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 この記事は、昨年9月に行われた、元宝塚の大空祐飛さんのコンサートに参加した時の事を書かせて頂きたいと思います。タイトルとなっている『MojiCA』ですが、文字と音楽の融合といいますか、ただ歌を歌うコンサートではなく、ステージのバックには映像と、歌の歌詞とリンクさせた「文字」が映し出され、更に「ひとり語り芝居」…とでも言うのでしょうか。朗読劇とはまた違った時間が用意され、とてもオリジナル性の高いコンサートを作っていったのです。
 今回の話しの切っ掛けは、いつもお世話になっているゴールデンバード・レコーズの北條馨梨さんからで、北條さん自身が脚本、演出を担当。そして演奏のバンドマスターをやってくれと頼まれたでした。更に、演奏を仕切るだけではなく、音楽作成の面でも手伝わせて頂く事になり、かなりの面で協力をさせて頂いたのですが、そのぶん、思い入れも大きいものとなりました…。コンサートのスケジュールとしては、東京で2日間、3公演、そして大阪で1日間、2公演…の計5公演。言わば短期間に凝縮されたコンサートですが、全ての公演で満員御礼状態で、それだけ待ちに待たれたコンサートだったのだと思います。公演を経ていくにつれての成長度も凄く、これを更に続けていけたら、どんなステージに展開されていったのだろうと思わせられる程でしたが、あれから1年余りが経過し、やっとこのツアー日記に綴れるタイミングともなりました。少し振り返りつつ、当時の空気感を思い出してみたいと思います。

  9月7日(1日目)
 東京公演は銀座ヤマハホールにて行わせて頂きました。まずはここから、良いものを始めていかなければなりません。こういった場所でのバンドマスターというのは、なかなか緊張するものですが、バンドメンバーにはお馴染みのギターの後藤郁夫さんから、北條さんから今回紹介して下さった、バンドネオンの小川紀美代さん、そしてパーカッションの楯直己さんをと、頼れる方達が控えて下さっています。そして、リズム隊は自分が選ばせて頂いたのですが、ベースに森田晃平君、ドラムには木村創生君と、こちらはお馴染みのメンバーで、安心感もあります(笑)。メンバーと色々と意見を交わす内に、自然と緊張感も和らいできたものですが、ステージに向けた緊張感はむしろ刺激へと変化していった事でしょう。

    

 実は、この本番に至るまで、かなり突貫工事的に進めてきた感じはありました。前述のように今回のコンサートには要素が沢山あり、それを1つ1つクリアしていくには相当な時間を要する事は分かっていたのですが、1つクリアすると、また新たに取り入れたい要素も生まれてきたりして、それらを皆が納得させるように進めのにもやはり時間が必要だったりしたのでした。その中で、今回は新しいオリジナル曲を作り出す事が出来ました。自分はその作曲、アレンジ作業にも今回携わせて頂いたのですが、こうして今回のコンサートでお披露目が出来る事にホッとしたものです。しかも、それらの曲は今回のコンサートからCDとして販売されている事にもなっており、「形」にもなった事が嬉しかったです。これらの曲を取り入れて行えた本番1日目。想像以上の手応えを感じる事が出来たのでした。このまま2日目に話しを進める事にしましょう。

  9月8日(2日目)
 この日はそもそも夜公演だけだったのですが、1日目も含めて東京は早々とソールドアウトになってしまった為、急遽昼公演が追加された日でもありました。つまり、この日は昼と夜の合計2公演。大変ではありますが、その分じっくりと、今回のコンサートを俯瞰出来る日にもなるなと思いました。

    

 その風貌から「手塚様」(恐らく漫画家の…?)と譜面に書かれていた森田君を始め、改めてバンドメンバーの皆さんと、今回のコンサートを曲構成をという部分から振り返って意見交換をしていきます。直せるところは直していきたいですし、良いところはお互い共有をさせて、更に良さを伸ばしていきたいところでもあります。ここで気になっていたのは、音そのものと言うよりは、音と音の間…とでも言うのでしょうか。その部分でのメンバーの共有を行いたいところでもありました。恐らくこれは1日目の公演を実際に行って、それぞれが気付いたところでもあるのだと思います。これは2日目ならではのやり方でもあると思いますが、実際に見て頂いたお客さんの反応を見ての流れでもあるので、良い影響になるのではないでしょうか。…勿論、これはバンドメンバー側としてやっている事なので、自分達の他にも、ステージチームや演出チームにも色々な意見交換が行われている事でしょう。そして改めてチーム同士で意見を共有させ、2日目のステージに臨んでいったのでした。そしてそれは、お客さん達の更に盛大な拍手で、やって良かったと思わせてくれるのです。自分達としても、良い流れで大阪公演に繋げられる確信したものでした。

    

 3公演を終える頃になると、バンドメンバーにも自然と「チーム力」が湧いてくるものです。少し前まではお互い顔も知らなかった人達が、今こうして冗談でも交えながら喋っていっているというのは不思議なものではありますが、これこそがバンドの音の原動力だとも思っています。後は大阪公演の1日のみ。張り切って臨みましょう。

  9月11日(3日目)
 大阪公演は、東京公演から少し間を空けて行われました。この日も昼と夜の2公演。要は入り時間の早さを意味していますが(笑)、自分は東京を朝イチの新幹線で出発するも、メンバーによっては前入りを果たしていたりと、既にメンバーの中でも新たなコミュニティが生まれているようにも感じました。実は、この方がバンマス的には気が楽でもあるのですが、なかなか楽しみな大阪公演になりそうではないですか。

    

 大阪は、難波にある Yes Theater にて行われました。左下写真の通り、銀座ヤマハホールとはまた異なった環境である事が分かると思いますが、この環境の変化には想像以上に苦戦した記憶があります。音の部分もそうでしたが、立ち位置の問題やステージの見え方…という部分まで、それは細かに挙がりました。その中でもやはり、東京の2日目での公演の時と同じように、演奏を更にブラッシュアップさせていきたい思いも強く、それを1つずつ反映させながら、それこそ本番ギリギリまで入念にやり取りを進めていったのです。残り2公演しかないので、尚更良いものを作りたいという思いが溢れていったのだと思います。そんな中でのタコ焼きパワー…だいぶ救われました(笑)。

    

 さて、今回で最初の公演から数えると4公演目になるのですが、個人的に異なったアプローチで演奏もしてみました。今回のコンサートでは「ひとり語り芝居」というのが用意されていて、台本を軸に大空さんの、文字を大切に語っていくような芝居がステージ上で行われます。その中の場面場面でのBGMは、基本的に自分のピアノ演奏のみで進められていくのですが、これはつまり、自分も演奏して「演じている」事に気付き始めたのです。
 芝居中に演奏する曲は決まっていて、楽譜も渡されていますし、弾き出すタイミング、そして弾き終わるタイミングも決まっています。しかし、演奏する「表現の方向性」は特に指示されていません。自分も弾きながら大空さんの演技を見させて頂いたいますが、毎回何かの「意志」を演技に込めているように感じました。これは“挑戦”とも捉える事が出来るのかもしれませんが、自分もその演技に寄り添えるよう、楽譜という要素の中で自由な解釈で演奏してみたのでした。初日は、どちらかというとタイミングを合わせたり、演技の邪魔にならないように…という考えで弾いていたのですが、演技に寄り添ったら面白くなりそうだと思い、自分なりの“挑戦”を持ち込んでみたのでした。…すると、確実に何かが変わったように思いました。大空さんの演技自体がまた、自分のBGMに寄り添ってくれているような…そんな感じがしたのです。1つ1つ同じ演技は存在せず、自分もまた、この時だから生み出せる演奏でその場を作り出せていたと感じました。この感覚が掴めた時、最後の5公演も絶対に良いものになると思えたのは言うまでもありません。

    

 そして最後の5公演目。もう、詳しく記すまでもないと思いますが、このラストの公演に出向く前の集合写真で御想像頂けると思います(笑)。とても良い公演でしたし、何より演奏していて楽しかったです。本編後、そしてアンコール後にも拍手は鳴り止まず、本来ステージ上に上がる予定ではなかったバンドメンバーも上がり、更には急遽1曲ほど演奏までしてしまいました。ここで演奏されたのはオリジナル曲“花鳥燈華”。元々は北條さんの鼻歌から始まったこの曲でしたが(笑)、ハーモニーを付け、構成を考え、イントロを付けたりアレンジをして、ついに今回の公演のダブルアンコールを務める曲にまで成長していた事に、自分としても驚きを隠せませんでした。バンドメンバーと共に作り上げる事が出来た楽曲です。本当にどうもありがとうございました。そして多くのお客さんと過ごせたこの時間に、バンマスとしても大いに感謝です!

    

 …この後は、楽しい打ち上げの始まりです。そもそもから、楽屋ではお互いふざけ合いながら過ごしていたバンドメンバーでしたから、ここでの打ち上げっぷりも容易に想像出来る事と思います(笑)。メンバー内の年齢で言うと、自分は真ん中より少し下…というような位置付けでしたが、それが却ってバランスの取れたバンドになれたのかなとも思いました。大してバンマスらしい指揮はとれませんでしたが、楽しい時間でした。

    

 大空さんとも色々とお話しをする事が出来ました。その中でも印象的だった言葉に、「私は歌の人ではないから。」…というものがありました。実は自分も今回、この独特なコンサートをやるにあたって、「自分は演技の人ではないから。」…という思いがどこかにあったのです。異なるようでどこか似た思いを持った自分達でしたが、こうして大成功をおさめたコンサートを共に作る事が出来たのも何かの縁なのかなと思いました。しかしハッキリと自分は今回のコンサート中に、大空さんは演技という側面から歌心を表現しているという瞬間を目の当たりにしました。そして、それに引っ張られていく演奏陣…。その求心力と言いますか、影響力はやはり凄かったです。改めて、一緒に公演を行えて幸せでした。どうもありがとうございました!

    

 大いに騒ぎ、大いに飲んだ打ち上げでした。皆さんの酔っぱらった姿が暫く見れなくなると思うと名残惜しいですが(笑)、この場の縁を最大限に楽しみました。

  9月12日(2日目)
 さて、帰路はこの方と一緒でした(笑)。せっかく大阪に来たのだから…と、新大阪駅構内にあった串カツのお店でランチをし、お互い新幹線へ…。今回、手塚さん、いや、森田君にも随分と助けて頂きました。またどこかで共演の機会を楽しみにしていましょう。

    

 こうして東京と大阪、計5公演を無事に終える事が出来ました。今回振り返ってみて、やはり特別な時間だった気がしますし、普段のライブでは得られない、音楽と芝居の狭間のような部分の要素を経験する事も出来ました。改めて、面白い縁に感謝…。そして、また同じメンバーで冗談でも言いながら、こうしたツアーが出来たら、何と楽しいのではないかと想像を巡らせたりしていました(笑)。最後まで読んで頂いてありがとうございました!

 ☆大空祐飛さんのHP…http://yuhi-ozora.jp/

 ☆ゴールデンバード・レコーズのHP…http://www.goldenbird.jp/

 
☆銀座ヤマハホールのHP…https://www.yamahaginza.com/hall/

 ☆なんば Yes Theater のHP…http://yes-theater.com/

拍手[17回]

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HN:
竹内大輔(Pf,Key)
性別:
男性
自己紹介:
1980年1月29日生まれ
の生粋のO型(…が、初対面
ではよくA型と見られる)。
3歳(自分では記憶に無い)
からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学
ではバンドも経験する。現在の
活動は日本全国から海外に及び、
各地のライブハウスやラウンジ、
レストラン、そしてバー等での
演奏は勿論、各アーティストへの
レコーディングや、作曲・編曲
等にも積極的に取り組んでいる。
日本、世界中を飛び回りたい、
鉄道、旅客機、旅行、写真好き。

5月16日(木)
銀座 No Bird
Open…18:00~、
1st…19:30〜、
2nd…21:00〜、
Charge…3500円(ドリンク別)
コースを御予約の方は2500円
Member…(Pf)竹内大輔、
(B)池田暢夫、
(Ds)佐々木俊之

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