会場は、新宿(住所的には大久保)にある Tokyo Style という所で、言わば貸しホールみないな雰囲気のお店だったのですが、このお店の洗練されたスタイル(東京スタイル?)と、そして店内の広い事広い事…。広過ぎて、楽屋1つをとっても、ここでライブが出来るんじゃないか…という広さではありましたが(笑)、とにかく気合いの入ったライブ会場選定だと思わせるのは当然でした。
また、今回のツアーは基本、Daddy さん1人で回っているのですが、この関東滞在中に行われるライブは、ギター・コーラスのちきぴーさんも参加していて、しかもこの日のライブに限り、ベース、ドラムを加えたバンド形式で行う事としており、今までとは違う『Daddy 津田バンド』の言わば東京初ライブとして、大々的に君臨させたものとなったのでした…。ステージの後ろのスクリーンには、Daddy さん本人の姿が映し出されており、確かに背筋がピンと張るような状況でもあったように思います。
そして、この日は対バンの方々の出演も楽しめました。ビールが大好き!…というネーミングが潔い(笑)THE ビールズと、そのお二方も参加するハワイアンオールスターズというもので、一気にステージが華やかになった瞬間でもありました。お客さんも心から楽しんでいるようで、会場の雰囲気も温かくなっていたように思います。
また、別枠にスペシャル・ゲストとして、すわ親治さんも駆け付けて下さいまして、久し振りに生でそのステージを楽しむ事が出来ました。…相変わらず、思わず引き込まれてしまうその話術と、どことなく温かみと皮肉さのある話しに、良い機会に居させて貰っているなあと思ってしまいました。すわさんのステージには、Daddy 津田バンドのバック・メンバーも、2曲程参加させて頂きました。
…さて、そんなこんなで自分達の出番となりました。バンド編成とは言えど、Daddy さんと、ちきぴーさん以外は初共演の方々でしたが、それぞれ共通認識として「愛すべき Daddy さんの曲を演奏出来る」というものがあります。特に初めてだからと言って、心配になる必要は無かったのでした。
勿論、今回の為にアレンジを変えた箇所も幾つか用意され、それを理解するにも少々時間は掛かったのですが、Daddy さんの曲のまた異なる一面を見せられる事にもなり、新たな展開を期待出来る因子の1つと言えるものにもなったと思います。また、曲順にしても、何回もライブを手伝った自分から見ても、今回の曲順はイレギュラーな感じであり、やはり新しい展開、そして明らかに変化させた自分達…というのを見せる部分は意識していたのではないでしょうか。新鮮な気持ちで演奏出来たと思います。
この日のステージは、アンコールも含めて約50分と、そんなに長いものではありませんでしたが、全9曲、やり切りました。そして、久し振りに“恋するロケンローラー”を演奏出来たのも楽しかったです。ただ、こんな充実したライブを披露出来た割りには、お客さんがそんなに多くなかったのが残念なところではありましたが、きっと、今回のライブは次に繋げられる布石になる事でしょう…。まずはバンド編成での初東京ライブが実現した事にエールを送りつつ、そんなライブに自分も参加出来た事に感謝をさせて頂きます。どうもありがとうございました!…次にまた東京で演奏出来る日を楽しみにしています♪
☆Daddy 津田さんのHP…http://www.geocities.jp/studio0378/
☆新宿 Tokyo Style のHP…http://tokyo-style.jp