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 奇数月恒例の『奢らせて頂きます!』も30回台に入り、ついに6年目に突入しました。まだまだ皆さんに「奢らせて頂きます」ので、今後もどうぞ楽しみにしていて下さい。
 そんな今回は、彼がまだ8歳ぐらいの頃からの知り合いである、ドラム、パーカッショニストの伊藤樹明君(以下、ミキヤ)がついに登場です。昨年の11月に無事に20歳を迎えまして、これで心置きなくお酒を交わせる…という事で(笑)、お誘いさせて頂きました。
 …と言いますか、そもそもこの『奢らせて頂きます!』の初開催が2010年1月の事だったのですが
竹内大輔の『奢らせて頂きます!』1.(池田暢夫編) 参照〕、いつまで続けられるのか…という当面の目標として、ミキヤが成人になるまでは続けたい!という想いを基にやってきたところはあるのです。そしてあれから5年が経ち、今回の実現に至るわけですが、『奢らせて頂きます!』の継続が1つの山場を越えられる事になり、何となくホッとした気分になったものでした。勿論、まだまだ続けていくと思いますが、今回は1つの目標値として与えられた時間を存分に楽しめればと思います。
 お店のリクエストをミキヤに伺ったところ、HOOTERS という返事を頂戴致しました。…そういえば今から4年前、このメンバー〔2011年10月の自分名義のライブスケジュール参照〕で同じく HOOTERS に行った時に、ミキヤも誘った覚えがありましたが、彼だけ来れないという事情が思い出されました。そんな沢山の想いが詰まった(笑)今回の『奢らせて頂きます!』。果たしてどのような話しが飛び出すのでしょうか。

    


 ●日時…2015年1月17日 ●場所…赤坂見附 ●お店…HOOTERS


竹内(以下、緑で表示)「じゃあ、乾杯という事で!」

ミキヤ(以下、水色で表示)「はい!」

「もう録ってますけどね。」

「はい…。え、これって、あの…どんな…(笑)。」

「え?…普通普通。」

「普通の会話で良いんすか?」

「勿論。こうやって2人で飯食うなんて、いつ以来なんだろうね。」

「いつ以来ですかねー。ツアーによく行ってた時は、必然的にそういう
 時間が多かったですよね。沢庵を食いに行った事は覚えてます。」

「タクアン?…ああ、漬物屋ね。京都の西利ね。」

「あ、漬物屋か(笑)。」

「沢庵は、そこで出たうちの1つかな(笑)。あれって、いつぐらいだろう。」

「たぶん、高校の時ではないから、中学ですかね。」

「あ、俺が数学教えてあげてた時だ。」

「そう、大輔兄ちゃん(ミキヤは竹内の事をこう呼びます)がビール片手に竹内大輔の
 写真日記(〜2009)、さばいばる伊藤、関西ツアー(2008.8.21〜8.25)
参照〕。」

「はは(笑)。変な家庭教師…。」

「懐かしいなあ。演奏して、勉強もして貰って…。」

「忙しいよね…。よくやってたな俺(笑)。」

「はー。お酒、美味しいですね。」

「解禁ですもんね。でも、もうちょっと前から飲んでたでしょ?」

「そうですね。食べ物メニューも、色々ありますね。なんかジャンキーな…。」

「君には沢山食べて貰わないと。俺、もうそんな身体
 じゃないからさ(笑)。あ、このバーガーとかも凄いね。」

「バーガーはちょっと食べておかないと(笑)。」

「バーガーと言えば、あれ…刈谷の…。」

「刈谷 Sundance!…懐かしい。」

「あそこのバーガーって、あれだよね。食べる前に上から手で潰して…。」

「そう、衝撃の…(笑)。」

「HOOTERS って、ニューヨークには無いの?」

「いやー、ニューヨークには無かった気がしますね。」(※後で調べたらありました…笑)

「まあ、カリフォルニア的な空気は感じるもんね(笑)。」

「そうですねー。西海岸のノリがあるかもしれません(笑)。」

「確かに。」

「ちょっとね。お酒が解禁になったんで…。」

「そうね。人目を気にせず…(笑)。」

「人目を気にせず(笑)。そうですね。堂々と…。」

「誰にも憚られる事無く…(笑)。」

「飲む事が出来ますね。」

「飲んでたりするの?…普段から。」

「最近は段々飲むようになってきましたね。」

「マジで!?」

「やっぱり、機会も増えてくるというか。」

「あるんだ。」

「その、同年代ぐらいの人達が集まって、遊びに行こう…ってなったら飲もう!
 …ってなりますし、演奏があった時の打ち上げでも、必然的にそうなりますよね。」

「あー。」

「相変わらず弱いですけどね。父親譲りで。」

「伊藤さん(さばいばる伊藤さん)、ビール1本で真っ赤
 だもんね。もう死ぬんじゃないかってぐらい(笑)。」

「大丈夫かな…っていう(笑)。この間も成人式があって…。」

「おー、そうか、成人式じゃん。おめでとう♪」

「そう、成人式に行ってきて…地元の。ちょっと、この写真見て下さい。」

「何これ、変なキャラクターがいるけど。」

「くりっかーとくりっぴーです。日高市の。」

「は?」

「“くりっかー”と“くりっぴー”です。」

「これ、栗だよね。」

「あ、そうなんですかね。」

「特産品なんですかね。」

「成人式の日は、まあ同級生達と普通にご飯を食べに行ってー。
 …で、その前日には高校の同級生とずっと飲んでて、朝まで…。」

「はー、謳歌してますね。でも正直、二十歳になる前から飲んでたわけでしょ?
 二十歳になったから、そういう機会が増えた…とかでもなくない?」

「まあ、高校を卒業してからは飲んでましたけどね(笑)。ただ、やっぱその…。
 二十歳っていう年齢を過ぎる事で、皆やっぱこう…、積極的になりますよね。」

「皆、じゃあ好きなんだ。」

「前はずっとジーマとかスミノフとか飲んでたんですけど、
 甘いやつで…。ちょっと今年は変えようと思って。」

  

「ほう。それでコロナ?」

「まあ、ビールは勿論なんですけど、ワインかウイスキーにいきたいなって。」

「マジでー?…ウイスキー、あるよ?」

「この間、ウイスキーの白州ってあるじゃないですか。結構普通に飲めて。」

「ふーん。ロックで飲んでたの?」

「ロックでしたね。」

「へー。じゃあ、強いんじゃないの?」

「なんか、ある一定の場所を越えると、大丈夫になるやつです。」

「あ、大丈夫になるんだ。」

「あと、この前…あの、角ってあるじゃないですか、瓶の。あれ、だぶんロックで飲む
 ものじゃないな…って思ってたんですけど、殆ど1人で飲みきっちゃいました(笑)。」

「えー、やっぱ好きなんだよ、じゃあ。」

「ちょっと記憶が無くなっちゃいました(笑)。」

「カーッ!…てね。癖になっちゃってるんじゃない。テキーラとかハマったら恐いわ…。」

「ヤバいすね、ちょっと(笑)。美味いっすねーこれねー!
 …って。ちょっと演奏に影響しそう(笑)。」


ーーーーーニューヨークと川越線への想いーーーーー


竹内「昼から飲む時なんて、あるの?」

ミキヤ「いや、殆ど無いですね。」

「そうだよね。」

「なんか、今年の6月からまたニューヨークに行こうと思ってて、お金を溜めてる
 ところで、殆どバイトに行っちゃってるんで、流石に昼からは無いですね。」

「週…幾つとか。」

「週5です。」

「入れてくるなー。じゃあ、昨日もって事だ。」

「そうです。朝6:00までやって、帰って寝て…来ました。」

「やっぱ若いねー。」

「まあ、慣れましたね。ニューヨークに行く為には…これくらい…。」

「どれくらい行くの、また3ヶ月?」

「そうです。ギリギリの期間(笑)。なんか、結構自分の中では、ニューヨークとか…、
 まあ海外か日本か…暫くは、どちらかに絞ってやりたいな…っていう思いがあって。」

「そうなんだ。」

「だから、今度のニューヨークも、ちょっと状況を確かめに行くというか…。
 それで良ければ、もっと長期で行ってようかな…って思ってます。」

「でも、HOOTERS は無いんでしょ(笑)?」

「あー、ちょっと痛いですね(笑)。」

「まあ、あるかもしれないけど。」

「他のお店とかないんですかね。」

「あ、似たようなスタイルって事?…ありそうね。…ってか、自分で調べてくれ(笑)!」

「あー、でも21歳以下は行けないからな…ニューヨークは。」

「まあ、でもあと1年で行けるじゃん。」

「セッションとかも、21歳以下が駄目だったりするんですよ。深夜とかだと。」

「へー。ミキヤ先輩でも駄目なんだ。」

「いやいや、なんで先輩なんすか(笑)。僕、先輩じゃないじゃないですか。」

「いや、先輩は先輩なんで(笑)。…そうだ、知ってる?
 この3月から、君のところのJR川越線、列車の本数が減るの。」

「え、あの川越線ですか?…知らないです。」

「減るよ。」

「3月から本数減るんですか?…増えるんじゃなくて?」

「減ります、残念ながら(笑)。1時間に3本運転から、2本になっちゃう。」

「マジすか!?…いよいよ引っ越さないと(笑)。」

「あははは(笑)。」

「ガチで…、都内とかでライブが出来なくなりますよ!」

「ははは、電車に見捨てられてしまった…。」

「すみません、もう電車が無いんで!…って。」

「まあ、最終の時間は変わらないと思うけど、日中だと、1本
 乗り遅れたら、次は30分待たなければ無い…みたいな。」

「すみません!…2ステージ目は間に合いません!…みたいな。」

「よく分からんけど…、そうらしいです。…ホラ、たまにミキヤの家に行ってた
 じゃない、俺。曲を作りにさ。その時ですら、空いてるなぁ〜とは思ってたけど。」

「まあ、確かに今日も空いてたもんな〜。土曜の昼間なのに…。」

「あはは(笑)。空いてたか。誰も地元から出て行かない…と。」

「ちょっと痛いかもしれないです。次はモヒートにしようかな。」

「あ、いきますか。俺はバドワイザーでいいや。」

「キューバも行きたいな。」

「もう、どこへでも行きたいんですな(笑)。」


ーーーーーミキヤの音楽感ーーーーー


ミキヤ「パーカッション的にはキューバがやはり。」

竹内「まあ、憧れますよね。」

「この間、ジャッキー・テラソン(ジャズ・ピアニスト)と一緒に
 やっているらしいパーカッショニストの話しをしたじゃないですか。」

「はいはい。」

「あれ、やってました、やっぱり。」

「やってました…って?」

「ジャッキー・テラソンのバンドで叩いている人でした!」

「おお、そうなんだ。」

「その人、いまドラムも叩くんですけど、そのバンドではパーカッションを
 やっていて、キューバ人です。Facebook の力も借りて、今度会いに行こうかと。」

「ジャッキー・テラソンな…。パリでライブを見に行った事があるんだよな。」

「おお。」

「そこでやっている人で、聞いた事がある人がジャッキー・テラソン
 しかいなかったんだよな…。勿論凄かったけど。満員だったし。」

「人気ですね。」

「確か、“St. Thomas”を10拍子でやっていた気がする。」

「あー、エグそう…。」

  

「その時…って、トリオだったかな。その曲で急にドラムのやつが生き生き
 してきた記憶があるんだよね(笑)。それまでのプレイが嘘のように。」

「どこの人っぽい感じでした?」

「え?…じゃあ、キューバっぽいのかな。勝手な予想だけど(笑)。」

「はは、ラテン系の…(笑)。」

「『やっと、こういうのが出来るぜ。』みたいなね。」

「そういうのもう、如実に出ちゃうから、向こうの人とか(笑)!」

「『他の曲、よく分からないんだよな』とか(笑)。」

「結構日本よりも、間近で見られるところがあるのが良いですよね。」

「日本でやってるより、リラックスして演奏出来るんじゃない?」

「日本人って、どこかライブに対して構えちゃってますもんね。この間、
 日本にロバート・グラスパー(ジャズ・ピアニスト)が来た時にライブを
 見に行ったんですけど、MCとか、一言も無かったですもん…。」

「あー、でもそれは、そういうスタイルなんじゃないの?」

「いや、でも他のライブとか見ると、喋ったりとか、
 ちょっとジョークを織り交ぜるとか…ありましたよ。」

「そうなんだ。」

「まあ、分かんないですけど。その日だけかもしれないですけど…。
 まー、演奏は半端無かったですけどね…、引くくらい(笑)。」

「引いてどうする(笑)。」

「なんか、最近ハマっているのが、この前、マンドリンの
 アヴィ・アヴィタルっている人の曲をやったじゃないですか。」

「はいはい。」

「あれの動画で、一緒にベースをやっている人がいたじゃないですか。」

「ああ、あの腰振って踊ってる…(笑)。」

「そう。あの人、オマー・アヴィタルっていうんですけど、あの人がリーダーの
 カルテットだかクインテットが凄い格好良くて、そればっか聴いてます。」

「へー。じゃあ、彼もイスラエル人ですよね。」

「あと、アヴィ・アヴィタルのトリオもあって…、アコーディオンと
 パーカッションとマンドリンの3人でやるやつなんですけど。」

「それも格好良さそう。」

「だから、そういうのもちょっと演奏的に触れてみたら良いのかなと。」

「それはもう、完璧にイスラエルって事ですね。」

「イスラエル…行ってみたいですね。アビシャイ・コーエン
 
(ジャズ・ベーシスト)もイスラエル出身ですよね。」

「ですね。」

「アビシャイ・コーエンも新譜を出したんですけど、格好良かった…。」

「あー、まだ俺、生で見た事が無いんだよな…。」

「今のメンバー、良いんですよね。好きですね。」

「まあ、あのパワーは凄いですよ…。」

「ようやく凄さが分かってきたような気もしてます(笑)。」

「ホントですか〜(笑)?」

「一度、Bryant Park にドラムを入れてやってみたくて…。」

「うん?…ドラム?…君、ドラムじゃないの。」

「その、ドラムを入れて、パーカッションとドラム…みたいな。」

「ああ、そういう事?…プラスしてって事か。」

「そうです。僕が思っている事が1つあって。パーカッションとピアノだけとかだと、
 どうしても音の厚みが出しにくいような気がしてて…。その、大輔兄ちゃんの
 トリオとか、TRI4TH みたいに、音がドーン!って来るのが少なくなってしまって。」

「なるほどね。ドーン…って来たいんだ。」

「そう…そうですね。そこのメリハリをもっと付けたいというか。
 勿論、技術の問題もあるとは思うんですけど。何となく、
 このパーカッション・トリオみたいな編成だと…、」

「まあ、ちょっとお洒落な雰囲気になる感じはあるよね。」

「そうですね。そうなると、もっとビートをきかせた
 ドラムとか入れたら良いのかなと思って…。」

「ふーん。」

「…あの、これ、大丈夫ですかね?」

「え、何が?」

「これ、面白くなってます?」

「え、大丈夫でしょ(笑)。」

「記事的に面白い話しになってます?」

「じゃ何か、面白い話しでもあるんですか?」

「…そう言われると、難しいんですけど…。」

「でしょ?」


ーーーーーお金の話しをしちゃってますーーーーー


ミキヤ「大輔兄ちゃんは普段、あれですか?」

竹内「あれです。」

「レコーディングとか、リハとか、ライブとか…、基本的にその繰り返しですか?」

「まあ…、言うならば、そうかなあ…。」

「たまに自分のライブをやったりとか…。」

「そうね…。それで、たまに人に奢ったり、電車乗りに行ったりする感じかな(笑)。」

「はは…(笑)。結構…正直な話し、ここ、日本じゃないですか。日本で
 プロとしてミュージシャンをやってるって、生活面とか…、どんな…。
 その…、大輔兄ちゃんぐらいやってて、どのくらいなのかとか…。」

「値段の話しをしてるの(笑)?」

「まあ…、値段の話しと言ったら…直接的ですけど(笑)。」

「じゃあ、逆に聞くけど、いまバイトを週5でやってるんでしょ?…時給を
 約1000円として、夜10時から朝8時だっけ?…それで月に…。」

「月に14万円くらいですかね。」

「あ、そうなんだ。まあ、それでミキヤの生活水準を見ると、
 いまは実家暮らしだから、あまり生活費は掛から…ないよね?」

「まあ、ホントは少しは家に入れなきゃいけないんでしょうけど…。」

「おお、立派な発言(笑)。…え、でも、少しは入れたりしてるの?」

「ホントに少ない額ですけど…。」

「偉いなあ…。俺、殆ど入れてなかったからなあ…。それで、
 例えば都内に住みたいとして、月に14万円とすると、やはり
 家賃は5万円前後とか…かなあ。もっと安いのもあるけど。」

「すみか…って重要ですよね。」

「そうだね。だって、Dixie Pork に渥美っていたの、覚えてる?」

「はい、静岡の…、浜松の。」

「あいつ、一時期さ、椎名町にある月2万円のアパートに住んででさ…。
 そこがもう酷くて…(笑)。勿論、風呂無しだし、トイレ共同だし、
 隣りの人が夜に刀を持って奇声を上げてるって言うし…(笑)。」

「あー。」

「俺、そういう所は辞めた方が良いと思うんだよね(笑)。」

「ははは(笑)。」

「まあ、その代わりお金は貯まっていったみたいだけど…。でも、やはり
 家の中だけで完結するような水準は作っていた方が良い気がするなあ。」

「確かに。それは危険そうですもんね。」

「…で、家賃5万円として、光熱費とか入れて、プラス3万円くらいさせて、
 それで生活費もあるから、切り詰めても、もう3万円くらいプラスさせて…。」

「11万円…。」

「まあ、12万円くらいにしておこうかな。要は、月にこれだけ
 稼げれば、都内のどこかには住めるとは思うわけよ…。」

「じゃあ、大輔兄ちゃんは今、それが基準だとしたら、
 そこはもう普通にクリア出来たりするんですか?
 まあ、月によってバラバラかもしれませんけど。」

「え?…まあ、それは流石に…全然クリア出来てます。」

「おお…。」

「なんか…、言うのもアレですけど…。」

「良かった。」

「あはははは(笑)。」

「いや、この良かった…って言うのは、自分が日本でミュージシャンをやるとして、
 プロの人がどれくらいでやっているかというのを、まず知らないわけでして。
 とりあえず、そこを目指さないと…という基準を知りたかったので…。」

「いや、たぶんそれは、ミュージシャンを基準にするんじゃなくて、
 周りの友達とか、普通に働いている人とかを目指した方が良いよ。初任給とか、
 20万円とか、25万円とか、ミキヤの同世代でも、いる奴はいるよ。」

「それは、金額的に目指すって事ですか?」

「そうそう。いくら音楽は稼ぎにくい…とか言ってても、社会的には、
 音楽だから…なんて理由は通用しないんだから、いわゆる、定期的な
 お給料を貰っている人に照準は合わせないとさ、麻痺しちゃうよ。」

「なるほど。」

「俺は、一応そこは考えてた…というか、音楽の仕事をしているから
 お金はありません…って、あまり理由にしたくなかったんだよね。」

「ちょっと言い訳になっちゃうんですかね。」

「…と、思ってしまいます。まあ、実際大変なんだけどね(笑)。俺も、
 音楽だけでそろそろ大丈夫かな…となってきたのが、26、27歳の頃
 だったと思うので…。まだミキヤの歳よりかは6、7年先だから。」

「一番最初に僕と出会ったのって、それくらいの時ですか?」

「えー、もう少し前じゃない?…だって君、10歳にも満たなかったような。」

「ああ、そうか。まだ、大輔兄ちゃんと初めてあった時の、
 大輔兄ちゃんの年齢には達してないって事ですね。」

「そうだね。…って言うか、まだまだ先じゃない?…俺が
 大学を卒業して、1年か2年か経ったくらいだから。」

「僕、小さかったんで、あまり覚えてないです(笑)。」

「まあ、とにかく。目標金額は高く設定した方が良いと思うわけですよ。
 意識だけでも、自分自身の活動には影響する気がするなあ…。」

「なんか、日本で有名なパーカッショニストの人って、本当に限られるじゃないですか。」

「うんうん。」

「その中で、名前が知られてて生活出来てる人と、知られてないけど
 生活出来てる人と…いるわけじゃないですか。その人達が、どれくらいの
 生活水準をクリアしてるかが分からないので、ある程度そこを知らないと…、」

「…やる気が起きない(笑)?」

「いや(笑)、やる気が起きないわけじゃないですけど、
 もうちょっとこう、現実味を帯びたいというか…。」

「あー。…オヴィタイ・オヴィタル。」

「そう、オヴィタイ・オヴィタル…、、、誰すか(笑)!?」

「あははは(笑)。ちょっと酔ってきました。」

「まあ、目標を立てる目安にはなるかなって。」

「先生…っていうのもあるけどね。…っていうか、殆どが先生なんじゃないのかな。」

「なんか、僕が思ったのが、プロの人達…っていう塊があったとして、
 そこに向かうのに、3つの方法があると思ったんですよ。」

「ほお。じゃあ…、1つ!」

「プレイヤーとして3つの方法なんですけど、まず1つとして、
 大学生からプロになる人っているじゃないですか。」

「まあ、よっぽど上手ければね…。」

「その、大学の人脈というか…、あ、でも、大輔兄ちゃんは先生について
 貰ってたんでしたっけ?…そこからの広がりの方が大きかったですか?」

「いや…、先生からの繋がりからはそんなに…。」

「じゃあ、大学ですか?」

「うーん、大学でもそんなに…かなあ。まあ、強いて言えば、Dixie Pork で
 対バンした方が、プロのミュージシャンとしても結構やっている方で、
 その方の仕事のトラで自分が呼ばれて、そこで恭子さん(白石恭子さん)
 知り合って…っていうのは、いまの自分からすると大きかったとは思うけど。」

「あー。そういう事か…。なんか繋がりっていう意味では、歴史ある
 大学とかだと、そこにプロのミュージシャンとかが演奏しに来てて、
 そこから知り合いになったりして、広がっていくってあるのかなと。」

「うん。まあ、あると思うよ。」

「あともう1つが…2つ目は、音大とか専門とかの、、」

「2つ目って…そこ、大学とは別に考えるんだ(笑)。」

「はい。自分の中では、ちょっと別に考えたいんです。」

「はは(笑)。」

「そう、音大とかだと、プロの人が教えに来てくれるわけじゃないですか。」

「まあね。それこそ、そこで弟子にして下さい…って言えば、
 一気に業界の中に入る事も出来るかもしれないし。」

「僕の同い年の友達でも、実際に今年からツアーに回る事に
 なったらしくて、やっぱりチャンスは沢山あると思うんですよね。」

「そうかもね。」

「…で、もう1つが、駆け出しというか、僕みたいに何も無いところから、、、」

「秀吉タイプみたいな?」

「分からないですけど(笑)、そういうのは、先生とか講師とかを通じたり、
 あとはメディアを駆使したり…っていうのが大事かなと最近思うんです。」

「ふーん。…でも、俺が思うに、音楽で稼ぎたいんだったら、まずは音大や専門を
 出て、先生になる。たぶん、これが音楽で最も安定した稼ぎ方だと思う。あとは、
 可能性としては大変だけど、バンドを組んで、オリジナルを作って、その曲や
 バンドが売れる。そのまま作曲制作に力を入れるのも良いかもしれない…。それと
 もう1つは、“ハコバン”って呼ばれるんだけど、毎月や毎週、定期的に出演している、
 いわゆるお店のバンド…みたいなのがあって、そこに何とかしてレギュラーになる、
 …とか、こんな感じなんじゃないかな。勿論、これらを兼用しても良いわけです。」

「そういうのって、今でもあったりするんですか?」

「あるある。まあ、昔よりは少なくなっちゃったんだろうけど…。」

「あー。」

「でも、俺みたいに、時に先生もやって、時に自分のトリオみたいなバンドもやって、
 そしてハコバンみたいな所にも出入りして…って、意外に絶対数が少ない気がする。
 特に、“バンドを組んで”…っていう部分が、年齢と共にネックになる筈だからさ。」

「そうなんですか…。」

「誰でも何かしら、収入面での母体があって、それが先生だったり、ハコバンだったり
 するんだと思うんだけど、俺の場合、どれが母体…って感じではないからね。正直な
 話し、自分の割合だと、先生系とハコバン系の仕事だけでは食べていけないです。」

「へー。」

「まあ、だから現実的な話し、先生でも良いし、ハコバンでも良いから、
 月に何万円分とかはそちらで確保し、その中で自分のバンドとかを
 やるのが、まあまあ健全なんじゃないのかな…とも思うわけよ。」

「なんか、そういうのを昨年、結構考えてて…、学バンみたいなのもやらせて
 貰ってたんですけど、自分的にあまり成長出来たと思えるものが無くて…。」

「そうなんだ。」

「その代わり、さっき言った仕組みみたいな事を色々考える事も出来て…、
 結局は実力が伴わないと、いくら忙しくても活用出来ないと思って。」

「はあ。」

「だからもう、今年は練習って事で、色々な場所にも行き、、、」

「でも、あれだよ。本番に勝る練習は無いっていうんだよ。」

「はい(笑)。それは小さい頃から、言われてますね。」

「まあ、練習するのは勿論良いんですけど…。でも、まだ二十歳くらいの年齢
 だったらなあ…。その、お金は稼げないけど、バイトも沢山やって良いから、
 ライブはとにかく沢山やった方が良い気がするなあ。…っていうのは、
 そういうのって、俺くらいの歳になると、出来なくなってくるのよ。」

「はい。」

「考えちゃうじゃない。この誘われた演奏だと、収入的にプラスになれないな…とか。」

「まあ、確かに。」

「今しか出来ないんだよ。40歳、50歳になってさ、自分から人に
 お金を出してライブをやらせて貰うとか、もう趣味の世界というか。」

「ハイエースで寝泊まりするのと同じですね。」

「あはは(笑)。まあ、二十歳ぐらいだったら、バイトをする元気もあるしさ、
 それこそお金を払ってでも、ライブを沢山こなす価値はあると思うしさ。」

「確かに。無理が出来る…って言い方だとあれですけど。」

「ガムシャラに…というか。その年齢だったら、失敗しても修正が利くしさ。
 一番恐いのって、今まで失敗をしてこなかった人が、年齢を重ねてから
 失敗をした時に、立ち直る術を知らないって事だと思うんだよね。
 ある程度の年齢になると、変にプライドも持っちゃうからさ…。」

「そうか。そういうところで培っていかないと…なんですね。」

「そうそう、沢山失敗した方が、後々になって絶対に役立つよ。
 とりあえず、打たれ強い人っていうは、かなりの武器だと思う。
 それにはやっぱり、練習より本番の経験の多さ…なんじゃないかな。
 なるべく人前でやるようにする。なるべく人の意見を聞くようにする。
 それが、本番に勝る練習無し…っていう意味だとも思いますよ。」

「前回ニューヨークに行ってた時は、ストリートを沢山やってたり、
 セッションも多く行ってて、本当に演奏ばかりしてたんですけど、
 今度は前回のプラスアルファ、直接教わったりとかもしたいな…って。」

「そうだね。とにかく、人前での演奏はし続けた方が良いよ。」

「はい。…あ、ジャックダニエルのロック下さい!」

「ふふ(笑)。いきますね。」

「あー、ヤバい。これ、ヤバいやるだ。これ、顔が赤くなっていくやつだ。」

「あははは(笑)。」


ーーーーー締めの言葉を頂きますーーーーー


ミキヤ「なんか、ちょっと全然あの…、人材とか無いんですけど。」

竹内「なになに?」

「ちょっと、ヒップホップやってみたいんですよね(笑)。」

「感化されてるな〜(笑)。」

「いや、でも昔からヒップホップは好きで聴いてて、ああいうの、やりたいですよね。」

「やったらいいじゃないの。」

「でも、ヒップホップだったらドラムですよね。」

「え、じゃあ新しいジャンルを切り開いたら良いじゃない。」

「パーカッションで。」

「叩き語り? 、、、幻一郎さん竹内大輔の写真日記(~2009)、
 佐野 Dining Bar Ken+幻一郎
参照〕〕になっちゃう(笑)。」

「ははは(笑)。ヒップホップのブルース。」

「あはははは、ありそう(笑)。意味分からない(笑)。」

「ハーレムのシャンソン!」

「あははは(笑)。」

「ウケるなー。ブルックリンのブルース。」

「駅のホームレスのおっさんが描いたブルース。」

「何でも作れますね(笑)。まあ、それは置いといて、なんかあの、
 サンプリングパッドとかループステーションとかを使って、簡単な
 リフを作って、そこに重ねていく…みたいな。最近流行ってて。」

「そうね。結構やってる人、いるよね。」

「そうです。そういうのを、やってみたいなって。」

「昔から流行ってはいるんじゃない?…機械の発展と共に。そしてミキヤ的に、
 どういうのが自分に合っているのかとか、探すのもね、大事だし…。」

「そうですね。なんか最近、ずっと考えてはいるんですけど、人と演奏する
 機会が少なくなっちゃったから、頭の中だけで考えちゃうところはあって…。」

「まあね。人と音は出さないとね。良い所も悪い所も見えてこないし。」

「そうですね。やるようにします。」

「音を出して見えてくる魅力を知らないで、やらない…というのは勿体無い。」

「やります!」

「あははは(笑)。」

「やってから言えるようにします!」

「分かったってば(笑)!…じゃあ、締めの言葉でも貰おうかな。」

「締めの言葉ですか!?…何に対する言葉なんですか(笑)。」

「うーん、今年の目標とか?…まあ、節々に話していたような気もするけど。」

「そうですね。話しの中に出ちゃいましたかね。」

「…そうね。じゃあ、どうしようか。このままフェードアウトで終わるか(笑)。」

「うーん。」

「とりあえず、6月にニューヨークに行って、3ヶ月ぐらいで帰ってきて…。」

「あ、でも、そのままメキシコにも行きたいと思ってて。一応、
 Facebook 上の知り合いはいて、たまに連絡は取り合ったりしてる
 ので、そういった人達を巡る旅…も良いような気はしています。」

「そうなんだ。まあ、楽しそうだよね。…そんな感じだね。」

「そんな感じです。ニューヨーク行って、色々と演奏をして、
 アメリカでやるか、日本でやるか、決めてきたいと思います。」

「オッケー。」

「そんな感じで…大丈夫ですか。」

「大丈夫です!…あざす!」

  


 ☆本日の注文品

・ハイネケン…700円
・コロナ…700円
・バドワイザー…650円
・モヒート…800円
・ジャックダニエル、ロック…620円
・コブサラダ…1600円
・ボンレス・ウイング 10 Pcs…880円
・スチームド・シュリンプ12 Pcs…1280円
・柚子のシャーベット(380円×2点)…760円
・サービス料10%…799円
・消費税…703円

 計9492円!…奢らせて頂きました!!

 ☆伊藤樹明のブログ…http://ameblo.jp/djembe-mikiya/

 ☆Hooters のHP…http://www.hooters.co.jp

拍手[2回]



【無題】
本番に勝る練習は無い…旅立ち前の樹明くんに、いろんないいお話
ができたんですね。
このシリーズも樹明くんをお迎えしてひとつの山場を越えたと言うことですが、、ゆっくり長く続けていっていただけるとうれしいで
す。ここでしか読めない貴重なお話が楽しみですから。

【山場は越えましたが…】
また新たな山場を作るべく、鋭意制作中でございます。
今後の展開にも注目して頂ければと思います。何は
ともあれ、末永くという事で、よろしくお願いします!
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HN:
竹内大輔(Pf,Key)
性別:
男性
自己紹介:
1980年1月29日生まれ
の生粋のO型(…が、初対面
ではよくA型と見られる)。
3歳(自分では記憶に無い)
からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学
ではバンドも経験する。現在の
活動は日本全国から海外に及び、
各地のライブハウスやラウンジ、
レストラン、そしてバー等での
演奏は勿論、各アーティストへの
レコーディングや、作曲・編曲
等にも積極的に取り組んでいる。
日本、世界中を飛び回りたい、
鉄道、旅客機、旅行、写真好き。

5月16日(木)
銀座 No Bird
Open…18:00~、
1st…19:30〜、
2nd…21:00〜、
Charge…3500円(ドリンク別)
コースを御予約の方は2500円
Member…(Pf)竹内大輔、
(B)池田暢夫、
(Ds)佐々木俊之

全曲オリジナル収録の最新作、
4th.CD アルバム『Voyaging』
発売中!(2015.4.15 Release)
●詳しい曲解説はこちらへ!

・トレイラー公開中


★タワーレコードオンラインで
 発売中(ボーナストラック
 “In A Sentimental Mood”収録)
 …こちらへ!

★iTunes にて配信中
(“Casa Familia[Pf Solo]”
 限定配信!)…こちらへ!

★Amazon で発売中…こちらへ!


初カバー・アルバム、3rd.CD
『ReInterpret the passage』
発売中!(2013.4.10 Release)
●詳しい曲解説はこちらへ!

・Music Video“Love Theme
 From Spartacus”公開中!


★iTunes にて配信中…こちらへ!

★Amazon で発売中…こちらへ!


全7曲入り、トータル70分強の
意欲作、2nd.CD アルバム
『Fingers Dance』ライブ会場限定
発売中!(2011.7.3 Release)

   Fingers-Dance-jak.jpg



全曲オリジナルの 1st.CD アルバム 『Pictures』発売中!…在庫僅か!
(2008.10.17 Release)

   Pictures-photo

★iTunes にて配信中…こちらへ!

SME Recrods からの
メジャーデビューアルバム
『ANTHOLOGY』のMV
“Maximum Shout”公開中!


初のカバーアルバム
『Hybrid ROOTS』に
収録されている、TRI4TH
自身によるセルフカバー
“FULL DRIVE”の MV 公開中


TVアニメ『博多豚骨ラーメンズ』
の ED を飾った TRI4TH 楽曲
“DIRTY BULLET”の MV 公開中


TRI4TH、6th CDアルバム
『4th Rebellion』の MV
“Rebellion”公開中


同“Guns of Saxophone”公開中


TRI4TH & カルメラ
スプリット・ミニ・アルバム
『HORNS RIOT』のタイトル曲
MV“HORNS RIOT”公開中


5th CDアルバム
『Defying』の MV
“Green Field”公開中


同“Sand Castle”公開中


ベストアルバム
『MEANING』の PV
“Dance 'em All”公開中


4th CDアルバム
『AWAKENING』の PV
“Bon Voyage”公開中


同 PV“Freeway”公開中


3rd CDアルバム
『Five Color Elements』の PV “Evervbody Knows That”公開中


2nd CDアルバム
『TRI4TH AHEAD』の PV
“TRY AHEAD”公開中


Music Video
“Introduction Pt.3”〜
“The Return Of Nautilus”公開中


Music Video
“YOISURA”公開中


Music Video
“行きゅんにゃ加那節”公開中


Music Video
“豊年節”公開中


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