●12月2日(土)タワーレコード渋谷店6階
Open…10:00〜、Start…17:00〜30分
Charge…無料
Member…《Nautilus》(Ds)佐々木俊之、(keys)竹内大輔、(B)梅沢茂樹
Nautilus がタワーレコード渋谷店でインストアライブを行います。勿論、
11月にリリースさせて頂いた 3rd CD『THE RETURN OF NAUTILUS』
によるもので、アルバムの世界観をたっぷりとジャズフロアに響き渡らせて
いきたいと思います。観覧は無料ですので、どうぞお気軽にお越し下さい!
●12月3日(日)川口 Shock On
Open…13:00〜、Start…13:30〜2ステージ
Charge…前売り2500円(オーダー別)
Member…(Tp)織田祐亮、(Vib)宅間善之、(Key)竹内大輔、
(B)江川綾、(Ds)今村慎太郎
トランペットの織田君発信のセッション、その名も“Yusuke Orita Session”に
今回3度続けて参加させて頂きます。しかもメンバーは2回目の時と全く同じで、
この編成で更にサウンドを追求させていきたいのかもしれません。トランペットの
カルテット編成に、ヴィブラホンが重なった特徴ある5人の音に、是非とも耳を
傾けて頂ければと思います。また、今回は日曜のお昼という時間設定にさせて
頂きました。ライブ後の時間にも余裕がありそうですね。どうぞお越し下さい!
●12月6日(水)南青山 ZIMAGINE
Open…19:30〜、Start…20:00〜2ステージ
Charge…3000円(ドリンク別)
Member…(Vo)FUJIKO、(Pf)竹内大輔
ボーカルの FUJIKO さんと自分のデュオライブ、第5弾になります!
このデュオライブ、まだそんなに回数を重ねていないような気がして
いたのですが、確かにレパートリーも結構増えていたりと、いつの間に
時は経っていたようです。ひとまず2017年最後の共演にもなりそう
ですね。今年の集大成として、思い切ってステージに臨んでいきます!
●12月10日(日)渋谷 Last Waltz
Open…17:30~、Start…18:00~2ステージ
Charge…前売り3800円、当日4300円(共にドリンク別)
Member…≪黒船≫(B)関谷友貴、(Vo)里アンナ、(津軽三味線)白藤ひかり、
(Pf)竹内大輔、(Ds)佐々木俊之
黒船の2017年最後のライブは、ワンマンライブで締め括りたいと
思います。場所は黒船にとってお馴染みの渋谷 Last Waltz にて、
堂々と2ステージを行いたいと思います。津軽三味線と奄美の唄を
フィーチャーして、ジャズのフィールドで勝負するというスタイルは、
やはりワンマンライブならではの唯一無二の世界観を見せてくれる事
でしょう。自分自身も楽しみです。どうぞよろしくお願いします!
●12月11日(月)Members Live Kuro
場所…港区赤坂3-21-14 TS共和六番館5F
Open…19:00〜、Start…20:00〜、
Charge…詳細不明
Member…(Vo)白石恭子、(Fl)加藤夕葵、(Key)竹内大輔
イベント毎に場所を変え、“移動式ライブ”を行っていく形式となった
Members Live Kuro も、9月から始まって12月で無事に4ヶ月目を
迎える事になりました。お店もこれまでに何店舗か点々とするも、この
赤坂の場所に大体落ち着いてきた感じはあります。この日はボーカルの
白石恭子さんのバースデー・イベントも含めつつ、クリスマス色も
出したパーティーのような華やかに1日になりそうです。やはり
賑やかな雰囲気なのが Kuro らしいですね。大いに騒ぎましょう♪
●12月12日(火)六本木 Wine Bar CLIMAT
Open…18:00〜、1st…19:30〜、2nd…21:00〜、3rd…22:30〜、
Charge…2500円(オーダー別)
Member…(Sax)松山真寿美、(Pf)竹内大輔
サックスの松山真寿美さんと、ワインバー CLIMAT(クリマ)での
デュオライブとなります。このお店は、今年に入ってから演奏を
させて頂く事になったお店の1つ。新たな素敵な縁に感謝しつつ、
ワインと共に、お店に合った演奏をしていきたいと思います。
●12月13日(水)新高円寺 STAX FRED
Open…18:30~、Start…19:00~、自分達の出番はまだ不明
Charge…2000円(ドリンク別)
Member…(Vo)鹿嶋敏行、(Key)竹内大輔
ボーカルの鹿嶋さんとデュオライブになります。お店は、今年11月に
初めて鹿嶋さんのトリオでワンマンライブをさせて頂い時のお店である
新高円寺 STAX FRED にて。今回は対バンライブですので時間は短め
ではあるのですが、鹿嶋さんの魅力をギュッと凝縮してお送りして
いきたいと思います。全部で5バンドが出演との事。燃えてきます!
●12月14日(木)銀座 Barbra
Open…19:00〜、1st…20:00〜、2nd…21:20〜、3rd…22:40〜、
Charge…3000円(オーダー別)
Member…(Vo)千景、(Vo)市川美鈴、(Vo)館田美紗子、
(Fl)渡邊永子、(Pf)竹内大輔
お馴染みの銀座 Barbra での演奏ですが、この日はなんと3ボーカルと、
いつもより豪華にお届けしていきます。クリスマスも近くなると、ここ
Barbra では店内にイルミネーションが点灯し、より華やかな雰囲気を
演出してくれます。この日は音楽的にもクリスマスの曲を取り上げて
いくかもしれませんね。少し大人な雰囲気を楽しみにいらして下さい!
●12月15日(金)経堂 Crazy Love
Open…19:30〜、Start…20:00〜3ステージ
Charge…3000円(オーダー別)
Member…(Vo)市川美鈴、(Pf)竹内大輔、(B)トオイダイスケ、(Ds)深水洋
お馴染み、経堂 Crazy Love でのライブです。どうやらボーカルの
市川さんとは、前日の銀座 Barbra から2連続での共演となるよう
です(笑)。本当に、所謂ジャズらしい雰囲気が味わえる、ここ
Crazy Love。ソファ側の席も良いですが、カウンターに座って、
ひたすらジャズのサウンドに耳を傾けていくのもお勧めですよ!
●12月17日(日)神田 Tokyo TUC ※Sold Out!!
Open…14:00〜、1st…14:30〜、2nd…16:00〜、
Charge…前売り2000円、当日2500円(オーダー別)
Member…≪Hard Floods≫(Ts)早川智人、
(Sax)小倉麻未、加藤高志、五十嵐直之、野村塁、大原崇
(Tp)宮腰昌利、内原光信、成田友紀、佐竹秀二、五十嵐美乃里、
(Tb)高橋宏史、松原正悟、星川有香、加納武、
(Pf)竹内大輔、(B)森田航、(Ds)上田健史
社会人ビックバンド Hard Floods の、なんと約7年振りのライブになります。
前回ライブは2010年8月〔それでも我々は破廉恥フェスティバル参照〕。
もはやこれは復活ライブと言っても良いでしょう(笑)。当時は(今でも?)
バンド名を“破廉恥フェスティバル”と言っていたのが懐かしいですが(笑)、
曲調はブレず、コンテンポラリー・ナンバーを中心にお送りしていきます!
今回のライブの話しが出たのは約1年前。それから少しずつ少しずつ練習を
重ねてきました。有り難く、既にソールドアウトとの事。どうぞお楽しみに!
●12月19日(火)吉祥寺 Manda-la 2
Open…18:30~、Start…19:30~2ステージ
Charge…2200円(ドリンク別)
Member…(Vo,G)丸本達也、(Pf)竹内大輔
Guest…(Vo,G)又吉康人
この時期のボーカル・ギターの丸本さんのライブは、何かしらの
スペシャルライブを行う事が通例となっていますが、今回もゲストに
ボーカル・ギターの又吉君を迎え、ワンマンライブを行わせて頂きます。
しかも今回は、レコーディング・ライブと銘打って行う予定で、当日には
レコーディング用のマイクが立てられ、ステージも進んでいく事でしょう。
ただ、普通のレコーディング・ライブと異なった点があり、どうやら少々
ドキュメンタリーな内容と言いますか、レコーディングというのは、この
ようにして進められていきます…という部分を敢えて見せながらライブを
やっていくのだとか…。面白いアイデアですね。どうぞお越し下さいませ!
★12月21日(木)南青山 ZIMAGINE
Open…19:00〜、Start…19:30〜2ステージ
Charge…3500円(ドリンク別)
Member…(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之、
Guest Member…(Sax)副田整歩
2017年最後の竹内大輔ピアノトリオライブは、サックスに副田整歩君を
お迎えして、カルテット編成でお送りします!…副田君を招いてのライブは
2014年3月〔自分名義ライブ、祝50回目!参照〕以来、約3年半振り
にもなってしまいますが、お互いの成長をこの日にぶつけるつもりで(笑)
ステージに臨みたいと思います。ゲスト扱いではありますが、ほぼ全曲への
参加となる筈ですので、どうぞ楽しみにしていて下さい。そして、お互いの
オリジナル曲も増えてきている筈です。せっかくなので、幅広い部分から
選曲していきたいですね。この日ならではの貴重な時間。どうぞお楽しみに!
☆12月25日(月)代官山 LOOP
Open…19:00〜、Start…19:30〜、
Charge…前売り3400円、当日3900円(共にドリンク別)
Member…《TRI4TH》(Tp)織田祐亮、(Sax)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆朗
(Key)竹内大輔、(B)関谷友貴
TRI4TH の1ヶ月振りのライブは、代官山 LOOP にてのワンマンライブです。
クリスマス当日に TRI4TH がライブをやるというのも珍しいですが(笑)、
この日は『TRI4TH 360° LIVE』と銘打たれた、ステージをフロアの中央に
セッティングし、お客さんが自分達を囲むようにして御覧頂けるスタイルを
とる事になりました。とても貴重で、とても特別なライブになる事でしょう。
また、この日は会場にお越し下さった方に、自分達からプレゼントもご用意
させて頂きます。普段からの感謝を込めて行うライブ、どうぞお楽しみに!
☆12月29日(金)渋谷 clubasia
Open…22:30〜、TRI4TH の出番は最初、23:00〜、
Charge…前売り2500円、当日3000円(共にドリンク別)
Member…《TRI4TH》(Tp)織田祐亮、(Sax)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆朗
(Key)竹内大輔、(B)関谷友貴
TRI4TH で渋谷 clubasia にて行われる『BIG FIVE』という深夜イベントに
出演です。この日はオールナイトで豪華アーティストが勢揃い。その中で
TRI4TH も演奏させて頂きます。DJには TRI4TH がお世話になっている
MAISAWA(AnthologyHair)さんや IWATA(EGO TRIPPING)の名前も
ありますし、ゲストDJとして、カルメラから TSUUJII の名前まで!!
とても盛り上がるイベントになりそうです。年末前、大いに楽しみましょう!
☆12月31日(日)渋谷 JZ Brat
Open…19:00〜、TRI4TH の出番は新年明けて24:30〜、
Charge…前売り4000円、当日4300円、出入り自由チケット5500円
Member…《TRI4TH》(Tp)織田祐亮、(Sax)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆朗
(Key)竹内大輔、(B)関谷友貴
2年振りに『渋谷 JAZZ JUNGLE』に TRI4TH で出演する事になりました!
言うまでもなく、渋谷 JZ Brat で行われる年末カウントダウンイベントです。
今年は JiLL-Decoy association、そして ADAM at の名前まであり、大晦日
から年始にかけて、音の大洪水で皆さんを盛り上げていきたいと思います!
カウントダウンには恒例のDJタイムもあるのでしょうか。自分自身も大いに
楽しみながら2018年を迎えたいと思います。どうぞよろしくお願いします!
以上になります。今年は年末にかけて、一気に TRI4TH のライブで駆け抜けていく事になりそうですね。TRI4TH にとっても大きな経験となった2017年…。そして来年である2018年に向けて、12月を大事に過ごしていきたいと思います。ライブ会場でお会いしましょう。皆様よろしくお願いします!
黒船のメンバーが変わっても、何度か共演する機会はありましたが、勿論、1対1という状況で飲みに行く事はなく、今回は貴重な時間でもありました。今でこそ自分は黒船というバンドをやっているお陰で、津軽三味線という和楽器が身近になっていますが、一番最初に津軽三味線と自分を近付けたのは、間違い無く、ちえさんのお陰だと思います。とにかく格好良い音ですし、それでいて音色も深みがあって、心地良いと思えた楽器でした。こういった話しが飛び出したかどうかは謎ですが、ちえさんがよく行く場所…として選んで頂いた、動物達が何だか可愛いお店にて(笑)、色々と話してきました。どうぞ御覧下さいませ!
●日時…2017年11月20日 ●場所…笹塚 ●お店…MAMIMAL
お楽しみに!
バンドにとって聖地とも言われる場所である QUATTRO で目にする、エントランスに貼られた自分達の文字、そしてステージの後方に飾られた、今回のツアーでも行動を常に共にしていったバックドロップ幕。いよいよここまで来たのかという想いと、QUATTRO という文字から無言で放たれるプレッシャーと相まって、緊張感も高まっていたと思います。
そしてリハーサルの時にいざステージに立ってみると、やはりその広さに驚かされます。それこそ入念にリハーサルを行わせて頂きましたが、いつも以上に時間をかけ、そしていつも以上に拘りを持ちつつ進めていきました。この日は約2時間ぐらいのステージになる事は予想はついていましたが、だからこその下準備の大切さを改めて思ったものです。
…リハーサルを終え、お店のオープン準備、そして開場、開演という順を踏んでいきますが、時間が経つにつれて徐々に辺りが慌ただしくなってきているのが分かります。自分達は本番前に向け、如何にリラックス出来るかという時間ですが、周りのスタッフの皆さんは、むしろこの時間が一番大変な時間でもありましょう。開場に向けた準備、最終的な打ち合わせ、そして何より前述の、自分達が如何にリラックスしてステージに臨めるか…という場作りにとても気を遣って頂いているのです。この気遣いには大変頭が下がりますが、だからこそ良いステージを作っていきたいとも自然に思えるものです。そしていよいよ、本番の時間がやってくるのでした。
SEが流れ、ドラムのフィルと共に TRI4TH 全員のサウンドをかき鳴らし、“Black Crows”から豪快にスタートさせます。…とは言え、曲調は TRI4TH らしいクールな雰囲気を貫きつつも、それぞれのソロでは燃え上がるような印象でしょうか…。純粋にテンポの速い曲である事から、自分達の確かなテクニックも披露出来る曲でもあると思います。そんな事を考えながらも目に飛び込んできたのは、満員のお客さんで溢れるフロアでした。これはテンションが上がるではありませんか!
間髪入れずに“SNAKE”へ。入念に打ち合わせも行った照明も、上手く機能していた時間だったと言えましょう。アッパーな曲でありながら、皆で手拍子を行いながら進行させられる、序盤でのフロアとの一体感も作り出せる曲です。だからこそ前々作のCD『Defying』の作品ながら、今回のステージにも組み込められたのだと思います。
そしてお馴染みの曲“Hop”へ。TRI4TH の楽曲の中で、ここまで第一線のステージで演奏し続けている曲は、“Dance 'em All”を除くとなかなかありません。TRI4TH Horns の2人のソロ演奏も勿論楽しめますが、何と言っても手拍子を用いた会場との一体感、そして間に挟める自分達からの煽りをリラックスして受け入れて頂けるので、自分達の大事な「掴み」の一曲なのです。特に今回のステージは緊張感が溢れており、それは自分達もフロアの皆さんも分かっていた事でもあるのです。だからこそ、ここで緊張感を解す意味でも、“Hop”は絶対的に無くてはならない選曲だったのでした。
そのまま続けて、ピアノ高速連打イントロでお馴染みの“Freeway”へ…。楽曲については今更説明するまでもないでしょう。“Hop”で解した空気感をギュッと締めてくれるような大事な存在です。この曲は、ベース以外は全て個人ソロをとるという、そういった意味では珍しい曲でもありますが、メンバー紹介という意味も含まれているのかもしれません。それぞれが異なる曲調の中に、演奏する意図、目的も盛り込まれている事が分かります。
『4th Rebellion』以外の曲が続いていたので、ここで TRI4TH 史上最も爽やかな曲(笑)という紹介で始まった“Morning Smile”を演奏しました。爽やかなのも勿論ですが、お客さんも含めて皆ですぐに歌えるくらい、極力サビのメロディをシンプルにしているのが特徴の曲でもあります。メロディをシンプルにしているという事は、2管というハモりパートもよく映えるのは言うまでもありません。その後の展開で面白いのがホーンソリ。メロディをシンプルにしているからこそ、何か刺激の効いた構成にしたかった意図が出ているのかもしれませんね。
続いて久し振りの“Blow this Moment”…。実はこの曲は、この『4th Rebellion』ツアーでは今回初めて取り上げました。本来、この部分には別の曲が予定されていたのですが、それを後半にもっていきたかったので、“Blow this Moment”が採用されたのでした。ビートもダンスビートにやや寄せさせていて、いつもよりノリやすい、踊りやすい環境を、さり気なく作りました。
この後にきたのが、アルバム・タイトルチューンでもある“Rebellion”です。「反乱」という自分達の強い意味、意志を込めたこの楽曲。ピアノの高速アルペジオイントロから始まり、ホーンのメロディも細かいパッセージで怒濤のように演奏します。その後、手拍子出来る部分もありますが、すぐに圧倒する場面へと変わり、サックスソロへ…。そう、この曲は展開がとにかく多いのです。うっかりするとノリ遅れそうになってしまうのですが、ここで TRI4TH の成す演奏力の高さを見せていきます。それは、ただ高速にフレーズを弾ける…という事ではなく、相手の邪魔にならないように演奏する事が出来るというスキルに注目とでも言いましょうか。相手の演奏に耳を傾け、音の隙間、もしくはハーモニーを考えて自分の音を入れていく。この行動は瞬間的、突発的な事が要求されますが、この部分に自分達はとにかく力を注いでいるので、ゴチャゴチャしないで聴かす事が出来ると思っています。サックスソロ、ベースソロでも盛り上がり、曲全体として盛り上げる事が出来ました。
ここでドラムのタカオさんのMCが入り、メンバー紹介、今までのお礼、これからの展望等を話していきました。ここからは少し「聴かせる」時間となり、まずは Mute Beat のカバー曲である“After the Rain”、そしてCD『4th Rebellion』の異色の曲調とも言える“Night Fly”をお届けしていきました。片やソプラノサックスを使い、片やエフェクティブなサウンドを大胆に使うという、今まで大事にしてきたサウンド、そして今後大事にしていきたいサウンドの意志もここには込められていたと思います。
“Night Fly”が終わると、場面転換と言うかの如く、スカのビートで辺りを支配していきます。ここで今回のゲストの1人、バリトンサックスの青木ケイタさんをお呼びし、もはや TRI4TH でも重要なビートと言える程になったスカ曲“On Fire”をお送りしました。イントロでケイタさんはバリトンサックスソロも行い、その後、低音を生かしたスカの裏打ちを堂々と吹き始めました。このサウンド、本当に厚みがあって嬉しくなってきてしまいます。自分達のテンションも自然と高くなってきたものでした。
そしてそのまま“Sand Castle”に突入します。CD『Defying』の代表的な曲ですが、ここではケイタさんにもたっぷりとソロをとって頂きました。御存知のようにテンポもとにかく速い曲ですが、ここでバリトンサックスから放たれる音のうねりは曲調にとても合っていて、非常に格好良いのです。そしてホーンの皆でメロディをユニゾンしているのが、最高に熱い時間を作り出していたのでした。
続いてゲストの2人目、ギターのヒラマミキオさんをお迎えしました。QUATTRO のステージもついに演奏メンバーが7人になってお送りするのが、『4th Rebellion』のもう1つの重要曲、お馴染み“Guns Of Saxophone”です!…この曲は、MV自体が今回の7人の編成でお送りしているので〔TRI4TH、『4th Rebellion』MV2本同時公開!参照〕、あの時以来、ついに再現された形になりました。まず7人でステージに立てたというのが本当に嬉しく、演奏にも喜びが溢れていたと思いますが、それぞれのパフォーマンスも素晴らしいのは言うまでもありません。間違い無く、今回のライブの1つの大きな山場になっていました。
そのまま7人で“Tick Tack”へ。CD『AWAKENING』の曲ながら、今回のツアーでもよく演奏していた曲ではありますが、これをケイタさんのバリトンサックス、そしてヒラマミキオさんのギターで聴いてみたかったんです。これこそが今回の“Blow this Moment”の部分に今まで挿入されていた曲でしたが、7人で出せた音の分厚さは本当に想像以上のインパクトがありました。
ここで、いったんゲストのお2人には下がって頂き、再び5人での演奏となりました。ひとまずクールダウンという感じで気持ちも落ち着いてくると、改めて自分達は CLUB QUATTRO のステージに立たせて頂いている事に気付かされます…。気付くのは当たり前とは言え、何だか不思議な感覚だったような気がしています。ここで感謝の気持ちを込めて、CD『4th Rebellion』では唯一のバラード曲、“Light In The Dark”を演奏させて頂きました。
この曲が終わるとステージは暗転し、スポットがドラムの方向に向けられました。…言うまでもなく TRI4TH リーダー、タカオさんのドラムソロです。これまでリリースした作品達の持つ、「覚醒」、「反逆」、「暴動」、「反乱」…。その全てをドラムスに込めるかの如く、力強く、そして1音1音の意味を持たせてパフォーマンスしていっていました。ここにベース、ピアノが重なり、“Bastard”のイントロに突入していきます。
“Bastard”はとにかく圧倒系。もう、自分達が馬鹿になるくらい?の勢いで、とにかく演奏に魂を込めていきます。細かいフレーズを紡いでいくのですが、あまりにも速いので、逆に音楽は大きく動いているように感じてしまう程です。いよいよステージも佳境になってきました。ここで疲れを出すわけにはいきません!
ここからは最後まで踊り続けていきましょうとばかり、TRI4TH 流のスカ“FULL DRIVE”をお送りしました。この曲が TRI4TH にスカの良さを提示してくれました。モンキーダンスなんか知らなくても、皆で楽しんでいけば良いのです!…最後の煽りを入れて、もう1段高いところに皆で向かっていきました。
そしてその高みを維持し続け、ラストの曲である“HORNS RIOT”を演奏します。ここまであっという間に来てしまいましたが、ここまで17曲、特に休憩も入れずにやり続けているのは確かです。それでもお客さんの表情は爽快感そのもので、勿論自分達だって、体力を酷使していたのは事実ですが(笑)、感覚的にはまだまだステージに立てる気持ちです。…拍手も鳴り止まないではありませんか。有り難く、アンコールへと進めていきました。
アンコールは再度7人で、ステージを楽しんでお届けしていきます。お馴染みのドラムフィルから始まったのは“N.I.N.K.Y.O”。ここで7人のサウンドをいきなり全開にし、押し寄せる波の如くフロアに響き渡らせます。曲中のソロはサックス、そしてピアノといういつもの順番ではありましたが、この分厚いサウンドのインスピレーションから生まれるソロというのは、正に今回だけでしか味わえないものがお聴き頂けたのではないでしょうか。…会場の熱気も最高潮に達しています。いよいよ本当にラストの曲に突入です。
正真正銘のラスト曲は勿論“Dance 'em All”。この曲が TRI4TH を「踊れるジャズバンド」へと導いてくれて、今の自分達の音楽性を示してくれました。お客さんも皆、更に更に踊りたい気持ちで溢れていて、そこをタカオさんの「踊ろうぜ!」の掛け声と共に、フロアの一体感が確かなものになりました。ステージから見えたその景色は最高の一言で、この景色をまた見たいが為に更に自分達は音楽を頑張れるのかもしれません…。全ての人への感謝と共に、この TRI4TH への音楽愛に包まれた空間を、とにかく楽しみました。
“Dance 'em All”のソロは、最初はヒラマミキオさんと青木ケイタさんを入れてフロント4人で回していき、その後にピアノソロ、そしてドラムとの掛け合いという特別な構成で進めていきました。ここまで来ると、もうすぐツアーが終わってしまうという若干の寂しさも感じてしまいますが(笑)、まだまだ TRI4TH にはやりたい事が沢山あります。今回のツアーはこれで終了となりますが、自分達のプロジェクト的にはあくまでも通過点の1つに過ぎません。これからの展開を楽しみにしつつ、まずは『4th Rebellion』ツアーが無事に終われた事への感謝が先にあったものでした。
最後はカーテンコールへと参りましょう。フロアを見渡し、こんなにも多くの方々にお越し頂けた事に改めて驚かされつつ、これからまた沢山面白い事を作っていきたいですし、自分達にはその責任があるとも思いました。このカーテンコールの直後、フワッと肩の力でも抜けたのか、急にメンバー全員がリラックスした表情になっていますが(右上写真参照)、これは既に新しい事を考えている表情でもあると言えましょう。今後の展開をお見逃しにならないよう、どうぞよろしくお願いします!
『4th Rebellion』ツアー、やり切りました。ピッタリ2時間の熱いステージと、今回のツアーでは一番長いステージになったのではないかと思いますが、長さを感じさせない、とても拘りが詰まった内容のものになったのだと思います。ツアー・ファイナルという事で、本来はツアーの集大成を表すのでしょうが、それよりも、この TRI4TH というバンドの11年という歴史の集大成が今回には表れていたのではないかなと思いました。それを自分達で再確認出来たからこそ、思う存分、次のステップへと繋げていく事が出来るのです。多くの方に御協力頂き、成功に導く事が出来ました。これからも TRI4TH は走り続けます。応援どうぞよろしくお願いします。
『4th Rebellion』ツアー・ファイナル、どうもありがとうございました!!
Live Photo by kayo sekiguchi
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆渋谷 CLUB QUATTRO のHP…http://www.club-quattro.com/shibuya/
タイトルにもあるように、今回で Nautiloid トリロジー完結編ともなっているような作り方をしております。是非とも1作目『Nautiloid Matter』、2作目『deeper and deeper』と併せてお聴き頂きたいです。今回もボーカル作品が2曲収められていますが、春にドイツ限定でリリースされた7インチアナログから、“Creepin'”と“Little B's Poem”がついにお披露目です。ドイツ人シンガーとのコラボもお楽しみ下さい。
そして、今回のリリース日には、いつもお世話になっているタワーレコード渋谷店に御挨拶に伺ってきました。嬉しくなる程の大展開、ありがとうございます!…隣りは TRI4TH の作品も置いてありますので、こちらも併せてよろしくお願いします!
また、報告が遅くなってしまいましたが、ついにMVも公開となりました。曲ですが、珍しく2曲続きで、“Introduction Pt.3”、そしてタイトル曲“The Return Of Nautilus”へと続く内容になっております。ダンサーさんを起用しての、Nautilus の世界観が存分に表現されたMV、どうぞ御覧になってみて下さい!
☆Nautilus HP…https://www.nautilusmusic.net/
☆タワーレコード渋谷店のHP…http://tower.jp/store/kanto/Shibuya
初めての試みでもあるので、事前にお店に足を運んでリハーサルを行ったり、せっかくなら当日のライブを録音しようという事で、ライブ当日もレコーディング用のマイキングをしつつの、入念な準備が行われましたが、何だか楽しくなってくる自分もいました。そしてこの日は久し振りに、ゲストボーカルとしてカマタミズキさんも加えて行う事にもなっています。ミニマムライブながら、内容としてはだいぶ濃い、スペシャルライブになるのは間違い有りませんでした。
この日のライブは、限定20数席という感じで行いましたが、勿論満席。店内は既に多くのお客さんで賑わっており、この企画の注目性を感じさせられました。ステージからはお客さんのスペースのすぐ目の前という感じで、これもまた珍しい光景でしょう。そしてそこから聞こえてくる音は生音が中心。演奏者とほぼ同じ気持ちになってライブに参加出来るというのが、こういったライブの特徴なのかもしれません。
実際に音を出して思ったのが、Nautilus の楽曲でも、やりようによっては十分に聴かせる事が出来るのだなという事です。これは、そもそもの楽曲のポテンシャルが高い事を意味していますし、アレンジを盛り込める余裕のある曲が多いという事も意味しています。始める前は、どうやって弾いたら良いのか不安な部分もあったのですが、3人のアンサンブルは本当に丁度良く、心地良く演奏に打ち込める事が出来ました。
…とは言え、細かくそれぞれのフレーズを見てみると、トシさんもシェイカーを使ったり、梅沢さんも通常のエレキベースのラインを若干変えて臨んでみたりと、それぞれに工夫を凝らしているのも分かります。つまり、ただ単にミニマム編成にしたのではなく、その場の即興感をもってアンサンブルの方向性を変えながら3人で臨んでいけていた部分があり、それが楽しさに繋がったのではないかと思いました。逆に新しい Nautilus の魅力を発見出来たような感覚があり、突き詰めたら更に面白いのではないかと思ったくらいです。
ボーカル入りの曲も素晴らしかったです。そもそもカマタミズキさんには、Nautilus の楽曲として“Tom's Diner”でレコーディングにも参加させて頂いていますが、今回はその他の曲にも2曲、“Little B's Poem”と“Creepin'”にも加わって頂きました。ある程度は雰囲気をコピーしてきてくれているも、やはりそこはカマタミズキの世界に移り変わり、堂々と歌い上げてくれました。演奏陣としても歌に触発されて寄り添っていく部分もあり、この4人独自の世界観も何とも面白い時間になりました。
とても手応えを感じて終えられた今回のアコースティックライブ。Yummy は食事もお酒も本当に美味しいところなので、この後の時間もまた楽しく過ごせました。メンバー全員一致でまたやりたいと思ったのは言うまでもありませんね。20数人限定なのが申し訳ないところですが、この人数感がまた良いという部分もあるので難しいところです。今後もやりながら、良い方向に持っていければと思います。どうもありがとうございました!…次回11月28日(火)の Nautilus 3rd CD『The Return Of Nautilus』リリース・ライブに向けて、また良い刺激を受けられたと思います。こちらの日も楽しみですね。どうぞよろしくお願いします!
●11月28日(火)渋谷 gee-ge.
Open…19:00〜、Start…20:00〜2ステージ
Charge…前売り2500円、当日3000円(共にドリンク別)
Member…《Nautilus》(Ds)佐々木俊之、(Pf,Key)竹内大輔、(B)梅沢茂樹
Guest…(Vo)カマタミズキ、(MC)Tarantula、
Guest DJ…Makoto Washington
☆Nautilus のHP…https://www.nautilusmusic.net/
☆高円寺 Cafe Yummy の(Facebook の)ページ
…https://www.facebook.com/yummy8311/
名古屋ブルーノートでのライブは2ステージ入れ替え制。それでも、1ステージも2ステージ共に沢山のお客さんにお越し頂き、ステージから見えた景色は本当に感動でした。そして名古屋ブルーノートという、着席が当たり前のジャズクラブにて、最後には皆で立ち上がって音楽に合わせて踊っていくという空間に出来た事は、自分達へのひと回り大きな自信にも繋がったと思います。最高の時間でした。
この日は“BLUE EDITION”という、『4th Rebellion』ツアーの中でも特別な時間でした。自分もグランドピアノを使い、着席が基本のスタイルで、しかも2ステージ制と、TRI4TH の最近のライブスタイルとは真逆の環境でやらせて頂きましたが、それでも振り返ってみると、自分達のスタイルを崩さずに進めていく事が出来ていたと思います。これはやはり、今年に沢山出演出来たミュージックフェス、そして海外公演という経験が大きかったのではないでしょうか。自分達の成長の度合いを再確認出来た1日でもありました。そして、そんな時間を多くのお客さんと体感出来て嬉しかったです。どうもありがとうございました!
『4th Rebellion』ツアーも、いよいよファイナル、渋谷 CLUB QUATTRO での公演を残すのみとなりました。皆さん、準備は宜しいでしょうか?…TRI4TH、現在までの集大成をお見せする大事な時間です。再び、沢山のお客さんにお会い出来る事を楽しみにしております。どうぞよろしくお願いします!
★11月16日(木)渋谷 CLUB QUATTRO
Open…18:30〜、Start…19:30〜、
Charge…前売り3800円、当日4300円(共にドリンク別)
Member…≪TRI4TH≫(Tp,Flh)織田祐亮、(Sax)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(Key)竹内大輔、(B)関谷友貴
Special Guest…(G)ヒラマミキオ、(Bsx)青木ケイタ
この名古屋ブルーノートでの詳細も、後にツアー日記として綴っていきたいと思います。気長にお待ち下さいませ(笑)!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆栄(愛知)NagoyaブルーノートのHP…http://www.nagoya-bluenote.com/index.html
しかし、その間の日の9月18日には、バイオリンの Tsumuzi 君、そして TRI4TH で、毎年沼袋の氷川神社で行われている NUNO JAZZ FESTA に出演する事が決定していたのです。特に TRI4TH としては何度も何度も誘われ、今回ついに出演が決まったという状況でもあったので、これはやはり東京に一度戻らねばなりません。かくして、18日の朝に一度東京に戻り、その日の午後に NUNO JAZZ での Tsumuzi 君のステージ、夜には TRI4TH のステージを行いまして、そしてそのまま夜通しで車で高松に逆戻り…という事になりました(笑)。そして19日の朝に現地のスーパー銭湯等で休憩をとって、その日にライブに控える…というスケジュールです…。やはりスケジュールミスなのではないかと思われそうですが(笑)、だいぶエキサイティングな4日間になりました。全ての日程を追って振り返ってみたいと思います。
9月17日(1日目)
まずは Tsukasa さんの演奏の仕事から始まりました。今回はどうやら高松で行われる、とある企業のパーティー演奏というもので、パーカッションの山下由紀子さん、そしてベースには初めましての斎藤順さんと共に行ってきました。
会場は高松駅前にあるJRホテルクレメント高松内のパーティー場にてで、そもそも広い空間である部屋を2つ更に繋げていて、それは膨大な空間が用意されていました。テーブルや椅子の数を見ても、相当な人数がお越しになる事は容易に想像出来ており、さぞ大きなパーティーなのだと思います。ここに呼ばれる Tsukasa さんも流石ですが、自分としても大いにサポートしていきたいところです。入念にリハーサルを行い、本番に備えました。
楽屋もホテルの控え室が用意されていたりと、至れり尽くせりです。流石に控え室から見えた虹は用意されていたものではないと思いますが(笑)、高松という土地に歓迎されたような感覚もあり、これから起こりえる多忙なスケジュールの前のひと休憩…という感じでしょうか。気持ち的にはリラックスして本番に迎えたと思います。
本番はパーティーの半ばぐらいに行われ、時間は30分程との事でした。本当に多くの方がいらしていて、ステージも豪華に演出…。演奏する曲も、カバー曲ばかりではなく、Tsukasa さんのオリジナル曲も盛り込まれていたりして、所謂 Tsukasa さんのステージ…という感じでやらせて頂けました。自分もグランドピアノを使って気持ち良く演奏でき、多くの方の協力があって実現できたステージに感謝でした。
アテンドの方からは打ち上げにも招待して頂き、場所を変え、高松の食に舌鼓を打たせて頂きました。色々な食事が出されて、これでだいぶお腹は満足になったのですが、自分には他にも行きたいところがありました。打ち上げが終わってから別行動をとり、高松琴平電鉄を横目で見ながら(笑)、高松の中心地から海側へと歩いていきます。
ここです。TRI4TH でも出演した事のある黒船屋です。この2日後に行わる『瀬戸内音楽界』の主催者はここのマスターでもあり、この日の内に御挨拶に伺っておきたかったのでした。そもそも前述の打ち上げが23:00頃まで続いていたのですが、黒船屋もその時間ぐらいまで、何かのパーティーが入っていたそうで、23:30ぐらいから来て貰えたら嬉しいとの事だったので、お互いの状況が一致したという事でしょう。DJの RICA'X さんとも再開でき、レコードをかけながら音楽談義が続いていったのでした。勿論、お店には『瀬戸内音楽界』のポスターも発見。これからやって来るイベントに、話しもお酒も弾みます。実はこの時は台風が近付いていて、もしかしたら19日に直撃?…ぐらいの感じではありました。しかし、マスターも交えてのこの会話は既にお酒もだいぶ入っていたので、たぶん来るのは遅れるだろう、大丈夫!…なんて気楽に話しながら、更にお酒も進ませます。…そんな時に時計を見ると、いつの間にか深夜の3:30になっているではありませんか(笑)!!…自分は明日の朝イチの飛行機で東京で戻らなければならず、また2日後(厳密には36時間後ぐらい)に足を運ぶ事になる黒船屋を後にしたのでした。次の日が起きれるのか…心配です(笑)。
9月18日(2日目)
次の日、自分はドライバーの方の電話で目が覚めました。…はい、予想通りというか、正に集合時刻に起きてしまいました(笑)。ホテルロビーに6:00集合だったので、これは仕方無かったと自分に言い聞かせつつ、直ぐさま支度してロビーへ。ちなみに、この便に乗るのは自分だけのようで、あとのメンバーは普通にお昼頃に帰るというのが幸いでした。
6:00集合というのは、かなり余裕をもった集合時刻でもあり、寝坊しても空港には余裕で着けたのは良かったです。高松名物、ぶっかけうどんを食べる時間もありました。帰りの飛行機を見ると、最新鋭のボーイング787♪…機内でしっかりと休みをとり、この日の午後以降の予定に備えたいものでした。
まだまだ続きます!
今回の話しの切っ掛けは、いつもお世話になっているゴールデンバード・レコーズの北條馨梨さんからで、北條さん自身が脚本、演出を担当。そして演奏のバンドマスターをやってくれと頼まれたでした。更に、演奏を仕切るだけではなく、音楽作成の面でも手伝わせて頂く事になり、かなりの面で協力をさせて頂いたのですが、そのぶん、思い入れも大きいものとなりました…。コンサートのスケジュールとしては、東京で2日間、3公演、そして大阪で1日間、2公演…の計5公演。言わば短期間に凝縮されたコンサートですが、全ての公演で満員御礼状態で、それだけ待ちに待たれたコンサートだったのだと思います。公演を経ていくにつれての成長度も凄く、これを更に続けていけたら、どんなステージに展開されていったのだろうと思わせられる程でしたが、あれから1年余りが経過し、やっとこのツアー日記に綴れるタイミングともなりました。少し振り返りつつ、当時の空気感を思い出してみたいと思います。
9月7日(1日目)
東京公演は銀座ヤマハホールにて行わせて頂きました。まずはここから、良いものを始めていかなければなりません。こういった場所でのバンドマスターというのは、なかなか緊張するものですが、バンドメンバーにはお馴染みのギターの後藤郁夫さんから、北條さんから今回紹介して下さった、バンドネオンの小川紀美代さん、そしてパーカッションの楯直己さんをと、頼れる方達が控えて下さっています。そして、リズム隊は自分が選ばせて頂いたのですが、ベースに森田晃平君、ドラムには木村創生君と、こちらはお馴染みのメンバーで、安心感もあります(笑)。メンバーと色々と意見を交わす内に、自然と緊張感も和らいできたものですが、ステージに向けた緊張感はむしろ刺激へと変化していった事でしょう。
実は、この本番に至るまで、かなり突貫工事的に進めてきた感じはありました。前述のように今回のコンサートには要素が沢山あり、それを1つ1つクリアしていくには相当な時間を要する事は分かっていたのですが、1つクリアすると、また新たに取り入れたい要素も生まれてきたりして、それらを皆が納得させるように進めのにもやはり時間が必要だったりしたのでした。その中で、今回は新しいオリジナル曲を作り出す事が出来ました。自分はその作曲、アレンジ作業にも今回携わせて頂いたのですが、こうして今回のコンサートでお披露目が出来る事にホッとしたものです。しかも、それらの曲は今回のコンサートからCDとして販売されている事にもなっており、「形」にもなった事が嬉しかったです。これらの曲を取り入れて行えた本番1日目。想像以上の手応えを感じる事が出来たのでした。このまま2日目に話しを進める事にしましょう。
9月8日(2日目)
この日はそもそも夜公演だけだったのですが、1日目も含めて東京は早々とソールドアウトになってしまった為、急遽昼公演が追加された日でもありました。つまり、この日は昼と夜の合計2公演。大変ではありますが、その分じっくりと、今回のコンサートを俯瞰出来る日にもなるなと思いました。
その風貌から「手塚様」(恐らく漫画家の…?)と譜面に書かれていた森田君を始め、改めてバンドメンバーの皆さんと、今回のコンサートを曲構成をという部分から振り返って意見交換をしていきます。直せるところは直していきたいですし、良いところはお互い共有をさせて、更に良さを伸ばしていきたいところでもあります。ここで気になっていたのは、音そのものと言うよりは、音と音の間…とでも言うのでしょうか。その部分でのメンバーの共有を行いたいところでもありました。恐らくこれは1日目の公演を実際に行って、それぞれが気付いたところでもあるのだと思います。これは2日目ならではのやり方でもあると思いますが、実際に見て頂いたお客さんの反応を見ての流れでもあるので、良い影響になるのではないでしょうか。…勿論、これはバンドメンバー側としてやっている事なので、自分達の他にも、ステージチームや演出チームにも色々な意見交換が行われている事でしょう。そして改めてチーム同士で意見を共有させ、2日目のステージに臨んでいったのでした。そしてそれは、お客さん達の更に盛大な拍手で、やって良かったと思わせてくれるのです。自分達としても、良い流れで大阪公演に繋げられる確信したものでした。
3公演を終える頃になると、バンドメンバーにも自然と「チーム力」が湧いてくるものです。少し前まではお互い顔も知らなかった人達が、今こうして冗談でも交えながら喋っていっているというのは不思議なものではありますが、これこそがバンドの音の原動力だとも思っています。後は大阪公演の1日のみ。張り切って臨みましょう。
9月11日(3日目)
大阪公演は、東京公演から少し間を空けて行われました。この日も昼と夜の2公演。要は入り時間の早さを意味していますが(笑)、自分は東京を朝イチの新幹線で出発するも、メンバーによっては前入りを果たしていたりと、既にメンバーの中でも新たなコミュニティが生まれているようにも感じました。実は、この方がバンマス的には気が楽でもあるのですが、なかなか楽しみな大阪公演になりそうではないですか。
大阪は、難波にある Yes Theater にて行われました。左下写真の通り、銀座ヤマハホールとはまた異なった環境である事が分かると思いますが、この環境の変化には想像以上に苦戦した記憶があります。音の部分もそうでしたが、立ち位置の問題やステージの見え方…という部分まで、それは細かに挙がりました。その中でもやはり、東京の2日目での公演の時と同じように、演奏を更にブラッシュアップさせていきたい思いも強く、それを1つずつ反映させながら、それこそ本番ギリギリまで入念にやり取りを進めていったのです。残り2公演しかないので、尚更良いものを作りたいという思いが溢れていったのだと思います。そんな中でのタコ焼きパワー…だいぶ救われました(笑)。
さて、今回で最初の公演から数えると4公演目になるのですが、個人的に異なったアプローチで演奏もしてみました。今回のコンサートでは「ひとり語り芝居」というのが用意されていて、台本を軸に大空さんの、文字を大切に語っていくような芝居がステージ上で行われます。その中の場面場面でのBGMは、基本的に自分のピアノ演奏のみで進められていくのですが、これはつまり、自分も演奏して「演じている」事に気付き始めたのです。
芝居中に演奏する曲は決まっていて、楽譜も渡されていますし、弾き出すタイミング、そして弾き終わるタイミングも決まっています。しかし、演奏する「表現の方向性」は特に指示されていません。自分も弾きながら大空さんの演技を見させて頂いたいますが、毎回何かの「意志」を演技に込めているように感じました。これは“挑戦”とも捉える事が出来るのかもしれませんが、自分もその演技に寄り添えるよう、楽譜という要素の中で自由な解釈で演奏してみたのでした。初日は、どちらかというとタイミングを合わせたり、演技の邪魔にならないように…という考えで弾いていたのですが、演技に寄り添ったら面白くなりそうだと思い、自分なりの“挑戦”を持ち込んでみたのでした。…すると、確実に何かが変わったように思いました。大空さんの演技自体がまた、自分のBGMに寄り添ってくれているような…そんな感じがしたのです。1つ1つ同じ演技は存在せず、自分もまた、この時だから生み出せる演奏でその場を作り出せていたと感じました。この感覚が掴めた時、最後の5公演も絶対に良いものになると思えたのは言うまでもありません。
そして最後の5公演目。もう、詳しく記すまでもないと思いますが、このラストの公演に出向く前の集合写真で御想像頂けると思います(笑)。とても良い公演でしたし、何より演奏していて楽しかったです。本編後、そしてアンコール後にも拍手は鳴り止まず、本来ステージ上に上がる予定ではなかったバンドメンバーも上がり、更には急遽1曲ほど演奏までしてしまいました。ここで演奏されたのはオリジナル曲“花鳥燈華”。元々は北條さんの鼻歌から始まったこの曲でしたが(笑)、ハーモニーを付け、構成を考え、イントロを付けたりアレンジをして、ついに今回の公演のダブルアンコールを務める曲にまで成長していた事に、自分としても驚きを隠せませんでした。バンドメンバーと共に作り上げる事が出来た楽曲です。本当にどうもありがとうございました。そして多くのお客さんと過ごせたこの時間に、バンマスとしても大いに感謝です!
…この後は、楽しい打ち上げの始まりです。そもそもから、楽屋ではお互いふざけ合いながら過ごしていたバンドメンバーでしたから、ここでの打ち上げっぷりも容易に想像出来る事と思います(笑)。メンバー内の年齢で言うと、自分は真ん中より少し下…というような位置付けでしたが、それが却ってバランスの取れたバンドになれたのかなとも思いました。大してバンマスらしい指揮はとれませんでしたが、楽しい時間でした。
大空さんとも色々とお話しをする事が出来ました。その中でも印象的だった言葉に、「私は歌の人ではないから。」…というものがありました。実は自分も今回、この独特なコンサートをやるにあたって、「自分は演技の人ではないから。」…という思いがどこかにあったのです。異なるようでどこか似た思いを持った自分達でしたが、こうして大成功をおさめたコンサートを共に作る事が出来たのも何かの縁なのかなと思いました。しかしハッキリと自分は今回のコンサート中に、大空さんは演技という側面から歌心を表現しているという瞬間を目の当たりにしました。そして、それに引っ張られていく演奏陣…。その求心力と言いますか、影響力はやはり凄かったです。改めて、一緒に公演を行えて幸せでした。どうもありがとうございました!
大いに騒ぎ、大いに飲んだ打ち上げでした。皆さんの酔っぱらった姿が暫く見れなくなると思うと名残惜しいですが(笑)、この場の縁を最大限に楽しみました。
9月12日(2日目)
さて、帰路はこの方と一緒でした(笑)。せっかく大阪に来たのだから…と、新大阪駅構内にあった串カツのお店でランチをし、お互い新幹線へ…。今回、手塚さん、いや、森田君にも随分と助けて頂きました。またどこかで共演の機会を楽しみにしていましょう。
こうして東京と大阪、計5公演を無事に終える事が出来ました。今回振り返ってみて、やはり特別な時間だった気がしますし、普段のライブでは得られない、音楽と芝居の狭間のような部分の要素を経験する事も出来ました。改めて、面白い縁に感謝…。そして、また同じメンバーで冗談でも言いながら、こうしたツアーが出来たら、何と楽しいのではないかと想像を巡らせたりしていました(笑)。最後まで読んで頂いてありがとうございました!
☆大空祐飛さんのHP…http://yuhi-ozora.jp/
☆ゴールデンバード・レコーズのHP…http://www.goldenbird.jp/
☆銀座ヤマハホールのHP…https://www.yamahaginza.com/hall/
☆なんば Yes Theater のHP…http://yes-theater.com/
現地には12:00くらいを目指して向かった TRI4TH でしたが、この日は首都高の交通規制が行われるかもしれない…という状況を踏まえつつ、朝7:00に東京を出発させました。しかし、結局はこの時に規制は何も行われず、順調にも10:00には現地に着いてしまう事が分かり、何か時間を潰せる現地ならではのスポットはないか…という話しになり、候補に出てきた場所が日本三大砂丘の1つ、中田島砂丘でした。自分はあまり存在を知らなかったのですが、日本最大の砂丘、鳥取砂丘が地元という藤田氏がメンバーにいる TRI4TH。これは立ち寄っても良い場所ではないでしょうか。
到着後、早速イチャイチャしているメンバー(笑)…。良きリラックスポイントにもなったと思います。そして、砂丘を歩いている事で足腰を使ったのでしょう。良い具合にお腹が減ってきました。ここ浜松には、静岡県限定のレストラン「さわやか」があります。お昼に丁度良い時間になってきたので、窓枠に向かう前に寄れるではありませんか。この時、我々はなんて素晴らしいタイムスケジュールを作ったのだろう…と、ウキウキして「さわやか」に向かうのですが…。
まさかの52分待ち!!
仕方ありません。断念しました。オープンの少し後くらいに着けたのですが、駐車場は満杯、お店の中も待ち合わせ客で溢れ、しかもどんどんその数は増えてきます。人気があるとは聞いていましたが、ここまでだったとは…。ひとまず窓枠に向かい、周辺にレストランを探していたところ、結局地元感溢れるスパゲッティー屋さんに入りました。…とは言え、これはこれで美味しかったとは思います。
さて、お腹も満足したところで窓枠入りを果たしました。イベントとのメインアクトとなっている ADAM at の玉田さん、そしてひと足早く出番を終えたカルメラとも顔を合わせて、ここは一体どこなんだろうと、何だかよく分からなくなりますが(笑)、自分達の出番は刻一刻と近付いていました。1日に同じステージに約10バンドが出演するという状況は、時間を押してしまうのは御法度を意味しているのです!
自分達の前の出番のハンブレッターズが終わり、サウンドチェックも含めて30分でステージ転換を行わなければなりません。編成や楽器も違うのでかなりタイトですが、そこは自分達も、色々な音楽イベントに出演してきたこの1年で成長した部分が生きました。既にお客さんがいる前でのサウンドチェックなので、その音出しも本番さながらで行っていきます。今回は、本番のセットリストに組み込まなかった“Freeway”と“Tick Tack”で音調整を行わせて頂きました。そしていよいよ本番の時間を迎えます。
本番もやはり30分。この与えられた時間内で自分達のパフォーマンスを皆さんに伝えなければいけません。ギュッと凝縮させ、最大限の TRI4TH の魅力をお届けしていきました。最初から全力投球だったのは言うまでもないでしょう。窓枠を「踊れるジャズ」という空間に全面的に染めていきました。
変化があったのは後半戦。前述のように、今回はカルメラも出演していたのですが、せっかくいるなら…という事で、コラボステージをお届けしようではありませんか。ホーンズのメンバーだけステージに上がって貰って、共に“HORNS RIOT”を演奏させて頂いたのでした。この登場には驚いた人達も多く、良いサプライズになったのではないでしょうか。分厚いホーンサウンドを大いに響かせていきました。
そして最後にはお馴染みの“Dance 'em All”。恒例、藤田氏の客席フロア練り歩きもあり、そもそも熱量の高かった空間に、更にひと回り大きい熱量が加わりました。フロアは最高潮にまで達して今回のライブパフォーマンスも無事に終了。きっちり30分のステージでした。
楽しくて、あっという間に終わってしまったステージでしたが、浜松のお客さんには強い印象を残せたのではないかと思いました。CDもグッズも沢山の方に購入して頂き、我々が初めてのお客さんとも沢山お話し出来ました。良い時間だったと思います。
…と、ここで自分は、別のステージに出演しなくてはなりませんでした。しかし、音楽系のものではなく、その名も「電車トーク」(笑)。本番の3日前くらいに玉田さんから連絡があり、急遽決定したこのイベント。玉田さんと自分、そしてローランド楽器の笹森さんと3人で、ただただ鉄道に関するトークを続けていくという、サーキットイベントにおいて、だいぶ攻めの姿勢の内容でしたが、自分も快諾して出演させて頂いたのでした(笑)。司会にはササキヒロシ君をお迎えして、ほぼ台本の無い30分がスタートです。
急遽決まったステージでしたが、立ち見も出る程の沢山のお客さんにお越し頂いていて、この中で一体どのように話していけば良いのだろうと、最初は不安もありました。…しかし、やはり大好きな鉄道故(笑)、話していくと自然にどんどん言葉が出てきてしまいます。気付いたら、あっという間に30分は経ってしまいました。この倍は余裕で話せたような気がします(笑)。ひとまず、今回は鉄道に関する馴れ初め、グッズ紹介…といった、鉄道初心者?にも分かりやすい内容で進めていきましたので、次回がもしあったら、より突っ込んだものにしていけたらと思います。とても楽しい時間でした。ありがとうございました。
時間も夕方に近くなり、帰路に着くタイミングになってきました。名残惜しいですが、浜松を後にしたいと思います。しかし、昼の「さわやか」がどうしても気になり、帰路の途中にあるお店で混んでなかったら…という条件付きでお店によると、20分待ちぐらいとの事。これは行くしかありませんね。笑顔になったのは言うまでもありません(下写真参照)。
…そう言えば、この日は3連休の最終日。この後、帰りの東名高速道路で渋滞50kmという、とてつもない大渋滞に遭遇するのですが、ここのハンバーグで何とか乗り切れたと言っても過言ではありません(笑)。浜松を満足出来た1日でした。どうも皆様お疲れ様でした!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆浜松窓枠のHP…http://madowaku.com/
☆ADAM at のHP…http://adamat.info/
お店は CUORE というお洒落なバーで、ここに機材を全て持ち込んで行うという形態になりました。ドラムやキーボードは勿論、文字通り、アンプ類等も含めて、全て持ち込みをしなければならないので大変でしたが、沢山のお客さんやスタッフの方と共に過ごせたライブはとても楽し過ぎまして、すぐにでもまた訪れたいという気持ちで一杯になりました。DJの方々からの関心も強く、Nautilus はアナログレコードも数種類リリースしているので、こうしたコミュニティに足を踏み入れられたのは有り難い事でもありました。当日は約45分のステージを2回、本当にたっぷりと行われました。東京ではなかなかやらない(笑)アンコールもやりましたし、充実した時間を過ごせたのだと思います。
滞在時間的には、本当に丸々24時間という感じだったでしょうか…。いわき市の中でもこの植田という所は静かなエリアにあって、そこにこうしたイベントが年に何度か行われているというのは驚きでもありましたが、また訪れて植田を盛り上げていけたら良いなと思います。またこうして出来た新たな縁に感謝でした。
そして、これは個人行動ですが、滞在場所がJR常磐線に程近い所だったので、ライブ当日の朝に常磐線の旅に行ってきました。…というのは、常磐線は最近、竜田駅〜富岡駅の間が復旧開通され、現状がどうなっているのか確認をしたかった為です。御存知の通り、東日本大震災で常磐線は壊滅的な被害を受けており、今でも運行休止区間が存在しています。そんな中、徐々に復旧する区間も出てきて、前述の竜田駅〜富岡駅間もそうでした。前日のイベンターさん方の話しでは、たぶん駅前にはまだ何も無い…との事でしたが、地元の人でもなかなかそちらの方面には行かないのでしょう。ドキドキしながら向かったものでした。
そうして着いた、常磐線の東京側の現在の北端である富岡駅は、殆どが造り直されたので綺麗にはなっていたものの、海側は所々に瓦礫の山が積まれた再開発地区のような雰囲気、山側でも建物は殆ど無く、復旧はこれから…というような状況でした。富岡駅はそもそもが海に程近い場所に位置していた為、地震とその後の津波で全壊。現在の駅の場所は、以前よりも北に100mほど移され、津波対策もしっかりとなされているのだとか。ここの区間が運転再開になったのは10月21日…。この日の約2週間前だったので、人の流れもこれからという感じなのかもしれません…。確かに、回りに何も無い…というのは正しかったですし、何だか〔鉄道さんぽ 34.(JR東日本、仙石線編)〕を思い出されます。…しかし、鉄道は通りました。現在はここから先は運行休止状態ですが、それも2020年頃には全面復旧を目指すのだそうです。この先の常磐線の発展、そして町の発展を願い、この日のライブに備えた感じになりました。
いわきという場所(富岡駅は双葉郡富岡町ですが…)を、ライブの面と震災の面から垣間見れたツアーにもなりました。ライブも言わば、町のパワーの源になって欲しいと思って自分達もやらせて頂いているところではあります。またこうした機会がありますように。どうもありがとうございました!…この模様はまた、ツアー日記で詳しく記していきたいと思います!
☆Nautilus のHP…https://www.nautilusmusic.net/