前述通り、自宅から立教通りを歩いていき、徒歩10分程度で着くお店なので、本当に自分は家から歩いて向かいました。もしかしたら、徒歩のみでライブハウスに出向いて演奏をしてきたというのは人生で初かもしれません(笑)。そこに黒船のメンバーが集っているというのは不思議な光景でもありましたが、黒船にとっても初出演となる Apple Jump では既にソールドアウト状態となっており、嬉しい状況で迎えられた初ライブでもあったと思います。
今回のライブは全2ステージの構成としており、既存の曲から今回初披露となる新曲等、盛り沢山でゆったりとお届けする事が出来ました。特に新曲には、奄美の島唄の曲を取り上げる事に重きを置いており、“ジャズ・フォーマットの中での、奄美と津軽三味線が出会い”という黒船の特徴を更に明確なものに押し上げていました。
アレンジの難易度も相まって、楽曲的にはなかなかストイックな内容の黒船ですが、そんな内容からは想像も出来ない程?MCは独特の緩さが漂っています(笑)。これも黒船の魅力と言えば魅力なのかもしれませんが、黒船サウンドの魅力が、色々なジャンル、ルーツ音楽の混ざった物を指すならば、それぞれの出身地、そしてそれぞれの世代のメンバー達が織り成すMCというのもまた、今回発売させたアルバムのタイトル通り、『CROSSOVER』的な要素を醸し出しているのかもしれませんね。
ここ Apple Jump は、そんなに広いお店ではないので、ステージ上でのメンバーの立ち位置もある程度固定された状況ではありました。…が、そんな中でも、リーダーの関谷君は活発に動きます(笑)。ベースソロでは勿論、今回は、ベースと三味線のソロバトルという展開も存在しましたから、正にフロント楽器かの如く、前に前に出てきている感じではありましたね。これぞ、ミックスされた音楽要素の中に漂う、突き抜けた一本柱です…(笑)。この光景もまた、黒船の魅力の1つなのです。
アンコールには“よいすら節”という、自分達には新曲となる奄美民謡のアレンジ曲を演奏し、攻めた内容で幕を閉じさせました。…と同時に、これは次回CDアルバム作成への意気込みを感じさせるものでもあったと言えましょう。この日は実に新曲を3曲も取り上げ、常に自分達は新しいものを作る!…という意思表示も出来上がっていました。CDアルバム『CROSSOVER』も9月7日に待望の全国発売となり、福岡、大阪、奄美を巡るリリースツアーも今後決定しています。今後ますます飛躍し続ける黒船を、どうぞ楽しみにしていて下さい。今回もありがとうございました!
☆関谷友貴君のHP…http://www.peaceofcake.net/
☆池袋 Apple Jump のHP…http://applejump.net
じて、ほんと、素敵なライブでした~。
なぜかいい感じにすれ違う(笑)MCでほっこりするのですが、演奏
は全くすれ違わずに5人とも立体的にそれぞれ見せ場があって、密
度の濃い時間が流れました。
ピアニストさんゆかりの地でのライブ、ツアーに向けて幸先良いス
タートですね、また楽しみにしていますね。
確かに池袋は縁の地…。ここから発せられる
インスピレーションも特別のものだったのかも。
しれません。こうなると、それぞれの縁の地で
ある場所でのライブは、更なる期待が高まりますね。
こちらも楽しみにしていきたいと思います!