関西出身のバンドであるカルメラの、自主企画である『JAZZ A GO GO』というイベントは、これまで関西でしか行われてこなかったものの、TRI4TH も出演する機会もあり、自分も第2弾に参加をさせて貰っています〔TRI4TH、関西ツアー(2013.1.11〜1.12)参照〕。そして東京に拠点を移したカルメラが第3弾を行い、そして東京の代官山 UNIT で開催すると聞いた時には本当に驚きました。回を重ねる毎に会場の規模が大きくなっていくのは勿論、カルメラにとっての新しい土地である東京で、しかも規模も前回の2倍近くにまで膨れていたからです。正に飛ぶ鳥を落とす勢いのカルメラだからこそ開催出来るイベントだと思ったものでした。
出演バンドはカルメラ、TRI4TH の他に、前回同様 bohemianvoodoo と JABBERLOOP。また以前のように一緒にステージに立てるのは嬉しい限りで、改めてカルメラの皆さんに感謝したい気持ちで一杯でした。前回の第2弾の時を振り返ると、リハーサルの時から楽屋にいる時までも、常に居心地の良い面白い時間が続いていたのが懐かしいですが、今回は前述の通り、自分はお昼にライブがあったので、実は結構ギリギリの時間で現地入りを果たしていました。具体的には、TRI4TH は今回2バンド目の出番で19:00〜の予定だったのですが、自分が会場に着いたのは18:20頃だったでしょうか…。実際、セッティングという時間を考えると、18:45頃からは既にステージ上に居なければならなかったので、だいぶタイトなスケジュールだったとは思いますが、TRI4TH のメンバー含め(たぶん…笑)、皆さん温かく迎えて頂けたのはありがたかったです。焦りには繋がりませんでした。
…つまり、タイミング的には1バンド目である bohemianvoodoo のライブを見ながらの会場入りだったわけですが(笑)、集中力を持って今回の打ち合わせをし、すぐにステージの上の人とさせました。そして、既に会場は多くのお客さんで賑わっており、ライブも物凄い盛り上がりを見せていたのでした。
今回、セットリストに組み込んだ曲は全部で6曲。約45分予定のステージとしては、少し曲数が少ないかなとも思われますが、TRI4TH は個々のソロもガッツリ聴かせたく、特に今回出演する4バンドの中ではそのソロの比重が大きいバンドでもあるので、敢えてその部分を大事にさせて、1曲1曲をたっぷり聴かせるようにしたのでした。そして沢山の声援と熱気がステージを包み、自分達も非常に楽しくライブ時間を過ごす事になるのです…。
1つ1つの音から生まれるリアクションも大きく、自分達がお客さんを煽っていきたいのに、声援を受けてこちらが煽られる事もあり(笑)、これこそ相乗効果が素晴らしく表れている状況だと思いました。自然に楽しい気分になれる事は、当たり前なのですがやはり大事であると思いますし、こうした会場作りが出来ているというのも、主催者であるカルメラあっての事なのかもしれません。何だか、こうしたリアクションを受ける度に、そんな事を思うようになってしまいました…。
今回、カルメラ以外の出演バンドのステージには、それぞれゲストとしてカルメラのメンバーが何人か加わって演奏するという試みが設けられていたのですが、我が TRI4TH に参加してくれたのは、まずトロンボーンの棚瀬祐也君(たなっち)でした!…曲は勿論、自分達のステージのラスト曲とさせて頂いた“Dance 'em All”です。イントロの部分でのサックスの藤田君とのバトルは非常に白熱した時間だったと思います。
そして、同じ曲の後半部分で、今度はキーボードのパクシン君が参加です!…そのまま、わりと珍しい光景だとは思いますが、鍵盤同士のソロバトルを行いました。なかなか鍵盤同士でソロを回す事は少ない(そもそも同時に2人出ている機会が殆ど無いのです)ので、相当新鮮且つ、最高に楽しかったです♪…気付いたらお互いのキーボードも弾いていましたが(笑)、こちらも皆で盛り上がれて良かったです。
そのままのテンションで、TRI4TH のステージは無事に終了出来ました!…もう、感想は本当にシンプルで、とにかく楽しかった…これに尽きます。お昼のライブから続け様に行ったライブだけに、疲れも結構あったと思うのですが、そんな気持ちも吹き飛ぶくらい、晴れやかな気持ちでステージを降りられました。メンバー皆も、恐らく同じ気持ちだったのではないでしょうか…。会場と1つになれた瞬間でした。本当にありがとうございました!
…この後は、JABBERLOOP、カルメラとライブが続いてきまして、こちらも非常に楽しく、そして刺激的に見させて頂きました。そして、そんな場に TRI4TH が居させて貰っている事に、改めて感謝しなければいけないと確信したものです。また呼んで貰えるように…、いや、こちらから皆さんを呼べるように、更なる向上を目指して今後も臨んでいきたいものです。
最後には、カルメラのステージで、出演者が揃ってステージ上に出揃い、皆でセッションをしていきました。『JAZZ A GO GO』の恒例の時間ですが、何故か自分は客席から見ているような状態に…(笑)。これはこれで、非常に贅沢なステージを見ているような感じではありました。本当に凄いイベントでした…。
盛り沢山でお届けした『JAZZ A GO GO Vol.3』も、これで無事に終了となりました。ライブの余韻を引き摺っていたい気持ちと、次に向けた向上心とが入り交じるような、何とも不思議な気持ちで時間を過ごしたのですが、とても刺激的な1日になった事は確かでした。そして、これからの自分達の活動に於いても、きっとフィードバック出来る部分も沢山あった事でしょう…。その意味でもとても貴重な体験であり、何度も言っているように、本当に感謝の1日でもあったのでした。素晴らしい時間をありがとうございました。そして、お疲れ様でした!
※やはり、この時も自分のカメラは無い状況だったのですが、有り難い事に、
こちらも素晴らしい写真を頂きました。どうもありがとうございました!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
☆カルメラのHP…http://www.calmera.jp
☆bohemianvoodoo のHP…http://bohemianvoodoo.jp
☆JABBERLOOPのHP…http://www.jabberloop.com
☆代官山 UNIT のHP…http://www.unit-tokyo.com
たなっちさん参加の熱くて厚い音の攻防も良かったですし、何といってもパクシンさんと
竹内さんの鍵盤バトルが衝撃的過ぎて…頭の中であのシーンが何度も再生される有様。
いつぞやのパクシンさんからの指折り宣告も思い出したりしてスリルも増すわ(笑)で二人ともカッコ良く、最高の想い出となりました。
コラボステージじゃなくても、4グループすべての熱気が感じられるような、貴重な空気の夜でした。
思っていて、皆で1つの曲を作っていくのだから、それは
“バトル”ではなくて、意味的には“協調”なのではないかと
言っている派?…だったのですが(笑)、この時のそれは
正に“バトル”でした。しかも良い意味で!…自分の中の
何かが殻から飛び出してきたような、そんな気分でした。
まだまだ音楽の世界は深いようですなあ…(笑)。