香港への訪問は自分は今回で3度目でしたが、勿論ライブで窺うのは初めての事です。新たな出会いが沢山有り、元々好きだった香港が更に大好きになり、そして自分にとっても身近な国の1つになれた事が嬉しく思いました。ライブが1本増えたとは言え、1週間の行程の中での4本ですから、スケジュール的にはある程度の余裕がありました。故に、ライブ以外の香港探索も充実しており、個人的には鉄道の旅を中心に(笑)、それは隣りの国である中国にまで及んだりしたものです。
海外での演奏はこれが初めてではありませんでしたが、今までのものは全て段取りが決まっており、自分はその道しるべに沿って動いたまででした。今回は、現地の方の協力を経てはいるものの、殆どが自分達でブッキングを行っており、ライブ当日にお店に入ってスタッフの方に挨拶をし、リハーサルを行い、本番までの時間を外に出つつ楽しく過ごし、ライブ後にはお客さんとお話しをさせて貰ったり…と、日本で行われるライブと何ら変わらない雰囲気でやらせて貰った時間はとても新鮮でした。国は違えど、ライブに対する姿勢は日本も香港も変わらないという事を身をもって体験出来た事は、今後の音楽活動の糧に十分なり得そうです。ライブ後もそれ以外も充実していた香港ツアー、長い記事になりそうな予感が今からしてしまいますが(笑)、どうぞ最後までお楽しみ頂ければと思います。それでは御覧下さいませ!
8月30日(1日目)
出発の日は、タップダンサーとの丹精君と羽田空港で待ち合わせたところから、既にトラブルは始まっていました…。集合時刻は事前に決めていたものの、空港での待ち合わせ場所を決めていなかったので、空港に向かうまでの間でそこはやり取りをしようと思っていたのですが、こちらから連絡をするものの、まるで返事がありません。おかしいな…と思いながらも、電車は羽田空港に着いてしまい、そのままターミナルに足を踏み入れると、丹精君が大荷物と共に、入口付近でポツンと佇んでいるのが確認出来ました。…なんだ、先に着いてたのか…と思うも、メールしたんだけど、見た?と声を掛けると、衝撃の言葉が返ってきたのでした。
「携帯電話を忘れましたね(笑)。」
…何故に照れながら言っていたのかよく分かりませんでしたが(笑)、何という事でしょう。そもそも今回の香港ツアーは、丹精君の海外在住時代の友達である香港人の方とのやり取りから始まっており、丹精君は英語が出来るので、ブッキング等のやり取りも丹精君経由が要だったわけですが、連絡手段を1つ失ってしまうとは…。道理でメールが通じないわけだ…なんて呑気に思っている場合ではな(笑)く、このままでは現地に着いてからの行動がどのようにすれば良いのか分からないではありませんか…。
「まあ、何とかなりますよ。土産売り場ってどこですかね。」…と、呑気なのは逆に丹精君の方でしたが(笑)、ひとまず自分の携帯を使って、Facebook ページから丹精君が携帯電話を忘れてしまった旨を香港の友達に伝え、自分の電話番号も添えておきました。取りあえずはこれで大丈夫ではありましたが、香港滞在中は丹精君に連絡する手段が無いという状況は解決出来るわけもなく、何だか不安感を煽るような感じがして、個人的には気持ちの良いスタートではありませんでした(笑)。ちなみに、リッキー君は一足早く香港入りを果たしており、慎さんは御自身のスケジュールの関係で2日目からの参加となっていました。…なので、この日はこれで全員集合という事ですが、自分も前日が深夜ライブだった事もあり、頭がボーっとしてくるのも時間の問題です。早々と飛行機に乗り、とにかく機内では眠りたかったものでした。
…しかし、やはり国際線の搭乗というのは無条件にワクワクするもので、機内ではビールを頂きつつも、やはり思ったように眠れなかったというが正直なところでした。隣りで爆睡していた丹精君が羨ましい限りでしたが、今回使わせて貰った日本航空のサービスを存分に楽しんだ!…という解釈で、香港までの約4時間半を過ごさせて頂きました。
東京は前日からの大雨を受けて、あまりパッとしない天気でしたが、到着した香港は見事に晴れており、香港に来れた事への喜びと併せて、眠気も一気に吹き飛びました。この時点で香港時刻はお昼の14:00頃。体調的には順調で、ひとまず今回滞在する宿へと足を運ばせました。
香港をエリア別に分けると、大陸側と香港(島)側に大きく分けられ、今回は香港側に泊まる予定になっていました。香港で最も中心的なエリアである中環(Central)がこちら側に存在し、ライブの殆どもこの場所で行われるので、宿も近い方が良いとの判断でしょう。空港から中環へのアクセスは機場快線(エアポート・エクスプレス)が便利で早く(値段は高いですが…笑)、とにかく動線の効率さを重視しており、それは飛行機を降りてからのターミナル移動で、階段やエスカレーター等の上下の移動が無いまま電車に乗れてしまう程です(行きと帰りでホームの階層が異なっており、これは香港出国時でも同じです)。また、空港駅側には改札もありません。
そして電車に乗って、中環にある香港駅まで24分。最高速度135km/時の俊足を生かしているだけあって、もう香港の中心部まで来てしまいました。ここまではスムーズでしたが、泊まる所はここからもう1駅離れた上環(Sheung Wan)という所にあり、大荷物の自分達にはこの1駅の距離がネックでした…。最初はタクシーで行こうかと考えるも、タクシー乗り場には大勢の列が出来ており、タクシーもそんなに頻繁に発着している感じではなかったのでこれは諦め、港島線(Island Line)に乗り換えて(港島線は中環駅となっていて少し離れた場所にあり、これがエアポート・エクスプレスの香港駅から結構歩くのです)、上環駅まで向かいました。
そして上環駅から歩いて15分程歩いたでしょうか…。どの辺に宿があるか分からず彷徨っていると、見慣れた顔の人に出会いました。1日早く現地入りした、サックスのリッキー君です。今回の宿の入口は、かなりレベルが高いですよ…と言われて案内された先は、左上写真に写っている、建物の中へと続く階段の前でした。ここが宿の入口らしく、大した看板も無いので、なるほど、これは確かにレベルが高そうです(笑)。
これは、マンションの一部の部屋を一般客へと開放しているシステムで、普通のホテルよりもだいぶコストを抑える事ができ、セルフで企画している自分達にとっては有り難い存在でもありました。部屋は、お世辞にも広い空間とは言えませんでしたが、小さい部屋が3つと、大部屋が1つで、何とか4人で過ごせる感じでしょう。そしてリッキー君は、帰国も自分達より2日も早い予定となっていたので、確かに寝室は3部屋でも良いのかもしれません。
ひとまず、これから約1週間お世話になる宿で落ち着けたところで、早速今夜のライブの作戦会議をします。そもそもが久し振りに会うメンバーでもあり、曲の打ち合わせもろくに出来ていなかったので(笑)、この時間は重要かと思われました。そして時間になり、いざ今夜の演奏場所へと出向く事になるのです。
まだまだ続きます!
★9月7日(月)南青山 Mandala
Open…18:30〜、Start…19:30〜2ステージ、
Charge…3000円(ドリンク別)
Member…(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之
CD発売後、初の本格的なワンマンライブであり、トリオとしては初めての
南青山 Mandala で行わせて頂きます。店内は広く、グランドピアノも併設
されていて、落ち着いた雰囲気でピアノトリオのサウンドをお楽しみ頂けます。
CD『Voyaging』に収められたオリジナル曲を中心に、更にパワーアップした
自分達の演奏をお届け出来たらと思います。CDの発売から更に日にちを経て、
メンバー個人個人の活動も充実してきていますが、そんな3人が久し振りに
集まって出す音はまた格別のものがあると思います。予約の方法なのですが、
今回は自分のメールアドレス pf_takeuchi_3@hotmail.com で基本的には一括で
引き受ける事にさせて頂き(竹内大輔 facebook ページでも可です)、こちらで
承ります(実際にお店に足を運んでも予約が出来るようです)。また、メンバーに
言付けをして貰っても構いません。沢山の御予約をお待ちしております!
以上になります。週始めの月曜日ではありますが、やっと開催日が決まってホッとしているのが正直なところです(笑)。これから色々とライブの構想を練っていき、自分でも納得出来るようなステージにさせていけたらと思います。大変ではありますが、楽しい作業です。当日、会場でお会い出来る事を楽しみにしております!
レコーディングは、目黒区に位置するスタジオメックという場所にて行われました。真ん中に広いブースが設けられ、そこにドラムの場所とし、それを囲む形で幾つかのブースに分かれているという、コンパクトながら使いやすいスタジオでした。勿論グランドピアノも置かれていて、現在の TRI4TH サウンドを生み出すのに十分な環境で、レコーディングを行う事が出来たと思います。エンジニアは、TRI4TH を始め、メンバーが関わるバンドのレコーディングの半分以上を担う(…と思います…笑)、お馴染みの速水さん。自分達も安心して演奏に打ち込む事が出来るわけです。
レコーディングは今回も3日間が設けられ、全部で10曲程の収録曲が予定されていました。この曲数は、過去に同じ日数で録った曲数(前回は15曲!)からすると、随分と余裕を持ったスケジュールかと思うかもしれませんが、今回のレコーディングでは積極的にオーバーダビング(最初に録音した音声に対し、再度同じ音声等を重ねて録る手法)を駆使した結果、1つの曲に掛かる時間も増え、これでもギリギリの作業だったように思います。…故に、時間は掛かりましたが、新たな TRI4TH サウンドが期待出来るかもしれません。
分かりやすいところですと、バンド編成で完成させた楽曲に、織田君はバルブトロンボーン、藤田君はバリトンサックス等を使用し、管楽器の厚みを生かしたサウンドを再現させてみた事でしょうか、トランペットとテナーサックスの2管が TRI4TH の基本サウンドなわけですが、これらに1本、もしくは2本の管楽器を重ねる事で、予想以上に重厚な雰囲気を作り上げる事が出来るのです。これらは、アイデアを出した自分達としても、いざ録音して聴いてみないと雰囲気は分からない事でもあるので、お試し要素も大きかったのですが、見事にハマりました。
そして、クラップやボンゴのサウンドも取り入れてみます。そもそもは曲のノリを出す為に入れてみた部分も大きかったのですが、特にボンゴは、曲の雰囲気やビートを変化させる要素にもなったりするので、こちらも新しいサウンドの一部と言っても良いのかもしれませんね。タカオさんが大活躍の時間でもありました(笑)。
エレクトリックなサウンドにも挑戦してみます。これらは効果音という要素が大きかったかもしれませんが、さり気なく入るものや、あからさまに主張してくるもの等(笑)、それぞれに味付けセンスが垣間見られ、聴く側への刺激となってお届け出来るのではないかと思います。これらの音色にも注意して聴いてみると面白くなるかもしれません。
また、これらはオーバーダビングとは異なりますが、織田君がフリューゲルホルンでメロディをとってみたり、いつものソプラノサックスとピアノのデュオ曲も挟んだりして、曲調に変化を付けていきました。実は今回のアルバムは、相当勢いのある楽曲ばかりが収められていまして、それは今まで一番なのではないかと思うくらいなのですが(笑)、その中にこうした音色の変化は必須です。…とは言え、あまり柔らか過ぎる雰囲気にもならないのが今回の特徴かもしれないのですが、良いバランスに仕上がるような気がしています。これらは、演奏していて既に手応えを感じているからなのです。
そして今回の試みとして、Chihiro さんによるボイスを重ねてみた事はとても大きなスパイスとなりました。歌として入れているわけではなく、ナレーションのような、呟きのような感覚をもって、曲中に英語の言葉を吹き込んで貰っているのです。これがまたメンバーの予想を遥かに越える出来映えで、これによって自分達の今回の作品に1つの指針が通ったと言いますか、作品全体の雰囲気がギュッと締まる事にも繋がった気がしました。とにかく、聴いてワクワクすると思います。
こうして無事に終了したレコーディングですが、今回の作品のリリース時期はもう決まっています。それは今年の10月で、Playwright からのリリースとなります。今後、メンバーのアー写やPVの撮影にも移行していく筈で、いよいよリリースに向けて、録音以外の準備が動き始めてきています。本当に自分も楽しみです♪…新たな TRI4TH サウンドを追求しつつも、これまでの TRI4TH サウンドもしっかりと残っており、自分達を知っている方でも御存知無い方でも、無条件で楽しめるのではないでしょうか。とにかく10月が待ち遠しいですが、もう暫くお待ち下さいませ。まずはレコーディング、お疲れ様でした!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
1日目は梅田の Always にて(左上写真参照)、満員御礼という、これ以上無い状況でやらせて頂き、2日目はイオンモール鶴見緑地にて、昼間に観覧無料のインストアライブをやらせて頂きました(パネルまで作って頂いていました…右上写真参照)。多くのお客さんに温かく迎え入れられた1日目、そして自分達を初めて見て頂けた方が殆どという状況だった2日目と、初めて足を踏み入れる場所にしては充実したスケジュールを組む事が出来たのではないでしょうか…。CDも多くの方に購入して頂けたようで何よりでした。
この2日間の出来事は、また後日に改めて記事にしたいと思いますが、Tsumuzi 君の遠征演奏はこれに留まる事はなく、今月7月は金沢でのライブも予定されています。こちらも今回と同じメンバーで出向くとの事で、より多くの方に自分達の音楽が届けられればと思いますね。パネルにある通り、Tsumuzi 君の『変拍子の貴公子』という呼び方も、徐々に定着してきた感じがあります。最初は難しそうな音楽と思うかもしれませんが、いざ聴いてみると実は聴きやすく、その特色ある世界観は多くの人を惹き付けているようです。これからの活動にもご期待下さい。ひとまずは初の大阪遠征、お疲れ様でした!
●Tsumuzi、金沢ツアー
・7月23日(木)香林坊(金沢)もっきりや
Open…18:30〜、Start…19:30〜、Charge…4000円(要オーダー)
・7月24日(金)香林坊(金沢)San Carlo
Open…18:30〜、Start…19:00〜、Charge…7000円(1ドリンク、料理付き)
※以上、メンバー全て(Vn)Tsumuzi、(Pf,Key)竹内大輔、
(G)侑音、(B)太田太、(Ds)津島周平
☆Tsumuzi 君のHP…http://tsumuzi2013.wix.com/ernestocielorecords
これぞ TRI4TH サウンドというように仕上がっております(笑)。CM挿入曲なので、秒数的には僅か30秒程なのですが、イントロからテーマの入りや、スイングの上で2管でメロディを奏でていく辺り等、自分達らしい魅力をこの秒数内に詰め込ませて頂きました。今回の作曲担当は織田君で、そもそもが TRI4TH らしい楽曲で…と依頼があった事から、このような曲になったのだとか。本当に有り難い事だと思います。
…思えば、レコーディング当日は朝9:30と早い集合して、集中に集中を重ねて録りきった部分もあり、こうした努力が実った瞬間であったとも言えましょう。このCMの楽曲を通して、より皆さんに TRI4TH サウンドがお届け出来ればと思います!
また、ここでの紹介は「勝負の日」篇としていますが、同じ曲が流れているシリーズとして、「僕のママ」篇や「基本」篇、「料理上手な男」篇等がありまして、説明している内容が異なるので、曲の聞こえ方に影響しているかもしれません。是非ともチェックしてみて下さい!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
☆日本ハムのHP…http://www.nipponham.co.jp
今回はスケジュール的に2日間の猶予?が与えられていたので、今まで1日で全て録っていた時とは違い、ゆっくりと、そしてじっくりと練りつつ、レコーディングに臨む事が出来ました。ピアノとのデュオ編成ではあるものの、メロディを後から重ねる作業も積極的に行って、今までとは異なるアプローチで楽曲を作っていきます。その中には、レコーディングとしては初お披露目のアルトフルート(左上写真参照)も登場させ、音色のバリエーションを付けて演奏していきました。これが予想以上の効果を生み、楽曲に新たな魅力が加わる事にもなったと思います。
今まで、西仲さんのCDアルバムはジャンル的にはジャズだったと思いますが、今回は敢えてジャズという意識はあまりせずに作っていきました…。選曲的には、沖縄民謡のアレンジ曲や、西仲さんのオリジナル曲を織り交ぜたものを収録させて頂きましたが、曲中のそれぞれの楽器のソロを即興的に聴かせる…というよりは、テーマのメロディの美しさを改めて聴いて貰うべく、テーマを印象的にさせるアレンジが際立つ感じ…とでも言いましょうか。とにかく、今までの作品とはひと味違うCDアルバムになりそうです。自分も、可能な限りそれらの曲のアレンジには協力させて頂きまして、随所にその部分が表れているように思います。こちらは聴いてのお楽しみという感じにしておきましょうか…(笑)。
…という事で、2日間で無事に全8曲を録り終えました。西仲さんの故郷である沖縄を愛おしく思っている様が存分に込められた作品になりそうです。まだ詳しい発表の時期は未定ですが、出来れば今年の秋頃にリリースさせたいとの意志があり、これから徐々に具体的な行動に移されていくように思います。また沖縄でもライブをやる事になるかもしれませんね。自分も楽しみに待ちたいと思います。どうもお疲れ様でした!
☆西仲美咲さんのHP…http://misakinishinaka.com
初日の6月30日は、ボーカルの山崎信子さんとデュオ編成…。久し振りの共演だったと思いますが、日本語の曲を中心に、バラエティに富んだ選曲でやらせて頂きました。上写真の通り、お祝いという事で早速シャンパンが振る舞われていますが、こんな状況が今週は毎日のように体験が出来るという、なかなか贅沢な時間を過ごさせて頂きました。
2日目の7月1日は、ボーカルの宗像夏子さん、そしてサックス・ボーカルの加地直子さんとの3人体制でお送りしました。それぞれのステージから、共演させてステージに立つ時間も設けられ、イベントウイークならではのコラボも楽しめた時間となりました。
そして、この日のシャンパン(自分は白ワインを飲んでいますが)の証拠写真が上です。本当に有り難い事です…。ちなみにこの日は、夏子さんの方から御自身のオリジナルCDを渡されまして、それでは…と、自分のトリオCD『Voyaging』も進呈させて頂きました。お互いの刺激になりつつ、より良い演奏へと繋がればと思います。
イベント最終日の、3日目となった7月2日は、ボーカルの折井敦子さん、そしてバイオリンの Tsukasa さんという陣容で、お互いの共演こそなかったものの(笑)、片やボーカル有りで、片やバイオリンのインスト曲というのは、こちらも贅沢な時間だったに違いありません。そして上写真のように、やはりシャンパンが振る舞われたのでした。
3日間出演させて貰ったお陰で、毎日シャンパンが頂けるという、これこそ感謝の日々という以外にありません(笑)。イベントウイークは、個人的にはシャンパンウイークと言っても過言では無い時間でした(笑)。…どうもありがとうございました。そして、今後とも赤坂 Kuro をどうぞよろしくお願いします!
☆赤坂 Kuro のHP…http://www.livebar-kuro.jp
・2012年…〔丸本達也、初のワンマンライブ〕
・2013年…〔丸本達也、1年振り、2度目のワンマンライブ〕
・2014年…〔丸本達也、ワンマンライブも3年目へ…〕
これまで、それぞれのワンマンライブには何かしらの特徴付けがあり、ワンマンライブならではの演出を披露してきたのですが、今回も例に漏れず、この日だけの特別パフォーマンスを予定してステージに臨みました。
…その前に、ライブの雰囲気を記しておきたいと思います。この日は大勢の方にお越し頂きまして、そもそもがワンマンライブならではの空気感で溢れていたのですが、最初は流石に緊張感が増していたのかもしれません。その流れが徐々に解れ、時間が経つにつれ会場もリラックス。中盤には良い空気感になっていたのではないかと思います。
まず1つの挑戦が、新たなマッシュアップというものでした。そもそもは何か今回もカバー曲をやりたいという事から、チャールズ・チャップリンの名曲である“Smile”を演奏しようとしていたのですが、前日になって丸本さんから、“スマイル”とのマッシュアップにました!…という連絡が来たのですから堪りません(笑)。“スマイル”は丸本さん自身のオリジナル曲で、最初は遊びで合わせていたらしいのですが、あれよあれよという間に1つのマッシュアップが完成してしまい、結構難易度の高い1曲が出来上がってしまったのでした。直前の知らせでしたので、正直今回のリハーサルでは、半分以上がこの曲に費やしたと言っても過言では無いのですが(笑)、本番がベスト・パフォーマンスだったと思います。自分達の最初の緊張は、この曲へ向けられたものだったのかもしれません…。
また、今回も自分のソロピアノの時間を設けて貰ったのですが、この次の曲がDS(丸本さんはギターを弾かず、ピアノと歌での演奏という形式になります)という流れになっており、そのまま曲を繋げていくような形で演奏していきました。…ちなみに、ソロピアノで取り上げたのが自分のオリジナル曲である“Casa Familia”、今回のDSは“Ladybird”という選曲でした。また、“Ladybird”のエンディングとして、再度“Casa Familia”のフレーズを持ってくる事で、さり気なく1つのマッシュアップらしい展開になれたのではないかと思います。
そして、この日ならではの演出をお見せする時がやってきました。それは1ステージ目の最後の曲の事で、スペシャルゲスト!…という事で丸本さんがステージに呼び出したのは、御自分が昔組んでいたバンドという『ロンリーハーツ』から、ベースの貞岡修さんと、ドラムの樋口南海さんでした。これは、自分からしたら“丸本さんサウンド”の大先輩と言える方々です…。自分が丸本さんのライブを手伝い始めたのが2007年10月〔竹内大輔の写真日記(〜2009)、丸本達也ライブ at 吉祥寺 Manda-la 2 参照〕の事ですが、この時に自分は何を参考にライブを手伝わせて貰ったかというと、他ならぬこの方々との音源なのです…。流石に、今は殆どライブが行っていないようですが、あの時に感じた丁寧な演奏は未だ健在で、自分も楽しく共演させて頂きました。
曲は、お2人とも演奏した事のない“スランチェ”や“こゝろ”等を取り上げましたが、やはり自分も楽しみにしていたのは、バンドメンバーで昔から取り上げていたという“まわっているのは”でした。ここでは最近の恒例?である、サビの部分でお客さん達が“回す”振り付けがあり、これがまた凄い光景になりました(右上写真参照)。有り難い時間だったように思います。
この曲を演奏したのが2ステージ目の最後で、勿論アンコールが来たというのは言うまでも無いでしょう。そしてアンコールは2曲ほど用意しましたが、こちらもお2人が昔からやっていたという“Can't Sing Blues”と“カエルのお嬢さん”で、やはり慣れていたのか、ステージ上でとてもリラックスされているような雰囲気があったように感じました。即興的な部分も試されるというこの2曲ですが、それが却ってライブ感を煽り、全体的に良かったのかもしれませんね。
こうして、無事に今年もワンマンライブを終える事が出来ました。そして、実は丸本さんとは今月7月18日(土)に、2度目の広島凱旋公演を行う予定になっています。個人的に気になるのは、広島の方にとって大事な?ワードである“15”をテーマにした曲“Fifteen”が、どのような展開を見せるか…という事でしょうか。ちなみに、今回のワンマンライブでは左上写真のような状態になりました(笑)。楽しみです。どうぞよろしくお願いします!…そして、今回もお疲れ様でした♪
●7月18日(土)広島 Antique
Open…14:30〜、Start…15:30〜、2ステージ
Charge…2000円(ドリンク別)
Member…(Vo,G)丸本達也、(Pf)竹内大輔
☆丸本達也さんのブログ…blog.livedoor.jp/waits2/
☆吉祥寺 Manda-la 2 のHP…www.mandala.gr.jp/man2.html
…とは言え、前述の北陸新幹線が開業して、まだ自分が未乗車であった事、そしてもう1つの路線である日本海ひすいラインも気にはなります(笑)。…という事で、今回の最初の目的地は起点である直江津駅だったのですが、まずは北陸新幹線(左上写真参照)で糸魚川駅まで行き、そこから日本海ひすいライン(右上写真参照)で直江津駅まで行くという経路を取らせて頂きました。現在の日本の最高峰の技術を惜しまなく導入した北陸新幹線然り、それまで電化されていた路線にも関わらず、途中に交直流のデッドセクションが存在する事から敢えてディーセル車を導入したという日本海ひすいライン然り、この地域の新たな鉄道路線の実情が見えてきた時間となりました。これらもいつか『鉄道さんぽ』で取り上げられる事を祈りつつ(笑)、今回は妙高はねうまラインが主役となります。
前述の通り、これまでJRの幹線としての地位があった路線が第3セクターのローカル鉄道と化したわけですが、列車の運行を見ても変化は様々で、以前から継続されたもの、新しく取り入れられたもの、効率化を図って削減されたもの等、第3セクター化させた影響は結構大きいものであると言えましょう。
全体的には線内のみの輸送に重きを置いている感じでしょうか。特に妙高高原駅側が顕著で、この駅から先は長野県のしなの鉄道が担当しているのですが、運用と車両の差異から、当駅を介して直通する列車は1本も設定されていません(その分、乗り換えはなるべくスムーズにさせています)。車両も、それまでの主力であったJRの115系(3両編成)から、JR東日本から譲り受けたET127系(2両編成)へと変わり、よりコンパクトになった感じを受けました。その中でも、線内からJR信越本線の長岡方面へと入り、新潟駅まで達する特急『しらゆき』号や快速の設定もあり、これは新潟県内の輸送に力を入れた感じでしょうか。今後の展開にも要注目だと思います。
…前置きが長くなってしまいましたが、華やかな北陸新幹線開業の裏で、並行在来線がどのようの状況になっているのかは以前から単純に気になっていた事で、その思いが今回実現した運びとなった次第です。天気予報では降水確率100%という情報の中、雲を避けられたのか、時には雲の間から青空まで見える始末で、“さんぽ”日和と言えるまでの天候に恵まれました。新緑の中を駈ける新しい鉄道会社の今を、是非とも感じて頂ければと思います!
●日時…2015年6月28日 ●距離…37,7km ●駅数…10駅
今回、乗車を始めた直江津駅を訪れたのは〔鉄道さんぽ 28.(北越急行、ほくほく線編)〕以来、約10ヶ月振りでした。この時はJR信越本線とJR北陸本線が主要の路線となる駅で、JR東日本とJR西日本の境界駅らしく、行き交う特急列車は全て停車し、乗務員の交代等が行われたものでしたが、現在は長岡駅方面以外はえちごトキめき鉄道の路線となり、JR信越本線の名は残るものの、駅自体もえちごトキめき鉄道管理下に置かれる事になりました。
ここには北越急行の列車も乗り入れるので、“JR”という存在自体が更に薄くなってしまった印象でしたが、今回の妙高はねうまラインとの直通運転は何本か残っており、その中には前述の『しらゆき』号の存在もあるので、どこかに幹線駅という貫禄も見えてくるのかもしれません。前述のように妙高はねうまラインの普通列車の車両は、JR東日本から譲り受けたET127系を使用し(現在、えちごトキめき鉄道カラーと、JR時代のカラーの2種類が存在)、これらは2両編成の運転となっていますが、ラッシュ時を中心に4両〜6両編成を組み、多くの乗降客に対応させています。
さて、それでは直江津駅を出発します。暫く元JR北陸本線だった日本海ひすいラインと並走しますが、向こうは真っすぐ路線が伸びていくのに対し、こちらは左にカーブして分かれます。今や1両編成のディーゼルカーが走る日本海ひすいラインが直線の複線で、こちらは特急列車やラッシュ時には6両編成も走る路線であるにも関わらず、曲線を描きつつ単線になります。こちらも元々JR信越本線という“本線”だったのですが、この路線の中では長野駅〜直江津駅間は重要性が低かったのも事実で、単線区間が多い区間となっていました。その影響で、妙高はねうまラインも全線に亘り単線の路線となっています。
単線であるので、今やローカル線にしか見えない感じではありますが、かつてはこのルートを通って、上野駅〜直江津駅結ぶ特急『あさま』号や、上野駅〜金沢駅を結ぶ特急『白山』号等が運転されていたものでした。この時の特急列車は9両から11両編成に及び、幹線らしい風格を漂わせていたものでしょう。現在でも主要駅のホームはそれらの列車に対応していた長さのままなので、ここに2両編成の列車が到着している様は、鉄道の栄枯盛衰を思わせるようで、時代の流れを感じさせます…。
上写真は、そんな主要駅の1つである高田駅です。特急『しらゆき』号(右上写真参照)も停車しますが、かつて走っていた特急列車のように長い編成ではなく、4両編成の列車となっています。だいぶコンパクトな編成ではありますが、妙高はねうまラインから新潟方面に向かう特急列車が残された(名称と車両は変わりました)のは喜ぶべき事でもありましょう。
そして無人駅の南高田駅に着きます。上写真に写っているのは北越急行の車両になりますが、これは北陸新幹線の開通と同時に、妙高はねうまラインへの直通運転が1往復だけ開始されたもので、その内の越後湯沢駅発新井駅行きの列車は『超快速』と称し、越後湯沢駅〜直江津駅間の停車駅が十日町駅の1駅という、非常に意欲的な列車の設定がなされています。北陸新幹線開業に伴い、北越急行を走る特急『はくたか』は全て運行が終了し、北越急行は速達列車としての側面を失ってしまったかに見えたのですが、直江津駅は北陸新幹線が通らず、上越妙高駅から乗り換えて向かわなければならないので、北越急行経由の需要も残されているのではないかとの判断がなされたのでした。この『超快速』の設定により、東京〜直江津駅の所要時間は北陸新幹線の使用時よりも実は早く、しかも料金は1500円程安く済むのです。現在は1日1往復の設定ですが、軌道に乗れば本数も増えていくかもしれません。まだまだビジネス需要を諦めていないという北越急行も、応援していきたいところです。
さて、この南高田駅を出発すると、前方には立派な高架橋と駅が見えてきますが、これが北陸新幹線の上越妙高駅で、このエリアである上越市一帯をカバーする駅となっています。JR信越本線時代は、この辺りは脇野田駅という小さな中間駅があったに過ぎない場所だったのですが、新幹線の駅が造られる事が決まってから、路線のルートも少々変更され、新幹線と一体になった駅へと生まれ変わりました。南高田駅を出ると、本来真っすぐに線路は進んで脇野田駅になったのですが、現在は右にカーブし(左上写真参照)、新幹線に回り込むような形で後に並行させ、上越妙高駅へと生まれ変わった駅に到着していきます。
せっかくなので、旧線跡探しの“さんぽ”でもしてみましょう。流石に以前の線路は残っていなかったものの、路盤は未だハッキリと残っており(右上写真参照)、かつて通っていたルートは容易に想像出来る感じでした。これらもいずれは完全に撤去されてしまうのでしょうか…。
遠くから見ると、田んぼの中に忽然と現れる駅…という感じですが、この上越妙高駅は流石に立派で、上越市の中心駅として設定されている意志が沸々と伝わってきました。中にはお土産屋や食堂等もあり、地元の食から新幹線グッズ等、観光要素もふんだんに盛り込まれている駅でもありました。これからどのように発展していくか、注目でもあると思います。
妙高はねうまラインとしても、当駅は北陸新幹線と接続する重要な役割を持つ駅としており、なるべく新幹線に接続しやすいダイヤが組まれ、近隣の新井駅、高田駅、そして勿論直江津駅へのアクセスの負担を少なくさせています。
そして、妙高市の中心である新井駅に着きます。特急『しらゆき』号の南端終着駅でもあり、当駅始発の新潟駅行き快速列車も2本運転されています。この駅までが、直江津駅から続いてきた上越市近郊エリアであるのと、ここからは山間部に突入する事もあり、この先は列車の本数も減り、終日1時間に1本程となってしまいます。
新井駅を出ると早速上り坂となります(右上写真参照)。これは最終到達点の妙高高原駅まで続いていて、先程は山間部と言いましたが、どちらかというと高原部に向けて走っていく感じとでも言いましょうか。車窓右手に見えてくる妙高山の裾野を回るようにして徐々に上っていき、ここからの車窓は俄かに雄大になってきます。
まだまだ坂を上ろうとしている途中に、次の二本木駅となりますが、本線上にホームは存在しなく、ここは全国でも珍しくなったスイッチバック式のスタイルを取っている駅でもあります。スイッチバック式というと、箱根登山鉄道〔鉄道さんぽ 9.(箱根登山鉄道、鉄道線編)参照〕を筆頭に、富士急行の富士山駅〔鉄道さんぽ 30.(富士急行、大月線編) 参照〕等が思い出されるかもしれませんが、この二本木駅のはそれとはまた異なります。
この辺りの本線はずっと上り坂が続いていて、1911年の駅の開業時の列車はまだまだ非力な汽車ばかりで、勾配中に駅を設けるのは困難でした。そこで、本線から側線に分岐させて平地の部分に駅を造り、その際に進行方向が変わる(スイッチバック)作業が行われているという事です。進行方向が変わる…とは言え、運転士は反対側の先頭車まで移動せず、推進運転(後部車両が前部車両を押す方法で運転する事…つまり、バックをしているという事です)を行っているのでスイッチバック自体は非常にスムーズです。
妙高高原駅から坂を下って来た列車を例に取ると、二本木駅(上写真ですと手前にあります)に到着後、進行方向を変えて推進運転で本線を横切り、横の側線へと向かっているところが左上写真です。前照灯が点いていますが、これは後方に進んでいる状態なのです。そして側線へと到着後、再度進行方向を変えて通常運転に戻り、本線に再進入しているという状態が右上写真という事です。写真ですと左に分岐しているように見えますが、この道筋が新井駅への本線となるわけです(手前の線路は二本木駅に続いています)。
…と、言葉で書くと何やら複雑な運転方法を取っている感じがしてしまいますが、二本木駅に停車する列車は全てこの方式を取っています(現在は殆どの列車が停車しますが、逆に駅を通過する列車は二本木駅構内には入らない事になります)。現在の列車は勾配に強い電車での運転となっているので、正直スイッチバックである必要性は薄れていて、実際に次の関山駅はかつては二本木駅と同じようなスイッチバック式の駅だったのですが、1985年に本線上にホームが設けられ、スイッチバックが廃止された経緯を持っています。二本木駅が現在でもスイッチバック式の駅であるというのは、構内に工場への専用線があったからという理由がありますが、こちらも2007年で廃止されていました。それでは、いつかはスイッチバック式は廃止か…とも思われますが、えちこトキめき鉄道に生まれ変わり、この駅が1つの観光要素とも見て取れる感じがありますので、当分は安泰かとも思われます。スイッチバック式の駅だけに、駅のホームの先は行き止まりとなっていて、一瞬終着駅かと見間違うような雰囲気を持つ二本木駅。かつての運行形態に思いを馳せてのんびりと電車を待つのも心地良かったです。
さて、二本木駅を出ても尚も上り坂は続き、車窓も高原風な景色が広がってきます。天気が良ければ進行方向右側に妙高山が臨め、雪消えの頃には路線の名称ともなっている“跳ね馬”の雪形が姿を現します。流石にこの日は妙高山は臨めないかと思っていましたが、頂上までは見えないものの、何と裾野の一部は確認出来るではありませんか!…しかも、よく考えたらこの日は降水確率100%と出ていたのです。勿論、写真を見てもお分かりのように、雨らしい状況が1枚も無い事にお気付きでしょうか。日頃の行いがここで発揮されたと信じています(笑)。
そして関山駅となります。前述のように、以前はスイッチバック式の駅だったのですが、現在ではそれは廃止されて、勾配中の本線にホームが設けられています。左上写真は、関山駅側から二本木駅方面を見たところで、右に分岐していく線路が本線(後方が二本木方面)、左に分岐していく線路がかつてのスイッチバック式だった駅構内へ続いています。そちらは現在でもホーム跡が僅かながら残り(下写真参照)、保線車両等の入線に使用しています。
現在の関山駅のホーム(下写真参照)に立つと、結構な勾配に位置しているという事が分かります。それは線路の間を流れる水路を見ても窺えます。また、狭いホームに対して、やたらと幅の広い架線柱が建っている事が気になりますが、恐らく上り坂側の引き上げ線がこの辺りに配置され、スイッチバック式だった頃は広めの駅構内になる配線だったのかもしれませんね。今やここを発着する電車は難無く通過していきますが、こちらもかつての時代に思いを馳せられる光景とも言えましょう。
さて、列車は更に坂を上っていきますが、あともう少しで峠を越えそうなところで終点の妙高高原駅に着きます。今回、直江津駅から乗ってきたので終点と表記しましたが、この路線が元々はJR信越本線であり、高崎駅から長野駅や妙高高原駅を通り直江津駅に達するのが下り列車に設定されていたので、えちごトキめき鉄道的にも妙高高原駅は起点駅となります。つまり、直江津駅が終点駅です。
この先、妙高高原駅から長野方面へはしなの鉄道の管轄になり、前述のように両社を直通運転される列車は1本も設定されていません。妙高高原駅ではしなの鉄道は2番線に発着し、えちごトキめき鉄道の列車は同じホーム上で乗り換えられる3番線に発着(左下写真参照…一部は写真右奥の1番線発着)、両社は一部時間帯を除き、概ね10分以内に接続しています。
これでえちごトキめき鉄道、妙高はねうまラインの“鉄道さんぽ”は終了ですが、せっかくなので往年のJR信越本線を偲ぶ意味でも、このまましなの鉄道に乗って、長野方面へと向かってみましょう。しなの鉄道は長野県下を走る第3セクター鉄道ですが、車両は塗装こそ変わったものの国鉄時代の115系がまだ使われていて、まだまだ昔ながらの旅が楽しめそうです。
国鉄、JRから第3セクター鉄道になり、ローカル鉄道は地域密着型としての側面をより大きく打ち出してきています。この事は勿論良い事ですが、往年の信越本線のように、群馬県の高崎駅から出発し、長野駅を通り、直江津駅を通り、そして新潟駅まで結んでいた(直江津駅〜新潟駅は現在もJR信越本線です)という、県を幾つも跨ぐ壮大な路線の存在を忘れてはいけないと思いました。…そして、結局は雨は殆ど降られなかった事に感謝です♪
☆えちごトキめき鉄道のHP…https://www.echigo-tokimeki.co.jp
曲は 2nd.CDアルバムに収録予定である奄美島唄の“行きゅんにゃ加那節”で、今までのライブで何度か取り上げてきたので、聴き馴染みのある方も多いと思われます。ピアノの旋律が繰り返されるイントロから始まり、津軽三味線の音色を存分に聞かせるフレーズが加わってこれも繰り返され、ドッシリとしたベースとドラムも入り、そして独特の世界観である奄美島唄の歌に突入していくのです。バラード調の曲をMVにするのは珍しいのかもしれませんが、黒船のフロントの位置付けである女性陣を際立たせるような仕上がりになっており、曲調と合わせ、静かな優美さを想像させられそうです。
今回は外での撮影となっていた事もあって、その準備は本当に大変で、時間との戦いでもありましたが、無事にこうして、映像として皆さんに披露する事ができて、ひとまずホッとしているところです。
監督は、前回の黒船のPV〔黒船、Music Video“豊年節”緊急公開!参照〕の撮影や、TRI4TH の“Everybody Knows That”のPV〔“Everybody Knows That”PV公開!参照〕の撮影や監督を担当してくれた壱岐紀仁氏で、この曲に合った丁寧な絵作りをして下さいました。…改めて、ありがとうございました。
どうぞ皆様御覧下さいませ。そして、繰り返しのお願いになってしまいますが、黒船では今度の 2nd.CDアルバム制作は、クラウドファンディングの形をとって進めさせて頂いていまして、詳細はこちらになっています。是非とも支援の程よろしくお願い致します!
☆黒船のHP…http://www.peaceofcake.net/kurofune/

5月16日(木)