先日、自分のピアノトリオのリハーサルをやってきました。言うまでもなく7月3日(日)に水道橋東京倶楽部で予定されている、新作CDアルバムのレコ発ライブの為で、集中力を持ってガッツリとやってきました!…選曲は勿論、そのCDに入っている曲全てであり、他にカバー曲を少々…という感じです。メンバー3人でちゃんとスタジオに入るのは久し振りでもあるので、変に新鮮な雰囲気を覚えましたが(笑)、このトリオで音を出せる喜びを、改めて感じたものでした。ライブにも、良いコンディションで迎えられそうです。
さて、何度も伝えさせて頂いていますが、改めまして、ライブ詳細です!
★7月3日(日)水道橋東京倶楽部
Open…13:00~、Start…13:30~、2ステージ
Charge…3000円(飲み放題!)
Member…(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之
昼から飲んで(笑)、楽しみましょう♪…どうぞよろしくお願いします!
…そしてそして、今朝方の出来事ですが、、、
CDが無事に自宅に届きました!
…ギリギリの到着だった事はさて置き(笑)、見ての通り、星が散りばめられております☆☆7月3日(日)から販売を開始させて頂き、値段は2500円なります(収録曲数は全7曲ですが、約65分もの長さがあります♪)。…自分で言うのも何ですが、本当に楽しい作品が仕上がりました。アルバム・タイトルにある“Fingers Dance”とあるように、トリオ・メンバーそれぞれの攻勢が手に取るように、踊るように?分かります(笑)♪…是非楽しみにしていて下さい!
基本、鉄道さんぽを行う時の天候は晴れが良いです。空も明るく、太陽が鉄道車両を照らしてくれるお陰で写真も綺麗に写り、何より“さんぽ”ですから、雨ですと足が鈍ってしまいます…。しかし、鉄道路線の中には、雨という天気が似合う路線もいるもので、今回取り上げた箱根登山鉄道もその1つではないでしょうか。
箱根登山鉄道は御存知の通り、小田原市と箱根町を結ぶ鉄道で、日本では珍しい本格的な山岳鉄道でもあります。特に、本格的な山岳区間となる、箱根湯本駅から終点の強羅駅までの間は、距離にして9km程の間に約440mも登り、粘着鉄道(普通鉄道)としては日本で最も急な勾配である、80‰(1000m進むごとに、80m高くなる坂です)という坂が、至る所に存在しています。箱根登山鉄道は、鉄道線の他に鋼索線(ケーブルカー)も有していますが、今回は小田原駅~強羅駅間の鉄道線のみを取り上げます。
沿線は温泉街も多いですが、箱根湯本駅より先は険しい山の中…という感じで、視界も開ける事はなかなか無く、しっとりとした風景が似合う区間でもあります。また、沿線には職員の手で植えられたアジサイが多く見られ、それが雨の似合う路線…とも言える所以でもあります。今回さんぽを実行した日は曇り時々雨…という天候で、霧も多く発生しており、箱根登山鉄道らしい風景を演出してくれました。多くの写真と共に、その魅力を伝えられたらと思います。
●日時…2011年6月26日 ●路線距離…15,0km ●駅数…11駅
箱根登山鉄道の起点となる駅は小田原駅ですが、現在、それが分かる人は数少ないのではないでしょうか。…と言うのは、現在は箱根登山鉄道の車両は、小田原駅には乗り入れてきていないからです…。どういう事かと思うかもしれませんが、現在、路線の小田原駅~箱根湯本駅間は、小田急電鉄の車両のみによって運行されている状態なのです。
元々は箱根登山鉄道の車両だけで運行されていたその区間に、小田急電鉄が乗り入れてきたのが1950年の事…。これによって新宿駅と箱根湯本駅間は1本化され、直通列車も走り、大変便利になりましたが、お互いにレールの幅が違うので、小田原駅~箱根湯本駅間は、どちらの車両も走れるように、三線軌条という、全部で3本のレールが敷かれていたものでした。
ただ、箱根登山鉄道の車両は、急勾配、急カーブに備えて造られている為にサイズが小さく、小田急の車両とは輸送力に相当な差が出ていました…。また、バリアフリーの問題もあってか、2006年3月以降は、箱根登山鉄道車両は箱根湯本駅~強羅駅のみの運行とし、小田原駅には顔を出さなくなりました。この時、3線あったレールも、小田急サイズのレールを残して撤去されたので、物理的に小田原駅に行く事すら不可能になっています。
それ以降、小田原駅~箱根湯本駅間は、小田急の車両によってのみ運行されるという不思議な区間になるのですが、一部、小田急の車両も、箱根登山鉄道に合わせた塗装に変更された車両を登場させ、その路線ブランド維持に努めています。ただ、箱根登山鉄道の路線図を見てみると、小田原駅~箱根湯本駅間は“小田急電車”、箱根湯本駅~強羅駅間は“箱根登山電車”と称しているので、その運行形態からも、これが一番分かりやすいのでしょうね…。確かに、“登山”と連想出来そうな区間は、箱根湯本駅以降の区間でもありますし…。
…というわけで、小田原駅は箱根登山鉄道の起点駅でもありますが、やはり駅の雰囲気というのは小田急電鉄…という感じは否めません…。ただ、新宿駅から小田急ロマンスカー等でこの駅を過ぎると、単線区間に入り、急に速度を落として、それは慎重に走っていく感じになるので、やはり小田急電鉄の路線とは一味違う部分がこの先には存在しているのです。
1つ目の箱根板橋駅の手前では、半径160mの急カーブがあり、ここの速度の落としっぷりは特筆ものです(笑)。島式ホームの当駅ですが、下り線側にはもう1つ、小さいホームが存在しています。これは、かつての登山鉄道車両用のホームで、三線軌条だった時代の時に、登山鉄道車両と小田急車両が駅に着くと、その車両サイズの違いから、ホームと車両の隙間が大幅に空いてしまうという状況が生まれてしまい、この専用ホームを使っていたのです。1本レールが外されてしまった今(右上写真の左側の線路に、その跡がありますね)、このホームは使われなくなってしまいましたが、かつてここに箱根登山鉄道の車両が来ていた…という事を伝える大事な存在でもあるかもしれませんね。
さて、小田原駅~箱根湯本駅間は“平坦区間”とも呼ばれ、まだ山岳路線というには早いような雰囲気でもあるのですが、それでも40‰という勾配も存在しますし、この区間を小田急電鉄の車両が走っているといのも、なかなか面白い光景ではあります。
風祭駅を過ぎ、入生田駅に到着する手前の右側に箱根登山鉄道車両用の車庫が見え、ここからは昔のように、三線軌条となって進みます。ただ、ここと箱根湯本駅間を走る登山鉄道の車両は回送列車のみで、営業運転列車はありません。それでも三線軌条を手軽に見れる区間としても、この区間は貴重と言えるかもしれませんね。更に急勾配、急カーブが続いて、速度も落として走る区間でもありますが、左側に早川が見えてきて並走し始めると、小田急列車区間との分岐点、箱根湯本駅に到着します。
今回、さんぽを行った日は日曜日でもあったので、箱根湯本駅は大混雑という感じでした…。無理も無い筈で、ここまでの列車は、普通列車で4両、特急列車で6両相当の列車から、登山鉄道車両が2両又は3両の編成になってしまうからです。また、1両の長さ自体も小さく、小田急車両は20mに対し、後者は15m程です。登山鉄道車両はラッシュ時のような状態は必至で、中には整理乗車を行っている列車すらありました。ここで「車で来ていれば良かった」と思う人もいますが、ここにはメインの道は国道1号線の1本しかなく、こちらは渋滞が必至という状態です…。果たして、どちらを取るべきか…(笑)。
…という事で、この先は混雑必至の箱根登山鉄道車両のみの運行となります。小田原駅寄りの区間は物理的に登山鉄道車両の乗り入れが不可能になりましたが、ここからは、小田急車両の乗り入れが物理的に不可能となるわけです。それは、列車が箱根湯本駅を出てからすぐに現れる、例の80‰の急勾配(右上写真参照)を見れば明らかです。箱根登山鉄道の車両は、1両の長さが約15mと書きましたが、これでこの坂を登ると、1両の前と後ろでは、約1mの高低差が付く計算になります。3両編成ですと、約3mもの差です。車内にいても、吊革が斜めになる事から急勾配である事が分かり、今回のような日曜日ですと、観光客は早速大はしゃぎ…という感じではないでしょうか(笑)。
列車は黙々と登っていきますが、ほんの数百メートル走ったところで、湯本駅の温泉街が遥か下に見えるようになり、勾配のキツさを実感させます…。そのままトンネルを入ったり出たりを繰り返し、塔ノ沢駅に到着します。ホームの両側をトンネルに挟まれており、山の奥という雰囲気が満点の駅でもあります。
実際、この駅に列車以外で人が到達するには、国道から約5分程、歩行者用通路を通っていかなくてはなりません(唯一の、終日無人駅でもあります)。車等の乗り入れもまず出来ず、小田原寄りのトンネルを拡張した際の作業の大変さが想像出来ますが(手掘りを余儀無くされたそうだとか…)、自然真っ只中の駅でもあり、是非一度降りて、その雰囲気を体験して頂きたい駅でもありますね。
駅を出ると、すぐトンネルに入り、更に勾配を登っていって、今度は早川橋梁という橋を渡ります。これは、通称“出山の鉄橋”と言われていて、深さ43mの渓谷を渡る、箱根の観光名所の1つともなっています。紅葉時には、橋上で減速や停止も行われていて、車内にいるお客さんは一斉に外に向けてカメラを撮り始める場所でもありました。
ここは、付近に架かる道路橋からも眺められる、有名撮影ポイントでもあったのですが、現在は封鎖されてしまい(その奥に通じる旅館が閉鎖されたからです…)、そこからの撮影は不可能になってしまいました。なので、現在は左下写真のような感じが限界ですが、若干無理がありますね…。素晴らしい景観を誇っていた場所なだけに、残念です。
早川橋梁を渡り、更にトンネルに入り、今度は左にカーブします。そのまま180度程は進行方向が変わったかと思うと、出山信号所に到着します。谷側には、先程通った早川橋梁が遥か下に見えて、こんなに登ってきたのか(実際、こことの標高差は50~60m)と実感させられるポイントでもあります。ここで最初のスイッチバックを行います。
スイッチバック…つまり、列車の進行方向が変わるのです。この先は、ただの直線の坂では、いくら登山鉄道車両でも登れない地形の為、こうして山を登っていく手法が使われており、この鉄道では終点まで、このスイッチバックが3回行われます。当然ですが、スイッチバック時には運転手と車掌の場所も入れ替わるわけで、御丁寧にその足で、列車の前から後ろまで、信号所に敷設されている小さなホームのようなものを通って移動しています。そして、やっとの事で列車が発車しますが、この次の大平台駅まで、塔ノ沢駅から直線距離にして1,6~1,7kmにも関わらず、例のスイッチバックや急カーブ、急勾配もあったりするので、列車は15分も要しています。ちなみにこの1駅で、列車は184mも登っています。
さて、大平台駅の標高は349m。この日、霧が発生してきたのも、この高さになった辺りからだったでしょうか…。この駅はスイッチバック駅になっており、大平台駅に到着する直前に、左から線路がやってきて、頭端式のホームに到着する…という感じです。この駅では是非列車から降りて、色々と沿線風景を見てみたいものです。
雨はギリギリ降っていない…という感じですが、霧の発生は本当に気紛れで、少し前は景色がくっきりと見えていたのに、次の瞬間には100m先は何も見えない…という状況にもなってしまったり…、鉄道の写真を撮るには不向きの条件でしたが、薄めの霧ぐらいですと雰囲気は抜群なのもまた事実です。しかし、自然発生的なものなので、その予測は不可で、暫くはそことの戦いの時間が続いたものでした。
霧が濃い状態ですと、鉄道が近付いて来るのかさえ分からなくなってしまうのですが、耳を澄ますと、あの独特の箱根登山鉄道の車両の音が聞こてくるのです。大平台駅を出発した電車は、また坂を登り始めますが、すぐに上大平台信号所に到着し、ここで3度目のスイッチバックを行うので、この付近では行ったり来たりを繰り返すのか、走り去っていった鉄道の走行音が、また少し経つと聞こえ始める…という状況になるのです。目で見るだけでなく、耳で聞くだけでも、スイッチバックという独特のシステムを感じる事が出来る…。霧は、そんな面白い環境も作ってくれていたようでした。
上写真は、そんな上大平台信号所の写真で、最後のスイッチバック・ポイントでもあります。ここまで全部で3回のスイッチバックがあったので、箱根湯本駅を発車した時点とは、逆の進行方向になっている事にも注目です!…この先、トンネルを抜けると仙人台信号所となりますが、ここはスイッチバックではないものの、必ず一旦停車します。そして再び国道1号線と並走し始めますが、山肌に沿ったルートを敢えて通している為に、急カーブ、急勾配はやはり続きます。特に、右下写真のカーブは、半径30mという相当なもの。3両編成の場合、先頭車と後尾車の角度は120度にもなるそうです。
このまま徐々に高度を上げていき、宮ノ下駅に到着します。ここの標高は448mで、大平台駅からは約100m上がってきた事になります。やはり、直線距離では1km強ぐらいしか離れていませんが、ここまで10分くらいは要します。宮ノ下駅は、宮ノ下温泉や堂ヶ島温泉等がある場所であり、あの有名な富士屋ホテルもあるので、なかなか乗降客の多い駅でもあります。
この駅には、ホーム自体にアジサイが植えられていて、自分も途中下車をしつつ、色々と写真を撮っていたのですが、霧が一気に濃くなったり、それらが逆に全く晴れてしまったり…あまりに刻々と状況が変わるので、ついつい1時間程滞在してしまいました(笑)。箱根登山鉄道の運転本数は、1時間に上下4本ずつが基本なので、意外とシャッター・チャンスには恵まれているのですが、天候にはやはり勝てません。ひとまず、上下4枚の写真が、宮ノ下駅付近を表している写真になっているかなと思います。
さて、宮ノ下駅を発車し、1,3kmの距離で87mを登り、標高535mの小涌谷駅に到着します。更に登っていき、左に、右にと急カーブで進路を変えていきますが、その後は箱根登山鉄道では珍しく直線が続き、緩い登り勾配で彫刻の森駅に到着します。有名な、彫刻の森美術館の最寄駅です。ここの標高は551mで、そろそろ終点も近付いてきた感じになります。
ここまで見てきたように、箱根登山鉄道の車両は、一般的な鉄道車両より少し小さ目なのがお分かりかと思いますが、それも急カーブ、急勾配に対応させる部分があっての事です。急カーブ時は、車輪とレールの磨耗を防ぐために、散水を行いながら走行してます(つまり、水を蓄えるタンクが装備されているのです)。また、電車の走行、ブレーキに使用している抵抗器は、下り坂での発電ブレーキで使用の際に大量の熱が発生する為、冷却しやすい用に屋根上に搭載されています(…なので、新しい車両に掲載されているクーラーは、車内に装備されています)。
さて、彫刻の森駅を発車すると、ここからは平坦な道のりが続きます。急カーブも途中1ヶ所のみで、それまでの重い走行音も一転して、軽快に終点を目指していく感じです。そんな状況も束の間、ほんの2分程でで終点、強羅駅に到着です。ここの標高は553m。小田原駅の標高は26mなので、527mも登ってきた事になりますが、これぞ山岳鉄道と言える数字かもしれませんt年。周辺には温泉街もあり、色々な施設も多いですが、この先はケーブルカー路線もあり、各方面に向かうバスの路線もあるので、箱根観光の拠点ともとれる駅にもなっているのかもしれませんね。いつも賑わっているイメージがあります。
今回の“さんぽ”はここまでです。箱根登山鉄道は、これまでに何度も乗っていますが、今回程途中下車をしたり、駅間を歩いたりをした事は無く、なかなか楽しい時間でした。天気にも恵まれて(ここでいう恵まれる…とは、霧だったり、それが晴れたりと、色々と変化があった事を指します…笑)、箱根登山鉄道の魅力的な側面を映し出してくれたかもしれません。
このままケーブルカーに乗って、ゴンドラに乗って…、箱根観光を楽しんでしまいたいところですが(笑)、いつの間にか午後5時くらいになっていたので、これで引き返します。今度またゆっくり来よう…。そう思えただけでも十分なくらい、充実した箱根登山鉄道の“さんぽ”だったと思いました♪
☆箱根登山鉄道のHP…www.hakone-tozan.co.jp/
昨日は、経堂にある Crazy Love でサックス・カルテットのライブでした。…と書くと、いつものような感じで行われた…と思われてしまいそうですが、この日は自分にとっては一味も二味も違う日でした。それは、演奏メンバーに大きな意味が隠れていた様に思います。
この日の出演者はというと、ピアノは自分、テナー・サックスに青木秀明さん、ベースに吉木稔さん、そして、ドラムに大島洋さんです。このメンバーは実は、このお店で自分がライブを始めた頃(それは同時に、自分がジャズを、ちゃんとしたお店で人前で演奏するようになって…という意味を指します)に何度か組んだメンバーでもあり、それはもう6年~7年くらい前の話しになってしまうと思うのですが(ブログもまだ始めていないくらいです)、とにかく、自分に刺激を与えて貰っていたバンドでもありました。
演奏面も勿論そうなのですが、お店での過ごし方と言いますか(笑)、あの頃は演奏開始時刻がやたらと遅く、21:30ぐらいから1ステージ目が始まって、1時間強の演奏をし、それがそのまま3ステージ…。終わると既に1:30ぐらいになっており、当然自宅に帰れる筈もなく(たまに車で送って貰ったりもしてましたが…)、朝まで飲みあかし、当然、始発コース…。
いや、あの頃は、ジャズのライブとはこうやって過ごすものだと、どこかしたら思っていた自分もいるわけで…(笑)、今思うと微笑ましい限りですが、そういった刺激も知らぬ内に貰っていたという事でしょう。色々な意味で、強い自分になっていけたのではと思います。
そんな思いに駆られながら迎えたライブ…。やはり当時と変わらず、自分が思った以上に刺激を受ける日となりました。細かく説明するのは難しいので省きますが、ただ言えるのは、この日の全3ステージ、集中力を持って本気でピアノに打ち込めた時間だったという事です。その分、ステージが終了すると力が抜けてしまいましたが…(笑)。やはり、あの時のライブは1つ1つ意味があったのでしょうね…。どうもありがとうございました!
☆経堂 Crazy Love のHP…www.jazzbar-crazylove.com/
梅雨空と思ったら、最近は蒸し暑い日々が続き、いよいよ本格的な夏に到来するかという感じではありますが、そんな暑さにも負けずに(笑)、ライブスケジュールを載せたいと思います。7月はやはり自分の新作CDレコ発ライブが大きなイベントとなりますが、それに纏わるライブも数多いので、色々と見逃せません!…フルートの西仲美咲さんも、この7月にCD発売を行うとしており(7月18日です)、やはりライブも沢山予定しているので、同じく躍進の月となる事でしょう。どうぞよろしくお願いします!
●7月1日(金)横浜 Hey-Joe
Open…18:30~、Start…19:30~2ステージ
Charge…予約2500円、当日2800円(共にドリンク別)
Member…(G)若林大道、(As)山上祐子、(Key)竹内大輔、
(B)神戸芳郎、(Ds)吉田昭子
昨年の12月に自分が参加させて頂いた、“クリスマスまで待てないセッション”
…というライブがあったのですが〔初顔合わせでセッション・ライブ! 参照〕、
またの顔合わせが実現しました。名付けて、“夏祭りまで待てないセッション”
です(笑)。今回はボーカルの方はいないようなので、インストでガンガンに
飛ばしていく内容になるのではないでしょうか?…夏を感じさせていきましょう♪
●7月2日(土)経堂 Wonder Land(食べログのHP)
Start…20:00~2ステージ
Charge…3000円(ドリンク別)
Member…(Fl)西仲美咲、(Pf)竹内大輔、(Ds)和丸
久し振りの、経堂 Wonder Land でのライブです。そんなに大きくない居酒屋
スタイルのお店なのですが、和丸君はここで“ドラム”として参加。いつもと
変わらぬ、気迫あるライブが楽しめると思います。ここは是非お酒を堪能して、
楽しい夜の音楽の世界に触れて頂きたいものです。自分も便乗します(笑)。
★7月3日(日)水道橋東京倶楽部
Open…13:00~、Start…13:30~、2ステージ
Charge…3000円(飲み放題!)
Member…(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之
ついにこの日がやってきます!…正真正銘、竹内大輔ピアノトリオの新しい
CDの発売日となりまして、いわゆる“レコ発ライブ”としてやらせて頂きます。
場所はジャズ・バーとしては老舗にあたる、水道橋にある東京倶楽部…。
自分は初めて出演するお店ではありますが、この日はお店を貸し切る方式で
やらせて頂くので、ちょっと普段のお店のライブとは雰囲気が異なるかも
しれません。…ですが、お店にそのままお越し頂ければ大丈夫です。日曜の昼間
という時間帯も目新しいですが、ある意味で色々な方にも足を運んで頂けるのでは
ないかと思っています。CD発売は勿論この日が最初で、演奏も恐らく、その中の
曲を中心にやっていく事でしょう。レコ発ライブ…と言うのは、作品が生まれる
瞬間に立ち会える時間でもあり、自分自身としても凄く楽しみで仕方ありません。
是非お越し下さいませ!…そして、チャージにも注目下さい。飲み放題となって
います(笑)。日曜の昼間ではありますが、この際?弾けちゃいましょう(笑)♪
●7月3日(日)阿佐ヶ谷 Next Sunday
Open…18:15~、Start…18:30~、自分達の出番はまだ不明
Charge…前売り1800円、当日2000円(ドリンク別)
Member…(Vo)鹿嶋敏行、(Pf)竹内大輔
レコ発ライブの後、自分は別の場所に移動して、ボーカルの鹿嶋さんとライブを
やってきます。こちらもお勧めです♪…鹿嶋さんの知り合いで、写真家であり、
イベンターでもあるという方の企画した“夏空夢人”というのが今回のイベント名
となっていて、久し振りにシャンソン系の曲が多くなっていくとか…。周りの
雰囲気を受け、それをそのまま音にする事で、濃い時間が作っていけそうな
感じがしています。集中して、でもリラックスして…やっていきたいと思います!
●7月5日(火)、7日(木)、8日(金)、
14日(木)、20日(水)赤坂 Kuro
1st.…21:00~、2nd.…22:00~、3rd…23:00~、
Charge…詳細不明
Member…(Vn)Tsukasa(7日、14日、20日のみ)、
(Vo)石川早苗(5日のみ)、(Vo)白石恭子(8日のみ)、
(Key)竹内大輔
7月は5回やらせて頂く、お馴染みの赤坂 Kuro です。7月は、Kuro が赤坂に
移転してきた月でもあり、今年で2年が経ちました(早いと言えば早いですよね)。
色々な企画が用意されているかもしれませんので、どうぞお立ち寄り頂けたらと
思います。石川早苗さんとも、久し振りですね!…お待ちしておりました♪
●7月6日(水)渋谷 Space Shower TV The Diner
Open…11:00~、Start…19:00~、21:00~、
Charge…特に無さそうですが、要食事注文です
Member…(Vo)彬子、(Key)竹内大輔
珍しく、ボーカルの彬子さんと、デュオという形態でライブを行ってきます。場所は
渋谷にあるお店ですが、レストランという雰囲気の中にステージがあるという、
なかなか自分としては特殊な状況でのライブとなりそうです。ここでは、彬子さんの
オリジナル曲も勿論ですが、カバー曲も数曲演奏していく予定でもいますので、
お馴染みのバンドでのライブとは結構異なった空間が作り出せるのではないかと
思っています。美味しい食事を頂きながら、どうぞライブをお楽しみ下さい!
●7月12日(火)六本木 Morph-Tokyo
Open…18:00~、Start…18:30~、自分達の出番はまだ未定、
Charge…前売り2400円、当日2900円(共にドリンク別)
Member…(Vo)彬子、(Key)竹内大輔、(G)寺岡佑、(B)相澤卓也、(Ds)Soki
そして、こちらがバンドスタイルでのライブです。こちらは勿論オリジナル曲が
メインですから、6日(水)のライブとはまた違った楽しみ方が出来るのではと
思います。そして、恐らく新曲もまた書き上げられる事でしょう。今度はどんな
曲に仕上がるのか、自分自身でも楽しみです。そして、前回ライブに引き続き、
今回もギターの寺岡佑に入って貰う事になりました。色々な可能性を模索
しつつ、また新しいサウンドがお届け出来ればと思います。よろしくです!
★7月13日(水)中目黒楽屋
Open…18:00~、Start…19:30~、2マンライブ、自分達の出番は2バンド目、21:00~
Charge…前売り2500円、当日3000円(共にドリンク別)
Member…≪Deep River≫(Sax)郷原繁利、(Pf,Key)フジワラミエ、
(B)田中啓介、(Ds)佐々木俊之
≪竹内大輔ピアノトリオ≫(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之
自分としては珍しい、対バン(2マン)ライブ企画です!…お相手は、サックスの
郷原君がリーダーを務めている Deep River です。この後紹介する北海道の伊達
でのライブで、一昨年と昨年に Deep River が出演しまして、そこからの紹介も
あり、今年は自分のピアノトリオが行かせて頂く事になったのですが…、行く前に
一緒に音くらい出しておきたい思いがあり、今回のライブが実現する事になりました。
Deep River と自分のピアノトリオでは、大きな共通点が1つあります。それは、
ジャズという音楽を主軸にしながらも、それぞれの世界観を組み入れ、独自の世界に
変えてしまっているという事です。自分がクラシックの要素を組み入れているならば、
Deep River はどこか日本的というか、そんな要素が感じられるように思います。
そんな2つのバンドのジョイント・ライブは、本当に貴重です。お見逃し無いように!
勿論、ただ2つのバンドが交互に演奏するのではなく、自分や郷原君を入れ替えて
演奏する事も考えていますので、どうぞお楽しみに!…ひとまず、どちらのバンド
にも出演するドラムのトシさんに、今の内に声援を送っておきましょう(笑)!
●7月15日(金)経堂 Crazy Love
Start…20:00~2ステージ
Charge…2500円(ドリンク別)
Member…(Vo)平尾由美、(Pf)竹内大輔、(B)トオイダイスケ、(Ds)倉橋利幸
ボーカルの平尾由美さんと、またまた久し振りに Crazy Love に出演します。
こうしたスタイルでここのステージに立つのは、まだ3回目ではありますが、回を
重ねる毎に良くなっている感じがあるので、この時もどのように攻めていくのか
楽しみです。ベーシストが若干変わりますが、それもまた新鮮で良しですね!
●7月16日(土)町田 Coffe & Jazz Noise
Open…10:30~、Start…18:00~、19:00~、
Charge…無料!(要飲食オーダー)
Member…(Sax)副田整歩、(Pf)竹内大輔、(B)儀保努、(Ds)森田一行
町田にある老舗ジャズバーで、サックスの副田君に誘われ、サックス・カルテット
編成としてライブを行います。勿論、演奏するのもジャズ系の曲ばかりで、
それを副田君と行うというのは、意外にも珍しいパターンだったりするので、
この日は貴重な1日になるかもしれません。サックスにもノーマイクだそうで、
大人なサウンドを目指していきたいところです。また、ミュージック・チャージが
フリー(要オーダー)という事なので、是非気軽に足を運んで頂きたいものです!
●7月18日(月・祝)三軒茶屋 Obsounds
Party…14:00~18:00
会費…4000円(飲み放題、軽食、MC 込み)
Member…(Fl)西仲美咲、(Pf)竹内大輔、(Ds)和丸
フルートの西仲さんの、CD発売記念パーティー・ライブです。CD発売もこの日から
行う事にしており、この日は海の日でもあるという事で、正に西仲さんらしい発売日
ではないでしょうか。詳細を見て貰えれば分かるように、この日はパーティー形式で
行われ、料金にはドリンクも軽食も、ミュージック・チャージも、全て込みの値段と
なっています。写真のように、綺麗な写真を載せているフライヤーも出来上がって
おり、その世界観は確かなものが感じられそうです。皆で一緒に盛り上げましょう!
●7月21日(木)吉祥寺 Manda-la 2
Open…18:30~、Start…19:00~、自分達の出番はまだ未定、
Charge…2000円(ドリンク別)
Member…(Vo,G)丸本達也、(Pf)竹内大輔
ギター・ボーカルの丸本さんと、デュオ編成でライブをやっていきます。丸本さんとは
既に長い事一緒に演奏させて貰っていますが、1つ1つのライブの間隔が開き過ぎて
いた部分もありました。それを踏まえてなのか、今後暫くはコンスタントにライブを
行っていくようです(早速8月にもライブは予定されています)。確かに高頻度でライブ
を行うと、また違った側面で自分達の演奏が見えてくる部分もあり、良い傾向なのかも
しれませんね…。そんな思いの詰まったライブという事で、気合を入れていきましょう!
★7月23日(土)伊達紋別だて歴史の杜カルチャーセンター(伊達市のHP)
Oepn…14:30~、Star…15:00~、
Charge…前売り500円、当日600円、高校生以下無料(要整理券)
Member…(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之
有難い事に、北海道の伊達市にあるカルチャーセンターで、自分のピアノトリオが
演奏させて頂ける事になりました。これは、NPO 法人の伊達メセナ協会という
団体があるのですが、そこが毎年企画しているイベントで、東京で活躍している
無名の(ここが重要…笑)バンドを呼んで、皆に見て頂くという趣旨でやっています。
伊達市は、“北海道の湘南”とも言われてまして、わりと寒さが厳しくない所でも
あり、北海道では数少ないビーチも存在する所です。街にも結構活気が見られ、
そんな特徴的な所で演奏出来るのは、本当に嬉しい事ですよね。チャージも
安いですし、本当に色々な方々に見て頂きたいです。北海道でお待ちしてます♪
●7月24日(日)恵比寿 Jan Ken Pon
Open…19:00~、Start…20:00~
Charge…男性2100円、女性1575円(ドリンク、サービス料別)
Member…(Vo)Na-Key、(Key)竹内大輔
初めてのお店で、ボーカルの Na-Key さんとライブです。ここも、普段はバンドの
スタイルでライブを行うようなお店ですが、自分達はアコースティックな感じで
やっていきたいと思います。他にもボーカル、楽器の方はいらっしゃって、その
方達と交互に出演するような感じになると思うのですが、そうなると1ステージ
あたりの時間は結構短いのかも…。変化の激しいライブになると予想してます!
●7月26日(火)お台場 Grand Pacific Le Daiba、Bar G & G
Open…18:15~、Buffet Start…18:30~、Live Start…20:00~、21:15~、
Charge…6000円(Buffet 込み+1ドリンク)
Member…(Vo)Na-Key、(Pf)竹内大輔、他?
お台場のホテルのプライベート・バーにて、またまた Na-Key さんとライブを
行わさせて頂きます。ビュッフェ付きのスタイルとなっていて、食事が取り放題
という中で演奏を行うのだとか。実は7月25日(月)~7月30日(日)の
6日間は色々な出演者が出揃う期間ともなっていて、日によって異なる音楽の
世界が楽しめそうな感じです。そのうちの26日(火)を自分達が担当するという
事で、自分達らしさが存分に出せたらと思いますね。この日もまた即興性の
音楽で攻めていく事になるのでしょうか。楽しい時間を過ごせそうな気がします♪
●7月27日(水)吉祥寺 Meg
Opne…12:00~、Start…19:30~2ステージ
Charge…2000円(+ミニマム・オーダー…1260円)
Member…(Fl)西仲美咲、(Pf)竹内大輔、(Ds)和丸
7月は、西仲さんとのライブが目白押しです。この日はお馴染みの Meg での
ライブですが、西仲さんのCDを発売して、記念パーティーとか以外で、初めて
披露するライブになるのだと思います。つまりは、お客さんによっては、既に
CDで耳を慣らしてきた方にお越し頂き、それらの曲のライブ・バージョンとして
お届けするような形になるわけで…。なかなか面白い状況ではないでしょうか。
いつまでも新鮮な気持ちでやる事は、ジャズの基本中の基本ですからね!
…こんな感じで、CD発売に関するライブが結構占める事になりました。今まで以上に自分にとって刺激のある月になりそうです。CDも含めて、ライブもどうぞ皆さん、楽しみにしていて下さいませ!
昨日は、神奈川県の新百合ヶ丘にある Route 66 というお店にて、結構久し振りのボーカルの Na-Key(ナオキ)さんとライブをやってきました。ここは自分は初めて訪れるお店でしたが、Route 66 という店名が示すように、普段はオールディーズ系やディスコ系、ソウル系等を中心としたライブが行われている所のようです。しかし今回の演奏メンバーは、自分とナオキさんの2人だけ…。どうやらアコースティック・ライブと謳われているライブのようで、お店的にも、いつもとは少し違う雰囲気を求めている感じもありました。成程…、だとすると、逆に自分達の編成らしい事をやっていった方が良いのかもしれません。何となく、幾分リラックスした感じで臨めたとも思います。
今回は全部で3ステージが予定されていましたが、演奏する曲など、もう正にステージ上のその場で決めるという感じでやっていってしまいました(笑)。ナオキさんらしい進め方ではありますが、演奏する自分はドキドキものです…。一応、お店で軽いリハーサルも行ったのですが、それらの曲は逆に、取り上げる事も殆ど無く、言うならばぶっつけ本番に近い感じでした。
これは、ナオキさんとデュオで演奏する時の昔からのスタイルなので(結果的に…笑)、問題は特に無いのですが、久し振りの事でもあったので、なかなか最初は大変でした。やり慣れた曲にしても、進行等は特に決めていないので、何が起こるか分かりません。スリリングなライブは健在で、自分も思い出したように演奏していった感じもありました。
特にそれが顕著だったのが、お客さんにリクエストをして、イーグルスの“Hotel California”という、今回の編成向きでもなく、ナオキさんのレパートリーでもない曲を頂いたのですが、それを強引に演奏したという事です(笑)。譜面もあるわけがなく、コード進行をステージ上から店員さんに聞いて、そして演奏に入ってしまいました。…それでも何とかなっていたのが面白く、音楽という魅力の不思議さを感じたものでした。
このように、ある意味でアットホームに進んでいったライブでしたが、途中、店員と店長さんの二方が、それぞれ楽器が出来るという事が分かり、それがギターとドラムだったので、最後にはその2人を加えて“Feel Like Makin' Love”を演奏してしまう等、前代未聞の事態まで発生してしまいます(笑)。こうなるともう何でも楽しくなってきてしまいますが(笑)、やはりナオキさんの力によるところが大きいでしょう。
全体的には、この日はあまりお客さんが多くはなかったのですが、非常に印象に残るライブでした。そして、またの機会もいつか…という反応も頂いていたので、結局は皆で楽しめていたのが良かったのでしょう。どうもお疲れ様でした。またどうぞよろしくお願いします!
☆ナオキさんのHP…na-key.com/Na-key/HOME.html
☆新百合ヶ丘 Route 66 のHP…livehouseroute66.web.fc2.com/
このトリオで最近演奏する曲目というと、西仲さんのオリジナル曲と、沖縄民謡を自分達なりにアレンジした曲の2つがメインを占めています。オリジナル曲ですと、先日レコーディングをした“Aka Is. Funky”や“Pray”が代表的ですが、他にも“あかばなーのうた”(今回は演奏しませんでした)や“Makes Me...”といった曲も、よく取り上げる曲です。そして、“てぃんさぐぬ花”を初めとした、“べーべーぬ草刈いが”、“谷茶前(たんちゃめ)”等の、沖縄民謡アレンジの曲群も見逃せません…。これらの特徴ある曲目を、更にベース“レス”のトリオで演奏するのですから、他に例を見ない感じだと思います。正にオリジナリティ溢れる方向性になってきていて、今回のCD発売も、凄く良いタイミングだと改めて思いました。
この3人での今後のライブは、CD発売も相まって、結構これからコンスタントにやっていきます。詳細は来月のライブスケジュールをお待ち頂くとして、どうぞ7月から8月に掛けて楽しみにして下さい!…奇しくも、自分のピアノトリオの新作CDと同時期の発売、そしてそれに纏わるライブ活動…という感じですが、お互いがお互いを刺激し合えるような時期を過ごせたらと思いますね。
そんな西仲美咲トリオの次回ライブですが、来月は7月2日(土)に、経堂 Wonder Land というお店で早速行います。まだこの時点ではCDは完成していませんが、次に繋げるという意味でも大事なライブとなるでしょう。どうぞ今後ともよろしくお願いします!
☆西仲美咲さんのHP…misakinishinaka.com/
☆吉祥寺 Meg のHP…www.meg-jazz.com/
昨日は、フルートの西仲美咲さんの“カルテット編成”でのレコーディングに行ってきました。場所は吉祥寺にある Leda というスタジオで、自分もリハーサル等で頻繁に使っている他、実は自分のピアノトリオの最初のCDアルバム“Pictures”も、ここでレコーディングをしたのでありました〔竹内大輔の写真日記(~2009)、My Trio、初めてのレコーディング参照〕。
今回のアルバムは、話しを〔西仲美咲、沖縄ツアー(2011.1.11~1.15) 〕まで遡らせなければなりません。今年の1月に行われた、西仲さんとのデュオ編成の沖縄ツアーでしたが、この時に阿嘉島の学校で、地元の子供達を交えてレコーディングをしたのを覚えていますでしょうか。西仲さんのオリジナル曲である“Aka Is. Funky”という曲に歌詞を付け、自分達の伴奏の上で子供達に歌って貰ったというものです(他に、島の波の音も録りました)。
この時のレコーディングはこれで終了ではなくて、“Aka Is. Funky”は更に、“カルテット”でのバージョンを録って、CDは完成になるのです。それは前々から言われていて、実は今年の3月中旬にそれは予定されていたのですが、例の大地震が来てしまいまして、そのまま日程は延期になってしまいました…。その後、日程の様子を窺っていたものだと思われますが、ついに今月、カルテット編成による録音が実現されたわけなのです。1月に沖縄の阿嘉島でレコーディングをしてきて、「やっと…」という思いが強いでしょうが、今年の“海の日”(今年は7月18日)には発売をさせたいという思いが西仲さんにはあるそうなので、もう何があっても実現に至る事でしょう(笑)。是非、楽しみにして頂きたいと思います。
今回録音した曲は“Aka Is. Funky”の他に、こちらも西仲さんのライブでよく取り上げている、西仲さん自身のオリジナル曲、“Pray”も録りました。こちらは3月時点ではまだ、録るかどうかを決めてなかったので、あれから考えを練り直して、より中身が豊富なアルバムにしようという思いが伝わってくるかのようです。
レコーディング・メンバーは、西仲さん、自分、ドラムは和丸君、そしてベース(エレキ)にはトオイダイスケ君を迎えてやっていきました。このメンバーは昨年の12月に行われたライブ〔エレキベースを入れた西仲美咲カルテット 参照〕のメンバーでもあり、やはりファンキーさを感じさせるものとして、“Aka Is. Funky”にはエレキ・ベースが重要だったのかもしれません…。トオイ君も、この曲の演奏は、恐らくそのライブでの1回しか無いと思うのですが、見事に今回もファンキーに?弾きってくれていました。勿論、ジャズという音楽が根底にはあるスタイルになっていますので、楽曲の進行自体は即興そのもの…、緊張感のある、正にライブのような録音が出来上がったように思いました。
今回、“Aka Is. Funky”にしても、“Pray”にしても、演奏は2回ずつしか行っていません。予想以上にスムーズだとも言えますが、何回も録ったところで、集中力が切れてしまう恐れもあった為だと思われます。今回のレコーディングの為に終結したメンバー4人の、正にこの時だけに存在した“音楽”…という事になるのでしょう。
CDでは、今回録音した2曲と、阿嘉島での歌バージョンの“Aka Is. Funky”が1曲、そして波の音が1曲と、全部で4曲の構成になるようです。前述したように、順調にいけば来月の海の日には発売が出来るという事なので、自分も楽しみに待つ事にしましょう。そして沖縄では勿論、東京の方でも多くの方々に聴いて頂けたらと思いますね。
…という事で、ひとまずはお疲れ様でした!…そして、今日6月21日(火)は吉祥寺 Meg にて西仲さんのトリオ(ベースレス)でライブです(笑)!
☆西仲美咲さんのHP…misakinishinaka.com/
☆吉祥寺 Leda のHP…www.studioleda.com/
昨日は、サックスの郷原君と、結構久し振りにデュオ・ライブをやってきました。場所はこのメンバーではお馴染みの西麻布 Kie にてで、恐らく今年初となった郷原君とのライブでしたが、演奏のタイミングとしては、とても良い時期だったように思います。…と言うのは、以前に予告をしたように〔2011年7月の自分名義ライブのスケジュール 参照〕、自分のピアノトリオで新しくCDアルバムを出し、レコ発ライブを行うのと、北海道の伊達紋別にライブをしに行くのと前後として、7月13日(水)に郷原君がリーダーを務めるバンド、Deep River との対バン・ライブが控えているからです。このライブへの経緯は、ライブスケジュールの記事を見て頂くとして、その前に郷原君のデュオ・ライブが実行出来たというのは、とても大きな意味を持つものだと思ったものです。
最近の郷原君とのデュオ曲の傾向として、お互いのオリジナル曲、そしてお互いがアレンジを手掛けたカバー・アレンジ曲をやる率が高くなってきた感じがあります…。そもそも、郷原君のオリジナル曲を多く演奏してきたのは当たり前と言えますが、最近は自分のオリジナル曲を取り上げる機会が増えてきました。今回のステージの曲で言うと、“Morning In Trastevere”という少し昔の部類に入る曲や、今度の新アルバムに入っている“Scramble”等、その取り上げ“幅”も広いように思います(笑)。
…そこに“Here, There And Everywhere” や“Summer Time”等、これらはピアノトリオ用に元々は自分がアレンジをした曲ですが、これをデュオ演奏に持ってくる事で、少し新鮮感も得られたライブになりました。ピアノトリオでは最近あまり取り上げなかった曲でもあるので、これらが別の場所で演奏出来るというのも嬉しい事でした。
今回は40分前後のステージを3回と、それは盛り沢山でお届けしましたが、やはり来月に控えるジョイント・ライブに向けたものというメッセージ性が強いライブになったように思いました。まだこちらの内容は思案中ですが、ただの対バン・ライブにはしたくなく、お互いのバンドにお互いが参加したりと、この日ならではの企画を用意したいものです。
…個人的には、7月3日(日)にレコ発ライブが控えているので、そちらも重要なのですが、このジョイント・ライブも、“貴重”という意味では、他の追随を許さない程です(笑)。もう、どちらも楽しみにして頂くしかありません。どうぞよろしくお願いします!…そして、今回も楽しいライブ空間を、どうもありがとうございました!
★7月13日(水)中目黒楽屋
Open…18:00~、Start…19:30~、2マンライブ、自分達の出番は2バンド目、21:00~
Charge…前売り2500円、当日3000円(共にドリンク別)
Member…≪Deep River≫(Sax)郷原繁利、(Pf,Key)フジワラミエ、
(B)田中啓介、(Ds)佐々木俊之
≪竹内大輔ピアノトリオ≫(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之
☆郷原繁利のHP…sgohara.com/
☆西麻布 Kie のHP…www6.ocn.ne.jp/~kie/
実はこの段階は、本来ならば先月末には終わっている筈だったのですが、その時の作業中に機械トラブルが起きてしまい、作業日程を延長せざるを得ない状況になっていたのです…。それはヤキモキしたものでしたが、スタジオ側からの「絶対に間に合わせます」の言葉に、大きく救われたものでした…。後は首を長くしつつ、完成したCDが到着するのを待つ事に致しましょう。
さて、今回の録音は何度も言っているように、パソコン等のデジタル機器を使わず、テープで録らせて頂きました。…とは言え、実際にはCDで聴くので、結局はパソコンを通す事になるのですが、それでも、テープで録った時のあの柔らかい感じが表現出来ていて、非常に自分好みで心地良い音楽の空間が再現されています。そのマスター・テープは自分にも戴けて、合計で3本(1本、30分弱しか録音出来ないのです)のテープが自宅にあるのですが、右上写真にあるように、なかなか大きな代物です(その右上に写っているオレンジ色のケースが、一般的なDVDのケースの大きさです)。正に、形ある物が残せた…という印象がありますね。
そして気になるCDのタイトルですが、今回は、自分のオリジナル曲の曲名にもさせて頂いている、“Fingers Dance”…と名付けさせて頂きました。躍動感のある曲が多く、その同タイトル曲が、アルバムの代表的な存在になる気がしたからです…。挿入曲の一覧は、以前書いたブログ〔2作品目アルバム、聴き込み中!〕を参照して頂くとして、どうぞ発売まで、もう少々お待ち下さい。…自分も楽しみに、その時が来るのを待ち構えております!
一昨日の話しになってしまいますが、アルト・サックスの細井寿彦君に誘われ、西葛西にある NEST というお店でライブをやってきました。閑静な住宅街の中にあり、こんな所にお店が!…という感じなのですが、歴史も新しいようで、元々はプライベート・スペースとして使われていたらしい場所のようです。見た目は普通のビルという感じなのですが、1階にはスタジオのような施設があり、上の階に上がると突如としてラウンジが現れ、そして演奏ステージも現れ、更にその先にはパター・ゴルフが出来る場所が用意されていて…、俄かには信じられない光景に最初は戸惑ったものですが(笑)、とにかく、貴重な場所である事には間違いないお店でした。
さて、このお店がライブとしてお店を開放するようになったのは、やはり場所の有効活用に他ならないのですが、宣伝もまだあまりしていないようです。…と言うのは、地道に人を集めたい意思が優先されていたり、本当にジャズが好きな人だけに来て貰いたいというオーナーの思いがあるようですが、それはお店の雰囲気にもそのまま溢れているような気がしました。今のところライブは毎週水曜日のみに限定しているのも堅実なやり方なのかもしれません。そしてチャージは1500円、ドリンクやフードも全てワンコイン(500円)等、かなり良心的な値段設定ですが、口コミで広まるくらいが望ましいのだとか…。オーナーのお店に対する自身が窺えるというものですが、それも納得出来るくらい、自分達は楽しんでしまったと思いました。
今回の演奏メンバーは、細井君(今回はフルートもやってました!)と自分、そしてベースに菊田茂伸君、ドラムに田村陽介さんで、お互いが初めでではありませんが、この4人編成は初の組み合わせです。ジャズの最もオーソドックスとも言えるカルテット編成で、真っ向からジャズを演奏していったという感じでした。何だか自分にとっては久し振りの試みでもあり、刺激的な一夜でもあったと思います。
今回は計2ステージが行われましたが、後半戦はお客さんも交えてセッションもやっていきました。このお客さんも勿論常連で、この辺りに住む方だそうですが、このお店の顧客さんは地元の方々ばかりで、お店としてもそれを願っているのだとか…。確かに、お店のある葛西周辺は都心のベッドタウンでもあるので、人口は相当なものでしょう。音楽好きの人達が集まって、お酒を飲みながらライブに耳を傾ける事が出来る空間…。是非これからも、地元の人達に愛されるお店になってほしいものです。
今回、自分は大量の賄いを戴き、4杯(結構グラスが大きい…笑)のビールを戴き、終始ご機嫌な時間を過ごしてしまいました…(笑)。どうもお世話になりました!…自分はまた再来週の6月29日(水)に出演する予定です。この日も楽しくやっていきましょう♪
☆細井寿彦君のブログ…blog.livedoor.jp/ongakushitsu2006/
☆西葛西ラウンジ NEST のHP…www.cabrecords.jp/nest.shtml

5月16日(木)