この日のメンバーは、丹精君、自分、そしてドラム&パーカッションにスズキトモヒサ君と、以前〔月光浴ライブ@中神 Jazz Drop 参照〕で初共演させて頂いた、トランペットの松木理三郎さんとの4人編成でお送りしました。珍しく?セットリストを事前に決め、大きめの紙に書き写して、本番前に皆に配るという光景が見られ、少し緊張している面持ちのようにも見えました。しかしそれ以上に丹精君自身に、この日を思い切り楽しもうという意気込みが感じられたので、ライブに関しては何も心配はしませんでした。
実際、ライブが始まってしまえば、面白いシーンの連続です。1ヶ月前の No Bird でのライブでもそうでしたが、丹精君が最近取り上げるのはジャズのスタンダード曲が多く、そこにタップを加える事で、また新鮮な視点で演奏を楽しむ事が出来るのです。これは聴く側だけではなく、演奏する側としても同じ気持ちなのです。
それらに、サポートメンバー達のオリジナル曲を少々加える事で、また新たな展開を見出だす事が出来たようです。自分は丹精君のリクエストで、ドイツ人の友人を送る為の曲として、久し振りに“On The Way Home”を演奏させて頂きました♪…こちらも喜んで頂けたようで良かったです。また、パーカッションとタップだけの曲(こちらもオリジナル曲)も演奏しており、丹精君自身も徐々に確実にパワーアップしていると感じられた瞬間でもありました。…十分、表現のバリエーションを広げているではありませんか!
そして、飛び入りで演奏に参加してくれた方も何人かいらっしゃっていて、さながらステージはお祭り状態に(笑)!…いや、このお祭り状態が何とも楽しい雰囲気を醸し出していて、正にツアー・ファイナルに相応しい光景だったようにも思いました。ステージ上のメンバーも笑顔、お客さんも笑顔…、これこそが丹精君が作り出したかった空間なのかもしれません。そしてそれをツアー・ファイナルに実現出来た事が、大変意味のあるものだったと思うのです。
アンコールもあって大盛り上がりでライブは終了しました。丹精君もどこかホッとしたような表情が印象的でしたが、ツアーで培ったものが実った瞬間だったのでしょう…。自分も良い時間に立ち会えた事に感謝です!…最後には、お客さんも交えて記念写真を撮ったりと、皆、思い思いのライブの余韻を楽しんでいる様子もまた印象的な時間でしたが、こうした風景も、丹精君の人柄があっての事なのかもしれませんね。ひとまず西日本ツアー、どうもお疲れ様でした!
…帰り道は…明らかに大変そうでしたけどね(右上写真参照…笑)。どうぞゆっくりと休んで下さいませ!
☆『The 手前 Misolo 2014』のHP…http://www.diffusy.com/temaemisolo
☆三軒茶屋 Obsounds のHP…http://www.obsounds.com