4月11日(1日目)
1日目となったこの日は、お馴染みの吉祥寺 Meg にて行われました。メンバーは、自分達のデュオに、沖縄在住且つオランダ出身のドラマー、セバスティアン・カプテインさんを迎えて、ベースレスのトリオ編成でお送りしました。勿論、自分とは初対面でしたが、西仲さんも実は数回ぐらいしか共演した事が無いとの事で、何だか面白い3人が集まってしまった感じになりましたが(笑)、また新しいサウンドが作っていけたと思います。
ベースレスのトリオ編成というのは西仲さんとは結構やっていて、言わば得意な編成とも言う事が出来ると思うのですが、やはりドラマーが変わればサウンドも変わります。いつも演奏している曲がこういう感じになるのだと、自分達も感心しながら?演奏していたような気がします。ジャズ・スタンダード曲もやりましたが、やはり面白かったのは、西仲さんのオリジナル曲や、よく取り上げる沖縄民謡の曲でしょう。セバスティアンさんも、オランダ人とは言え沖縄在住の身なので、やはり沖縄民謡に触れる事も多い事と思います。そして、それは演奏の理解にもよく表れていたような気がしました…。力強さと繊細さを同時に操るような、そんなドラミングに、表現力の幅の広さと音楽への限りない探究心を感じたものでした。
ちなみに、この日は自分のピアノトリオのCD『ReInterpret the Passage』も早速販売させて頂きました(発売日が4月10日でした)。言わばCDのバースデー・ライブとも言える1日だったのではないでしょうか(笑)。こちらも、多くの方に届いていければと思います。
それにしても、楽しいライブになりました。このライブ後には、メンバーで軽い打ち上げに行くのですが、行った先というのが、セバスティアンさんの希望で、何と沖縄居酒屋。この時が、東京にライブに来て少し経った頃だったそうで、どうやら泡盛の味が恋しくなってしまったのだとか…。もう完璧に沖縄色に染まっていますね(笑)。どうもありがとうございました!
4月12日(2日目)
2日目となった4月12日…。この日が所謂?西仲さんの誕生日当日という事になりますが、三軒茶屋 Obsounds にて大々的に行われました。この日はドラマーに国場幸孝君を迎え、1日目と同じくベースレスのトリオ編成となりましたが、やはり2日目のこの日も、ドラマーが変わればサウンドも変わる…という印象の強い1日となったのでした。
また、国場君は、西仲さんの 2nd.CD『あかばなーのうた』のレコーディング・メンバーでもあります。その収録曲の演奏は、やはり当時のサウンドが蘇って来ると言いますか、西仲さんの音楽を大切に演奏している意欲が伝わってきたものでした。更に沖縄出身の身でありますから、そうなると、“てぃんさぐぬ花”と“谷茶前”の演奏はもう特筆ものと言っても良いでしょう(笑)。沖縄独特のグルーブとジャズのエッセンスが混じり合い、自分達にしか出来ない、オリジナル性の強いライブになったと思いました。
そして西仲さんのバースデー・ライブという事で、お店全体が祝福モードになっていたのも、良き雰囲気に華やかさがプラスされた形になりました。西仲さんも生き生きと演奏していた感じもあり、全体的にパワー溢れる演奏になっていた気がします。新たな歳になった日として、更なる気合いが入っていたのかもしれませんね。こちらも楽しい1日だったと思います。
そして、この日も自分のCDを販売させて頂きました(笑)。こちらも沢山の方々に購入して頂いて、本当に感謝でした。これにて、西仲さんの2013年2度目の東京ツアーが終了しましたが、まだまだこの年はライブを御一緒する事になっています。また次の演奏を楽しみに、新たな1年として過ごしていければと思いました。…このブログを書いている時点でお祝いの言葉を言うのは変なのですが、誕生日おめでとうございました(笑)!
☆西仲美咲さんのHP…http://misakinishinaka.com
☆吉祥寺 Meg のHP…http://www.meg-jazz.com
☆三軒茶屋 Obsounds のHP…http://www.obsounds.com