2017 / 06
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 少し日にちが経ってしまいましたが、先日の13日(木)は、TRI4TH のワンマンライブを、横浜は馬車道付近に位置する Motion Blue Yokohama にて行ってきました。この日は、自分達の 2nd.アルバム『TRI4TH AHEAD』のリリース・パーティー…と銘打った日でもあり、いつも以上に気合いの入ったライブでした。横浜桟橋が見渡せるお店からは、たまたまこの日に寄港していた“にっぽん丸”(左下写真参照)と“レジェンド・オブ・ザ・シーズ”を発見…。良い1日にしていきたいものでした。

  大きいですね…  本番前の腹ごしらえも重要!

 TRI4TH は、基本的には関東を拠点にするバンドですが、実は横浜…という地で自分名義的にライブを行うのは初めてなのだそうです。珍しいと言えば珍しいですが、だからこそ、この日は感慨深い日でもありました。横浜の中でも抜群の雰囲気を誇る Motion Blue は、自分達の音楽感にもリンクする部分もあり、メンバー皆が、いつかはここのステージに立てたら…という思いがあったのは言うまでもないでしょう。自分個人としても初出演だった Moiton Blue…。それが、今年正規メンバーとして加入した TRI4TH としての出演だったのですから、その喜びもまた大きかったというものです。

  暗闇に映える煉瓦倉庫もまた一興  数々のアーティストさんが出演されています

 さて、今回のステージは、たっぷりの2ステージで、それぞれが1時間ずつという事もあり、内容的には結構盛り沢山に出来るのは承知の上でした。意外にこうしたライブは久し振りでもありましたが、逆に、色々とやれる事が多過ぎで、むしろ絞っていく作業の方が難航していたとも言えそうです…。また、昨今の TRI4TH のステージングとして、お客さんを途中で立たせ、踊らせて…、みたいな流れに持っていく事がよくあったのですが、ここ Motion Blue は、どちらかというと、そのような雰囲気ではなく、やはりジャズのライブハウスとして、しっかりと音楽を聴かせたいきたい感じではありました。
 そのような状況もあって今回のセットリストは、従来のライブで作られてきた流れものからは思い切って逸脱し、本当にゼロから考えたものとなりました。また、1つ1つの曲を取り掛かるにしても、今回のライブならではの要素も盛り込んだりして、正にスペシャルな1日となるように組み立てられていったのです。そして、後は実際にそれをステージで披露するのみです。このワクワク感は何物にも代えられないものがありますが、良い緊張感を持って演奏に臨める気はしています。まあ、この時点で自分は生ビールを2杯ほど頂戴しているのですが…(笑)。

  本番前の楽屋での1コマ  MC練習中(笑)

 そんな中、やはりバンド・リーダーの織田君は、ライブ前のコンディション作りに余念がありません。MCには今回、ある程度の原稿を用意。分かりやすく、ハッキリと言えるように、何度も何度も原稿を読み返していきます。こうした努力が、やはり TRI4TH の根本の原動力と言えるものなのではないでしょうか。それぞれのメンバーには、それぞれの努力があり、きっと、それらの努力の到達点を、今回のライブに持ってきている筈です。…さて、いよいよ本番です!

  良い雰囲気の Motion Blue  いい笑顔してます♪

 ライブ前の緊張感というのは、独特のものです。これは出演者だけではなく、お客さんにも言える事なのかなとも思いますが、この“緊張”という言葉には、色々な要素が含まれているような気がしています。不安もあれば、期待感もあり、そして単純に、楽しみ!…という感情まで含まれます。そして、今まで培ってきたライブへの思いを、全てこの時間に発散する事が出来るか…という点では、このフロアにいる全員共通の思いでもありますよね。それが1つになった時の喜びは大きく、皆が見たい光景である事は言うまでもありません。

  TRI4TH リーダー、織田祐亮(Tp)  確かなドラム・フレーズ!伊藤隆郎(Ds)

 そしてその緊張感というのは、ステージに上がって音を出した瞬間に、また別のものへと変わる感覚も、何となく味わえます。既に音を出し始めてしまっているので、もう後には引き下がれない!…という状況もあるのだと思いますが(笑)、実際に演奏に移ると、やはり楽器を弾く事への楽しさが溢れてきて、それは今まで緊張と感じてた事を軽々と越えて、感情として表に出てくるのです。そして改めて、ステージの上でライブが出来るという事の有難さを感じ、シンプルに“良い音楽を残したい”という気持ちで一杯になるんですよね。
 …何だか回りくどい書き方になってしまいましたが(笑)、とにかく、今回のステージは本当に楽しい!…と思える時間だったのです。それは1曲目の“Sunlight Yellow Over Drive”で既に感じていて、そのまま、攻めの姿勢を演奏に反映させたい気持ちが出てくるのは、至極当然の事でもあったのです。

  TRI4TH の“顔”とも言える、藤田淳之介(Sax)  今回は自由な演奏を目指して…竹内大輔(Pf)

 そして、より自由な発想を、演奏へ…、という思いも忘れませんでした…。特に今回は、いわゆる“ジャズ”という部分に重きを置いてみたライブにしてみたかった部分もあって、それぞれのアドリブでも即興感を全面的に出し、突発的に生まれた1つの音から、また別の音へと自然に繋げられるような質の高いものを、全員で同じ方向に向かって目指せたところがあります。勿論、事前にそういった打ち合わせがあったわけではなく、メンバーの弾く音と、ステージの雰囲気を皆で身体で感じて作っていった…という事でしょう。また、どんなに自由度が高くても、やはりお馴染みの TRI4TH のナンバーをお送りしているという事もあって、どことなく元の曲を意識したアドリブ・フレーズも飛び出したりなんかもしていたので、その辺りもバランスも良かったと思います。個人的に、TRI4TH としては久し振りのグランドピアノという事もあって、音環境も抜群だったので、いつも以上に自由な演奏が出来た気がしましたが(笑)、これぞ“ジャズ”の気持ちでライブをやっているという事ではないでしょうか。

  低音の仕掛け人!…関谷友貴(B)  音の掛け合いは非常に重要!

 良い雰囲気の中、1ステージ目をお送りし、前半の最後の曲は“New Life Standard”と、少し珍しい曲順となりました。自分のオリジナル曲であるこの曲は、曲のテーマを聴かせるというよりは、やはりメンバー個々のアドリブに注目してほしい曲でもあり、言ってしまえば、イントロからテーマに至っても、即興感を大事に演奏していきたい曲なのです。いつもと違う…と思わせる事は当然で、即興感を大事にするならば、“いつもと同じ”になるわけがないのです。この時は織田君もフリューゲル・ホルンを用いて、また違った曲の個性を引っ張り出してくれました。

  これは“Circle”演奏中  盛り上がっております♪

 ここまで、楽しく1ステージ目を終える事が出来ましたが、思ったより時間が経っているという事が、演奏後の楽屋に戻ってから判明しました(笑)。その時間、約1時間15分…。確かにアドリブに重きを置くと、こういう感じになるのは致し方ない部分でもあるのですが、この後の2ステージ目をどうしていくのか、考える切っ掛けにもなった感じでしょうか。そして、そんな2ステージ目は、衣装チェンジをしてのスタートとなります!

  2nd.ステージ直前のショット!  衣装が変わると、ステージの雰囲気も変わりますね

 2ステージ目の最初は“Himawari”からスタートしましたが、最初にドラムの伊藤隆郎さんだけがステージに上がって叩き始め、次にベースの関谷君、そしてピアノに自分と順に楽器が増えていく…という形をとって演奏してみました。一応は、曲のイントロをモチーフに回していたのですが、徐々に原曲の“Himawari”のイントロらしくなっていくところが素敵で、TRI4TH は、ただ盛り上げるだけではなく、ちゃんとメロディで聴かせる…という演奏も、バンドの武器の1つとなっているのだと分かります。
 1ステージ目は、メンバー皆シックな装いだったのに対し、2ステージ目では、現在のツアーに即した衣装になったので、またステージの雰囲気も変わります。恐らく、ステージ照明もそうした拘りを持った仕上がりになっていたのではないでしょうか。
 そんな中でも異色の選曲が、なんと 1st.アルバムからの“BMW の女”です。自分が加わってからは一度も演奏した事はなく、ジャズのリズムを持つも、ほぼフレーズを指定されているという特徴を持つこの曲は、良い意味でステージに刺激を与えた1曲でした。テンポも早く、変拍子が多用されていて、演奏するだけでも大変な曲なのですが、これを大変なように見せてはいけません…。言うならば、嵐が過ぎ去ったように、盛り上げていった曲!…というように感じてくれば良いのではないでしょうか(笑)。ワン・アンド・オンリーな曲だと思いますね。個人的には、また演奏してみたいですが(笑)。

  コンビネーションは大切!  ベースも要という事ですね

 トリオ演奏→フル編成演奏…という“Black Panther”も終え、いよいよライブもクライマックスへと突入してきます。今回、その次に演奏された“Dance em All”では、サックスの藤田君によるリズム感ある独奏から始まり、すぐにガチッとドラムが入り、そして徐々にリズム・セクションが加わっての時間を組み込ませて頂きました。雰囲気もガラッと変わった気がしましたが、それも束の間、お馴染みの“Dance em All”のサビに入っていくので、テンションを上げての曲突入という事になりました。このままエンディングまで、突っ走っていきます!
 エンディング後、そのまま続けて“Burn,Jyugoya Burn”へ…。セットリスト、最後の曲となりましたが、テンションを下げる事無く、それこそアゲアゲの状態で進んでいきます(笑)。ここでは皆、いつも以上に音を出し、自分達の存在感をアピールしているかのようでしたし、最後の曲になってしまうのが名残惜しい…という感じさえしましたね。やはり、メンバー皆、楽しんでいたのです。改めて確認する事では無いのですが(笑)、出てくる音で理解出来るというのが最高なんです。
 演奏が終わり、やり切った!…と思う最中、拍手が鳴りやまず、むしろ大きくなるではありませんか…。そんな感慨深く思う中、再度ステージに登場して、アンコール曲としてもお馴染み?の“Hammer Head”を更にアゲアゲで演奏し(笑)、ライブは終了となりました。…ここまで、やはり1ステージ目と同じくらいの時間の演奏をしていたと思いますが、もう全てを出し尽くした感もあり(笑)、長い…というよりは、満足の出来た時間を過ごせた事への感謝が先に表れましたね。本当に楽しい時間でした。多くのスタッフの皆さんに囲まれ、自分達の現状で出来る、一番良い形でのライブが残せたと思います。どうもお疲れ様でした!

  ステージの後半は、何だか名残惜しくなってきてしまいました…(笑)  お疲れ様でした!

 CD『TRI4TH AHEAD』をリリースしてから、この日の Motion Blue でのライブを終えて、CDのリリース・ツアーとしては、1つの山場を乗り越えられた感じでしょうか。今後も、地方やインストア・ライブ等がチラホラ入っていますが、更なる高みを目指して頑張っていきたいところですね。そして、それらの到達点として迎えられるのが、3ヶ月後の12月10日(月)に行われる渋谷 Duo Music Exchange でのライブとなります。この日を持ってリリース・ツアーのファイナルとなる予定なので、こちらも楽しみにしていかなければなりません。
 Motion Blue でのライブは、今までの集大成となるだけではなく、ジャズのライブハウスとしての見せ方という点でも、非常に勉強になった1日でもありました。今度は、12月の渋谷でのライブの状況を考えた見せ方というものに、色々と頭を悩ませなければならなくなるでしょう。果たして、どのような展開を見せていくのでしょうか…。今後とも是非ご注目下さい。皆さん、どうもありがとうございました!

 ☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/

 ☆Motion Blue Yokohama のHP…http://www.motionblue.co.jp/top.html

拍手[9回]



【お疲れ様でした】
私はTRI4THもあの会場も初めてでしたが、私なんかがいていいのかと恐縮してしまうくらいの、贅沢な空間と時間でしたね。誘ってくれたあの子に感謝。
まず全員の個性と貫禄がありすぎ(笑)その個々では決してかぶらない個性がぶつかりあって一つの音楽を産み出していくのには、開いた口がふさがらない…(いや、美味しいお酒と料理はいただいてましたが)という感じで。
皆さんが本当に楽しく演奏しているのが皆さんの表情からも伝わってきました。
あれだけのキャリアがあるメンバーの方々が、竹内さんの才能をしきりに誉めてらっしゃったのには、何故か自分も嬉しい気持ちになり(笑)
あっという間の時間でしたね。
こんな幼稚な感想で恥ずかしいですが、言いたかったのは、
かっこよかった。
素敵でした。
ということ。
それに尽きます。

ありがとうございました。
【♪】
色々見てたら偶然こちらのブログにたどり着きました(^-^;

先日のモーションブルーにお邪魔させていただいた者です!

本当に素敵な時間をありがとうございました(*^^*)
正直なお話、TRI4THさんはYouTube上でしか知らず、今回liveがあるということで初めて生で聴かせていただいたのです。。

行って良かったーって思わせて頂きました!感動しました☆

素敵なステージをありがとうございます(*´▽`*)
【メモリアルな一夜を】
ていねいに書いていただいて、目の前によみがえってきます。
ライブ前の緊張感について、客席の部分もまさにそのとおりだな、
と、思いました。
とってもライブで聴いてみたかった「BMWの女」をこの日に!
最高な気持ちでした。
照明がきれいで、そこに浮かぶ5人の皆さんがキラキラしている
感じでしたよ。まさにいろんな努力の結晶ですよね…。
【無題】
>小梅さん
 ありがとうございました。初 TRI4TH、如何だったでしょうか。
 Moiton Blue こそ自分達も初めての演奏で、色々とやり方を
 練ってのステージとなりました。楽しんで頂けて幸いです!
 これからもメンバーの個性を生かして、良いライブを作って
 いけたらと思うので、また機会があったらお越し下さいませ!
 そして、おめでとうございました♪

>さとみさん
 こちらこそありがとうございました。YouTube を見ての
 御来場という事で、大変嬉しく思います。ライブですと、また
 映像とは違った迫力や空気感が体験出来たのではないでしょうか。
 特に、ジャズという音楽は、その場の空気を自分なりに消化させ、
 その場で新たに作っていく所が大きいので、尚更だと思います。
 また YouTube での演奏と聴き比べるのも面白いかもしれません。

>おちゃさん
 いつもありがとうございます。“BMW の女”は如何でしたか?
 あれこそ努力の結晶でしたが…(自分は…笑)。照明も恐らく
 色々工夫していたようで、写真を見直すとよく分かりました。
 本当に、恵まれたスタッフさん方の中でやれたような気がして
 います。正に、皆で作れたライブ…、自分はそう思いますね!
 高みを目指して頑張ります(笑)!
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絵文字:
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字








HN:
竹内大輔(Pf,Key)
性別:
男性
自己紹介:
1980年1月29日生まれ
の生粋のO型(…が、初対面
ではよくA型と見られる)。
3歳(自分では記憶に無い)
からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学
ではバンドも経験する。現在の
活動は日本全国から海外に及び、
各地のライブハウスやラウンジ、
レストラン、そしてバー等での
演奏は勿論、各アーティストへの
レコーディングや、作曲・編曲
等にも積極的に取り組んでいる。
また、写真好きが興じて、以前は
簡単な写真撮影の仕事もしていた。
日本、世界中を飛び回りたい、
鉄道、旅客機、旅行好き。

2017年7月16日(日)
吉祥寺 Sometime
Open…11:00~、
1st.…14:00〜、
2nd.…15:30〜、
Charge…1000円(要1オーダー)
Member…(Pf)竹内大輔、
(B)池田暢夫、
(Ds)佐々木俊之

全曲オリジナル収録の最新作、
4th.CD アルバム『Voyaging』
発売中!(2015.4.15 Release)
●詳しい曲解説はこちらへ!

・トレイラー公開中


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 発売中(ボーナストラック
 “In A Sentimental Mood”収録)
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(“Casa Familia[Pf Solo]”
 限定配信!)…こちらへ!

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初カバー・アルバム、3rd.CD
『ReInterpret the passage』
発売中!(2013.4.10 Release)
●詳しい曲解説はこちらへ!

・Music Video“Love Theme
 From Spartacus”公開中!


★iTunes にて配信中…こちらへ!

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全7曲入り、トータル70分強の
意欲作、2nd.CD アルバム
『Fingers Dance』ライブ会場限定
発売中!(2011.7.3 Release)

   Fingers-Dance-jak.jpg



全曲オリジナルの 1st.CD アルバム 『Pictures』発売中!…在庫僅か!
(2008.10.17 Release)

   Pictures-photo

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TRI4TH & カルメラ
スプリット・ミニ・アルバム
『HORNS RIOT』のタイトル曲
MV“HORNS RIOT”公開中


TRI4TH 5th.CDアルバム
『Defying』の MV
“Green Field”公開中


同“Sand Castle”公開中


ベストアルバム
『MEANING』の PV
“Dance 'em All”公開中


4th.CDアルバム
『AWAKENING』の PV
“Bon Voyage”公開中


同 PV“Freeway”公開中


3rd.CDアルバム
『Five Color Elements』の PV “Evervbody Knows That”公開中


2nd.CDアルバム
『TRI4TH AHEAD』の PV
“TRY AHEAD”公開中


Music Video
“YOISURA”公開中


Music Video
“行きゅんにゃ加那節”公開中


Music Video
“豊年節”公開中