今回のレコーディングは、前回から比べると、かなり順調だったと言えましょう…。全部で約15曲を録らせて頂きましたが(この中から全てがCDに入るわけではありませんが)、3日間の中で、本当に1日に付き5曲ずつが完成していくという、これは理想に沿ったスケジュールでした。レコーディング期間という、言わば限られた時間の中でしたが、その中でも機転を利かせた意見が出されたりと、自分達の成長振りが窺えた3日間でもありました。
録音の仕方にしても色々試せる余裕があったりして、本来、こういった録音はお互いの音が被らないように別ブースに入って演奏するのですが、上の写真のように、敢えて5人が一緒の部屋(ピアノだけは動かせないので異なる部屋ですが、ドアは開けてありますので)で一斉に音を出して、いわゆる昔のジャズ風な音環境で録ってみる等、それによって受ける刺激も面白いものがあったりして、それがどのように音に表現されているのかも見所の1つになるかもしれません。
…今回のアルバムは、割りとジャズ色の強い作品になりそうな予感がしているのですが、その中でも TRI4TH らしいアプローチは忘れていなく、良きバランスで揃えられています。今までのライブでご披露した曲もあれば、このアルバムで初めて聴く曲もあるかもしれません。今、録り終わった曲を並べて聴いてみたりしていますが、本当に色々な要素のある曲ばかりです。そして1曲1曲の個性が集まって、大きな1つの作品に成り得る確信を得ております。これは、どれもが個性はあるものの、全体のバランスを考えてレコーディングに臨んでいるからでしょう。やはりこの日の為に、半年間もプリプロを行った甲斐があったというものです。
こうなると、もう 3rd.アルバム発売の発表が待たれるところですが(笑)、まだ具体的な時期は分からないものの、秋口頃のリリースを目指しています。自分達で意見を出し合い、その1つ1つを全力で受け止め、解決策を導き出す…。そんな TRI4TH メンバー達の渾身の作品です…。もう少し時間は掛かりますが、皆さん是非とも楽しみにしていて下さい♪…どうぞよろしくお願いします!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
・CAMPFIRE の伊藤樹明のページ…http://camp-fire.jp/projects/view/702
CAMPFIRE というサイトの説明を見てみますと、、、
アーティスト・映画監督・ミュージシャン・作家・スポーツ選手・
プロダクトデザイナー・ジャーナリストといったクリエイターのための
クラウドファンディング・プラットフォームです。クラウドファンディング
とは、アイデアを実現するために必要な創作費用を、そのアイデアに
共感した友達・ファン・ソーシャルのつながり、そして世界中の
人々から少額ずつ集めることができるプラットフォームです。
…とあります。要は、プロジェクトをする側への支援サイト…という感じでしょうか。ミキヤの場合、今回はニューヨークへの渡航資金という事になるわけですが、既に何人かの方から支援を頂いており、なかなか順調に事は進んでいるようです。そして、個人的なチェック項目としまして?その CAMPFIRE のミキヤのページには演奏動画も載せているのですが、自分もキーボードで手伝わせて貰っているので、そちらも御覧になって頂けたら嬉しいです。曲は、ミキヤとは何度も演奏した事のある、チック・コリアの“Armando`s Rhumba”。映像を見てみると、何だか自分もプロジェクトに参加しているみたいになってますが(笑)、割りといい感じに仕上がっていると思います。どうぞチェックしてみ下さい!
そして、ミキヤは最近ブログも始めたとか…。こちらも見てみましょうね(笑)!
☆伊藤樹明のブログ…http://ameblo.jp/djembe-mikiya/
☆CAMPFIRE のHP…http://camp-fire.jp/
いつものように、まずは藤田君と自分によるデュオでのインスト曲を2曲程お送りし、そして Mirano さんの登場となります。そのまま何曲か歌って、その後にマミコ・バードさんとボーカルを入れ替えてライブを行う…という感じにお送りしていきました。ここでのライブは2ステージとなっており、それぞれが約1時間と、割りとたっぷりめの設定でもあったので、1ステージにつき、Mirano さんとマミコ・バードさんは4曲ずつの布陣で挑んでいました。インスト曲は2曲やりましたので、既にこの時点で1ステージが10曲にもなってしまっていますが(笑)、更に1曲、Mirano さんとマミコ・バードさんのコラボ曲もお送りしたので、本当にこの日は盛り沢山な1日になっていたのでした。
そして話しが前後してしまいますが、実は2ステージ目には、お客さんとして来て頂いていた別の2人のボーカルの方にもステージに上がって歌って頂いたりしていたので、総勢でこの日は6人(一度に同じステージには立っていませんが…)の出演者がいたという事になります。この時のステージは勿論、殆ど打ち合わせ無しで行われるわけですが、ジャズらしい、スリリングな一面も展開でき、なかなか面白かったように思います。
この日は沢山のお客さんにお越し頂きました。中には一見さんも多く見られており、Daphne は鎌倉にあるジャズのお店として、辺りにもすっかり定着されているように思いました。そして皆さん温かく聴いて下さっている雰囲気もあり、演奏する側としても、お客さんと共にステージを作っていくような感覚が得られ、とても気持ちの良いステージが出来たと思います。東京とはまた違った魅力があるような気がしてなりません。
さて、先程の Mirano さんとマミコ・バードさんのコラボ曲として歌われたのは“The Rose”。言わずと知れた名曲で、厳密にはジャズの曲ではありませんが、このお店によく合った曲だと思いました。そして、この時にはマミコ・バードさんがピアノを担当。どうやら、この曲に関してはピアノを弾きながらの方が上手く歌えるのだとか(笑)。盛り沢山な1日に、更にスペシャルな状況を作り出していたと思います。
ライブ後には賄いも頂いた鎌倉 Daphne(しかも大量に!…笑)。お店の雰囲気と言い、お客さんの雰囲気と言い、すっかり魅了されてしまった自分がいたものでした(笑)。またどうぞよろしくお願いします!
☆Mirano さんのHP…http://teddy-rose.com/mirano.html
☆マミコ・バードさんのブログ…http://ameblo.jp/mamikojazz/
☆鎌倉 Daphne のHP…http://jazz-daphne.jp/
☆7月12日(金)渋谷 Plug
Open…19:00~、Start…19:30~、
Charge…無料(投げ銭歓迎)
Member…≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Ts)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Key)竹内大輔
緊急開催です。この日は『TRI4TH 感謝祭』と題し、何とチャージフリー(投げ銭)
にて、 ワンマンライブを敢行します!…感謝祭という事で、演奏する曲もお客さん
からのリクエストを頂戴し(現在、リクエストの受け付けは締め切りました!)、
その中から抽出して進めていければと思っております。リクエスト曲も結構
集まりまして、流石に全部にお応えするのは厳しい感じですが、懐かしい曲
(もはや、自分的には知らない曲ですが…笑)が沢山聴けるかもしれません。
また、曲に纏わるエピソードや、バンドの歴史等、普段では聴けない話しも
飛び出すかもしれないので、その部分も楽しみにして頂けたらと思います♪
尚、チャージフリーのイベントという事もあり、今回は予約の必要は無いとの
事です。どうぞお気軽に足をお運び下さい。メンバー一同お待ちしております!
☆7月26日(金)赤坂 Blitz
Open…14:30~、Start…15:00~、自分達の出番はまだ不明
Charge…前売り4500円、当日5000円
Member…(Vo)雪乃、(Tp)織田祐亮、(Ts)藤田淳之介、
(Ds)伊藤隆郎、(B)関谷友貴、(Key)竹内大輔
ボーカルの雪乃さんと TRI4TH の、一夜限りの?コラボステージです。
この日は『第2回赤坂音楽祭』に共に出演する事になっており、大多数の
バンド共に、音楽の1日を満喫出来るかと思われます。雪乃さんとは今年の
初め頃に、モンキー・パンチ氏キャラクター原案アニメ『幕末義人伝 浪漫』
(TRI4TH と絡んだから…という理由ではなく、自分も普通に見てました…笑)
のOPテーマ曲“RanTiKi”のPVに TRI4TH メンバー(諸事情で自分は欠席)で
出演した事で知り合ったのですが、ようやく一緒のステージに(特に自分は…笑)
立てる事になりました。出演時間自体は短いですが、どうぞ楽しみにしていて
下さい!…その時のPVがこちらです。こちらもチェックしてみて下さい。
以上になります。それぞれ、タイプの異なる2本のライブではありますが(笑)、どうぞお越し下さいませ!
いよいよ今月は、TRI4TH の3作目のオリジナル・アルバムに向けたレコーディングが行われます。こちらも気持ちが高まりますね。ライブと共に、楽しみにしていて下さい♪
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
まず6月26日の、名古屋の伏見 Heart Land Studio にて行われたライブですが、この時期に合同ツアーの真最中だった JABBERLOOP とソノダバンドのライブに、TRI4TH がスペシャル・ゲストとして出演するというものでした。自分達の出番は40分と短かったものの、TRI4TH の第2の故郷とも言える名古屋で、非常に白熱したライブをお届け出来たと思いました。
勿論、最後のアンコールには全バンドのメンバーがステージに上がって、皆で演奏を行いましたが、ここで JABBERLOOP メルテン氏による“ソレソレ”を皆で行う等、正に“祭り”に相応しい時間が展開されていました。印象に残ったと共に、TRI4TH メンバーも皆、ソレソレを心の底からやってみたかった…という雰囲気が滲み出ており、要は、同じステージ上に立てた事が単純に嬉しかったのです(笑)。ソノダバンドの皆さんとも知り合え、とても楽しい時間を共有出来た事に感謝します!
名古屋の次の日、自分は北九州へと飛び、27日の小倉 Dreams でのライブから、自分のソロツアーの幕開けとなりました。今回も、北九州のシンガー・ソングライター、Daddy 津田さんの企画によるもので、1日目は北九州ツアーではお馴染みの、盲目のトランぺッター小倉久司さんとのデュオライブをお届けしました(この日は全2ステージ、1ステージ目は自分のソロでの演奏となりました)。
そして、28日からは Daddy T. Band としてのステージも共に行う事になりまして、今回初めて伺った小倉 Lefty と、お馴染みの八幡ペントハウスで、Daddy さんとのステージと、自分のステージをそれぞれ1ステージずつやらせて頂きました。その日取りの間には、こっそり?門司港レトロ観光列車への乗車も行っており(右上写真参照…北九州に呼んで貰って5年目にして、初乗車…笑)、自分の時間も作っておきます(笑)。
そしてツアー最終日となった30日には、3年前の4月に行われた北九州ツアー〔竹内大輔、北九州ツアー(2010.4.1~4.5)参照〕でもライブを行った門司港海峡ロマンホールにて、やはり Daddy さんが企画した“港町音楽祭”というイベントへの出演となりました。この時は自分ソロのステージはなく、Daddy T. Band での出演となりましたが、更に、さばいばるいとう UNIT としても出演しまして(この日に合わせて、西日本ツアーをしていたようで…笑)、最終日に相応しい、盛り沢山な1日でもありました。
…これまで、名古屋から数えると連続で5日間程ライブを行ってきたわけですが、ここまで頑張ってきたという意味も込めて?この後はやはり鉄道の旅をするしかありません…(笑)。折りしも今回の旅で、九州内の鉄道路線(JR、私鉄、第3セクター線全て)を全て乗り終える事が出来るかもしれなく(…ので、前述の門司港レトロ観光列車の乗車も必須だったのです…笑)、少し慎重に計画を立てていたものでした。
今回、初めて乗った路線はというと、前日の門司港レトロ観光列車、南阿蘇鉄道、熊本市電、熊本電気鉄道、JR肥薩線(左上写真参照)、JR宮崎空港線、そして最後の路線となったのがJR日南線(右上写真参照)でした。特に日南線は、宮崎駅から終点の志布志駅まで乗り通すと2時間半弱は掛かる上に、宮崎付近を除くと乗り換え路線の無い盲腸線で、確かに今まで乗りに行けなかったのも納得という路線ではありました。それで今回は、終点の志布志駅から路線バスを乗り継いで桜島へ、そして桜島からはフェリーで鹿児島市に抜けるというルートを通り、無事に九州内の鉄道の完乗を果たしたのでした!
…自分自身のソロツアーも、2008年から始まって〔竹内大輔の写真日記(~2009)、竹内大輔、北九州ツアー(2008.6.5~6.9)参照〕(新幹線0系や、寝台特急『はやぶさ』号にも乗っております…なんて懐かしい!…笑)今回で6年目になりますが、やはり年を追う毎に顔見知りができ、そして自分が来た事を喜んでくれる方もいて下さって、本当に有難く思います。続ける事の大切さを改めて感じましたが、これは九州の鉄道完乗にも通じる事でしょう(笑)。今回も、どうもありがとうございました!…そして、名古屋から今日まで駆け抜けた自分…お疲れ様でした(笑)。また詳細は後に記事にしたいと思います。
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆Daddy 津田さんのHP…http://www.geocities.jp/studio0378/
CDレコーディング時にも説明しましたが、今回のCDに自分は、全部の曲に参加しているわけではありません。それこそ、自分がこのバンドに初めて参加する以前からレコーディングは始められており、そしてメンバーも何度か変わり、やっとの事で今月、発売に至ったという経緯があるのです。それは何ヶ月…とかの単位ではなく、恐らく4,5年は掛かっており、だからこそ拘りの1枚が出来たという見方もあります。自分が参加しているのは2曲だけですが、他の曲もライブではよく演奏させて貰っているので、自分にとってもお馴染みの曲ばかりが収録されています(全て Tsumuzi 君のオリジナル曲です)。それはクラシックの世界であったり、ヨーロッパのラテン音楽であったり、時にはオリエンタルな雰囲気を持つ曲であったり…、早い話し、自分の好みだ…という感じではありますが(笑)、面白いものが出来上がったと思っています。是非とも手に取って頂き、聴いてほしいものです!
今回もたっぷり2ステージお送りしまして、アンコールも含めて楽しくやらせて頂きました。そして次回はいよいよ、本当?のレコ発ライブです。銀座まじかな…というお店とはまた違った雰囲気のお店で、一体どのような音楽が生まれてくるのか…。要注目だと思います。沢山の方の御来場をお待ちしております。今日はどうもお疲れ様でした!
☆ERNESTO-CIELO のHP…http://tsumuzi2013.wix.com/ernestocielorecords
今回行われた録音は、まず今月末までの提出期限となっている音源審査に通す為です。昨年に比べて、コンテストに応募してきた学校が多くなり、音源審査も、より競争率が高くなってきた感じが想像出来ますが、まずは第1の砦…といった状況でしょうか。
…いや、それを砦とするなら、生徒達は初めて作曲というものに挑戦し、そして達成出来たという事実がここにはあります。練習してきた事をそのまま録音時に発揮し、ジャズ研らしい部分を見せられれば、必ず予選は突破する事が出来るでしょう(プレッシャーを掛けているわけではありませんが…笑)。
…ところで、この録音というのが意外に本格的で、校内の軽音楽部からマイクやらPA機材等を借りてきて、それぞれの楽器にマイクを立て、ちゃんとラインでも録り、それをパソコン上でモニターしながら等々、現在の自分達でも行うレコーディングさながらの作業が行われていたのでした。勿論、こうしたレコーディングは経験の無い生徒達ばかりですので(当たり前です)、自分も出来るだけサポートをしましたが、当然の事ながら、試行錯誤しながらの時間ではありました。それでも、色々とバランスを変える度に音が良くなってくる傾向はあったので、徐々に皆も手応えが感じられてきていたと思います。
そんなこんなで、結局8テイク(最初の2テイクぐらいは、バランスを見つつ…でした)ぐらい録りましたが、この中から選ぶというのがまた難航を極めました…。レコーディングも初めてならば、それを選ぶ作業もまた初めてという事で、どうしても頭を悩ませてしまうのです。
…と、色々とあったのですが(笑)、無事にこの日は終わり、後は録ったものを少しだけ編集して提出するのみになりました。勿論、本選へ臨むには更なる練習を重ねる必要があると思いますが、4月辺りから続いてきたプロジェクトとは1つの区切りが付きそうです。生徒達にとっても良い経験になった事でしょうし、自分にとっても良い時間を過ごせたと思いました。来月以降が楽しみです。ひとまず、お疲れ様でした!
☆立教新座高校ジャズ研究会のHP…http://jazz-rikkyo-hs-2012.jimdo.com/
★竹内大輔、九州ツアー
・6月27日(木)小倉 Dream
住所…北九州市小倉北区紺屋町7-4-2F 電話…093-551-3707
Open…19:00~、Start…20:00~、Charge…詳細不明
Member…(Vo,G)Daddy 津田、(Cho,G)ちきぴー、(Key)竹内大輔
・6月28日(金)小倉 Lefty
Open…19:00~、Start…20:00~、
Charge…前売り2000円、当日2500円(共に1ドリンク付き)
Member…(Vo,G)Daddy 津田、(Cho,G)ちきぴー、(Key)竹内大輔、ゲスト有り
・6月29日(土)八幡ペントハウス
住所…北九州市八幡東区中央2-16-5 電話…093-671-7747
Open…11:00~、Start…20:00~、Charge…2000円
Member…(Vo,G)Daddy 津田、(Cho,G)ちきぴー、(Pf)竹内大輔
・6月30日(日)門司港海峡ロマンホール(門司港レトロのHP)
Open…12:30~、Start…13:00~、
さばいばるいとうユニット…13:30~、Daddy 津田バンド…16:40~
Charge…1000円(小学生以下、無料)
Member…≪さばいばるいとう UNIT≫(Vo,G)さばいばるいとう、
(Perc)ミキヤ、(Key)竹内大輔
…≪Daddy 津田バンド≫(Vo,G)Daddy 津田、(Cho,G)ちきぴー、(Pf)竹内大輔
北九州のシンガー・ソングライター、Daddy 津田さんに呼ばれての
竹内大輔個人ツアー。いつもは4月に行われていましたが、今年は6月に
行わさせて頂きます。ツアーのメインは、門司港の海峡ロマンホールで
行われる“港町音楽祭”というもので、これも Daddy さんが企画したもの
だとか。この日には Daddy さんのバンドでの出演の他、さばいばるいとう
さんの UNIT での出演も実現しますので、なかなか盛り沢山な1日とも
なる事でしょう。勿論、他のスケジュールだって盛り沢山です!…他の日の
ステージですが、基本は Daddy さんのステージを1回やって、その後に
自分のピアノソロをお送りするような形になりそうです。自分にとって
久し振りの北九州…。ここは大いに楽しんできたいと思います!
●7月3日(水)、18日(木)、24日(水)赤坂 Kuro
1st.…21:00~、2nd.…22:00~、3rd…23:00~、
Charge…詳細不明
Member…(Vo)石川早苗(3日のみ)、(Key)竹内大輔、他多数
お馴染み、赤坂 Kuro での演奏です。7月も順調に出演させて頂きますが、
実はこの中でも3日は、自分が九州から東京に戻って来る日でもあり
(北九州ツアー後、また鉄道の旅に出掛けようかと…笑)、なかなか
スリルあるブッキングとなってしまいました(笑)。台風の多い季節でも
あるので怖いところですが…(笑)。それも含めてどうぞよろしくです!
●7月4日(木)鎌倉 Daphne
Open…19:00~、Start…20:00~
Charge…2500円(ドリンク別)
Member…(Vo)Mirano (Vo)マミコバード、(Pf)竹内大輔、(Sax)藤田淳之介
鎌倉にあるジャズのお店として有名な Daphne に初出演します!…お相手は
ボーカルの Mirano さんで、今回はボーカルのマミコバードさんと共にステージを
お送りします。マミコバードさんは以前、Mirano さんのライブでゲストで歌って
頂いた事があり、そこでお話しをしたところ、大学(立教)の先輩という事実が
発覚しました(笑)。また、自分自身で鉄子だと自負していましたので、これは
面白いステージが出来る事でしょう(笑)。どうぞ皆様お越し下さいませ!
●7月5日(金)経堂 Crazy Love
Open…19:30~、Start…20:00~
Charge…3000円(ドリンク別)
Member…(Vo)正木まどか、(Pf)竹内大輔、(B)吉木稔、(Ds)宇山満隆
お馴染みの Crazy Love での演奏ですが、自分的に、初めましての方が多く、
正にジャズらしい、一夜限りのライブが楽しめると思います。メンバーは皆、
自分より目上の方なので、ここは胸を借りて演奏するような気持ちで、
精一杯やらせて頂きます。あ、勿論ビールは飲みながらですけど…(笑)。
●7月7日(日)赤坂 Pro-Amuse
Open…18:00~、Start…18:30~
Charge…投げ銭制(要オーダー)
Member…(Perc)伊藤樹明、(Key)竹内大輔、
Guest…(Vo)白石恭子
ジャンベを叩く…でお馴染みの(笑)ミキヤが、8月からニューヨークに
短期期渡航をするようで、その前に壮行会ライブ…とでも言いましょうか。
この日と、後述する7月20日(土)に、彼のリーダーライブを行い、自分は
どちらも参加させて頂く事になっています。まずは Pro-Amuse でのライブ…。
この日はゲストとして白石恭子さんに来て頂くので、何だかいつものライブと
雰囲気は変わらないような気もするのですが(笑)、更に緩い時間が流れ
ながらの演奏になると自分は予想します(笑)。まあここでは、気軽に
お酒でも飲みながら、楽しくミキヤを送り出そう!…という感じで良いの
ではないでしょうか(笑)。せっかくなので、楽しい時間にしましょう!
☆7月12日(金)渋谷 Plug
Open…19:00~、Start…19:30~、
Charge…無料(投げ銭歓迎)
Member…≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Ts)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Key)竹内大輔
緊急開催です。この日は『TRI4TH 感謝祭』と題し、何とチャージフリー(投げ銭)
にて、 ワンマンライブを敢行します!…感謝祭という事で、演奏する曲もお客さん
からのリクエストを頂戴し(現在、リクエストの受け付けは締め切りました!)、
その中から抽出して進めていければと思っております。リクエスト曲も結構
集まりまして、流石に全部にお応えするのは厳しい感じですが、懐かしい曲
(もはや、自分的には知らない曲ですが…笑)が沢山聴けるかもしれません。
また、曲に纏わるエピソードや、バンドの歴史等、普段では聴けない話しも
飛び出すかもしれないので、その部分も楽しみにして頂けたらと思います♪
尚、チャージフリーのイベントという事もあり、今回は予約の必要は無いとの
事です。どうぞお気軽に足をお運び下さい。メンバー一同お待ちしております!
●7月16日(火)南青山 Mandala
Open…18:30~、Start…19:30~、自分達の出番はまだ不明
Charge…3600円(1ドリンク込み)
Member…(Vo)彬子、(Pf)竹内大輔、(G)寺岡佑、(B)相澤卓也、(Ds)中村北斗
お馴染みのボーカリスト、彬子さんのバンドでのライブです。いつものドラマーの
Soki 君はヨーロッパ遠征に行っているので、今回は中村北斗君が代理を務めて
くれます。この日は、彬子さんの他に2組が出演する、言わば自分達も含めて
3マンライブとなっており、色々と企画を練っているそうです。南青山 Mandala は
雰囲気も良く、ピアノもグランドピアノとなっているので、どのようなサウンドに
なるかも楽しみですね。久し振りの彬子バンドライブ、どうぞお楽しみに!
●7月17日(水)吉祥寺 Manda-la 2
Open…18:30~、Start…19:30~、自分達の出番はまだ未定
Charge…2000円(ドリンク別)
Member…(Vo,G)丸本達也、(Pf)竹内大輔
6月に無事にワンマンライブを終えた、ボーカル・ギターの丸本達也さんとの
通常(笑)ライブです。ワンマン直後という事もあり、どのようなライブに
していくのか気になりますが、先日のワンマンではライブ・レコーディングを
行っており、その日と今回に来て頂いた方には、無料でそのレコーデイング
されたCD(各3曲入りで、3種類あるそうな)を差し上げるというプランが
あるそうです。なかなか大盤振る舞いな感じですが(笑)、せっかくなので
是非ともゲットして頂きたいです。既にCD化されている曲もありますが、
ライブ版ではまた異なった印象になると思いますので…。よろしくです!
●7月20日(土)所沢 Mojo
Open…18:00~、Start…18:30~、
Charge…500円(ドリンク別)、投げ銭制
Member…(Perc)伊藤樹明、(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫
これが、ミキヤのニューヨーク渡航前の最後のライブになると思われます。
…とは言え、ビザの都合で3ヶ月程で帰ってくるらしいので、ここも気軽に
送り出してやろう!ぐらいの気持ちで、張り切って演奏に集中したいもの
です。既にミキヤは選曲をある程度決めて、そしてまた難曲な曲を持ち出し、
自分や池田君を冷や冷やさせようとしています(笑)。Mojo でやるという
のも、またいつもと雰囲気が変わって面白いかもしれません。一体どんな
ライブになるのか。一回り大きくなったミキヤを御堪能下さいませ(笑)♪
●7月23日(火)赤坂 Pro-Amuse
Open…18:00~、
1st.…19:30~20:05、2nd.…20:40~21:15、3rd.…21:50~22:25、
Charge…2000円(ドリンク別)
Member…(Vo)白石恭子、(Key)竹内大輔
この日はボーカルの恭子さんと通常の(笑)演奏になります。バラエティに富んだ
選曲を持って皆様をお待ちしておりますが、ここでミキヤがゲストで来たら、変に
面白いかもしれません…(笑)。とにかく、演奏の機会があるのは良い事です。
美味しい食事に美味しいお酒。どうぞ Pro-Amuse の空間をお楽しみ下さい♪
●7月25日(木)荻窪 Bunga
Open…19:30~、Start…20:30~、
Charge…2000円(ドリンク別)
Member…(Vo)mina、(Vo)中尾真喜、(Key)竹内大輔、(Tb)河野広明
Bunga のお店のチーフでもあり、ボーカリストでもある mina さんとのライブ
です。前回同様、トロンボーンに河野さんに入って頂き、しかも今回はもう1人、
ボーカルの中尾真喜さんを迎えてお送りするという事で、盛り沢山な1日に
なるでしょう。それぞれの歌声に酔いしれて下さいませ。お待ちしています!
☆7月26日(金)赤坂 Blitz
Open…14:30~、Start…15:00~、自分達の出番はまだ不明
Charge…前売り4500円、当日5000円
Member…(Vo)雪乃、(Tp)織田祐亮、(Ts)藤田淳之介、
(Ds)伊藤隆郎、(B)関谷友貴、(Key)竹内大輔
ボーカルの雪乃さんと TRI4TH の、一夜限りの?コラボステージです。
この日は『第2回赤坂音楽祭』に共に出演する事になっており、大多数の
バンド共に、音楽の1日を満喫出来るかと思われます。雪乃さんとは今年の
初め頃に、モンキー・パンチ氏キャラクター原案アニメ『幕末義人伝 浪漫』
(TRI4TH と絡んだから…という理由ではなく、自分も普通に見てました…笑)
のOPテーマ曲“RanTiKi”のPVに TRI4TH メンバー(諸事情で自分は欠席)で
出演した事で知り合ったのですが、ようやく一緒のステージに(特に自分は…笑)
立てる事になりました。出演時間自体は短いですが、どうぞお楽しみに!
☆7月28日(日)代官山 Loop
Open…17:00~、Start…18:00~、
Charge…前売り3500円、当日4000円(共にドリンク別)
Member…≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Ts)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Key)竹内大輔
“FIRE HORNS × TRI4TH 真夏のツーマンライブ”と銘打たれたこのイベントは、
スガシカオバンドのホーンセクションとして誕生した FIRE HORNS と、自分達
TRI4TH のコラボ・イベントでございます。場所も代官山 Loop と大々的に、
そしてエネルギッシュに、熱く熱くお送りしたいと思います!…自分達に
とってはレコーデイング後の大きなライブでもある為、新曲も含めた、
これまでの集大成になるようなライブをお届けしたいものです。勿論、
FIRE HORNS のライブ・パフォーマンスも見逃せません。是非とも一緒に
真夏の夜を盛り上げましょう!…ミュージック・チャージは前述のように
なっていますが、浴衣でお越しの方→1000円オフ、上下赤の服でお越し
の方→1000円オフ、そして、赤い浴衣でお越しの方→2000円オフ!…との
事でした(笑)。当日、どのような会場になっているのか楽しみです(笑)。
★8月1日(木)Motion Blue Yokohama
Open…18:30~、Start…20:30~90分1ステージ
Charge…自由席3000円(ドリンク別)、
BOX席12000円+シート・チャージ6000円(4名様まで御利用可能、ドリンク別)
Member…(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之
竹内大輔トリオのCD『ReInterpret the Passage』のリリースパーティーと
言えるライブになります。アルバムの発売からは時間が経ってしまいましたが、
その分、大々的に行える事になったので、むしろ歓迎すべき事かもしれません。
ステージ時間は遅めに始まり、そして90分のステージを1回だけ行う!…という
非常に漢気のある設定になっているのですが(笑)、実はこの8月1日という日は
横浜・みなとみらい地区で第28回神奈川新聞花火大会があり、騒音対策の為に
花火の時間(19:00~20:30)と被らないようなステージ時間となっているのです。
故にその日は、花火→ライブという絶妙なコースも可能かもしれません(笑)。
夏の夜を彩る時間を、音楽と共に楽しみましょう。よろしくお願いします♪
既に予約は開始されています。沢山の御来場をお待ちしております!
以上になりますが、まだ詳細が決まっていないライブが幾つかあります。タイミングを見て、またスケジュールに追加していくと思いますので、どうぞブログ等のチェックの方をよろしくお願いします!
この出来事は東上線も関係があって、副都心線を介して、東武東上線森林公園駅発、横浜高速鉄道みなとみらい線元町・中華街駅行き…という列車も生まれました。この列車は流石に設定が少ないですが、日中では川越市駅⇔元町・中華街駅の列車が30分毎に運行され、相互直通運転の変化を感じさせられるものとなっています。東上線内(和光市駅~川越市駅間)では日常的に東急の車両も見られる事になり、ダイヤも結構変わりました。
ただ、このダイヤによる変化というのが、東上線内だけの変化の方が、むしろ大々的なものが見られたのが興味深かったのです。詳細は〔2013年3月16日ダイヤ改正、目前!〕の記事を見て頂きたいですが、東横線直通による変化を東上線内だけで感じるには、直通される列車の行先が“元町・中華街”となっている部分で気付くしかありません。東急の車両が来るようになりましたが、その本数は僅かでもあります。また、ここが決定的に地味な所として、それらの直通列車は、東上線内は全て各駅停車で運転されているというのがあります。要するに、東上線内ではメインの列車というように扱われていないのです…。
では、どのように東上線のダイヤは変わったのか…というと、それこそ白紙ダイヤ改正のように変化がありました。池袋駅発着の日中の優等列車を見ると、それまで1時間に急行5本、準急3本(他に普通が8本)だったものが、快速2本、急行4本、準急2本となり、“快速”という種別が新たに生まれる事になったのです。これは、それまでの急行列車が各駅に停車していた川越市駅~東松山駅間でも通過運転を行うようになった列車で、霞ヶ関駅等、それまで急行が1時間に5本停車していた駅は、逆に4本へと減少していましたが、遠距離利用者にとっては優等列車が増えた事で、便利になったに違いありません。
その分、準急が1時間に2本だけの運転になってしまった事や、普通列車の8本中6本は途中の成増駅止まりとなってしまった等、本数を減らした箇所も無くはありません。ちなみに、日中の志木駅止まりも廃止され、東京メトロからの直通列車(1時間に、有楽町線から2本、副都心線から2本)は基本は川越市駅行きとなりました。
…と、話題的にはどんどん挙がってしまってキリが無いのですが(笑)、そのダイヤ改正が行われてから、自分は何度も東上線に乗っているものの、まだ把握には乏しい感じがありました。やはり隅々まで乗る事で、そのダイヤ改正の実態を肌で感じたいものです(笑)。東上線沿線に住んでいた自分にとって、東上線に乗る…という行為は非常に一般的で、いわゆる移動の為に乗る事が殆どだったのですが(普通はそうなのですが…笑)、今回は久し振りに、東上線に乗る…という事自体が目的になりました。現在、自分は沿線から外れてしまいましたが、それでもまだまだ身近な東上線。楽しみたいと思います♪
●日時…2013年6月20日 ●距離…75,0km ●駅数…38駅
では、朝の池袋駅から順に下って行こうと思います。時間は7:30…。ちょうど朝ラッシュが始まった頃で、電車が到着する度に大勢の人がホームから出口へと殺到していきます。副都心線が開通して以来、東上線の和光市駅以西の沿線から、新宿、渋谷方面が1本で行けるようになったので、乗客はこちらにもシフトされたと思いますが、まだまだ東上線の混み様は半端ではありません。直通運転は便利ではあるものの、東武としては池袋駅までなるべく乗って貰いたいというのが本音かもしれません。この時に、朝ラッシュ時の優等列車のスピードアップや、夕ラッシュ時の着席定員列車、『TJライナー』が走り始めました。
そんな『TJライナー』も、走り始めてもう5年だそうです。副都心線開通と同時日で、月日が経つのは本当に早いものですが、自分は出発式の瞬間にも立ち会っており、こちら〔竹内大輔写真日記(~2009)、東武東上線『TJライナー』出発式〕の記事も参照して頂けたらと思います(笑)。
東上線の池袋駅ホームは3面3線となっていて、1番線以外は列車の両側にホームがある状況になっていますが、時間帯によって、これらを最大限に生かした乗降分離を行っています。普段は1番線と2番線が優等列車、4番線が普通列車、3番と5番線を降車専用…としていますが、朝の9:00頃までは普通列車が頻繁に発車するので、3番線と4番線を普通列車専用にし、2番線は降車専用としています。また、夕方以降は3番線からも普通列車が発車します。
そして、今までは終日降車専用としていた5番線が、夕方以降には、『TJライナー』の発車ホームの機能も持つ事になりました(『TJライナー』発車時は、4番線が降車専用)。つまり夕方からの時間帯は、2・3番ホームに着く列車と、4・5番ホームに着く列車は、列車の種別によって乗れるホームが変わるという事です。なかなか複雑になってきてしまいましたが、限られたスペースの中で、よく頑張っていると思います(笑)。しかし、夕ラッシュ時のホームの状況は既に大変な混雑になっており、何かしらの打開策が必要かもしれません。今後を見守っていきたいものです。
さて、池袋駅を出るとJR山手線と分かれ、暫くはJR埼京線と並走します。これは北池袋駅まで続き、その先で埼京線と分かれ、今まで北に向かってきた東上線は左にカーブし、一路西へと進路を変えます。そして下板橋駅となり、その先の広いスペースに留置線があるのが確認出来ますが(右上写真参照)、ここが開業時の下板橋駅の場所でもありました。
実は、今でこそ東武鉄道の東上線ですが、かつては東上鉄道という私鉄で、1911年に設立した鉄道会社でした。そして、1914年に最初の営業区間として池袋駅~田面沢駅(現・川越市駅~霞ヶ関駅間)が開通し、後の1920年に東武鉄道と合併して、現在の姿になるのです。その東上鉄道の最初の起点として計画されていたのは大塚辻町という所(現・東京メトロ丸ノ内線新大塚駅付近)だったのですが、当時の東京市に阻まれて、当駅から東に延ばす事が容易には出来なかったのです。そして結局は南へと方向転換をし、池袋発着となるわけですが、こうした経緯から、東上線の起点を示す0kmポストは池袋駅ではなく、この留置線内にあり、東上鉄道発祥の記念碑も留置線内に設置されています。
ちなみに東上鉄道の名前は、“東京”と“上州(現・群馬県)”を結ぶ鉄道…という由来がありまして、当時は高崎を超えて渋川まで結ぶという構想がありました。それは、当時の国鉄の八高線等の計画によって中断されてしまいますが、その構想は雄大なものであったと想像出来ます…。開通していたら、さぞかし面白かったでしょうね(笑)。
そしてこの下板橋駅ですが、当時は隣りの大山駅との間に金井窪という駅があって、駅間距離が非常に狭かった事と、もはや大塚辻町への延伸は不可能と判断されて、1935年の複線化と同時に現在の場所に移されたのです(後に金井窪駅は、1945年の東京大空襲で被災して廃止されました…下板橋駅も全焼する被害を受けています)。
東上線の歴史を辿る…みたいな時間になってしまいましたが(笑)、先に進みましょう。北池袋駅~下赤塚駅間にある7つの駅は、普通列車のみが停車する駅となっていて、その中に2駅、優等列車を待避出来る駅が存在します。それが中板橋駅(左上写真参照)と上板橋駅(右上写真参照)で、早朝・深夜以外、普通列車の殆どはどちらか(朝ラッシュ時の上り列車は両駅)で優等列車を待避します。副都心線開通前のダイヤでは、殆どが中板橋駅待避だったのですが、それ以降や、今年のダイヤ改正で更に顕著に、上板橋駅待避の数が多くなっています。
そして、東京都内で最後の駅となる成増駅です、快速、急行、通勤急行、準急が停車し、日中のダイヤにおいては全ての列車が停車する要の駅で、今年のダイヤ改正では池袋発着の7割ぐらいの普通列車が、当駅折り返しとなりました(従来は半分くらいでした)。今まで何度か言っていますが、自分の出身地はここ成増であり、もう本当に30年以上も見てきた駅でもあります。当時は快速の種別が無く、ここを通過する列車というのは、1日に数本しか走らない特急(現在は設定無し)だけであり、個人的に、「自慢出来る、大きな駅!」との自負があった事を憶えています(笑)。子供の時はそれくらい、通過する列車の方が珍しい…という見え方の駅だったのですが、現在では『TJライナー』が通過し、快速急行も通過し…、それでも、それらの列車は日中の設定が無いので、かろうじてその面子が保たれているかもしれません(笑)。
さて、成増駅留置線を写した上のが挙げたところで、東上線車両についても徐々に説明しておきましょう。左上写真には同じ種類の車両が2本見えますが、これは9000系という車両で、東京メトロ有楽町線直通用として開発された車両です。そして時代は過ぎ、副都心線対応が必要になってきますが、ここで試作車の1編成を除いて、そのリニューアルが施されました。その対応型が左の車両で、真ん中に走っている車両こそ、1編成のみの試作車なのです。何故試作車には対応が施されなかったかというと、製造が6年も異なる事(試作車が1981年、量産車は1987年)と、それに伴う寸法の違い(副都心線にはホームドアが設置されていて、ドア間の寸法が試作車では異なります)や、走行装置の違い等が大きな理由かと思われます。故に、試作車は現在は地下鉄には乗り入れておらず、地上線専用の運用となっています(量産車は主に地下鉄に乗り入れますが、運用によっては地上線に入る事もあり、左上写真のような共演も見られるのです)。
さて、では成増駅を超え、埼玉県に入りましょう。次の和光市駅からは、いよいよ副都心線や有楽町線系列の車両(左上写真参照)も見掛けるようになってきます。その前に、既に走り始めてから50年も経つ、8000系車両(右上写真参照)を紹介しておきましょう。その数は徐々に減らしており、東上線系列に於いては、小川町駅以西と、越生線用にワンマン改造された4両編成×12本を除くと、8両編成と2両編成を組み合わせた10両編成の車両が3本、残るのみとなっています。…なので、小川町駅以東で8000系に出会える確率は、相当低い数字という事になりますが、『TJライナー』以外の全ての種別で使用されるので、写真のように快速急行に入る場合も十分あるのです。ただ、2015年に池袋駅~小川町駅間でATCが導入されるらしいので、非対応の8000系は、この区間ではそれまでの活躍となるでしょう。昔ながらの走行音を都心で体験出来るのも、今の内かもしれません!
少々話しが逸れましたが、和光市駅では色々な鉄道会社の車両を見る事が出来ます。その中でも特筆したいのは、やはり西武鉄道と東急電鉄の車両でしょう。遠く離れた東武鉄道管轄内で、その2社の共演(右上写真参照)が見られるというのは、相互直通のスケールの大きさを感じさせるというものです…(笑)。当然、東京メトロの車両も見られますし、みなとみらい線の車両も見られますので、和光市駅は非常にバラエティに富んだ車両が見られる駅ともなっています。この内、西武鉄道の車両以外は、東上線内にも乗り入れてきますが、前述の通り、日中は1時間に有楽町線からの車両が2本、副都心線からの車両が2本(副都心線内は急行運転)だけの直通となっているので、全て10両編成となっている事から、8両編成の車両(故に、みなとみらい線の車両は全部)は日中では見る事は出来ず、しかも8両編成の乗り入れは最大でも志木駅までとなっています。
和光市駅~志木駅間は複々線区間となっています。他社のそれと違う点は、急行線にもホームが設置されており、当区間で各駅停車を行う準急列車も、急行線を走行するという事でしょう。以前は緩行線(普通列車が走る線)に多くの列車が設定されていましたが、日中は東京メトロからの直通列車を除くと、池袋発着の普通列車が1時間に2本だけ運転されるに留まっています。
和光市駅を出ると、東京メトロの車庫を左に僅かに臨めつつ、一気に右カーブします。当初は近くを走る川越街道と共に、そのまま真っ直ぐ進めるつもりだったらしいのですが、当時、志木付近での商人の誘致が盛んで、朝霞や志木方向を通る事となりました(今や途中の朝霞台駅は、東上線で池袋駅の次に乗降客数の多い駅になりました)。このように、当時の計画経路から変更された区間は幾つかあり、この先では坂戸、小川町、寄居辺りがそうで、確かにこの付近の前後はカーブしてある所が多いです。
志木駅を過ぎると複線区間に戻り、柳瀬川駅となります。駅の由来となっている柳瀬川は駅を出るとすぐに渡り、ようやく風景らしい風景に立ち会える感じでしょうか。…とは言えこの付近では宅地化も盛んで、現在では和光市駅~川越市駅間の日中の列車の本数が同じになった事からも窺えるというものです(以前は、志木駅以遠で本数が減っていたのです)。
その宅地化の最もたるが、その先のふじみ野駅でしょう…。1993年に開設された当駅は、当初から急行停車駅とし、周囲の土地区画整理事業と併せ、新しいマンションを続々と建ち並ばせた地域でもあります。駅の建設時代に自分は立ち寄った事がありますが、本当に何も無い空き地といった感じで、現在のような“街”になるとは想像もついていませんでした。現在では、年を追う毎に駅の利用者が増加傾向にあり、乗り換えの無い単独駅としては、東上線では志木駅に次いで、2番目に乗降客数の多い駅になりました。
ではここで10030系の紹介です。先程紹介した8000系の後継者として、1983年に登場した10000系電車の、更にマイナーチェンジを施したのが10030系です。今の東上線では最も多く見られる系列かもしれません。天井の空調の変更や車椅子スペースの設置、外観では冷房装置のカバーが連続式になる等の変更が見られた10050番台の車両と共に、大活躍中でございます。最近では内装を中心にリニューアルされた車両(右上写真参照)も多く、行先表示器のフルカラーLED化や、先頭車にはスカート(前面排障器)が取り付けられる等、外観的にも少し変化が出てきています。
さて、路線の中枢である川越駅に着きました。北池袋駅付近で分かれたJR埼京線(ここではJR川越線と呼ばれます)と再度合流し、池袋駅以降、全ての種別の列車が停車する最初の駅でもあります。中枢こそ川越駅なものの、列車運行的には次の川越市駅の方が重要となりますが、両駅はそんなに離れておらず、歩いてもせいぜい20分程度だと思います。せっかくなのでこの区間を“さんぽ”してみる事にしましょう。
川越駅を出ると、暫くは川越線と並走しますが、あちらは4両編成で20分毎に1本の運転なので、車内からはなかなか姿を捉える事が出来ません。そして、両線が分かれる辺りに、1本の線路を越えるのですが、これが西武新宿線で、車窓の右側には当路線の本川越駅が臨めると思います。要は、川越市中心部には、川越駅、川越市駅、本川越駅と3つの駅があるものの、それらは全て別の場所にあり、そして本川越駅はどの路線とも接続していないのです(割りと近いのは本川越駅と川越市駅で、徒歩8分程です)。西武線だけ独立した形になっていますが、喜多院や菓子屋横町等、川越の観光ポイントに一番近いのは本川越駅であり、それぞれにメリットもあれば、デメリットがある状況になっているのかもしれません。川越市駅以降は、日中は快速と急行だけの運転になり、本数は半分以下に減ってしまいます。
…という事は、東京メトロからの車両も、基本はここ川越市駅止まりとなります。その中でも貴重なのが、東横線所属の5050系(左下写真参照)でしょう。志木駅までは朝・夕ラッシュ時を中心に何本か来ているのですが、川越市駅までとなると、1日に5往復しか乗り入れてこないのです…。直通運転用として使われているのは多くは東京メトロの車両で、東武の車両も有楽町線乗り入れ用に多く使われていて、東武の車両による副都心線乗り入れ用の設定も少ないのですが、とにかく、ここで東急車両に出会えたら、運が良かったと感じる事にしましょう(笑)。鉄道の趣味とは、こういった部分に価値を感じる所から始まります(笑)。
川越市駅を出ると、田園地帯を過ぎて入間川を渡ります(右上写真参照)。左の遠くの方に見えるのは先程の川越線で、距離はあれど、並走し続けていたのだという事が分かります。流石に川を超えるとそれぞれ進路を変え、霞ヶ関駅、鶴ヶ島駅と過ぎ、今回のダイヤ改正で快速停車駅に昇格した若葉駅を過ぎて、坂戸駅に到着します。ここまでが東上鉄道時代に開業した区間て、この先からは東武鉄道になってから開業した区間(…とは言え、東上鉄道時代に建設はされていました)へと入ります。
坂戸駅では越生線を左に見ながら(左上写真参照)、一気に右カーブします。そのまま北坂戸駅を過ぎ、越辺川を超え、都幾川を超え、沿線は徐々に緑が多くなってきて長閑な風景になってきますが、やはり駅に近付くと、ある程度の宅地化が行われているのが、東上線の凄いところでしょう。この為、快速や急行列車は、東松山駅を過ぎて、やっと空いてきた…という感じになります。流石は通勤・通学路線です。
さて、森林公園駅に到着しました。当駅には車両基地が併設されているので、ここを始終着としている列車は多く、東武東上線の車両の殆どは、ここを寝床としています。では、今度は東上線の最新型車両である、50000系電車(右上写真参照)を紹介したいと思います。
50000系は2004年に東上線で初めて登場し(営業運転開始は2005年)、東武鉄道の通勤車としては初めてアルミ車体を採用したり、それまでとはガラッとデザインが変わる等、いわゆる最近の鉄道車両のトレンド風でもあり、話題になった車両ではありました。2編成目は翌年の2005年に登場し、それまで非貫通であった先頭車が貫通型になり、前照灯等の位置が変わる等、見た目の変化も大きいものとなりました。そして、3編成目以降(左下写真参照)が2009年の登場と、今度は4年振りの投入でもあったので、その間に登場した50050系、50070系、50090系の仕様がフィードバックされ、側面の窓が開閉式になったり、椅子の形状や車内の化粧版が変更される等、居心地が幾分か改善されました。今では初期車を含めて9編成が導入され、地下鉄乗り入れ用の50070系、そして『TJライナー』にも使用出来る50090系と共に活躍中です(50050系は東武伊勢崎線で使用されている車両です)。
では、もう1系列として、2011年から運転が開始された30000系(下写真参照)についても紹介しておきましょう。元々は東武伊勢崎線系列で、東京メトロ半蔵門線、東急田園都市線乗り入れの為に造られた系列で、まさか東上線に転用されるとは思いもしなかったのですが、既に6編成が東上線へと移ってきてます。これは前述した、東上線のATC化と大きく関わっており、30000系は既に対応化となっている車両なので、こちらに沢山移ってきたものと思われます。現在、伊勢崎線系統での半蔵門線系列の直通列車は、先程前述した50050系が主体となっています(30000系も2編成だけ残存)。
さて、森林公園駅からは本数もいよいよ少なくなって、1時間に快速2本、急行1本のみと、日中は快速の本数が上回り、時間帯によっては30分も電車間隔が空く時があります。流石に宅地化はここまでか…と思われますが、次のつきのわ駅は2002年に開業された、東上線の中で最も新しい駅で、東武鉄道による分譲住宅地「フランサ」の開発が進められ、やはりここも宅地化は進められています。
つきのわ駅までは池袋駅から快速で約1時間。西武池袋線ですと、飯能駅を通り越して高麗駅までの所要時間で、小田急線に至っては、新宿駅~秦野駅ぐらいまでの距離です。如何に宅地化が奥地まで進んでいるかが分かるというもので、東上線の利用者の多さが窺えますね…。勿論、東武鉄道の中でも収益率はトップクラスの路線である事は言うまでもありません!
つきのわ駅から隣りの武蔵嵐山駅までも歩いてみましたが、あまりに宅地化が進んでいて驚きでした。勿論、ショッピングセンター等の施設もあり、既にそこは“街”と化していました。この辺りは、小中学生の頃によく電車に乗りに来ては、駅から降りて電車の写真を撮っていたりしましたが、当時は田舎の素朴な景色だったのに対し、完全に郊外の街の景色でした。武蔵嵐山駅に近付くと、街並みも昔ながらの雰囲気に変わってきて懐かしくなりますが、駅も含めて周囲は新しくなっており、やはり時は経っているのだと改めて思わせてくれました。
昔は森林公園駅以遠は単線で、つきのわ駅も無かったので、森林公園駅~小川町駅間では武蔵嵐山駅が唯一の交換駅だったのですが、つきのわ駅が開業した時に当駅までが複線化され、当駅を始終着とする列車も運転され、現在に近い本数が走るようになりました(それまで、森林公園駅以遠は1時間に2本の運転でした)。そして、2005年には武蔵嵐山駅から3km程先にある嵐山信号所(左下写真参照)までも複線化され、それまで武蔵嵐山駅始終着だった列車は全て小川町駅まで延長…。森林公園駅~小川町駅間は、1時間に3本の運転になるのです。この武蔵嵐山駅~小川町駅の駅間は7,0kmもあり、東上線の全長の10分の1の距離に相当する長さなので、ここが列車行き違いのネックになっていたのです。それまでは、列車の間隔が15分がやっとだったのが、この複線化のお陰で、10分間隔まで縮める事が出来ました。
…くねくねとカーブが続き、丘陵地帯を抜け、やっと小川町駅までやってきました。ここも宅地化は進んでいるものの、まだ疎らで、どちらかというと山間の中の小さな街…という雰囲気が残っています。当駅からは終点の寄居駅までは、8000系4両編成のワンマン化対応の列車が限定して使われていて、小川町駅を通り越す列車は設定されていません。以前は何本かあったのですが、2005年に無くなってしまいました。こうなると、俄然ローカル色が増してくるというもので(笑)、確かにこの先は、以前の景色をまだ留めているような気がします。
小川町駅を出ると、暫くはJR八高線と並走し、いったん右側に分かれてから、東上線も右の方にカーブしてきて、八高線と立体交差します。八高線も寄居駅を通るので、この先はルートを変えて、それぞれで寄居駅まで向かうわけですが、東上線は丘陵地帯の北側を、八高線は南側を通っているのが面白いところです。
そして寄居町に入り、鉢形駅を過ぎると荒川橋梁を渡ります。ここの眺めは素晴らしく、恐らく東上線の中で最もハイライトな区間と言って良いでしょう。荒川というと、金八先生でお馴染みの、あの雄大な川というイメージが浮かびますが(笑)、上流に近いここでの荒川は、岩肌もゴツゴツしていて、何だか厳しい自然を思わせる雰囲気が漂っています。
荒川を渡るのも束の間、すぐに玉淀駅となります。ホームは1面1線で、東上線の単線区間の中では唯一、列車の交換が出来ない駅です。まあ、鉢形駅から当駅まで0,9km、次の寄居駅までは0,6kmしかないので、そもそも必要無いのかもしれません。このように、既に寄居の街中には入っていて、玉淀駅を出るとあっという間に終点の寄居駅に着いてしまいます。先程分かれた八高線は、東上線とは反対側の方向が小川町方面となっており、東上線と共に入線した側が高崎方面になります。
この駅はもう1つの路線、秩父鉄道とも接続していて、そもそも駅の管理は秩父鉄道が行っているので、東上線はどちらかというと間借りさせて貰っているような?雰囲気もあるかもしれません。以前は池袋駅から当駅まで直通列車が走っていて、この先の秩父鉄道線内にも乗り入れ、長瀞駅や三峰口駅まで走っていたものでしたが(その頃の種別は特急で、それぞれ『ながとろ』や『みつみね』の名前が付けられており、ヘッドマークまで用意されていました)、1992年に取り止めてしまいました。
…とは言え、線路はまだ繋がっています。これは東上線が、秩父鉄道を介して東武伊勢崎線と繋がらせている為で、新車や伊勢崎線との車両入れ替えの際は、このルートを通って車両を移動させているのです(…なので、8000系の2両固定編成の一部に、秩父鉄道の信号システムに対応させた編成が存在しています)。30000系も、伊勢崎線からこのルートを通って、東上線に移ってきたわけですね(他にも車両の入れ替えは頻繁に行われています)。
さて、これで東上線の“さんぽ”は終了です。昔と比べて変化があった所、まだまだ昔ながらの姿を留めている所…と、それぞれでしたが、その両方を掛け合わせて、今の東武東上線なのだと思います。折りしも、いま東上線は過渡期でもあり、車両も本当にバラエティに富んでいる状態になっているのですが、これも2015年のATC化で、少し整理されるのかもしれませんね。一時期(自分が生まれた頃)、東武鉄道は車両の統一化が進んでいて、通勤型は8000系ばかりになり、趣味的にはあまり面白くない時期が続いていたようですが、通勤型の約20年振りの新型式である9000系が登場してからは、どんどん変化が進んでいます。とにかく車両数が多いので、同じ型式でも編成によって仕様の異なる場合が多く、それは現在の50000系列でもしっかりと伝統?を守っています(笑)。今回で改めて身近に思えた東上線ですが、例えばまた10年後とかに“さんぽ”してみたいものです。それでなくても何度も乗ってしまうような路線ですが、今後ともどうぞよろしくお願いします…という結びにさせて頂きます(笑)。
…では池袋方面へ戻る事にしましょう。時刻は17:00を回ってきて、これからは50090系を使った『TJライナー』(右上写真参照)が本格的に稼働する時間帯となります。使用車両が50090系に限定されているので、この時間には森林公園検車区から、池袋駅への送り込みを兼ねた、50090系限定仕様の快速急行が多数運転されます。TJライナーと、この送り込み用の快速急行だけ、50090系はクロスシート仕様(ロングシート、クロスシートと、座席を回転させる機能を持っているのです)となっているので、旅行気分を味わうのには持って来いの列車です♪…その辺りは、〔竹内大輔の写真日記(~2009)、地下鉄副都心線開業、その後(東武東上線編)〕の記事を御覧下さいませ。どうもお疲れ様でした!
☆東武鉄道のHP…http://www.tobu.co.jp/
また、今回は TRI4TH メンバーの他にゲストとして、シンガーソングライターの中山うりさんを迎えて行ったツアーでもありました。昔から TRI4TH とのコラボは行われていて(自分は今回が初めての共演になりましたが)、こちらも見所の1つと言えるでしょう。ただ、広島ツアー…とは銘打っているものの、ライブを行えたのは今回の1日のみとなっていて、現地に1泊はしたものの、レンタカー返却の関係で、ほぼとんぼ返り…という状況になってしまったのが心残りではありました。
ちなみに自分は、この前日である17日に、長い沖縄ツアーから帰ってきて、空港からそのままの足で神奈川県の海老名でライブを行い〔沖縄ツアー後の妙常寺ライブ参照〕、車で自宅まで送って貰い、深夜に帰宅。そして次の日の朝に広島に向かう…という、なかなかの強行軍を経ての道のりでもありました。少し振り返ってみたいと思います。
11月18日(1日目)
羽田空港に向かったのは、朝の10:30頃…。ここで自分は広島行きの飛行機に乗るべく、わりと軽装で空港に降り立ちました。まあ、ステージは1日だけですし、その次の日に車とは言え、すぐに帰ってくるわけですから、荷物が少なくなるのも当然と言えましょう。
この時、他のメンバーは…と言うと、既に前日の夜にレンタカーを借りて(今回、同行者数が多いので、バンド用としてワゴン車を借りたのです…)、18日なったのと同時刻ぐらいに東京を出発したとの事…。自分はその頃にはまだ自宅にすら着いていなく、しかも沖縄ツアー直後の状況だったので、こちらの方の準備もままならなかった事から、別行動で飛行機で向かう事にしていたのでした。ちなみに、前日に沖縄の石垣島から帰ってきたのが14:00ぐらいだったので、24時間も経たないで、また羽田空港に舞い戻ってきた形になりました(笑)。
今回の飛行機は日本航空…の連結子会社であるジャル・エクスプレス。羽田~広島線というと幹線のイメージですが、機種は小型機の部類に入るボーイング737-800型がメインとして運航されている路線でもあり、ジャル系列の運航の縮小が垣間見れたというものでした(ちなみに全日空では同区間を、全て中型機以上の大きさの飛行機で運航されています)。羽田空港からの搭乗もタラップによるもので(左上写真参照)、もっと地方の奥に行くような感覚が生まれたものでしたが(笑)、難なく?広島空港には定刻の12:55に到着…。一気に自分は広島県に降り立てる事が出来たのです。
広島空港…とは言うものの、その環境は山の中にあり、ここから広島市中心部にはバスで1時間は掛かるという場所に位置するのですが、これから向かう東広島市には、車で20分ぐらいの距離という感じでしょうか。今回に限っては便利な空港かもしれません(笑)。山の中に位置する故に、周囲が紅葉掛かっていて何だか綺麗でしたが、1日前に自分は常夏の石垣島にいた事を考えると、気候の変化に付いていけなくなってしまいそうでした。この年は11月になっても暖かい日が続いていたのですが、いつの間に本州の季節は秋らしくなっていたようです。
さて、空港にはスタッフの方が迎えに来て下さっていて、楽々と現地の加茂輝酒造に到着する事が出来ました。他のメンバーは…と言うと、既に車にて到着しており、今はお昼ご飯を食べにいっているとの事…。きっと、お好み焼きに違いない!…と思いつつも、自分は一歩遅かったようです。仕方無いので、皆が戻ってくるまで1人で(笑)待っている事にしました。
30分ぐらいして皆と合流出来ましたが、この時に自分は皆の服装を見て、あれっ?と思いました。ほぼ全ての人が(あの織田君でさえ…)コートを着ているではありませんか。自分は…というと、コート無しでセーターのみの服装でしたが、東広島は地域的に寒い場所なのだそうで、しかも本州自体の気温も、ここ最近はグッと下がってきたとの事。自分が沖縄にツアーに行ったのは11月9日(金)の事で、この時はまだ東京も暖かい日が続いていたのですが、自分が沖縄に行っている間に、季節は完璧に秋になっていたのです。勿論、沖縄ではTシャツで過ごしていた日もあったぐらいでしたが、ここに来て、コートが必要なくらいの寒さになっていたとは…。そう考えると、この服装でやっていけるのかどうか、少し不安になってきてしまいました。しかも自分はそもそもが軽装で来ているので、替えの服も殆ど無いですし…。今回の演奏場所は蔵の中でしたが、ここもまた、床冷えするような環境の場所ではないですか…。
どうやら今回のキーポイントは暖房の良し悪しに掛かってくるかもしれません(笑)。実は通された控室(左上写真参照)も、そんなに暖房が効いていなく、徐々に徐々に自分は寒くなってきてしまうのです。控室ですらそうですから、もっと広い空間であるステージ(蔵の中)では、暖房も付いてはいるのですが、もっと寒い状況である事は想像に難くありません。しかし、ここで見付けたのが、同じ敷地内の建物で売られていた日本酒です…(笑)。これを身体に入れておけば、心身共に?ポカポカになるに違いありません!…という理由を付けておいて、自分は本番前に日本酒を注入しておきました(笑)。良い本番になりそうです♪
今回の本番は17:30頃からと、日曜という事もあり、少し早目に設定されていましたが、既に辺りの日も暮れて、蔵も少しライトアップされて、良い雰囲気になってきました。そして、予想以上に多くの方にお越し頂いて、これは寒さも忘れるような勢いでした。お酒も飲んで景気付いてきた事ですし(笑)、大いに盛り上がっていこうではありませんか♪
今回のステージは、TRI4TH のステージ、そして中山うりさん自身のステージ、そして勿論、両方のコラボという形でも何曲か送らせて頂きました。故に、自分達のだけのステージだけで完結させないようなステージ作りをしていきましたが、曲としての盛り上がりも当然大事です…。いつもお送りしている曲を中心に、手拍子させるところは煽り、お馴染みのサックス練り歩きも盛り込ませまして(まあ、頼んでなくても実行してくれますが…笑)、オリジナリティも大事にしたステージをお見せしていきます。
これで身体も温まってきます(笑)。写真の通り、今回のステージは本当に蔵の中で行われているのですが、音の回りが良い意味で独特という感じがありまして、演奏する側としても聞こえ方的に、それに見合った演奏を行おうとするのです。それが音として表れた時は面白いもので、そこから派生する音と音との掛け合いも見所の1つになっていたかもしれません。
そして中山うりさんのステージですが、ある意味で自分達とは対照的とも言えましょう。静かな空気感1つ1つを大事にし、一瞬にして自分独自の世界を作り上げていくのです。聴いているお客さんも、じっくり聴く…という感じで、一気に蔵の中は中山うりさんのオンステージとなりました。
そうなると、最も独自性が高かったのは、今回の目玉とも言えた、中山うりさんと TRI4TH のコラボのステージでしょう。一緒に3,4曲程演奏しましたが、どれも今回の為にアレンジがされていて(過去に共演した曲も、今回の為にアレンジがし直された曲もありました)、自分達にしか出来ない音楽を作り上げていきます。曲は中山うりさんが普段歌っている曲が中心となりますが、それをただ TRI4TH のメンバーが演奏した…というようにはせず、それぞれの魅力が最大限に発揮出来るような音作りをし、そしてステージで披露させました。
演奏する側としても、これは結構大きな事で、TRI4TH 的にはカバーさせて貰った様な部分があるのですが、そこに自分達の想い入れを加える事で、曲への愛着心が出てくると言いますか、やはり演奏も変わってくると思うのです。そして、そのようにアレンジした曲を、中山うりさん本人の歌とのバランスを取りながら演奏する…。これは、技術的にも結構なものが求められるわけで、TRI4TH 単独で行うライブとはまた違った感覚がそこにはありました。そして、非常に遣り甲斐があったと思います。
こうして、中山うりさんと TRI4TH のライブは終了しました。ただ単に盛り上がっただけでは無く、…かと言って、静か系を押していったわけでもなく、正に自分達2組が出演するライブならではの空気感が出せていたと思いました。そして、なかなか無い貴重な体験をさせて貰ったという事も気付かせてくれました。多くの方に聴いて頂けて有難かったですね。どうもお疲れ様でした!…そして、お客さんも勿論ですが、スタッフとして手伝ってくれた、地元の大学生の皆にも感謝です。改めて、多くの人の協力があって成り立ったライブなのだと思いました。また機会があったら訪れたいものですね。
そして打ち上げは、近くの庶民的な食事処?で行われましたが、これが地元感があって凄く良かったです♪…自分としても、とんぼ返りになってしまう東広島という地で、少しでも土地独特の雰囲気がある場所を求めていたので、願ったり叶ったりと言いますか(笑)、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
…とは言え、次の日は朝は早く出発しなくてはなりません。冒頭でレンタカーの関係…と言いましたが、具体的に言うと、レンタカーの返却時間が19日の20:00に設定されていて、平たく言えば、この時間までにメンバー全員を送り届け、そして車を返さなくてはならないのです。
…という事で、東広島の出発は次の日の朝の6:00に設定…(笑)。飲み過ぎには気を付けて、次の日を迎えたのでした。
11月19日(2日目)
特に寝坊する事もなく、少し6:00は過ぎていたものの、眠たい目を擦りながら(笑)無事に現地を出発する事が出来ました。道のり的には、すぐに高速道路があるので、東京までほぼずっと高速道路を走り続ける…という感じなのですが、運転手を交替させつつ、そして時間も若干気にしつつ(笑)、徐々に徐々に東京に近付けていきます。
自分達の荷物は結構あれど(楽器が多いですからね)、やはりワゴン車の威力は凄く、車の中ではそんなに狭さは感じませんでした。自分は往路は飛行機だったので、皆よりは疲れは少ないとは思いますが、皆は既に車の中での過ごし方に慣れている感じはありました。特に、中山うりさんは車の最後尾に、楽器や荷物と共に(もはや包まれながら…という感じでした…笑)居を構えたような状態にしており、広島~東京間の移動を、ほぼ熟睡して過ごす…という、驚愕っぷりでした。…もはや流石としか言いようがありません。これがこのツアーで得た、最大の驚きでもあったと言えましょう。お疲れ様でした(笑)!
※レンタカーは、無事に返却出来たようです。
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆中山うりさんのHP…http://nakayamauri.com/
☆東広島加茂輝酒造のHP…http://www.kamoki.jp/index.html

5月16日(木)