Fab Bond は、ベースに川内啓史君、ドラムに小笠原拓海君、ギターに伊藤ハルトシ君の3人によるもので、このメンバーとは昨年の8月に行われたセッションライブ〔宮里陽太×小笠原拓海セッション参照〕で御一緒したのが記憶に新しいと思いますが、今回のライブは、それを更に深い部分に掘り下げさせたものと言っても良いでしょう。ライブの名義そのものがユニットの名前となっている所に、一歩進んだ参加を感じさせてくれました。
今回のライブ会場は、六本木にある BeeHive というお店にてで、ロビーのような所でラーメンが楽しめるという、なかなか珍しい環境のお店でもありました。しかも、これがなかなか本格的なラーメンでして、雑誌等にも幾度となく紹介される程だとか…。勿論、ライブ前にはメンバー全員が頂いたのは言うまでもありません。鶏白湯…最高でした(笑)。
さて、ライブの話しに移りましょう…。以前の8月に行われたライブと同じく、選曲はそれぞれのメンバーが2曲以上ずつ持ち寄るという形をとっており、しかも今回は、その内1曲は個々のオリジナル曲を持ってくる…、という縛り?まで付け加えられました。形式的にはセッションライブではありますが、それぞれのオリジナル曲を取り上げるという事は、メンバー陣が今まで以上に、お互いの曲について追求する努力を必要とされるわけで、その部分が言わば、一歩深い所に進めたライブ…なわけです。お互いが無関心だったら、こうはなりません…。そんなライブに参加出来たというのは、本当に有り難い事なのでした。
自分が提供した2曲というと、1曲がオリジナル曲の“New Life Standard”で、もう1曲が、竹内トリオでも度々取り上げている、リアレンジ・バージョンの“Spain”でした。どちらも、個人的なライブでは何度か演奏する機会がある曲目ではありますが、これらの曲を今回のメンバーで演奏したらどうなるか…という思いがまず大事なわけで、恐らく他のメンバー達も同じ気持ちでしょう。今回、事前リハーサルを1日設けまして、その時にも色々なアイデアが飛び交ったものでした。例えば、伊藤君はチェロも弾くのですが、“Spain”では自ら、チェロで参加してみたいと言ってくれたり、宮里君と小笠原君は、わざわざ今回の為に2人共作の新曲を作ってきてくれたりと、ライブにかける意気込みの大きさが、このリハからも想像出来たものだったのでした。
…当然ライブは盛り上がり、全2ステージたっぷりと、お客さん方は堪能出来たのではないでしょうか。事前に決められた曲ではありますが、ステージに上がればやはり「ライブ」で、演奏中のその時ならではの瞬間も沢山ありました。良かったのは、そういった部分もレベルが高く、しかも皆で楽しめていた事だと思います。様々なアーティストのサポートという役割でステージ経験を積み、そして自分達の音楽にフィードバックさせるというのは、何度も大きなステージに立ったからこその説得力があります。それもまた自分達の“オリジナル性”であり、そんな部分に皆で共感出来たのが、今回のライブの楽しさの原点にあったのではないかと思いました。自分も本当に楽しかったです。どうもありがとうございました!…また御一緒出来る事を楽しみにしております♪
☆川内啓史君のHP…http://music.geocities.jp/k2_bassman/k_top.html
☆小笠原拓海君のブログ…http://ameblo.jp/takumiogasawara/
☆伊藤ハルトシ君のブログ…http://ameblo.jp/harry-guitar-cello/
☆宮里陽太君のHP…http://www.yotamiyazato.com
☆六本木 BeeHive のHP…http://live-beehive.com