自分が持っているキーボードについては、〔竹内大輔の写真日記(〜2009)、ピアノについて触れたので…参照〕で触れていますが、この記事以降、新しくキーボードは全く購入していないので、今回の購入は恐らく9年振りくらいの出来事になってしまっているかもしれません。それくらい大事に使っている…と思われているなら喜ばしい事ですが(笑)、キーボードというのも、パソコンや携帯電話のように、あっという間に新しい製品が出たりして、旧機種は古いようなイメージを持たれてしまうので、逆に、よく今まで使っていたな…と感じる事もあります。
ただ、楽器という括りに関して言えば、古い機種…というのはビンテージ製品とも言われる事があるので、ただ単に最新式だったら良い…という感じにはならないのですが(笑)、それでも新しいキーボードが家に来た瞬間は、やはり単純に嬉しくなってしまいます。こちらです。
KORG SV-1 という機種です。ステージ・ビンテージ・ピアノ…と呼ばれていて、最初に世に出たのは2009年の事らしいので、所謂、最新機種!…というわけではないのですが、買ってしまいました…。最初に発売された時は本体が赤色だったのですが、現在は写真のような黒色となっています。赤色も良かったのですが、フォーマルな場での仕事となると、赤色というのは少し違和感があるような気がしなくもなかったので(よくも悪くも、バンドっぽい印象があったのです)、自分は黒色で合っているような気がしてます。
以前、自分がメインに使っていたキーボードは YAMAHA MOTIF ES7 でしたが、正直、自分には大き過ぎ、そして重過ぎるのがネックになっていました。シンセサイザーなので、それこそ色々な音を作れて、色々な音を出せるのですが、生ピアノをメインとしている自分にとっては、機能が豊富過ぎました…。身の丈に合った…と表現すべきかどうかは分かりませんが、ここ数年くらいは、ずっとそんなキーボードを探していたのでした。
そして半年くらい前の事ですが、ちょうどこの SV-1 を使ってライブをする事があり、その時に何だかパワフルな音に惹かれまして、この SV-1 に興味を持ったのです…。操作性を、敢えてアナログな感じにしており、また、実際に真空管が中に入っているので、暖かみのある音色も、新しいのに“ビンテージ”と呼んでいる所以なのかもしれません。
実際のところ、エレピの音色が凄く良いとされているのですが、このピアノの音も結構好きでした。少し軽めな感じもしますが、割りとイケイケなバンド・サウンドの中では、これくらいの方が抜けて聴こえるような気もします。そして弾き心地も結構好きで、生ピアノ重さと、エレピの軽さの中間ぐらいのタッチとでも言いましょうか…。実態には合っている気がします。
何だかレビューっぽくなっているので、この辺りにして(笑)、今後も長く使っていけそうな機種にはなりそうです。本音を言うと、以前の YAMAHA MOTIF ES7 と比べて、少ししか重量は軽くなっていないのですが(笑)、大きさは一回り以上は小さくなったので、以前よりは身軽になったとも言えましょう。早くライブで使ってみたいですね。…と言うか、今後はこの機種ばかりになると思います。どうぞ楽しみにしていて下さい!
☆KORG のHP…http://www.korg.com/jp/