Nautilus は、ドラムのトシさんをリーダーとし、ベースに梅沢茂樹さん、そしてキーボードに自分というトリオ編成のバンドです。自分としては珍しく、生ピアノではなく、エレピの音色を主体としたポジションでやらせて貰っています。このバンドでは既に目指すサウンドが定まっていて、ローズやウーリッツアーが不可欠且つ、アドリブ部分も多い事から、自分は快く引き受けさせて頂いたのでした。この日のライブではお店のキーボードを使いましたが、最近購入した新キーボード、SV-1〔新キーボード購入!〕も、今後きっと活躍してくれるでしょう。
…さて、この日のライブですが、トシさんもドラムを務めている Placonne というバンドとの2マンライブとなっていて、自分達は1バンド目の出番でした。実は本番が始まる前はバタバタだったと言って良く、演奏が19:00〜の予定だったのですが、自分が Plug に着いたのは18:30ぐらいで、リハーサルはおろか、サウンドチェックも出来るか出来ないか…という状態でもありました。それでも、何とか時間を作って貰ってサウンドチェック程度は少々でき、少し時間を押させて本番に迎える…という感じにせざるを得なかったのでした。
そして、このバンドの特徴として、基本的にはMCは入れず、曲も最初から最後まで全て繋いで演奏していくというスタンスでやっているので、事前に本番の流れのシミュレーションはしてきているのですが、やはりライブは生き物…と思わせる事が沢山起こります。つまり、どちらかと言うと、その時の対処力の方が求められるわけです。これは曲の理解もそうですが、メンバー同士の理解度も大事で、特に今回のように、あまりリハーサルが出来ない状況でのライブというのは、特に如実に表れる部分なのではないかとも思います。
ステージの1曲目も、特にタイトルが無い“Introduction”という曲で始まりました。際立ったメロディがあるわけではなく、単音のエレピの音をモチーフに、展開をとにかく付けていく…という感じです。この曲は1分〜2分程度の演奏で、そのまま本編のセットリストに突入していくわけですが、バンド名の元にもなっている、ボブ・ジェームスの“Nautilus”という曲は結構特徴的かもしれません…。トシさん曰く、この曲がバンドのサウンドの基本になっている…との事で、ミステリアスな部分と格好良さを兼ね備えさせるべく、更なる表現力に磨きをかけていきたいものですね!
このバンドでは、まだまだカバー曲が多いですが、今回はトシさんのオリジナル曲も3曲程やらせて頂きました。いずれも嫉妬したくなるぐらい格好良い曲なので(笑)、是非ライブに足を運んで、チェックして頂ければと思います。…とは言え、MCが無い=曲の説明も出来ない…という状況なので、お客さんからすると、どれがカバー曲で、どれがオリジナル曲なのか…という感じにはなってしまうと思いますが…(笑)。徐々に徐々に伝わっていく感じもまた面白いですけどね♪
こうして Nautilus は始動していきました。まだまだ課題もありますが、即興感とグルーブ感をベースに、攻めの姿勢で臨んでいきたいと思います。この後に見た Placonne のライブ(下写真参照)も格好良く、また違ったトシさんのドラミングを見れました。今日は「トシ祭りだ」と誰かが言っていましたが、正にその日だったかもしれません(笑)。
個人的に、昼に『わらべ JAZZ』的な感じで曲をやり、夜には結構アンダーグラウンドな曲をやったりしたので、昼と夜とで真逆の音楽を演奏したような感覚がありましたが(笑)、非常に頭を鍛えられた感じがしました。そしてこの Nautilus は、これから8月まで、毎月ライブの予定が立てられています。急に活動的になった感じがしますが、それもトシさんらしくて何だか面白いですね。次回は6月23日(月)で、何とお馴染みの外苑前 Z・imagine にて行います。時間的にもたっぷりと出来ると思いますので、どうぞ遊びにいらして下さい!
●6月23日(月)外苑前 Z・imagine
Open…19:00~、1st.…20:00~、2nd.…21:30~、
Charge…2000円(ドリンク別)
Member…(Ds)佐々木俊之、(B)梅沢茂樹、(Key)竹内大輔
Z・imagine ではどのようなサウンドになるのか…、乞う御期待!
☆佐々木俊之さんのブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net
☆渋谷 Plug のHP…http://www.shibuya-plug.tv