…とは言え、今の時点ではまだ完成ではなく、これから更なる作業を費やしていく事になると思われますが、そこは楽しみにして頂ければと思います。録音時は、1曲の演奏をするだけで息が切れる程の体力を使わされましたが(笑)、今の TRI4TH のライブ・ステージングを見れば、この熱量消費も納得というものです。とにかく、熱いものは残せたような気がします。
何度かテイクを重ね、後に皆で聴き比べる時間を設けるのですが、それぞれに良いテイストがあると、その選択に悩んだりもします。テイクを選べるという事は贅沢な悩みなのかもしれませんが、基本的に、皆さんにお聴かせ出来るのはその中の1テイクだけなので、選択は慎重にならなければなりません。勢いを取るのか、ノリが良い方を取るのか…、ある意味で、作品全体の方向性にも繋がるので、メンバー全員の意見が一致するまでその協議は続けます。正直、それは実際に録音している時よりも時間を費やしていますが、それだけ自分達が納得するものを作りたいという表れでもあるのです。
…こうして徐々に完成に近付いていく自分達の楽曲達。近いうちに皆さんに発表出来る機会がくると思いますので、どうぞ楽しみにお待ち下さい。…と言いますか、自分が既に楽しみだったりしています(笑)。
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
今回はキーボードを持ち込みましたので、羽田空港に着くまで(着いても…笑)、自分はこれから海外ツアーに行くのだと思ってしまいますが(笑)、向かうはターミナルの4階に位置する江戸舞台という場所です。この1階上に展望デッキがあり、普段何気無く通り過ぎていた場所でもありましたが、この日は素敵なステージが設置されていました。
このようなステージからターミナル内を見渡すのがまた新鮮で、自分は改めて空港内で演奏するのだと思わされます。そしてリハーサルも順調に終わって本番を待ちますが、せっかくなので前述の展望デッキにも行ってみましょう(笑)。本番が控えているので、ゆっくり…というわけにはいきませんが、こうした合間に飛行機に目を通す…という行動もなかなか楽しいではありませんか。国際線ターミナルなので、海外航空会社も頻繁に出会えるのが楽しいですね。良い充電時間になったと思います♪
そうして本番の時間になりました。今回、自分達と、別のバンドの2バンドの出演が予定されており、自分達は後攻で、時にボーカルを入れて演奏させて頂きました。広告通り、基本的にはジャズをお届けしましたが、日本語のポップスや、ブラジル曲等もお送りしていきます。…とは言え、頭の中にあるのはジャズの構造で、即興感を大事にしつつ、時間は割りと細かく指定されていたので、曲の長さには気を付けながら演奏していきました。
今回のメンバーには、サックスにかわしま崇文さん、ベースに新岡誠さん、ドラムに鶴谷智生さん、キーボードに自分、そしてゲストボーカルに山野ミナさんと、とても豪華なメンバーが揃いました。そしてこれは、本番が終わってからステージの写真を見させて貰って初めて気付いたのですが、本当に素敵な舞台が出来上がっているではありませんか。周りの灯りが消えていて、ステージ周辺にイルミネーションが集中されていたのですね。正に特別なステージでした。お客さんも沢山いらして頂いて、皆、思い思いの時間を過ごされていたと思います。どうもありがとうございました!
こうしてライブは無事に終了となりました。国際線ターミナルという場所自体が、そもそも特別な場所という位置付けがあるように自分は思うのですが、更に特別な空間を作り上げ、1年に1回しか訪れないバレンタインデーの夜を飾る事が出来る機会を頂き、とても嬉しかったです。自分達のステージを見て素敵な時間を過ごせて頂けたら何よりの時間でした。飛行機も見つつ、空港という場所で演奏もしつつ、個人的にも1粒で2度美味しい時間になりました♪
☆かわ島崇文さんのHP…http://home.t00.itscom.net/smooth/
☆羽田空港国際線ターミナルのHP…http://www.haneda-airport.jp/inter/
4月3日(1日目)
東京は例に寄って朝早くに集合。1台の車をレンタルし、TRI4TH メンバーと fox メンバー、そしてスタッフの皆さんと一緒に行く予定にしていました。しかし、何人かは後から新幹線組の希望が出ていたので(笑)、車中は意外にも余裕のあるスペースが出来上がっていました。お陰で道中はゆっくりと身体を休める事ができ、万全の態勢で京都に辿り着けたのではないかと思います。新幹線組に感謝でした(笑)。
東京を出た時は雨が降っていましたが、京都では若干晴れ間も見えるような天気で、満開の桜が自分達を出迎えてくれました。時間的にもだいぶ早く着く事が出来たので、散歩でもしつつ、京都の有名なラーメン屋、今出川の“ますたに”へ…。お昼過ぎの時間にも関わらず、沢山の行列が出来ていましたが、お店の前が桜並木だった事もあり、飽きずに待ち時間を過ごす事が出来ました。そしてラーメンの味の方も抜群でした!…良い流れです。
食事後、今回のライブ場所である京都 Metro へ向かいます。ここは、地下区間である京阪電鉄鴨東線の神宮丸太町駅の入口の途中にあり、1990年にオープンした、京都最古のクラブでもあるのだとか。一瞬、本当に駅に向かうような動線なので、個人的にはワクワクしてしまうのですが(笑)、ちゃんとお店に向かうようにしましょう…。ここのアンダーグラウンドな雰囲気は正にクラブ。熱い歴史が感じられます。
荷物を運び、すぐにリハーサルへ…。そしてその後には、せっかくなので近辺の桜なども鑑賞しつつ、そしてお店のすぐ脇の鴨川も楽しみつつも(勿論、店内でビールも…笑)、すぐに本番の時間はやってきました。そんな今回の TRI4TH の出番はトップバッター。いきなりの出番ではありますが、最初から盛り上げるべく、全力でステージに向かいました。
既にお客さん方はフロア内に溢れており、このイベントの注目度の高さが伺えます。この日は自分達も含めて計4バンドが出演する事を考えると、聴く方のペースも大変だろうなとも思いますが、かといって自分達の音楽を耳障りの良い感じにするわけにもいきません(笑)。激しめのサウンドを目指して、1音目からぶっ放していったものでした。
恐らく、TRI4TH を初めて見た…という方も多かったと思いますが、これまでの自分達のPVを既に見て頂いている方も多く、“Freeway”など、ここぞという場面で盛り上がってくれたのは嬉しかったです。また、最近アレンジを変えた“Little Italy”も好評で、次回にリリースする自分達の初のベストアルバムを見据えたステージとしても考えられていたかもしれません。
勿論、最後には“Dance 'em All”をやらせて頂きました。ここまでも割りと激しい曲を続けてきた感じもありますが、更に盛り上げつつ、この曲をやるとビシッと締まるのです。いつも以上にドラムとの攻防も盛り上がり、大きな拍手を頂いて締め括る事が出来ました。TRI4TH で京都でライブをするのが今回が初めてでしたが、大きな良い爪痕を残せたのではないでしょうか。多くのお客さんに楽しんで頂いて感謝です。どうもありがとうございました!
…さて、この後はゆっくりとイベントを楽しむ事にしましょう。まずは tio。今回、自分達とのスプリットアルバムを出させて貰った事もあり、頻繁に対バンをさせて頂いていますが、今回のステージは特に盛り上がっていたのではないでしょうか…。三重出身のバンドではありますが、京都は地域的にも近いせいでしょうか。リラックスした雰囲気も感じさせられた、それでいて堂々としたライブでした。
そして3バンド目には fox capture plan。既に客席はお客さんでギュウギュウの状態となっており、満員以上とでも言いましょうか。やはり注目度は凄いものありますが、それを当然のようにやってのける彼等のサウンドもまた凄かったのでした。お客さんの盛り上がりもピークに達しているように思いました。
その後、いよいよ今回の大トリ、京都出身バンドの jizue の登場となりました。やはり歓声はひと際大きく、お客さんも今か今かと待ち望んでいた事でしょう。これまでのステージで熱量を上げてきたこのフロアに、更に jizue 色に染める時間が始まったのでした。
あまりにも人が多くて、自分は途中から観戦し始めましたが、ステージと客席が一体となった空間がそこにはあり、皆、jizue のステージに大注目しているという感じでした。この気迫は何なのでしょう…。元から jizue のサウンドには、トランス掛かったものが溢れているような印象がありましたが、この日は更なる集中力、そしてお客さんからの熱量により、とてつもない物が生まれてきているような感じさえしました。流石地元…と一言では済まされないようなステージの迫力がそこにはありました。流石でした!
こうして Bud Music × Playwright Match Up 京都編は終了となりました。何とも贅沢な時間だったと思いますが、こうした素晴らしいバンドが自分達の身近にあるという事は、本当に恵まれているのだと思います…。これが東京ではなく、京都という土地で味わえたというのも良いでしょうね。この日も肌で刺激を感じつつ、これからの自分達の活動にも生かせたらと思うばかりでした。
打ち上げもガッツリと盛り上がりました。楽しい時間を、どうもありがとうございました!
この日のホテルですが、京都市内が殆ど満室になっている事もあって、滋賀県に宿を取っていたので、打ち上げ後には皆で滋賀県方面に移動…。打ち上げ自体はそんなに遅くまでは居られませんでしたが、これもまた遠征ツアー途中の雰囲気もあり、面白かったです(笑)。移動の多い1日でもありましたが、よく眠れそうなでした♪
4月4日(2日目)
この日は fox capture plan のメンバーと共に、東京に向けて車で帰るだけの日となっていましたが、朝の集合時刻にホテルのロビーに着いてみると、かなり人数が少なくなっている事に気付きます…。そう言えば昨日から、先に電車で東京に帰った者、今朝、早々と仕事の為に東京に戻った者など、段階的にメンバーの数が減ってきているなあと思ったのですが、改めて確認してみると、TRI4TH 2名、fox capture plan 2名、スタッフ2名、合計6名というラインナップになっていました(笑)。6人でこの大きなレンタカーは、少し贅沢だなあと思いつつ、東京までゆっくりと過ごさせて頂きました。
この時、新東名自動車道が延伸されていて伊勢湾岸自動車道とも繋がっていて、時間的にも本当に楽チンになっていたのでしょう。新しいサービスエリアの1つの岡崎SAも快適な造りで、今回の旅を振り返れる気分転換の時間にはもってこいでした。皆様どうもお疲れ様でした!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
☆jizue のHP…http://www.jizue.com
☆fox capture plan のHP…http://foxcaptureplan.tumblr.com/
☆tio のHP…http://www.t-i-o.jp
☆Playwright のHP…http://www.playwright.jp
☆bud music のHP…http://www.budmusic.org
☆京都 Club Metro のHP…https://www.metro.ne.jp/
★4月2日(日)南青山 Z.IMAIGNE
Open…18:00〜、Start…18:30〜2ステージ
Charge…3000円(ドリンク別)
Member…(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之
南青山(骨董通り沿い…最寄り駅は表参道駅)に場所を移した、
新装 Z.IMAGINE でのライブです。4月1日に移転オープンとの
事なので、この日は開業2日目のライブという状況になり、お店の
節目の時期に出演させて頂けて大変有り難く思います。お店への
お祝いも兼ねて、トリオとしても精一杯演奏させて頂きます!
新しい場所、新しい空気でのライブ。自分も楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いします。もう予約は始まっていますので、お店か、トリオメンバーへ気軽にご連絡下さいませ。このライブが始まるときはもう4月。春の陽気と共に、熱いステージを繰り広げていきたいです!…ちなみに、外苑前時代の Z.IMAGINE にトリオで初出演したのは、2008年2月15日の時〔竹内大輔の写真日記(〜2009)、自分名義ライブ8回目参照〕でした。もう9年も前なのですね。
その時の写真を見たら、皆、若くてビックリしました(笑)。この時の初心を忘れず、それでいて現在のトリオらしいライブにしていけたらと思います!
その歴史は、池上本門寺参詣客輸送を目的に、1922年に池上電気鉄道が蒲田駅〜池上駅間を開業させた事に始まりますが、後に路線は徐々に伸び、1928年には五反田駅までの路線が全通しています。この時、五反田駅から先にも更に延伸する予定があった為に、駅周辺は山手線の線路を越えて高架で建設されました。そして、1934年には目黒蒲田電鉄(後の東急電鉄)に買収されて現在に至っています。
長らく旧性能電車ばかりが活躍する路線でもありましたが、1984年に冷房車の導入、そして1989年には全て新性能電車に取って代わられ、他の東急路線同様の近代化が図られていきました。また、池上線は従来は他の路線で使用された中古車両ばかりが使用されていましたが、1993年には池上線用に直接新車を導入する機会もあり、これは池上電気鉄道以来、63年振りの事でもあったとか…。
現在、お隣の東急電鉄多摩川線と使用車両を共通させており、これらの路線専用の7000系も導入される等、かつての“お下がり”感は無くなってきていています。しかし新性能電車ばかりになったとは言え、中には車体年齢が50年を越える車両、7700系も存在していて、それらと新型の7000系が同時に運用されているというのは、見ていて頼もしくもなってきていしまいます。
駅施設は相変わらず古いものが多く、木造の旅客上屋や、上屋と一体化した木製ベンチ等が今でも現役で残っていたりします。3両編成と短い列車である為でもありますが、上り線、下り線毎に、ホーム毎に簡素な改札口が設けられた駅も多いです(両ホームの通り抜けは不可)。その中でも戸越銀座駅は2016年12月と、最近リニューアルが完了。「木になるリニューアル」という、敢えて木造駅舎の雰囲気を踏襲したデザインが施されているのは、池上線にも新たな時代が来た事を感じさせてくれそうでした。
都会の中のローカル線…とも表現される池上線ですが、その近代化、現代化はスローペースではあるものの、徐々に徐々に行われているようでした。今一度、じっくりと乗ってみる価値はありそうです。路線が短く、そして自宅からも近いので、むしろ逆に、こうでもしないと普段乗らない路線でもあると言えるでしょう…。どうぞ池上線の魅力を味わってみて下さいませ。
●日時…2017年2月6日 ●距離…10,9km ●駅数…15駅
池上線の“さんぽ”は五反田駅から始まります。JR山手線からもそのホームが見えるので分かるかと思いますが、随分と高い場所に設置されています。これは前述のように、五反田駅から更に延伸させる予定があったからですが、今では駅ビルに遮られています。このホームの高さは地上から見るとより顕著で、駅ビルの4階とホームは直結されていますが、実際にはもっと高いように感じます。
池上線は日中は6分毎の多頻度運転で、全て普通列車です。車庫が雪が谷大塚駅にある為に、早朝深夜に雪が谷大塚駅発着の区間列車が一部設定されていますが、殆どは終点の蒲田駅まで行く列車です。眼下を走る山手線が11両、埼京線が10両、湘南新宿ラインが15両編成ともなるのに、こちら池上線はオール3両編成とローカル感を醸し出していますが、池上線は、並行して西に1km付近を、同じ東急の目黒線・多摩川線も走っています。こちらも蒲田駅に向かっているので、両線で乗客を振り分けているという考えも出来ましょう。ちなみに両線の一番近い千鳥町駅付近では、約500m程しか離れていません。
五反田駅を出ると、地上2階ぐらいの高さに降りてきて、すぐに大崎広小路駅となります。当初はここが池上線の終点でした。当時はここから五反田駅まで、徒歩で連絡するようにしていたのです。実際、五反田駅までの距離は300m強ぐらいです(東急の路線で、世田谷線を除いて一番駅間の短い所です)。また、大崎駅にも徒歩で行ける距離にあります。
大崎広小路駅を出ると、左右にカーブしながら国道1号線を潜り、リニューアルされた戸越銀座駅に到着します。同駅前には、全長 1,3km にもなる関東有数の商店街、戸越銀座商店街が伸びています。木調の駅舎、駅構内が印象的な駅となっています。尚、池上線は1998年3月からワンマン運転となっており、安全運転確保の為にホーム柵とホームセンサーが当駅も含め、全ての駅に設置されています。
戸越銀座駅までは、商業地の中を走る…という感じだったのが、この先は住宅街の中を走るという感じに変わってきます。次の荏原中延駅とその前後は1989年3月に地下化されました。旧線路敷は公園等に変わっています。そして再度地上へ出て、東急大井町線と乗り換えられる旗の台駅に着きます。この先は住宅街に交じって緑地も増えてきます。
洗足池に着き、ここで色々と“さんぽ”してみましょう。駅前を通る中原街道の向こうには洗足池があって、花見のシーズンには多くの見物客で賑わいますが、線路沿いに少し五反田方面へと戻ってみると、とても小さなガード下を発見出来ます(左上写真参照)。大人は勿論、子供でも屈まないと通れない程で、ここから見上げた池上線列車は迫力満点!…個人的に、隠れた名所ではないかと思っています(笑)。
そのまま次の石川台駅方面に向かってみます。この先は急に切り通し区間となって、以前は両脇の土手に桜の木が植えられていました。故に、こちらも花見シーズンには多くの乗客の目を楽しませていたのですが、今では安全上の観点から殆どが伐採されてしまったようです。この切り通し区間を抜けると石川台駅で、駅の途中から今度は盛土区間となります。この辺りは呑川の河岸段丘の段丘面上にある為に高台となっていて、池上線はそこを貫いているので、周辺を観察してみると、随分とアップダウンの激しい所を通っているなと感じさせられます。
次は、車両基地のある雪が谷大塚駅となります。前述のように、朝夕ラッシュ時や夜間、そして始発や終電時間帯の列車を中心に、当駅発、止まりの列車が設定されていますが、池上線と、お隣の東急多摩川線の車両は共通仕様となっているので、ここで所属している車両は多摩川線も担当している事になります。
この雪が谷検車区を横に見つつ、お隣の御嶽山駅まで“さんぽ”してみましょう。踏切や線路の測道からは、停泊している車両がよく眺められ、バラエティに富んだ現在の池上線の車両群を垣間見る事が出来ます。新型の7000系、車齢50年を越える7700系の他にも、1000系(赤帯が特徴)や1000系1500番台(緑帯が特徴)があり、その中にも以前は東京メトロ日比谷線乗り入れ用で使われていた車両がある等、その興味は尽きません。
そんな車両達を眺めながら歩いていると、すぐに御嶽山駅に到着してしまいました。駅北西側に御嶽神社が鎮座している為にこの駅名となっていますが、この駅の南端直下を東海道新幹線とJR横須賀線・湘南新宿ラインが潜っています。実はここは、JR以外の普通鉄道(鉄道から、モノレール、新交通システムを除いたもの)事業者が新幹線をオーバーパスしている、数少ない例の1つの光景でもあります(右下写真参照)。
この後も短い間隔で駅に停車していき、のどかな住宅地を抜け、路線名の由来にもなっている池上駅へと到着します。言うまでもなく池上本門寺の門前町で、総門は駅から徒歩10分程…。前述のように、当駅から蒲田駅間までが、池上線で最も早く開通した区間になります。
池上駅は立派で、参詣客目的で造られただけに入口も広めにとられていますが、ここでは都内では珍しくなった旅客用構内踏切(東急電鉄では唯一)が存在し、五反田駅方面へのホームへは改札を通った後、この構内踏切を抜けて進まなければ到達出来なくなっています。
風情もありましたが、構内踏切による混雑化(蒲田駅方面の列車が到着すると、その先に位置する構内踏切が塞がれてしまい、その間、五反田駅方面へのホームとの行き来が不可能になってしまいます)や安全の為、今後、駅舎の改良や構内踏切の廃止が決定されてしまいました。昔ながらの池上線の雰囲気を色濃く残す駅でもありましたが、時代の波は着実に様々な場所に及んでいるようです。
池上駅を出ると、蓮沼駅、…そして左にカーブして、右手側から東急多摩川線が寄り添ってくると、両路線揃って終点の蒲田駅へと到着します。多摩川線と同居する頭端式の蒲田駅は、そこに覆い被さる巨大な屋根も相まって、さながらヨーロッパの終着駅のような雰囲気を醸し出しています。両端と中央のホームは降車専用。意外と設備は整っています。多摩川線も、日中は池上線と同じ6分間隔の運転なので、両線併せて、蒲田駅での列車の発着は引っ切りなしに行われているような印象です。
これで池上線の“さんぽ”は終了となります。素朴ではありますが、今回の写真で見ても分かるくらいのバラエティ豊かな車両群と共に、時代の移り変わりを感じられた“さんぽ”になったかもしれません。蒲田駅の改札付近には、2015年2月に引退した7600系の撮影用ボードが展示されていたりと、東急の車両に対する愛情も垣間見れました。
これから徐々に変化が期待される東急池上線ですが、そんな中でも地道に活躍を続け、大事な路線風景は残しつつも、ノスタルジー溢れる、鉄道然とした話題を提供してくれる事でしょう。まだまだ冬真っ只中の『鉄道さんぽ』でしたが、どこか心が温まる1日になりました。
☆東京急行電鉄のHP…http://www.tokyu.co.jp/index.html
場所は今年初出演となる銀座 No Bird。今月でお店が5周年を迎えるという事で、この2月はスペシャルプライスとしてチャージが2000円となっていました。また、食事もお得なコースが用意されていたりと、正にこの期間は、気軽に豪華な時間を楽しむのに打って付けでもあったのでした。そして自分達がお送りする音楽の時間…。更に素敵な時間を楽しんで頂くべく、その空間も盛り上げていきました。
今回は全部で2ステージ用意させて頂きましたが、4人でお送りした曲もあれば、インストでお送りした曲、タップだけ抜けてバラードらしくお送りした曲等、セッションライブとは言え、そのステージングも大事に進めていきました。ジャズスタンダード曲が中心ではありましたが、中には中島美嘉さんの“雪の華”や、ビートルズの“In My Life”、そしてブラジル系のナンバーとして有名な“Travessia”等、その雰囲気にも彩りを加えていきます。その曲目達も、大まかな構成は決めていくものの、セッションならではの「出たとこ勝負」という部分も忘れず、4人の音楽が一体となった楽しみは格別なものがありました。
お客さんからも好評で、何より自分達がとても楽しめました。勿論、この4人で演奏するのは今回が初めてなのですが、リラックスした雰囲気でステージに臨め、その中で奏でられた音に素直に向き合えた事が良かったのではないかと思います。ライブ後のビール(個人的にライブ前にも嗜んではいますが…笑)がまた最高でした。良い夜を、ありがとうございました!
☆丹精君の(Facebook の)HP…https://www.facebook.com/tantaplivemusic/
☆銀座 No Bird のHP…http://www.no-bird.com/
実はこの2人には共通点があります。それはお互いに乗り物好きという事です。それは当日に持ち寄ったお互いのクリアファイルを見ても明らかだと思いますが(右上写真参照)、どちらかと言うとコバヤンは車、バイク、そして自分は鉄道、旅客機…という方向性でしょうか。…とは言え、お互いに好きな部分を共有出来るポイントは多く、そんな話しの延長で今回のライブに行き着いたという感覚も無くはありません。…勿論、ライブ有りきのステージです。デュオ編成らしく、お互いの個性を存分に生かした演奏を披露していきました。
曲は、ジャズスタンダード曲もやりましたが、アレンジも加えたり、お互いのオリジナル曲も演奏したりと、選曲にも個性が目立っていたように思います。カルメラの時ではないコバヤンの姿も新鮮でしたが、逆に自分もそう思われていた事でしょう…(笑)。お互いがお互いを新鮮に感じているというステージは、やはり演奏していても音に出るもので、そうした音の会話が楽しかったのでした。
会話と言えば、MCも予想通り白熱してしまいました(笑)。新幹線から飛行機やら、そしてモーターからそのメーカーの話しまで…。本当はこれでも抑えていた方ですが、お互いがお互いをフォローし合って話しを膨らませていくので、収束する事が無いのです。ただ、そのMCでやり取りをしていたように、演奏でもお互いのフレーズが会話のようになっていたのが嬉しい事でした。…シンプルなやり取り…、これこそがデュオライブならではの空間でしょう。とても伸び伸びとやらせて貰ったライブでした。大阪でも出来たらと考えているようなので、是非ともまたよろしくお願いします。どうもありがとうございました!
☆小林洋介君のブログ…http://ameblo.jp/kobayanredbull/
☆六本木 CLAPS のHP…http://c-laps.jp/
繰り返しの説明になってしまうかもしれませんが、このライブのコンセプトを先にお伝えしておきましょう。これはボーカルの彬子さんと清水愛さんによる、お互いのオリジナル曲やカバー曲を持ち寄って演奏していくもので、それは交代して歌っていくのではなく、この2人をあたかもデュオユニットのように捉え、全ての曲にコーラス等のアレンジを加えてお送りしていくものです。片方がソロで歌うような曲は全く無く、全てがボーカル・デュオ・バンド…という編成になるわけです。故に毎年、下準備は大変になってしまうのですが、それに見合ったライブでもあるという事で、1年に1度の、お互いの腕の見せ所とも言えると思います。むしろ、皆その部分を楽しみに、このライブと向き合っているのかもしれません。そんな気持ちを胸に、2017年の新年会ライブは幕を開けたのでした。
今回も全2ステージ、お互いのオリジナル曲、カバー曲を軸にたっぷりとお送りします。今回はカバー曲が多めな感じもしましたが、それぞれに思い入れの強い曲が増えてきた証しでもあるかもしれません。そんな中でも、お互いの新曲を披露する時間もあり、作曲と向き合う真摯な姿勢も忘れてはいませんでした。…とは言え、新曲の最初の披露が今回のような特殊な場というのも面白いですね。今後がどうなっていくか楽しみです。
さて、この新年会ライブでのハイライトになるのか分かりませんが、お馴染み『今年の漢字』も開催されました。何だかんだで3回目(3年目)となるこのコーナーですが、今年の目標となる漢字1字をメンバーそれぞれ自筆し、それを1人ずつ披露するというものです。この時点で、1人で3つも出してくる者、そもそも字が間違っている者(笑)等、だいぶ緩い状況でコーナーは展開されていきましたが、ひとまず漢字が出揃った事で、今年も無事に明けたかなという安堵の気持ちになったものでした。
ここで一気にほぐれた事で、ステージは佳境に進んでいくのですが、そこの盛り上がり方は良い感じでした。各々、その盛り上げ方は自由でしたが(笑)、こんな場所に相応しい、ライブ感や人間味溢れる時間になったのではないかと思います。どうもありがとうございました!
ちなみに、自分の漢字は“躍”にしました。今年は「踊ろうぜバンド」とも言われる TRI4TH に焦点を充てた漢字にし、“おどる”という意味に、“飛躍”、“跳躍”、そして“外に羽ばたく”…という意味を込めて書きました。他の方は…どうぞご想像下さいませ(笑)。…というわけで、この時期になっても『新年会ライブ』でしたが、楽しい時間を過ごせたのではないかと思います。今更ではありますが、2017年もよろしくお願いします(笑)!
☆彬子さんのブログ…http://ameblo.jp/akiranochikara/
☆清水愛さんのHP…http://www.eye-room.net
☆渋谷 gee-ge. のHP…http://www.gee-ge.net
3月3日(1日目)
今回の香港への翼は、日本の LCC であるバニラエアを使わせて頂きました。個人的には奄美大島に行く時に使う〔黒船、奄美ツアー(2014.12.12〜12.14)参照〕等、国内の移動としてもお馴染みの存在でしたが、最近では国外の就航も果たしており、使わない手は無いのは当然なのでした。成田空港発着ではありますが、航空券が安いのは、こういったツアーでは本当に有り難い存在で、だからこそ実現している部分も大きいと思います。
安定の遅刻をしてきた丹精君も無事にチェックインをし、いよいよ搭乗となります。午前中に出発する便だったのでなかなか眠いですが、まずは飛行機に乗るまでは我慢です。機内での食事は有料となるので、事前にターミナルで腹ごしらえをし、その後、香港へ向けて自分達を乗せた飛行機は出発したのでした。
この日はとてもクリアな良い天気で、富士山もバッチリ見える程でした。本来でしたら香港到着後の行程に備え、機内でゆっくりと睡眠をとりたいところだったのですが、これでは外の様子が気になってなかなか眠くなりません(笑)。そんな空の旅も、日本列島を過ぎると洋上飛行が多くなり、ようやくここで睡眠に入れたような気がします。そして次に気付いた時には、香港の空港に向けて高度を下げているところでした。
香港もこの日は良い天気のようでした。雲は少しあるものの、結構遠くまで見渡せ、香港へのアプローチが楽しめます。香港は晴れていてもガスっている事が結構多いので、こうした状況は貴重かもしれないと、またまた睡眠時間はそっちのけで(笑)窓の外へと釘付けになってしまいました。
そして香港の空港に無事到着。海外ではありますが、個人的に何度も足を運ばせて貰っているので、何だか懐かしい気持ちにもなってしまいます。入国後、2人で軽く腹ごしらえをしてからエアポート・エクスプレスで香港中心部へ。もはや、こういった行程もお馴染みな感覚が出てきて嬉しかったです。さて、今回はどんな旅が待っているのでしょうか?
まだまだ続きます!
さて、そんな誕生日の前日、自分は Kuro Beyond にて新年会に参加していました。いつもは仕事で足を運ぶこのお店も、この日は完全に貸し切り状態としていて、常連の皆様と一緒にお酒を交わしながら、1年の幕開けを祝ったのでした。
食べ物やお酒は常連の方々が持ち寄ってきて頂いたものが多く、中にはお店で調理したりする程の気合いの入れ用です。そのどれもが美味しく、早速皆でハッピーな気持ちになってしまいました。これは毎月やった方が良いのではないかという声も上がる程です(笑)。そして、Kuro が沢山の方々に支えられているという事も、改めて気付かされた時間になりました。
そしてこの日は新年会だけではなく、自分のバースデーも祝って頂けました。ケーキまで用意して下さって本当に感謝です。この直後、自分は日本酒を飲んでいたせいか深い眠りへと落ちてしまうのですが(笑)、暫くしたら復活したのでご心配なさらず…。とにかく楽しい時間だったという事です!
誕生日前日だったので、36歳最後の日…と言う事も出来ると思いますが、そんな1日を常連の皆さんや Kuro スタッフ達と楽しく騒ぐ事が出来て良かったです。いやー…、この日は飲みましたね…(笑)。改めまして、これからもどうぞよろしくお願いします!
☆渋谷 Kuro Beyond のHP…http://www.livebar-kuro.jp/