それは最初のオープニングというコーナーで明らかになりました。これは、今回の出演バンドのボーカリストである、黒崎ジュンコさん、Usshy さん、そして彬子さんの3人全員がステージに出てくる時間ではあるのですが、特に歌を歌うわけではなく、座りながら、ただただトークを続けるという、ある意味で前代未聞の時間が流れていたのでした(笑)。それぞれの前にはお水が置かれ(彬子さんだけ白ワインでしたが…笑)、長い時間になる事を伺わせたものでしたが、それよりもこの3人の個性力の強い事強い事…(笑)。最初は恐らくお互いに探り探りな部分がありつつも、それでもちゃんと3人の世界観にまとめる等、成程、何かしら皆で通じ合う部分があるのかもしれません。そのまま、黒崎さん、そして Usshy さんの出番へと続くも、どこかでそういった世界観を匂わせるようなステージになっていたのは、やはりこのイベントのタイトルである“春歌酒党話参会”の良き協力者である…という部分が大きかったのでもありましょう。
それぞれの出番ではコラボステージというのが行われました。黒崎さんのステージには Usshy さんが、Usshy さんのステージでは彬子さんが(右上写真参照)、そして、彬子さんのステージでは…という感じで、もう説明する必要は無いでしょう(笑)。お互いが、お互いのステージに立てる事を楽しみにしていて、そして精一杯のステージングを行う…。これぞコラボステージの魅力だという事を教えられた感じでもありました。
…そんな流れもあって、3番目と今回最後の出番だった自分達のステージも、非常に和やかなムードで始まったように思いました。初めは緩い感じから、徐々に勢いを付けていくような流れを盛り込み、3曲目には早速新曲、“恋の Satisfaction”をお送りします。途中にはクラップを入れたりして(左下写真参照)、お客さんにも手伝って頂いたりして、また一段階盛り上がった感じに進めていけたのではないかと思います。
そして、お待ちかねの黒崎さんを招き入れ、大人な感じで“N”をお送りしました。歌い手が変われば、また表現も変わると言いますか、恐らく楽器演奏側としても、触発された部分があったかもしれません。この時間もまた、今回だけにしか実現出来ないものになったと思いました。
ここまでずっと勢いを付けて演奏してきたので、久し振りのバラード曲として“Listen”を演奏しました。これもまた、良い変化の1曲になった事でしょう。そして最後の曲には、お客さんにも歌って貰う部分がある“Dance With Me”へ…。いつもに増して、感情豊かに演奏出来た1曲になったのではないでしょうか。
そして勿論アンコールへとなだれ込みます。ここで、黒崎さん、Usshy さん双方を呼び出し、何故か皆で乾杯をしてから(上写真参照…笑)、最後の最後の全員でのコラボ曲、泉谷しげる氏の“春夏秋冬”を皆で歌い、締めの時間とさせて頂きました。この曲は、シンプルな曲ではありますが、シンプルなだけに、それぞれの声が個性的に響く曲でもあったようにも思いました。そして改めて、“春歌酒党話参会”というタイトルも響いた時間になったのでした。
こうして今回のイベントは終了となりましたが、皆が作り出していたというのが、何より今回の成功を物語っている気がしました。雰囲気も楽しく、最初から最後までお酒が付き纏った1日だったというのも、ある意味でイベントのタイトルに沿った内容になっていたのだと言えるかもしれません(笑)。今後もタイトルを変えつつも、こんな雰囲気のあるイベントをやり続けていけたら楽しいでしょうね。そんな部分も期待しつつ、また次回に備えたいと思います。どうもありがとうございました!
☆彬子さんのブログ…http://ameblo.jp/akiranochikara/
☆Usshy さんのHP…http://www.hiro-fun.co.jp/usshy/
☆南青山 Mandala のHP…http://www.mandala.gr.jp/aoyama.html