7月3日(1日目)
今回の演奏メンバーは、この時に既に何度も御一緒していた5人。バイオリンの Tsumuzi 君を筆頭に、ピアノに自分、ギターに侑音君、ベースに太田太君、ドラムに津島周平さんという面々です。Tsumuzi 君と太田君とは現地合流になっており、自分も含めた残りの3人で東京駅に集合して、新幹線で大阪へと向かったのでした。
車内では既に祝杯が行われ(笑)、楽しい感じが伝わってくると思いますが、メンバーそれぞれの荷物は多く、自分もキーボードを持っての移動だったので(左下写真参照)、その大変さの反動のものなのかもしれません(笑)。これらはインストアライブ用に用意したものでもありましたが、周平さんはパーカッションのセットもあるので、この3人だけでも、荷物の量はかなりのものになってしまいます。新幹線座席は広めに設定してあるのでまだ良いのですが、それ以外の移動がこれまた大変です。車内では出来るだけ楽しんで移動しておきたいものなのでした。
今回、1日目となる大阪でのライブは、この2ヶ月前に TRI4TH で大阪に来た時にライブをやらせて頂いた〔TRI4TH、関西ツアー(2015.5.18〜5.22)参照〕、梅田 Always にてでした。既にお馴染み感があって嬉しいですが(笑)、お店に入ると、既に太田君が祝杯をあげていたようで、こちらの方が昔から馴染みがある感じになっていたのは流石でした(笑)。早速自分も頂いて、乾杯します。
リハーサル後、本番までの時間で個人的に楽しみにしていたのは、近くにあるお好み焼き屋に行く事でした。前回、TRI4TH でここでライブをやった時に、自分は行けずに悔しい思いをした事があったからです…(笑)。お店の名前は覚えていたので、侑音君も誘って順調に辿り着き、そして堪能させて頂きました。ようやく大阪に来た感が出てきたではないですか…。
さて、お好み焼きのパワーを貰ったところで、本番に臨みます。客席は満員御礼状態で流石だと思いましたが、ここで Tsumuzi 君がどのようにライブを披露していくかも注目していきたい部分です。自分達も良きサポートが出来るようにフレキシブルな心を持って(笑)、ステージ上で対応していったものでした。
…とは言え、正直、最初は不安な面が無いわけでは無かったのですが…、ここはやはり、大阪のお客さんの温かさに恵まれたと言えましょう。こちらから発信するものがあると、それをそのままストレートに返してくれるという状況はやりやすく、それが演奏の楽しさに繋がっていたとも言えるものでした。曲は自分達にとってはお馴染みのものばかりでしたが、新たな場所で聴かせるという状況は、何より新鮮な感覚を自分達に与えてくれたと思います。手拍子も一緒にしてくれたりと(5拍子ですが…笑)、良い雰囲気でした。
いつも以上に Tsumuzi 君も喋り、そしていつも以上にソロも白熱していたように思いました。新たな土地で得られるパワーを、そのまま自分の演奏に吸収させた、良い始まりの1日になったと言えましょう。お客さんからの笑顔も大事に受け取り、また大阪に帰ってくるという自信への繋がりにもなったと思います。Always の皆さんにも、大変お世話になりました。改めて、どうもありがとうございました!
このライブが終わって、一気に緊張感が解けたと言いますか、どこか弾けた部分はあったかもしれません。この日何杯目かは分からない(笑)ビールを頼んでは、そのいつも以上に美味しく感じた味を堪能し、夜は更けていくのでした。勿論、Always とは別に、庶民的なお店にて打ち上げも敢行し、こちらも大阪らしい雰囲気も堪能出来たのでした。この日はゆっくりと眠る事が出来そうです。次の日に備えていきたいと思います。
まだまだ続きます!
本番はほぼ時間通り始まりました。お酒が入ったからなのか、その時の会話が盛り上がったのかは分かりませんが、1曲から各自で攻めの姿勢での演奏になっていたのは確かでした。…と、ここまではよくある話しでもあるのですが、今回2曲目に持ってきた“Moring in Trastevere”になると、1曲目からのそのままの勢いで演奏せずに、ドッシリと落ち着き目なビートを持って演奏出来ました。これが実は、今回の成功に繋がったような気がしています。勢いだけに頼らず、どこか冷静な気持ちを持って曲と向き合えた結果と言えましょう。
今回は、久し振りの曲を演奏させて頂きました。それは 2nd.CDアルバム『Fingers Dance』に入っている曲で、CDタイトルともなっている“Fingers Dance”です。調べてみると、トリオとして前回弾いたのは〔自分名義ライブ37回目、5周年!参照〕の時で、実に4年半振りの演奏となっていました(笑)。何故わざわざCDタイトルにもなっているのに、これまで取り上げてこなかったのは謎ですが(笑)、満を持して?今回は少しアレンジを加えての演奏とさせて頂いたのでした。
フラメンコの曲種でシギリージャというものがあります。詳しく説明するほど自分にはまだ知識が無いので(笑)省略するとして、リズムが12拍を一括りとしていて(これはフラメンコではポピュラーな事です)、《1、2、1、2、1、2、3、1、2、3、1、2》というように数えます。この時点で少々分かり難いかもしれませんが(笑)、上のリズムで1にアクセントが来るように速めに手拍子を叩いて頂くと、何となくフラメンコっぽい雰囲気を感じ取れるかもしれません。
そして今回の“Fingers Dance”では、曲の一部にこの形式を取り入れさせて頂いたのでした。シギリージャにも歴史や由来があり、それがどこまで自分のオリジナル曲にモチーフを揃えていけるかは未知数でしたが、最終的にはテーマの部分に少々と、後半のピアノソロの部分に取り入れて、リアレンジという形で自然に収める事が出来たように思いました。…とは言え、正直こうした形式に則ってピアノを弾いたのは初めてだったので、どうなる事かと思いましたが、なかなかどうして、どこかに情熱を感じるようなリズムではありませんか…。そして、トリオメンバーのそれぞれのアプローチが面白かったです。恐らく、いきなり上記のリズムでやってほしいと言われても、日本ではポピュラーなリズムではないので、探り探りでやっていくしかないと思いますが、それがより人間味を感じたと言いますか、とても遣り甲斐を感じられた時間になったのでした。お陰でとてもボリューミーな内容となりましたが、これはまた挑戦していきたいですね。今後を楽しみにしておく事にしましょう。
2nd.ステージでは、カバー曲“Close To You”や、“Falling Glace”等を取り上げ、曲のメロディそのものを演奏するに加えて、トリオならではの即興プレイもお楽しみ頂きました。やはりこうしたバランスでライブをしていくのが自分は好きなのだと思います。新たな挑戦と共に、弾き慣れている曲でソロで爆発させたり(笑)と、やっていて自分自身で楽しめる時間に感謝でした。
こうして2ステージたっぷりのライブを終えまして、ライブ後には当然の如く、またメンバー皆でビールで乾杯。この日1日の出来事を集約しているような光景になりました。どうもお疲れ様でした!
次回のトリオライブですが、日にちは8月29日(月)と少し日程が先になってしまいます。場所は同じく銀座なものの、お店はお馴染みの銀座 Barbra にてやらせて頂く事になりました。ここではいつもボーカルの方と一緒にやらせて頂きますが、お店からの強い御依頼もあり、初の竹内大輔ピアノトリオでの出演となりました。また違った銀座の魅力を楽しみにいらして頂ければと思います。どうぞよろしくお願いします!
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、Scramble(オリジナル)
2、Morning in Trastevere(オリジナル)
3、The Night Visitor(オリジナル)
4、Everybody Knows That(オリジナル)
5、Fingers Dance(オリジナル・リアレンジ、バージョン)
・2ステージ 1、Canta Per Me(オリジナル)
2、Close To You
3、Falling Glace
4、Monte Fiesole(オリジナル)
5、From East(オリジナル)
・アンコール ・Casa Familia(オリジナル)
☆銀座 No Bird のHP…http://www.no-bird.com
☆池田暢夫のHP…https://sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/
また、東京でのライブを見ても、ボーカル・ギターの丸本さんや、バイオリンの Tsumuzi 君のワンマンライブ等が控えており、ボーカルの北條さんの定例ライブでは、今回は特別に?自分のピアノトリオのメンバーでサポートさせて頂いたたりと、バラエティに富んだステージが楽しめそうです。また、久し振りにボーカル・ギターの Daddy さん(現在は津田圓三さん)のサポートで大阪にも足を運んできます。正に目白押しの6月ライブ。それではどうぞ御覧下さい。
●津田圓三大阪ライブ
・6月2日(木)心斎橋 Musicbar Presence
Open…19:00〜、Start…20:00〜
Charge…2500円
Member…(Vo,G)圓三、(Pf)竹内大輔
久し振りに、ボーカル・ギターの Daddy さん(圓三さん)とライブを行います。
拠点を大阪に移してからは、初の大阪でのライブでもあり、その意味でも楽しみです。
当日の流れはどうなるのか、まだ全く予想出来ていませんが(笑)、いつも通り、
楽しい時間になる事は間違い無いと思いますので、どうぞ気軽にお越し下さいませ!
☆TRI4TH 西日本ツアー
・6月3日(金)大名(福岡)brick
Open…19:00〜、Start…20:00〜
Charge…前売り3500円、当日4000円(共にドリンク別、学生は500円割引)
・6月4日(土)広島 Lush Life
Open…19:00〜、Start…19:30〜
Charge…前売り3500円、当日4000円(共にドリンク別)、
メールによる予約 ➡ KuMiAi:info.kumiai@gmail.com まで
・6月5日(日)鳥取カウベルホール
Open…13:30〜、Start…14:00〜
Charge…前売り3000円、当日3500円(学生は1500円割引)
・6月16日(木)今池(愛知)TOKUZO
Open…19:00〜、Start…20:00〜
Charge…前売り3500円、当日4000円(共にドリンク別、学生は500円割引)
・6月17日(金)大阪 NOON + CAFE
Open…19:00〜、Start…20:00〜
Charge…前売り3500円、当日4000円(共にドリンク別、学生は500円割引)
・6月18日(土)香林坊(金沢)Manier
Open…22:00〜(クラブイベント)
Charge…前売り3000円、当日3500円
・6月19日(日)伊那 GRAMHOUSE
Open…17:00〜、Start…17:30〜、toconoma との2マンライブ
Charge…前売り3000円、当日3500円
・6月26日(日)代官山 UNIT
『Jazz A Go Go Vol.5』※Sold Out!
出演…カルメラ、bohemianvoodoo、JABBERLOOP、TRI4TH
Open…16:00〜、Start…16:45〜、TRI4TH の出番はまだ未定
Charge…前売り3500円、当日4000円(共にドリンク別)
※以上、メンバー全て、≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Ts,Ss)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Pf,Key)竹内大輔
TRI4TH の結成10周年記念ツアーがいよいよスタートです。西日本各所が中心と
なりますが、例年以上に充実したツアーになったようにも思います。各地の皆さん、
どうぞよろしくお願いします!…今回のベストアルバム『MEANING』は、一応
タワーレコード限定とはなっていますが、勿論それぞれのライブ会場では販売
させて頂きます。1000円(税抜き)というお求めやすい価格でもあるので、
どうぞチェックしてみて下さい。今回も、沢山のお客さんにお会い出来る事を、
メンバー一同楽しみにしています。それではライブ会場にて、踊ろうぜー!!
●6月7日(火)、21日(火)、30日(木)渋谷 Kuro Beyond
Open…19:00〜、Start…20:00〜、
Charge…詳細不明
Member…(Vo)折井敦子(7日のみ)、(Vo)宗像夏子(21日のみ)、
(Vn)Tsukasa(30日のみ)、(Key)竹内大輔
お馴染みの渋谷 Kuro Beyond での、お馴染みの方々との共演(笑)です。
ボーカルの折井敦子さんとは、Kuro が渋谷で開店してからは初めての
共演となりまして、しかもこの日は本人のバースデー祝いをする日にも
なっているのだとか。色々なイベントが目白押しで楽しい感じですね♪
●6月10日(金)経堂 Crazy Love
Open…19:30~、Start…20:00~
Charge…2500円(ドリンク別)
Member…(Vo)吉川水砂子、(Pf)竹内大輔、(B)トオイダイスケ、(Ds)深水洋
お馴染み Crazy Love でのライブは、ボーカルの吉川さんを迎えて、
カルテット編成でお届けしていきます。ここでは毎晩、レベルの高い
ジャズ演奏が繰り広げられていますので、いつも刺激を受けさせて貰って
います。ジャズらしい、台本の無い展開を、どうぞお楽しみ下さいませ!
●6月11日(土)尾山台 Live Cafe HAYASE
Open…18:00〜、Start…19:00〜、
Charge…予約2000円、当日2500円(共にドリンク、オーダー別)、
Cast…北條馨梨、他、
Musician…(Key)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之
ボーカルの北條馨梨さんが企画する『かりぱんだライブ』は、いつの間にか
『KARI' S SUPER LIVE』に変わっていました(笑)。これからもよろしく
お願いします。そして今回は特別企画として、昨年の映画、『キャロル』の
ミュージックライブという趣旨でお送りしていくようです。…とは言え、
映画『キャロル』の挿入曲以外にも何曲か演奏していくそうですので、
お気軽にお越し頂ければと思います。自分も1日楽しみたいと思います。
●6月22日(水)銀座 Barbra
Open…19:00〜、1st.…20:00〜、2nd.…21:20〜、3rd.…22:40〜、
Charge…3000円(ドリンク別)
Member…(Vo)白石恭子、(Vo)Izumi、(Pf)竹内大輔
6月の銀座 Barbra は水曜日への出演となりました。最近、色々な曜日に
割り当てられてて面白いですが(笑)、この日もボーカルにお2人を招き、
3ステージたっぷりお送りしていきます。週の半ばでもあるので、幾分
ゆったりとした時間を過ごせるのではないでしょうか。お待ちしています!
●6月23日(木)赤坂 Tonalite
Open…18:00〜、Start…20:00〜2ステージ、
Charge…3500円(ドリンク別)
Member…(Vo)MIRANO、(Pf)竹内大輔
だいぶ久し振りですが、ボーカルの MIRANO さんとデュオライブを行います。
お店は、新しく出来た赤坂 Tonalite という所で、自分も初めて伺います。
洗練されたフロアにはグランドピアノが整然と置いてあり、しっかりとした
ライブが出来そうな雰囲気です。洋楽スタンダード、ジャズスタンダードを
中心に、久し振りにオリジナル曲も演奏しそうです。よろしくお願いします!
●6月24日(金)吉祥寺 Manda-la 2
Open…18:30~、Start…19:30~2ステージ
Charge…2200円(ドリンク別)
Member…(Vo,G)丸本達也、(Pf)竹内大輔
Guest…(Cho,G)又吉康人
ボーカル、ギターの丸本さんとの、Manda-la 2 での年に1回の恒例イベント、
ワンマンライブを行います!…しかも、同時に丸本さんの最新のCDアルバム
『絵描きじゃないけれど』を発売させるとの事らしく、この日はレコ発ライブ
とも言える1日になるでしょう。CDに収録されている曲はこの日に発表に
なるのか分かりませんが、これらの曲も堂々と演奏していく事になりそうです。
また、ゲストコーラス・ギターに、お馴染みの又吉康人君もお呼びしている
との事で、また豪華なステージが期待出来そうです。どうぞお越し下さいませ!
●6月25日(土)銀座 No Bird ※Sold Out!
Open…18:00〜、1st.…19:00〜、2nd.…20:30〜、
Charge…3800円(ドリンク、フード別)
Member…(Vn)Tsumuzi、(G)侑音、(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)津島周平
バイオリンの Tsumuzi 君のワンマンライブに久し振りに参加させて頂きます。
No Bird でやるのも久し振りではないでしょうか。銀座らしいエレガントな
雰囲気は、Tsumuzi 君の持つ世界観ともピッタリで、美味しいお酒に美味しい
食事を楽しみながら、より優雅な空間をお楽しみ頂ければと思います。既に
満席となっているとの事なので、キャンセル待ち等はお店にお問い合わせ下さい!
●6月28日(火)赤坂 Pro-Amuse
Open…18:00~、
1st.…19:30~20:05、2nd.…20:40~21:15、3rd.…21:50~22:25、
Charge…3000円(ドリンク別)
Member…(Vo)白石恭子、(Key)竹内大輔
お馴染み、赤坂 Pro-Amuse での、ボーカルの白石恭子さんとのデュオ演奏に
なります。とてもアットホームな雰囲気ながら、3ステージたっぷりの演奏は
魅力かもしれません。音楽を聴きつつ、お酒を楽しみながら、楽しく語らい
ながら、贅沢な時間を過ごしていきましょう。お気軽にお越し下さいませ!
…以上になります。正に怒濤の…というスケジュールでもありますが(笑)、それぞれに個性のあるステージは見所も多く、遣り甲斐も感じます。まだまだ駆け抜けていきますので、どうぞよろしくお願いします!
これは、京都に旅行中に寄ったものでしたが、当初は行く予定にはしていませんでした。やはり出来立てという事もあり、その混雑度が気になっていたからです。しかし、いざ京都駅に降り立ってみると、鉄道博物館の広告が物凄く(笑)、如何にも魅力あるように宣伝をしてくるではありませんか(笑)。しかも、京都に2日間滞在してた時の2日目の天気は雨…。これは何かの縁なのかもと思い、思い切って行ってみたのでした。
むむむ…、何という充実度…。自分の好きな新幹線100系(右上写真参照)まで綺麗に展示されているではありませんか。左上写真の車両達はヘッドライトを点灯させて展示されていて、これは無条件で格好良いと思ってしまいます。
展示されている車両の選出も良いですね。入口付近の新幹線0系は4両分が連なって展示されていて、そのうちの1両は中に入れたりと、広大な敷地をうまく使って、余裕をもった見学をする事が出来ているのが流石です。また、ブルートレインの車両を使って、博物館内で売られている駅弁を買ってその中で食べられるというレストラン?もあり、鉄道好き、旅好きにも嬉しい配慮がなされていました。鉄道を見て、触れて、体験する…といった事が自然に体感出来るのが、この楽しさの要因だったのかもしれません。
ジオラマも充実…。また、鉄道車両だけではなく、駅や運行システム等、鉄道に関する様々な事も含めて楽しめるので、鉄道博物館の決定版と言っても良いのかもしれません。場所柄、鉄道車両はJR西日本(旧国鉄含む)に所属していたものばかりですが、それでも日本を代表する車両達が一同に集まっている光景は本当に頼もしいと感じました。そう、関西方面は、鉄道が特に発達した地域でもあるのでした。
梅小路蒸気機関車館は、梅小路蒸気機関車庫に名前を改め、現在も扇形の機関車庫を臨む事が出来ます。ここに動態・静態保存されている蒸気機関車はどれも貴重なものばかりで、この光景は本当に圧巻です。
また、この京都鉄道博物館で特に良いなと思った事が、これらの施設、すぐ周りをJR東海道本線や新幹線、山陰本線等、実際の営業路線で囲まれ、そこには高頻度で行き交っている鉄道車両の姿を臨む事が出来るのです(京都の風景をバックに…というのもまた乙でした…笑)。鉄道について学んだ見学者が、ふと外を見回してみると、それらのルールに則って走る鉄道車両が、いつもと変わらない姿で運行している…。この事が何だか、日本の鉄道の凄さを感じさせられるというか、誇らしさまで感じてしまったものでした。…なので、とにかく言える事は、、、
行って良かったです(笑)。
今回は2、3時間ぐらいしか居られませんでしたが、その気になれば1日中居られるのは確かという事も分かりましたので(笑)、今回はオープン直後の下見と捉え、また足を運んでみたいと思います。京都の新しい観光スポットとして、是非ともどうぞ!
☆京都鉄道博物館のHP…http://www.kyotorailwaymuseum.jp
ライブの時間は21:00からと、これまでのインストアライブの時間からすると若干遅めに設定されていましたが、ゴールデンウイークの合間とも言えるタイミングと、金曜日の夜という事もあってか、1階フロアは本当に沢山のお客さんで埋め尽くされていました。後で聞くと、ライブ中は入口の外にまでお客さんは溢れかえっていたようで、なかなかステージ自体が見れない方もいらっしゃったようです。申し訳なくも思いますが、それほど多くの方に注目して頂いたという嬉しさもあり、あとは思い切りライブをやる!…という責任を持って、ステージに上がったものでした。
ステージの上からは、自分達の音楽で楽しんでくれているお客さんの表情が沢山見えました。これが何より演奏の力になっていきます。インストアライブならではのお客さんとの近さと言いますか、その距離感が更なる熱量へと繋がっていくのです。勿論、客席への乱入?もあり、今回も縦横無尽に練り歩いていきましたね。笑顔も多く、こちらも楽しく演奏出来たと思います。
そして何より、TRI4TH 結成10周年という事を、お客さんも祝福してくれているというのが自分達にも伝わってきたのが本当に嬉しかったです。今年は自分達にとっても大事な1年になると思いますが、こうした応援を頂き、より良い活動に繋げていきたいですね。これからの自分達にもどうぞご期待頂きたいと思います。
ライブ後のCD販売も良好、有り難い事にこの日のタワーレコード渋谷店のデイリーチャートで1位を記録したようです!…ジャンルの壁を越えて1位を頂いた有り難みを大切に、これからも精進していきたいと思います。
これから、いよいよ自分達はリリースツアー(結成10周年ツアー)が始まります。これまで何度か訪れている場所は勿論、新たな場所も構築し、西日本を中心に巡っていきます。また各地で皆さんとお会い出来ればと思いますので、よろしくお願いします!
☆TRI4TH 10th Aniversary Tour
・6月3日(金)大名(福岡)brick
Open…19:00〜、Start…20:00〜
Charge…前売り3500円、当日4000円(共にドリンク別、学生は500円割引)
・6月4日(土)広島 Lush Life
Open…19:00〜、Start…19:30〜
Charge…前売り3500円、当日4000円(共にドリンク別)、
メールによる予約 ➡ KuMiAi:info.kumiai@gmail.com まで
・6月5日(日)鳥取カウベルホール
Open…13:30〜、Start…14:00〜
Charge…前売り3000円、当日3500円(学生は1500円割引)
・6月16日(木)今池(愛知)TOKUZO
Open…19:00〜、Start…20:00〜
Charge…前売り3500円、当日4000円(共にドリンク別、学生は500円割引)
・6月17日(金)大阪 NOON + CAFE
Open…19:00〜、Start…20:00〜
Charge…前売り3500円、当日4000円(共にドリンク別、学生は500円割引)
・6月18日(土)香林坊(金沢)Manier
Open…22:00〜(クラブイベント)
Charge…前売り3000円、当日3500円
・6月19日(日)伊那 GRAMHOUSE
Open…17:00〜、Start…18:30〜、toconoma との2マンライブ
Charge…前売り3000円、当日3500円
・6月26日(日)代官山 UNIT
『Jazz A Go Go Vol.5』
出演…カルメラ、bohemianvoodoo、JABBERLOOP、TRI4TH
Open…16:00〜、Start…16:45〜、TRI4TH の出番はまだ未定
Charge…前売り3500円、当日4000円(共にドリンク別)
・7月28日(木)代官山 UNIT
Open…18:30〜、Start…20:00〜
Charge…前売り3500円、当日4000円(共にドリンク別、学生は500円割引)
※以上、メンバー全て、≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Ts,Ss)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Pf,Key)竹内大輔
まずはインストアライブが大盛況、本当にありがとうございました。スタッフの皆さんにもお世話になりました。引き続き、どうぞよろしくお願いします!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
レコーディングの場所は、お馴染み吉祥寺 Leda にて。通常は24:00〜5:00ですが、今回は事前のリハーサルの為に1時間早くスタジオに入り、満を持してのレコーディング本番という流れでやっていきました。そしてレコーディングの仕方というのが今回は特殊でして、収録予定曲である全7曲を、途中で休みを入れずにまずバッと録ってしまうと言うではありませんか。なかなかアグレッシブな録り方ですが(笑)、どうやらライブの雰囲気を想定して録音していきたいという気持ちが丸本さんにはあったようです。確かに、丸本さんと自分のピアノとのデュオ編成なので、こうしたスタイルも有りなのかもしれません。
そして1回それで7曲を録り終え、自分達の音をコントロールルームで聴きつつ、再度、今度は1曲1曲を徐々に録っていったのでした。こちらの方が落ち着いて録音に挑めたとも言えそうですが、ライブ感ならではの緊張感や新鮮味という意味では、最初にレコーディングしたテイクも一概に良くないとは言えなさそうです。この時点で自分達はテイクを“選ぶ”事が出来るので、それらを比較しつつ、まだ納得いかない曲があったら、再々度それらの曲に挑戦し…と、全体的にはこんな流れで進めていき、朝の4:00頃には全曲のレコーディングが終了。残りの時間は少々のミックスに充て、ひとまず無事に録り終える事が出来たのでした!
なかなか面白いレコーディング方式だったと思います。そう気軽に挑戦出来るやり方でも無いとは思いますが、丸本さんからの信頼感(プレッシャーとも言う…笑)をそのまま強引に糧に繋げたと言いますか、その時間内で出来る限りの事は詰め込めたと思います。気になる収録曲はまだ本人からの発表が無いのでここでは控えますが、常連の方々的には、恐らく何曲かは想像出来そうとの事…。ただ、意外そうな曲も入れているとの事ですので、ひとまずは発表まで楽しみにお待ち頂けたらと思います。
今後、コーラス録り、そしてミックス、マスタリングを施し、今度の6月24日(金)に行われる丸本さんの毎年この時期恒例のワンマンライブで発売開始となる予定です。コーラスが入るとまた印象が異なって聞こえると思うので、自分自身も楽しみに待つ事にしましょう♪…ライブ詳細は以下になります。皆で盛り上がりましょう。どうぞよろしくお願いします!
●6月24日(金)吉祥寺 Manda-la 2
Open…18:30~、Start…19:30~、2ステージ
Charge…2200円(ドリンク別)
Member…(Vo,G)丸本達也、(Pf)竹内大輔
ひとまず、レコーディングお疲れ様でした!
☆丸本達也さんのブログ…http://blog.livedoor.jp/waits2/
☆吉祥寺 Studio Leda のHP…www.studioleda.com/
そしてこの期間に、自分は豊島区から中野区へと引越しを行いました。仕事的にも便利な場所である事は言うまでもなく、街そのものに活気があり、お店も豊富で、これからの新生活が何だか楽しくなってきそうです。流石にJR中央線や地下鉄丸の内線沿線だけに、近隣には音楽関係の知り合いも多く、お互いに良い刺激を受け合っていく事も出来そうです。
住む場所が変われば、生活も変わります。…ですが、この変化を思う存分楽しんでいきたいと思う次第でもあります。写真は中野の玄関であり、再開発も噂されている中野サンプラザにて。何年後かには大きく変わる風景の1つかもしれません。…自分自身の変化と共に、街もどんどん変化していくのです。これから中野区民として、どうぞよろしくお願いします!
☆5月6日(金)タワーレコード渋谷店1階
Open…10:00〜、Start…21:00〜30分
Charge…無料
Member…≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Sax)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Key)竹内大輔
言うまでも無く、TRI4TH のベスト盤『MEANING』リリース記念に伴う
インストアライブで、いつもお世話になり過ぎていると言っても良い(笑)、
タワーレコード渋谷店、そして有り難い1階フロアにて開催されます!
1000円とお買い求めやすい事もあって、お陰様で大好評のこのCD。
現在の TRI4TH のサウンドを全面的に出し、大いに盛り上げていきたいと
思います。ゴールデンウイーク内にある平日ではありますが、是非とも
気軽にお越し頂ければと思います。渋谷の夜を熱くしていきます!
●5月9日(月)銀座貴族
Open…20:00〜、Start…21:00〜3ステージ
Charge…詳細不明
Member…(Vo)IZUMI、(Pf)竹内大輔
今回、2度目の出演となる銀座貴族。ボーカルの IZUMI さんと共に、
ジャズ曲を中心に計3ステージ演奏していきます。この貴族は元々
和歌山県にあったお店らしく、こちらに移転してきたのだとか…。
そこからの歴史でいうと、今年で40年を迎えるとの事です。
自分より年上というこのお店。頑張って演奏に臨んでいきます!
●5月11日(水)、17日(火)、24日(火)、27日(金)渋谷 Kuro Beyond
Open…19:00〜、Start…20:00〜、
Charge…詳細不明
Member…(Vn)Tsukasa(11日のみ)、(Vo)宗像夏子(17日、27日のみ)、
(Vo)白石恭子(24日のみ)、(Key)竹内大輔
お馴染みの渋谷 Kuro Beyond での、お馴染みの方々との共演(笑)です。
新装開店して、だいぶお店の雰囲気に慣れてきたと思っていたら、もう
既にオープンから半年が経とうとしていたのですね…。月並みな表現ながら、
時間が経つのは早いものです。1日1日、大切に演奏していこうと思います。
●5月13日(金)吉祥寺 Manda-la 2
Open…18:30~、Start…19:30~、自分達の出番はまだ不明
Charge…2200円(ドリンク別)
Member…(Vo,G)丸本達也、(Pf)竹内大輔
お馴染み、ボーカル・ギターの丸本さんとの毎月恒例ライブです。
6月にはワンマンライブも決定しており、その1つ前のライブでも
あるので、ワンマンライブに繋げていけるよう、張り切っていきたい
ところですね。5月には自分達の新しいレコーディングも予定されて
いまして、それを経た自分達の演奏にも注目の1日となりそうです。
●5月14日(土)CELEO 八王子北館2階
Open…10:00〜、自分達の出番は12:30〜30分間
Charge…観覧無料
Member…《弾楽》(Fl)いづみ、(Tap Dancer)丹精、(Key)竹内大輔、(B)中司和芳
毎年4月〜5月の期間中で開かれる『八王子音楽祭』の一環で、街の
何ヶ所かで開かれる音楽ステージに、弾楽も参加させて頂きます。
この日、自分達の演奏は2ヶ所で行われ、まずはJR八王子駅に直結
している CELEO 八王子北館にて、30分程の短いステージをやります。
勿論、観覧無料ですので、どうぞお気軽にお越し頂ければと思います!
●5月14日(土)八王子西放射線通りユーロード
Start…自分達の出番は、15:00〜30分間
Charge…観覧無料
Member…《弾楽》(Fl)いづみ、(Tap Dancer)丹精、(Key)竹内大輔、(B)中司和芳
CELEO 八王子北館での演奏終了後、『アート・ムーチョ』というイベントが
開かれている所に移動し、通り沿いのステージスペースにで、もう1ステージ
演奏させて頂きます。出来れば異なったセットリストを用意したいところですが、
会場の雰囲気でその都度変えていくかもしれません(笑)。こちらは野外なので
雨天中止との事ですが、沢山の方にお越し頂ければと思います。よろしくです!
●5月15日(日)野毛(横浜)ジャズ喫茶ちぐさ
Open…17:30〜、Start…18:00〜、
Charge…2500円(ドリンク別)
Member…《弾楽》(Fl)いづみ、(Tap Dancer)丹精、(Pf)竹内大輔、(B)中司和芳
弾楽のライブが続きますが、こちらは久し振りの野毛ちぐさに出演させて頂きます!
もう何度もここへの出演はしていますが、やはり他のライブハウスとは異なった
雰囲気があり、背筋も伸ばされるような感覚でステージに臨んでいます。今回も
弾楽のジャズらしい側面を見出だせる1日になればと思いますね。お待ちしてます!
●5月16日(月)銀座 Barbra
Open…19:00〜、1st.…20:00〜、2nd.…21:20〜、3rd.…22:40〜、
Charge…3000円(ドリンク別)
Member…(Vo)白石恭子、(Vo)井村多恵子、(Pf)竹内大輔
5月の銀座 Barbra は、久し振りに月曜日に返り咲きです(笑)。今回も
お馴染みの恭子さんともう1人、初めましての井村多恵子さんという
ボーカルの方と御一緒に出演させて頂きます。バラエティに富む選曲と
共に、銀座の優雅な雰囲気の夜をお楽しみ頂ければと思います!
●5月19日(木)関内 Will Vi
Open…19:00〜、1st.…19:30〜、2nd.…21:00〜、3rd.…22:20〜、
Charge…詳細不明
Member…(Vo)山岡美香、(Pf)竹内大輔、(B)関谷友貴
今回で2回目の出演となる関内 Will Vi。前回と同じく、ボーカルの山岡さんとの
共演ですが、今回はベースに関谷君も迎えて、トリオ編成で演奏していきます。
この3人は以前、横浜の元町のイベント〔Y156元町サンクスデイライブ参照〕で
初共演した3人でもあり、今回はそれ以来の組み合わせでもあります。実に丁度
1年振り!…また面白い演奏になっていくのではないかと思われます。必見です♪
★5月20日(金)銀座 No Bird
Open…18:00〜、1st.…19:30〜、2nd.…21:00〜、
Charge…3500円(ドリンク、フード別)
Member…(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之
今年の1月にトリオでは初出演となった銀座 No Bird に、再度出演させて
頂きます。銀座らしい、エレガントな造りのこのお店で、自分達のサウンドを
どうぞお楽しみ下さい。ピアノもスタインウェイのグランドピアノで、本当に
気持ち良く伸び伸びと弾かせて貰っています。自分の最近のオリジナル曲を
中心に、たっぷり2ステージをお届けします。また、以前の土曜日の時とは
ステージ開始時刻が異なるので御注意下さい。御予約お待ちしております!
●5月21日(土)経堂 Crazy Love
Open…19:30~、Start…20:00~
Charge…2500円(ドリンク別)
Member…(Vo)ランデル洋子、(Vo)青山祐子、
(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)金澤沙織
お馴染み Crazy Love でのライブは、ここではよく2ボーカルの組み合わせで
やらせて頂く、ボーカルのランデル洋子さんと、青山祐子さんと共演します。
そして、なんとベースの池田君とも2日連続の顔合わせ…(笑)。時に
ブッキングとは、このような状況も生み出します。どうぞお楽しみに!
●5月25日(水)赤坂 Pro-Amuse
Open…18:00~、
1st.…19:30~20:05、2nd.…20:40~21:15、3rd.…21:50~22:25、
Charge…3000円(ドリンク別)
Member…(Vo)白石恭子、(Key)竹内大輔
毎月定期的にやらせて貰っている赤坂 Pro-Amuse での、ボーカルの白石恭子
さんとのデュオ演奏になります。とてもアットホームな雰囲気のお店なので、
どうぞお気軽にお越し頂ければと思います。幅広い選曲と共に、トークも
多めで?お待ちしております(笑)。この日も楽しい1日を過ごしましょう♪
●5月28日(土)、29日(日)渋谷 Glad
2日間とも、昼の部…14:00~、夜の部…18:30~(入替制、開場は開演の30分前)
Charge…6000円(ドリンク別)
Member…(Vo)新納慎也、(Tp)織田祐亮、(Sax)藤田淳之介、
(Keys)竹内大輔、(B)関谷友貴、(Ds)伊藤隆郎、(G)平田崇
俳優の新納慎也さんが主催するイベント、『NÎROCK Vol.10』に、TRI4TH として
出演させて頂きます!…勿論、ギターには平田崇君を迎えまして、ついに10回目
を迎えた節目の瞬間に参加させて貰える事に、とても喜ばしく感じております。
今回も2days、そして昼夜2回公演。たっぷりでお送りします。TRI4TH も
結成10年であり、『NÎROCK』も節目の10回目…。これは、何かの縁を感じずには
いられません。恐らく、今回も色々な趣向をもって開催される筈で、出演者ながら、
その部分も楽しみにしていたいと思います。後は、体力勝負かもしれませんが(笑)。
…以上になります。5月もバラエティに富んでますね。自分自身が楽めるよう、やっていきたいと思います。また、ゴールデンウイーク突入に伴い、ブログの新規更新も暫くお休みさせて頂きます(今回のも含め、既存のブログは更新していくと思います)。また近いうちにお目に掛かりましょう。どうぞ5月もよろしくお願いします!
撮影はソロ写真をそれぞれ撮り、後に合成するという趣向を取り入れましたが、ヘアメイクも入って予想以上に本格的な出で立ちになりました。自分も久し振りに髪型にカールを取り入れたりして、新鮮な気持ちで撮影に臨みます。
弾楽の初のCD作品でもあるので、自分達の名刺代わりとなるような絵作りを考えていきたいところですが、和風でもあり、洋風でもあるという魅力を取り入れていきたいとの事で、それらのバランスを取るのが課題となりそうでした。…とは言え、それぞれ3〜4パターンの衣装を持ち寄り、スムーズに撮影を進めていきます。
衣装も、どこかに和柄っぽいものを…というリクエストがあったものの、流石にそういった物を自分は持ち合わせていなかったので、いづみさんが和柄の反物を多数用意して下さいました。そしてそれを首から掛けつつ、時にはギュッと掴んだりして、和の力を表現していったりしたものでした。なかなか良いものが出来そうではないですか。
4人同時に撮る事は今回は無かったので、せめて記念写真でも(笑)…と、今回のカメラマンの方とデザイナーの方とも一緒に写って頂きました。徐々に完成に近付いている感覚があって、楽しみですね。まだ発売時期についての具体的なアナウンスはありませんが、もう少々お待ち頂ければと思います。…そして次回の弾楽ライブが、もうすぐそこまで来ていますので、ここでも宣伝させて下さいませ!
●4月29日(金・祝)渋谷 The Guinguette by MOJA
Open…18:00〜、1st.…19:30〜、2nd.…21:00〜、
Charge…2000円(ドリンク、オーダー別)
Member…《弾楽》(Fl)いづみ、(Tap Dancer)丹精、(Pf)竹内大輔、(B)中司和芳
言うまでも無く!?(笑)、弾楽による、フルートのいづみさんの誕生日祝いライブの第2弾でございます(笑)。今回もゲストが多数いるとの事です。盛大にお祝いしましょう。どうぞよろしくお願いします!
そこで今回は、名古屋を代表する大手私鉄、名古屋鉄道(以下、名鉄)の、犬山線を取り上げたいと思います。名古屋を含む関西の大手私鉄のメイン路線は、付近のJR路線と競合しているケースが多く、名鉄も本線が正にそうなのですが、この犬山線は例外で、競合する路線が他にありません。いわゆる、名古屋市内と愛知県北部のベッドタウン各都市とを結ぶ性格が強く、更には沿線の犬山市には日本ライン(木曽川)や犬山城、日本モンキーパーク、明治村等の観光施設も多く、観光路線としての性格も持ち合わせています。
ある意味で東京の大手私鉄の路線に似ている境遇とも言え、東京以外の大手私鉄路線を取り上げる最初の路線として、まずはその第1歩として相応しそうです。また、名鉄は多種多様の車両が存在している事で有名ですが、それは既に自分の範疇を越えており(笑)、ここで1度、自分の為にもおさらいしておきたいという気持ちもありました。また、名鉄の代表的にな特急車両、1000系、1200系『パノラマ super』のリニューアルが昨年から行われており、外観塗装の変更等、名鉄は新しい時代に突入しているような印象も受け、取り上げるタイミングも丁度良いと思いました。
そもそもが、市内電車で創業した名古屋電気鉄道(1894年設立)というのが名鉄の前身の企業(現在の名古屋市営地下鉄の前身でもあります)の1つとなっていて、この路線は市内だけでなく、郊外路線も愛知県西部方向に拡大させていきました。その後、大正時代になってからは市内線(路面電車)は市営化の機運が高まり、1921年に郊外路線を名古屋鉄道(初代・後の名岐鉄道)に譲渡させ、現在の犬山線の基盤が出来上がります。この時、本線との分岐点である枇杷島橋駅(現、枇杷島分岐点)から岩倉駅を通って東一宮駅までを一宮線、岩倉駅から分かれて犬山方面に向かう路線(1926年には、犬山線の終点の新鵜沼駅に到達)を犬山線としていましたが、1941年に新名古屋駅(現、名鉄名古屋駅)が開業してからは枇杷島駅〜岩倉駅間が犬山線に編入され、現在の犬山線の路線が出来上がりました。
路線の高速化は早く、1968年には当時の本線と同等の110km/時に引き上げられていますが、現在もそのまま推移しています。列車種別の変遷は車両と共に多義に亘っていて、ここで説明するのは紙面が足りないくらいですので(笑)、“さんぽ”時にその都度説明していきたいと思いますが、大きく分けると、中部国際空港へ直通する全車特別車のミュースカイ、一部特別車専用の車両が使われる、快速特急と特急、一般車が使われる快速急行、急行、準急、普通、そして地下鉄鶴舞線直通用の急行(平日、朝の下り列車のみ)、普通…という感じです。勿論例外もあり、普通列車に一部特別車の車両が使われる事もありますが、これはレアケースです。
…と、既に複雑な感じになっているのですが(笑)、掘り起こせば掘り起こす程、その路線の独自性が表れてくるのも、大手私鉄の路線ならではです。実際、名鉄自身が特徴の多い鉄道でもあり、自分も個人的にとても好きな鉄道会社の1つであるので、ここは楽しく、その独自性と向き合っていきたいと思います。その想いに応えてくれるかのように、当日の名古屋はお昼過ぎまで降水確率100%の予報だったのですが、東京から新幹線で名古屋に到着した際(朝9:30頃)には既に雨は降っておらず、“さんぽ”中には見事に晴れ間が広がる!という天気にもなりました。そんな天気の変遷もお楽しみ頂ければと思います(笑)。それではどうぞ御覧下さい!
●日時…2016年4月17日 ●距離…26,8km ●駅数…17駅
犬山線の起点は、本線から分岐する枇杷島分岐点という場所からになりますが、列車は全て本線に直通して名鉄名古屋駅方面に達しているので、やはり名鉄の大拠点である名鉄名古屋駅を取り上げないわけにはいかないでしょう。
1941年の開業当初から地下駅である名鉄名古屋駅は、両隣りに近鉄線や地下鉄線の構造物に挟まれている為に空間に余裕が無く、プラットホームは上下各1線を3面で挟む配置となっています。いわゆる通過型のターミナルで、殆どの列車は名鉄名古屋駅を越えての運転がされていますが、そもそも上下線間に渡り線や引き上げ線も無いので、設定自体が難しいという事もあるでしょう。当駅と、JRや地下鉄の名古屋駅、近鉄名古屋駅と併せて、名(めい)駅と呼ばれていて、実際、駅周辺の地名にもなっています。
開業以来、長らくは新名古屋駅という名称でしたが、2005年の中部国際空港の開業を前にして、名鉄電車の名古屋における中心駅…というのを分かりやすくする為、名鉄名古屋駅に改称されました(確かに新名古屋駅…ですと、新幹線の新横浜、新大阪、新神戸みたいで、新幹線の駅名らしいイメージを抱く方もいるかもしれません)。
ここから延びる路線は多種です。上下各1線しか無いので、初めての方は、犬山線方面に向かう列車を探す方が困難かもしれません。ひとまず1番線から発車はするのですが、この1番線からは“岩倉・犬山・可児”方面の他に、本線の“一宮・岐阜”方面と、津島線の“津島”方面も頻繁に列車が発着するのです。名鉄の路線は名鉄名古屋駅を軸に、その先で色々と枝分かれしていくような路線形態を持っているので、このような状態になってしまうのですが(その代わり、遠方から名鉄名古屋方面に向かう場合は、殆どの列車が名鉄名古屋駅に到達します)、とにかく多方面への列車を捌く為に、同じ1番線でも、乗車方法、乗車位置、列車案内等が工夫されてアナウンスされており、これは名鉄名古屋駅名物の風景でもあります。
あまりに列車本数が多く(全ての列車を合わせると、片方面だけでも1〜3分毎に列車が発着しています…しかも、ほぼ一日中です)、構内放送は自動化しきれず、放送ブースも上下線で分けられ、そのブースはホームからも見る事が出来ます(左上写真参照)。また、時刻表も1つのものにまとめず、方面別で表示されます(右上写真参照)。
ホームは少し長めにとっており、スムーズに列車が発着出来るように、構内の真ん中にも信号機が設置されていますが、駅構内には1つの列車しか入れないようなシステムになっています。また、写真を見ても分かるように、1面3線のホームなので、名鉄名古屋駅到着時は両側の扉が開き、少しでも乗降をスムーズにするようにしています。また、上下線に挟まれたホームに関しては降車用、そして特別車用の乗降用に使っています。
とにかく、慌ただしい駅です。何しろ、時刻表上でも常に2分毎に列車の設定があるくらいですから、なるべく列車の停車時間を短くさせ、後の列車の時刻に影響が出ないようにしているのです。それでいて名鉄の車両はバラエティー豊かでもあるので、ここに30分ぐらい居て、ただ列車の動きを見ているだけでも、名鉄らしさが伝わるのではないかと思うくらいです…(笑)。そんなエキサイティングな名鉄名古屋駅が自分は昔から大好きであり、まだまだ居たいくらいのですが、今回は名鉄犬山線の回なので、先に進むとします(笑)。
名鉄名古屋駅を出発すると地上に出て、栄生駅、東枇杷島駅と続き、庄内川橋梁を渡ると枇杷島分岐点で本線と分かれます。ここが正式な、犬山線の起点となります。枇杷島分岐点には駅はなく、全ての列車が通過となりますが、1949年まではここは特急も停車する枇杷島駅という駅であった為に、同駅の廃止後も運賃計算上の箇所として扱われているという感じです。実際、犬山線と本線を跨いで乗車する時には、東枇杷島駅や、栄生駅、名鉄名古屋駅等で乗り換える事になりますが、計算上はこの分岐点で乗り換えたものの距離として算出されます。
ここでの分岐は、大都市に見られるような立体交差の分岐ではなく、路面電車等でよく見られる平面分岐。ここで終日2〜3分毎に走る列車を2方向に振り分けているのですから驚かされますが、住宅密集地である事や、橋梁を越えてすぐ分岐という環境、本線はこの先にJR線の高架線の下を潜らなければならない…等、改良しようにも簡単に出来ないという事情が多く、まだ暫くは現在のままで推移しそうです。
上写真で見ると、右奥に向かうのが犬山線で、左奥に向かうのが本線となりますが、遅れが発生すると左上写真のように、分岐点を横切る列車を待避する為に、分岐点手前で停車しなければならない列車が発生してしまいます。この時も強風の為にダイヤが若干乱れていたので、そんな列車を数多く見掛けました。ここもまた名鉄名古屋駅と同様、エキサイティングなポイントだと言えると思います。
枇杷島分岐点を過ぎ、普通列車しか停まらない下小田井駅、中小田井駅を過ぎると、地下鉄鶴舞線と合流して、快速急行・急行停車駅の上小田井駅となります。ここから先、一部の鶴舞線は犬山線に直通運転を行っています。犬山方向にある折り返し設備は、名古屋からの犬山線とは繋がっていないので、これは鶴舞線専用です。
暫く高架で進み、その高架から降りると、北名古屋市の玄関駅となる西春駅です。同駅は島式2面4線のホーム配置となっていて、普通列車はよく当駅で優等列車の待ち合わせを行います。
ここで、名鉄線の車両を少し紹介しておきましょう。数多くの車種を抱える名鉄線の車両を詳しく説明するのは困難過ぎるので、徐々に徐々にという感じではありますが、まずは犬山線を特徴付ける、鶴舞線直通用の車両である100系(上写真参照)です。名鉄車両は19m3扉が標準ですが、この車両は鶴舞線に合わせて20m4扉の車体となっています。当初は4両編成でしたが、輸送力増強に伴い6両編成化されました。犬山線から鶴舞線へと直通する列車に使われ、その先の名鉄豊田線まで運転されています。
…となると標準車両の説明も必要になってきますが、これがなかなか複雑です。そもそも名鉄の車両は1975年頃まで2扉転換クロスシート車が続き、新製したら優等列車に投入し、後継車両の装備につれて捻出させた車両を広汎に運用する思索が取られてきたので、特急用、一般用という区別の概念がありませんでした(名鉄の特急列車は特急料金が不要で、後に指定席料金という形で“特別車”と呼ばれる車両が造られました)。
その後、6000系という3扉車が登場しますが、この時もクロスシートは残され、他社私鉄で主流だったロングシート車両は地下鉄直通車両に限定されていました。しかし1980年代になってくると混雑が激しくなって従来の車両では輸送力が不足し、オールロングシートの車両装備が続きます。その後、転換クロスシートとロングシートの両方を配置した車両も出てきますが(下写真参照)、2007年辺りになると、再度、転換クロスシート車両は特急車両のみへの装備となってきていて、他社私鉄と似たような考えになってきたのでした。名鉄のクロスシート主流という考えは、この地区はやはりマイカー普及率が高く、居心地の面を考えての事だったと思われます。
車内の変革も去る事ながら、外観をよく変える事でも名鉄は有名です。塗装に関しても、長らくスカーレット一色を採用してきましたが、最近ではステンレス車両が主流になってきました。ただ、装備につれてのマイナーチェンジが多く、その為に色々な外観の車両が存在するという事にもなっています。
そんなこんなで、岩倉駅に到着しました。同駅はかつて、小牧駅までの岩倉支線と、東一宮駅までの一宮線が分岐していましたが、いずれもバスに転換されています。岩倉市の玄関駅という事で、全車特別車のミュースカイも停車し、名鉄名古屋からの普通列車の約半数と、日中の鶴舞線からの列車は当駅で折り返します。
写真の通り、天気も完全に晴れまして、この先、柏森駅から扶桑駅まで“さんぽ”しましたので、ここでの写真を見ながら、また車両解説をしていきたいと思います。
まずは2200系(右上写真参照)です。中部国際空港が2005年2月に開港されるのに先立ち、名鉄空港線の開業の同年1月に運行を開始した特急型車両です。塗装は違えど、これとほぼ同じ外観のミュースカイ(後述)が全車指定席の特別車で構成されているのに対し、こちらは一般車4両を連結していて、特別車2両と共に6両編成が基本編成で運行されています。これらは外観上のデザインは揃えられていますが、車内は特別車(左下写真参照)、一般車(右下写真参照)で雰囲気はだいぶ異なります。
名鉄は、一時期は特急は全車特別車で、特急と同じ停車駅で一般車タイプの車両で運行の種別を“高速”と分けて設定していましたが、これらを“特急”として統合し、1つの列車に一般車と特別車が存在する編成に変えてきました。当初は本線だけの設定でしたが、犬山線も含め、支線である路線にも波及。全車特別車はミュースカイだけの設定となって現在に至っています。ちなみに2200系は、2015年に登場した3次車は、若干のデザイン変更が加えられています。
前述の、一般車と特別車の混在する編成として最初に登場したのが、1000系、1200系です。当初は特別車のみ1000系4両編成として登場しましたが、後に1000系とデザインを揃えた一般車1200系を製造し、1000系は前後2両ずつに分け、4両分の1200系と連結して6両編成の電車が出来上がったのでした。この時、特別車の向きは全て豊橋方向になるように揃えられています。
左上写真の特別車仕様が1000系、右上写真の一般車仕様が1200系です。共にこれらの車両は『パノラマ Super』という愛称が付けられています。かつての名鉄の代名詞的な列車でもあった『パノラマカー』の後継としての位置付けがなされていたのだと思います。これらの車両は最近、リニューアル化が進んでおり、塗装も大幅に変更。『パノラマ Super』と表示されていた部分も、LED行先方向表示器が取り付けられました(左下写真参照)。…とは言え『パノラマ Super』という呼称も継続しています。また、リニューアルを機に編成全体の総称を1200系としました。より複雑になったような気もしますが…(笑)。
特急に使われる車両はひとまず以上にして、今度は急行や普通列車に使われる代表的な車両である6000系を紹介しておきましょう。6000系が登場したのは1976年で、これが戦後の名鉄で初めての本格的通勤新造車だったので、他の大手私鉄に比べるとだいぶ遅い投入である事が分かりますが、それでもクロスシートは残されました。しかし、これが普通の座席より若干サイズの小さいもので、クロスシート部分は固定され、中央扉を境に車端を向くように配置されました。その後、回生ブレーキ付きの6500系へ移行。この時に正面のデザインが変えられ、左下写真のような顔付きになりました。こちらは4両固定編成が6500系で、2両固定編成が6800系と呼ばれます。
1989年から製造された車両からは大幅に車体構造が変わり、後述する3500系のようなデザインになりました。座席の形状やシートピッチの拡大、また、車幅自体も若干広げられています。その後も6000系列の装備は続けられていきますが、ついに1991年にの装備車からオールロングシート車が登場します。やっと(笑)文字通りの通勤車がデビューするわけです。
その後、この6000系列の最後のデザインを引き継ぎ、VVVF インバータ制御、電気指令式ブレーキ等の新機軸を導入して登場したのが上写真の3500系です。車内は、立ち席スペースを更に拡大させたロングシート車となっており、ラッシュ対策の究極の形まで持っていったと言えましょう。その改良版として、車体断面を卵形の形状から、側面を垂直の角張った形状に変更させて屋根の高さも上げたのが3700系、その2両編成バージョンが3100系となります。3500系列の最終装備は2000年の事で、その後の一般車はステンレス製の車両の製造になるので、名鉄のスカーレット色の新造車は、今のところこの系列で最後となっています(改造車は存在します)。
これら6000系列、3500系列は、当初は犬山線に優先投入されていました。前述したように犬山線が競合路線がなく、特にラッシュ時の混雑は相当なものだったようで、常時10分弱の遅れが起きていたようです。それらの列車を6000系に置き換える事で、遅れが発生する事は殆ど無くなったそうなので、やはり通勤車投入の効果は絶大だったと言えるでしょう。現在、6000系列の初期の車両の殆どは改造の上で三河線や瀬戸線等の支線に転用され、犬山線等の本線系列で見れる機会はグッと減っています。
最後に、左上写真の5700系(この他、車体は5700系と同じで、台車や電装品を流用させた5300系という車両もあります)も紹介しておきましょう。こちらは1986年に登場した車両ですが、6000系と違い、高速・急行列車用にターゲットを絞って造られた車両です。故に、2扉転換クロスシートという車両になります。…登場時は、特急列車の合間を縫って走る高速・急行列車の近代化に貢献し、名古屋本線の主力車両として活躍しましたが、特急用として前述の1200系の登場(高速➡特急に1本化)に伴って第1線からは退かざるを得ず、その後にパノラマカー等の車両が全廃されると、特別車以外の2扉車は本系列だけになりました。現在では、ラッシュ時の邪魔にならないよう、どちらかというと普通列車メインで黙々と走り続けている感じです。一部車両は既に廃車も出ており、名鉄の最後の“豪華な一般車”として、記録に留めておきたいものです。…そんなこんなで、扶桑駅に着きました。
木津用水駅を出て犬山市に入り、犬山口駅へ。そして右から小牧線(右上写真参照)、広見線(左上写真参照)が合流すると犬山駅となります。ここは運転上のの拠点駅であり、列車が頻繁に発着します。この先、犬山線の終点の新鵜沼駅から先は各務原線となりますが、それらの列車も犬山駅を始発・終着としているものが多く、犬山線の普通電車も当駅を始発・終着としているものが多いです。また、地下鉄鶴舞線からの列車は、この犬山駅より先には基本的には運行されません。勿論、路線上の起点・終点である小牧線や広美線もここを始発・終着としているので、つまりは犬山駅は、4方向の電車の始発・終着駅という機能を有している事が分かります。
犬山市の玄関駅であると共に、観光の拠点ともなっていて、その中でも犬山城の知名度は群を抜いています。犬山城へは、この先の犬山遊園駅の方が距離的には近いのですが、犬山駅からは犬山城下町通りとして徒歩街道が整備されているので、こちらのルートの方がお勧めです。
そして、その犬山遊園駅へ。元々は日本モンキーパークへのアクセス駅で、モンキーパーク園内までの犬山モノレールが発着していましたが、老朽化の為に2008年12月に廃止されてしまい、現在は犬山駅東口からバス利用となっています。観光駅らしく、駅構内は広めにとられていますが、犬山線の駅では犬山口駅の次に利用者の少ない駅です。それでも全種別の列車は停車するので、例えば名古屋方面からこの先の岐阜方面に乗り継ぐ場合、犬山駅や新鵜沼駅では階段での乗り換えが発生する場合が多いのに大して、当駅はシンプルな配線故に必ず同じホームで乗り継げるので、改札を通らずに当駅で乗り換える乗客が一定数いるのだとか…。
犬山遊園駅を出ると、すぐに木曽川橋梁を渡ります。この橋はかつて、路面電車のように道路に線路が敷設されていて、しかもその道路は幹線道路でした。最大8両編成の列車が頻繁に行き交う割りには橋梁は狭く、電車の通行が車の通行の妨げとなり、そこで発生した渋滞が今度は電車の通行に妨げに…と、運行の妨げになる事が多かったのですが、2000年3月についに道路専用の橋梁が架けられ、旧橋は鉄道専用橋となったのでした。その後、この橋は改良され、かつての面影は殆ど残っていません。
中部国際空港からの全車特別車ミュースカイ(右上写真参照)も、この橋梁を渡ります。進行方向左手には、木曽川沿いの丘の上に犬山城が臨めます。犬山城は個人的にもまだ行った事が無かったので、今回、思い切ってそこへも“さんぽ”してみました。なかなか大変でしたが(笑)、天守閣からの眺め(左下写真参照)もまた格別でした。写真の木曽川を挟んで右側に犬山遊園駅があり、左側が岐阜県鵜沼市となります。
つまりは木曽川を渡ると、終点の新鵜沼駅はすぐになります。構内は広く、3面5線もあり、以前はこの先のJR高山本線へ通じる短絡線があり、名鉄名古屋駅発着の特急『北アルプス』号が乗り入れ、高山方面まで通じていました(2001年に廃止)。この駅のすぐ先に見えるのがJRの鵜沼駅です(右下写真参照)。
ホームの3番線〜5番線は行き止まりとなっていますが、1、2番線の線路はこの先も各務原線として続いてきます。こちらの路線は新鵜沼駅を出ると、すぐにJR高山本線と併走し(左下写真参照)、この競合は終点の新岐阜駅(JRは岐阜駅)まで続きます。
これで犬山線の“さんぽ”は終了となります。名鉄は鉄道会社としての規模が大きく、故に車両やそれぞれの路線を取り上げるだけでも大変な作業となってしまいますが、少しでも名鉄の魅力が伝わって貰えたら幸いです。勿論、名鉄の路線はこれだけではなく、他にもとても魅力的な路線が揃っています。これらの路線もいつか取り上げられたらと思いつつ、その頃にはどのような車両が主力として走っているのか、興味が尽きません。まずは自分に…お疲れ様でした(笑)!
☆名古屋鉄道のHP…http://top.meitetsu.co.jp/

5月16日(木)