6月26日(1日目)
TRI4TH メンバーのツアー時の移動は、車が基本です。この日も、朝方にドラムのタカオさん自宅周辺に集合し、1台の車に全てを積み込んで出発となったのですが、数あるツアー先の中でも名古屋はまだ近い方だと言えるでしょう。いつもは朝の6:00とか7:00ぐらいに出発していたものですが、この日の集合時刻は9:30と、割りと体力面に優しい?時間となっていました(笑)。天気が悪かったのが難点でしたが、これは名古屋に着いて、より顕著な天候となって表れ、どうやらこの日は雨に悩まされる1日になっていたようでした。…とは言え、時間通り順調に着いたのは、歴代の TRI4TH のツアーからしても特筆するべき点だったかもしれません。
今回のお店は、名古屋の伏見にある Heart Land Studio というお店で、到着して早速店内に入ると、既にリハーサルの真っ最中という状態でした。自分達は本番では最初の出番となるので、リハーサル順序的に一番最後になります。勿論、この時のリハーサルも順調に進んだのですが、全てのバンドのリハーサルが終わったところで、3バンドのコラボのリハーサルに移っていきました。その写真が右下のものですが、この様子はもしかして、、、…という事で、いよいよ本番の時を迎えたのでした♪
TRI4TH はスペシャル・ゲストという触れ込み(笑)ではありますが、今回のライブの一番最初にステージを行い、言わば前座的な気持ちでやらせて頂いております…。やはり、曲も現在の TRI4TH を代表するような選曲で臨みたいものです。ステージ時間は40分ぐらいでしたので、凝縮させる必要がありますが、それが却って自分達らしさの魅力が分かりやすく伝わったようなステージになれたと思いました。
…それにしても、まだ早い時間なのに凄いお客さんの数です。名古屋は TRI4TH 単体としてもライブを行っているので、見た事のある方もチラホラいらっしゃいまして、何だか嬉しくなりました(笑)。演奏に集中しつつ、良いライブを目指していきましょう。
最近の新曲である“Hop!”、“Volare Via”は、やはりこの時点で皆さんに知って貰いたかった曲でもあったので、必須として(笑)、PV曲としてもお馴染みの“TRY AHEAD”も攻め攻めの内容でお送りしていきます。そして、最後には勿論“Dance 'em All”で、皆で盛り上がって終了させました。“Dance 'em All”は、いつもより長めにソロをとったり、トランペットとドラムで掛け合い等をして、盛り沢山でお送りしたのですが、楽しくあっという間に時間が経ってしまった感じがありました。これこそ、充実したステージの証でしょう…。精一杯、第一陣の出番の役目を果たせたと思いました!
そして、いよいよ本編に入るわけですが、まずはソノダバンドからの出番です。ソノダバンドは6人編成のインストバンドで、バイオリンやチェロをフロントに置いているのが特徴と言えますが、リーダーの園田君がキーボード担当なので、ステージ配置もなかなか特徴的と言えるかもしれません。そして、バイオリンやチェロ…と聞くと、物静かな感じかと思うかもしれないのですが、それよりも相当幅広く、キャッチー且つアゲアゲな曲も多く、むしろバイオリンとチェロの表現の幅を広げているバンドとも思えました。
1曲目から既にお客さんの心は掴んでおり、会場も既に大盛り上がり状態です。掛け声は上がりますし、手拍子は勿論、皆で身体を揺らして、一体感という言葉に包まれています。ステージの途中には JABBERLOOP から管楽器の2人が参加して一緒になって演奏し、更なる盛り上がりを見せていました。流石でした。
そして、いよいよ JABBERLOOP の登場です!…JABBERLOOP のライブを見るのは、約半年前の1月〔TRI4TH、関西ツアー(2013.1.11〜1.12)参照〕以来となりますが、更に突き抜けた感じになってきたと言いますか、先程までの会場の空気を更に一変させ、曲が始まった瞬間に既に JABBERLOOP の空気にさせていました。ここで、今回のライブは自分達にとっても良い刺激になり…という感想は在り来たりでしょう…。そんな事より、既に今この時間、このステージパフォーマンスで楽しんでいた自分がいたからです。…とにかくエンターテイメント性に溢れており、純粋に聴く方もステージに集中出来るというのは、豊かな経験と“音楽”への真剣な向き合い方があってこそだと思ったのでした。
ここで今度は逆に、ソノダバンドのメンバーが JABBERLOOP のステージに入り、一緒に演奏をしていきます。ここでまた盛り上がりますが、ソノダバンドのメンバーも楽しそうに弾いているのが何とも印象的で、ステージ上での喜びを分かち合えているというのは羨ましくもある時間でもありました。
…そして、その羨ましい想いは、すぐに実現してしまうのです(笑)。…というのは、今回の全曲目のアンコール曲として、恒例の“ソレソレ祭り”の、出演メンバー全員参加型が控えていたからです!…ソノダバンドは勿論、TRI4TH のメンバーも全員でステージに上がり、今回の出演ドラマー全員で太鼓叩き?の儀式がスタートです。
そう、冒頭にお伝えした、全員でのリハーサルとは、この為でもあったのでした。この時点で既に TRI4TH メンバーからは、「一緒にやってみたかった」の声が続出していたので、皆の想いは一緒だったのかもしれません(笑)。そして JABBERLOOP のキーボーディスト、メルテン氏に続けとばかりに、皆で声と振り付けを仰いでいきます!
お客さん達も巻き込んで、これぞ“ソレソレ祭り”(笑)!…素晴らしい絵が出来上がっていたと共に、曲中にはそれぞれのソロも盛り込んだりして、もう会場中で大騒ぎ状態となりました。ここまでの一体感は、なかなか経験出来るものでもありませんし、自分もその中の1人になれた事に誇りを持ちたいものです(笑)。
…こうして、大成功でライブは終了しました!…自分達の出番から、このライブ全体の最後までは、時間的には結構あったのですが、最後にはステージに参加出来た事ですし、あっという間の時間と、素晴らしき満足感がそこにはありました。良きバンドの絆が出来たと共に、名古屋という場所での経験に1つ重きを置けたと思います!
…話しが早くて恐縮ですが(笑)、この後は出演バンドメンバー全員で、名古屋名物の味仙、しかも本店へ出向きました!…円卓を囲んでの打ち上げ、そして、支店より味を辛めにしている台湾ラーメンで撃沈しているメンバーを見るのはなかなか面白かったですが(笑)、これもまた合同ライブの醍醐味でもあります。名古屋での経験を、更に豊かなものにする為にも、良い時間を過ごせたと思いました!
…さて、JABBERLLOP とソノダバンドは、まだツアーの真っ最中なので、明日以降もライブが控えているわけですが、TRI4TH のメンバーは今回だけなので、メンバーはこれから東京に向けて帰らなければなりません。しかし自分はというと、この後に自分の北九州ツアーが控えていて、次の日に名古屋から直接福岡に行く事にしていたので、ここでメンバーとはお別れとなりました。
気持ちを切り替えるのが大変ですが、『演奏ツアー』という括りでは同じです。今回の経験を生かして、次へのステップアップ、そして応用へと繋げる気持ちで、味仙を後にしたのでした。どうもお疲れ様でした!…この日は自分は栄にあるホテルへ泊まり、このまま、次のツアー日記〔竹内大輔、北九州ツアー(2013.6.27〜7.3)〕へと続きます!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
☆JABBERLOOPのHP…http://www.jabberloop.com
☆ソノダバンドのHP…http://sonodaband.jp
☆伏見(名古屋)Heart Land Studio のHP…http://www.heartlandstudio.co.jp