自分はこの日、お昼に都内でライブがありまして、それを終えてからの猿ヶ京入りとなっていました(郷原君は逆に、お昼にこちらの猿ヶ京でライブをしていたそうで、先に猿ヶ京入りを果たしていました)。現地に着いたのは18:00頃で、この日の天気予報では高確立で雨という予報だったのですが、雲行きは怪しかったものの、何とか天気は持ちこたえているという感じだったでしょうか。バスで現地に着くと、花火の会場となる赤谷湖では打ち上げ台が設置されていて、予定通り開催されそうな雰囲気があってホッとしたものです。まずはお店の Humpty Dumpty に向かったところ、お店の庭ではBBQが行われていまして、早速のビールを頂きます…(笑)。たまにポツリポツリと雨は降ってきていたものの、天気が変わりやすい場所なのか、それが長引くという事は結局ありませんでした。
そして、花火の打ち上げ予定時刻の20:00になりました。正にこの時間から自分達の演奏も始めたわけですが、改めて、凄い状況での演奏を担当したなと思います。打ち上げ会場と演奏会場はそんなに離れていなく、演奏会場では盆踊りのやぐらも組まれ、一気にお祭り気分が高まってもきました。
雨も、この時点では全く降っておらず、もう開催は誰の目にも明らかでした。そして自分達の演奏も始まったわけですが、お客さんの心理的には、ライブ会場より、花火会場に出来るだけ近付きたい…という方が多かったのでしょう。それまでステージの前にいたお客さん達は、その半分以上がそちらの場所へと移動してしまったのですが、この左下の写真を御覧下さい。
演奏会場では、正にライブと花火が同時に楽しめる景色が展開されていたのです!…これはなかなか客席的には贅沢な環境ではないでしょうか。しかし、写真を見てお分かりのように自分達からは花火は全く見えない位置にありました(笑)。無惨にも花火の重低音だけが演奏会場にけたたましく響いており、音と地面に映る光を見て、花火の様子を確認するに至った…という感じでもあります…。
しかしここは、ジャズというフォーマットで演奏していったのが吉と出た部分でした。お互いがソロをとっている間に、片方は演奏を辞め、ステージを降りる事も、出来ると言えば出来るのです(笑)。花火見たさに…というだけではありませんが、今回のライブではそんなシーンを何度か披露したような気がします。お陰で、花火にも少しだけでしたが楽しめましたし、ステージ的にも緊張感が漂って良かったのではないかと思いました。
こうして何だかんだでライブも盛り上がり、最終的には多くの方々に喜んで頂けたステージになりました!…お客さんは勿論、この花火大会の主催の方々にもそれは届いたようで、自分達としても遣り甲斐のある演奏でした。そのままテンションが上がったのか、演奏後にはやぐらの上にもお邪魔して、郷原君は暫く太鼓を叩く…という大役も背負っていましたが(下写真参照)、これもまた良き思い出として、皆さんの頭の中に刻まれる事になるでしょう(笑)。
この後、何故か自分達はステージ上でのイベント(じゃんけん大会等)に何度か借り出され、実行委員の方々と進行のお手伝いをする事になってしまったのですが(笑)、このお祭りに遊びに来ていた方々のパワーを沢山頂けたような、とても貴重な時間を過ごせたようにも思います。やはり、こうした地元の花火大会というイベントは、多くの方々の協力があってこそ実現するものなのです。今回、そんな役の一員になれた事に、改めて感謝したい瞬間でもありました。
この日はお店の御好意で、Humpty Dumpty に寝泊まりさせて頂きました。お店の常連の方々との話しも楽しく、いつの間に時間が経ってしまった感じでしたが、是非またこのデュオで演奏しに来て下さいとの事だったので、良きタイミングを合わせて伺いたいものです。今回の演奏も好評だったので、また行ける場所があるというのは本当に嬉しい事ですよね。自分達も昔からだいぶお世話になっているので、演奏という形で期待に応えていきたいと思います。
この『Bridge』としても、野外…という環境でのライブを通して、またひと回り成長出来たような、そんな1日になったと思いました。次に繋げて、またより良い演奏を目指していければと思います。今回はどうもありがとうございました!…そして、お世話になりました。
☆郷原繁利のブログ…http://sgohara.com
☆猿ヶ京(群馬)Humpty Dumpty のHP…http://kie-ko.com/?page_id=20
☆赤谷湖上花火大会のHP…http://www.sarugakyo-hanabi.com/index.html#id1