2017年を振り返る…2回目の今回は、TRI4TH で月間音楽雑誌『JaZZ JAPAN』の表紙に抜擢された事を挙げさせて頂きたいと思います!…表紙になったのは今年の8月21日に発売となった Vol.85〔TRI4TH、『JaZZ JAPAN Vol.85』に、表紙抜擢!参照〕で、その後の9月6日に発売を控えていた新作CD『4th Rebellion』に関連させた自分達のインタビュー記事を含め、堂々と取り上げて頂けました。「現代の凛々しきジャズ・メッセンジャーたち TRI4TH」と日本の代表的なジャズ雑誌から謳われ、改めて身が引き締まる思いでした。
この反響は非常に大きく、日本全国で TRI4TH という名が知れる事になった切っ掛けの1つでもあったと言って間違いありません。この発売後、自分達は地方のジャズ・フェスティバルや、TRI4TH の遠征ツアー等で色々な場所に行かせて頂きましたが、各地でこの雑誌を手に、ライブに足を運んで頂ける方もいらっしゃいまして、とても嬉しかったです。
『JaZZ JAPAN』は、まだ自分が TRI4TH に加入していない、1st CDを出した頃から追い掛けて下さっていて、これまでも何度か取材を受けさせて頂きましたが、それを経ての今回の表紙掲載というのは本当に有り難く、またこの場所に帰って来れるよう、頑張っていきたいと決心した次第でした。引き続き、どうぞよろしくお願いします!
…そして、せっかくなので当時の撮影現場のショットを少しだけ(笑)。撮影場所は竹内大輔ピアノトリオライブでもお馴染みの場所、吉祥寺 Sometime。このお店が更に多くの方に知られるようになったのも嬉しい限りでした。これからもお世話になります!
☆JaZZ JAPAN のHP…http://www.jazzjapan.co.jp
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
第1回目となる今回は、やはり TRI4TH の初めての海外ツアーが挙げられるでしょう。行き先はフランス(ヴィエンヌ)とデンマーク(コペンハーゲン)で、前者は Jazz à Vienne、そして後者は COPENHAGEN JAZZ FESTIVAL という、どちらも世界的なジャズ・フェスティバルへの出演となりました。…最初は期待もありつつ、不安もあったのが正直なところだったと思いますが、スケジュール的に一番最初のライブとなった Jazz à Vienne でのステージを終えた直後、今までにない充実感を得た事を覚えています。
この2カ国で得た経験は、間違い無くその後の自分達のライブ・ステージングに大きな影響を与えていたと思います。言葉が通じない中、正に音楽そのもので勝負した1週間は、今後もし海外で演奏する事になった時への自信に繋がる気がしました。ライブもそうですし、ヨーロッパという空気感、街並み等、体験する全てが刺激的であり、それもまた自分達の音楽に大きな活力を与えてくれていたのではないでしょうか。本当に有り難い経験だったと、いま振り返っても強く思います。
この海外遠征ツアーは、多くの方の協力があって実現されました。それは TRI4TH が今まで活動してきた中での縁や経験から得られたものが多く、その意味でも、これまで自分達がやってきた道が間違っていなかったと思わせるに十分な出来事でもありました。改めて感謝です。どうもありがとうございました!…今後にまた繋げられるよう、更なる切磋琢磨をしていきたいと思います。よろしくお願いします!
…そして、思い返せば、帰国直後で起こった荷物トラブル。…要はロストバッケージ。9人中6人がその被害に合うというのも初めての経験でした(笑)。これはこれで、また自分達に大きな刺激を与えてくれていたのかもしれませんね。本当にお疲れ様でした!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆Jazz à Vienne のHP…http://jazzavienne.com/
☆COPENHAGEN JAZZ FESTIVAL のHP
…http://jazz.dk/copenhagen-jazz-festival-2017/forside/
これはその名の通り、お店のフロアの真ん中にステージが作られ、客席スペースはそこを囲むような形で用意、お客さんはフロアの周りから自分達の演奏を見るという、なかなか今まで無い形式のライブではありました。これはステージ配置が特徴と言えるのは勿論ですが、お客さんと自分達の位置が非常に近いというのが、何よりの特徴だったと思われます。正直、手を伸ばせば自分達に届いてしまうくらいの距離なのですから、最近の自分達のライブではレアケースだったのは間違いありません…。多くの方にお越し頂き、ワンマンライブとしては今年の最後となったステージは、最高に盛り上がった時間となったのでした。少し振り返ってみたいと思います。
ライブ当日は12月25日…つまりクリスマスの日で、何か自分達からお客さんにプレゼント出来る事はないかと考え、自分達オリジナルのポストカードを、ライブにお越し頂いた方全員にサイン付きで差し上げる事にさせて頂きました。左上写真はその作業中のもので(笑)、丁寧に1人1人書かせて頂きました。喜んで頂けましたら何よりです。
さて、当日のフロアの様子を覗いてみましょう。お客さんがステージを囲んで…と字面での説明をするより、写真を見た方が状況は分かりやすいと思います。このような雰囲気で全編やらせて頂きました。メンバー5人で五角形を作るような感じでセッティングさせ、それをお客さんが囲んでいるのですから、メンバーの背後に沢山のお客さんがいる…という状況になっています。自分達目線でいくと、視線上にいるメンバーの先にお客さんがいるという状況は、なかなか不思議な感じはありましたが(笑)、とても新鮮な気持ちでライブに臨めました。演奏にも強く表れていたのではないかと思います。
それはつまり、常にお客さんからパワーを貰っているような感覚でした。通常のステージ配置ですと、メンバーを見ている時と、客席フロアを見ている時とで、それぞれ違った頭の中の働きになっているのですが、今回は常に視界に一緒に飛び込んでくるので、メンバーの音を受けて、同時にお客さんの雰囲気を感じながら音に出していく…という流れとでも言いましょうか。とにかく、常に受け身と働き掛けが存在しているステージで、いつも以上にメンバー達の気持ちは高まっていたと思います。それが演奏に色濃く出た部分だったのです。
ただ、この事については大方予想はついていました。今回、特に気を付けていたのは、それらを真に受け過ぎて、変な動きにならない…という事でした。前述したように、いつも以上に頭や身体を使うステージになるのは分かっていたので、ここで通常のステージのようにあちこち動き出してしまうと、収拾がつかなくなってしまう恐れがあったのです。既に特別な配置のステージなので、奇をてらうような動きはもう必要ないのです。決められた曲で、決められた動きを幾つか準備しておき、視点的には勿論ですが、演奏の方にお客さんが集中出来るように仕込んでおきました。この事で 360° LIVE という状況下でも、自分達らしいスタイルを貫く事が出来たように思っています。
…とは言え、アンコールではオリサンタ(右上写真参照)をさり気なく登場させ、TRI4TH 用にアレンジした“きよしこの夜”をお送りした一面もありました。こういった一幕もまた、自分達 TRI4TH らしいところなんですよね。TRI4TH はこの1年で本当にステージング面で進化を遂げられたように思います。今回はクリスマスライブ的な雰囲気もありましたが、自分達的には先月のツアー・ファイナルも含めたこの1年の集大成となれるようなライブになったのではないかと思いました。どうもありがとうございました!
こうして、TRI4TH の今年最後となるワンマンライブは無事に終了しました。自分の今年の残りのライブは全て TRI4TH となっていますが、あとはイベント出演のライブが残るのみとなっております。あと少し、2017年も最後まで駆け抜けますので、どうぞよろしくお願いします。そして来年も是非とも楽しみにしていて下さい。今回のライブで、来年1月に公開となるアニメ『博多豚骨ラーメンズ』の、TRI4TH が担当するエンディング・テーマ“DIRTY BULLET”も初披露させて頂きました。TRI4TH の活動に、また新たな動きが加わりそうですね。どうぞ引き続きよろしくお願いします!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆代官山 LOOP のHP…http://www.live-loop.com/access_daikanyama.html
●1月4日(木)立川 cafe de La Boum
Open…18:30〜、Start…19:00〜、2マン形式
Charge…前売り3500円、当日4000円(オーダー別)
Member…《弾楽》(Fl)Izumi (Tap Dance)丹精、(Pf)竹内大輔、(B)中司和芳
2018年のライブ始めは、弾楽からです。急遽設定されたものであり、
ピアニストの Marilyn さんと自分達との新年会ライブ…とでも言うので
しょうか。船をイメージしているという立川のカフェ・ド・ラ・ブーム
というお店で盛り上がっていきたいと思います。1月には弾楽全員で
長崎は雲仙での公演が予定されているので、それに向けて…という
思いも込められている事でしょう。皆さんで乾杯出来たらと思います!
●1月9日(火)Members Live Kuro
場所…港区赤坂3-21-14 TS共和六番館5F
Open…19:00〜、Start…19:15〜、2部制
Charge…詳細不明
Member…(Vo)白石恭子、(Vo)折井敦都歌、(As)松山真寿美、(Key)竹内大輔
イベント毎に場所を変え、“移動式ライブ”を行う事になった Kuro。
2018年も無事に迎える事ができ、この日は新年会ライブとして、
皆で大いに騒ぎながら(笑)進めていけたらと思います。場所は、
ここが定着してきたと思わせる赤坂見附駅が最寄りのお店にて。
ビルの5階まで来たら、イタリアンっぽいお店が目印です!
●1月11日(木)荻窪 Bunga
Open…19:30~、Start…20:00~、
Charge…2000円(ドリンク別)
Member…(Vo)mina、(Key)竹内大輔
お馴染み、荻窪 Bunga での出演です。ここでのライブの最近の概要は、
『空美ちゃんと鉄ちゃんの Fly to the Galaxy』という趣向のもので、
タイトル通りの内容がトーク多めで聞けるという(笑)、なかなか
緩い時間です。しかもこの日は、日本酒が振る舞われるという話しも
聞いており、更に緩い時間になってしまうのではないかと思われます。
…とは言え演奏もちゃんとしますので(笑)御心配なく。お楽しみに!
●1月12日(金)吉祥寺 Manda-la 2
Open…18:30~、Start…19:30~、自分達の出番はまだ不明
Charge…2200円(ドリンク別)
Member…(Vo,G)丸本達也、(Pf)竹内大輔
お馴染み、ボーカル・ギターの丸本さんとの毎月定例ライブです。
1月は通常の対バンライブでスタートさせます。昨年から続いた
CS(カバーズ・セレクション)を続けていくのか、それとも
新しいシリーズになっていくのか、興味深いところですね…。
毎月必ずの新曲…は勿論、変わらず続いていく事でしょう!
☆1月13日(土)渋谷 WWW
Open…17:30〜、Start…18:00〜、TRI4TH の出番はまだ不明
Charge…前売り3800円、当日4300円(ドリンク別)
Member…≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Ts)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(Key)竹内大輔、(B)関谷友貴
“本物を求めるオーディエンスが集う場所”と銘打たれるイベント
『ROXYPARTY』に TRI4TH が出演します。出演陣も豪華で、
渋谷 WWW という、早速の大舞台に立てて嬉しい限りです。
2018年も TRI4TH は、今までのやり方を信じて駆け抜けて
いく次第です。多くのお客さんのお越しをお待ちしております!
それにしても、このフライヤー…、最高ではないですか!!
●弾楽、長崎ツアー
・1月14日(日)雲仙(長崎)吾妻町ふるさと会館(まるまる島原半島のページ)
Start…15:00〜、
Charge…大人1000円、子供500円
Member…《弾楽》(Fl)Izumi (Tap Dance)丹精、(Pf)竹内大輔、(B)中司和芳
弾楽で長崎の雲仙市でジャズコンサートをする事になりました!…弾楽で長崎に
訪れるのは今回で2回目。またこうして足を運ぶ機会が出来た事に感謝です。
場所は、雲仙市役所の隣りに位置する吾妻町ふるさと会館にてで、子供達にも
楽しめるイベントにしたいとの事です。雲仙で自分達の音楽がどのように
受け入れられるのか、何だか楽しみですね。どうぞよろしくお願いします!
●1月18日(火)六本木 Wine Bar CLIMAT
Open…18:00〜、1st…19:30〜、2nd…21:00〜、3rd…22:30〜、
Charge…2500円(オーダー別)
Member…(Sax)松山真寿美、(Pf)竹内大輔
サックスの松山真寿美さんと、六本木のワインバー CLIMAT(クリマ)
でのデュオライブ。2018年も続けてやっていきたいと思います。
美味しいお酒と美味しい食事、そしてどこかで聴いた事があるような、
お馴染みの音楽とを楽しんで頂けたらと思います。お待ちしてます!
●1月19日(金)経堂 Crazy Love
Open…19:30〜、Start…20:00〜3ステージ
Charge…3000円(オーダー別)
Member…(Vo)市川美鈴、(Pf)竹内大輔、(B)川畑よしのすけ、(Ds)吉峯孝治
2018年もお馴染み(笑)、経堂 Crazy Love でのライブです。
ボーカルの市川美鈴さんとは、12月から続けての共演となります。
スタンダードジャズは勿論の事、市川さんは結構マニアックな曲も
お持ちでしたので(笑)、少し刺激的な一夜になるかもしれません!
●1月20日(土)タワーレコード池袋店6階
Open…11:00〜、Start…16:00〜30分
Charge…無料
Member…《Nautilus》(Ds)佐々木俊之、(keys)竹内大輔、(B)梅沢茂樹
2018年の Nautilus 最初のライブは、タワーレコード池袋店での
インストアライブです。勿論、2017年11月にリリースさせて頂いた
3rd CDアルバム『THE RETURN OF NAUTILUS』の発売記念に即した
もので、CDに収録されている曲を中心に、Nautilus の世界観たっぷりで
お送りしていきます。観覧無料です。どうぞ気軽にお立ち寄り下さいませ!
★1月21日(日)吉祥寺 Sometime
Open…11:00〜、1st…14:00〜、2nd…15:30〜
Charge…1000円(要オーダー)
Member…(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之
竹内大輔ピアノトリオ、2018年最初のライブは、自分も大好きな
お店、吉祥寺 Sometime にてです!…日曜日のお昼に、リーズナブルな
料金で、それでいて2ステージたっぷりと演奏をお楽しみに頂けます。
ここは TRI4TH で月間音楽雑誌『JaZZ JAPAN』の表紙に掲載させて
頂いた時〔TRI4TH、『JaZZ JAPAN Vol.85』に、表紙抜擢!参照〕、
撮影場所として使わせて貰ったお店でもあります。とても雰囲気が良く、
ジャズ雑誌の表紙撮影の舞台として使われたのも分かると思います。
そして料理もお酒も美味しい Sometime。予約を強くお勧めします!
●1月22日(月)銀座 Barbra
Open…19:00〜、1st…20:00〜、2nd…21:20〜、3rd…22:40〜、
Charge…4000円(オーダー別)
Member…(Vo)名知玲美、(Vo)加藤咲希、
(Pf)竹内大輔、(B)程島日奈子、(Ds)西川沙織
お馴染みの銀座 Barbra での演奏ですが、2人のボーカルの方の他に、
ベースとドラムのいるピアノトリオ・セクションを従えてお送りして
いきます。この日は自分にとって初共演となる方々ばかり。その中で
どのようなステージになるのか、楽しみにして頂けたらと思います!
●1月26日(金)六本木 SuperDeluxe
Open…19:30〜、Open…20:00〜、Nautilus の出番は2バンド目、20:55〜
Charge…1000円(ドリンク別)
Member…《Nautilus》(Ds)佐々木俊之、(keys)竹内大輔、(B)梅沢茂樹
Nautilus で、TokyoDex 主催のイベント『This & That Cafe』、その名も
『あれやこれやカフェ』に出演させて頂きます。今回で第36回目を迎える
人気のイベントで、主催者や出演者、そしてお客さんも含めて、全体の8割
くらいは外国の方で締められるとの事です。なんとも Nautilus の雰囲気に
ピッタリではないでしょうか。自分も楽しみに参加したいと思います!
●1月27日(土)Members Live Kuro
場所…白山 Torrebianca
Open…15:30〜、Start…16:00〜2ステージ
Charge…詳細不明
Member…(Vo)折井敦都歌、(Vo)石川早苗、(Fl)加藤夕葵、(Key)竹内大輔
1月の Members Live Kuro の新年会兼ライブが開催です。場所は
文京区の白山に場所を移し、イタリアンのお店の2階部分を貸し切って
行われます。新年会兼でもありますし、わたくし竹内の誕生日も近いと
いう事で、バースデー祝いも兼ねた時間になるのではないでしょうか。
皆さんと楽しく乾杯出来たらと思います。どうぞよろしくお願いします!
☆1月28日(日)吉祥寺 Planet K
Open…18:00〜、Start…19:00〜、TRI4TH の出番はまだ不明、O.A. 有り
Charge…前売り3200円、当日3500円(共にドリンク別)
Member…≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Ts)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(Key)竹内大輔、(B)関谷友貴
ボーカル・ロックバンド Yellow Studs と TRI4TH の2マンライブが開催されます。
『名人戦』と題されたこのイベントは、O.A. に mellow というバンドも加え、かなり
ロック色の強い雰囲気の中、TRI4TH のステージもたっぷりとやらせて頂きます。
TRI4TH は、今後こうしたイベントに出る事も多くなるでしょう。その意味では、
自分達の持つロック・スピリットに引っ掛かってくれたという事でもあり、とても
光栄なのでした。どのようなステージにしていくか。是非とも会場にお越し頂き、
その目と耳と身体で感じて頂けたらと思います。どうぞよろしくお願いします!
●1月31日(木)柏 Studio WUU
Open…18:30〜、Start…19:30〜、自分達の出番は2バンド目、
Charge…予約2500円、当日2800円(共にドリンク別)
Member…(Vo)鹿嶋敏行、(Pf)竹内大輔、(B)岩川峰人
ボーカルの鹿嶋敏行さんのトリオで、久し振りに千葉県は柏の
WUU に出演です。この日は沖縄出身のシンガーソングライター、
ちばりさんとの2マンライブ…。個性と個性が織り成すステージを
どうぞ楽しんで下さいませ。スタインウェイのグランドピアノで
お待ちしております。もしかしたらコラボ演奏もあるかもです。
以上になります。年初めの月から多くのライブに参加させて貰いますが、どれもが個性が光る大事なライブとなる事でしょう。また各地で皆さんとお会い出来る事を楽しみにしております。それでは、2018年もどうぞよろしくお願いします!
越後鉄道は1912年〜1913年にかけて全通されましたが、資金不足の為に新潟近辺で信濃川に架橋する事ができず、新潟側のターミナルが信越本線新潟駅とは信濃川を隔てて、対岸の白山に置かれる事になりました。その後、途中に多くの駅が新設されるも、経営難に悩んでいた越後鉄道は1927年に国有化され、国鉄越後線となります。
その後、1943年に信越本線の旧新潟駅(現在とは場所が異なりました)から越後線の関屋駅間に、戦時中の物資輸送という目的で貨物線が敷設され、両線はついに信濃川を渡って線路で結ばれる事になりました。そして、戦後の1951年に旅客営業が開始。同年に白山駅をこの路線上に移転させ、開業時の関屋駅〜白山駅を廃止させました。そして1956年には新潟駅がこのルート上に移転開業され、ほぼ現在の越後線の形態が出来上がります。
越後線は柏崎駅〜新潟駅間の中、途中の吉田駅を境に運転がほぼ二部されています。柏崎駅寄りの区間はローカル度が非常に高く、それは日中は3〜4時間も列車が来ない時間帯が存在するくらいで、朝夕の通勤・通学輸送に特化した区間でもあると言えましょう。逆に新潟駅寄りは、吉田駅〜内野駅間でほぼ1時間間隔、内野駅〜新潟駅間では20分間隔のダイヤが組まれている等々、燕市、新潟市近郊の気軽な足として利用されています。
特急列車は無く、普通列車ばかりが運行する地味な路線ではありますが、ここを走る国鉄型車両の115系の廃車が後を絶ちません。〔鉄道さんぽ 44.(JR東日本、両毛線編)〕でも取り上げましたが、現在、全国的に115系という車両の置き換えが進んでおり、既にこのエリアでは後継車両であるE129系も登場しているので、引退も時間の問題と言えるでしょう。幸い新潟エリアではこの越後線の他に、JR信越本線やJR白新線等、多くの範囲で使われていてその両数も多かったので、まだ全面的に置き換えをするには到っていませんが、路線によっては全ての運用が置き換わってしまった所もあり、予断は許しません。
ここでの115系は、かつては4両編成や2両編成も存在しましたが、現在はN編成と呼ばれる3両固定編成の車両だけが活躍している状況です。…とは言え、ラッシュ時を中心に、それらを繋ぎ合わせた6両編成の運用も多く、まだまだ最前線で活躍していると言っても差し支えは無いでしょう。最近は旧塗装に塗り替えられた車両も出てきて、これが逆に、引退が間近ではないのかと思わせる事でもあるのですが、今のうちに、いま現在の越後線を見ていく必要はありそうと思い、今回取り上げさせて頂きました。東京では見られなくなってしまった115系の活躍を含めて、お楽しみ頂きたいと思います。それではどうぞ御覧下さい!
●日時…2017年12月23日 ●路線距離…83,8km ●駅数…32駅
お楽しみに!
…さて、このトリオライブに副田君がゲストとして加わるのは相当久し振りだったのですが、調べてみると2014年3月〔自分名義ライブ、祝50回目!参照〕以来と、ざっと3年半振りという事になりました。この間には 4th CDアルバム『Voyaging』も発売になり、また、それ以降のオリジナル曲もだいぶ増えてきたので、改めて副田君を交えて演奏するとなると、色々とやりたい曲が出てきて困ってしまう程でした(笑)。故に、いつものように副田君はゲスト扱いながら全曲参加(笑)。所謂、竹内大輔カルテットライブ…と言っても良いくらいの勢いでお送りしていったのでした。
特にやりたかったのは、“Gare de Chasse-sur-Rhône”と“Talking Bells”。どちらも今年できた新曲で、元々はトリオ編成用に作った曲でしたが、管楽器がメロディをとるのも容易に想像する事ができ、最初からセットリストに入れようと決めていました。そして、副田君のオリジナル曲も絶対に入れようと思っていて、自分からリクエストしたのは、以前自分もレコーディングを手伝わせて頂いた〔副田整歩、初のリーダー・レコーディング参照〕“Sign”、そしてもう1曲、何かバラード曲を…という事で、“Recollection”という曲をやらせて頂きました。作曲者が異なれば曲調も変わり、演奏メンバーも変わればステージも変わる…。そんな事をダイレクトに感じられる時間になったと思います。
その他の曲は、過去に何度か一緒に演奏した事がある曲から選ばせて頂きましたが、その中でも“New Life Standard”はトリオとしても久し振りの演奏であり、何だか新鮮な気持ちでやらせて頂きました。この曲は、トリオに副田君がゲストで加わった初めてのライブ〔自分名義ライブ36回目参照〕から必ず取り上げていた曲でもあり、今回も自然とセットリストに加わった感じでしたが、久し振りに演奏してみると、意外と自由度を高くもって弾いている自分がいる事に気付き、やっていて楽しかったです。
また、Generation GAP(以下、GG)でも何度も演奏した“Hagatna”も取り上げさせて頂きました。曲としてはトリオ用に作りましたが、副田君側から見れば、GG でやっているイメージの方が大きいでしょう。GG でやり慣れている為か、今回の演奏ではかなり白熱した展開を見せる事ができ、この日のハイライトともなる時間でもありました。
12月も月末に近付き、何かと忙しい時期でもあるので、どれだけのお客さんにお越し頂けるのか、正直不安な面もありましたが、蓋を開けてみれば沢山の方にお越し頂ける事になり、本当に嬉しかったです。副田君という良いムードメーカー?もいたお陰で(笑)、会場も和やかな雰囲気で包まれており、お客さんと一体になって作れたライブ…という感覚が大きい1日になりました。大盛況、そして楽しい時間をどうもありがとうございました!
2018年以降も、トリオライブは続いていきます。まずは早速1月21日(日)に、自分も大好きな吉祥寺 Sometime の昼の部にて。…そしてその先、3月24日(土)も決まりました。こちらは銀座 No Bird にて、スタインウェイピアノでラグジュアリーにやらせて頂きます。どちらも大事に臨みたいライブです。また会場で皆さんにお会い出来る事を楽しみにしております。どうぞよろしくお願いします!…今年2017年も竹内大輔ピアノトリオを、どうもありがとうございました!
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、New Life Standard(オリジナル)
2、Water Lily Part 2(オリジナル)
3、Sign(副田整歩オリジナル)
4、Monte Fiesole(オリジナル)
5、Hagatna(オリジナル)
・2ステージ 1、Casa Familia(オリジナル)
2、Talking Bells(オリジナル)
3、La Grande Roue De La Concord(オリジナル)
4、Recollection(副田整歩オリジナル)
5、Gare de Chasse-sur-Rhône(オリジナル)
・アンコール ・Spain
☆南青山 ZIMAGINE のHP…http://zimagine.genonsha.co.jp/
☆副田整歩君のHP…http://www.soedanaomu.com/
☆池田暢夫のHP…https://sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/
そしてタイトルにあるように、今回は『レコーディング・ライブ』と銘打ってやらせて頂きました。お店の機材だけではなく、ちゃんとレコーディング用に本格的な機材を持ち込み、そしてエンジニア付きでレコーディングをしながらライブを進めていくというものです。だいぶ豪華ですが、実は以前にもこうした形態でライブをやらせて頂いた事がありました〔丸本達也、1年振り、2度目のワンマンライブ参照〕。ただ、今回はそれとは少し趣向が異なっていて、最初から「レコーディング・ライブをやる!」とフライヤーにも告知して行いました。そして、スタジオでレコーディングをしているような雰囲気を、分かりやすくお客さんにも伝える…という状況も加味しながらのステージングにして、お客さんにもレコーディングに参加して頂いているような、そんなライブを目指していったのでした。
客席の前方中央には、もはや露骨とも言える程に目立っている2本のマイクを立てさせて頂きましたが、会場の空気感を録音する目的は勿論の事、前述の「今ここでレコーディングが行われている」というのを分かりやすく表現する意図が隠されていました。この為、会場はいつもより緊張感が漂っていたと言いますか、ライブが進むにつれ、皆で1つの作品を作っていっているような、そんな一体感が感じられました。
演奏自体はいつものように進められましたが(流石に、今回はお馴染みのMC席というようのは作られませんでしたが…笑)、新たにレコーディングするという意味では、今まで恒例の曲は殆ど無い選曲にもなりました。あるのは、又吉君がゲストに加わってから取り上げるようになった曲や、ここ最近作られた曲が殆どでした。しかし、この又吉君をゲストに迎えたライブ自体が最近では恒例になってきているので、聞き慣れない曲ばかり…という感じにはなっていませんでした。そういう意味では、今回のレコーディング・ライブはとても良いタイミングに行えていたのかもしれません。
3人で演奏する曲は勿論、丸本さんと自分の2人だけの演奏、又吉君ソロでの演奏、そして自分のピアノソロもやらせて頂きました。曲はどちらも自分のオリジナルで、まずはお馴染みの“Monte Fiesole”、そして録音は初となる“Gare de Chasse-sur-Rhône”を取り上げましたが、どちらも好評のようで良かったです。今回のライブ音源がどのような形態で今後披露されるかは分かりませんが、自分の曲が収められる事もあるのでしょうか?
今回のメインとなる曲は、昨年12月のライブ〔丸本達也×又吉康人、3年目の2マンライブは特殊形態参照〕の新曲でもあった、丸本さんと又吉君の合同作“Once”。この曲は途中に輪唱されるところがあり、お客さん参加型を目的として作った曲でもあるので、是非とも今回のライブ中にお客さん方の声も入れて録っておきたかったのです。演奏するタイミングとしては、1ステージ目の最後に持ってきていましたが、実はシークレットで、ダブルアンコールにも“Once”を再度やらせて頂きました(笑)。実際、2ステージ目まで終わってみると、お客さんもレコーディング・ライブというものに慣れてきて、身体も解れてリラックスして、コーラスに参加出来る状態になっていたと思います。実際、2回目の録音の方が生き生きとしていて、声もよく出ているような気もしました。ここでまた“Once”を持ってきたアイデア、正解でしたね!
こうして無事にレコーディング・ライブは終える事が出来ました。ライブの内容としてもとても良く、しっかりとしたものがパッケージングされたのではないかと思います。今回演奏させて頂いた、又吉君有りきの曲である“Once”、“春”、“Limelight”は必ずCDに入れる!との事でしたが、他の曲の処遇も含めて(笑)、今後の展開をお楽しみにして頂ければと思います。又吉君をゲストに迎えたライブの集大成とした、良い時間を過ごす事が出来ました。どうもありがとうございました!
☆丸本達也さんのブログ…blog.livedoor.jp/waits2/
☆又吉康人君のブログ…http://ameblo.jp/diary-iris/
☆吉祥寺 Manda-la 2 のHP…www.mandala.gr.jp/man2.html
久し振りの訪問というのもあり、恐らく復路は新幹線になるのは分かっていたので、往路は敢えて在来線で向かいました。…とは言え今までの行程を振り返ってみると、今回で4回目の訪問となる猿ヶ京ですが、往路も新幹線だったのは1回だけで、あとは全て在来線経由で向かっていたようです。流石は自分ですね…(笑)。JR上越線はダイヤも車両も変わってしまい、今ではステンレス製の211系が主力で、列車の一部は新前橋駅でも乗り換えなければなりません…。そんな変化を感じつつ、遠くに雪を被った三国山脈が望めるようになると、ああ、この景色は昔と変わらないな…と思わせてくれるのです。
在来線で最寄りとなるのは後閑駅。既に辺りは雪が残っている感じですが、ここから猿ヶ京までは、まだバスで40分〜50分程掛かります。ここからは山道で、現地に近付くに連れて更に雪も多くなり、尖った屋根が印象的の Humpty Dumpty と久々の対面となりました。ここでの雪の景色は新鮮でしたが、それはつまり、冬に来た事が今まで無かったという事でしょう。それまで、夏や秋という印象で植え付けられていたこの場所に、新たに“冬”という印象がインプットされました。
ここで、先に来ていた郷原君と合流。打ち合わせ、リハーサルを済ませて、本番に備えていきました。本番時刻が近付くと、続々とお客さんが入ってきて、料理も振る舞われます。確かにこの料理も懐かしく、Kie 時代もクリスマス時期になると、こうやって料理が振る舞われていったものでした。
そして本番が始まりました。Bridge 自体のライブも今年はなかなか出来なかったので、こうした機会を頂けて本当に良かったなと思います。今までのレパートリーの曲から、最近取り上げたもの、そして新曲まで、幅広くお届けしていきました。このお店に来て頂ける方は本当に音楽が好きで、特にジャズ好きも多いようです。中には今回の演奏を聴いて、3年前に自分が来ていた事を思い出した方もいらっしゃっていました。クリスマスソングも何曲かお届けしていきましたが、どちらかと言うとチックコリアのナンバー(“Spain”や“Humpty Dumpty”等)に反応してくれている方が多かったのも、何となく頷けます(笑)。
白熱したステージをお届けしていると、時刻はもう21:00を回っているところでした。今日中に帰らなければならない自分達にとって、時間は切実です。東京方面への最終電車は、上毛高原駅にて、上越新幹線の21:54発。一応、バスで30分強くらい掛かった道のりでしたが、切符を買う時間等、余裕をもって向かいたいところではあります。駅まではお客さんの車に乗せていって頂けました。
…そうして、列車の発車10分前には上毛高原駅に到着。バタバタでしたが、今回も無事に帰れそうですね。この時間帯の上りの新幹線はだいぶ空いていて、グリーン車以外は全て自由席という編成設定も納得ですが、ふと見ると郷原君、既にグリーン車の切符を持っているではありませんか!…聞くと、指定席の設定が無かったので、席を指定するにはグリーン車しかないと思って…との事でした。…なるほど、最後まで郷原君節が満載の猿ヶ京ライブでした(笑)。自分は優雅に自由席で帰りました。
☆Bridge のHP…http://bridge-duo.com
☆郷原繁利のHP…sgohara.com/wp/
☆猿ケ京(群馬)Humpty Dumpty のHP…http://kie-ko.net/
そんな破廉恥…いや、Hard Floods のライブはここのところ御無沙汰しているのですが、ついに復活?ライブをする兆しが見えてきたのは今から約1年前の事。ライブはしなくても忘年会は毎年行っているので(笑)、そんな時に出た話しでもあったのだと思いますが、そこから1年近く準備を進めてきて、ついに今回、ライブを実現するに至ったのです。前回のライブ〔それでも我々は破廉恥フェスティバル参照〕から数えると、なんと7年振り!…逆に、よく復活出来たなとも思いますが(笑)、ほぼ当時のメンバーを揃えてのライブは奇跡的な事でもあったと思いました。お店も、以前と同じ神田の Tokyo TUC にて…。楽しみにしていた1日でした。
ライブはお昼を過ぎてからの時間帯だったので、お店には11:00頃に入ってリハーサルを始めていきました。限られた時間で最後の調整をしていきますが、ここで無理をしてもいけません。ペースを守って本番に備えていきます。思ったより皆、リラックスしていたような感じでしょうか。あとは本番を待つばかりとなりました。
7年振りのライブという事で、気合いも相当入っていたのでしょう。今回の選曲は、かなりの盛り盛り感をもって注ぎ込んだ感じがありました。確かに、今回のライブが終わると、次はいつの開催になるか分からないので(笑)、何となく気持ちは分かります。ビックバンドの選曲というと、いわゆる Duke Ellington や Glenn Miller 等を思い浮かぶかもしれませんが、自分達はどちらかというとモダンな選曲が多く、叙情的な表現を求められる曲も多かったです。代表的な作曲者でいうと Maria Schneider でしょうか。今回もその方の曲から2曲選び、演奏させて頂きました。
ビックバンドのピアノの役割は広く…とは言え、常に主役…というものでもありません。基本的にはアンサンブルを重視して演奏していきますが、その中でもソリストが出てくるのがジャズ的であり、面白いところでもありましょう。ホーンが何人もいるので、そのハーモニーやリズムは複雑な場合が多く、ピアノのバッキングもそちらに寄り添って弾かなければなりません。譜面も、もはやクラシックみたいな音符が書かれている事も多いですが、その中で如何に自由にやれるかというのも、またビックバンドの面白さでもありましょう。アンサンブルをとっている時はビックバンド編成の、ソロをとっている時はコンボ編成の気持ちを重視して弾く…というような感じでしょうか。その切り替えは、縛りの緩急とも言え、そこを楽しんでいきたいところでもあります。
Hard Floods のリーダーの早川智人さんも、今回、色々な面で気を遣ってたので、本当にお疲れ様だと思いますが、よくぞこの18人のバンドを引っ張ってこれたなと思います。このバンドに限らないですが、ビックバンドはとにかく人数構成が多いので、リハーサルをしても全員が揃うという事はまずなく、しかもこのバンドのメンバーは、既に何人かは地方に行ってしまっているという状況でもあるので、尚更揃う事は難しいでしょう。そんな中で実現したライブというのは本当に凄い事で、まずはそこは評価すべきところでしょう。そして事前のリハーサルでは、本当にこれで本番を迎えられるのか…という状況も多々ありましたが(笑)、やはり本番の演奏が一番良かったですし、音もガンガンに出ていました。今では楽器を弾く機会も減ったというメンバーも多い中、かつては大学のビックバンド部に所属して、練習も相当やっていたというのが生きている気もしました。
…本番も無事に終わり、記念集合撮影。そして、楽しみな打ち上げへ…。このバンドは、お酒を飲むのが本当に好きなメンバーばかりです。だからこそこのバンドは続いているという事も言えるかもしれませんね(笑)。次回はいつにする?…なんて話しをしながら、あっという間に時間が経ってしまった夜でした。どうもお疲れ様でした!…またやりましょう!
☆Hard Floods の(Facebook の)HP…https://www.facebook.com/hardfloods/
☆神田 Tokyo TUC のHP…http://tokyotuc.jp/
京浜急行電鉄、略して京急の1500形です。1985年に登場した、どちらかというと古いタイプの車両ですが、現在でも殆どの車両が現役で走っています。京急は割りと個性的な車両が多いので、最近では目立たない車両ではありますが、縁の下の力持ち的な存在を保っているとも言えましょう。是非ともこの型式を覚えて下さいませ(笑)。
…さて、お次は1600回目になると思いますが、この数字の型式が現在の鉄道車両では存在しない事になってまして、今からどうするか考え中です…(笑)。また半年強後を楽しみにして頂ければと思います。引き続き、どうぞよろしくお願いします!