お店も前回と同じく、渋谷の Last Waltz にて行われましたが、この日は何故かエアコンが故障中との事で、客席の寒さが拭えず、お客さんには大変な思いをさせてしまいました(ステージ上も寒かったので、自分達もですが…笑)。しかし、この日限定で“手作りおでん”が売り出され、ある意味で冬の風物詩を感じさせる場内にもなっていた事を付け加えておきます(笑)。
トップバッターは水井君。ピアノ弾き語り…というスタイルですが、そう言ってしまうのはおこがましい程の個性の持ち主で、相変わらず安定した狂いっぷりでした(笑)。また、ピアノの他にもピアニカを多用し、バラエティ豊かな表現方法を見せてくれます。 ボーカル…と言うよりもボイスに近い部分もあるでしょうか。いつの間にかステージを釘付けにしてしまうインパクトをもって、このイベントが開催された感じがありました。
そして2番バッターは斎藤さん。本番前から、寒い寒い…と言っていましたが(笑)、その寒さを感じさせない程の、非常に温かみのあるライブでした。伸びのある声と、綺麗に響くピアノの音が合わさり、会場全体を包み込むような世界観で客席を魅了していきます。両手に奇才…と言うのは斉藤さん目線のタイトルで、正に水井君と鹿嶋さんの事なわけですが(笑)、奇才と名付ける故、逆に斉藤さんのキャッチーなオリジナル曲が引き立ち、個性に反映されている印象がありましたね。
そして自分達です。両手に奇才の片手側ですが(笑)、今回更に、頭上に私竹内が乗っかっている…という要素も付け加えて(斉藤さん談)臨んでいきました。勿論、自分達自身、奇才感は全く意識していなわけで(恐らく…笑)、いつも通りにやるまでなのですが、ひとまずの1曲目が“哀れなジャンの歌”という事で、やはり奇才的な選曲だったかもしれません…。
また、この時期ならではの“My Funny Valentine”を演奏したのですが、更に“My Romance”を演奏したりと、これは作曲家のリチャード・ロジャースと、作詞家のロレンツ・ハートのコンビの代表曲でもあります。鹿嶋さんは、こうした隠れた要素を、さり気なくライブに取り込むのが上手く、今回もサラリと自分流に取り入れていきました。そして、いつもの“ヨイトマケの唄”も取り入れる…。自然な流れで表現出来たライブになったと思いました。
そうして、前回も行われたコラボステージへと突入していきます。前回も4曲をお送りしましたが、今回は通常の1ステージに匹敵する程のボリュームをもって臨まれ、全6曲が披露されました。メンバーそれぞれが楽器を変え、立ち位置を変え、1つのコラボステージでも様々な表現を見出だしていきます。また、今回は自分も1曲だけ参加し、全4人で斎藤さんのオリジナル曲である、“会いたいなぁ”を演奏しました。リハーサルは、本番直前の1回だけでしたが、全員が全員、良い波に乗ってコラボ出来た曲になったのではないでしょうか。今回、自分が参加出来たのは1曲だけでしたが、今度は数曲合わせてみたいものです♪
全員がお互いを尊敬し、そして1つのステージを作っていく…。これには多大な力が生まれ、そして時に、奇跡的な融合が起きたりします。ライブの後は皆でハイテンションになっていて、これは必ず第3弾も実現する事でしょうね♪…こちらはまた決まり次第、お知らせてさせて頂きます!…とても良い時間を過ごせたライブになりました。どうもありがとうございました!
☆鹿嶋敏行さんのブログ…http://blogs.yahoo.co.jp/kajimarl_to_the_world
☆斎藤さっこさんのHP…http://www.saitou-sacco.net
☆水井涼ノ佑君のHP…http://tosp.co.jp/i.asp?i=mizuiizumi
☆渋谷 Last Waltz のHP…http://lastwaltz.info