ライブ前の打ち上げ(左上写真参照)はさておき(笑)、Terra(右上写真参照)は適度な大きさのお店で、この Jam という雰囲気を感じ取るには打って付けの場所だと思いました。ステージは客席のすぐ近くに位置し、ミュージシャン同士のやり取りも肌で感じられるくらい、お互いに一体感が生まれてしまいそうな空気があります。緊張感の中にも、良いバランスでリラックス出来る感じ…とでも申しましょうか…、良いライブになりそうな感触が既にありました。
曲は、前述通り殆どが宮城さんのオリジナル曲で、ファンクや、ラテン・テイストの溢れる元気な曲が多く、若さとパワー漲る曲調が特徴でもありました。そしてただ元気なだけではなく、たまに見せるドラマティックなメロディやギターの音色等、見所は随所に散りばめられているのでした。楽曲のクオリティはかなり高く、それはこの YBJ が15回も続いている(勿論、まだまだ続いていきます)事でも納得でしょう。曲がしっかりしていれば、それを演奏したくなる人がいて、それを聴きたくなる人も自然に出てくる…。そんな事を思わいながら演奏していました。
ライブの内容にしても、やればやる程楽しくなってくるという感じで、Jam という言葉通り、それはステージ上で繰り広げられる音と音との会話の連続です。バトル…という表現でも良いですが、実質的には激しい会話…という感じでしょうか(笑)。特に決め事は無くても、それぞれの音を聞いて、それを瞬時に判断して自分の音に繋げる…。正にこの時だけのライブが生まれていました。演奏していても本当に楽しかったです。ライブは2ステージ行われ、中には宮城さんの完全なソロ(歌あり)を入れたり、自分のオリジナル曲である“New Life Standard”を盛り込む等、楽曲面でも変化を取り入れたステージでもありました。
個人的に、ギターリストをフロントに置いてライブをやる…というは機会が少なく、久し振りの状況に、どんなライブになるやら…と思っていましたが(笑)、これはピアノとギターとが、バンド内では似たような役割を持った楽器だからです。どちらも1つの楽器で伴奏もメロディもとれてしまいますが、2人同時にこのような事を行ったら、それこそケンカです(笑)。
…なので、どちらかが引いた感じで演奏する事が鉄則で、故に自分ではあまりギターリストをフロントに置いたバンド(つまり、ピアノが“引き”に徹しなければならない…笑)をやってこなかったのですが、今回は何だか気持ち良く演奏出来ました。…かと言って、特に引きに徹した演奏というわけでもなかったので、やはり適度なバランス感覚があったのでしょう。その意味では新たな可能性を感じられた1日でもありました。どうも皆様お疲れ様でした。そして、ありがとうございました!
☆宮城由泳さんのHP…http://bumpingjam.jimdo.com
☆西荻窪 Terra のHP…http://www.wood-corp.com/terra/