1日目の8月16日(土)に出演したのは、バイオリンの Tsumuzi 君のバンドで、今回が初出演という状況でもありました。数あるステージの中、自分達は“緑のステージ”という所で出演をしたのですが、ここは次の日の TRI4TH も出演する事になっていた場所でもあり、奇しくも同じ場所で自分は2日間演奏する事になったのでした。この1日目という日は、何だか空が曇りがちの日でもあり、たまにポツリポツリと雨が降っていた瞬間もあったのですが、自分達の出番には何とか保つ事が出来ました。
この日の出番は13:00〜という、割りと早めの時間帯でもあったのですが、既にステージの前には結構な人だかりが出来ていまして、盛り上がって演奏出来そうな気がしたものです(笑)。まずはお馴染みの“二二六のタンゴ”から入りまして、そのまま“Devilish Waltz of A Soul”に突入していくと、もうステージ上は Tsumuzi 君の世界観に包まれます…。この『すみだジャズ』の中でも、バイオリンでジャズサウンド基調のオリジナル曲をやるというのは、なかなか希少な存在なのではないでしょうか。その特徴に輪を掛けて、そもそも変拍子の曲が多い自分達ではありますが(笑)、この日はいつも以上に変拍子曲の割合が多かったステージになっていたように思います。それが良い意味で、お客さん方にはインパクト大で映っていたのかもしれません。
お陰様で沢山の拍手を頂け、CDも色々な方に購入して頂けように思います。恐らく、自分達の事を初めて見る方が殆どだったと思うのですが、少なからずこのバンドの印象付けは出来たように思った1日でした。
そして2日目は、お馴染み TRI4TH のステージです。この日は初日と打って変わって青空が広がり、強い日差しと暑さの中で行われた1日となりました。それはビールが進んでしまうのもやむを得ません(写真を振り返ればお分かりのように、1日目も飲んでいますが…笑)。
TRI4TH のこの日の出番は15:00〜。晴れていたせいもあり、前日以上の人だかりがステージ前を埋め尽くしており、皆で一緒に楽しんでしまおうという熱気が既に表れていたような気もします。そして1曲目から早速“Hop!”で手拍子を煽り、会場が暖まってきたところで、今回は最近よく演奏しているカバー曲、“Moanin'”と“Night In Tunisia”をこの曲順に持ってきてみました。やはり、お客さんの多くが知っている曲の威力は強く、ここで一気に盛り上がりを見せてきた感じもあったと思います。
また、この日は新曲となる“TKO”の初披露の日ともなりました。トランペットの織田君が作曲した曲で、ノリノリのビートで攻めていく1曲でもあります。お客さんの反応も良く、またこの曲が徐々に育っていければ良いなと思った次第です。そして、最後にはやはり“Dance 'em All”。お客さんを立たせ、サックスの藤田君もステージを飛び出し(笑)、会場が一気に1つになっていく雰囲気は、演奏している自分達としてもテンションが更に上がっていった瞬間でした。織田君の最後の跳躍力(右上写真参照)が、その時の空気をよく表しているかもしれません(笑)。非常に楽しい時間でした!
会場も熱気に包まれていましたが、ステージ上も当然熱気に包まれていて、その後のビールの美味しい事美味しい事…(笑)。身に染みるひと時でした。ここでやっと落ち着いてきた感じもあったので、ライブ後は他のバンドのステージも見つつ、少し会場を抜け出してメンバーで杯を交わしつつ…(笑)、ライブ後も大いに楽しめた1日だったと思います。
…そして、この後は御存知のように?ほろ酔い気分で自宅に帰り、準備も程々に、羽田空港へと向かったのでした(笑)。長きに亘る2日間が、これで終了したのか終了していないのか…、この時はまだよく分からない状態でもありましたが(笑)、正直テンションが上がったままでもあったので、その状態はバンコクに着いた1日目まで引き摺っていたような気がします(だからこそ、遠出も出来たように思っています)。…とにかく、充実した2日間を過ごせたという事でした。また来年も参加をし、更に楽しい時間を皆さんと過ごせたらと思いますね。暑い2日間ではありましたが、お越し頂き、どうもありがとうございました!
☆Tsumuzi 君のHP…http://tsumuzi2013.wix.com/ernestocielorecords
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
☆すみだストリート・ジャズ・フェスティバルのHP…http://sumida-jazz.jp/sj/