11月18日(1日目)
新幹線の東京駅に集合したのは、ギターの侑音君、ドラムの津島周平さん、パーカッションに松本智也さん、そして自分の4人でした。Tsumuzi 君は大阪に前乗りをしていて、今回のベースである池田暢夫君は後から合流するとの事。後からで間に合うのかと思われますが、自分達4人は新幹線『こだま』号で、そして池田君は新幹線『のぞみ』号で追いかけるので、目的地への到着時刻にはそれほど差が無いようなのです。『こだま』号で新大阪駅までは、『のぞみ』号より約1時間半ほど遅く、約4時間の道のり…。なかなか痺れますが(笑)、ビールでも飲みながらゆっくりと向かいましょう。旅はまだ始まったばかりです。
新幹線とは言え、1つ1つの駅に停車する『こだま』号は、『のぞみ』号とは違い、旅情のようなものが感じられて楽しいのですが(自分だけかもしれませんが…笑)、それでも静岡駅を過ぎた辺りから、なかなか先に進まない事に心がモヤモヤしてしまいます。なんせ、駅に停車する度に…と言って良いくらい、後続の『のぞみ』号や『ひかり』号に何度も抜かれるので、このままでは、いつか池田君の乗る予定の『のぞみ』号にも抜かれるのでは?…と思ってしまうくらいですが(笑)、時刻通りにいくのが日本の新幹線の強みという事で、ここはジッと堪えて西に向かうのみです。そうして着いた新大阪駅は、いつもより遥か遠い場所に着いたという感覚さえありました。
さて、今回の演奏場所は大阪駅北口直結の新しいビル、グランドフロント大阪の北館に入っている URGE というお店です。JR大阪駅からそんなに離れていないので、まずはそこに機材等の荷物を置き、早速腹ごしらえに向かいました。やはり粉ものだろう…という事で向かったのは、ねぎ焼き発祥のお店である、やまもと。ここは約5ヶ月程前に、〔TRI4TH、関西・北陸ツアー(2016.6.16〜6.20)〕行程中に来た事のあるお店で、個人的にまた行きたく、自分が先導して向かった次第でもありました。ここでもビールを頼み、英気を養っていきました(笑)。
そして再度お店に戻る前に、タワーレコード梅田丸ビル店に御挨拶にも伺ってきました。先日発売になった TRI4TH『Defying』の展開情報を聞き付け、今回どうしても寄っておきたかったのです。顔が若干赤いですが(笑)、コメント、サインを書かせて頂きました。改めて、大きな展開に有り難さを感じつつ、すぐに URGE へと戻ります。お店の入口には今回のフライヤーも掲げられ、リリース・ライブらしい雰囲気も徐々に感じてきたものでした。
まだまだ続きます!
10月28日(1日目)
このツアーの初日で向かうは大阪で、いつものように1台のワゴン車をレンタルして、西へと向かわせて頂きました。車内で食べるにしては癖のあるコンビニ弁当、そして愛知県内にある豊田アローズブリッジをお気に召して写真を取るのも(どちらも藤田氏発信…下写真参照)、この辺りからすっかり定着した感じがあります(笑)。今後、TRI4TH ツアーのお馴染みの光景として度々目にする、言わば現在のツアーのルーツとも言える状況を、自分達はこのとき体験していたと思われます。
さて、今回も大阪には時間に余裕をもって順調に着きまして、まずはタワーレコード難波店へ御挨拶に伺ってきました。自分達の会心作という自信を持っての作品が、こうして東京から離れた場所で展開して下さるのは本当に嬉しく、皆でサインやコメントを書いていきます。沢山の方に届いてほしい、そしてライブへも足を運んでほしい…という願いを込めて、大事な時間を過ごしていきました。
そして、やはり腹ごしらえも大事なポイントです(笑)。大阪で腹ごしらえと言えば、やはり藤田君の好きな粉ものを無視するわけにはいきません。お馴染みのたこ焼き「わなか」にて堪能してきました。こちらも大阪ツアーの際のお馴染みの光景として、今後よく見られるものだと確信した次第です(笑)。
まだまだ続きます!
この撮影は今年の3月に行われ〔Nautilus、Tarantula レコーディングに参加参照〕、自分達以外にもコーラスに JiLL さん、サックスに岩本義雄が加わり、更に豪華な編成でお届けしております。この日は確か、まずレコーディングが行われ、同日のその直後に曲のMV撮影に入るというスケジュールになっていました。大変だった記憶もありますが、こうして完成を見ると感無量ですね。改めて、お疲れ様でした。
さて、この“Smile”を含めた Tarantula さんの初ソロCDアルバムは、本日12月13日(水)にリリースです!…Nautilus としてアルバムに参加できた事を大変嬉しく思います。Tarantula さん、リリースおめでとうございます!…皆様、是非ともチェックしてみて下さいませ!
※音楽ナタリーの記事はこちら➡https://natalie.mu/music/news/260771
☆Nautilus のHP…https://www.nautilusmusic.net/
1年の総決算という感じで、黒船レパートリーの曲達を数多く演奏していきます…。ステージの空気感はとても良く、適度にジャズのテイストが交じりつつ、民謡カバー曲を演奏していく様というのは、やはり黒船らしい時間であったと言えるのではないでしょうか。その中で今回は、黒船にとって新たに取り上げる民謡カバー曲、“安里屋ユンタ”をやらせて頂きました。実はこの曲は以前、自分と、ボーカルの里アンナさんと、トランペットの織田君の3人で共に出演させて頂いた『中野にぎわいフェスタ』でのステージの際に初披露をしていて〔竹内大輔 × 織田祐亮 × 里アンナで『中野にぎわいフェスタ 2017』に出演!参照〕、この日の為に自分がアレンジをしてきたものを再度、黒船流にアレンジし直したものでもありました。黒船には珍しい?明るめで爽やかな曲調に仕上がりましたが、それが却って印象に残る感じになったのではないかと思っています。お客さんからも好評でした!
民謡カバーがあれば、ジャズカバーもあります。今回、久し振りにインスト編成(通称“白船”)によって“Affirmation”や“My Favorite Things”等を演奏しましたが、こちらも白熱した時間が展開されていました!…インストになると、個々の楽器の音に注目して聴く事が出来ますが、お客さんもその耳で聴いて頂けているのでしょう。その雰囲気を受けて、自分達も生き生きとした演奏に繋がったのではないかと思いました。
そして、カバー曲もあれば、勿論オリジナル曲も見過ごすわけにはいきません。今回は久し振りに“La Japonaise”を、アンナさんにも加わって演奏していきました。曲中のベースソロの部分では、アンナさんのボイスと絡んでいくシーンもあり(右上写真参照)、黒船に新たな見せ場が生まれたのではないかと思います(笑)。
アンコールには、最近の黒船レパートリーの定番と言える“ワイド節”をお送りしました。これは今年の3月頃にアレンジがされたもので、今年の黒船を象徴する曲だったようにも思います。お客さんから手拍子も頂き、お店の中が1つになって盛り上がっていけた時間でした。どうもありがとうございました!
…そしてダブルアンコールが来るも、もう曲が無い!…という事で(笑)、最後には皆で再度ステージに上がり、珍しくカーテンコールを行わせて頂きました(左上写真参照)。1年の締めの光景として、印象的なものになったのではないかと思います。
これで、黒船の2017年最後のライブは終了しました。ライブ中に発表されましたが、黒船リーダーの関谷君曰く、来年は黒船で新しいアルバムを作りたいとの事。レパートリーも徐々に集まってきているので、もう少し曲を増やせば実現も近そうですね。皆さん、どうぞ楽しみにしていて下さいませ。2018年の黒船もどうぞよろしくお願いします!
☆黒船のHP…http://www.peaceofcake.net/kurofune/
☆渋谷 Last Waltz のHP…http://lastwaltz.info
10月6日(1日目)
大阪までの道のりはもう慣れた道と言えましょう。レンタカーも1台のワゴン車で大きくなったという事で、気持ち的にも余裕の大阪入り…だったのですが、道中で運転を担当していたベースの関谷君が、三重県の亀山付近で道を間違えてしまいます(笑)。何故か伊勢方面に向かう事になってしまいましたが、すぐに高速から降りて下道でルートを是正させました。この時の道程が何とも長閑で良かった…という事を付け加えておきましょう(左下写真参照…笑)。
少々時間をロスしてしまいましたが、右上写真の通り、今回も温かく関谷家の皆さんに迎えて頂けました!…ちなみに、トランペットの織田君の姿が見えませんが、彼は後に福岡で合流する事になっていた事も付け加えておきます。関谷家での楽しい夜はあっという間に過ぎていき、次の日の早朝出発に備えました。
まだまだ続きます!
9月22日(1日目)
TRI4TH の移動はレンタカー移動が基本。この日の2日前に高松から帰ってきたばかりでしたが〔Tsukasa、高松ライブ〜NUNO JAZZ FESTA〜TRI4TH、高松ライブ(2016.9.17〜9.20)参照〕、また西に向けて車を走らせます。車移動も慣れたものです。
先日の東京〜高松の移動から考えれば、東京〜大阪はまだ近い方だと言えるでしょう。そして前日のように、この日は大阪でのラジオ収録を目的としていたので、ライブがある時よりも集合時刻は遅く、その意味でも余裕のある移動と言えました。当然ですが、そもそもが時間に余裕があるスケジューリングをしているので、目的地にもだいぶ早く着く事が出来ました。…そしたらやはり、大阪の食を楽しみたいもので、早速たこ焼きの「わなか」に行ったものです。サックスの藤田君は大の粉もの好き。今回も満足のいくツアー初日を過ごせたのではないでしょうか。
…さて、お腹も満足させてから、FM802 へ。ここでの収録とは、実は演奏収録であり、それがこの日から1週間後ぐらいに放送されるとの事。この先に自分達は『Defying』ツアーで大阪でのライブも予定されているので、この放送は大きな宣伝になってくれる筈です。ラジオ収録とは言え、いつものライブと変わらない、熱量のある演奏を目指してやっていきたいところです。
…とは言え、演奏場所は普通の収録スタジオで行われたので、ドラム等の楽器を持ち込んでの演奏はなかなかスペース的に大変ではあったのですが(笑)、限りある場所を有効活用して何とかセッティング。サウンドチェック等をして、いよいよ演奏収録を行いました。
収録も、正に通常のライブをやっているように…との事でしたので、本当にここで今ライブを行っているような、そんなテンションでやらせて頂きました。演奏自体は短い時間ではありましたが、TRI4TH らしい熱量のある音の渦を凝縮してお届け出来たのではないかと思います。演奏後には今録音した音を早速チェック。特に問題も無く、オッケーも出て終了となりました。今回のような経験は今まで無かったので、始めから終わりに至るまで、新鮮且つ、楽しい時間を送る事が出来たと思います。最後にはポスターにサインも書かせて頂きました。多くの方に聴いて貰えるようにと願いつつ、FM802 を後にしました。
次の日は大阪での演奏という事で、やはり今回の宿泊場所はお馴染みの関谷家実家へ。…と言いますか、今回は明石のライブの後までお世話になってしまうという事で、なかなかの長期滞在にもなってしまいました。この日から数えたら、全部で3泊。本当にいつもお世話になっております。関谷家実家ではビール等で乾杯をしつつ、これからのツアーに備えたものでした。
まだまだ続きます!
…と言いつつ、ライブ前にも立ち飲み居酒屋でガソリンを注入しておきます。メンバーも前回と同じなので、リハーサルもそこまで時間を取る事が無かったのでしょう。もはや最初からここに行くのが目的だったかのようでしたが(笑)、勿論、演奏も熱量全開でやらせて頂きました。
今回はお客さんにも沢山お越し頂きました。子連れの方も多く、皆、日曜日の昼間という時間を歓迎しているかのようでした。それ故、夜に開催してきた今までより、若干静かめ?の空間が占められていたような感じもしましたが、徐々にお酒も入ってくると、お客さん、そして自分達もヒートアップ。それがそのまま演奏にも繋がっていき、最終的には大盛り上がりになったのは言うまでもありません。セッションライブという事で曲自体はシンプルなものが多く、その分、それぞれのソロに力を入れて貰うような形だったでしょうか。織田君のオリジナル曲に、織田君のアレンジが全てに施されたカバー曲等々、どちらにしろ、織田君の世界観が全開の時間でもありました。
途中には、飛び入りゲストとして、トロンボーンの湯浅佳代子にも加わって貰うシーンもありました。何気に個人的に、ライブとしては初共演。しかも曲は“はじめてのチュウ”という奇跡のような取り合わせ(笑)。セリフは湯浅さんが率先してオンマイクで披露してくれる等、楽しい時間でした。演奏も勿論アグレッシブにやらせて頂きました。
大きな拍手で迎えられ、アンコールも無事に演奏終了し、その先に待っていたのは、、、前述のように忘年会です(笑)。メンバーも含めて10名くらいで打ち上げを兼ねて行われ、気持ち的にも年末感が出てきたようでした。この勢いで、また来年もこのメンバーでやろう!なんて話しも出ていましたので、是非次回も楽しみにして頂ければと思います。どうもありがとうございました。またよろしくお願いします!
☆織田祐亮君のHP…https://ameblo.jp/oritayusuke/
☆川口 Shock On のHP…http://www.shock-on.jp/
この日の演奏場所は、タワーレコード渋谷店の6階、ジャズフロア。普段CD棚が陳列されているスペースを移動させ、ライブが出来るスペースを作り出して頂きました。足を踏み入れると早速 Nautilus のCDが掛かっていて、こちらのテンションも上がります(笑)。限られた空間を利用して、自分達のステージを作っていきました。
ステージの時間は30分弱が目安…。Nautilus のライブとしては、かなり短い部類に入ると思いますが、ここでも自分達のいつものスタイルは崩さず、ほぼノンストップのライブをお届けしていきました。“Humpty Dumpty”から始まり、“The World According To US”へ…。両方ともソロをたっぷりと聴かせた楽曲になりました。そして、どちらかと言うと曲そのものを聴かす時間になった、アイズレー・ブラザーズの“For The Love Of You”、続いて“Little B's Poem”に続きます。こちらは、久し振りにインスト・バージョンをお届けした形にもなりました。
ここでMCが入り、あっという間ですが次で最後の曲、“The Return Of Nautilus”を演奏して終了となりました。曲よって見せ場が色々とあり、短い時間ながら Nautilus の魅力を凝縮してお届け出来た時間になったのではないかと思います。お客さんの出足も最初より、音が聴こえてくるに連れて増えてきた…という感じだったでしょうか。最終的に沢山の方に見て頂く事が出来て良かったです。どうもありがとうございました!
今回のライブは、Nautilus の今年最後のライブでもありました。今年は本当に色々な活動を行えましたが、このようなインストアライブという場所でも、ぶれずに自分達のやり方に従って演奏が出来た…というのは、今年の活動の充実度から得た自信というのもが大きいのではないかと思います。今年1年で得たものは、必ず来年にも繋がる事でしょう。どのような展開になっていくのか、どうぞ楽しみにしていて下さい。来年も引き続き、どうぞよろしくお願いします!
☆Nautilus のHP…https://www.nautilusmusic.net/
☆タワーレコード渋谷店のHP…http://towershibuya.jp/
Nautilus の今年の活動は本当に充実していたと思いますが、その理由には沢山の人を介して活動の場が飛躍的に広がった事が挙げられます。ドイツ版でのリリースがその最たるものですが、今回はその縁に感謝をするという意味も踏まえ、合計3人のゲスト出演者にお越し頂きました。まずは、今年から Nautilus ライブのDJを何度かしてくれている Makoto Washington さん。次に、Nautilus の 1st CDの時にゲスト・ボーカルで参加してくれたカマタミズキさん。更に、今年の始めに Nautilus として、演奏レコーディングとMV出演両方をさせて頂いた〔Nautilus、Tarantula レコーディングに参加参照〕MCの Tarantula さんです。とてもバラエティに富んだゲスト陣は、今回のリリース・ライブに華を添えるどころか、ライブのとても心強い牽引役にもなってくれました。個人的にも楽しみにしていた今回の時間…。良いライブになる事を確信したのは言うまでもありません。
ライブ前には、Makoto Washington さんのDJで会場を盛り上げます。そしてSE後に自分達が入場…、曲を繋げさせてライブパフォーマンスに入ります。当然、Nautilus のライブは以後ノンストップ。曲をDJで回すように繋げていき、いつの間にか次の曲へと入っているように、その都度アレンジして進めていきます。今回も、この日ならではの繋ぎ方をもって、Nautilus の楽曲を続々とやっていきました。それぞれのソロも迫力抜群で、いつも以上に熱い時間を過ごせたと思います。1ステージ目の最後にはカマタミズキさんも加わり4人編成で、1st CD収録曲である“Tom's Diner”を演奏して終了となりました。
2ステージ目までのインターバルに、再び Makoto Washington さんによるDJが行われましたが、これがそのまま2ステージの曲へと繋げさせました。リーダーでドラムのトシさんが加わり、暫くDJとのコラボタイム。そしてベース、キーボードが加わって、3rd CDの収録曲である“Blow My Mind”へと繋がりました。その後、“The World According To Us”と、トシさんのオリジナル曲が続きます。そして、ここからはカバー曲&ゲスト参加曲が続いていくのです。
まずは、再びのカマタミズキさん。スティービー・ワンダーの“Creepin'”をエモーショナルに歌い上げてくれました。そしてそのまま Tarantula さんにバトンを渡します。ここで演奏されたのは、前述の Tarantula さん楽曲の Nautilus 参加曲“Smile”。コーラスにカマタミズキさんも交えてお送りさせて頂きました。実は Nautilus でライブとして演奏するのは今回が初めてだったこの曲は、近日中に Tarantula さん名義の作品でリリース予定との事です!
…さて、まだ続いていきます。この後には更に再びカマタミズキさんをメインボーカルとして招き、“Little B's Poem”を歌って頂きました。先程の“Creepin'”と同じく、今回の 3rd アルバムに収録されている曲ですが、この2曲がドイツレーベルから依頼され、ドイツ人シンガーの歌で収録されているものとなっています。その再現とはまた違ったアプローチで、カマタミズキさん独自のパフォーマンスを披露してくれました。
この熱い時間をそのままに、最後の曲“Root Down”を、ゲスト出演者全員を交えて演奏していきました。この曲も最近、ドイツレーベルでシングルカットされてリリースされたりと、正に今年の Nautilus の活動を象徴している曲でもありましょう…。Tarantula さんの即興のMCも格好良かったですし、カマタミズキさんの流れるような声も印象的でしたし、Makoto Washington さんの時折繰り出されるDJテクニックも凄かったです。Nautilus が作り出した縁を、そのまま具現化させたような時間でした。楽しかったです。
そしてアンコールへ…。Nautilus は通常、アンコールは行わないのですが(笑)、今回は非常に特別に?(笑)演奏させて頂きました。曲は、MVにもなり、今回のアルバムのタイトルにもなっている“The Return Of Nautilus”。この曲を演奏する事で、本当の意味での Nautilus の現在までの3作品の集大成とする事が出来たかもしれません。つまり、今年1年の集大成と言うよりは、今までの Nautilus 活動の集大成とも言える時間だった事を意味しています。演奏している自分達としても、何だか納得のいった時間を経験する事が出来ました。ひとつの Nautilus 号の旅を終えたような感覚でした。
…さて、『THE RETURN OF NAUTILUS』リリース・ライブはこれで終了となりましたが、今後また新しいプロジェクトが生まれそうな予感がしています。これからのアプローチはどうなるのか、まだ不明ですが、Nautilus 号はまた新しい旅を皆さんに提供してくれるでしょう。今後どんな景色が見えるのか、どうぞ楽しみにしていて下さい。どうもありがとうございました!
☆Nautilus のHP…https://www.nautilusmusic.net/
☆渋谷 gee-ge. のHP…http://gee-ge.net/
ワンマンライブという事で、当然ステージ時間も長くなり、たっぷりの2ステージを用意させて頂きました。ボーカルとベース、ボーカルとピアノ…というデュオ編成も途中に組み込みつつお届けしましたが、基本はトリオ編成での演奏で、ここまでじっくりと長くやれたのは初めてでした。鹿嶋さんもギターを弾くシーン等もあり、曲によってステージ内の雰囲気を変えていく事が出来るのも、ワンマンライブならではと言えましょう。
特に意識したわけではないようですが、今回は自然とジャズ・スタンダード・ナンバーが多くなっていたように思います。その代わり、歌詞は鹿嶋さんが付けた日本語の訳詞というように、これは以前から鹿嶋さんの中での音楽活動で取り組んできた事柄なので、ここでそれらを披露するというのは特別感というより、今までやってきた事の集大成という意味の方が大きいような気がします。…とは言え、トリオでは新しく取り上げる曲も多く、適度な緊張感を持った演奏も出来ました。
勿論、ただのジャズ演奏にはならないように、気を遣いながら進めていきます。ジャズの曲で怖いのは、特に何も意識しないで曲に取り掛かると、普通の即興演奏で終了してしまう事です。これはこれで良いのですが、せっかく取り組んだトリオプロジェクトなのですから、もう少し深い部分でメンバー内の共有をさせ、それを演奏に生かしたいところなのです。それぞれの楽器、歌の演奏の役割を明確にし、無駄の無い音のバランスでステージに取り組んでいく。これがこのトリオの魅力でもあり、聴き所でもありましょう。
そんな特徴あるこのトリオのステージを見に、この日は沢山のお客さんにお越し頂けました。皆さん、鹿嶋さんの持つ世界観が好きな方ばかり…。それは、ジャズ・スタンダードの曲を演奏しても鹿嶋さんの世界になってしまうという、唯一無二の部分があるからだと思います。今回は鹿嶋さんのオリジナル曲もやらせて頂きましたが、今回、どちらかというと世界観が凄く出ていたのは、カバー曲の方だったのではないでしょうか。更に深い部分を追求させたオリジナル曲も期待したいところですね。
2ステージにわたる、鹿嶋さんの世界観たっぷりのワンマンライブは終了しました。お客さん方にも好評だったようで、ワンマンライブもまた開催される事と思いますが、今度はどのような世界に自分達を連れて行って貰えるのか楽しみです。どうもお疲れ様でした!
☆鹿嶋敏行さんのブログ…https://blogs.yahoo.co.jp/kajimarl_to_the_world
☆新高円寺 STAX FRED のHP…http://staxfred.com/