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 またまた『1年前のツアーシリーズ』…になってしまいましたが(笑)、この記事は、昨年の12月に行われた黒船の奄美ツアーのものになります。1st.CD『CROSSOVER』を発売してから各地でライブをやってきた自分達の最後の締めとも言えるん遠征ツアー先になったのが、黒船という音楽性の重要な部分を占める奄美という土地でした。
 改めて、黒船の音楽感を言葉で説明すると、「北の津軽三味線と南の奄美島唄が出会い、それらをジャズをベーシックに融合させて表現させている」…といった感じでしょう。しかし実際のところ、自分達が奄美島唄に今までどれだけ触れていたかというと、それはとても浅いものでしかありませんでした。頼れるところは、メンバーで唯一奄美に深く触れている(そもそも出身)ボーカルの里アンナさんでありますが、曲のアレンジを基本的に構築するのはリーダーの関谷君ですし、自分個人としても奄美島唄に関しての知識というのは殆どありませんでした。
 そんな中で、奄美に実際に足を運んでライブをする…というのはメンバーにとってもバンドにとっても非常に大きいものを意味しているように思いました。アンナさん以外、奄美に行くのは今回が初めてという事でしたが、実際に足を踏み入れ、実際に奄美の方々と触れ合い、そして実際に奄美の方々の前で奄美民謡をアレンジさせたライブをするというのは、自分達の音楽を再認識する上で、最も理解が早い方法の1つでしょう。人の話しで知識として聞くより、自分で直に体験した方が良いという、とてもシンプルな発想ではありますが、正にその通りだと思います。そして向かうタイミングが、1st.CDをリリースさせてツアーを行い、そのファイナルというのが面白いではありませんか。これは自分達への挑戦でもあり、ある意味で答え合わせでもしに行くような感覚だったとでも言いましょうか…(笑)。とにかく楽しみなツアーであり、そして黒船というバンドを1回りも2回りも大きくさせたツアーだったと思います。それではどうぞ御覧下さいませ。

  12月12日(1日目)
 初日は、メンバー皆で成田空港に集合となりました。この2014年に成田〜奄美間を就航させた LCC、バニラエアの便に乗る為です。前述のように、アンナさん以外のメンバーは今回が初奄美という事でしたが、これは要は、奄美という場所は今まで行き辛い場所でもあったのです。羽田空港から直行便が出ていますが、運賃は非常に高く、正規料金だと片道5万円以上もしてしまいます。早割等の運賃ですと2万円以下にはなるものの、思い立って行くには厳しい値段と言えるでしょう。実は、奄美より遠い沖縄便の方が、割引運賃が豊富なのですが、これは便数や運航会社が多く、会社同士で競争をしているからとも言え、今まで奄美便は日本航空系列の独擅場だったので、なかなか安い運賃が出回らないような場所だったのでした。

     

 そこに現れたのが、日本の LCC であるバニラエアでした。それまで札幌便や沖縄便を運航していましたが、2014年に奄美便を運航、その正規料金は片道1万円を切るものでした。時期によって割引運賃を狙えば片道5000円以下になる時もあり、この登場は、奄美という場所を一気に気軽な場所へと押し上げたと言えるものでした。更に言うと、実はこのバニラエアは今回のツアーの協賛になって頂いており、この事が奄美ツアーの実現に繋がったと言っても過言ではないのです。本当に良いタイミングで奄美に就航してくれていたわけで、今後も末長き就航をお願いしたいものでした。

    

 バニラエアは LCC なのでドリンク等のサービスは全て有料でしたが、テンションの上がっていた自分は、とりあえず缶ビールを購入して、これからの奄美に備えます(笑)。概ね曇り空の中を飛行していて、あまり外は見えませんでしたが、これから見える奄美の綺麗な景色に取っておくという考えもまた一興ではありました。
 成田空港を出発してから2時間半ぐらいして、奄美の島が見えてきました。やはり曇り空ではありましたが、そんな天候でも綺麗な青色の海が出迎えてくれます。しかし風が強いのか、この辺りから飛行機の揺れが激しくなってきました。それはよくある事なので、ひとまず着陸するのを待っていたのですが、ここで滑走路にギリギリまで近付くも、揺れが更に激しくなって、窓の外にはグラグラ揺れている主翼を臨んだのも束の間、再び飛行機は上昇をし始めました。…これは着陸復行(ゴーアラウンド)と呼ばれるもので、要は着陸のやり直しです。飛行機業界?ではそんなに珍しい事では無いのですが、流石に初めて体験したので少々驚きました。…とは言え、通常着陸していたら見えなかった、上昇中の景色(右上写真参照)も見えたので、これは良い経験だったという事にしておきましょう(笑)。機内も何だかざわついていましたが、実はこれが後に良い効果を生む事にもなるのです。

    

 「さっき上昇してる時に、うちの実家が見えたかも」…と、アンナさん。「死ぬんですかね」…と、白藤ひかりさん。それぞれの感想をもって到着した奄美は、やはり風が強い日だったようでして、メンバー皆が非常に暖かい土地と思っていた期待を見事に裏切られ、到着の第1印象は「寒い」でした(笑)。搭乗ゲートではバニラエアの方がハイタッチを待っていたものの、これまた冷静に通過しつつ、この後は車で奄美の中心部まで出向く事になります。

    

 向かうは、奄美の中心地である名瀬。今回ライブをやらせて頂く ASIVI というお店もここ名瀬にありますが、空港からは約1時間の距離という事で、結構な移動距離のようでした。聞くと、アンナさんの実家は空港の近くにあって、この辺りは奄美大島の北側に位置するとの事。そしてこれから向かう名瀬は、島の中央辺りにあるとの事でした。意外と奄美大島も広いのですね…。

    

 割りとなだらかな道のりから1つ山を越え、今まで左側に見えてきた海が、今度は右側に見えてくるようになると、名瀬に近付いてきた証拠です。そして、徐々に市街地の中に入ってきて、海もすぐ近くにある街、名瀬に到着しました。少し休みたい気持ちもありましたが、ここで奄美の新聞社2社からの取材を受けました。黒船で、この次の日に大きなライブをやる為でもありますが、奄美的には、奄美出身の歌姫である里アンナさんが、久し振りに故郷である奄美で大きなライブを開くというのが重大ニュースだったようです。記者の方も、とても興味深く自分達の話しを聞いて下さり、最後には「実は、見出しはもう決めてあるんです。」と、にっこりされていました。明日の新聞に期待したいところです。

    

 沖縄でもそうだったのですが、奄美でもやはり新聞広告の力は結構大きいようで、実際今回の取材を受けた新聞記事を見て、連絡をしてきたり、足を運んでくれる方も多いのだとか…。既に ASIVI での予約は相当数入っていたようですが、まだ明日になってからも期待をして良いのかもしれません。また楽しみになってきました。
 取材後は、ファミレス等で休憩しつつ、周囲の散歩も少しだけしましたが、ファミレス店内や街の至る所に今回のライブのポスターが貼ってある事に気付きました。そこには大きく“黒船”と書いてあり、どうやら凄く街のあらゆる所で協力をして貰っているようです。本当に有り難い話しで、それだけ自分達も期待されているのだと思いました。改めて気合いを入れ直します。

    

 また、ラジオ番組にもメンバー全員で生出演させて頂きました。黒船誕生の切っ掛けや自分達の音楽の特徴等を話させて貰い、こちらも良い宣伝になったのではないかと思います。そして、アンナさんの有名人っぷりが、より分かる時間ともなりました(笑)。

    

 そして、明日演奏する ASIVI を少し見学させて貰い、この日の全予定は終了。近くの居酒屋で打ち上げを行い、明日に備える事にしました。勿論、奄美料理が堪能出来るお店をセレクトし、更なるモチベーションを上げていきます。ここでも勿論ポスターは貼ってありましたが、ここで自分達のボーカルが里アンナさんである事を告げると、お店の人もやはりよく御存知だったみたいで、「これは明日、お店を畳んででも見に行かなくちゃね〜」と、嬉しい事も言って下さいました(笑)。皆、お喋り過ぎで、そして皆、優しく、温かいです。

    

 今回、我らがエンジニアの速水さんも御一緒していたのですが、この日も早くから飲み歩いており(ラジオ収録中辺りから…笑)、いつの間にか明日の宣伝を、各お店で出会ったお客さんに伝えて下さっていたみたいで、既に7名くらいは明日のライブに行く人がいる…との御報告を受けました(笑)。流石過ぎるではありませんか!…そして、実際自分達が打ち上げをしていたお店でも、隣りに座っていた方々と、行きに乗ってきたバニラエアが着陸をやり直した話しから意気投合して盛り上がり、この方達もライブに来て頂ける事になったのでした♪…どうやら、今回お会いした方々は、今日東京からやってきたお客さんが多く、殆どの方にその話しは通じたのでした。ある意味で、着陸をやり直してくれてありがとう!…という感じでしたが、何だかこの辺りから自分は体調の様子が良くなく、まだ21:00ぐらいではあったものの、自分だけホテルに先に帰る事になりました。他のメンバーはこの後、24:00を余裕に越えるまで飲んでいたみたいですが、その頃自分は高熱が発生…。熱を冷まそうと必至に一夜を過ごしていたのでした。
 ホテル内での自分の体調は散々で、だるさと寒気が一気に出ていて、それは熱いお湯に浸かっても「寒い!」と感じてしまう程でした。次の日はライブ本番なので、体調不良の為に欠席…となるわけにもいきません。何とかしよう、何とかしよう…と思うも、明らかに高熱が出ているのが分かり、とにかく今は安静にするしかないと言い聞かせます。そしてここで良かったのが、その発熱を出し切った感じがあったという事でした。発熱のピークを過ぎた感覚もあり、徐々に落ち着きを見せてきたのでした。今日まで、生活リズムが不安定だった事もあって、そもそも身体が疲れていたかもしれません。早めに切り上げておいて良かったです。次の日は、時間通りにホテルを出発する事が出来ました。

  12月13日(2日目)
 そして本番当日。メンバーでホテルロビーに集合しましたが、早速ロビーにいたのは流石の速水さんで、そして手には今日の新聞を早速2種類持っているではありませんか。見ると、昨日取材をした記事が出ています。記事の見出しは、『里アンナ「黒船」で帰島』。…成程(笑)。

    

 この事は、後から集合したメンバーにもすぐに伝えられ、関谷君は早速、奄美のコンビニであるワンツースリーマートにて追加の新聞を購入していたのでした。そして、この後には名瀬にある楽器屋、セントラル楽器にも御挨拶。お店の入口には、今日行うライブの事が手書きで宣伝されていて(左下写真参照)、とても味わい深かったです。

    

 ここには奄美民謡の唄うたいの方のCDやカセット(!)が充実しているようで、アンナさんもだいぶお世話になっていたのだとか。…となると、それらのコーナーを探してみると、元ちとせさんに交じってありました!…アンナさんが高校在学の時にここセントラル楽器からリリースしたというCD、『きょらうた』です(左下写真参照)。これはだいぶ貴重な作品なのではないでしょうか。流石、奄美の楽器屋だと思いました。

    

 他にも、奄美民謡の楽譜等も置いてあり、これは奄美民謡アレンジをする自分達にとっては辞書のような存在と言っても良いでしょう。既にアンナさんが持っているものもありましたが、興味津々に眺めてしまいました。今後に是非とも役立てていきたいものです。

    

 なかなか良いものを見させて貰った後に、回転寿し屋に行きました。奄美では脂ののったお寿司は好まれなく、言わば本州系のネタのお店ではありましたが、それが逆に地元では人気らしく、確かに美味しく感じられ、大満足でした。

    

 昼食後、どこか奄美を観光するに相応しい所を模索していたところ、名瀬から車で20分ぐらい走らせたところに、有名なマングローブ原生林があるらしく、ここに向かう事にしました。すぐに名瀬の市街地からは離れ、山と海が混在するような景色になりますが、これがいわゆる奄美らしい景色でもあり、アンナさんの住む所や、先程の名瀬は例外のような感じなのだとか…。そうして着いた所は、黒潮の森マングローグパークという場所。特別保護区に指定されており、公園風に中を見学する事も出来ました。

    

 展望台らしい場所もあり、改めて、自分達は自然の真っ只中にいる頃を知ります。そして展望台へ登りきった所から見た景色は、辺り一面のマングローブ原生林だったのでした。これは壮観でした。観光エリアらしく、双眼鏡も敷設されていましたが、それよりも俯瞰して景色を見た方が、この雄大さに触れる事がより出来そうな気もします。

    

 この時、何だか1曲ぐらい曲が書けそうな…みたいな話しをしていたと思うのですが、後々に実際に関谷君がマングローブをモチーフにした変拍子曲を書いてくる事になるとは、この時には思っていなかったです(笑)。とにかく、メンバーそれぞれ、何かしら心打たれるものはあったという事でしょう。

    

 これらの原生林は、もっと近くで見る事も出来るようで、場所を移動して丘の下まで降りて見てみる事にしました(ただし、この時点で女性陣は疲れてきたらしく休憩中)。思ったより下まで降りれた事に驚きましたが、成程…という景色でしょうか。どちらかというと、良い運動になったという印象の方が強かったように思います。ひとまず黒船メンバーが、奄美の自然と触れ合えた時間になりました。

    

 女性陣の休憩に合流して、ホッと一息…。ビールを飲む者はこの時点でビールを飲み(笑)、そろそろライブハウスに向かう時間です。奄美の色々な景色に出会い、色々なものを吸収しながらのこの日のライブは、きっと良い感性を導き出せてくれるでしょう!


 まだまだ続きます!

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HN:
竹内大輔(Pf,Key)
性別:
男性
自己紹介:
1980年1月29日生まれ
の生粋のO型(…が、初対面
ではよくA型と見られる)。
3歳(自分では記憶に無い)
からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学
ではバンドも経験する。現在の
活動は日本全国から海外に及び、
各地のライブハウスやラウンジ、
レストラン、そしてバー等での
演奏は勿論、各アーティストへの
レコーディングや、作曲・編曲
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