現在のこのイベントは神社内で行われ、神楽殿と言われる正にその場所にステージは組まれ、このイベントの特徴性を表しているようでした。最寄りの沼袋駅を降りて神社方向に少し歩くに連れて、ステージからの音楽が聞こえてきて、正に街と一体になっているジャズフェスタです。協賛者も地元関係の方々が多く、これが7年も続けてきた布石になっているようでした。神社内は活気に溢れ、スタッフの方々の自信に満ちた雰囲気が心地良い空間でもありました。
今回自分は、ベースの関谷君がリーダーとなる“関谷友貴 LIVE ソムリエオールスターズ”、自分がリーダーをとらせて頂いた“竹内大輔ピアノトリオ Feat. TRI4TH Horns”の、合計2バンドの出演をしてきました。この記事では、関谷君のバンドの方のライブを紹介し、後者の自分のバンドは“自分名義ライブ”として、後に書かせて頂こうと思います。
“関谷友貴 LIVE ソムリエオールスターズ”は、この日の為に組まれたスペシャルバンドでした。バンド名と言うより、プロジェクト…と言った方が良いのかもしれませんが、これまで関谷君自身が開催してきたライブイベント“LIVE ソムリエ”の、精鋭達?を集めたメンバーで行われ、非常に特徴的なサウンドを作り出すバンドとなりました。
メンバーは、関谷君、自分、ボーカルに KAORU さん、ドラムに小笠原拓海君、そして自分は初めましての、ギター・ボーカルの Kelly SIMONZ さん(バリバリの日本人です…笑)の計5人編成でお送りしました。このメンバーでジャズをやる…という時点で既に面白かったのですが、選曲も相当な特徴性を出しており、Caravan や L-O-V-E は良いとして(勿論、独特のアレンジを施していますが)、レディ・ガガの“Bad Romance”、ボンジョビの“Livin' on Prayer”等、所謂ガンガンのロック曲を送り込んできたのでした(笑)。
そして、極めつけは“We Are The World”です。恐らく、世界で最も有名な曲の1つだとは思いますが、実際に(真面目に)演奏した事がある方は少ないのではないでしょうか。自分も当然初めてでしたし、メンバー皆初めてだったそうです(笑)。しかし、このメンバーで、そして今回の『NUNO JAZZ』のテーマが“和”と“輪”という事で、正に打って付けの曲のように思ったのでした。最後にはお客さん方にも歌って頂き、会場が1つになれた瞬間でもありました。そして、曲の持つ力の大きさにも感服した瞬間でした(笑)。
しかしこのメンバー、演奏が面白過ぎです♪…しっかりとやる部分はしっかりとやり、遊び心も多様に持ちつつ、会場の空気間も大事に演奏していく…。それはライブが盛り上がるのも必然です。何せ、自分達が楽しいのですから。今回、ステージ時間は30分しか無かったので、本当にあっという間にステージは過ぎてしまったのですが、これがフルステージで、ライブハウスで行ったらどうなるんだろう…と、強く想像を引き立てられたものでした。
そして、やはり『NUNO JAZZ』の雰囲気の良さですね。スタッフの方々もお客さんも皆温かく自分達を迎えて頂き、とても気持ち良くステージに立たせて頂けた感じでした。今回、自分は6年越しにイベントに参加したわけですが、その期間で色々と培ってきたものを生かし、更なる成長を続けている事が如実に感じられたものでした。どうもありがとうございました!…次回の記事に続きたいと思います。
☆関谷友貴君のHP…http://www.peaceofcake.net
☆NUNO JAZZ FESTA のHP…http://nunojazz.cinq-rivage.com