会場も、TRI4TH にとっては、昨年の9月に行ったワンマンライブ(確か、この日も 2nd.CDの Release Party でしたね…)〔TRI4TH ワンマンライブ@Motion Blue Yokohama!〕以来の Motion Blue という事で、いつもとは違った緊張感と気合いの入った中、大々的に行う事が出来ました。また、この時点では今月の初めに行われた西日本ツアーも終えており、それらの一区切りの集大成とも言えるライブを見せられる事にもなったと思います。
…なので、ステージの構成等も、基本的には西日本ツアーのステージを踏襲させ、そこから、より完成度の高いものへと成長を遂げさせたライブになれました。CDの曲順を思い起こさせるように、“Session A”から始まり、“Volare Via”へ…。このまま曲順通り“Harvest”へ…と行きたいところですが、Motion Blue のステージで特徴的なグランドピアノを生かし、いわゆるジャズらしい“Night Hawks”へと続けていったのでした。このように、それまでのステージを踏襲させるものの、場所によって選曲を変えるというのは、もう当然のように行えていたのです。
そして、PVの曲である“Everybody Knows That”、その次に“No Window, No Aisle”と続きます。これらの曲も、Motion Blue というステージで演奏すると、また異なった雰囲気が出てくるので不思議なものです。その勢いのまま“TRY AHEAD”を演奏し、1ステージ目は終了となりました。振り返ってみると、あっという間だった1ステージ目だったかもしれません。
2ステージ目は、楽器編成的にも変化のあるステージでした。その1曲目には、「ジャズに強く陶酔した…」的な意味を持たせた造語の“Jazzholic”という曲をお送りしましたが、まずベースの関谷君が1人でステージに立ち、ソロベースを唸らせます。その後、ドラムのタカオさんが加わり、軽快なジャズ・ワルツを叩き出します。そして自分も加わってピアノでハーモニーを鳴らしつつ、サックスの藤田君が、その上で自由なソロを吹き出しました。そうしてトランペットの織田君が加わり、曲のメロディへと突入させたのです。
…これは正に、昨年の Motion Blue の2ステージ目の1曲目と同じ手法で、徐々に演奏者が加わっていき、1つのサウンドを即興的に作り出すというものでした。曲の大方の流れは決まっているものの、先が読めない作り方でもあるので、スリリングな展開が面白く、確かにジャズらしい時間であったとも思いました。そして、ここで“Harvest”へと繋げさせました。
ここからは少人数編成の時間です(笑)。まずは、西日本ツアーで初めて披露させた、ピアノトリオ編成の“Home”、そしてソプラノサックスとピアノのデュオ編成の“Flash by Flashback”を続けてお送りしました。グランドピアノの存在感あるサウンドがよく会場に映え、自分としても楽器と真摯に向き合えた時間でもありました。
…さて、もうライブも終盤戦です。ここからは熱いナンバーを揃え、一気に会場を奮い立たせていきました!…まずは、高速のスイングと変拍子のリフが交錯する“Last Dancer”、ベースのビートを全面に押し出した“Ramble Fish”、そしてお客さんも立たせて一緒に軽快に踊るべく、“Hop”という流れです。緊張感のある前者の2曲は、それこそ「陶酔」と言っても良いものでしたが(笑)、“Hop”は分かりやすく、安心して誰もが楽しめるような曲です。会場と自分達とが一体になって、皆で楽しい時間が作れた時間でもありました。
勿論、アンコールも起こりまして、ラストはやはり“Dance 'em All”。この曲の最初の見所は、藤田君によるサックス・ソロによるイントロでもありますが、藤田君の放った「この曲では写真をバンバン撮って、そして沢山発信して下さい!」の言葉で、会場も火が点いたような感じにもなり、一気にボルテージが上がっていきました…。途中には撮影タイムのような時間も一瞬ありましたが(笑)、演奏は勿論続けているので、何だか混沌とした時間でもありました。最後にはトランペットとドラムのバトル(左下写真参照)もあり、見応え満点の1曲でした。こうして、合計2時間以上に亘る Release Party は、無事幕を閉じる事が出来たのでした。
今回も多くの方にお越し頂けました。改めて、TRI4TH が多くの方によって支えられている事を感じた1日でもあり、まずはツアー・ファイナルまで駆け抜けていかなければならない責任感にも気付かされました。この、「駆け抜ける」…が大事なのだとも思います。自分達は、立ち止まってはいけないのです。まだまだツアーは続きますが、より多くのものを吸収し、更に堂々と見せられるようなライブ作りを目指していきたいと思った次第でした。今回もどうもありがとうございました!
…と言って、この日は終わりそうでしたが、実はまだまだ続きがありました(笑)。この後、TRI4TH 一同は渋谷に移動。渋谷 Under Bar にて深夜に行われるイベント『Tada Night』に出演すべく、次の会場へと気持ちを切り替えていたのです。
この Tada Night は、渋谷 Under Deer(渋谷 Under Bar と、系列店の関係にもあります)の多田さんという方が行っているイベントであり、今年でなんと10周年を迎えるのだとか。その一発目のイベントという事で自分達も依頼され、演奏する事になったのでした。渋谷 Under Bar 周辺は、深夜という事もあり静ですが、お店に足を踏み込んでみると、そこは熱気と音の渦…という感じで、DJの方も音を鳴らしまくっており、深夜の独特な世界観が既に出来上がっていたものでした。
自分達の出番は深夜の2:30〜というものでしたが(笑)、1つ前には The Novelestilo というバンドが出演しており、TRI4TH ホーンズの織田君と藤田君は、そちらのバンドにもゲスト参加をし(ほぼ全曲…笑)、深夜の気だるさを吹き飛ばすべく、ガンガンに楽器を鳴らしまくってくれていました。
そしてDJの時間を挟み、TRI4TH の出番となりました。深夜2:30だというのに結構多くの方に集まって頂き、凄いなと思いましたが(笑)、誠意を持って、30分1ステージを全力でやらせて頂きました。改めて曲順を振り返りますと、“Session A”、“Volare Via”は当然の如く、そのまま“Harvest”、“Hop”と続き、最後には“Dance 'em All”と、本当に落ち着く暇も無いくらいの純度で(笑)で演奏していきました。自分達も燃え尽きましたが、一番燃えていたのは、客席の最前列ではしゃいでいた多田さんだったかもしれません…(笑)。本当にどうもありがとうございました。そして、おめでとうございました!
こうして、この日(日を跨いでいますが…笑)の全ての演奏が終了しました。時刻は既に深夜3:00を回っており、個々で帰る者もあれば、始発電車まで待つ者、漫画喫茶に寄る者等(笑)、後は思い思いのライブ後を振り返っていったのではないでしょうか…。自分としても余韻に浸りたいところでしたが、次の日も朝が早く、その後も暫くバタバタしていたので、今ここでブログを書いて、ようやく振り返れた感じでもありました。
今のところ、自分自身にお疲れ様…という感じと、ようやく一段落した…という気持ち、そしてまだまだ気合い入れて続けていくぞ!…という想いが丁度3分割されている感じでしょうか。とにかく、今回の 3rd.CDにおける物語は、その量が甚大過ぎるのです(笑)。そして、それはツアー・ファイナルまで成長をしていく事でしょう。その1つ1つと向き合い、心から楽しめる事が重要でしょうね。どうぞ引き続き、よろしくお願いします!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
☆Motion Blue Yokohama のHP…http://www.motionblue.co.jp/top.html
☆渋谷 Under Bar のHP…http://www.underbar.jp
ほんとうに、魅了された、の一言です。
2ステージ目の入り方、かっこ良くっても一度聴きたいくらい。
もちろん、熱いノリのいいナンバーも良いのですが、私は「少人数
編成の時間」も大好きです!初めてライブで聴けた“Home”しか
も織田さんの涙なしでは聴けない(?)レコーディング秘話があっ
たとは。
そしてそして“Flash by Flashback”こんなにきれいな音で、
生で間近に聴ける幸せをたくさん感じさせていただきました。
「自分達は、立ち止まってはいけないのです。」とありますが、
ほんとにそうですよね。立ち止まる時間もないハードさもあること
と思いますが、どんどん進化した姿をまた見せてくださいね~。
西日本ツアー直後というのも大きかったかもしれません。
このライブを1つの区切りとし、更なる飛躍を目指して
頑張ります。どうぞよろしくお願いします!