この日は本番前から、会場は既に“打ち上げ”状態でした(笑)。Under Deer 名物?のお酒、イエーガーマイスターが出演者に振る舞われ、まずは一気に景気付けです♪…そして、久し振りのオープニング・アキコ(彬子さん自身がオープニング・アクトを務めるというもの…ステージの半分以上はトーク…笑)の登場となり、ギターの寺岡とのデュオ編成で、イベントの幕を開ける事になりました。
最近は個性的な対バン相手を呼び、3マンライブを行う事が多かった彬子さんでしたが、この日も例に漏れず、1バンド目に The Atla's(上写真参照)、そして2バンド目に、ボーカルの松本ラフさんのバンド(下写真参照)と、それぞれ、特にボーカリスト自身が強烈な個性を放ったステージを見せてくれました。
この時点で、自分達もお酒を嗜んでしまっているので(笑)、そのステージングも冷静に見ている…というよりは、何となく楽しくなって聴いてしまっている…という感じでしたが、その雰囲気がまたこのお店によく合っていて、自然な時間が心地良いひと時でもありました。これは、自分達も良いライブが出来そうではないですか…。そんな時に彬子さんを見ると、既に片手にはグラスワインが控えており、準備万端を思わせるに充分な時間を過ごしているのは、見るまでもないという状態でした。
まず1曲目にお送りしたのは、彬子ナンバーではお馴染みの“スパンコール”でした。そう言えば前回に行ったイベント〔Kick The Summer !! 参照〕の最後(アンコールの前)に、その日の出演ボーカリスト全員で歌ったのもこの曲でしたね。前回のイベントを引き継いで始まった感もあったのではないでしょうか。
そして“Error”へと続き、ここからは新曲コーナーに参ります。今回は約3ヶ月振りのイベントという事もあって、彬子さん自身も気合いが入っていたのか、新曲は2曲用意されていました。“アイワナリムーブ”と“Why?がまま”という2曲で、彬子さん曰く、爽やか系と卑猥系…らしいのですが(笑)、確かに全く異なった曲調で演奏され、ライブ中のちょっとした刺激に一役買えたように思いました。
…さて、ここでステージにゲスト・ボーカリストを加えます。言うまでもなく、今回出演して頂いたボーカリストの方達で、まずは The Atla's の笹木博行さんを加えて“Game”、そして松本ラフさんを加えて“ジレンマ”をそれぞれ演奏していきました。先程のステージも個性的ながら、こちらも正に個性的な時間となりまして、彬子さんの曲がまた異なった雰囲気に生まれ変わった瞬間でもありました。曲中には、彬子さんとゲストの方々との掛け合いも盛り込まれたりして、ライブらしく、また、それぞれの人間性も窺えた(笑)時間でもありました。こうした魅力を引き出すのは、彬子さんの得意とする所なのかもしれません…。
ゲスト・コーナーを終え、今度は打って変わって、彬子さんと自分のピアノのデュオで、これまたバンド・ライブでは初披露の“キス一つで”を演奏します。所謂バラードで、ピアノも弾く所は弾いて、弾かない所は極力音数を少なくしたりと、敢えて緩急をハッキリ付けるように演奏させて頂きました。そしてその曲が終わると、ステージ最後の曲、“Dance With Me”です。こちらは勿論バンド全体で演奏しますが、更にお客さんにも声を煽ったりして、ある意味で会場全体で歌っていった感じでした。デュオ編成からの流れだけに、壮大感に拍車が掛かった雰囲気になりましたが、ライブの最後らしく、盛り上がって終了出来たと思いました。
そしてアンコールを頂きました。アンコールでは勿論、またまた出演ボーカリスト達に登場して頂きましょう。今度は笹木さんも松本さんも同時にステージに上がり、彬子さんと一緒に3人で歌っていきます。曲は斉藤和義の“歩いて帰ろう”で、和やか且つハッピーな感じでステージを締め括る事が出来ました。皆様どうもありがとうございました!
終止、彬子さんのペースで進んでいたイベントになりましたが(笑)、それがオリジナリティでもあり、魅力でもありましょう。今年は色々と合同企画のイベントをやってきましたが、まだまだその実行への想いは消えていなく、今後の展開にも期待して良さそうです。お店が変わるとイベントの雰囲気も変わります。特に今回は、お馴染みの Under Deer で行えたのも、楽しさに深みが増したイベントになっていたのではないかと思いました。
…今度はどのようなイベントを考えているのでしょう。自分達も、楽しみに迎えていきたいと思います。またどうぞよろしくお願いします!
☆彬子さんのHP…http://www.akiranochikara.com/
☆渋谷 Under Deer のHP…http://www.under-dl.jp/