だいぶ昔からあるお店らしく、その雰囲気からも独特なものが感じられます。お店は2階建てになっていて、1階にも2階にもアップライトピアノが置いてあったのは興味深かったですが、ライブは2階のスペースで行われました。自分達は1バンド目の出番で、他の方々はギターの弾き語りだったので、どちらかというと自分達は異色の出演者だったかもしれません。…とは言え、自分達の音楽をお届けする状況には変わりなく、それこそいつものように演奏していきました。
今回の鹿嶋さんのステージは、ジャズ系の曲を多めに演奏していきました。曲そのものもそうですが、演奏へのアプローチと言いますか、その部分でもジャズらしい一面を見せつつ進めていった感じがあります。その為には、自分と鹿嶋さんとのお互いの呼吸を合わせる事が重要となりますが、今回のステージ配置的に、どうしても自分は鹿嶋さんに背を向けるような感じになってしまっていたので(右下写真参照)、その呼吸を感じるのは難しい状況ではありました。自分は何とか、ピアノに反射した鹿嶋さんの朧げな?姿を見つつ(笑)、後は集中力次第だと思ったものです…。
こうした状況は久し振りでもありましたが、その呼吸の合わせ方も面白く、とても遣り甲斐のあるライブになったと思いました。今回のセットリストは、その殆どが今まで鹿嶋さんと一緒に演奏してきた曲でしたが、いつもとは違った側面から攻める事もでき、より表現の幅を広げる事に繋がった事でしょう。この日はあくまでも、ジャズ・アプローチで攻めた鹿嶋さんとのライブであり、選曲によってはまた異なる雰囲気でのライブになったと思いますが、今日という時間を思い切り楽しめたので良かったです。どうもありがとうございました!
☆鹿嶋敏行さんのブログ…http://blogs.yahoo.co.jp/kajimarl_to_the_world
☆新宿 Karl Mohl のHP…http://karlmohl.net