来るように予約すれば、効率的且つ、確実なものがありますよね。ファーストクラスやビジネスクラスには、機内でこれ程までに広いラウンジがあったという程、ゆとりのあるラウンジやバー(!)が設けられあり、これからの飛行機旅?の可能性を広げた旅客機だと言う事も出来そうですね。これらのような、非旅客スペースを機内に設けるというのは、航空会社にとっては相当思い切った決断だったとも思うのですが、現実に大韓航空は実現を果たしてくれたのです。
このように、魅力があり過ぎる飛行機だったというのは分かって頂けたと思うのですが、皮肉にもソウルまでの所要時間は、たったの2時間半…。やはり、もっと乗っていたいという気持ちが出てきてしまうのは仕方の無いところですが、今後開設される長距離路線で、その乗り心地をフルに発揮出来る事でしょう。2011年11月現在、A380も順調に受け取りが進んでいるようで、ニューヨーク線やロサンゼルス線も開設されました。日本からソウル経由のアメリカ本土路線もマイナーなチケットではないので(むしろ、安くて使いやすいルートです)、アメリカに行く1つの手段として使うのも良いかもしれません。
さて、韓国の航空会社、大韓航空の誇るA380に乗ったところで、今度は現地韓国へと足を向けさせます。A380を導入出来る、勢いある航空会社が存在する国(日本では、日本航空も全日空も、今のところ導入の予定はありません)、韓国と考えると、この先の旅も楽しくなってくるような気がするのは自分だけでしょうか(笑)?
●空港鉄道 A`REX
韓国の玄関、仁川(インチョン)空港から、ソウル市内までの行き方は数多く存在しますが、今回は2010年12月にソウル駅までの全区間が開業した、空港鉄道 A`REX に乗ってみたいと思います。この鉄道は2007年に、仁川空港から、現在、国内線が主に発着する空港である金浦(キンポ)空港へ部分開通したのが初めで、ソウル駅までの開通は、本当に最近の事です。逆に言えば、今まで仁川空港は鉄道のアクセスが無かったわけで(そもそも、2001年に開港した新しい空港ですし…)、今回の開業は正に待望という感じでした。
それまでの主流のアクセスは、バスかタクシー…という事になっていたわけですが、ソウル市内から、短めに見ても1時間以上は必要で、しかも渋滞が起きるリスクを考えると、更に時間の余裕は見ておく必要があるでしょう…。しかし今回の鉄道開業で、仁川空港駅~ソウル駅間は、直通列車(特急タイプ…ノンストップです)で43分、一般列車でも50分強で結ばれ、しかも途中で他の地下鉄と乗り換えられる駅も豊富にあるので、本当に便利になったのです。今回は、ソウル市内に向かう時が一般列車、帰国時の仁川空港に向かう時は直通列車を使ってみました。それぞれ、なかなか快適だったと思います。
さて、まずは一般列車の方に乗車してみましょう。近未来の雰囲気漂う仁川空港ターミナルを後にし、徒歩5分くらいで乗り場に到着できます。一般列車と直通列車の改札は異なるので注意が必要ですが、案内の人も常駐しているので心配は無いと思います。切符を買うにしても、日本語対応の自動券売機が設置されているので、言葉の心配もありません。まあ、せっかくなら韓国版の Suica と言える、T-money カードを先に購入しておくのがベストだとも思います(地下鉄等が割引料金で乗れます)。
一般列車は、韓国を走る地下鉄と雰囲気は同じ感じになっており、また、韓国の地下鉄車両というのも、日本の通勤電車に似たような雰囲気を持っているので、本当に日本にいるのと変わらないような気持ちで利用する事が出来ると思います。全車両にLCDモニターが設置され、日本語表記の案内も出てきたり、駅到着時の自動アナウンスも日本語で話されるので、初めて韓国に来た人でも大丈夫でしょうね。仁川空港は、東京で言うと成田空港くらい都心から離れた場所にあるので、どうしてもソウル駅までは50分強という所要時間になってしまうのですが、それでも4300ウォン(約300円)という料金は魅力です。ソウル駅のホームが地下深くにあり、既存路線との乗り換えが面倒という部分はありますが、積極的に使っていきたいものです♪
気が早いですが、帰りに利用した直通列車についても、今の内に紹介させてしまいましょう。12分毎に運行されている一般列車に対し、こちらは毎時0分、30分発(仁川空港駅、ソウル駅共に同じ)と、30分毎の運行となっています。まあ、分かりやすいですよね。
直通列車は、左上写真を見ても分かるように、日本で言う特急タイプの列車で、何と言っても仁川空港駅~ソウル駅間がノンストップというのが魅力です。また、乗務員サービスや、大きな荷物を置けるスペースも確保しているので、座席でゆったりと優雅に…という場合にも良いかもしれません。
ノンストップ…とは言え、所要時間は43分で、これは元々路線上の途中駅が少ない為でもありますが、車内で乗客が入れ替わらないという安心感は、リムジンバスに通じるところがあるかもしれませんね。ただ、直通列車の料金は、少々高めの13300ウォン(約900円)です。それでも、日本の感覚からすると安いとは思いますが…。
直通列車は、帰りという事もあって疲れてたのか(笑)、何だかあっという間に空港に着いてしまった感じでした。正しい比較は出来ませんが、基本的には一般列車利用で十分かな…という印象でした。ちなみに、今まで空港アクセスの主流だったリムジンバスを利用すると、一般車が約10000ウォン(約700円)、高級リムジンで15000ウォン(約1000円)程度との事です(ただ、昔に比べて値上がりもしています)。ソウル市内の広さを考えると、一概にどちらが良いとは言えないですが、空港鉄道の開業のお陰で、空港アクセスの選択の幅が広がったのは事実です。今後のお互いの更なる発展を期待したいところですね。
まだまだ続きます!
1階がショップ、2階がお茶飲み場?となっているわけですが、それでも決して広いスペースではありません。自分達で楽器やアンプを持っていき、2階の限られた場所で何とか設置を試みます。…まあ、大変だったのは自分のキーボードだけの話しで、ボーカルには特に何も施す必要はありませんでした。…と言うのは、ボーカルはオフ・マイク…つまり、マイク無しの生の声でお届けする事になっていたからです。これは、挑戦的な試みと言えばそうなのですが、シンプルな発想でいくと、生声というのが当然のスタイルなのかもしれません(キーボードは電子楽器なので、流石にスピーカーが必要になりますが…)。アコースティックに、今その場所にある音…というのを大事にやっていきました。
今回、自分達以外の出演というのは勿論無く、最初から最後まで2人での演奏でたっぷりとお届けしていきました。また、お店に展示されている数々の絵。これこそ、鹿嶋さんとこのお店を引き合わせたタガワマコトさんという方(右上写真参照)の展示のもので、今回はこの展示とのコラボという意味も持ち合わせてのライブとなっていました。独創的且つ、神秘的な雰囲気…。確かに、鹿嶋さんとの相性も抜群な気がします(笑)。
…さて、この Lasah は本格的なお茶が頂けるお店なのですが、ライブ中にもその利点は取り入れていきます。今回は2ステージ制+おまけ…という構成になっていましたが、まずはステージが入る前に1杯、3曲程やってまた1杯、そして1ステージ目と2ステージ目の間に、3杯目のお茶と、お茶菓子を…。そして“おまけ”の前に最後の1杯…と、まるでお茶ライブのフルコースでも思わせるような、そんな流れを堪能出来る1日となっていました。そして、お店のマスター曰く、このお茶にもそれぞれ意味を持たせてあったようで、コラボ…というのは、お店も視野に入れられたものだと気付いたものです。改めて、壮大なプロジェクトだと思いましたね。
さて、今回のライブは曲数でいくと、それぞれのステージで7曲ずつ、そして“おまけ”で3曲程演奏したので、全部で17曲(!)という事になりましたが、これは自分が鹿嶋さんと共演して以来、最多曲数のライブでもありました。鹿嶋さんのワンマンライブというのは、以前にもやらせて頂いた事がありますが〔鹿嶋敏行ワンマンライブ参照〕、この時は時間的に1時間20分くらいだったので(今回は、休憩は挟んでいますが、2時間以上の時間が経っていました…)、今回は本当に盛り沢山なライブだったのです。ただ、終わってみるとあっという間で、やはり充実した時間が過ごせたのだと思いました。1曲1曲の選曲にちゃんと意味があり、そして曲に対する思いも、並大抵なものではないと感じましたし、それはお客さんも納得の事だと思います。これが、鹿嶋さんの言う“カジマ・ワールド”だったのかもしれませんが(笑)、自分も存分に堪能させて頂きました…。どうもありがとうございました!…そして、また次のライブに向けて、楽しい世界を作っていきましょう♪
☆鹿嶋敏行さんのブログ…blogs.yahoo.co.jp/kajimarl_to_the_world
☆二子玉川 Lasah のHP…lasah.jp/index.html
それはやはり、1ステージ目の一番最初に演奏した郷原君のオリジナル曲、“伊達 Sky”が全てを物語っていました。最近の自分達のライブでは、それぞれのオリジナル曲を取り上げる事が多くなってきていますが、その中でもこの曲を最初に持ってくるというのは、やはり今年ならではのようにも感じます。
そしてカバー曲を交ぜつつも、2ステージに持ってきたのは、お互いのオリジナル新曲です。自分に関しては、10月の自分のピアノトリオのライブ〔自分名義ライブ36回目参照〕で既に取り上げた“A Short Novel”を出しましたが(勿論、郷原君と一緒に演奏するのは初めてです)、郷原君は正に生まれたての?新曲、“Vienna”(オーストラリアのウィーンの英語読み)という曲を引っ提げてきました。この1年のお互いの音楽活動を振り返ると共に、これからの道しるべも感じさせる時間になっていたように思います。
そんなこんなで、この日も全3ステージ、たっぷりと演奏させて頂きました。お互いの距離をより縮められたような、楽しい演奏になったと思います。ちなみに、今回のブログのタイトルですが、実はこの日の郷原君のMCで、何度も何度も発せられた言葉でした(笑)。途中で自分は指摘もしたのですが、本人は至って無意識ですので、それを止められる事は出来ず、やはり何度も「…という事で。」…と言うので、何だか途中から面白くなってきてしまった次第です。
…という事で(笑)、今後もこんな関係で次の1年を迎えられそうな感じです(笑)。どうもお疲れ様でした!…忘年会でもやりましょう♪
☆郷原繁利のHP…sgohara.com/
☆西麻布 Kie のHP…www6.ocn.ne.jp/~kie/
しかし、自分達のペースに持って来れば、こちらのものです(笑)。…と言いますか、この日はお客さんの中で、このライブの後に婚姻届を出しに行くという、何ともお目出度い話しをして下さった方がいまして、お店からも景気良くシャンパンが振る舞われまして、自分も勿論飲み干しまして(笑)、一気にスタート・ダッシュが掛かった状態になってしまったのです。恭子さんとの共演は8月以来だったので、若干この日は久し振りという状況でしたが、やはり長年培ってきた共演期間を武器に、リクエストにもすぐ応じ、楽しく進める事が出来ました!
恭子さんとは現在、赤坂 Kuro での共演が主流となっていて、それ以外のお店で…となると、やはり3月末の黄門バンドライブ〔黄門御一行バンド、最後の漫遊記参照〕以来になってしまうので、今回は約8ヶ月振りの出来事…とでも言えるような状況でもあったのですが、それだけに新鮮感のあるライブでした。次回は来年になってしまいそうですが、またこのお店でも出演させて頂けるそうで、楽しみにしていきたいと思います。どうもお疲れ様でした!
☆白石恭子さんのHP…http://www.geocities.jp/reikokyoko/
☆赤坂 Pro-Amuse のHP…http://www.pro-amuse.com/
今回の選曲に特徴を挙げるとすれば、その説明はとてもシンプルです。…と言うのは、今までに挙げてきた新曲をそのまま並べていたからです…。その中で最も古かった曲が、昨年の10月に行ったライブ〔スランチェ!参照〕で発表した“スランチェ”だったのですが、その曲を最後に持っていき、残りの6曲(いつも自分達のライブは7曲という構成でやっていっています)は、その後に行ったライブで新しく取り上げた曲を、本当に出来上がった順に演奏していきました。システムは簡単ですが、ライブという観点からすると、かなり挑戦的なセットリストのようにも思います。通常、自分でやるライブというのは、必ず1曲や2曲ややり慣れた…と言いますか、お客さんにも馴染みがあるような曲を入れたりするものなのですが、ある意味で今回は全部が新曲みたいなものなのですから、正にこの1年間を振り返るべくして組まれた選曲なのかもしれません。また、“スランチェ”という曲への自信にも表れているような気がします(この曲は、これまでのライブでも取り上げてきた事が多かったので)。
…そんなこんなで臨んだライブ…。実はライブ前に、丸本さんと食事をしながら、今年1年について話し合っていたのですが、色々ありましたね…、とか、あの時のライブは盛り上がりましたよね?…とか、よくギターの弦を切ってましたよね(笑)…とか、まあ楽しく話していたのですが、その後者の話しが今回のライブで再現されてしまうとは…。
…ライブの2曲目を演奏中にそれは起こり、ギターの3弦(あまり、切れるような弦では無いらしいのですが…)が無残にもギターからブラブラしているのが目に入りました(笑)。…とは言え曲を中断するわけにもいかず、ピアノソロに移ってからそのまま、丸本さんは弦を張り替えに舞台袖に引っ込んでしまい、自分は1人でずっと弾き続けたものでした(笑)。その間約4~5分…。不思議な時間が続いたと共に、ある意味でこれまでのライブを象徴させる出来事のようにも思いつつ、何だか面白くなってきた自分がいたものでした(笑)。ライブ前に、「酷い時にはライブの2曲目で切ってましたよね。」…という話題もしていたのですが、正にそのままでしたからね…(笑)。
まあ、そのお陰で、緊張のライブから一転、緩やかな空気が流れるライブともなっていたのですが(笑)、これは今まで培ってきた経験があるからこそでしょう。弦の1本や2本では決してへこたれない、タフな精神が自分達を包んでいたようにも思います。そして、来年に向けた流れを考えていくのも楽しくなるような、そんな可能性を感じる1日でした。
早速次回のライブは決まっており、同じく吉祥寺 Manda-la 2 にて、来年1月13日(金)でございます。次の年は、どのような状況が待ち受けているのでしょうか。自分も楽しみに、これからも参加していこうと思います。ひとまず2011年(…と言うのはまだ早いような気もしますが…笑)、どうもお疲れ様でした!
☆丸本達也さんのブログ…blog.livedoor.jp/waits2/
☆吉祥寺 Manda-la 2 のHP…www.mandala.gr.jp/man2.html
前回のライブ〔彬子ワンマンライブに向けて参照〕同様、今回もどちらかと言うと、12月に行うワンマンライブを意識した選曲になっていたかもしれません…。最近、ステージの1曲目になる率が高い“Day Dream”を初めとし、久し振りの“Game”、そして新曲の“名残り空”等、目まぐるしく変化していく感じは、そのままワンマンライブにも応用出来そうな要素でもあります。また、後半の“ジレンマ”、“Listen”、“Dance With Me”という流れにしても、変化もありつつ、激しいナンバーも交えているので、これも今後の参考になりそうです。これがワンマンライブにどう影響していくかは分かりませんが、色々と手応えを感じた1日でもありました。
このお店の恒例の催し物として、バンドとのコラボ・フードを作ってくれるというものがあります。今回は彬子さんの要望で、“フライドチキン・バリエーションズ”を提供させて頂きました(右下写真参照)。なんと、このお店で揚げ物を提供するのは今回が初めてという事で、なんて協力的なお店なのでしょうか(笑)。勿論、ライブ後にはしっかりと注文し、その味を堪能させて頂きました(当然、お酒も…笑)。やはり、飲み食いをついついしてしまうお店というのは、何回出演しても変わらないイメージですね…。今後ともよろしくお願いしたいものです!
さて、次回のライブは12月1日(木)の吉祥寺 Star Pine's Cafe にて、ついに、バンド初、つまりは彬子さん的には人生初のワンマンライブが行われます!…只今ライブに向け、着々と準備が行われています。予定としては、1ステージぶっ続け(勿論MCは挟みます)、時間にして約2時間弱を見込んでおり、かなり盛り沢山のライブになる筈です。この日は、今まで月に1回必ずやってきたバンドライブ期間の、正に集大成の日となる事でしょう。…それにしても、やりたい曲が多過ぎて困ってしまいますね(笑)。どうぞ、よろしくお願いします!
☆彬子さんのブログ…http://ameblo.jp/akiranochikara/
☆渋谷 Under Deer のHP…http://under-dl.iflyer.jp/venue/
●11月13日(日)二子玉川 Lasah
Open…18:30~、Start…19:00~2ステージ
Charge…2500円(お茶のセット付き)
Member…(Vo)鹿嶋敏行、(Key)竹内大輔
お茶と食料雑貨の店、二子玉川の Lasah(ラサ)。鹿嶋さんが気に入っていて、
よく通ってもいるという事ですが、ここで鹿嶋さんワンマンのライブを行わせて
頂きます。…とは言え、お茶屋さんという状況での演奏ですので、気軽で
アットホームな雰囲気となるに間違いありません。そんなに広くないお店では
ありますが、美味しいお茶と、流れるような音楽…。そんな時間に身体を
預けるのも良い時間だと思います。この日は、絵の作品を展示させている
タガワマコトさんとのコラボレーションも念頭に置いたものになっているという
事で、Lasah 独特のステージになるでしょうね。結構たっぷりと演奏はお届け
出来ると思います。どうぞ楽しみにしていて下さい。予約はお早めに!
●11月19日(土)クロサワ楽器新大久保店
Start…17:30~(インストア・ライブ)
Charge…無料
Member…≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Ts)藤田淳之介、
(Ds)伊藤隆郎、(B)関谷友貴、(Pf)竹内大輔
今まで水面下で動いてきましたが、実は自分、今度 TRI4TH でリリースされる
CDアルバムのレコーディング手伝いをしておりまして、それのリリース記念
インストア・ライブも参加させて頂きます!…予約は必要なものの、無料なので
気軽にお越し頂ければと思います。さて、気になるCDの内容ですが、タイトルを
『わらべ JAZZ』といいまして、要は誰もが知っている童謡を、自分達のアレンジで
ジャズ風に作品に残した!…という事です。それは例えば“きらきら星”であったり、
“うみ”であったり、“かえるのうた”であったり…。全ての曲に自分が参加している
わけではありませんが、この作品については、また別の記事で紹介したいと
思います。…とにかく、やっとの事で日の目を見る事になったこの作品。色々な
方に聴いて頂きたいCDです。リリース記念の時は勿論、発売後(正式発売は
11月23日だそうです)にも手に取って、是非楽しんでみて下さい!…あの
有名な曲がこんな感じに生まれ変わるとは!…と、素直に思ってしまいますよ♪
…という感じです!…どちらも楽しみなライブです。どうぞよろしくお願いします!
この日は月曜日という、いわゆる週の初めの日でしたが、満席以上のお客さんにお越し頂けました。途中からは補助椅子的なものを出す必要がある程の状況で、如何にこの日が皆から注目されていた事が分かります。メンバーとしても、自分は国場さんとは初めてで、緊張感も発生するライブでもありましたが、やはり間に西仲さんが入る事で、どこかリラックスした感じにさせてくれるんですよね。これが琉球パワーなのかもしれませんが…(笑)。
曲の流れとしては、ジャズ・スタンダードは勿論演奏しましたが、やはり、今までやってきた西仲さんのオリジナル曲や、沖縄民謡のアレンジ曲が特徴的なライブでした。よく見るとお店のチラシにも“沖縄 Jazz”と堂々と銘打たれていて、改めて、西仲さんが沖縄に帰る行程いうのも、物凄く前向きで、物凄く自分の音楽を見つめ直す切っ掛けにしている…のだと思ったものです。それらの曲を何曲か演奏していくと、どちらが沖縄民謡の曲で、どちらが西仲さんのオリジナル曲だか、もはや分からなくもなってくる感じもありましたが(笑)、そう思わせてしまえばこのプロジェクトは成功でしょう。
思えば自分は、2007年の11月に西仲さんと初共演を果たし(その時のブログ記事は残念ながら書いていませんでしたが…)、カルテット編成になってライブをやったのが、2008年3月の事〔竹内大輔の写真日記(~2009)、いつもとは違う Ami`s Bar 参照〕。記事を見返すと、この頃から“てぃんさぐぬ花”を演奏しているのには驚かされますが、大きく変わったのはやはり、初の西仲さんのオリジナル曲、“Aka Is. Funky”を演奏したライブ〔竹内大輔の写真日記(~2009)、西仲美咲カルテット、初のオリジナル曲演奏参照〕からではないでしょうか。よりオリジナリティを…という方向になってきたのでしょう。そして、カバー曲の方向性というのも、徐々に洋楽ポップス系から沖縄民謡系に変わってきて(笑)、今ではそのスタイルは恒例のものと言いますか、むしろ外せない側面にまで成長してきました。これこそ、長く拘り続けてきた事の証ではないでしょうか。そして先日の Obsounds のライブで、しっかりとそれらを証明出来たと、個人的ながら自負しております。
お馴染みの“てぃんさぐぬ花”は、この日はアンコールで行われましたが、西仲さんはここでその歌を歌い始めました。最近の傾向でもありますが、ある意味で究極の琉球音楽表現…。その歌からフルート・ソロになっていく流れは見事ですが(笑)、自分と一番最初に出会った時に演奏していたのも、この“てぃんさぐぬ花”だっという事を考えると、何だか感慨深いものがありましたね…。締めに相応しい選曲、演奏だったと思います。改めて、良い時間をどうもありがとうございました!
こうして、東京での一区切りを付けたライブは幕を閉じました。ただし西仲さんの目は、これまでの事よりもむしろ、沖縄でのこれからの活動に既に向いている事でしょう…。沖縄の離島の学校への訪問、CDの宣伝、そして、年明けにはツアー演奏も考えているという事で、まだまだその冒険心は途絶える事を知りません。自分も精一杯、協力していこうと思っています。
ひとまず、今までお疲れ様でした。そして、これからもどうぞよろしくお願いします!
☆西仲美咲さんのHP…http://misakinishinaka.com/
☆三軒茶屋 Obsounds のHP…http://www.obsounds.com/
個人的に、いつの間にこんなにゴリゴリなスタイルになったのかと思いましたが(笑)、それでもカバー曲を中心に、副田君の曲や、ドラムの亀井さんのオリジナル曲などを織り交ぜつつ、充実した2ステージを過ごせました。お客さんとしても、お店の雰囲気的には普通のジャズ喫茶のスタイルなので、まさかの?盛り上がりを喜んで頂けたのではないかと思います。今後、どのようなスタイルで進めていくのかは分かりませんが、他のジャズ喫茶には出来ない、独自の方向で躍進していってほしいものです。
今回も、ライブ後にはお店からの計らいで、ビールを瓶で大量に頂きました♪…それがまた、氷で満たされたバケツのような容器に3,4本、ビール瓶をそのまま入れて持ってきてくれますので(シャンパンみたいな感じですかね)、何とも景気の良い話しです(笑)。自分もその気になって沢山飲んでしまいました。…そして、その後にまた別のお店に副田君達と繰り出し、結局帰ったのは終電の時刻。これまた1日中を楽しめた状況でもありました。町田でライブか何かがあると大体こんな感じで、満足のいく時間を過ごしてます。今回もありがとうございました!
またお待ちしております(笑)!
☆副田整歩君のHP…www.soedanaomu.com/
☆町田 Coffee & Jazz Noise のHP…jazznoise.jimdo.com/
ここでの演奏は、15:00~1ステージ、45分間のみ…と、短い時間ではあります…。しかし植物館の中…という特徴ある演奏会場で、よく集中出来た状況でもあったと思います。曲数は全部で6曲でしたが、郷原君のオリジナル曲あり、自分のオリジナル曲あり、スタンダードあり、歌謡曲(“川の流れのように”とか…)もあり…と、バラエティにも富んでましたし、短い中にも抑揚のついたステージが出来たと思いました。
それにしても、やはり会場の風景が懐かしい感じでした。15:00~という時間でライブを行うので、この時期ではそろそろ西日になってくるのですが(少し今日は曇ってもいましたが…)、その光の射し方や、そこから生まれる独特の暖かさが気だるい感じになってきて、良い気持ちになってくるのです(笑)。やはりこういう場所は残しておきたいですよね…。これからもどうぞよろしくお願いしたいところです。
そして、このデュオでの次回のライブも紹介しておきましょう。次回のライブは、丁度1週間後の11月12日(土)、場所はお馴染みの西麻布 Kie にてです。それぞれのオリジナル曲を増やして臨む事になるかもしれないこの日も、良い時間を過ごせればと思いますね♪
☆郷原繁利のHP…sgohara.com/wp/
☆新木場夢の島熱帯植物館のHP…www.yumenoshima.jp/

5月16日(木)