前回の Z・imagine のライブでやった時には、自分はお店のローズをお借りして演奏させて頂きましたが〔3回目の Nautilus ライブ参照〕、今回は逆に?自分のキーボードを使わさせて頂きました。ローズが駄目だったわけではありませんが、やはりパワフルな音が出るのと、ピアノの音色も使えるのが、このキーボードの強みです。Z・imagine には生ピアノもありますが、この Nautilus では生ピアノのサウンドよりは、少しリバーブを効かした鋭い音のピアノの音色の方が似合うような気がします(ステージ上のスペースの問題もありますが…)。
そして、ここ Z・imagine では珍しく、ドラムをステージの中央に置き、ベースとキーボードで挟むような配置にしてみました。…恐らく初めての状況で、少し実験的でもあったのですが、トシさんのリーダーらしさが目に見えて分かるようになり、面白い状況に出来たのではないかと思います。
こういった状況も踏まえた今回の Nautilus ライブ。筋書きの無い音の攻防…とは正にこの事でして、非常に楽しさ溢れた演奏になりました。それぞれのソロの順番等、勿論既に決まっている部分もあるのですが、如何にしてそこに最高の状態で持っていけるか…というのは、その時の演奏のやり方によって決まるのです。また、曲のイントロやエンディング等は、どれくらいの長さでやるかは殆どが決めていなく、これこそ正にメンバー同士のセンス溢れる時間です。例えば、キーボードだけでイントロを弾き始めて、何となく様子を見て(笑)、トシさんのドラムが突然入ってきたり、梅沢さんのベースもその様子を見ながら?加わったりしてきたりしますが、どのように入るか、どんなアプローチの演奏になるかは、その時になってみないと分からなく、自分もその後の展開はサウンドを聴きつつ、自分の中に消化させて進ませるようにしています。これが正にバンドらしい瞬間でもあり、ライブ回数を重ねる毎にその完成度が増してきているので、楽しくなってきているのだと思います。
今回のライブは新曲あり、既存の曲に新たなモチーフを加えた曲あり、カバー曲もあり…と、選曲の部分を見ても全体のバランスが良かったような気がします。曲にはそれぞれの特徴がありますが、その部分を生かしつつ、自分達らしいアレンジのサウンドをお届け出来た1日だったと思いました。この日、ベースの池田君も見に来てくれたので、せっかくなので4人で記念撮影。ほのぼのと締めさせて頂きました(笑)。
☆佐々木俊之さんのブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net
☆外苑前 Z・imagine のHP…http://www.radio-zipangu.com/zimagine/