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 今年の2月から始めた、偶数月の連載ものとしての企画、“鉄道さんぽ”。前回はJR久留里線〔鉄道さんぽ 1.(JR東日本、久留里線編)参照〕を取り上げましたが、今回は、都内近郊を走る西武鉄道多摩川線を取り上げてみました!…今後、JR、私鉄、JR、私鉄…の順で話しを進めていきたいと思っています。
 この路線に決めた理由は実に簡単で、都内近郊を走っていながら、まだ自分は(不覚にも?)一度も乗った事の無い路線だったからです。この路線の起点駅は、日本の大動脈とも言って良いJR中央線の武蔵境駅で、吉祥寺駅や三鷹駅からもすぐの場所ではありますが、そこを出てしまうと、他の路線との乗り換え駅は基本的に無く、いわゆる盲腸線と呼ばれる路線形態になっています(久留里線と同じですね)。こういった路線は、一度乗ると再度起点の駅まで戻って来なくてはならないので、乗るには根気のいる路線?でもあるのですが(笑)、いつでも行けるくらい近い…という状況が、今まで乗った事の無い路線という結果になってしまっていたのでしょう。ちなみに、恐らく都内範囲では、この路線が自分の唯一の未乗路線だったと思います。…さて、一体どんな路線なのか…。どうぞお楽しみ下さいませ!


 ●日時…2010年4月25日 ●路線距離…8.0km ●駅数…6駅

 なかなか天気の良くない日が続いていた4月でしたが、この日はスッキリと青空が広がって、絶好の鉄道さんぽ日和?だと思いました。西武多摩川線は、名前の通り西武鉄道の路線ですが、他の路線とは繋がっていなく、西武鉄道の中では孤立路線でもあります。乗り換え可能な駅は、基本的にはJR中央線との武蔵境駅のみ。ここも特にそんなに大きな駅ではありませんが、多摩川線的には、堂々たる起点駅でもあります。この駅ですら、降りたのは初めてだったような気もしますが、とにかく、西武多摩川線を“さんぽ”してみる事にしましょう!

  近代的になっていた武蔵境駅  ダイヤは全ての曜日で共通です…路線図もシンプル!

 以前はJR中央線の下りホームと同じホームから出ていた多摩川線でしたが、中央線が高架化するのに伴い、多摩川線も一体的に高架化になりまして、最近完成(中央線の方は、まだ工事中という感じです)。今では完全に独立したスペースが与えられていて、中間改札も設けられていました。高架化に伴って駅の近代化もされていましたが、この多摩川線という路線は、西武鉄道の中でも一番経年の高い車両を使わされるのが常でして、ホームには101系という、西武本線では既に見られなくなった車両が停車していました。この車両も、自分にとっては久しぶりな感じがしてしまいます。

  近代的なホームに、西武最古参の101系が停車中  座席から網棚に向かう手摺りが設置されていないので、何となく広く感じる101系の車内

 多摩川線は都内では珍しく、平日、土、休日ダイヤが統一されていて、早朝、夜間以外は全て12分毎、夜間は20分毎の間隔で運転されています。車両は4両編成の均一で、見た目的にはローカル線のような印象も与えていますが、ここはまだまだ都内近郊と呼ばれる地域である事を忘れてはいけません。
 この多摩川線は、元々多摩鉄道という私鉄が、多摩川河原で採取された砂利を運搬する目的で造られた路線で、1922年に全通しましたが、1927年には早くも西武鉄道に吸収されています。その頃、路線名は多摩線…でしたが、その後、是政線(終点が是政駅)、武蔵境線と名が変わり、現在の多摩川線に落ち着いたようです。営業距離が短い割には、コロコロと路線名が変わっていたようですね。

 早速電車に乗り込み、武蔵境駅から2つ先の、多磨という駅まで行ってみます。ここは、武蔵境駅の次に乗降客数が多い駅のようで、この駅に着くと、半分以上のお客さんが降りてしまった事からも、それは明らかのようでした。この駅の北西方向には東京都立多磨霊園があり、自分の父方の祖先の墓もそこにあるので、地域的にはよく訪れている場所なのですが、もちろん、駅自体は初めての訪問となります。
 多磨霊園が近くにあるという事で、この駅は昔は多磨墓地前という駅名だったのですが(自分も未だに、そのイメージの方が大きいです)、2001年に多磨駅と改称されました(多磨霊園の“多磨”なので、多摩川の“多摩”ではありません)。この駅の近くに移転してきた榊原記念病院との兼ね合いだと思われます。
 多摩川線はワンマン運転で、車掌は乗務していません。ただ、駅には全て乗務員が配属されていて、無人駅という駅はないので、別に車内で運賃精算を行っているわけではなく、ここが地方のローカル線とは違う感じでしょうか…。最近では、PASMO やSuica 対応の、簡易ICカード改札機も付けられていますが、簡易式(普通の切符は、自動改札になっていないのです)というのが興味深いところです。この駅から1駅、武蔵境駅側に徒歩で戻ってみる事にしましょう。

  ICカードだけ、自動改札対応となっています  野川を渡る多摩川線

 前述のように、この駅の近くには多磨霊園があって、それに近接して野川公園、武蔵野公園があり、列車はその間を通っていくように線路が敷かれているので、この区間は多摩川線の中でも屈指の?風光明瞭なポイントだったりします(笑)。この日は休日という事もあって、公園では家族連れの姿が目立ち、運動公園では学生達がスポーツに興じている等、何だかほのぼのとした光景でしたね。そして、そこを通る多摩川線…。正に、町に溶け込んでいる瞬間だと思ったものです。
 …と思っていると、ふとすぐ頭上を小型のプロペラ機が轟音と共に飛んでいきました。そう言えば、ここは調布飛行場の近くでもあったんですよね。着陸する飛行機は、結構高さ的にも低い所を飛んでいくので面白いですが、何気に旅客便も幾つか設定されていて、新中央航空…という航空会社が、ここから大島や新島等を結んでいます。何となく不思議な感じがしますよね。

  新小金井駅~多磨駅間にて…車両は新101系  白…という車両塗装が目立ちます…新小金井駅にて

 更にそこから北側に歩いていき、住宅街を抜けると新小金井駅に到着です。多摩川線は全線で単線ですが、この駅の南側の付近は、複線分の用地が確保されているというのが興味深いですね(左上写真参照)。ただ、現段階では全く必要はない感じも受けてしまいます。
 多摩川線で走っている車両は、前述したように101系という、西武の中でも最も古いタイプの車両が使われていますが、今年の3月末頃に、その中の1編成が、沿線の小学生から募集したイラストのラッピングが施された新101系(右上写真参照)に置き換えられ、今後は全てこの新101系での運転となるようです。今のところ1編成だけですが、西武鉄道の本線側での新車投入ペースを考えると(それによって本線から外された車両が、こちらに回ってきますので)、全ての車両が置き換わるのも、そう遠い話しではないような気がします。旧101系は西武鉄道ではここでしか見られませんから、正に多摩川線は変革の時期にあるのかもしれませんね。

  出口には、武蔵野台駅までの道程が記されています  白糸台駅から南側を望む…上は京王線

 さて、今度は武蔵境駅から3つ目の、白糸台駅まで行ってみましょう。ここも、元々は北多磨という駅名だったのですが、前述のように、多磨墓地前駅が多磨駅に改称された際に、ここはその駅から南西の方向にあるのに、何で“北”多磨なんだ!…となるのを避けるために(笑)、現在の駅名になったそうです。色々と事情って厄介ですよね…。
 この駅は実は、乗り換えが出来る駅ともなっています。それは京王電鉄の駅になるのですが、周りには、とても路線があるような感じに見えません。…と思うと、駅の南側に、多摩川線を越えている路線が見えるかと思うのですが、これが京王線で、白糸台駅より西に向かうと多磨霊園駅、東に向かうと武蔵野台駅に行く事が出来ます。ただし、距離的には600m~700mは離れており、徒歩で約10分ぐらいといった感じでしょうか。道も真っすぐではないので、方向感覚がある人でないと、初めてでは少し厳しい行程のように思ってしまいます。

  白糸台駅には、多摩川線の車庫が併設  多摩川線と京王線の交差ポイント!

 ちょうど、両路線が交差する辺りに駅を造れば便利だと思うのですが、多摩川線は言ってしまえば地味ですし、京王線も、この辺りは普通電車しか停まらない駅なので、あまりメリットは無いのかもしれません。実際、両駅を乗り換える人も、そんなに多くはいない感じがしました。
 この白糸台駅には車庫が併設されており、この時は旧101系が1編成だけ休んでいる状態でした。…という事は、多摩川線で昼間時に起点から終点まで乗り通すと、2回、他の列車と擦れ違う事になるので、常に3編成が稼働していて、あとの1編成は予備車扱い…という事になるのでしょうね。このように路線距離が短いと、車両の使われ方も分かりやすいので、自分としては面白いです。恐らく、今のところ1編成しかない新101系が使われない日というのも、あるのだと思いますし…。これも、鉄道さんぽだからこそ取り上げる事柄なのですよ(笑)。

  競艇場前駅は、後に1面化された感じでした  終点、是政駅…多摩川はすぐそこです

 この後は競艇場駅前で1回降りた後、終点の是政駅まで向かいました。前者の駅は多磨競艇場の最寄り駅でもあり、是政駅からは東京競馬場や多摩川が近いです。呆気無く終点…という感じですが、駅の先には府中街道があり、ここから多摩川を超えて南に向かって行けば、JR南武線の南多摩駅まで約1kmという感じでしょうか。逆に、川を超えないで行ける、南武線と武蔵野線の府中本町駅までは、約2kmの行程といった感じです。別に行かないですけど…(笑)。

  ここで渋滞している光景はよく見ます  向こうには、多摩川を渡るJR南武線の姿が…

 この日は競艇場開催日でもあったので、多摩川を渡る府中街道は渋滞していましたが、いつもこんな状態だったような気もしてます…。とりあえず多摩川まで足を運んで、遥か向こうにJR南武線が走っているのは確認しておきました。それでもう十分でしょう(笑)。

 さて、これで多摩川線は完乗してしまいましたが、どうやって帰路に着きましょう。このまま再度武蔵境駅に戻るのも勿体無いですし、かと言って、ここから南武線の駅までは遠過ぎます。結局選んだのは、白糸台駅からの京王線乗り換えでした。当駅から、京王本線の普通電車しか停まらない武蔵野台駅へ…。こんなに地味な乗り換えも珍しいくらいでしたが(笑)、その雰囲気が多摩川線の雰囲気を象徴しているようでもありましたね。まあ、“さんぽ”は、地味だからこその見方もありますし、良しとしましょうか♪

 ☆西武鉄道のHP…www.seibu-group.co.jp/railways/

拍手[4回]

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【乗ってみようかな】
 私は京王線沿線に住んでおり、先週竹内さんが「鉄道さんぽ」にいらしたんだな・・・と思うと何やら感慨深いです。西武多摩川線にはやはり乗ったことがなくて少し気になっていました。武蔵境まで行けば、だいぶ以前に数回行って好きだった、江戸東京たてもの園にも近づくし、小さな遠足を試みようかなあ~。
【無題】
ここはもと地元です。が、残念ながらこの電車は乗ったことがありません。中央線と分かれるように走っていく電車をどこにいくのだろう?と子供ながらに思っていました。小学校高学年になると、この電車に乗って『是政』まで釣りに行くのが少しカッコいいステータスでした。さらに『登戸』まで行くのはもっとカッコ良かったのです。今地図でみるとそんなに距離はないのだけど、その頃は『是政』は遠くに感じたなぁ(笑)。
【無題】
>おちゃさん
 そうですよね。わりと近い所を走っている筈ですよね!
 ただ、自分と同じように、近過ぎて乗らない…という部分は
 少なからずあると思います。そもそも、一般的には鉄道と
 いうのは、どこかに用事が無い限り利用しないですからね。
 どうでしょう…、せっかくですから、鉄道に乗る事自体を
 目的とした旅など如何でしょうか?たまには良いものですよ♪

>にーにさん
 そうなんですか!?…でも、やはり敢えては乗らないですよね(笑)。
 恐らくこの路線に関しては、そのように思う人が殆どだとは思います。
 しかし、“是政”がそのような場所だとは…恐れ入りました!更に、
 登戸の希少価値の高さ!…川を超えるというのが大きいのでしょうね。
【我が家も!】
私も父方のが多磨霊園ですわ。
うふふ、墓地仲間♪
先月、行ってきました。
いつもは車で行くのですが今回、初めて電車で。
それがですね、どうやって辿り着いたのか、あんまりおぼえてないのです。
(もちろん帰りも(*_*)
正門前(?)交番向かいの喫茶店の「甘酒」が美味しかったことは鮮明におぼえてるんだけど(^×^)

記事を読んでいると「電車でのお散歩」←なかなかいいものですネ♪
【墓地仲間って…(笑)】
それはそれは…、しかし、どう行ったか覚えていないんですか!
まあ、今回の多摩川線である可能性は低そうですけど…(笑)。

鉄道さんぽ、良いですよ!…機会がありましたら是非♪
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HN:
竹内大輔(Pf,Key)
性別:
男性
自己紹介:
1980年1月29日生まれ
の生粋のO型(…が、初対面
ではよくA型と見られる)。
3歳(自分では記憶に無い)
からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学
ではバンドも経験する。現在の
活動は日本全国から海外に及び、
各地のライブハウスやラウンジ、
レストラン、そしてバー等での
演奏は勿論、各アーティストへの
レコーディングや、作曲・編曲
等にも積極的に取り組んでいる。
日本、世界中を飛び回りたい、
鉄道、旅客機、旅行、写真好き。

5月16日(木)
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Open…18:00~、
1st…19:30〜、
2nd…21:00〜、
Charge…3500円(ドリンク別)
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Member…(Pf)竹内大輔、
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(Ds)佐々木俊之

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