それまでの音楽感を踏襲しつつも、どこかで聴き馴染みのあるような曲も入れながら、誰にでも聴きやすいライブを目指す…といった感じでしょうか。確かに、ディズニーやジブリの曲も入れたので、以前とは異なったコンセプトもあるのでしょうが、やはり基本的には、ミキヤのこれまで培ってきた音楽を外に披露する場…というのが大きな意味を持つライブでもありましょう。まだまだライブの本数は多いとは言えないミキヤですから、今は1回1回のライブが本当に大切な時期でもあるのです。…とは言え、そんな今日は早速ミキヤの遅刻から始まりまして(笑)、ジャンベを担いでお店に向かう彼を盗撮したものでした(左下写真参照)。まだまだ放ってはおけない彼なのです(笑)。
今回は、長めの1ステージのみの演奏となりましたが、自分達の前にオープニング・アクトとして、ミキヤがセッションの場で知り合ったという、パーカッションの木川保奈美さんが自身のトリオで出演してくれていました。メンバーは、自分や池田君より全然若い方達でしたが、武蔵野音大や、洗足学園の出身だそうで、共通の知り合いが既に何人か居て面白かったです。やはり音楽の世界は狭いのです。
この木川保奈美さんのトリオは、ラテン・サウンドのマナーを大切にしつつ、カバー曲は勿論の事、オリジナル曲にも挑戦しており、特にオリジナル曲は、キャッチーな一面を持ち合わせつつも、ラテンのテイストをふんだんに取り入れていたりして、間口を広げて演奏を展開している姿勢が印象的でした。そして、本当に楽しそうに楽器を弾いていました。音楽に対して、真正面から向き合っている証拠とも言え、とても楽しい雰囲気で自分達のステージに繋げてくれたのではないかと思います。
…という事で、自分達 Bryant Park の出番となりました。このネーミングになってからは初めてのライブという事になりますが、伊藤樹明トリオとしては何度か演奏をしているので、変に緊張をする部分は無かったと思います。むしろ、1曲目に“Spain”を持ってきたのが驚きでしたが、これも Bryant Park スタイル…なのでしょうか(笑)。確かに、盛り上がるには盛り上がった選曲ではありました。
今回の自分達の1つの目玉として、ミキヤの初のオリジナル曲をバンドで披露した事が挙げられるでしょう。何だかんだで3曲も用意され、そして無事に演奏する事が出来ました。…この、無事に…と言うのは決してオーバーな表現ではありません。ミキヤ自身、譜面が書けるわけでも読めるわけではないので、自分がミキヤの鼻歌の録音を聴いてハーモニーを付け、そして構成を手伝い、やっと譜面にして今日に至っている背景があって、ホントによく3曲も出来上がったものだ…と、自分自身が感心してしまう部分でもあるのでした(笑)。
今回のライブは、決して準備が完璧という状況ではなかったのですが、その中でよくやっていけたと思います。気になるのは、結局はオリジナル曲を押して、パーカッション・ソロもたっぷりと回しつつ、ライブならではの白熱感で盛り上がった部分があったわけですが、これが当初の Bryant Park のコンセプトに沿っているかどうか…という事でしょう(笑)。まあ、コンセプトは後から付いて来るものでもあるので、まだあまり気にしなくても良さそうですが、1つの分岐点として、考えなければいけない事柄かもしれません。わざわざバンド名を付けて、今後の展望を見越しているわけですから、また次回以降がどんな姿になっているのか、自分も楽しみに待つ事にしましょう。
色々な事が交錯したライブでしたが、まずは Bryant Park の初ライブ、お疲れ様でした。今後も温かく見守って頂ければ幸いです!
☆伊藤樹明のブログ…http://ameblo.jp/djembe-mikiya/
☆所沢 Mojo のHP…http://www.mojo-m.com/
何度も回を重ねるたびに、いろんな広がりが楽しみなトリオですね。良い時間をありがとうございました(^^♪
はい、きっとまたライブはありますよ♪
>おちゃさん
付き合いが長いだけに、ライブの中にも色々な要素が
絡み合っていきますよね。その中に更に池田君も加わり、
自分達だけにしか出来ないサウンドに繋がっていければと
思います。今後にもどうぞ御期待下さいませ!
>にーにさん
今回もどうもありがとうございました!…確かに、
こういった見せ方のトリオというのも珍しいかも
しれませんね。今後とも精進していかせて頂きます!